2016.11.01

11月1日(火) / コスモス(秋桜) ・🌷チューリップの球根植えPart2(年中)・ひみつの庭の”ママの日”だより

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    <コスモス(秋桜)> キク科  原産地 メキシコ  学名 Cosmos bipinnatus

今、ひみつの庭で満開に咲いているコスモス。春から初夏の間に種を蒔いて秋に開花しますが、こちらはFママがご自宅で種から育てて下さった苗をひみつの庭の空きスペースにいつしか植えて下さったものです。11月に入った今も、秋の太陽を浴びて風にゆられて涼し気に咲いています。チョウやハチなどがそっと訪れている姿も見られます。
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🌷チューリップの球根植え~Part2(年中)とひみつの庭の”ママの日”だより
昨夜からしっかり雨が降っていましたが、今朝、子ども達が登園後、徐々に雲間から明るい陽が射してきました。少しずつよいお天気になりそうです。今日は前回に続き、年中児クラスがひみつの庭にチューリップの球根を植える予定です。前回子ども達が準備した土を朝からシャベルで再度柔らかくほぐしていると、しっとりとしたよいタッチになりました。降った雨もすでに排水し土はほどよく乾いてきました。ちょうど子ども達の手で、ほどよい深さの穴をあけ球根を植えることができそうです。
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はじめに、ほしぐみクラスがお庭にやってきました。前回耕した土を眺めています。早速、一つの球根を見ながら、芽の出る方、根っこの出る方を確かめ、地面深くに植えていきましょう。
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土が柔らかいから手で結構深くまで穴を開けますよ(約20㎝)。さあ、植えていきましょう。
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柔らかいタッチの土に触れながら下に穴を開けていきます。 ゆきぐみクラスもやってきました。
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手がこのくらい入る深さまで穴を開けますよ。次に球根の上と下を間違わないようにして中にそっと入れてあげましょう。順番に中を見てごらん。
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「ほんと、だいぶしたにあるよ」と目で確認します。では球根を渡しますよ。
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ここからねっこがでるよ。わたしのはあかのチューリップよ。  こんなに大きな球根!
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順に取り組んでいる子ども達の様子です。お友だちと間隔を開けて球根を入れる場所をつくります。
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ほら、こんな手になったよ、とHちゃん。     土の感触はどんな感じかな?
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うまくうえられたよ、とYちゃん。        奥の方にも植えてみましょう。
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いろんな色の花が咲きます。赤、白、黄色、ピンク、赤と黄の混色、ピンクと白の混色などなど。
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やったー!もう植えられたよ、とSちゃんYちゃんの笑顔。
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この葉っぱ🍃はなんだろう?とAくん。      植えられたらジョウロでお水をあげましょう。
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バケツにお水を入れて運びます。
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お水を入れて植えた場所にそっとあげましょうね。  すっとお水が浸み込んでいきます。
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ジョウロで丁寧にあげています。          上のナナミノキから大量の落ち葉が落ちてきます。“ママの日”のママが時間差でお顔を見せて下さいます。有難いことです。
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チューリップの球根を植え終えたら、ママ達の落ち葉拾いやお掃除の作業のお手伝いをひみつの庭ですることになりました。
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落ち葉がまだあるね。こうして手で集めて一輪車に入れましょう。
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夏からの落ち葉がそこここにたまっているようです。 丸窓とウッドデッキの間のスペースも。
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Sくん、てみに落ち葉を入れて上手く運んでいます。落ち葉入れにザザーっと。
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まだビーマンの小さな実がてきている様子を観察しています。 さて、つぎは・・・
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ひみつの庭の外、枕木スペースにも落ち葉がしっかりとたまっています。熊手でお掃除。 入口サークルスペースの中の落ち葉を小さな熊手で上手く集めている子ども達。
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これはなんの実かな? Rちゃんは大木メタセコイヤの実を見つけました。中には種が入っています。 ママとお話しながら。
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芝生の築山の切り株からジャンプして走っているグループもあります。 一輪車、うまく動かせるかな。
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落ち葉を運んだらコンポストの左側へ入れましょう。またよい土になりますように。
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モチノキの周囲を整理中のママ。           ライラックの近くの落ち葉を集めて。       
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力持ちの男の子チームも張り切って作業中。      ママの集める落ち葉をてみに入れて運びます。
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クスノキの下、ミルテの植え込みの落ち葉も取って下さるママ。  庭のツルニチニチソウのツルが伸びすぎていたのでたくさんハサミでカットしました。
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それを見つけ、うまく丸めて素敵なリースにしようとする女の子たちです。 
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クルクルクル、と何度か巻けばかんたんリースの出来上がり。 頭から飾るとまた素敵。
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わたしもほしいの、とRちゃんも丸めて頭にのせてみています。楽しそうな笑顔が嬉しくなります。
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ほら、うまくできたでしょう。           ゆっくりとていねいに。
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一輪車を一人で操作するのはTちゃんのようです。  思い思いに動きながら、落ち葉、自然の土、葉っぱ🍃などに触れる午前の時間が流れます。
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剪定したハニーサックルのツルをお帽子に飾ったのはRちゃん。
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お片付けの鐘が鳴り、子ども達は次はお弁当の時間です。こうして球根を植えた年中クラスの子ども達はいったんクラスに入りましたが、最後にお水をたっぷりとあげたことから、もしかするとチューリップの芽がもう出ているかも知れない・・、と気になって仕方がない様子。再度お庭に出てきてさっき植えたばかりの場所を、みんなで確かめにきたのでは微笑ましい限り💗。ママ達にも「きょうはありがとう」とご挨拶をし改めてクラスに向かう子ども達の姿がありました。

先にご都合でお帰りになったママもいらっしゃいました。雨上がりの濡れたお庭までお足運び下さり、お力添えいただきまして有難うございました。過日セミナーの話題やフリー参観、お買い物ごっこについてなど、太郎先生、私も楽しくお話を交わしつつやがてお開きとなりました。

2016.10.25

10月25日(火) / 遅咲きの金木犀・🌷チューリップのベッドづくり(年中)・園内通信

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<キンモクセイ(金木犀)> モクセイ科 原産地 中国南部 別名 桂花(ケイカ)丹桂(タンカ)金桂(キンカ)
             学名 Osmanthus aurantiacus (Makino) Nakai
             英名 fragrant orange-colored olive

金木犀は10月初めの運動会の頃、ふと漂う香りから開花に気づくのが毎年ですが、自宅裏の斜面に植えた金木犀が11月近い現在、よい香りを漂わせています。週末に何だか懐かしい香りがするのでふと見上げると、今頃満開の花を咲かせているのに気づきました。香りがなければ気づかないままだったでしょう。自然からのサプライズに思わず嬉しくなり写真を撮りました。

