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September 29, 2010

●9月29日(水) / 鈴薔薇の実・園内通信

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    <スズバラ>  バラ科   原産地 ヨーロッパ中部~南部
               学名 Rosa glauca

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                   鈴なりの実

2㎝ほどのローズヒップが鈴なりになっています。
「鈴バラ」と札をつけられ店先に置かれていたのを神戸で見つけ持ち帰ったのです。枝には細かなトゲがいっぱいについています。

鈴バラという名前はこの度初めて知ったのですが、6月頃にピンク系の花をたくさん咲かせるようです。
恐らく鈴なりに咲いているのでしょうか。
少しずつ秋の季節が深まる中、辺りは虫の音が響きます。明るい実が秋の風情によく映えるようです。
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本日は、園内通信「お知らせ47」ほか1枚をお出ししました。
内容は、
◇ 運動会のご案内
◇ 「役員」・「誘導係」のご協力,各種競技出場の確認について

September 24, 2010

●9月24日(金) / 西洋朝顔“ヘブンリーブルー”・金曜日未就園児さん園庭開放・園内通信

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   <セイヨウアサガオ>  ヒルガオ科  原産地 熱帯アメリカ 
    “ヘブンリーブルー”   学名 Ipomoea tricolor 'Heavenly Blue'

前回ご紹介した月Aぐみのアサガオはアジア原産の「ニホンアサガオ桔梗咲き」ですが、月Bぐみのこの種は明治時代に日本に入ってきた「セイヨウアサガオのヘブンリーブルー」。最近人気の種類です。
西洋アサガオの中でも、このように青色の花のものを「ソライロアサガオ」と呼びますが、これはその代表選手でもあります。

みなさんご存じのように、日本アサガオの特徴は葉を触るとふんわり毛が生えてフワフワとした触感ですが、これは表面がつるつるしていて、葉の形もアサガオ独特の形とは異なりハート型をしています。
花の中心をみると、ぽっと黄色味がかっていて美しい青空から光が射しているようにも見えます。

年長月Bぐみさん達が1学期からみんなでお世話をして育ててきたアサガオ。お昼を過ぎてもあまりしぼまずに元気に咲き、陽が沈んだ夜になっても、まだたくさん咲いているのです。
運動会へ向けての日々の練習を見守るように、10月に入ってもきれいな花を咲かせてくれそうな気配です。
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【園庭開放】
今日は、未就園児さんにお庭で遊んでいただける「金曜日園庭開放日(10時半~)」でしたが、先週に引き続き大勢がご参加下さりにぎやかなお庭となりました。
現在のところ、在園児は10月3日の運動会練習が中心の活動となりますが、本日は園庭で年少児の運動会お遊戯をご見学いただきながら、続いて「ジャングルジム」「ブランコ」「グローブジャングル」「お砂場」「すべり台」などで年少児、先生とともに元気にお過ごしいただきました。
太郎先生も私もたっぷり1時間、未就園児さん含む子どもたちとともに過ごせたとても楽しいひと時でした。

*来週10月1日(金)は、平成23年度入園願書受付当日となりますので園庭開放はお休みです。
 次回は、10月8日(金)10時半~です。ご来園の際は園までお電話お待ちしています。
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本日は、園内通信「お知らせ46」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 運動会「役員」「誘導係」「各種競技」について
◇ 総合練習について
◇ お誕生会日程変更について
◇ 1学期活動写真について
◇ 月末お帳面のお預かりについて

September 21, 2010

●9月21日(火) / 桔梗咲き朝顔・外あそび・園内通信

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   <アサガオ>(桔梗咲き)  ヒルガオ科  原産地 熱帯アジア
                     学名 Ipomoea nil

年長月ぐみ園舎前で、今なお元気に花を咲かせているアサガオ。
二種類のアサガオのうち月Aぐみの子どもたちが1学期からお世話をしていて、初めて開花したのは夏遅めのお盆の頃でした。
2学期が始まったと同時に、みんなに会えるのを待っていたかのように次々と満開の花を咲かせていました。

これは花びらの形から、秋の桔梗を思わせるような変わり咲きの品種。この桔梗色のほかに紅色、白色の花も咲きました。見ると、すでに花後の種ができています。
緑色の種が大きくなり十分乾燥して褐色になれば、中には真っ黒のアサガオの種ができています。保存しておいて来年の5~6月にはまた植えることができます。
さあ、全部で何粒ほど種が収穫できるでしょうね。楽しみです。
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【外あそび】
午前中、園長室にやってきたニコニコ顔の年長の女の子に誘われて、鉄棒を一緒しました。
勿論、私はサポート役で鉄棒はしませんが、幼稚園児の頃は、鉄棒,雲梯大得意でした(今だから言える!)。
いま、女の子たちは少しずつ上達しています。お家の近くの公園でも練習していると話してくれます。

