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October 30, 2006

●10月30日(月) / サクラの枝・園内通信

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         <一枚ずつ葉を落としてゆくサクラ>
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           <とりどりの色の落ち葉あつめ>

紅葉は、木が冬へ向かう準備をはじめたということ。冬越しをし春に新芽を出せるための栄養を蓄える体制にはいったのでしょう。葉に水分や養分がいかなくなると、葉の中の葉緑素がこわれて黄色の色素だけが残り黄葉となります。さらに黄葉の葉に光が当たると、赤い色素がつくられて紅葉します。サクラは、赤かったり黄色かったり色とりどりで美しいですね。葉を落とす前に美しく紅葉してくれるなんて、私たち人間を喜ばせてくれる為かしらと嬉しくなります。園内のサクラの向かいにある柿の葉の紅葉は、さらに一段と色鮮やかですけれど。

そんな紅葉の落ち葉を横目に、子どもたちはカシの実やクヌギの実を集め、中にゾウムシの幼虫が入っているか入っていないかを探すのに懸命な今日この頃。実に小さな穴が開いていたら、それはコナラシギゾウムシやハイイロチョッキリが中にたまごを産みこんだしるし。幼虫は中の実をしっかり食べつくして外に出て、土の中でサナギになります。実を割って中から幼虫が出てきたら、特に女の子は「かわいい~」と言って順番に手の平でモクモク動くのを観察しています。そして、再び実の中に収めてあげて落ち葉の中や土の中にそっと入れてあげています。
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本日は、園内通信「お知らせ62」「お知らせ63」をお持ち帰りいただきました。
内容は、

「お知らせ62」
◇ カプラ教室についての詳細
   ・11月7日(火)よりスタートします。
「お知らせ63」
◇ 園児募集ポスター掲示のお礼その他
◇ ふれあいサタデー予定変更の件について
◇ 新入園児さん(2名)のご紹介


October 25, 2006

●10月25日(水) / 朝の樹幹,ねずみさんのお当番さん・園内通信

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         <木の幹から沸き立つ白い水蒸気>

昨日の朝は、前日の雨があがり、朝陽がまぶしいくらいの朝でした。登園した子どもたちを迎えていたところ、ふと見ると、雲梯の横に生えているサクラの幹から、まるでお風呂上がりに湯気が立つように白い水蒸気がモクモクと沸いているのが見えました(画像では不鮮明です)。東からの太陽の熱で苔をともなった幹が温まったのでしょう。あんなにも湯気が沸き立つところを見たのは初めてです。子どもたちも不思議なものを見るように、暫く見つめていました。

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<ちゅーちゅーねずみのお当番さん>

コンコンとドアをノックして、「おねがいします!」とお部屋からのおつかいに来てくれたのは、小さい組のお当番さん二人。何て可愛いこと!頭にはネズミさんの被りもの、後ろには可愛いしっぽがついていました。この日、年少組さん3クラスは、絵本『14ひきのあきまつり』(いわむらかずお著)の絵本にちなみ、みんなが可愛いネズミさんに扮して、裏山につづくお庭を舞台にたくさんの秋を楽しんだようでした。きっと絵本にでてくる秋の味覚や生き物もたくさん登場したことでしょう。
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本日は、園内通信「お知らせ61」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 年長クラス 就学児検診について(各小学校検診日ほか)
◇ 復園園児さんご紹介


