2015.10.28

10月28日(水) / 秋色ノリウツギ・ひみつの庭の“ママの日“だより(10/27記録)・秋風のひみつの森で(本日)・園内通信

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  <ノリウツギ>
 ユキノシタ科  原産地 日本
 学名 Hydrangea paniculata
     ‘Limelight’
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真夏から9月にかけて、ライムグリーンの花を咲かせていた紫陽花の仲間ノリウツギ“ライムライト”。秋に入った頃から花色が赤味を帯びた秋色に変化し、今も私達を楽しませてくれています。

先日、ひみつの庭で子ども達がお花に水をあげていた時のこと。花の時季がすぎて枯れ色になりつつある同じく紫陽花のアナベルを私がハサミで整理していると、「お部屋で使うからちょうだい」と女の子数名が手にし嬉しそうに走っていきました。自由あそびの時に、何かお飾りにでも使おうとひらめいたようでした。

日本に昔からある紫陽花の種類は、秋の枯れ色に変化してからもなお、ふんわり優しくて素敵な花だなあ、と子ども達も感じるのでしょう。

先日より、赤くなって落ちていたモミジを手に、子ども達は朝お山を上ってきています。一緒にモミジの木を見上げてみると、枝の先端の部分が少し赤味がかっています。真っ赤なモミジ紅葉の時季ももう少しでやってきます。
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ひみつの庭の“ママの日“だより(昨日10/27(火)記録)
爽やかな気候が続きます。ただし朝晩ぐっと冷え込む上に日中との気温差が15度近くもありますので、特に気温の変化に敏感な子ども達は勿論、大人の私達も健康維持に気をつけたいこの頃です。さて、久しぶりのママの日の昨日、お母さま方が明るい笑顔でご来園下さいました。この日は、年中児がひみつの庭の奥にチューリップの球根を植えましたが、予め柔らかく耕していた花壇スペースに、来園されたお母さまがさらに子ども達が植えやすいよう土をほぐし新たな土も混ぜ込んで下さり準備完了。地植えでは深さ約20㎝ほど、深めに土を掘り球根を植えます。
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落ち葉やドングリがクローバーのエリアにたくさん落ち込んでいます。それを手作業でてみに集めて下さいます。また丸窓の下のツルニチニチソウの蔓が伸びすぎているのを見つけすっきりとカットされるママ達。
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動きやすい服装、帽子着用のママ達。Sママはスニーカーの上からチャック式のナイロン製靴カバーを着用です。「便利なものがあるのですね」と見せていただきながら感心。ミニ熊手を使い、てみに落ち葉を集められるママ。
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お写真いいですか?の声かけに笑顔でパチリ。タマネギのような球根はいろんな色が混ざり今から咲くのが楽しみです。
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さあ、年中児の子ども達が庭の中にやってきました。まぶしいくらいの太陽が降り注ぎ、子ども達を照らしています。
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まずはゆきぐみの子ども達。好きな色の球根を一つずつ選んで早速植えはじめましょう。赤、黄色、ピンク、赤と黄、赤と白、紫などいろいろ。植える前にお話をしました。土の中に植えた球根から、やがて芽が出て茎がのびて綺麗な花が咲くのが来年の春頃。みんなはその頃年長さん、楽しみですね。土が乾いたらお水をみんなであげて下さいね。スコップで頑張って深く掘ったところに球根の丸い方を手前に、とがった方を上にして入れます。それからそっと土のおふとんをかけてあげましょう。
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スコップの順番を待ちながら手で土を触ったり掘ってみたり。スコップはおいも掘りのときにも上手に使っていた子ども達です。
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スコップを縦に深く入れて上手く掘れるかな。掘った土はどこに置こうかと考えながら黙々と作業しています。
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上のカシの木から続いている太い根っこもあったけど、みんな上手く植えています。順番を待っている子ども達は、芝生の上やビオトープのまわりで遊んでいます。
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紫色のメキシカンセージの蜜を吸いに来たクロホウジャク。これはスズメガの仲間で、素早く羽ばたきながら空中で静止して蜜を吸います。本来、蛾は夜に活動しますが、こちらは夜だけでなく日中にも活動する蛾です。長い口吻を上手く伸ばして吸蜜している姿が愛らしいです。(Fママ、同じ種類のオオスカシバだとこの日申しましたが、よく考えるとクロホウジャクでした。すみません。オオスカシバはもっとウグイス色がかった体です)
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球根をながめながら掘っていくほしぐみの女の子達。
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球根を入れたら土をかけ、そっとスコップで上から撫でてあげている女の子。球根が残ったね。この日お休みした人も次に植えられますように。
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近くで作業中のお母さま方に、みんなからいつも有難うを伝えているところです。お母さま方の細やかな手作業のお陰でお庭もとても喜んでいることでしょう。
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気温が低くなるにつれ、だんだん株が下がりうつむいてきたメキシカンセージの花。きれいな紫色の花は枯れないうちに何かに使えないかな?みんなでポプリを作れないかな?どんぐりや赤や黄色の落ち葉、みかんの皮など入れてのポプリ作りはいかが。容器は画用紙で組み立てる?ひねもすで組み立てる?
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外あそびの最中にママを見つけてやってきたRちゃん。何のお話をしているのかな。 庭の外回りの草抜きをして下さるGママ。いつも細やかなお働きに感謝です。
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さて、もうすぐ12時。皆さまお疲れ様でした。この日は温かめのハーブティーを。ミント、レモングラス、バジル、ローズマリー、乾燥レモンピールが入っています。注いでくださるSママ。重たかったかも。有難うございました。 近くのビワの木を眺めつつ、今はつぼみですが冬12月にビワは花が咲きます。
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暫し、お話の花が咲きます。                        記念写真をパチリ。
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カシワの葉の上にいたオオカマキリ。この写真は数日前のものですが、お腹が大きいので産卵間近かと思われます。ママの日のこの日、産卵後の大きな卵が近くにありました。オオカマキリのお母さんは、数日間卵を見守ったあと、やがてその場をあとにします。新しい命が受け継がれ、来春にはたくさんの命が産まれるでしょう。
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秋風のひみつの森で(本日)
本日午前中は、年長児とともに爽やかな秋風のふく“ひみつの森”に足をのばしました。運動会で子ども達の絵を展示したダンボールの塔を2学年分つないで、斜面を探してすべり下りるトンネル遊びを試みました。こちらに紹介するのは、森の木々を見つけてさまざまな楽器を作り、演奏会が催されたシーンです。
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長い木と短い木を使ってチェロに見立てて演奏です。またヴァイオリン、フルート、オーボエなどさまざまな楽器で演奏です。自然と輪になり木漏れ日の中で楽しい演奏会。
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お客さんも招いて次々と曲が演奏されます。HちゃんMeちゃんヴァイオリン、Tくんチェロ、Miちゃんオーボエなどなど、みんなで歌いながらの演奏会が続きます。
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いろんな木をたくさん集めてきて、何種類もの楽器を創作するYくん。これはクラリネット。指揮棒で指揮をしているMちゃんRちゃんも。
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Yくんは今度は長い角笛のようなものを吹いているのが見えます。
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Yくんアップ写真。これは長く大きな木でできたアルプスホルンでしょうか。力強く微笑ましい限り。演奏会は佳境を迎えています。
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指揮するRちゃん。chinami先生もフルート吹いて楽しそうです。

この日のお帰りの時、「あ~、きょうはたのしかった!」と年長児Rちゃんの笑顔。森の演奏会がとても楽しかったようです。私もとても楽しかったです。
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本日は、園内通信「お知らせ62」をお持たせしました(「お知らせ61,62は年長児用に使用」)。
内容は、
◇ つき組 就学時健康診断日について
◇ 平成27年度私立幼稚園保育料軽減補助(京都府補助金)について
◇ 園児名簿関連
◇ 2015年こども健康診断のご案内

2015.10.21

10月21日(水) / メキシカンセージ・フジバカマとアサギマダラ・全学年体育あそび

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          <メキシカンセージ>  シソ科  学名 Salvia leucantha   原産地 メキシコ

今満開のメキシカンセージの花(ハーブ)。秋になった頃からすでに長い間花を咲かせています。紫色のベルベット状の花色が際立ち、年々株は大きくなっています。
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紫色の部分は蕚片で、先のピンク色の部分が花になります。この花の部分の蜜が甘いことを先日年長児の女の子二人が見つけ、みんなに教えてあげる姿がありました。一枝もらってクラスにも飾っています。
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メキシカンセージは別名アメジストセージとも言います。宝石の紫水晶に似ているからですが、美しい色なのでポプリやドライフラワーに使われることが多いです。今の子ども達は紫色が好きな子が多いです。勿論私もですが。
“ひみつの庭”の隅っこのハーブコーナーに植わっているコモンセージはこちらとは種類が違い、料理やスープに使用できます。臭み消し効果があるため、特にお肉料理に使え、ソーセージ作りには欠かせないハーブです。他に疲労回復、消化促進効果とともに、抗菌、抗ウィルス作用もあるため、セージティーでうがいをすると風邪、感染症の予防になり喉の痛みや腫れにも効くようです。
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<藤袴(フジバカマ)>開花中
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メキシカンセージの横手にはフジバカマが咲いています。ただし、植栽後数年間が過ぎ株が密集してきたためなのか、今年は開花が少なめです。そこへ、今月10月13日(火)に、アサギマダラ(蝶)が飛来しているのに出会いました。その時には二匹(二頭)がひらりひらりと飛んで吸蜜していました。今年は子ども達は気づいていたかな?渡りをする蝶アサギマダラは、毎年10月末頃に“ひみつの庭”に飛来していますが、今年は時期が少し早かったのかも知れません。運動会や遠足の頃にたくさん飛んでいたのかな?上手く出会えなかったのだとすればとても残念です。今頃は中国、台湾方面に向けて長旅に出た頃でしょうか。もしかするとあと暫く、アサギマダラの姿に出会える可能性もなくはありません。
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<アサギマダラ> タテハチョウ科  学名 Parantica sita (Kollar, 1844)  英名 Chestnut Tiger
             分布 日本、朝鮮半島、中国、台湾、ヒマラヤ山脈
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[全学年 体育あそび]
本日は体育指導の日。各学年とも室内でマット運動、床運動に続きボールを使った動きをご指導いただきました。秋は運動会に向けての取り組みをした後でもあり、また季節的にも体を動かすのに適しているため、身体能力がぐんと伸びる時期になります。そこでまず、すべてのスポーツの基本の動きとなるマット運動を取り入れています。体のあらゆる部位を動かし柔軟性や筋力をつける動きをみんな一緒に楽しみました。勿論、最近年長児が森あそび(絵日記参照 森あそび1森あそび2森あそび3)でチャレンジしている斜面をよじ登る、滑る、走る、木や枝を使いぶら下がるなどの動きは難易度が高い活動ですが、幼児期の子ども達には最も適し且つ必要な全身運動になります。

