September 28, 2005

9月28日(水) / やさしいおともだち

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 <9月生まれお誕生会/第3園舎にて>
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雨がパラパラ降る朝でした。悠々と歩いてきて一番はやく到着した女の子。あたりを見回し「まだ誰も来ていない?」ととても嬉しそう。少し早めに親御さんにお山の下まで送っていただかれたのでしょう。
シーンとした朝の園内は、木々に囲まれてとても爽やかです。もう暫くで大勢が到着し、元気な笑顔溢れる場所となります。
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本日は、9月生まれのお誕生会でした。お名前を呼んでもらった9月生まれの子どもたちが前にならび、全園児からお歌のプレゼント、園長先生から映画をみせてもらい、そしてこの度、最後は、ボランティアの読み聞かせの方が来園され、『やさしいおともだち』の紙芝居を読んで下さいました。

 『やさしいおともだち』 (ネズミさんたちとお馬さんのお話)
舞台は馬小屋。いつも「ありがとう、ありがとう」と、友だちのお馬さんの餌を分けてもらっているネズミくんたち。ある日のこと、馬小屋が火事になり、逃げることの出来なくなったお馬さんのヒモをネズミくんたちが力を合わせて噛みちぎってくれました。お陰で、ようやく外へ逃げることができたお馬さん。『いつもありがとう!』の気持ちが伝わる嬉しいお話でした。

お馬さんが大変だというシーンにきて、「あっ、きっとネズミさんが助けるんや。」という声が、耳をすませて聞いていた子どもたちの中から響きました。仲間と力を合わせること、相手を思うことの大事さを日々の園生活を通してよくわかっている子どもたちならではの言葉だと思いました。
ゆったりとした間をもって、一枚一枚の絵の様子に集中できるような穏やかな声で、ネズミさんとお馬さんの交流の様子がよく伝わってきました。

あっという間の時間でしたが、“お話の世界”は深く大きく広がっていくものです。お家でも、一日ほんの僅かな時間を作って絵本などを通して親子がじっくりとかかわることのできるひとときは今しかできない宝のような時間です。一日、子どもなりにもがまんして言いたくても言えなかったこと、親として子どもにしてあげたくても出来ずに過ぎてしまった気持ちなどを、共に静かな時間を持つことによって取り戻せるように思います。一人で本を読めるようになる以前のこの時期には、親子のかかわりで十分な心の栄養を子どもたちに注いであげたいものです。

Posted by ikuko at September 28, 2005 03:35 PM | TrackBack
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