学名の Osmanthus はギリシャ語のosme(香り)とanthos(花)に由来。aurantiacusは「橙色の」という意味。

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🌷チューリップのベッドづくり(年中)
予報通り今朝から小雨のため、朝一番に予定していた年少クラスの”お楽しみ春の早咲き球根植え”は延期となりました。本日の”ママの日”も開催できませんでしたが、そんな中、小雨が上がった中を利用して、年中クラスがチューリップの球根のベッドづくりを行いました。予定では球根も植えるつもりでしたが、雨が本格的に降り出しそうになり一旦作業を終えました。

ひみつの庭の外にあるコンポストは、園庭の木の枝はのぞき、サクラ、クスノキの葉やモミジ、カキ、イチョウ、モクレンなど、さまざまな落ち葉のみが発酵してできたお山特製腐葉土です。そんな、さらりと黒く栄養のある土を使い、チューリップの球根を植えるためのベッド(土壌)をみんなで作ることになりました。
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園ではお馴染みの黄色のバケツを使い、栄養のある腐葉土をみんなが少しずつひみつの庭の奥まで運びます。そこが、来春進級した頃に咲くチューリップの植栽コーナーになります。 大事に腐葉土を運んでいるところです。
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昆虫の幼虫などを探し観察するときにはコンポストの右側を使っていますが、今日は覆っていたビニールシートをめくり、出来上がっている腐葉土を確かめながらスコップで大事に取る作業をしています。落ち葉の形はすでに全くなく、まっ黒なよい土が出来上がり手で触るとサラサラしています。
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ひみつの庭の北側では、ほぼ柔らかくなった土をさらに手で混ぜて土の感触を確かめています。また、植物の根っこなどがでてきたら丁寧に取って外に出す作業もしています。
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敢えてスコップを使わずに手で土を触ると、またいつものお砂場の砂とは違う色、感触も得られます。
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みんなで運んできたよ。さあ、ふるい係さん、お願いします。お砂場のふるいとは違う大型のふるいに腐葉土を入れ、もしも昆虫の小さな赤ちゃん幼虫などが混ざっていたらコンポストの中に戻してあげます。石や木の根っこなど、いろんなものが網に残ります。
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とても軽やかに腐葉土を運んでいます。コンポストと花壇をむすぶ大事なお役目になります。この時間、まったく雨の気配はなく、いったん雨上がりとなってくれたことを嬉しく思います。
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いつもはお砂場で活用するバケツやスコップも、今日は腐葉土を運ぶためのお道具にかわりました。いつもとまた違った作業を真剣な面持ちで取り組む子ども達の様子です。
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昆虫の幼虫などをのせて観察する枕木のコーナーも、今日は腐葉土をバケツに入れて確かめる場所になっています。
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よし、土がいっぱいになったから持って行こう! 土をバケツに入れてあげる姿もあります。
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ほうら、なくなっちゃった!           ぼくが土をいれてあげるよ。
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球根のベッドづくりの方も並行して作業が着々とすすみます。ふるいにバケツをひっくり返し、そのまま力を合わせて左右に振るいます。 何度も何度も往復することをためらうことなく楽しんでいる子ども達。
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みんなの力が合わされば、きっと来春は素敵なお花が咲くでしょう。
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子ども達は走ります。また走りるにはほどよいコンポストと花壇の距離。
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笑顔で行き来するAくん。お手々つないでお友だちと一緒に。
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スコップ、バケツを手に駆けています。
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きれいな土がたくさんできたね、とtomomi先生。 まだまだやりますよ、とNくん。
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こんなにたくさんいれたよ。いっしょにしようね、と話しながら。
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ひたすら、もくもくと運んでいる子ども達。子ども達が運び入れた土は相当な量になるでしょう。
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小雨上がりのひととき、大木メタセコイヤやカシの木の上では小鳥たちのさえずりが聞こえてきます。今日はなぜか小鳥たちがとても賑やかな日です。今朝子ども達をお迎えする前、一番高いメタセコイヤの木の上は小鳥たちのさえずりで大変な賑わいでした。耳を澄ますと、ヒヨドリ、イカル、メジロ、スズメなどの声がミックスし、チュクチュク、ピーピー、ビービー、イカルコキー!と賑やかなパーティーでも行われているようでした。そろそろメタセコイヤの球果(マツボックリ)が落ちてくる頃、その中の種でもつついているのでしょぅか?
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一緒にいこうね、と仲良しのお友だち。 こちらの花壇は昨年春にきゅうりの苗を植えた場所です。
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土を手に取ってなにか考えているSちゃん。    ふるいで振るわれた土は黒くてさらさらです。
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ほら、きれいでしょう、とメキシカンセージの花を手にしたRちゃん。枝から落ちているものが数本あります。12月になれば花の蜜がふくらみますので12月はお楽しみ!
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小雨が少し強くなりました。空高く枝を広げた大木ナナミノキの下にいるとあまり雨はかかりません、が、大木のドーム天井を見上げると・・・
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てっぺんに開いた穴からサーッと小雨が降り落ちてくる素敵な現象に出会いました。みんなで暫くその様子を見上げていたほどでした。降ったり止んだりの小雨。
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さあ、チューリップのふわふわ、さらさらのベッドができました。次はもう一つ、チューリップの花のための栄養を入れてあげましょう。土に混ぜ込む緩効性肥料。約半年~1年間の効きめです。球根だからあまり肥料は要りませんが花のためのリン酸が多めに含まれています。
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さらに土の中に肥料を混ぜ込んであげましょう。同時に気持ちのよい土の感触を体験できる楽しみも。
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柔らかな土の感触はとても気持ちがよいものです。幼児期にしぜん分野の体験で感性の土壌を十分に耕しておくことは大切です。
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きもちいいよ、やってごらん、って言ってるのかな。
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たくさん走って、土を柔らかくして・・。あっという間の時間が過ぎました。
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チューリップの球根は各カラーの特大サイズです。いよいよ小雨が本降りになってきましたのでまた次回、みんなでここに球根を植えましょう。
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がんばったね、たのしかったね、と女の子。 お腹すいたよ~、という声がたくさん聞こえます。おいも掘り遠足の時と同じく、土と戯れると何だかお腹が空いてくるようですね。ほら、こんなに頑張ったよ、と手を見せてくれました。
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ほら、みて~とYちゃん。これからクラスに戻って手を洗ったらしばらくでお弁当の時間です。
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両クラスとも小雨上がりの中、活動的に頑張りました。いろんな生き物を土の中に見つけたよ、とまだお話の続きがありそうです。
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本日は園内通信「お知らせ62」をお出ししました。
内容は、
◇ 平成28年度私立幼稚園保育料軽減補助(府補助金)について
◇ 体育あそび指導について(10/27)
◇ 「おしも掘り遠足」写真お持ち帰りについて
◇ 「おまわりさんと僕たちの集い」開催のお知らせ

2016.10.18

10月18日(火) / ホトトギス・幼虫の観察(年中)・秋の落ち葉ひろい~🍂でこすり絵“フロッタージュ”(年長)・園内通信

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  <杜鵑草(ホトトギス)>  ユリ科   原産地 日本  学名 Tricyrtis hirta (Thunb.) Hook.