今日の指導では、ボールあそびにも取り組みました。ボールを使用することにより仲間と共感ができる、また距離を図る動体視力も鍛えられます。勿論腕の力も。いずれ、一人1個のボールを使って上に投げてキャッチ、地面にバウンドさせてキャッチなどから始まり、小学校でのドッチボールの際に必要になってくる投げる、受ける、よける、などの複合の動きにも発展したいところです。「お家でもボールあそびをしてくださいね」という瀬川指導員の声かけに「たのしそう~!」という子ども達の声が聞こえました。またご家庭でも親子でボールあそびをなさって下さい。私が幼少時に随分しましたが、床に座り転がして相手がキャッチ、を繰り返すのもシンプルで楽しいです。本日の指導を受け、各クラスでも楽しんで取り入れていく予定です。

[年長児]
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[年少児]
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[年中児]
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2015.09.30

9月30日(水) / 萩・“ひみつの庭”の芝生で(年少児)・園内通信

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<ヤマハギ>  マメ科
原産地  日本,中国,朝鮮半島
学 名  Lespedeza bicolor Turcz.
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9月の終わり。朝夕めっきり涼しくなり、夜は虫の音が響き渡っています。

今年はお山の上のクヌギの実がたくさんなり、毎朝石段のあちこちに落ちているクヌギ帽子や実を拾う子ども達の姿があります。鉄棒横の柿の実も少しずつ色づいてきています。

こちらはマメ科のヤマハギの花です。9月はじめからお山の中のあちこちで見られ、大階段幼稚園門の近くにも垂れ下がるように咲いていました。朝登園した各グループの列が、その下をくぐるようにして石段をのぼってきました。子ども達いわく“お花のトンネル”ということでした。この写真はお山を上ってくる道の途中に咲いていたヤマハギの花ですが、今は満開を過ぎた頃です。

ハギはくさかんむりに秋と書くように秋を代表する花。お彼岸におはぎをいただきますが、小豆が散らばった様子がハギの花と似ているところから「萩の餅」→「おはぎ」と呼ぶようになりました。春から初夏にかけてつくるものはぼたもち、秋につくるものがおはぎ、と呼び名も変わります。
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“ひみつの庭” にて 年少児 9月29日(水)記録
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爽やかな秋晴れの下、運動会練習に続き年少児クラスが“ひみつの庭”で遊ぶひととき。
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築山は芝生が生えそろい、気持ちのよいグリーンが広がっています。子ども達の笑顔も輝いていました。
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切り株の上にお帽子を置いています。芝生の上は座るとふんわり気持ちがいいね。
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大好きな芝生の上でのゴロゴロ~が始まりました。ゆるやかな傾斜になっているので、ゆっくり転がります。ショウリョウバッタがチキチキチキッとあちこちで飛び跳ねます。
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Nくんもゴロゴロゴロ~。
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SちゃんとMちゃん。自然に二人が手をつなぎ、一緒にコロコロコロッと転がることが楽しそうです。
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Mちゃんは何を見つけたのかな。                     「転がるの面白いよ」とKくん。
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横に咲いているブッドレアの花。順にいろんなチョウがまわりを飛び交います。
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「いっこせんせい~」と呼ぶのはKくんの声。なになに、これは何かな?草間で素早く動く生き物、実はカナヘビです。トカゲでもなくヘビでもありません。お腹はきれいな黄緑色をしています。
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こちらはアップ写真。手が小さくてなんだか可愛いですね。
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よく捕まえられたね、とnoriko先生。           子ども達とmika先生。一緒にコロリと寝転んでとても気持ちよさそうです。
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みんなにカナヘビを見せてあげるKくん。  こちらはSちゃん。ビオトープの中にある種の貝が増えてきているのですが、それを手の平にいっぱい載せて見せてくれました。何ていう貝かはまだ調べていません。
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ビオトープで楽しくお話しているTくんたち。 ゆったりとした時間が流れます。築山の上から。
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中ほど、芝生の上で気持ちよさそうなFちゃん。     私の捕まえたショウリョウバッタと大きさくらべです。
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Rくんとnoriko先生。寝転んで気持ちよさそうです。目を閉じてじっと気持ちよさそうにしているFちゃん。
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芝生地に溶け込むように身を持たせかけていますね。とっても気持ちよさそうなので思わずパチリ!Fちゃん夢を見ているのかな!
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先生のはサクラの葉っぱ。ぼくのはオレンジのこれ(クスノキの葉)。色がとっても似ているね。 楽しそうに話しているRちゃんYちゃん。
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そして本日朝。年長児とともに“ひみつの庭”に一学期に植えたお花の世話にいきました。バケツに入れたジョウロで株元に水をたっぷりと流し込んであげると、グングン土にお水が浸み込んでいくのが見えましたね。そして年長児クラスは公園練習へ。週末の運動会を励みに毎日かけっこやお遊戯の練習に頑張っている子ども達です。運動会開催のための準備も園全体が一つになって進めているところです。
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本日午前は、年少、年中児が運動会練習のあと自由あそびをしました。おや、ラバーマットの上のチョウはミスジチョウ。思わずパチリ!
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「いっこせんせい~」と年少児Sちゃんの声。振り返ると手の平にサナギが一つ。こちらは、ただ今ちゅーりっぷぐみクラスで育てているスズメガ科ビロウドスズメガのサナギ。yuuka先生がクラスの近くの植え込みで子ども達と見つけたもの。食草とともに育て、暫くで無事サナギになったのも子ども達と確認しました。上手くサナギになれてよかったですね。私も同じ頃に蔦の葉の下で見つけ育てています。幼虫の時期のスズメガは実は特殊な柄をしていて、写真でアップするのは少々ためらいます^^; 私自身よく図鑑で目にしていたビロウドスズメガの幼虫。ちゅーりっぷぐみさんと同じ頃に蔦の葉の下で見つけ育てています。完全にサナギになっているので手で持つとピクッピクッとお尻の先をリズミカルに動かします。とてもユニークで笑ってしまいます。子ども達も楽しんでいますが、内心不思議だな~と感じているのでしょう。
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ちゅーりっぷぐみで育てているビロウドスズメガのおうち。yuuka先生が他のクラスの子にも見せてあげているところです。もう暫くで羽化するでしょうか。
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本日は、園内通信「お知らせ51」「お知らせ52」「北白川幼稚園運動会開催にあたって」をお出ししました。
「お知らせ51」
◇ 絵本の貸し出しについて
「お知らせ52」
◇ 運動会のご案内

2015.09.11

9月11日(金) / コナラの実・しぜんのお話(年長クラス)・“ひみつの庭の芝生再生!”・園内通信

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              <コナラ>  ブナ科  原産地 北海道~九州,朝鮮半島
                       学名 Quercus serrata
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ことりぐみ園舎の横にあって年々大きくなっていくコナラの木。ほどよく太陽の光を通してくれるので、真夏には涼やかな木陰をつくります。
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9月に入り毎朝のこと。子ども達の登園を待つかのようにコナラの木の下に落ちているコナラの実のついた枝。登園した子ども達が気づいて、緑色のドングリを手にする様子が毎朝見られます。今週は年長クラスへ行き、子ども達を包む自然をテーマに年長児全員で考える時間を持ちました。

コナラの実が毎朝新しく落ちていることをよく知っている子ども達。でもそれはなぜだろう? コナラの枝をよく見るとどの切り口もきれいにかじったようにカットされていることと、またその実は必ず小さな穴が開いていること。二つの謎から、実物を示しながら昆虫ゾウムシについて考えてみました。