今日は「足かけまわり」でしたが、右足の膝を鉄棒にかけて両手で鉄棒を持ち、鉄棒上でそのまま背中をピンとのばします。なかなか美しいフォームです。そのフォームを決めつつ、鉄棒をしっかりにぎり勢いをもってクルっと前回りした反動でそのまま2回目につなげます。2回目ができるようになれば続けて面白いように何度も連続足かけまわりができるようになります。
今日は今にも2回目につながりそうな感覚が得られたので、近いうちに達成できる日がくるでしょう。

また得意の雲梯を披露してくれたのはYちゃん。幼稚園の雲梯はほどよい長さで決して短くはないのですが、年長にもなると最後まで悠々とクリアできる子も出てきます。
「もしも、雲梯が桜の横を通って、そのままたんぽぽぐみ前の木馬の辺りまで長~く続いていたら面白いよね~。」と一緒に楽しく想像していました。
『ジャングルジムの上から勢いよくサツキ畑を越えて下の通路まで続く長~いすべり台』などがあっても楽しいなあ、などと考えています。
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本日は、園内通信「お知らせ44」「お知らせ45」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ44」
◇ 平成22年度私立幼稚園保育料軽減補助について
「お知らせ45」
◇ 運動会母子競技について
◇ 再募集について

September 14, 2010

●9月14日(火) / いま、卵産んだね!・中国堆珠・園内通信

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          <カラタチに産んだアゲハチョウの卵>

なぜか不思議なことに、毎年園内のカラタチの葉に見られるアゲハチョウの幼虫が今年の春は一匹も見られませんでした。夏休み中に、お山の中腹にある夏ミカンの木の上を数匹のアゲハが舞っているのは見かけたのですが・・・。
街に園芸種の花が増え、それを食草とするチョウが増えたために、アゲハの数は比較的減少していると聞いたこともあるし、気候も年々変化してきているし、などと考えていたところ・・・。

つい先日の外遊びのとき、いつものカラタチの木の辺りに目をやると、数匹のアゲハがヒラヒラと優雅に舞っているではありませんか。
何度も空高くに飛んでは舞い降りて、カラタチのトゲの間にある葉に上手く卵を産もうとしているところに遭遇し、その一瞬がくるのを子どもたちとじっと見守っていました。

アゲハは葉に止まるか止まらないかのうちに素早く卵を産みつけます。
一番高いカラタチの葉のところで、アゲハが一瞬腹部をそっと曲げたのを見て、『きっといま、産んだ!』とみんなが思いました。
「行って見てみようよ!」という年中Tちゃんの声で、早速注意して手すりにつかまりながら緑色の小さな葉っぱを見上げてみると・・・、あったあった、透明に近い黄色の卵が一粒、ちゃんとそこへ産み付けられていました。
「見える?」と聞くと、「見えるよ」と真っ直ぐのつぶらな瞳が応えます
ちょうど産卵シーンをみんなで見守ることができて、小さな1mmほどの卵を実際に自分の目で確かめられたことは本当に嬉しいことでした。

あれから数日後の今朝見ると、いよいよふ化が近づいたのか、わずかに色づいています【上の写真】。
ふ化後、幼虫はまず卵の殻を食べますが、よく見るとすでに薄茶色にふ化した1齢幼虫がたくさん育っていました。
中にはすでに2齢~3齢幼虫(黒っぽい鳥のフンのような)に育っているのもあり、緑色の5齢(終齢)幼虫が見られるのももうすぐのことでしょう。

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    アリが触ってみているよ         薄茶色の1齢幼虫       
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        カラタチの実、秋に黄金色になるのが楽しみ
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    3齢幼虫に成長、トゲのあるカラタチには鳥もやってこないので安心
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【中国堆珠】(ちゅうごくついしゅ)
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前回のブログの中にあった銘々皿は塗りのものですか?とお尋ねをいただいたので、再アップです。
これは皆さんご存じの鎌倉彫のようでもありますが、朱色味が強く、なかなか現物の通りの色合いに撮せないため写真によって色合いが違ってしまいます。

