●1月11日(金) / ピンクザクロの果実・園内通信
<石榴(ざくろ)> ザクロ科 学名 Punica granatum L.
英名 pomegranate 原産地 ペルシャ(現イラン)
もともとザクロは、昼夜の温度差がある砂漠地帯の国イランで育ちました。砂漠の強い太陽を浴びて、長く乾燥した秋を越し、厳しい冬の寒さで害虫がつくこともないために、完全に無農薬の甘味あふれる食用ザクロができるので、イランでは「生命の果実」として食用や生薬に大事に利用されています。
やがて地中海沿岸へ、そしてヨーロッパにも広がり、日本にはシルクロードを通って平安時代に入ってきました。日本のザクロは食用よりも観賞用として植えられることが多く、6月頃から夏の間に咲く赤い花がとても目をひきます。9月~10月にはザクロ独特の小さな果実が成り、冬1月頃には実がざっくりと割れて中の赤い種がのぞくほどになります。
ザクロで思い出すのは、小さい頃からずっと一緒だった幼なじみの友だちの家の庭で、夢中になって遊んでいたときに見える夕陽に照らされたザクロの木でした。夏には赤オレンジ色の花が、冬の最中にはかじかむ手を擦りながら、ボール遊びで空を見上げたときに、赤く実ったザクロの果実がよく目に入ったものです。
このザクロを見つめつつ、そんな遠い昔に思いを馳せていると、その時、友だちと話していた内容までが色鮮やかに思い出されて来るのです。
真っ暗になるまで遊んでいた頃が、本当に懐かしいです。
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3学期が始まり、早1週間が過ぎました。各クラスでは、冬休みの楽しかった思い出を絵を描いたり、昔あそびの独楽回し、福笑い、けん玉などに挑戦しています。外遊びでは、思い思いの遊びに思いっきり取り組む子どもたちの声が響いています。
今日、年中児の一人が、「せんせい、とんだよ!とんだよ!」と大喜びの声をあげて呼びにきました。手には手作りの凧を持っていて大変得意気です。どこまでもついてきてくれる自分だけのお手製凧を、頭の上から引っ張りながら園庭まで勢いよく走っていきました。
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本日は、園内通信「お知らせ76」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 第7回ふれあいサタデーのご案内
-親子で昔あそびを楽しもう!-
(竹馬,けん玉,独楽,お手玉,竹ぽっくり,羽子板,おはじきetc.)
奮ってご参加下さい。