October 23, 2006

●10月23日(月) / 切り株へプレゼント・園内通信

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     <アジサイのドライフラワーがふんわりふわり>

お山のてっぺんの園庭から、園のメイン階段を下りてきたオレンジ色の木馬の近くに、昔から1つの切り株があります。この切り株が結構子どもたちの遊び場として活躍しているのです。
ある時は、棒きれを2本手に持って、年長の男の子が、横に楚々と立っている女の子にバーベキュー料理をつくってあげていました。確か中にはお肉やお野菜が入っていました。その楽しそうな様子を見てか、「入・れ・て」と後ろからやって来た男の子に、「あっ、ちょっと待ってや。いま、○○ちゃん(女の子のなまえ)に料理つくってあげてるし。あとでな」と答える微笑ましいシーンがありました。
またある朝のこと。「何つくってるの?」と私がたずねると、そこにいた子は「キュウリのお漬け物を漬けてるの、こうしておナスも入れましょ!」と、切り株の中に溜まっている土に野菜(に見立てた石や葉っぱ)をギュウギュウ埋め込んでいたりもします。
そして先週末、ふと目をやると、なんと素敵で可愛らしいのでしょう!6月に咲いたアジサイが乾燥して、きみどり,紫系のソフトな色になったものがふんわりと盛ってありました。これはきっと女の子のプレゼントでしょう。思わずカメラをとりに戻ったのでした。
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本日は、園内通信「お知らせ60」をお持ち帰りいただきました。

内容は、
◇ 年長クラスの卒園写真撮影日程について
◇ 進学小学校調べ(進学報告書つき)

October 20, 2006

●10月20日(金) / 子どもとホトトギスとルリタテハ

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   <ホトトギス>  ユリ科  学名 Tricyrtis hirta

これも、秋が来ると毎年咲いてくれる花。名前の由来は、この花がホトトギス(鳥)の胸の斑紋と似ていることから名づけられ、色も他に黄色,白などがあり日本の季節の風情が感じられるお茶花でもある。

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「せんせーい、毛虫毛虫すごいのがいるよー」と知らせてくれたのは年中児の男の子。葉っぱの下にポトンと落ちていたそう。「まあー、すごい形してるねー」といいながら、早速いつものように子どもたちと図鑑のページをめくり確かめる。実は、この瞬間の子どもたちの目は一途で真剣そのものなので(よく見ていないが恐らくそう感じられる)、まったが許されない気さえする。小学館の昆虫図鑑に載っている幼虫の種類には限界があるため、図鑑の中に探し当てられなかった時にはとても残念な思いが残っていた。きっと子どもたちもそうだろう。確実に、園内の植物に産みつけた蝶や蛾などの幼虫のお名前が調べられるように『日本産幼虫図鑑』(学研)なるものを探し抜いて調達した。これは重いが素晴らしいと言わざるを得ない図鑑だ。子どもたちの目はとても鋭く、ページをめくる度に「ちがう、ちがう」と厳しいくらいの声が応える。

ついに、「これやー!」「そや、これや」と一斉に声がした。アップで見ると、虫が嫌いな人は恐らく飛び上がるかと思われるくらいドラマチックな姿のこの幼虫は、『タテハチョウ科 ルリタテハ』の幼虫と判った。タテハ蝶類の成虫はオレンジ色の美しい色のものが多いが、ルリタテハの成虫のハネは黒っぽく、しかし端っこにルリ色のあしらいがあり案外美しい蝶である。食物は、・・・ホトトギス・・・ヤマユリなどと出ている。なるほど、成虫がすぐ横のホトトギスの葉裏にいつか産み付けたのだろう。それが判ったところ、男の子たちは近くにあったサクラの葉の上にそっと載せてあげ、もといただろうホトトギスの葉に戻してあげたところで、ほっと一息ついたようでした。
園内は秋、カシやクヌギの実やカクト(殻斗)を採って懸命に集めている。「それ、ほしいの」という年少の女の子のつぶらな瞳と言葉に、うーんと考えた末、「はい」と渡してあげる男の子の優しいシーンも見られこちらも嬉しくなる瞬間がある。

October 16, 2006

●10月16日(月) / 子どもの手 “ミズヒキ”・園内通信

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 <ミズヒキ> タデ科  別名 ミズヒキソウ,ミズヒキグサ 
                学名 Polygonum filiforme

子どもの可愛い手が見つけた赤いミズヒキソウ。10月初め頃から、いつの間にか静かに咲いている秋の野草。紅白の水引が名前の由来なので、なるほど花びらに見えるがく片は、上から見ると赤く下から見ると白い。
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本日は、園内通信「お知らせ58」をお持ち帰りいただきました。

内容は、
◇ 過日の秋のおいも掘り遠足について
◇ クラス担任との個人面談について
◇ 年長クラス歯科検診延期について
◇ 絵画教室の担当講師交代について
◇ 第5回ふれあいサタデーお申し込みについて

October 13, 2006

●10月13日(金) / おいも掘り遠足、楽しかったね!