これは、中国の堆朱(ついしゅ)で、唐の時代の技法で彫漆の一種。漆を数十回から数百回にも塗り重ねて厚い層を作り、そこへ花、鳥、景色などの模様を彫刻するものです。
中国では剔紅(てつこう)と呼ばれ、日本へは鎌倉時代に伝来し室町時代以降本格的に作られました。
ほかに、黒の漆の堆黒(ついこく)、黄色の漆の堆黄(ついおう)などもあります。
日本では、新潟の村上堆珠、仙台の仙台堆珠などが有名で、一度現地を訪れたいとも思っています。
通常、漆だけでは固くて彫刻は不可能ですが、油を混ぜることで模様が彫りやすくなるそうです。
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                 <香合>
最近、中国の伝統工芸品に触れる機会があり、このような彫漆の技術や中国七宝焼など高度な技術を持つ職人さんが現在は大変少なくなってしまったと聞きました。これは日本でも同じことでしょう。
弟子入りしても長続きせず、手っ取り早く収入が得やすい肉体労働などへ若者が流れてしまうということを聞きました。技術の継承ができずに途絶えるものもあり、中国でも深刻な問題になっているそうです。
新しいものが何でも手に入る使い捨ての便利な時代になっていますが、日本、外国問わず失われつつある古い伝統的な物に意識を向けていたいと思うこの頃です。
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本日は、園内通信「お知らせ42」「お知らせ43」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ42」
◇ お父さま、お母さま方への運動会ご協力のお願い(申込用紙あり)
「お知らせ43」
◇ 保護者出場の各種競技説明(各種競技申込書あり)

September 9, 2010

●9月9日(木) / 黄花秋桜・夏の保育・夏の山蕗で佃煮・園内通信

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         <キバナコスモス>   キク科  原産地 メキシコ
                         学名 Cosmos sulphureus Cav.

夏の間から長らく咲いているこのキバナコスモスはメキシコ原産。大正時代に日本に入ったそうですが、私の小さな頃はコスモスと言えばピンクと白だけでした。そんな頃、はじめてコスモスの種を見たときにはあまりの細さに驚いて、これがあのコスモスになるとはとても信じられませんでした。
普通のコスモスより強い種類で、毎年こぼれ種で咲きつづける生育旺盛なタイプです。
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【夏保育の一日】
本日は、いくぶん暑さが和らいだかなと感じる朝を迎えました。午前中、園内に来られたお母さま方ともやはり同じ言葉を交わしました。暑さ寒さも彼岸まで~と期待したり、なんのなんの、10月入ってもまだしばらくは暑いそうですよ、とお聞きしたり。でも確かに季節は秋に向かっています。

今日、年少はすぐ近くにある川へ出かけ沢ガニを見つけたり、年中は園庭でプールに水をためて水あそびを満喫し、年長Aクラスは踏水会のバスに乗り水泳教室へ(Bクラスは明日!)、それぞれ夏の保育のつづきを楽しみました。
その午前中、年中の水あそびにちょっとお邪魔しました。
子どもたちとジョウロを使って腕や足に水をかけていると本当に気持ちがよく爽やかなひと時でしたが、いつの間にやら遊びがエスカレートした可愛いジョウロ軍団(*^_^*)に包囲されたときには時すでに遅く、服のまま全身ずぶ濡れ状態となってしまいました。嬉しそうな子どもたちの笑顔が今も脳裏に浮かぶ、思わぬ夏の思い出ができました。

また、お庭あそびに誘いにきてくれた年長Bクラスの女の子たちと、虫かご、図鑑片手に香りのする葉っぱ(ローリエの葉、クスノキの葉など)や昆虫をさがしたり、その後は鉄棒で足かけまわりに取り組みました。
昨日、今日と二日続けて足かけまわりに挑戦しているMちゃんは頑張り屋さん。
Yちゃんはもうできるし、Sちゃんはとても上手いのよ!と話しながらも口を真一文字にお顔は真剣そのものです。鉄棒に足がすれると痛いので、小さめのタオルを当てて練習しています。
近いうちに、クルクルと壮快な連続足かけまわりが見られることでしょう。
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【山蕗佃煮】
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蕗(フキ)はキク科の多年草で日本原産の最も古い植物の一つ、山蕗や沢蕗などがあります。
春を知らせる蕗の薹(フキノトウ)ではじまり、春のやわらかな葉や茎を使って炊いたり、また伽羅蕗(きゃらぶき)にしたりします。
これは、夏の間もこのお山で元気に生えていた山蕗です。蕗はカロチン、ビタミンAが豊富で血をきれいにし咳をしずめ喘息にもよいとあります。大きな太い蕗は葉や茎も大きくアクも強いですが、これは茎も細くて小さいので柔らかです。蕗の旬は春ですが夏場の蕗は元気がいただけそうです。
以下はかんたん佃煮レシピ。