10月に入る前から、ちらほらと咲き出していたホトトギスの花。日陰で陽が当たり過ぎないのが適しているのでしょう。近づくととても鮮やかな色で、園長室の外の植え込みに長らく自生し毎年元気に花を咲かせてくれます。
花びらの柄が、春に鳴く鳥のホトトギスのおなかの模様と似ているので同じ名前がついていますが、春の若葉には油ジミのような斑点ができるので、別名を油点草(ユテンソウ)とも呼ばれます。
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アゲハチョウの幼虫を育てることに!
「家のサンショウの木ににようちゅうがたくさんいるんだよ」というお話を年中児のSくんから聞いていた後、たくさんのサンショウの葉と小さな小さなアゲハチョウの幼虫数匹がクラスに仲間入りしたのが10月の初め頃(ほしぐみ)。やがて幼虫のごはんであるお持たせのサンショウは暫くして枯れたため、園内で子ども達の身近にある同じくアゲハチョウの食草となる“カラタチ”の葉を与え育てているところです。
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クラスの中ほどにあるテーブルの上で図鑑とともに葉を食べる様子を観察するSくん達。クラスでは子ども達が“むらちゃん”と名前をつけて見守っています。
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たんぽぽぐみ横にあるカラタチの木。秋の丸い実がつき、葉は何とかまだ残っています。
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週明けのこの日、“むらちゃん”に新しいごはんをあげるためにyoko先生とともにクラスの子ども達がカラタチの場所を訪れ、一枝を手にしているところです。
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「ちくちくしたトゲがあるね。」「どうやってたべるかな」と興味深そうに眺めています。小さなアゲハの幼虫は、安心したように葉っぱの端からゆっくりと食べ始めたところです。よかった。ごはんが変わったけど無事に慣れたようです。
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幼虫は夏型の幼虫よりとても小型の可愛らしいサイズです。一匹の幼虫は、すでに細い糸を体のサイドから二本出してサナギになる準備をしていたところ、飼育ケースが子ども達の観察のたびに動いてしまったためか、残念ながら上手くサナギになれなかった模様です。飼育ケースを触らずに観察できる場所を決め、静かに目で観ることも学びました。秋になり気温が低くなってきたので、上手くサナギになれたとしても羽化は来春になるかも知れない、というところです。毎日みんなで観察して見守っています。

また先日、年中児のSちゃん♀がお家のアサガオで育っていた大型スズメガの幼虫を持って登園しました。それはそれは、ジャンボサイズのいもむしくんにみんなはびっくり。クラスでお披露目をした後に園長室の幼虫図鑑で調べてみると、大型スズメガ“エビガラスズメ”の幼虫でした。なかなか該当が見つからず、ページをめくり一緒に頑張って探しましたがなかなかわかりませんでした。体の特徴の斑点8個、そして「そうや、前は緑色をしてた」というSちゃんの記憶から褐色化した“エビガラスズメ”、これだね、と意見が一致しました。10㎝以上はある大型でなかなかの存在感ですが、そろそろ終齢幼虫で土にもぐってサナギになる頃でしょう。今は大切にお家に持ち帰り、小学生のお兄さんTくんとご家族で大事に育てておられます。無事、土中でサナギになることができますように!
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秋の落ち葉ひろい~🍂・こすり絵“フロッタージュ”(年長)
過日、運動会後の爽やかな気候の中、年長クラスが早目の秋の落ち葉さがしをしました。
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サクラの紅葉、クスの葉、クヌギ、カキ、ムクゲ、カシ(ドングリ)などなど、たくさんの落ち葉をそれぞれ集めてきました。
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クラスに戻ると落ち葉図鑑で調べたり、薄手の用紙の上に葉をのせて、クレパスを使ってこすり出しのフロッタージュを行っているところです。
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好きな色を手に取りいろいろと試しています。力のタッチを変えるとまた違った出方をするのも発見です。
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落ち葉の色と同じクレパスを使い、できた物と葉を比較して並べてみています。
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先に葉の輪郭を取ってみて、その後、葉の中の葉脈が浮き出てくると楽しいことも自分なりの感覚で発見したかも知れません。
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小さく折れたクレパスも上手く使って。葉脈がはっきりした葉は普通にクレパスを使っても上手く浮き出てくるようです。
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クレパスの色や塗り方を変えると、また違った味わいに仕上がります。
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真横にクレパスを動かしても葉の葉脈が浮き出てきます。こちらはクヌギの葉をテープで貼り付けて取り組んでいる最中です。
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落ち葉図鑑で該当を調べながら進めている子も。サクラ、ドングリと仮名が入っているのも見られます。
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丁寧に色を選んで作業をすすめています。      こちらは先生のフロッタージュのサンプルです。
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黄色系で葉のスジがくっきりと浮き上がりましたね。まるで落ち葉そのもののようにも思えます。
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葉の名前がわかればエンピツ書きを入れています。青色のクレパスを横に向けて擦り出したのはHくん。クレパスの紙が取れていたので上手く発案してお試し中。
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鮮やかな青の葉型が出来上がり。そのまま次々にスイスイと手が動き始めました。
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中央の葉脈がよりくっきりと映し出されてきています。こうしてクレパスを横に寝かすと、クレパスで持った手に葉のゴツゴツ感がより伝わり楽しくなってくるのでしょう。
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またクレパスの方向を変えながら、綺麗に映し出されてきたのは何の葉っぱかな🍃
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子ども達の発想は紙の上で自由に展開します。これからさらに秋が深まり落ち葉の種類も変化するお山の中で、思いっきり体と手を使う表現活動体験を重ねていけるよう応援しています。各学年で、過日のおいも掘り遠足の絵にも取り組んでいます。絵具でおいもの色を混ぜ合わせて作ってみたクラスでは、異なる美しい色合いのおいもがたくさん出現し、子ども達それぞれの豊かな表現を見ているとこちらも心躍る思いになります。
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本日は、園内通信「お知らせ58」「お知らせ59」「お知らせ60」をお出ししました。
「お知らせ58」
◇ 敬老会について
「お知らせ59」
◇ 時代祭について
◇ クラス担任との個人面談について
「お知らせ60」
「ひみつの庭」の“ママの日”について

2016.10.03

10月2日(日) / ジンジャーリリー・第67回運動会を終えて

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   <ジンジャーリリー> ショウガ科  原産地 インド  学名 Hedychium coronarium