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昨日は無事、秋のおいも掘り遠足が終了しました。京都バス臨時便3台で静原の徳岡農園さんへ向けて出発!前日の雨の状況から足元が心配でしたが、水はけがよいためか全くその心配もなく、現地ではお天気も曇り空から青空に変わりました。
「先生みてみてー」 「ほら、こんなに大きなおいも」 「根っこがいっぱいついてるよー」
一人ひとつずつスコップを持って、園庭のお砂遊びとはまた違った土の感触を堪能した一日でした。お昼にはニコニコ笑顔でお弁当を頬ばり、ごちそうさまの後は、横に流れていた小さな溝でカニを見つけたり、畑の中を駆け回って楽しいひと時を過ごしました。
おいもの種類は、今年は“べにあずま”で、土から掘りあげたときの土付きのピンク色が鮮やかでした。
今日は早速、子どもたちのお弁当に、美味しそうなおいもご飯やおいもの天ぷらなどが入っていたようです。また保育では、昨日の様子を絵に描きました。来週は、お山の落ち葉で焼き芋をします。焚き火のかおりとともに、子どもたちの笑顔が目に浮かんでくるようです。

October 11, 2006

●10月11日(水) / キンモクセイ・園内通信

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 <金木犀> キンモクセイ科 中国原産

10月に入った頃より、ふと香りで気づかされるのがキンモクセイの開花です。毎年秋が来たことをさりげなく教えてくれる嬉しい木です。キンモクセイのお茶(桂花茶)やスープ,桂花陳酒などでもお馴染みですね。
また、キンモクセイより少し遅れて開花するのに、同じくモクセイ科中国原産のギンモクセイ(銀木犀)があります。私の幼い頃、庭にギンモクセイの木がありキンモクセイと同じ形の白い花をたくさんつけていました。キンモクセイより一段上品な白いその花の香りが私はとても好きでした。
この時季園内では、小さな手の平を広げて、オレンジ色のキンモクセイの花びらを1つずつ大事そうに集めている愛らしい女の子の姿が見られます。
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本日は、園内通信「お知らせ57」をお出ししました。

内容は、
◇ 第57回運動会についてのお礼
  ・ビデオ編集について
  ・運動会会場のお忘れ物について
◇ お知らせ56(第5回ふれあいサタデー)の補足(持ち物について)
◇ 明日のおいも掘り遠足について

October 9, 2006

●10月9日(祝 体育の日) / 第57回運動会が終わりました!

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   <今日一日を祝福するかのような、お山の上からの夕陽>
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 年長児 “行進ゆうぎ 旗体操”    年少児 お遊戯“おひさまサンバ”
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年中児 お遊戯“アンダー・ザ・シー”  年長児 お遊戯“BON VOYAGE!”
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本日は、皆さまのお陰をもちまして爽やかな秋空のもと、無事第57回運動会を終了することができました。早朝よりお手伝い下さいました計30名ものお父さま方や、親子競技にご参加下さいましたすべてのお母さま方、また祖父母と孫の競技にご参加下さいました80組もの参加ペア、本園卒園児の小学生たち、そして園児の活躍を目を細めてご覧下さっていましたご来賓の方々、一日ビデオ撮影を担当して下さいました大学院生、幼稚園関係者全ての方々にお礼を申し上げます。