続くお話は、一学期にみんなで作ったお山の孟宗竹製のコップ。子ども達と作った私自身の竹コップから、時々聞こえてくる不思議な音。そのことについてお話しながら、不思議でしょう?なぜだと思う? と子ども達とともに考えてみました。コナラの切り落とされた枝について、また竹コップの不思議な音についてみんなで考えていると、なるほど!といった意見が子ども達から次々に出てきます。音の正体は「竹の中に産みつけられたベニカミキリの幼虫が竹の内部を食べている音」なのです。自然の不思議について子ども達と考えたり、普段はあまり考えないような切り口で話しかけ、子ども達の考えを聞くことができる時間を私自身も楽しんでいます。
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「ひみつの庭の芝生」
ひみつの庭の築山は、子ども達がコロコロと転がって遊んだり、空を見て寝そべったり、横にあるカシの大木から落ちるドングリを拾ったり、また紙芝居や絵本を先生から読んでもらうお楽しみの場所の一つです。芝生が生えにくくなった今年の春以降、“ママの日”にママ達と行ったエアレーションや施肥、そして芝生の播種などを試行錯誤しながら行い、それでも芝生が結果としてあまり生えなかった箇所には新たな芝生ターフを植え込む作業などを根気よく重ねつつ、ようやく美しい芝生地が再生した様子がこちらの写真です。まるで“ひみつの庭”が出来上がった時の新しい芝生地のようです。
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猛暑の夏休み中は、芝生用のスプリンクラーで朝6時と夕方5時からそれぞれ約20分間、一日二回の水やりを行っていました。芝生は太陽と水が不可欠です。夏休み中にどんどん伸びる芝も、頻度を考慮しながら芝刈り機で刈り込んで下さったお陰で芝生が密に生えています。
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こちらは今週作業中のFママ。ひみつの庭の入口サークルスペースです。御影石の間の芝に他の雑草が繁殖しはびこってしまったため、シャベルで掘り起こして新たな芝生を植え込む準備をされています。兵庫県から掘り出されたところの生き生きとしたロール芝約7㎡分が6日(日)に届きました。
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芝地の管理プランをいつも念頭に、首尾よく作業を進められる姿はガーデナーそのもの。コツコツと向かわれる姿にただ感謝です。
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さてこちらはあくる日の記録写真。
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ひみつの庭入口サークル右側の写真です。芝生の中に隙間が空いていた箇所に、昨日新たに部分的に芝を移植されました。次はいよいよ左半分にとりかかられます。土の部分はこれから新たに芝を植える箇所です(右上写真)。
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古い芝を除いて、新たな目土、園庭の砂などをミックスされ水はけよく整地した基礎部分に、新鮮な芝が植わっていきます。ロール巻きで届いた芝は分厚く結構な重さがあります。ハサミでスペースにフィットするようにカットしていくのもとても根気のいる作業です。
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仕事の合間をみて、芝が入った重たい箱を楽々と運んで下さるりょうま先生。こちらは植え終えた芝のアップ写真。芝の葉の合間に成長のために撒かれた目土が見えています。
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こちらは台風到来直前に植え付け完了された様子。「何とか台風の雨が降る前に植え終えられてよかったです」とFママ。有難うございました。植えてから暫くは、芝生の根が活着するまで養生期間が必要です。根が定着したら生き生きとした緑の芝と御影石がきれいに生えるスペースも生まれ変わります。
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本日は、園内通信「お知らせ46」「お知らせ47」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ46」
◇お父さま方による運動会役員ご協力のお願い
◇お母さま方による誘導係ご協力のお願い
「お知らせ47」
◇ 保護者出場の競技説明と申込み

2015.09.01

9月1日(火) / ノリウツギ・二学期スタート

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              <ノリウツギ>  ユキノシタ科   原産地 日本
                          学名 Hydrangea paniculata ‘Limelight’

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     <エキナセア“イレシスティブル”>                  <エキナセア“プルプレア”>    ひみつの庭より

夏の間、日照りが続いたり大雨の日もありましたが、“ひみつの庭”では子ども達が手植えした花が元気に花を咲かせていました。すでに花の時期が過ぎたものもありますが、よく澄んだビオトープの際に今も明るい色を添えてくれています。

「子ども達が芝生の築山の上から、再びコロコロと転げて戯れる体験ができるように」との思いから、芝生の再生にご尽力下さったお母さま方。お陰様で現在は青々とした芝生が蘇っています。芝の中には大小さまざまなショウリョウバッタなどが潜み、大きいものは10cm以上はあるようです。ますます子ども達の喜ぶ顔が浮かんできます。
今後も芝生地は子ども達が思いきり楽しめる場所の一つとして、養生しながら大事に守っていきたいと思います。

本日から二学期がスタートしました。子ども達と植物に触れたり、自然の中に身を置く時間を大事にしたいと思います。
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夏休みの間にことりぐみ園舎の屋根、壁面の改修を行いました。こちらは途中の様子ですが、まず足場づくりに10名ほどの職人さんが資材を一日かけて運び上げられスタートしました。お山の上は平地の何倍もの人の労力が必要です。大変な真夏のお働きに頭の下がる思いでした。

こちらの写真にはありませんが、ことりぐみ玄関口の屋根も明るい色に張り替えました。コンパンのおうまさんの後ろのウッドフェンスも部分的に朽ちてきた箇所がありましたので、十数年ぶりにヒノキ材ですべて作り替えていただきました。元と同じ緑色なので気づかないくらいすっきりとした仕上がりです。
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本日は、園内通信「お知らせ41」「お知らせ42」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ41」
◇ お弁当について
◇ 手提げ袋について
◇ 体操服などの購入について
◇ 保育料について
◇ 「置き靴」・「置きズボン」などについて
◇ 水泳教室について
◇ カプラ教室について
◇ 課外教室について
◇ 悪天候の降園
◇ “ママの日”“パパの日”について
◇ 未就園児園庭開放について
◇ 平成28年度入園願書発行について
◇ 平成28年度入園説明会について
◇ 平成28年度園児募集ポスターについて
「お知らせ42」
◇ 保護者会のご案内

2015.07.17

7月17日(金) / オニユリ・竹コップづくり(7/14記録)・〔体育あそび全学年7/7・水あそび年少児7/9記録分(絵日記リンク)〕

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  <オニユリ>
  ユリ科 原産地 北海道~九州
  学名 Lilium lancifolium Thunb.
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今週の朝、登園してきた年長児Yちゃんが驚いた顔で私を呼びにきました。
『ほら、みてみて!』
強く手を引っ張られながら駆けつけてみると、昨日までつぼみだったところに突然現れた大きな花が下を向いてぶら下がっていました。花びらは強く反り返っています。
『なに?これ』とびっくり眼でたずねるYちゃん。 「咲いたね。オニユリよ」

私自身がYちゃんくらいの頃、初めてオニユリに出会ったのは山を歩いているときでした(オニユリは野原や山に分布)。当時は家で花瓶に飾るユリと言えば大抵が白い鉄砲百合。現在のように多種多様なユリはない時代でしたので、この鮮やかすぎるほどの色と形に子ども心ながら何だか特別なものを感じました。黒い斑点が個性的で強そうな花だと思った記憶があります。ユリだと聞いてまたびっくりしました。Yちゃんもきっとそんな思いで戻って来たのでしょう。

園内には自然に咲く花がいろいろあります。つい先日までは合歓木(ネムノキ)が開花し、下を通った子ども達がピンク色のブラシ状の花を手にして集めていました。どこから落ちてきたかなど子ども達は考えず、ただ自然の贈り物を手にし眺めています。

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石段を上りきって固定鉄棒を過ぎると左手に見えてくるオニユリ。毎年この時季に開花します。オニユリの鱗茎はユリ根として食用に使われます。葉の付け根にはムカゴをつけています。
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昨日は1学期終了式を無事終えることができました。降園時、門で子ども達に声をかけて送り出しながら、約三ヶ月間の子ども達の成長をしみじみと感じました。4月雨の初登園の日、涙を堪えていた子、お帰りの時間、まだ幼稚園で遊びたい気持ちが溢れて列とともにお山を下りることを拒んだ年少児のKちゃんTちゃん。私は傘もささずに抱っこでグループ先までお送りした思い出深い入園初日でした。今ではすべての年少児さんが毎日明るい笑顔で園生活を楽しみ、クラスのお友だちを思う優しい気持ちも育っています。
暑い夏の間は自然の草木や樹木と同様に、子どもも更に大きく成長する時期です。ご家庭での楽しいプランとともに、身近なものを絵に描いたり、ものづくりを工夫したり、お家のお手伝いをしたり、また屋外では十分に身体を動かしながら汗をかいて毎日元気に過ごして下さい。年長児さんには園で使用しているマイ縄跳びをお持ち帰りいただきました。ビニール製ではなく、ポリエステルの紐製の縄で豆粒のような取手なのでとても回しやすい縄跳びです。毎日コツコツ練習を続け、広い場所があれば走り縄とびのチャレンジも引き続き行って下さい。
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竹コップづくり(年長児) 7/14(火)記録
いつか幼稚園でできればと思っていたお山の竹でつくる竹コップづくり。庭師さんに発表会の日にお渡しする七夕の笹のカットをお願いした折に、数本の青竹(三年目以上のもの)を切っておいていただきました。竹の節を使ってカットするとコップ、花瓶、ペン立てなどができ上がります。また横にスライスすると青竹踏みや風情を楽しめるお皿としても使えます。

年長クラスの先生と、前日に少し切れ目を入れてのこぎりの作業がしやすいように準備をしました。勿論、子ども達だけでは難しいので、担任、りょうま先生、私のグループに分けて応援することにしました。また長い竹は分割し子ども達が運びやすいようにしました。ただ、元々の竹の長さを子ども達には見てほしいので、一本は敢えて長いままにして残しました。
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さて、子ども達は大急ぎで朝のお仕度をした後、9時半からプレイルーム前に置いてある竹をグループごとに園庭まで運び上げます。お天気は快晴。数名ずつのグループに分かれて石段を上ります。なかなか真っ直ぐに上手に運んでいます。
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先日の森あそび(ロープで斜面をのぼる/絵日記あり)の時にクラスごとに首にスカーフを巻きました。月Aぐみはオレンジ、月Bぐみは黄色。首に巻いたスカーフは森のあそびではいろんな用途に使用できるので便利です。また子ども達の士気もアップします。この日はクラスの色分けはせずに再びスカーフを巻いて活動中です。
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「よいしょ、よいしょ。」長い竹を力を合わせて運んでいきます。「わっしょい、わっしょい。」何だかお祭りのようでもあります。
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子ども達が園内を長い竹を運んで歩くことなど今までになかったことです。子ども達の顔が凛々しく見えます。今日は子ども達にとってもお楽しみサプライズの活動。先頭さんは竹の中が気になっているようです。肩にかついで「わっしょい、わっしょい。」
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こちらのグループはみんなで肩にかついで上手によいしょ、よいしょ。さあ、きました! カットしていない長いままの竹を運びます。大勢で力強く担いでいます。
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みんなから自然に出てきたかけ声は、「ゴリラだわっしょい!」「ゴリラだわっしょい!」みんなで一斉に声を揃え神輿担ぎさながらのかけ声が響きます。楽しそうだったり、真剣な顔が見られたり、この竹でコップをつくるぞ!という目標を胸に、元気に運んでいきます。
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「ゴリラだわっしょい!」「ゴリラだわっしょい!」。竹があまりに長くてたんぽぽぐみの横をそのまま上に上がれなかったのでバックバック。その後方向転換し、ことりぐみ前を通過しているところです。さて、運び終えたら一旦下に置きましょう。大事に並べるように置いています。
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竹とHちゃん。やった~っと笑顔でピース。さてtomomi先生とchinami先生が竹を園庭の真ん中に運んでいます。
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「みんな見てごらん。長いままの竹はこんな長さがあります」 次に竹の手触りを確かめて触ったり、どこを切るとよいかなど確かめています。
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この間に、先生二人、りょうま先生、私で4グループに分かれ、順番に竹をのこぎりで切っていきました。まだ切っていない子も竹が動かないように一生懸命に押さえみんなで協力して切りました。私も安全第一で子ども達に手を添えながら真剣にのこぎりを使いましたので、残念ながら作業中の様子は一枚も写真に撮れませんでした。

