●11月28日(水) / モミジ紅葉・不思議なツバキの実・園内通信
◆紅葉の向こうに、黒谷さん,平安神宮鳥居,岡崎公園を臨む◆
<イロハモミジ> カエデ科 学名 Acer palmatum 英名 Japanese maple
別名 イロハカエデ,タカオモミジ
11月末。園内は、最高のモミジ紅葉が見られます。これは、「イロハモミジ」でカエデ科の落葉高木。カエデ科の種類は北半球に150種ほどあるそうですが、日本の代表種は何と言ってもこのイロハモミジ。
京都の高雄の名に因み、別名「タカオモミジ」、また、“イロハニホヘト”と数えることから「イロハカエデ」とも呼ばれます。カエデと言うのは、葉の形がカエルの手に似ているからついた呼び名とのこと。
10月に入り、翼果(種)がプロペラのように、クルクルまわりながら落ちてきました。11月中旬には、種が例年にないほど園内にたくさん落ちていて、登園した子どもたちが手の平いっぱいに集める姿がつい先日まで見られました。
紅葉黄葉は、木々が冬休みの準備をしている証です。これ以上葉から木の水分や養分が逃げないように、木の枝と葉の柄の間に仕切りをつくり栄養を蓄えます。そして、気温が下がり葉緑素が分解されて少なくなると、残った葉の細胞の色素の種類によって、赤色(アントシアニン)や黄色(カロチノイド)の色素が紅葉や黄葉に変化します。美しく紅葉するためには、澄んだ空気のもと、葉に十分日光があたり、昼間あたたかく夜は急に冷え込むとともに、湿気もほどほどにあって葉が乾燥しないことが条件です。
園の紅葉は、今年もとても綺麗です。
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【ツバキの実って、いくつに割れているの? 子どもがくれたツバキの実】
3つに割れるツバキの実 右のは4つ 裏返したところ
冬1月~4月頃まで咲き、冬景色を明るくしてくれるツバキの花。花後、春から実が徐々に大きくなり、初夏にはピンポン球くらいの大きな黄緑色の実が成ります。この実が熟して、秋には実が3つに割れて中からツバキの種が出てきます。種からは椿油がとれます。
写真左のツバキの実は年中児のSちゃんが大事に折り紙に包んでくれたもの、右の実は小学生のMちゃんが見つけたものです。どちらも可愛いツバキの実。私は4つに割れた実は初めてみました。なぜでしょうね?
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本日は、園内通信「お知らせ69」(年長児用)をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 園長先生との家庭教育相談について(面談申込書つき)