今まで知らなかった花 “ジンジャーリリー”。つい先日、琵琶湖畔のある場所でたくさん自生していたのに出会い思わずパチリ。水辺、田畑の近くに咲き、花びらと新芽は食用に、また花びらはお茶として使用できるとのこと。同じショウガ科の生姜とは別のもので、とにかく香りの素晴らしさに感動してしまいます。
学名のHedychium(ヘディチウム)はギリシャ語の「hedys(美味)+chion(雪)」が語源。coronariumは「花輪用の」の意味。
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第67回運動会を終えて~
9月から長らく天候不順が続いている最中、昨日10月2日(日)は幸運にも第67回運動会を無事開催することができました。途中、雷の音が一度響きドキリとしましたが幸い一滴の雨も降ることはなく、しかし真夏の太陽と梅雨の蒸し暑さが合わさったような厳しいお天気になりました。子ども達は頬が紅潮し、私達大人もすっかり日焼けしてしまうほどの強い陽射しの一日でした。
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開会式にて・・・ 「楽しい運動会」を合唱後「ハイホー体操」。 午前初めのプログラムは年長児行進遊戯”旗体操”。雨ばかりが続いたため室内での練習が多くなり、広い屋外でののびやかな練習はなかなか叶いませんでした。9月後半は雨が上がると園庭、公園へ出向き短時間で集中して練習に取り組みました。担任は会場の位置について見守り、年長児の子ども達だけで行った旗体操に多くの拍手を皆さまからいただきました。
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年少児、つづいて年中児の徒競走。小学校グランドを斜めに真っ直ぐ走ります。
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年長児徒競走はコースが変わり、距離も大人の競技と同じです。よいフォームで勢いよくグランドを走り抜けました。
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年少児お遊戯”チュンチュンワールド”。大きなポンポンを手に日頃の練習の成果を発表しました。
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各学年の母と子の”親子競技”がそれぞれ繰り広げられました。
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年少児お楽しみタイムでのワンシーン。玉入れはカゴではなくビニール☔を役員のお父様に逆さまに持っていただいて。 年中児のお遊戯もカラフルなポンポンを手に元気よく。
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年中お遊戯は”ゆめのタネ”。何度も園庭で練習し、園庭開放にお越しになった未就園児さん親子にお客さんになって観ていただいたことも一つの経験となりました。
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卒園児徒競走。何と70名ほどの小学生が集まってきて力走を見せてくれました。本当に懐かしいお顔ばかりで嬉しく、マイクを手に応援に力が入ってしまいます。毎日のぼったお山で鍛えた足で、ワクワクするほどの力走に感激でした。
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お父様方の競技”めだまやき”。子ども達も親子席からお父様の雄姿を応援していました。 そして年中児親子の玉入れシーン。
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未就園児さん親子の出場は”折り紙ひろい”で、ほのぼのとした様子が溢れとても微笑ましい時間でした。 そして祖父母と孫(園児)の”お縄の列車”で楽しいひとときが流れました。 保護者と先生の競技”力をあわせて”は写真を向ける間もないほど目が離せないダイナミックなレースでした。
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午後の部。はじめは年長児お遊戯”ソイヤ!”。ねじりハチマキに法被姿。太鼓の響きに合わせかけ声とともに勢いよく演技をしました。
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“ソイヤ!!”                  年中児リレー”お当番さんリレー” いつものペースで二人でタイミングを合わせリレー競争をしました。
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年長児クラス対抗リレー
女の子の部、男の子の部。いずれも両クラス白熱戦となり、抜きつ抜かれつの接戦に会場は大きな声援に包まれました。毎日自らの足で登園を重ねた道のりと、お山の中を駆け巡って過ごす経験は必ず目に見えない自信となって子ども達を支えてくれます。日々の練習で鍛錬した足がしっかりと大地をとらえ、約100mあるトラックを全員が見事に走り切りました。自分の受け持ちを守り、力いっぱい完走して全員が仲間にバトンをつなげられたことは、何より一人ひとりが一等賞だと言える結果でした。
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親子フォークダンス”マイムマイム”。グランドに大きな二つの輪ができ、全員がつながる輪になった楽しいひと時となりました。 最後は閉会式。がんばりメダルはピカピカの金メダルです。お母様には参加賞タオルを園からお届けしました。
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こちらは年少クラスのワンシーン。担任が園児一人ずつのお首に金メダルをかけるたび、周囲のお母様より温かな拍手が響きました。9月からの日々の頑張りと練習の成果を、また1学期からの成長の一コマをご覧いただき、ともに喜びあえた時間でした。予想外の暑さ厳しい天候の中、大勢の皆さまのご参加とご協力、また目には見えないご苦労やご配慮などにより、今年も園とご家庭が一つとなった運動会を無事に終えることができました。

早朝からの大勢の役員のお父様のご協力、また誘導係のお母さま、各種競技に子ども達とともにご出場下さり、温かな応援を下さいました園関係者の皆さまに心よりお礼申し上げます。有難うございました。〔本部席より撮影写真/一部抜粋〕

2016.09.24

9月24日(土) / ヒガンバナ(彼岸花)・ひまわりを描いたよ(3歳児)・うまれた!ツマグロヒョウモン~お空へ

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    <ヒガンバナ>  ヒガンバナ科  原産地 中国
             学名 Lycoris radiata (L’Hér.) Herb. 英名 red spider lily

お彼岸の頃。ここしばらくで随分と凌ぎやすい気候になりました。雨上がりの昨日お昼前、園庭開放に来られた未就園児さんご家族をひみつの森にご案内した際に、森のかかりで数株が美しく咲いているのが目に入りました。田畑のあぜ道などでよくみかけるヒガンバナですが、一般的な赤だけではなく白の種類もあります。植物園の観覧温室北側の植え込みエリアにも、赤白二色のヒガンバナの群生が広がっていたことを思い出します。
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最近は雨降りが多く、運動会が近づいてきたのに園庭や近隣の公園へ出かけて思いっきり練習する時間が確保できないのが悩みの種です。来週の総練の日は予報では晴れ間が出ていて一安心ではありますが、雨降りの場合は室内での練習、また他の活動を取り交ぜながら運動会までの日々を元気に過ごすプランを立てています。

年少児が9月中に描いた二つ目の絵画「ひまわり」。一回目は、手の平や指を上手く使って黄、橙色の絵具で、夏の間に色鮮やかに咲いたひまわりの花のハンドペインティングを行いました。その後、数日を置き、ひまわりの葉を型押しで描いてみることにチャレンジしました。勿論、ひまわりは夏に咲き終わりすでに姿はありません。なので、剪定ができないままで伸び放題になっていたひみつの庭のアカメガシワを利用することにしました。大き目の枝を三本カットし、クラスごとにみんなで抱えて室内に運び入れました。初めてやってきた「木」のお客さん。じっくりと観察しながら時間はすすみます。
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ひまわりを描いたよ(3歳児)🌻〔ハンドペインティング(花びら)をした後、葉の型押し〕(9月13日(火)記録)