全員がカットし終えたら、細か目のサンドペーパーで竹コップの飲み口をこすっていきます。滑らかに手を動かし暫くするとつるつるになりましたね。上部ができ上がったら次は底もよく磨いておきましょう。
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HちゃんYちゃん。お隣同士でしっかりと磨いています。Yちゃんは上手く飲めるかどうかも確かめていますね。 男の子達も真剣に作っています。
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側面の青い部分はサンドペーパーでこすると傷がつくから磨かないでおきましょう。竹の中は後で水で洗うのでそのままで大丈夫なのですが、中まで綺麗にしたい女の子。
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どう?これで綺麗に磨けたかな?    (右上写真)にあるのはアリの巣。出たり入ったり、子ども達の目はそんなアリの様子にも釘付けでした。
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そろそろ出来上がった頃かな?  お名前が書かれたビニール袋にサンドペーパーと自分の竹を入れ、次はひみつの庭の奥(ハーブコーナー)に一列になって移動しました。
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ひみつの庭の北側のハーブコーナーに大きく育ったレモンバームがあります。手で触るとレモンのような香りが漂います。一人ずつ葉を数枚採って、自分の手の平にのせてパン!と叩くと更によい香りが出ます。叩いたレモンバームの葉を竹コップの中に入れて、次はお水を入れにいきましょう。レモンバームのコーナーで子ども達と葉を摘む作業をしていたので、そこでは一枚も撮影できず。残念。

レモンバームの葉を竹コップに入れ、その上からお水を入れてライオン壁泉のプールに座りましょう。みんなが揃ったら「かんぱーい!!」。暑い陽射しの中、頑張って竹を運び、のこぎりの作業を最後までよく頑張りました。思った以上にのこぎり体験では切り終えるまで真剣に作業をする子ども達でした。竹製の手作りコップで飲むレモンバームの香りのお水はいかが?レモンバームはハーブティーだけでなく生サラダに入れても美味しくいただけます。
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壁泉のウィングの上に置いた竹コップ。こちらは余分の竹でつくった残りもの。枝をカットした部分がついています。竹は三年以上育ったものが使えます。今春に生えたばかりの竹はまだ柔らかく水分を多く含むため、ものづくりには適しません。
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Kちゃん達。竹コップを見せてくれます。中に浮いたレモンバームの葉。コップの内側も白くて綺麗です。
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竹コップと私、ピース。「私はこんなの」。中を見ると、レモンバームの緑色の葉が浮かんでいます。
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とっても美味しいお水でしたね。無事全員の竹コップが出来上がって、バンザーイ、バンザーイ。 「せんせい、みて。私が植えたアナベルが咲いたのよ」と教えてくれたKちゃん。今、みんなで植えたウッドデッキまわりのお花がとても愛らしく咲いています(6月17日(水) ひみつの庭に花苗を植えたよ!(年長クラス))。

自然の素材、お山の竹を使った竹コップづくりを保育最終日のこの日、思い切って行うことができました。森を走り抜けたり、新たなあそびにも生き生きとチャレンジして活動できる年長児達。一学期最後の思い出に残る取り組みとなりました。
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さて、こちらは同じ日(7/14)の午後。ひみつの庭の築山です。ママの日最終回(6/30)後も毎日コツコツと芝生について考えお力添え下さったFママ。昨年までは緑色の芝生の上で子ども達が転げまわり楽しんでいた姿をご存知なので、何とか芝生が再生して2学期には子ども達が楽しめるようにとの思いから作業を続けられました。
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庭や芝生が美しい国であるイギリス人のご主人様がいらっしゃるので、緯度の低い日本、ましてや蒸し暑い京都では芝生の育成、管理が難しいこともご存知でしょう。今までは夏の間に庭師さんに芝生を刈っていただいていましたが、いよいよ芝生が生えにくくなった現実を受け、芝生の草抜き、エアレーション、目土や肥料の投入、定期的な芝生の刈り込み作業など手入れの重要さを認識することとなりました。
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造園の方からは年々芝生が生えにくくなると話には聞いていましたが、現実を目の当たりにし時間の合間に調べてみました。その後、ママの日にお母さま方と初めて試してみたエアレーション作業、土入れ、播種を経て尚、種が発芽しにくく新芽が育ちにくい築山中央部分に、最終的に芝生ターフを再度張り込みました。加えて排水が悪く水たまりができやすい下の部分へ再度芝を植え、砂の投入を経て、ようやく芝地の手直し作業が完了した次第です。整理した芝で使えるものはポット苗にして育て、生えにくくなった場所に植え込むアイデアはFママより。先生達も手助けにかけつけてくれました。
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こちらの写真は、築山中央に植えた芝のターフの残りを、水たまりができていつもぬかるんだ場所となる部分に張り、上から隙間を埋めるように砂を投入しているところです。
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最後に、芝の伸び具合を均一に揃えるため、Fママのアドバイスにより新たに調達した手動芝刈り機(芝の刈り幅、刈り高も築山にとってよいタイプのもの)を試しています。電動ではないので音の静かさとコードレスはメリット。幸い築山の傾斜も上手く刈り込めるのでひとまず安心です。
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こちらは約一週間前の写真。夕方に何とか時間を捻出し、午前に続き作業をされていたFママとともに芝生のターフを植えました。まるで中央にパッチワークを施したようです。Fママがお帰り後、完成した様子がこちらです(芝生中央部分)。こちらは一番上の芝生写真のように今ではすっかり青々と生えそろっています。
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こちらはひみつの庭前の枕木の小路ですが、枕木の合間に植えたはずの芝生がすっかり抜け去ってしまい土がむき出しになっていました。よく踏み込む場所はどうしても土が固くなり空気、水分が行き渡らなくなります。芝生ターフの残りをはさみでカットしながら、予めほぐした土の上に張っていく作業が完了。こちらも現在は随分芝生が定着し伸びてきています。

「よい芝生に育てるには、とにかく芝を刈りなさい」というイギリスのことわざがあります。動植物を育てるにも人を育てるにも、気にかけ手をかけることが大切であるように、青々とした美しい芝生を維持するには同様に手間暇をかけて愛する気持ちが大切ということでしょう。「芝生を見ればそこに住んでいる人がわかる」とも言うらしいです、と確か仰っていたFママ。他にもまだ課題は残る庭ですが、子ども達の庭であると同時に子どもを囲む保護者の皆様も包んでくれるお山のビオトープガーデンを、この先も大切に育んでいきたいと思います。
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 < モンキアゲハ(紋黄揚羽)  学名 Papilio helenus  英名 The Red Helen >

夕方、作業のご褒美のように、横のブッドレアの花に大きなクロアゲハが訪れたのでした。素早くカメラを向けて撮影。恐らくモンキアゲハでしょう。
[モンキアゲハ]
「日本最大級のチョウで、後翅に黄白色の大きな斑紋があるのが特徴である。成虫は前翅長60 – 75mm、開張110 – 140mmほどで、日本に分布するチョウとしてはオオゴマダラやナガサキアゲハと並ぶ最大級の種類である。夏型は春型に比べて大型になる

翅は大きくて幅広く、後翅には尾状突起がある。色は全体的に黒いが、後翅には和名通り大きな黄白色紋があり、黒色系のアゲハチョウ類の中では比較的簡単に他種と区別できる。この斑紋は羽化したばかりの時はほぼ白いが、日数が経つにつれて黄色みを帯び、標本などでは黄色に近くなる〔wikipediaより〕」
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撮影記録をアップしました
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7月二週目は天候が不安定でしたが、幸い雨が止み、また気温水温も心配がなく、全学年ともひみつの庭の壁泉プールで水遊びを楽しむことができました。8日年長児の日は水あそびが始まるや否や急な来客で園長室に舞い戻り。10日年中児の日はことりぐみクラス写真撮影後、9時半~年長児森の探検「斜面をロープで上る(絵日記に一部様子掲載)」の引率のため撮影叶わず。9日年少児の撮影のみ叶いました。
<年少児水遊びの様子はこちら。>絵日記に掲載済み。
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少しさかのぼり、7月7日エール(株)瀬川指導員による体育あそび(室内で床運動、マット運動・年長→年少→年中)の撮影記録。こちらも絵日記に掲載済み。
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少し前、園内や森でヒグラシの声が響いていたと思ったら、今ではアブラゼミの鳴き声が園内に響くようになりました。終了式の朝はたんぽぽぐみの壁で羽化したアブラゼミの抜け殻とセミを暫し観察することができました。

祇園祭も終わり、いよいよ夏本番の季節がやってきます。夏休みを終えて9月、再び陽に焼けたみんなの元気な姿に会えるのを楽しみにしています。皆様どうぞよい夏休みをお過ごしください!

