<モクレンの葉っぱ> (中国原産)
まるで洋なしのような形の葉が、お山の途中にたくさん落ちています。黄色や茶色があり、この季節にぴったり。思わずテーブルの上の彩りに使いたくなります。私は一度、さっと拭いて、ナイフ,フォークレストにしたら食事が嬉しい気分になりました。
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今日の幼稚園のお帰りの園庭でのこと、一瞬「気がついたら一人になっていてふと寂しくなった。」と言って少しだけ涙をためていた子がいました。まわりにお友だちが見えなかったのか、ふとお母さんのお顔が浮かんだのか、まあ理由はどうであれ体を引き寄せて「そうそう、そうだったねー、寂しかったねー」と同じ気持ちになってあげるとほっとしたようでした。
また、思わず転んでしまって痛かったとき、また恥ずかしかったときも共感の気持ちで言葉をかけてあげると、徐々に痛みも興奮も和らぎ気持ちもほっと落ち着いてくるものです。そしてそれから、大切なことはゆっくりお話をしてあげると納得できるでしょう。これはきっと、大人も子どもも同じことなのだろうと思います。
自分の気持ちを理解してほしい、そして心から共感してくれる相手がいることは、心の満足を得ることができるのです。テーマによっては共感ばかりはしていられないのも正直なところですが、子どもについても、また家庭内の大人同士の関係においても、まず、気持ちを理解して共感してあげられる、このゆとりが少し持てたら、スムーズな人間関係が築けるように思います。
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園内では、小さな生き物と出会うチャンスがたくさんあります。「小さいし、踏まれたらどうしよう?」とコンクリートの上に転がっていたイモムシ(ガの幼虫)を、Tくんたちは可愛らしいことに、以前アゲハの幼虫がいたカラタチの木の上にのせてあげたのでした。小さな虫も、私たちと同じ命を持っているのに違いないのです。子どもたちが命を大切なものと意識できる、ということはとても素晴らしいことですね。
足元に落っこちていたイモムシ ゆっくりカラタチの枝の上へ
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明日は、年長児クラスの卒園記念写真の撮影をします。9時30分から行いますが、みんな元気で登園してくれることを祈っています。