●7月16日(木) / オニユリ~ユリの思い出ほか
<オニユリ> ユリ科 原産地 北海道~九州
学名 Lilium lancifolium Thunb.
ムカゴをつけた茎 うつむき加減に咲いた花
本日は終了式。汗をにじませて元気に当園した子どもたちは、いつもは何もない草間に突然ニョキッと現れて咲く大きな花を見つけ、「せんせい、あれはなんのはな?」とたずねます。「オニユリよ」と伝えると、言いにくそうに呼んでみていました。夏らしい個性的な花です。
下から見上げている子どもたちにすると、黒い斑点のついた橙色の花びらは反り返っているし、何だか不思議な感じのする変な花だな~と思ったことでしょう。
私のユリの花の思い出をふり返ると、夏場、幼稚園で大きな花瓶にいつも飾られていた白いユリのこと、そして幼なじみのお友だちの家のリビングに掛かっていた白いユリの花の絵(お母さんのお名前が百合子さんでしたので)のことがとても懐かしく思い出されます。
ユリと言えば白い花、と思いこんでいたので、小さい頃に山で初めてオニユリに出会ったときには大変驚きました。
また、幼なじみとは、「知っている花の名前をお互いに言い合いっこする遊び」をよくしましたが、ユリは、夏のダリアやグラジオラスとともに、すぐに口にはせずに最後まで大切にとっておく憧れの花でもありました。
大きくなってから、お節料理の白い百合根がオニユリの球根であることを知り、意外に思えました。小学生の頃に流通しはじめた「カサブランカ」も、当時は香りが素晴らしいのでブームになったユリ科の花でした。
こうして、ユリのことを思い返していると、暑い最中ですが、涼しいお部屋の中ではユリの花を飾ってみたくなりました。子どもの思い出のためにも、是非、たくさんのお花を見たり、育てたり、また絵に描いたりするなど親子でいろいろ楽しんで下さい。
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園内で、セミの声を木々の中にたどってみると、アブラゼミやニイニイゼミが木にしがみついて勢いよく鳴いているのに出会います。夏の外遊びでは、普段あまり見かけないくらいの大型のアブラゼミの抜け殻を見つけたり、ニイニイゼミの抜け殻(乾いた泥がついているのが特徴)を子どもたちが手にする風景もありました。
ピカピカのタマムシがハネを広げて飛んでいたり、ヘビがカエデの木をするすると上っていたり、また、尻尾の大きなリスが素早く木々を飛び交う姿も目にしました。
本日で、1学期は一旦終了ですが、明後日18日からは、夏期保育ならではのアクティブな体育あそびやシャボン玉あそびが待っています。20日海の日には、ご家族お揃いで夜の納涼保育にお出で下さいますのをお待ちしています。
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【お知らせ】
本日午前10時、食中毒注意報第1号が府南部に出されました。本日10時より96時間(4日間)は食品の取り扱い及び衛生管理に十分ご注意下さい。
(注意事項)
・調理した食品は、できるだけ早く食べる。
・食品は、室温で放置しない。
・冷蔵庫は過信せず、庫内温度に注意し早めに食べる。
・まな板、包丁、ふきんを消毒する。
・ねずみ、はえ、ごきぶりを駆除する。