2015.07.01

7月1日(水) / ミルテ・ひみつの庭の“ママの日”だより(6/30記録)

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<ミルテ(銀梅花)> フトモモ科
  
  原産地 地中海沿岸
          ~南ヨーロッパ
  学 名 Myrtus communis L.
  英 名 common myrtle
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幼木ながらも現在満開に花を咲かせているミルテの木。今年が初めての開花になり大変喜ばしく思っています。今日の突然の強雨にも負けず、すでに随分長い間小さく可憐な花を次々に咲かせています。

昨年のママの日(12/9開催)に、現在の年中児達(昨年度年少児)が苗のお運びなどを手伝ってくれたことを思い出します[ミルテの花]。

お花が咲いているのをみんなは気づいているかな?

そっと顔を近づけてみると花に強い香りはありませんが、葉を揉むと爽やかな芳香を放ちます。葉はマートルという名のハーブで有名。お料理にも使えるようです。ローズマリーのようにひと枝を使って、鶏肉や豚肉料理を試してみたいところです。

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   ミルテの白いつぼみ                           ひみつの庭前の植栽コーナー
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“ママの日”だより(6/30(火)一学期最終回記録)
この日、10時前頃から園内にお出で下さったAママ。早くからお出で下さり、初参加有難うございます。先に庭へ上がっていただき作業をお願いしました。何だかこの日はバタバタとしており(いつもですが^^;)、ひみつの森経由で沢へ行く年少クラスが気になりつつ、出発の報告に来られた先生を送り出しました(担任+りょうま先生引率)。11時半には戻る段取りで年少児が沢へスタート。年中児はクラスで絵画製作(クラスで羽化したアゲハチョウ)。年長児は当園初の試み、ダンボール片に絵を描きます(様子は後日アップ予定)。庭へ行く途中に石段を上がって来られたお母さま達と合流しひみつの庭へ。
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前日に年長児がきゅうりを収穫した後、高く伸びた苗には黄色の花がまだ咲いています。収穫すればまた次の実に栄養がまわります。Aママ、Yママ、Iママ。この辺りは毎日上に広がる大木から葉や枝が落ちてきます。 クローバーエリアをお手入れ中のGママ。そして芝生のお手入れと成長、ともに心配りをされるFママ。随分芝生が伸びてきましたが、部分的には土が流れ根がむき出しになっていて芝生が揃いにくいのが現状です。この日のママの日に到着予定だった野芝が間に合わなかったため、明日の夕方頃に調達した野芝のシートを植えるつもりでいます。
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皆さまのお陰でビオトープも維持できています。中の魚類も元気です。 壁泉のライオンは、近く子ども達の水あそびの賑わいを楽しみにしているでしょう。
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芝生の中は必ずと言っていいほどカシ(どんぐり)の実生が顔を出しています。またオオバコなど他の強い草もいつの間にか生えるため、草抜きは欠かせません。また、芝生の生育には太陽と水が不可欠なので、これから夏場の水やり(所要時間1時間ほど)も欠かせません。猛暑の真夏の水やりに芝生エリアのスプリンクラーと植栽エリアの灌水ホース設置を検討しています。
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今学期のママの日は、全回お休みなく活動することができました。太陽の下のお母さま方のお働きのお陰で、子ども達が自然の生き物と出会う庭、寝転がって青い空と大木を眺められる庭、また野菜の収穫を楽しめる庭が維持されています。庭の中のみならず外側エリアもお母さま方の目でご覧になり手入れをされています。
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レンガ丸窓の長椅子の下、ライラック並木(数十年先の将来の^^)の辺りもみて下さいます。Fnママ。
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ビオトープに入って下さるTママとAママ。水中の落ち葉、枝、また緑色ではない藻など取っておられます。
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Fママは築山の芝生をくまなく手入れ中。予定通り11時半頃、noriko先生を先頭に沢から戻って来た年少児の姿が見えました。小さなカニや赤ちゃんカエルがいたそうです。靴は結構濡れているので沢で随分あそんだ模様です^^。詳細は絵日記をご覧下さい。
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年少クラスが帰ってきた一つ上(右)の写真に、コンポストに小さく写っている男の子が見えるのですが、黙々と一人でコンポストを掘っているので声をかけてみると年中児Hくんでした。クワガタみたいなのがいる、というので見ると、なんとカブトムシの頭角(ツノ)がのぞいていました。どうやらコンポスト内で昨年より成長した幼虫がサナギから羽化して出てきたところの模様です。

今年の2月、夜間イノシシの来訪により、朝にはコンポストがブルドーザーで掘り返したように荒されてしまった日がありました。イノシシは春のタケノコのみならず、土中のミミズやカブトムシの幼虫が大好物です。それで現在のコンポストの柵を作ったのですが、食べられずに無事に羽化したカブトムシに出会うことができ、見つけてくれたHくんとともに感激しました。頭の上の胸角と頭角に指をはさまれると痛いから、と体の胴の部分を持ちますが、とても元気で力が強いので、持っていた子どもシャベルを掴ませます。みんなに見せてあげよう!と園庭に一緒に移動させているところです。
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一般的な日本カブトムシのオスですが、今までお山の中で見たカブトムシの中で一番と思えるくらい大きく艶やかなカブトムシです。栄養のある落ち葉コンポストの堆肥を食べて育ったせいかとても大型です。きっととても大きな幼虫だったと思われます。Cちゃんが見つけキラキラした目で追っています。すごいね。お友だちのSちゃんにも見せてあげようっと。
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階段を下り、下の方で遊んでいたクラスメイトと何だか賑やかに見ています。Hくんのお友だちのSくんも昆虫仲間です。Sくんはよく質問をするので微笑ましいです。『せんせい、ミミズはなにをたべる?』『せんせい、イモリはなにをたべる?』など、すれ違いざまに質問するのでこちらも楽しんでいます。「ミミズは土をたべるよ。そしていい土をだす。ちきゅうの土はぜんぶ(ほとんど)ミミズのおなかを通った土なんだって」と言うと『ミミズがとおったあとはどうなる?あながあいたままにならずにちゃんとうまるの?』と、ちきゅうにあながあちこち開いたイメージを連想して心配したと思われるSちゃんでした。 右上写真は椅子に張られた洗濯ひも。濡れた靴下が干してあります^^
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Wママ。ミルテの辺りの落ち葉などをコンポストに運ばれます。 築山を草抜き中のAママ。Fママは伸びすぎた芝生をご持参の鎌(カマ)で刈り込んで下さっています。芝生管理、育成、養生などの担当をお願いしたいところです<(_ _)>。
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12時。皆さまお疲れ様でした。 休む間なく動かれるママ達。この日は心ばかりの冷菓をどうぞ。
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そこへ、一学期最終回“ママの日”なのでと、年中クラスの子ども達がkaori先生asami先生とともにママのところへお礼を伝えに来てくれました。子ども達が見せてくれているのはみんなが見つけたというヤママユガ科の大型幼虫“クスサン”でした。その時にはヒメヤママユと言いましたが訂正。クスサンは白く長い毛に覆われて「白髪太郎」の呼び名があり、体の側面には青い紋があります。この蛾の幼虫は土にもぐらず木の枝などで網目状のサナギになります。食草はクヌギ、コナラ、カシワ、カシ、クリなど。園内ならあちこちにあります。とにかくお山では大型の幼虫が子ども達の前によく姿を現します。