さて、こちらはことりぐみ。葉脈が裏からはっきりと見える大きな葉をしています。
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「大きな葉っぱだね」「ひまわりの葉っぱもこんなに大きかったね」と語りかけるyuuka先生。
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「葉っぱに絵の具をぬっていきますよ。ほうら、色がついてきたよ。」子ども達は静かに真剣に見つめています。「なんか、かわいそう~」という声も聞こえてきました。「そうね、葉っぱは冷たいって言ってるかもね? でも気持ちいい!って言ってるかも知れないよ! くすぐったいかも😊」と言うと、子ども達までくすぐったくなるような笑顔がほっこりとこぼれてきます。
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「次は、こうして逆さまにして好きなところにペタン。そしてゴシゴシゴシ~って、手で紙を押さえてあげますよ」
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「みててね。ほうら、葉っぱをめくるときれいな葉っぱの形が紙にうつりましたよ」。ひまわりの絵の上に明るい緑色の葉っぱが出来上がりました。
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葉っぱを手で触り感触をたしかめてみたり、つるつるの方、ざらざらの方を確かめながら、好きな葉っぱを茎から数枚ずついただきます。アカメガシワは葉柄(ようへい)が長いのが特徴で、付け根からぽろっと上手くはずれます。秋には鮮やかな黄葉が見られる葉です。
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手でゴシゴシゴシとしっかり擦ります。そして、そっと葉をめくると出来上がり。
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葉の葉柄を持ってそっとめくるのが楽しみで、何度でもやってみたくなります。
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二色の絵具をそれぞれアカメガシワの裏に端っこまで全部塗っていきます。塗るのは結構の根気が要る作業になりますが、年少クラスの子ども達はとても頑張り屋さん。黙々と取り組む姿があります。年少クラスは入園後、にじみ絵を楽しんだり、手で描いたり、スポンジや筆で描いたりしてきましたが、今回は葉脈がはっきりした葉の裏を使わせてもらっての型押し体験です。
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ひまわりの中央の種の部分は、すでに別の日に仕上げています。なので真ん中が今の段階では空いている状態です。
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ゴシゴシと葉の部分をしっかり手でこすっています。
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色画用紙上のどの部分に葉をのせるかは、子ども達自身で考えて思いのままにスタンプしていきます。
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みんなで種取りをしたお顔の部分はさすがに誰もスタンプをしないようです。よく考えて一枚ずつ押しています。
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赤くて長い葉柄が見えます。昔はアカメガシワの葉はお寿司をのせて神前にお供えしたり、お団子を包んで蒸し物に活用したそうです。若葉は食べることもでき、葉、茎、樹皮は入浴剤にしたり、皮膚や神経痛の薬効があるとのこと。
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この日は絵筆を使い、葉脈の間まで細かく丁寧に色をのせていきます。
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以下、作業をご覧下さい。↓
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絵の具の色が混ざり合い、とても鮮やかな色に変化するのも葉をめくってのお楽しみ。
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ひまわりの花びらは子ども達の指や手の平でハンドペインティングし、まさに手づくりの作品になっていきます。
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数日後には、手の指で表現した中央の種の部分を貼りつけ、素敵なひまわりの花が出来上がりました。どの作品も、夏の太陽が燦然と輝いているような力強いひまわりになりました。子ども達の元気が伝わってきます。
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自分だけの色の表現、混じり具合、感性のままに楽しんで描いたひまわりの絵。現在年少の各クラス壁面に展示しています。
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個々の表現をご紹介します(以下、3クラスとも一部のみのご紹介)。
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各クラスの壁面半分には「夏休みの思い出」の絵も展示しています。いろんなところへお出かけした楽しい様子を思い出しながら、紙いっぱいに描いています。
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各クラスにはしぜんコーナーを配置し、子ども達が観察をする姿があります。こちらはみんなで育てているツマグロヒョウモン(蝶)の抜け殻と図鑑。その後のツマグロヒョウモンについては、後ほどにお披露目していますのでどうぞお楽しみに!
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夏に花壇に咲いていたひまわりの花。背の高いロシアひまわりやミニひまわり。そして花が赤茶っぽい珍しい種類も元気に咲きました。
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続いてのの作品です。↓
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現在もしぜんコーナーにある大きなアカメガシワの葉。5月に一人ずつが手で種を植え、水をあげながらとても高く大きく育ったひまわりの花でした。今年はとても大きく育ち種もたくさん収穫することができました。体いっぱいで描いたひまわりが、今クラスを明るく飾っているところです。
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うまれた!ツマグロヒョウモン~お空へ(たんぽぽぐみ/年少)
そうです。産まれたのです😊 昨日9月23日(金)の朝、子ども達が登園しクラスに到着するとツマグロヒョウモンが飼育ケースの中で羽化していました。9月8日(木)にKくんがクラスに持ってきてくれてからおよそ二週間後に無事チョウになりました。私としては21日~25日の頃に羽化すると予想していましたが、昨日は子ども達とともにとても嬉しい日となりました。
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クラスにかけつけてケースをのぞくと、翅をゆっくりと開閉している愛らしい姿がありました。今回産まれたのはツマグロヒョウモンの男の子♂でした。
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横の図鑑を広げて説明してくれる子もあり、スミレの葉を与えながらクラスみんなで毎日楽しみに育ててきたチョウの羽化でした。幼虫、サナギ、そしてチョウへと変化する様子を、日々間近に観察できた貴重な体験となりました。

お帰りの時、みんなで空へお見送り~
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「ほうら、おそとにでられてうれしいっていってるのかなあ?」たんぽぽぐみ全員でひみつの庭のブッドレアの木の辺りで自然に放してあげるところです。
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「このお花はチョウが蜜を吸うとても好きなお花なの」 みんなで見守り育て来たチョウは無事お空へ飛びたてるでしょうか。
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ふたを開けてしばらく、ゆっくり外へ出てきたオレンジ色のツマグロヒョウモン。翅を初めて外気に慣らしているようです。産まれたお家が名残惜しいのか、なかなかケースから飛び立てずにいます。みんなも心配しながらその場でそっと見守る時間が暫くありました。
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「がんばってとんでいってね!」子ども達の応援の声が聞こえてきそうです。
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tsugumi先生がブッドレアの花の香りにそっと近づけていくと・・・。そこからフワッと空高くに舞い上がったのでした。
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ライオン壁泉の遥か空高くに舞い上がり、再びみんなの頭上高くに見えないほど小さくなって飛んでいくチョウの姿を全員で見送りました。小さな体に大きな力を蓄えていたことに驚きます。その間、子ども達は決して声をあげることもなく、言葉はないまま空を見上げていました。本当によかったね。無事チョウになり自然に飛び立った記念の日となりました。ちょうどお昼前にツマグロヒョウモンのメス♀がブッドレアの花の蜜を吸いにきていましたので、上手く出会えてお友だちになれるといいのですが😊
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さあ、いよいよお帰りの時間になりました。先頭の第1グループが出発する直前に、横のコケの上にいた小さなカタツムリを、年少児Hくんが名残惜しそうに眺めている姿がありました。また次に会えるといいね。
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園内のハギの花のまわりをキチョウが、また小さなシジミチョウも雨上がりにたくさん飛んでいた昨日金曜日でした。ヒガンバナもお彼岸の間しばらく咲いていてくれるでしょう。そう言えばあちこちに大きなキノコ“マントカラカサタケ”も姿を見せていた雨上がりの一日でした。