9月に入り、運動会に向けて各種目の練習を続けてまいりましたが、一人一人が真剣に取り組んできたからこそ得られる今日の運動会での経験は、また一歩子どもたちにとって大切な成長の糧になることと思います。幼稚園最後の運動会となった年長児さん全員が、100メートルある小学校運動場のトラックを最後まで見事に走り抜けたリレーは、どの子もが本当に見事な走りっぷりで胸がいっぱいになりました。保育の日々で、クラス一体となり真剣に取り組んできたリレー練習の結果、負けるくやしさで涙すること、また勝った喜びをクラスのお友だちと分かち合う経験も重ねました。今日は、そんな練習の時と変わらない子どもたちの爽やかな頑張りを、大勢の保護者の皆さまにご覧いただくことが出来た素晴らしい一日でした。子どもたちが、今後さらに逞しく成長してくれますことを心から願っています。

October 5, 2006

●10月5日(木) / 子どもの手 “クヌギ”・園内通信

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    「お山のクヌギがだいぶおおきくなってきたよ!」
 
クヌギ (ブナ科)  果実は球形で大きく、葉は細長くぎざぎざ】
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            「いっぱいとれた」

園庭から“ひみつの森”へ行く入口あたりに、クヌギやドングリの実がたくさん落ちてきました。お庭遊びで集めた手の平いっぱいの木の実を見せてくれます。
クヌギの実に小さな穴が開いていたことから、クヌギを石で割ってみて、中に“ゾウムシの幼虫”がいるかどうかを確かめてみるのも最近の遊びの一つです。ゾウムシの成虫は実の若いうちに中に卵を産みつけます。中で孵った幼虫は木の実を食べながら大きくなり、実が地面に落ちると固い殻をかじって外へ出てきてすぐ土にもぐり、サナギになる準備をするのです。
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本日は、園内通信「お知らせ55」をお持ち帰りいただきました。

内容は、
◇ 「秋のおいも掘り遠足」の実施要領
◇ お友だちの住所変更のお知らせ

October 3, 2006

●10月3日(火) / 子どもの手 “笹舟”・園内通信

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          <ぼくの笹舟は、こんなの!>

1日の運動会が、あいにくの急な天気の崩れにより続行できなくなりました。大変残念でしたし、早朝から皆さまにご準備いただき、また新潟や岐阜といった遠方から新幹線でお出でいただいた方もいらっしゃいましたので、がっくり意気消沈の一日でした。来週こそは何とか・・と天に願うのみです。
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今日は爽やかな天候の中、みんないつもと変わらず元気に走りまわっていました。子どもたちと草むらを手で触っていくと必ずショウリョウバッタがいるし、キチョウが飛ぶ,カマキリがいた,虫の声が大きく聞こえてくる暑いくらいの一日でした。
最近、大きめの笹で笹舟をつくっておいて、園庭の散水栓から流れた水が下へ勢いよく流れてきたところを見計らって、「それっ、今だ!」と流れにのせて笹舟を流します。スイスイと流れに乗って月ぐみの第3園舎まで気持ちよく流れていくこともあります。子どもたちは手がとても器用、上手く笹舟をつくる子が増えてきました。運動会に思いを馳せつつ、今週は季節の変わり目を健康に過ごせますよう願っています。朝晩冷えてきましたので、足元から温かくなさって下さい。

(サーバー調整の為に、暫くブログも書き込み不可能な状態でした。機械には限界があるといつも感じますが、それに比べて人間の体はすごいです。自分次第で機械のように規則正しく動くこともできるし、時折体が壊れかけたかな?と思って意気消沈しても、暫くすると必ずや再生する生命力を持っているからです。)
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昨日,本日と、園内通信「お知らせ53」「お知らせ54」をお持ち帰りいただきました。

内容は、
「お知らせ53」
◇ 運動会延期について
◇ 役員・誘導係のお申し込み・競技参加について
◇ 園児さん一家の帰国復園のお知らせ
◇ 実習生のご紹介

「お知らせ54」
◇ 月ぐみ踏水会参加費用について(月ぐみ対象)