『ありがとうございました』と子ども達。ちょっとテーブル上のものに目が行ってるかな? みんなはこれからお待ちかねのお弁当が待っています!
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一学期最終回のこの日、大勢のお母さまがご参集下さいました。陽射しの強い中をご尽力下さり心よりお礼申し上げます。その後、子ども達のことなどでほのぼのとしたお話の花が咲いた後、散会となりました。
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年長児きゅうりの収穫(6/29(月)午前記録)
約二カ月前の4月30日(木)に年長児が植えたきゅうりが大きく成長しました。先週は発表会前で収穫をする時間が取れず、更に数日間でカラス除けを施したネットも外れるほど大きくなりました^^。
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こちらの時間的な事情により、先に収穫を終えていた月Bぐみの写真は残念ながら撮影できませんでした。後の月Aぐみの様子をご覧下さい。黄色い花をつけたあとに、小さなきゅうりの実がなり、やがて太陽と水、そして土の栄養を得てぐんぐんと大きくなりました。
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みんなで苗を植えたことを覚えているかな?葉っぱを見たり実がなっているのをよく観察しています。
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カラス除けのネットも外れてしまうくらいになりました。みんながお家で食べるきゅうりと同じかな。じっくりとよく観ています。
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みんなで植えて、みんなでお世話をしてきた野菜が上手く実をつけてくれましたね。
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まるで赤ちゃんを抱っこするような面持ち、何とも言えません。
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まだまだこれからきゅうりができるかな?また肥料をあげてたくさんできたら小さいぐみさんにもあげたいね。
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RちゃんKちゃん何だか嬉しそう。 tomomi先生のお話を聞いています。
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子ども達のビオトープガーデンで作る野菜は今年で二年目です。昨年はトマトを収穫しました。お陽さまさんさんで実ったきゅうり、みんなで手にして観察しましょう。
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はやく食べたいな~とYくん。Rくんはマヨネーズをつけて食べたいなって言ってたっけ。
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クラスまで戻る途中にも見せてくれました。Hちゃん大きいきゅうりだね。秋のおいも掘りもそうですが、子ども達は大きめのお野菜がお気に入りのようです。
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SちゃんFちゃんもいろいろお話してくれます。 さて、クラスに戻ったらお弁当までに早速きゅうりの絵を描きました。画板を下敷きに画用紙を広げています。テーブルだと一台に二人しか広げられないので、フロアで伸びやかに描きます。
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大きな画用紙にクレパスを使って収穫したきゅうりを見ながら描きます。HちゃんRちゃん、集中して描いています。
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これでいいかな?実物をみながら考えています。 あまりお話もせず、それぞれが真剣に取り組んでいる様子です。
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こちらは大好きなダンゴムシが登場しています。足がたくさんついて元気そうなダンゴムシ。黙々と下を向いて描きます。育ててきたから手に力が入るかな。
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収穫されたきゅうりが子ども達の真ん中に鎮座。
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みどり色ときみどり色が鮮やかに紙をすべります。きゅうりの花が咲いていた様子。
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よく観察していましたね。きゅうりがつるを伸ばして巻きついていたね。大きなきゅうりは黄色いところもありました。
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太陽が照り、じょうろでお水をあげました。太陽が二つ三つ。サービス!
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土から葉が出て茎が伸びて葉がたくさん茂り、実がなっていました。また花もついていました。手でクレパスでぬったところをのばすといい感じ。
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みんなちゃんと土を描いています。土を触って育てて楽しかったね。太陽、土、水。葉、茎、花、実。 みどり色に白クレパスも混ぜて微調整。色がとてもきれいです。土から花や野菜を育てた経験がない場合は土が描けません。地面から茎が宙に浮いた花が描かれた子どもの絵をどこかで見たことがあります。草花を育てた経験とともに、また大切に飼育している身近な生き物を観察しながら描くことも大切です。
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収穫している自分もいます。 ちょうちょも飛んで楽しい思い出の絵。
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ダンボールに絵を描こう!
さて、園には配送の際のダンボール箱がたくさんあります。大型のダンボール、特別の形をしたダンボールは時折山の学校のロボット工作などに提供しています。できれば園の子ども達が有効に使えないかと考え、ダンボールに描くことを思いつきました。
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普通の水彩絵具は色がダンボール板には色かのりのりにくいので、専用の絵具を調達しました。ためていたダンボールは大小さまざまな形になるよう予めりょうま先生にカットをお願いしました。勿論先生達も準備します。
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さまざまな形のダンボール片。アクセサリーだったり、食べ物だったり、新幹線だったり、飛行機だったり・・・、何かしらイメージが湧いてくるでしょうか。
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また馬毛製の絵筆はコシがあまりなく曲がったまま戻りにくいので使いにくいです。ナイロン製の平筆、丸筆を一人一本分ずつ製作してもらいました。できれば20号くらいのできるだけ太筆が望ましいですがこのサイズはほとんど市販されていません。私は小学生の頃で20号筆を絵を描くときに使っていました。やはりナイロン筆でコシがあって色を乗せやすかった記憶があります。また画家モネの絵のようにトントントンと色を画用紙に乗せて点で描くこともよくしました。ペンキ塗りのハケ塗りように平たく塗らずに。今回は16号筆ですが、様子をみて20号筆を製作してもらう考えです。うめばちパレットも一人一枚ずつ。筆洗いも一人一つずつ使用できるよう調達。子どもたちにとって手で描いて表現することはとても大切です。心の内の解放でもあります。色を混ぜる体験、好みの美しい色をつくりリズミカルに紙面に伸ばす感覚や微妙な色のにじみ具合を楽しむ体験もしたいです。実際の取り組み(昨日6/30実施済み)は後日アップ予定。
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サプライズ!!
放課後、先生と話す中で、過去には当園で実施しなかったバルーンあそびをしたいという話が上がりました。早速に練習用バルーンを購入。一人が左右一カ所ずつ取手を握りみんなで動きをあわせ、大きく膨らませたり、小さく閉じたり、また中に入ったり、などの動きができます。
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こちらは到着した時の写真ですが、右写真がバルーンの花が咲いている様子。大人も楽しめそうです。
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こちらはサンプル画像です。パラソルの大きさはさまざまありますが、まずは4色3mバルーン 持ち手16箇所タイプを調達しました。一人が両手で二カ所を持ち8名でバルーンあそびが可能です。みんなが上手になればより大きなものに挑戦していきましょう。現在少しずつまず年長クラスで試しているところです。
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竹ぽっくりならぬ “ポックリ キョロリむし!”
お山の竹製の手作り竹ぽっくりが数少なくなってきたこともあり、また市販の竹ぽっくりが幼児教材メーカーにたずねても、ネットで探してもよいものが手に入らなくなりました。昨年までは見られていたのですが。
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そこで、サンプルを取り寄せ先生達と相談の上調達したのがこちら“ポックリ キョロリむし”。年少児でも案外足を乗せやすく、プラスチック製品ですが頑丈のようです。乗るとおめめがクルクルと動くところが何とも言えず^^。年長児は少しずつ竹馬に挑戦し始めていますが、その前段階として年少児や年中児がこのポックリに乗ってバランスあそびを十分に楽しんでほしい。学年全員で一斉に乗れると楽しいでしょう。
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おまけ写真。
こちらはスズメガ科の大型幼虫“コエビガラスズメ”。つい先日、ことりぐみの子ども達が園庭の長椅子の辺りにいるのを発見し、先生とともに見せにきてくれました。現在クラスで育てています。その日の放課後にnoriko先生と食草のツツジやユキヤナギの葉を採って与えてみても食べる気配が見られず。いよいよ終齢幼虫になり土に潜りたいのかな?と柔らかい土を敷いてみたら・・・、大喜びで土と戯れていました。その様子がユニークで子ども達に見せたかったです。きっと今頃は早速サナギになっている頃でしょう。土の中からサナギを手に取って観察すると、とても面白いことが起こりますよ!お楽しみに。

2015.06.25

6月25日(木) / ホリホック・ひみつの庭の“ママの日”だより(6/23記録)・園内通信

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   タチアオイ(立葵)
   別 名 ホリホック(Hollyhock)
   学 名 Althaea rosea
   原産地 アジア
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先日、年長児が手植えした苗の一つでただ今満開のホリホック。

ホリホックは和名タチアオイでご存知の夏の植物ですが、私がタチアオイを初めて見たのは遠い昔、幼稚園の頃。旅先で鄙びた列車に乗っていたとき、田舎の小さな駅に停車するたびに、背の高いタチアオイの花が真夏の太陽の下で凜と咲いていた情景を思い出します。

母からタチアオイと名前は聞いていましたが、次に大きくなってから知ったホリホックがそのタチアオイだとわかったのが20歳代の頃。

花の色も赤、黄、ピンク、白、紫と多く、丈夫で育てやすい花です。群植しても夏のお庭のシーンを素敵に演出できそうです。

園のひみつの庭にあるものは、高さ1~2mもの背の高いホリホックではなく、高さ80cmくらいにはなる矮性種 ホリホック“スプリングセレブリティーズ”。先日の強雨にも負けず元気に咲いています。

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“ママの日”だより(6/23記録)
園内では発表会に向けて舞台練習が続きました。子ども達はクラス練習では笑顔いっぱいで頑張っていても、舞台に立つとまったく様子が変わるようです。その違いに先生達も驚くことがあります。昨日より、舞台慣れ(やはり子ども達にとっては大きな舞台です)を意識して各クラスが順番に第三園舎を使用しつつ、日程的には練習日が例年よりも少ないため何とか本日のリハーサルにこぎつけたというところです。今日は精一杯頑張ってお遊戯することができました。いよいよ明日はお母さま方の応援をいただき、笑顔の花がたくさん咲きますようにと願っています。

さて、今週火曜日“ママの日”。午前中は第三園舎にいましたため、10時半からの活動に遅れてお庭に上がりましたら、すでにママ達は臨機応変に動いて下さっていました。
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GママYママがメキシカンセージの植え込みまわりの手入れをされている様子。Tママはウッドデッキのお掃除を。
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Mママは弟妹さんのYくんとともにナンキンハゼの足元に広がるヘンリーヅタの中の草抜きや落ち葉とりを。Fママは芝生築山にて草抜きをされています。いろんな草や実生がいつの間にか生える芝生地。芝生は随分青々としてきましたが、どうしても部分的には生えないままの箇所があります。野芝のターフを調達して植えていく方が手っ取り早いかも、とFママと談義。
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子ども達が植えた花苗が過日の強い雨に打たれました。しな垂れた苗には支柱を。 ひみつの庭玄関前を手入れして下さるYママ。
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ミルテの植栽コーナーをミニ熊手で手入れ中のWママ。いつも気になりながら手の届かない場所が美しくなると胸が晴れる思いがします。まだまだ幼木のミルテがようやく白い小さな花を咲かせています! Tママは絶滅危惧種の黄色のアサザが広がる辺りを手入れ中。この辺りは夕方は賑やかなカエル王国となっています。モリアオガエルの卵もあります(下に紹介)。
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ひみつの庭の外周のフェンスの足元を丹念に草抜きして下さるGママ。ライラックの株元もお手入れ中。 北側ハーブコーナーについてFママとお話しながら。
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区画を分けたハーブコーナー。奥のレモンバームがすごい勢いで育っていて、こぼれ種が飛びあちこちにレモンバームが生えています。もしも欲しい方がいらっしゃれば差し上げます! レモンバームはお風呂に入れるといいですよ、と仰るFママ。ハーブはお好きでご自宅でも育てておられるそう。レモンバーベナも香りがよくて使いやすいハーブだそうです。レモンバームの生葉をミントやレモングラスとミックスしたハーブティーもフレッシュで美味しいですよね、と。