2016.09.12

9月12日(月) / ムクゲ “ルーシー”・クロメダカの放流(先週末)・みんなで育てている黒メダカ・ツマグロヒョウモン(蝶)の赤ちゃん!・落ち葉コンポストにいっぱいの○○!・園内通信

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   <ムクゲ “ルーシー”> アオイ科 学名 Hibiscus syriacus’Lucy’

八重咲きの花弁が重なり合って咲く、明るく華やかな品種のムクゲ “ルーシー”。猛暑の間はほとんど庭に出られず放ったらかしでしたが、少し暑さが凌ぎやすくなったら一つ二つと花を咲かせてくれました。花の中央には花の精 “ルーシー”のお顔が・・・。そっとやさしく微笑んでいるようです。
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黒メダカの放流
ビオトープには大きく成長した黒メダカが群れになって泳いでいますが、もう少し仲間を増やしてあげることにしました。
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「ほうら見てごらん。」バケツの中には約250匹の黒メダカの稚魚がいます。外あそびをしていた子ども達が集まり、用意した紙コップでそっとすくって水の中に入れてくれます。
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大事にそっと水に放してあげる姿があります。 ビオトープの石の上には草間から出てきた赤ちゃんかなへびも。
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時折、ヌマエビ、ヨシノボリ、小型ドジョウなどをビオトープ生態系ピラミッドの底辺を豊かにするために放流しているのですが、その時は絶好の生体観察の機会ととらえて子ども達に触れてもらいます。 傍ら、隣の芝生築山の切り株でジャンプあそびも始まりました。
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「いち、にの、ジャンプ」で飛び降りて、坂を勢いをつけて走り下り前方の長椅子にタッチして戻ってきます。
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サーキットあそびになり次々とお友だちがやってきます。 高くジャンプして飛び下りても面白い!
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なんどやっても楽しい、二回目に突入。
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年少児Kくんも図鑑を手に持ちジャンプ~! 続いてtomomi先生もジャンプ!
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芝生はほどよい下りラインを描き、重力をのせて走り下りるのがとても楽しい繰り返し運動になっています。
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年少児から年長児まで共に、遊びの場が自然発生的に出来上がり、それを楽しむ子ども達の姿です。 年長児Kくんも。もしかすると今練習中の運動会旗体操のポーズかな😊
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しばらくきれいなバランスのポーズをとってくれました。手がしっかり横に伸びていてなかなかナイス!
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さて、黒メダカの放流は佳境に入っています。もう手でつかんで水に入れてあげています。
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まだたくさんバケツに泳いでいるね。 おかたづけの鐘が鳴りました。年中児Rちゃん、Kくん達が最後はバケツから水の中へ直接ゆっくり流してあげ、メダカ達が連隊を組んでビオトープの中ほどに泳いでいく姿を見守っていました。
各クラスの黒メダカの様子
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ビオトープにいる黒メダカを間近に見られるよう各クラスでもそれぞれに飼っています。水槽に小石を敷き、ガボンバ(水草)、ホテイアオイ(卵の産卵床になります)を入れて育てています。すでに卵から孵った極小サイズの赤ちゃんメダカをケースを分けて飼育しているクラスもあります。お当番さんが毎朝エサをあげて大きくなるのを楽しみにしたり、メダカの動きをじっと観察している子もいます。
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ツマグロヒョウモンの赤ちゃん(幼虫)がきた!
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先週9月8日(木)にたんぽぽぐみのKくんが、お家から虫かごに入れて持ってきたのはチョウの赤ちゃん。「ツマグロヒョウモン」の幼虫です。ご近所の小学生からもらわれたという大切なチョウの赤ちゃんを、クラスのみんなで観察しながら大事に育てることになりました。食草はスミレの葉。みんなで朝からごはんになる葉をあげてみると、パクパクととても食欲旺盛であっという間に一枚をペロリと食べてしまったようです。今がすでに終齢幼虫なのでそろそろ次はサナギになり、10日~2週間ほどで羽化が見られるでしょう、と言っているのも束の間、本日(12日)の朝には、ツマグロヒョウモンの幼虫は無事サナギに変身していたのです! お休みの間にスミレの葉はしっかりと食べたあとがありました。ツマグロヒョウモンは幼虫はもちろん、サナギも独特で、黒っぽい色に金色か銀色の点々が縦に数個ずつ並んでついています。金色ならメス♀、銀色なら♂です。そう言えば過去のブログにご紹介したものがありました(「2011年10月ツマグロヒョウモンがうまれたよ!)。ツマグロヒョウモンのサナギは夜の間に羽化する習性があるので、誰が朝に羽化しているのを見つけることになるかなあ?楽しみです😊

9月12日(月) 本日の朝のたんぽぽぐみ
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チクチクの形の抜け殻を横に、無事サナギになったツマグロヒョウモン。点々は写真では銀色に見えますが裸眼で見ると金色っぽいようにも思えます。金色ならば女の子ですが、それは羽化してからのお楽しみ😊
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幼虫がサナギになった変化に見入る子ども達とtsugumi先生。ぶら下がったサナギはそっと触るとピクピクッと動きます。鳥か何かに食べられないように自己防衛する力も備えています。素晴らしいですね。各クラスではメダカや自然観察コーナーをつくり、子ども達が見つけたお山の自然をささやかでもクラスの中で感じられたり、図鑑で調べたりできるように工夫しています。
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落ち葉コンポストにいっぱいの〇〇!
ビオトープに黒メダカ放流の一方、ひみつの庭前の落ち葉コンポストが随分賑やかでした。とても大きく成長したカブトムシやカナブンの幼虫が、いつの間にかすくすくと育っているのを外あそびの時間に見つけた子ども達。続いて週末のプールの水あそび後も、年少クラスの男の子達とコンポストの腐葉土の中に生息している生き物探しをする時間を持ちました。
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腐葉土とともに虫かごの中にいるのはコンポストで育ったカブトムシの幼虫。夏の間にカブトムシが腐葉土の中に産卵したのでしょう。こんなにたくさん育っていたのはコンポストを作って以来のこと。
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かたわら、興味深く眺めている年長児Sくん。中には10㎝以上の大型ショウリョウバッタがいます。草間や芝生の中には今日もたくさんのグラスホッパーが見られます。 ほらっと見せてくれるのは年長児S太郎くん。
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腐葉土を食べて大きくなった二匹を目の前に紹介してくれました。これから秋、冬の間にさらに腐葉土を食べて育ち、大人の手の平いっぱいの大きさにまで成長します。楽しみだね。子ども用スコップで土を掘り、観察したらそっと元の土をかけて返してあげています。
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これもお部屋で飼いたい!との子ども達の要望があり、カブトムシ用の平型大き目サイズの飼育ケースをただ今調達中です。 ひみつの庭のブッドレアの花を吸蜜するツマグロヒョウモンのメス。上でご紹介したサナギの羽化が今からとても楽しみです。
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本日は園内通信「お知らせ47」「お知らせ48」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ47」
◇ 運動会役員のご協力お願い(お父さま)
◇ 運動会誘導係のご協力お願い(お母さま)
「お知らせ48」
◇ 保護者出場の各種競技についてのご案内と参加者募集

