●2月23日(金) / メタセコイアの松ぼっくり・年中クラス舞台稽古・園内通信
<メタセコイアの松ぼっくり> ↑ 大きさ 直径2~2.5㎝くらい
スギ科メタセコイア属
学名 Metasequoia glyptostroboides
和名 アケボノスギ
これは、ここのお山の一番大きな木「メタセコイア」の松ぼっくり。春には花が芽吹き、秋には緑色の松ぼっくりがだんだん大きく膨らみ、2個セットでよく落ちてきます。10月,11月、やがて茶色に熟すと果鱗が割れてすきまからタネがこぼれ落ち、その頃、葉は褐色がかったオレンジ色に染まります。
この木をあちこちで見かける度に、大きな樹形の美しさは勿論、恐竜時代からの歴史を思わせるロマンチックな木だなあと思います。この種の原生種の「セコイア」は、今から1億9500万年前の中生代ジュラ紀~新生代第三紀に繁栄し北半球の各地で湿地林をつくって北極圏まで勢力を広げていたようです。現代では、化石だけしか残らない絶滅種と考えられていたところ、1940年代に日本の学者(三木茂博士)が原生種にほぼ近いメタセコイア(メタ=ギリシャ語/あとの,少し変わった)を日本で発見,学名登録し、また、その数年後には絶滅したと考えられていた原生種セコイアが中国で発見されました。化石に見られる特徴そのものが確認されたことから、この木は『生きた化石』と呼ばれるようになりました。
中国から日本へは100本の苗木が送られ、挿し木で増やした苗が日本各地の学校や公園に植林されたということです。因みに、このお山の種類は、葉の形(対生)と紅葉することから、日本自生の「メタセコイア」の種類のようです。
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今日は、年中両クラスが、発表会に向けて取り組んできたリズム演奏を、第3園舎の舞台を使い試みた日でした。始まりのお歌では、一つずつの言葉を大切にしながら、最後まで戸惑うことなく大きな声で歌いました。リズム演奏は、お休みのお子さんの分もフォローしながら、それぞれの受け持ち部分を大切に奏で、クラス一つになって力を発揮できたと思います。
このリズムバンドの練習を開始する前に、両クラスを訪問したのは1月末のことでした。子どもたちが馴染みのある曲でタンバリンを使ってリズム打ちを行い、そして一人一人の受け持ち楽器が決まりました。この2月の取り組みの期間は、いろいろな楽器の音の合間に大きな大太鼓の音が、“ボ~ン、ボ~ン”とお山を響き渡っていました。
分からないところがあれば何度も繰り返し練習したり、自信がない時には先生やお友だちに励まされて頑張り、不安が笑顔にかわったこともあったでしょう。今日の子どもたちのピンと伸びた姿勢からは、この1ヶ月間にそんな幾つもを乗り越えてきた自信と成長が感じられ心から嬉しく思いました。
いよいよ来週は、ビデオ撮影日に続き、大好きなお母さんに見ていただける発表会がやってきます。十分に体に気をつけて、全員が舞台で集えることを祈っています。
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本日は、園内通信「お知らせ84」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 3学期生活発表会日時のご案内
でした。