●1月25日(月) / こどもの見る夢・テーブルアート“テネラ”・園内通信
子どもたちが、朝に昨晩見た夢の話をしてくれることがあります。楽しい夢もあれば、精神的な葛藤や日常の心配事がおばけの姿になって出てきたり、追いかけられる夢を見たりすることがあるようです。
私も小さな頃には、気持ちよく空を飛ぶ夢もあれば川岸からとうとう落っこちてしまう夢など、色んな夢を見ました。大変なおてんばだったせいか、何度か見た川岸すれすれから手をバタつかせながら落ちる夢にはオーケストラ仕様のドラマチックな音までもがBGMに鳴る始末でしたので、目を覚ましてはお布団にもぐったことを懐かしく思い出します。
先日の朝、あるお母さまが「子どもが幼稚園の園長室の下の桜の木が火事で燃える夢を見て、涙を流しながら目を覚ましたものですから」と登園に付き添われた折にお話されることがありました。
このお山の中に何本の桜の木があったか数えたことはありませんが、確かにその木は中でも最も老齢の桜であることや、木が弱ってきたために幹にサルノコシカケも生えてきたこともあり、あと何年桜が咲いてくれるかと思っていることなどをお話していました。
しかし一方、子どもの立場を察すると、心の不安がちょうど寝ている間に聞こえてきた消防車のサイレンの音と重なって燃える夢となったのかも知れませんし、子どもの心が知らせる何らかのサインかも知れないと少し気をつけて見守ることも必要でしょう。このケースの夢の結末は、女の子のお父さまが駆けつけて助けてくれたそうですので、さすがに心強いご家庭でのお父さんの存在が思い浮かんできます。
子どもの様子をお聞かせいただくことで、さり気なく様子を見守りながらクラスでも安心できる声かけをしたり、不安を安心に変えられるように気分転換をはかったりしています。
現在、子どもたちの健康面では、喉の痛み、咳、鼻水、鼻づまりなど粘膜の炎症からくる症状と、ウィルスの活躍からくる嘔吐などが少しですが出てきましたので、普段から体調を整えておくとともに、発症のきっかけとなる睡眠不足、食べ過ぎ、冷え、強いストレスなどの無理がかからないような配慮が必要でしょう。
健康状態とともに子どもを包むご家庭と園とが相互にお子さんを見守りながら、もう暫くの冷たい季節をできるだけ元気に過ごしていきたいと思います。
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【テネラTenera】シリーズ
ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen) “テネラ(Tenera)” バードホイッスル
デザイン Inge-Lise Koefoed(イング・リサ・コエフォード)
冬は、他の季節以上に鳥たちが食欲旺盛なことに気づきます。朝の静かな時間に石段を歩くと、気配に驚いたカラスやキジバトが一気に空に飛び上がります。今朝ふと見ると、園長室前にたわわになっていたナンテンの実も、もうすっかり食べ尽くされていました。部屋の窓から外を眺めたとき、ナンテンの枝にしがみついて実をつつく様子も見られます。自然界に残されたものをしっかり食べて、冬を乗り越えるために一生懸命生きています。
これは、同じくテネラシリーズ デンマーク人の女性作家による鳥笛です。10㎝ほどの可愛らしいサイズで、ブルーの色合いの違いを楽しみながらオブジェとして飾っています。
鳥笛になっていますが、手前は「ホッホー」と低音でハトのような声、向こう側は僅かに高めの音がします。
そう言えば、以前の保育で“鳥笛”を空き缶とストローでつくった年がありました。空き缶とストローでどんな音が出るの?と思われるでしょうが、結構よい音が出ます。ストローをセロテープでとめるだけ。
紙を貼って鳥の絵を描いて、お家でもお子さんと一緒に楽しみながら作れるでしょう。
どんな音がでるか?は作ってからのお楽しみ!
この黄色の鳥笛は、フクロウのような低い音がします。私は春に聞こえてくるフクロウの鳴き声が好きなので気に入っています。上の陶器製の鳥笛とも少し似た音がします。
春になったら、親子で鳥笛をふきながら森の中を歩いてみるなんていうのはいかがでしょうか。いろんな鳥と交信できるかも知れません。春は鳥たちがとてもよくさえずります。
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本日は、園内通信「お知らせ71」をお出ししました。
内容は、
◇ 保護者会のまとめ