February 06, 2006

2月6日(月) / しぜんに気づく 

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 「ほらっ、こんな氷が張ってたよ!」 一緒にものさしで計ってみると厚さ1㎝2㎜、とても分厚かったね。
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雪が舞い落ちる朝でした。細かくはらはらと降っている雪を、到着したお部屋の前から見つめている年少の男の子。
「おはよう!」と声をかけると、『ぼくね、いま雪を見てるの』と毛糸の帽子をかぶったまま遠い目をしています。「そうなの」といってそちらを一緒に見てみたら、『クスの木の葉っぱに雪が積もっていくところが、いいなあーと思って見ているの』と、手には拾ってきた1枚のクスの葉っぱを持っています。思わずとても嬉しくなって、「先生もこどものときにね、そうやってきれいな景色をじーっと見ているのが好きだったわ」と言いながら、到着した子どもたちと暫く雪の降る様子を眺めていました。お山に登ってくる途中の四季折々の変化に気づきながら、きっと素晴らしい感性を育てているのでしょう。葉っぱでもいい、花でも虫さんでもいい、大事なことは身近な自然とどれだけ対話できるかということ。それを通して、自然の秩序を知り、自然の恵み、はかなさ、怖さを感じつつ命をいたわる心が育っていくのだと思います。
また、子どもの感性は純粋そのものですから、大人が気づくより何倍も鋭く速く実は子どもはわかっていることを思うと、子どもの声に出来るだけ耳を傾け我を振り返ることのできる大人でありたいと思います。

Posted by ikuko at February 6, 2006 03:35 PM | TrackBack
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