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9月6日(火) / ミソハギとキタキチョウ・水あそび記録(9/5)

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 <ミソハギ>   ミソハギ科 学名 Lythrum anceps  和名 禊萩  原産地 日本,東アジア
 <キタキチョウ> シロチョウ科 学名 Eurema mandarina
          分布 世界的に広く分布。国内は本州(秋田,岩手県以南)、四国、九州、南西諸島

ミソハギはお盆の頃から咲くので盆花(ぼんばな)、または精霊花(しょうりょうばな)とも呼ばれ、昔、禊(みそぎ)に使われたことと秋の萩の花に似ていることから名付けられた名前です。国内の川辺、湿原などに生えますが、園内ではひみつの庭のビオトープの中ほどに水生植物として群生し、ヤゴがピンク色の穂状の花の上まで上り羽化する場所となったり、他にひみつの庭の内外に普通に植えてみたものが根付いています。

そのミソハギを吸蜜しているチョウ(上写真)を、園内で子ども達は一般的な名前でキチョウと呼んでいますが、従来キチョウとされてきた種はキタキチョウ(本州~南西諸島に分布)とキチョウ(ミナミキチョウ、南西諸島に分布)の2種に分類されることになりました(2005年より)。本州に分布するのはキタキチョウ(吸蜜植物ハギの仲間)とツマグロキチョウ(吸蜜植物カワラケツメイなど)ですが、キタキチョウかツマグロキチョウかを見ただけで判断するのはとても困難です。ただし、キタキチョウはミソハギも吸蜜するため、ひみつの庭にやってきたこちらの写真のチョウは「キタキチョウ(秋型♂)」ということになるでしょう。

          *  *  *

昨日9月5日(月)記録 水あそび(年少クラス)

昨日のこと。台風12号は幸い熱帯低気圧に変わりましたが、昨日朝は台風到来を前に夏に舞い戻ったかのような天候となり、額や鼻の上に汗をかいて子ども達は園に到着しました。そして早速、水着に着替え各学年が壁泉プールで水あそびを行いました。
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まず園庭で準備運動を十分にしました(年少児クラス)。
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ぐるりとウッドデッキに腰かけて、手で水をすくって~~、パーッ!😊
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昨年の年長児が植えたパープルカラーの小さなブッドレア。   お水が気持ちいいよ~。
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思い思いに水あそびタイム。            「楽しいよ~」ってニコニコ笑顔のAちゃん。
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「ほうら、こんなのできるのよ」とKちゃん。       暫く自由タイム。
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「あっ、でてきた😊 ライオンさんのお水!!」  この後、一人ずつ流水で水あびをしながら通過しました。
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年少児さんが水あそびを終えました。「楽しかった」と目の前の今を思い切り笑顔で楽しむ(生きる)ことができる子ども達は輝いています。私達大人もそうありたいものです。年中児は年少児の前に、年長児はクラスの活動ののち最後に水あそびを楽しみました。

2016.09.01

9月1日(木) / ブッドレア・二学期スタート・園内通信

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<ブッドレア> フジウツギ科 学名 Buddleja davidii Franch. 英名 Butterfly bush , Summer lilac

猛暑の夏が過ぎ、朝夕は虫の音とともに秋の気配が漂います。いよいよ今日から二学期が始まりました。夏休みの間は朝から賑やかすぎるほどだった蝉しぐれも、随分静かになったお山の朝です。みんなの到着を待っていると、8時45分を過ぎた頃、子ども達の声が少しずつお山を上ってきました。そして幼稚園門に到着すると、陽に焼けて一回り成長したお顔で『おはようございます!』と、一学期と同じく元気にご挨拶する声が響きました。夏休み中に泳ぎに行ったこと、楽しいお魚の映画を観たことなど、いろいろお話をしてくれました。

今日は始業式を終え、晴天のもと、園庭で虫探しや一学期に植えたヒマワリがたくさんの種をつけている様子を観察しながら、11時半のお帰り時間まで園庭でたっぷりと遊びました。ひみつの庭には夏の花が今も咲き残っています。中央にはチョウが大好きなブッドレア(上の写真)が株を大きく生長させ、今なおたくさんの花を咲かせています。そこへ今日もツマグロヒョウモン、クロアゲハ、アオスジアゲハ、キチョウが訪れる姿が見られました。隣のビオトープの魚類も一回り大きくなって泳ぎ回る中、オニヤンマが辺りを悠々と飛んでいました。真っ赤になったアカトンボも水面高くを飛んでいます。

夏休み中に園のホームページをリニューアルしました。全体のエンジ色系ブラウンは幼稚園ポスターの色と同じく園のイメージカラーでもあります。シンプルに引き締まりよくなりましたね、とのお声を今朝頂戴し太郎先生ともども嬉しく思いました😊。幼稚園の”ひみつの庭”や”ひみつの森”を取り巻く自然環境についても具体的にご説明を加え、ここ数年間の自然分野の取り組みの際に撮影した写真をピックアップしホームページトップにレイアウトしました。今はほんの一部のご紹介ですが、季節がめぐるにつれて新たな一枚を加えていく予定です。

また明日は、二学期はじめの園庭開放を10時半より実施致します。未就園児さんはどうぞお散歩がてらお山までお遊びにいらして下さい。3日(土)午前10時より、来春ご入園の方のための第1回入園説明会を致します(第2回入園説明会は7日(水)午後2時より)。幼稚園に至るお山の坂道が夏の工事のために凸凹していますが、二学期中は園児が登降園に通りますので工事は一旦お休みされます。次回冬休みにに入ってから、業者さんが元通りに工事を完成されます。どうぞお気をつけてゆっくりとお上り下さい。

明日は晴天の予報ですので、全園児がひみつの庭のライオンプールで水あそびをする予定です。今暫くゆく夏をできる限りみんなで楽しみたい一方、並行して運動会プランも先生達と検討中です。保護者の皆さまにも近く、ご協力のお願いをさせていただきたいと考えております。その節にはどうかよろしくお願い致します。

<今朝の登園風景> 一段一段、しっかりと上ってきました。(グループ一部の様子)
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お山の下から猫ちゃんも上ってきてみんなを待っていました😊 子ども達に取り囲まれてご満悦かな。
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本日は園内通信「お知らせ42」「お知らせ43」「お知らせ44」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ42」
◇ 新しいお友だちのご紹介
◇ お弁当、手提げ袋、保育料、体操服、体操服購入について
◇ 「水着セット」「置き靴」「森のお着替えセット」お持たせについて
◇ カプラ教室、課外教室、悪天候の降園、未就園児園庭開放について
◇ 平成29年度入園説明会について
◇ 平成29年度園児募集ポスターについて
「お知らせ43」
◇ 保護者会のご案内
「お知らせ44」
◇ 第3回ふれあいサタデーのご案内