子ども達と植えたブッドレアの苗が折れかけているのをTママが発見。可哀想・・・、早速、支柱で支えてあげなければ。
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どの子と一緒に植えたのかを失念しており、庭の外であそんでいた年長のYちゃんに声をかけてみました。どうしてあげたらいいかしら?とお話すると、支柱を茎の近くの土にさっと差し込み、私が手にしていたビニタイで茎と支柱をまとめてクルクルと留めたYちゃん。手つきの良さと素早さは見事なもの。有難う!お花の命が助かりますように。 庭の外周のフェンス足元のヤブラン以外を草抜きして下さるGママ。細やかなお仕事に頭が下がります。見違えるように美しくなったエリア。
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自由あそび中の年長さん達。植えたお花に水をあげました。バケツから小さなじょうろに水を移し、何度も繰り返し株元へあげていました。 二枚貝は残念ながらカエルかオタマジャクシに食べられてしまい口を開けていましたが、その中に孵ったタナゴの稚魚がいるのを見つけた年長のMちゃん。過日、年長さんクラスでお話した、ビオトープのタナゴ(淡水魚)が貝(二枚貝のドブ貝)に産卵するお話を覚えていてくれたのかな。発見でしたね。
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レモンバームが茂りすぎて他のハーブに太陽が当たらないのでと、すっきりと刈り込んで下さったFママ。こちらもなかなか手入れができていない場所でして、実はずっと気に病んでいたのでした。セージや他のミント、ローズマリーなどに光が当たります!セージもローズマリーも陽が当たらないといけませんし、とママ。 Tママの手の中には何がいるのでしょう?ヌマエビかな?上手くすくうと手の中で小さなエビが泳ぐ姿が見られます。
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庭の北側奥のエリアを熊手で落ち葉集めをされるMママ。ここは、上の大木から枝や葉などがいつも落ちてきます。過日、年長さん達もお掃除していた場所です。 悲しいことに、カエルやオタマジャクシに食べられてしまった二枚貝は貝殻になっていたのを子ども達が発見。しっかり口を閉じている貝は生きている貝。無理に開けると死んでしまうのよ。
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皆さま、お疲れ様でした。二名のお母さまは一足先にお帰りになりました。有難うございました。ハーブなど植物のこと、タナゴの産卵を受け入れる貝のこと、脳に影響を与える音や香りについてなどお話しつつお開きとなりました。暑い中、皆さまお疲れ様でした。
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小さなブッドレアにつぼみがついています。品種はロイヤルレッド。チョウが大好きな花木。
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左写真は茎が折れていた箇所。すぐにYちゃんが折れていた茎を起こして立ててくれたので上手く茎がつながり再生しますように。夕方、茎をさらに保護するためにテープを施してみました(右写真)。
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夕方の撮影です。子ども達が植えたきゅうりがとても大きく育っています。カラスがつついて食べてしまったものがあるので、先生達とネットを被せています。はみ出そうなくらいの立派なきゅうり。収穫は来週になるかな? 絵を描いたり、みんなでいただいたりしましょう。
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まだたくさん黄色い花を咲かせています。また肥料をあげなくては。 ハーブコーナーはすっきりと区分けしたところが見えています。もう少し軽めの水通りのよい土が必要でしたね。
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築山の様子です。過日“ママの日”に芝の種を蒔きましたが、どうしても土が流れてしまう斜面の数ヶ所は芝生の根が表面に出てきているようです。聞くところによると、芝は下によく伸びる種類と横に伸びる種類のものがあるそうで、ここは是非下に伸びる種類のターフを敷きこんだ方が手っ取り早いように思います。さて、野芝はどちらになるのでしょう?
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ご覧下さい。こちらはビオトープの奥に天然記念物のモリアオガエルが産卵したもの。下は水辺。カエルはよく考えて上手く産むものですね。昨年は、水辺の縁や水が流れる滝の石の辺りにたくさん産んでいました。いよいよオタマジャクシがいっぱい泳ぐビオトープになりそう。7月は子ども達とともに水辺が賑わいそうです。
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石製のカエルの左に小さなツチガエル。ツーショット。 右写真は水生植物コガマの葉で羽化したと思われるトンボの抜け殻。
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アップにしました。ビオトープのまわりは、ただ今のところ、シオカラトンボ、アカトンボ、オニヤンマやギンヤンマ?など大型のトンボも見られ、さかんに水面に産卵する姿があります。水辺の上の土に産む大型トンボもいます。
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ビオトープ奥のガクアジサイ。爽やかな水色が梅雨間の水辺を爽やかに彩ります。
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こちらは、年少クラスたんぽぽぐみ前の花壇。ミニヒマワリが育っています。昨年に植えたロシアヒマワリの種の残りが混ざったかな?と思うほど、中に背の高いヒマワリがぐんぐん育っています。なぜでしょうね?子ども達の力強いエールのお陰かも知れません!
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本日は、園内通信「お知らせ35」をお出ししました。
内容は、
◇ 京都市私立幼稚園就園奨励費について

2015.06.19

6月19日(金) / 紫陽花“パリジェンヌ”・ひみつの庭に花苗を植えたよ!・園内通信

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    <アジサイ> ユキノシタ科  2007年ドイツ作出  学名 Hydrangea macrophylla “パリジェンヌ”

ひみつの庭のビオトープにいま満開のハイドランジア“パリジェンヌ”。もともと植えた時には鮮やかで珍しい赤色紫陽花でしたが、パープルカラーになってしまいました。紫陽花の花の色は土壌のPHによって変化します。酸性の土では青色に、アルカリ性の土では赤色が強くなります。なのでこちらの品種の元来の赤色を発色させるには、石灰などのアルカリ肥料を多く投入しなければなりません。来年は土壌改良をして、もとの“パリジェンヌ”の復活を目指そうと思っています。
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[6月17日(水) ひみつの庭に花苗を植えたよ!(年長クラス)]
前日16日(火)は6月生まれのお誕生会後、雨が降ってきました。小雨の中をご来園下さったお母さまと庭へ上がり、ちょうどビオトープまわりにやってきた年少クラスの子ども達とともに過ごしました(ママの日活動に代えて)。
「ビオトープの水に浸かってしまっている紫陽花が可哀想だから」と子ども達にもお話をしながら、各クラスに二房ずつ紫陽花をカットして渡して下さったママ。顔を近づけると紫陽花独特の優しい香りがしていました。その後、年中、年長クラスも集い、水辺の紫陽花に注目したひと時がありました(詳細は絵日記にアップ済み)。

さて、17日(水)は前日のママの日に植えるつもりでいた花苗が多数ありましたので、年長児さんの活動として全員で取り組むことにしました。予め、固い土壌はりょうま先生にシャベルで耕していただき、新たなよい土を混ぜ込みます。
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ウッドデッキの数ヶ所に予め花苗を置いておきました。子ども達が好みの花を自分で選び、ここがいいな!と思った場所に植えることにしました。花の形や色を眺めながら素敵だな、と思った花を選ぶように動く子ども達。
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「ぼくはこれだ!」と二人組の男の子。お花が咲いていないものも、ラベルにあるような綺麗な花が咲くよ。咲くのが楽しみだね。
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Yちゃんはどうやらこのお花がお気に入りの様子。Hちゃんが選んだのは白いこの花。いずれもアンゲロニア“セレニータ”の花。
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私達はこれから咲くこの苗にするわ、とMちゃんCちゃんHちゃん。こちらはジギタリス“サマーストロベリー”。
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新たに追加した土を手でのばして混ぜ、苗を植える場所をつくります。
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土が柔らかかったら手で穴を掘ってあげましょう。固い場合はスコップを使います。苗からビニールポットを外す方法を見ている子ども達。
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まず一つの苗を見本で植えているところです。「ぼく、これをうえるよ」とKくん。エキナセア“プルプレア”。
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傍ら、ひみつの庭の北側にあるきゅうり畑のお世話をする年長児さん。高い木から落ちてくる葉を拾っているのかな。黙々と作業中。きれいな落ち葉はテーブルの上ね。RちゃんSちゃん。
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熊手を屈指する男の子達。なかなか上手ですね! きゅうりの葉が茂る足元を手入れ中。
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きゅうりの黄色い花がたくさん咲いています。小さな実もところどころ見えています。陽の当たり具合からまだきゅうりの数は少な目です。これから大きなきゅうりになりますように。
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ひみつの庭 丸窓の下のコーナー。スコップを手に作業はすすみます。
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お友達と相談しながら間隔を空けて作業中です。苗の大きさより少し大きめの穴を掘るのは結構力が要ります。
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デッキの足元にも植えてあげています。 こんなものが出てきたよ、とCちゃん。
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「ぼくたちこれもうえるよ!」とKくんYくん。男の子も花の苗植えをエンジョイしています。 お花を植え終えた笑顔のHちゃん。
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「ぼくこれも植えたいな」あらら?三つ目!こちらはアメリカあじさい“インクレディボール”。大きくなります。 白いアンゲロニアを植えるEくんと先生。
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固い場所は更にスコップで柔らかく。 丸窓の下に二株のアメリカあじさいを植えました。
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「ほら、みて!」とKちゃんMちゃん。ダンゴムシ? 活気ある庭の北側エリアのお掃除作業。道具を上手く使いながら。
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数名の男の子女の子で植え終えたアメリカあじさい。肥料をたっぷりあげました。 右写真はデッキビオトープ横と柵の間。並んで作業中です。
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予め土をほぐしていたところにみんな何を植えたかな? きっと、ホリホック“セレブリティ―ズ” 夏の花。和名タチアオイ。
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Mちゃんも黙々と作業中。 右写真はレンガ壁面下のあじさい。
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植える作業はなかなか力が要るので、さすが年長児さん達。忍耐強く頑張っていますね。
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ビオトープ横の植栽コーナーの空きスペースに植えたいとAくん達。すでに植物が植わっているので難しい場所です。Rちゃんがスコップで頑張っています。
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「このいろはどう?」「あ、わたしは青色が好きかな?」なんてお話しているのでしょうか^^。 クローバーで花飾りをつくった女の子。
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きゅうり畑を丁寧に手入れする子ども達。優しい気持ちが伝わってくるようです。 「ぼくはこれをここに植えたいよ」とTくん。ジギタリス“キャメロットローズ”
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苗を植え終え、その様子を観察しているようです。上手くお花が咲きますように!!
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「ぼくはこれをうえるよ」とSくん。 「わたしはこれよ」とFちゃん。
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ここは庭の森の入口に近いエリア。土壌は予め耕してありますが土が固い場所ではあります。チョウの好きな花ブッドレア“ロイヤルレッド”、ジギタリスなど。
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株をじっくり眺めながら何やら思案中のRちゃん。 植え終えた子ども達は生き物を追いかけてあそんでいます。
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クローバーエリアではお空を見上げる子ども達と先生の姿も。ゆったりと過ごす貴重なひと時。シロツメグサがたくさん咲いているので指輪や髪飾りなどをいろいろ作った女の子達がたくさん。「わたしここにするわ」とFちゃん。
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スコップで黙々と掘る姿が印象的です。頑張り屋さんのFちゃん。 水辺は男の子達がハッスルします。それはカエルがたくさん潜んでいるから・・・。
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「これもうえるよ」とSくん。黙々と作業に取り組んでいたSくん。後で聞くところによると、実は4株も植えたのだそうです!
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「ほら、こんなのつくったよ」とMちゃん。               Sちゃんも何やら製作中です。
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長い花飾りができあがったMちゃん。後で頭に巻いたら素敵でしたね。  おでこに冠!Yちゃん。
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本日は園内通信「お知らせ31」「お知らせ32」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ31」
◇ 内科診断総括
「お知らせ32」
◇ 1学期生活発表会ご案内