【山蕗の佃煮】
①汚れをとってよく洗う
②お鍋に入るくらいにカットし、お湯で塩ひとつまみ5~10分ゆでる
③水に30分ほどさらしてアク抜きする 蕗の皮が厚ければ水の中でむく
④出汁で煮て、醤油、酒、ミリン少々で少し濃いめに味つけ
*ご飯によく合い、疲れがふきとびます!
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本日は、園内通信「お知らせ41」をお出ししました。
内容は、
◇ 保護者会の内容と補足

September 1, 2010

●9月1日(水) / アイビーゼラニウム・2学期はじまり・お山を散歩・園内通信

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   <アイビーゼラニウム>  フウロソウ科   原産地 南アフリカ
                     学名 Pelargonium peltatum

夏の真っ直中もずっと咲いていた赤い縁取りのあるアイビーゼラニウム“メキシカーネリン”。
植物とは本当に強いものです。春~秋まで色を添えてくれる嬉しい花ですが、このタイプは二色取りの花びらで少し変わったタイプでしょう。

そして今夏、灼熱の太陽を受けてなおエネルギッシュに咲く姿が見事だと感じるのは「サルスベリの花」です。あちこちのお家の木に鮮やかなピンクや白の花を咲かせていたサルスベリ。
皆さんお気づきかも知れませんが、白川通り北大路交差点から北大路通りを西へ京福電鉄の踏切までの間、中央分離帯に見事に咲きそろった鮮やかなサルスベリは、いつ通ってもこちらまで元気をいただけるほど今も立派に咲いています。
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【2学期はじまり】
いよいよ今日から2学期がスタートしました。よく陽に焼けて背丈も確実に伸びた子どもたちが1学期と変わりなく元気に登園しました。暑い夏の間に心身ともに一段と成長したようです。
明日よりお弁当も始まりますので、残暑厳しい日々ですがみんなで元気に過ごしていきます。
また明日は、2時以降のカプラ教室も再開です。カプラ袋に変更届とカプラ券を同封してお持たせ下さい。
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【お山を散歩】
夏が過ぎゆくのがとても名残惜しいこの頃ですが、ツクツクボウシの声が響く9月ともなれば残暑の中にも秋の訪れを感じざるを得ません。そんな思いでお山の中をぐるりと一巡してみました。強い陽差しの中、時折風が心地よく吹いてきます。

お山のふもとから石段を上った中腹で、道が二つに分かれます。真っ直ぐ行っても右へ曲がってもどちらもお山のてっぺん(幼稚園)につきます。この分かれ道には、いつも「野ぶどう」がつるになって繁殖しています。写真のように今は小さな花のつぼみが咲いていますが、花後、秋には実が青,紫色に美しく色づきます。
右の道は、子どもたちが登園する園路でもあります。ゆっくりお散歩しながら上っても約10分もあればてっぺんまで着きます。園児さん親子がゆっくりお散歩されているのに出会いました。
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 野ぶどうのつぼみをみて右の道へ、オカメヅタが繁殖。しばらく行くと上にはイチジクの木が見えるかな。
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 大きなヤツデやアブラゼミの抜け殻も。樹木を下から見上げれば鮮やかな緑色につつまれます。
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 ゆっくり上ってきた道をふり返るのも楽しいです。最後の大階段は秋には見事な紅葉になります。

途中、自生のミョウガが白い花をつけていたり、マンリョウが青い実をつけているのも見えるでしょう。てっぺんの園庭からつづく「ひみつの森」がお好みで、親子でよく歩かれる方もいらっしゃいます。
京都市街の町並みを小高いお山の上から望みながら、お天気のよい日にはどうぞお散歩なさって下さい。
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本日は、園内通信「お知らせ38」「お知らせ39」「お知らせ40(ふれあいサタデーのご案内)」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ38」
◇ お弁当,手提げ袋,体操服について 他
◇ 月ぐみ水泳教室について
◇ 保育料,カプラ教室について
◇ 平成23年度入園願書発行について
◇ 平成23年度入園説明会について 他
「お知らせ39」
◇ 保護者会のご案内 他 
「お知らせ40(ふれあいサタデー)」
◇ 敬老参観のご案内