2015.06.13

6月12日(金) / 柏葉紫陽花“Snow Flake”・「しぜんのお話(年中クラス)6/11(木)」「しぜんのお話(年長クラス)6/12(金)本日」・園内通信

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    <八重柏葉紫陽花>
 ユキノシタ科 原産地 北アメリカ
 学名 Hydrangea quereifolia ‘Snow Flake’
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こちらは花期が随分長いハイドランジア 柏葉紫陽花。第三園舎の下に、また“ひみつの庭”のビオトープの背景に、今まさに開花中です。花房にボリュームがあるため、雨の日が続くとうつむきにしな垂れてしまいます。

北アメリカ原産のこの花は、日本でよく見られる西洋紫陽花とはイメージが異なりますが、柏の葉に似た深く切れ込みの入った葉が美しく、秋には赤銅色に紅葉します。とても丈夫な品種なので放っておいてもどんどん成長し、枝を適当にカットして近くの土に挿し木をしておいても根付くほどです。

やがてそのままドライフラワーになりますが、枝から花房をカットして小花を一つずつばらします。その一つひとつがとても可愛らしく、素敵な髪飾りやネックレスなどのアクセサリー作りが楽しめそうです。

一度、子ども達の自由あそびの素材として提供してみようと思います。
      
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<年長児きゅうりの施肥>6/10(水)記録
過日に学年で植えた畑のきゅうりが成長中です。
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スコップで耕した土に有機肥料を混ぜ込みました。有機肥料の独特な匂いに「ちょっとくさいね」と子ども達は正直です。
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黄色い花があちこちに咲いています。花のあとに小さな実がなっているのを子ども達も発見。「こうしてきゅうりができるんだね」と目で見て納得。順番待ちをしていたFちゃんがすぐ横のクローバーの植え込みで作ってくれたシロツメクサ製の指輪。私にピッタリサイズ!有難う。
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青々とした立派なきゅうりの姿。実に触ったり葉の感触や形を確かめて、クラスに戻ってから子ども達は早速絵に描いたようです。
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きゅうりのお世話後、こちらは大縄跳び中の子ども達とchinami先生。
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何度も跳んでいるとだんだん場所が移動してくるため、マーカーで場所を示しています。
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200回近く跳べるというSくん。数をみんなで数えるのが楽しいというメリットもある大縄跳び。みんなチャレンジ精神旺盛で、縄を回す先生も子ども達の頑張りに負けじと手に力がこもります。
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[しぜんのお話] 6/11(木) 年中クラスへ
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 <園長室で育てていた6月初旬の終齢幼虫>

昨日、午前のおはじまりの時間から年中児クラス(合同)を訪問しました。運動あそびを終えた子ども達は、kaori先生のピアノにあわせ、お部屋に反響するほど元気いっぱいにおうたを歌いました。そしてその後先生と交代して「しぜん」のお話を始めました。

子ども達を包む自然分野についての教科は、実際に自然の中に身を置く体験に勝るものはない、というのが本来の私の考えですが、この日は、子ども達も気づいているタイムリーな自然をテーマにして、言葉を通して楽しい時間が持てれば、と思いました。
「先生はなにのお話をするかわからないよ。では、これからみんなには想像をしてもらいます。赤ちゃんは無理だけど、みんななら想う(想像する)ことができます。さあ、ここは大きな木の下です・・・」と、想像の翼を広げて、お部屋からしぜんの中の大きな木の下にみんなでいることを思い浮かべました。
「上を見ると、フワフワフワ~、と飛んでやってきたものがいます。何でしょう?」とたずねると『あっ、チョウ!』とある子が応えます。それから、チョウ(あとでアゲハチョウとわかります)が体を曲げて葉の裏に卵を産んだ様子を手でつくり、お洋服を何度も脱ぎながら大きくなっていくことや(脱皮)、小さな黒い幼虫時代から4回の脱皮を経て緑色のきれいな終齢幼虫、その次はサナギに変化する様子を、身振り手振りでゆっくりとお話しました。途中、楽しいところではみんなで笑い、考えるところではじっくり考え、大きな木の下にいながらチョウの成長について想う、楽しい時間を過ごしました。年中児クラス40名近くの子ども達は、お話からイメージすることも、じっくりとお話に耳を傾ける姿勢も、十分に育っていたことに驚き感動しました。

子ども達がとても集中して聞いてくれたので、サナギのお話まできたところで、持参した絵本を一度も広げなかったことにふと気づきました。そこで、絵本のほぼ真ん中のページを広げ、サナギが口から出した二本の糸で体を固定している絵を確認し、その後、私自身が園長室で育てていたアゲハチョウの幼虫がサナギになったもの(3匹)をみんなに渡して、羽化を楽しみに見守ってくれるようお願いをしました。サナギになり約二週間後に羽化しますが、飼育ケースのサナギはすでに羽化が近い様子で、大分ふっくらと膨らんできています。

「もうすぐ生まれるかもしれないしね」と言うと、『お弁当のときにうまれる?』と可愛い質問も飛び出します。「いつ生まれるのか先生にもわからないけど、ゆきぐみとほしぐみさんのみんなで、大切に見守ってね」とお話はおわりにしました。お遊戯の練習に入るまでの時間でしたが、子ども達の想像を楽しむ力とお話を聞いて理解する力、そして純粋な眼差しに触れることができた時間を幸せに思いました。また、しぜんにまつわる楽しい話題を持って訪問したいと思います。
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[しぜんのお話] 6/12(金) 年長クラスへ(本日)
昨日に続き、本日は年長児クラスを訪問しました。私なりに子ども達が集中してお話を楽しめるように、いろいろと考えを巡らせてみます。ビオトープの底に棲んでいる生き物には何がいるかな?とみんなに問いかけます。『エビ(ヌマエビ)!』『貝!』『カエル!』『オタマジャクシ!』と次々に声があがります。そして今、全員でビオトープの底にいると想像してみました。クラスの高い天井はビオトープの水面です。水面を見上げるとどんな生き物が泳いでいるかな?あちこちから元気な声が応えます。

ビオトープに生息するタナゴは今まさに産卵期を迎えています。タナゴは貝に卵を産む魚で、オスの誘いによりメスは二枚貝の生息する場所に導かれます。そしてメスは、産卵管を伸ばして二枚貝(ドブ貝)に産卵する光景が最近のビオトープで頻繁に見られます。現場で子ども達全員と産卵シーンを確認できると一番よいのですが、水辺が子ども達の声で賑やかになると、敏感な魚たちはアサザ(水草)や石の下に隠れて身を隠してしまいます。そこで、タナゴは普通の魚のように水草や藻に産卵するのではなく、いつもみんながビオトープの中に目にしている貝に産卵する、というお話をしました。今回新たに調達したドブ貝の中から、タナゴの稚魚がちょうど今朝放出されて出てきたものをみんなで確認しました。続いて、同じ貝の仲間でも、水辺のお掃除屋さんとして活躍するヒメタニシやカワニナなどの巻貝を、子ども達とビオトープに場所を移して仲間入りさせることにしました。
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大事そうにそっとカワニナを手の平にのせてみます         巻貝の形をじっくり観察
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左写真 カワニナ・・ホタルの食料にもなります          右写真・・ヒメタニシ
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こちらはドブ貝の二枚貝。まだまだ小さめの貝です。タナゴの産卵を助けつつ、ビオトープで大きく成長しますように。 思い思いの場所から貝を水に入れる子ども達。
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石の張り出しの辺りもメダカ、タナゴ、ゲンゴロウブナなどが行き来するエリアです。 子ども達に貝の説明をしています。同時に、Kくんが園舎前で見つけた土の中にいる陸貝(まるでカワニナのよう)について紹介する先生。
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大きさや形など、同じように見えても僅かな違いがわかり選択する子ども達。手にしたらビオトープへと進みます。
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午前中のビオトープまわり。水中の観察をしながら過ごし、やがて各クラスへと戻りました。 子どもの指差す先にはカエルの卵。数種類のカエルの卵が産みつけられています。こちらの水辺は夕刻になると実に賑やか。カエルの大合唱の場となっています。
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本日は、園内通信「お知らせ30」をお出ししました。
内容は、
◇ 内科診断について
◇ 福音館「夏におすすめの絵本」について
◇ 園児の健康について
◇ 第1回家庭教育セミナーについて

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