2016.07.18

7月18日(月) / オニユリ・シャボン玉(夏期保育)

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            <オニユリ>  ユリ科   原産地 北海道~九州
                      学名 Lilium lancifolium Thunb.    英名 tiger lily

真夏に咲くいま満開のオニユリです。今年は先週14日より咲きはじめました。子ども達がお山の最後の石段を上りつめた右手側と、左手の固定鉄棒前を進んだ植え込みの中から数本が顔を出して咲いています(2015オニユリ)。

開花一日目の朝、つぼみがついたままの長い茎が折れていたのを年中児Kくんが見つけたので、そのままクラスに持って行って花瓶に挿してもらうように伝えました。やがてつぼみが反り返りながら開花。クラス内でその様子がみんなの目に留まることとなり、『オニユリ』という花の名前を子ども達が覚えたようでした。お帰りの際も、ここを通るたびに「せんせい、お部屋でオニユリのお花が咲いたよ」「ここにもオニユリが咲いているよ」という女の子や男の子。黒い斑点のあるオレンジ色の濃い花を、強い夏の陽射しとともに子ども達はきっと大きくなるまで覚えていることでしょう。

花言葉は「愉快」「富と誇り」「荘厳」「華麗」「陽気」など。学名の「Lilium」はギリシャ語の「leirion」を表し、「lancifolium」は「披針形の葉の」という意味とのこと。球根はヤマユリと同様にユリ根として貴重な食用になります。
[オニユリを上から見ると↓]
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しゃぼん玉(夏期保育)
本日はシャボン玉の日。天候に恵まれ全学年がシャボン玉を楽しみました。過去にも夏の保育でシャボン玉をしましたが、今年はとてもお楽しみ😊。それは・・・、手作りのお道具に加え、数種類のシャボン玉グッズ(Bubbler各種、Bubbleトランペット、自動Bubble製造マシン等 )が仲間入り。夢のようにオルゴール曲がお庭に流れる中、シャボンと戯れる時となりました。
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みんなでシャボン玉のお話を聞きます。各所のテーブルの上にはシャボン玉液、お道具が並んでいます。
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一人ひとつのシャボン玉ボトルを持ち、お首から下げた自分のストローを使っていよいよ自由にあそびはじめましょう。
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大きなたらいの中に骨うちわや布団たたきなどを使って空中に揺らすと、いろんなシャボン玉がつくれます。
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やさしいオルゴール曲も心地よく流れ、大きなシャボンの玉、小さなシャボン玉がたくさん飛び交います。
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そっと吹くといいかな。強く吹くとどうなるかな。シャボン玉の出具合を一人ひとりが試します。
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あっ、だんだん大きくなってきたシャボン玉。もっと大きくなるから見ていて。
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テーブルの上に浅めに入れたシャボン液にいろいろな型のお道具を浸し、何度も試しているとだんだんコツがわかってきます。
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Aくん、そっと手を動かして、ながーいシャボン玉ができたよ。
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ほ~らHくんもできてきたね。まだもっと長くなるかな。
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このピンク色の穴空きのタイプは簡単に大小たくさんのシャボン玉ができあがります。どんな風に動かすか思案中の様子。 ほうら、とんだとんだ・・・シャボン玉.。o○.。o○
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こんなにあわがたくさんでてきたよ、とAちゃん。 これも見て、とSちゃん。
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液の浸し方にもコツがあるような。そっとつけてシャボンの膜が破れないように。
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Rくん、フ~~と。シャボン玉がいっぱい飛び出します。「じょうずでしょ!」
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両手でやってみるとどうなるかな? 私も両手でたくさんのシャボン玉をつくって飛ばしてみました。 Mちゃんも歩きながらのシャボン玉づくり。
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Hちゃんもシャボン玉。大きくなってとんでいったね。 さあ、大きいのをつくるぞ~、とAくん。 すごいすごい、上手くできたね。
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ゆ~っくり、ゆ~っくり下に落ちてきたシャボン玉。われないように、いつまでも消えないように・・・
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ほうら、もう一つ。こんな形にもなったよ。
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こちらも挑戦。大きくてまる~いシャボン玉はどうすればできるかな。 シャボン玉がつぎつぎに生まれでます。
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す~っと動かしてみると、こんな形に。
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まるで袋のようにのび~るシャボン玉。
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ほらっ、楕円形の特大シャボン玉のできあがり!
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丸窓の下にいたのはRくん。一度に何十個ものシャボン玉が生まれています。
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どうしてシャボン玉ができるのかなあ。あれこれと思索中。 こちらはBubbleマシン。
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次々とシャボン玉が飛び出します。どうなっているのかな?
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ゆ~っくりと試しているSちゃん。もうどれだけシャボン玉ができたかわからないくらいたくさん作っていました。
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こちらは石畳に腰かけた女の子達。次々にシャボン玉がストローの中から飛び出しています。お友だちと一緒にするとさらに楽しいシャボン玉。
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今、第1園舎前に満開に咲いているのは”暁の混合”など各色の朝顔です。
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シャボン玉はフーっと強く息を吐ことで自然と深呼吸ができることにもなります。正しい深呼吸はまず息を吐くことからですが。勿論、子ども達にもとても有効です。
🐧深呼吸🐧
体から息をすべて吐き出して、お腹を膨らませながら鼻から新鮮な空気をゆっくり吸い込むことで疲労回復の効果が大です。やがて全身の血流もよくなり、何より自律神経が安定します。毎日、深呼吸を取り入れる健康法を実践しています。ただし続けてするのは一度に2回まで(あまり続けるとしんどくなるので)。予防医学の先生に一日に30回は取り入れるようにと言われます。シャボン玉をしながらこんなにいいことはない!などと考えつつ、子ども達の笑顔と空高くに飛ぶたくさんのシャボンの玉を見てまた嬉しくなります。
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日に日に咲いている朝顔の緑のカーテンと花。みんなで植えた朝顔がもう屋根に届くくらいに大きくなっています。
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フーっと吐く息とともに真っ直ぐに飛び出すシャボン玉。いよいよお終いの時間となりました。楽しかったね。
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たんぽぽぐみ前の花壇のヒマワリ。こちらも年少児みんなで種を植えたもの。すでに見上げる高さになりました。今年は夏休み前にみんながヒマワリの開花を見られて本当に幸いでした。今もまだまだ生長中。夏休み中もさらに大きく幹も太くなり、夏休み明けにはたくさんの種をつけていることでしょう。楽しみですね。

明日、明後日とお天気は快晴の予報😊。明日はひみつの庭の芝生築山とライオンのプールで遊びます。明後日は夕方から納涼保育です。お山からの夜景とともに皆さまにお楽しみいただけますよう、あれこれみんなで企てております。どうぞお楽しみに💖

2016.07.06

7月5日(火) / 水生植物”コウホネ”・年中児水あそび&ひみつの庭の”ママの日”だより

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        <水生植物”コウホネ”>  スイレン科  学名 Nuphar japonicum  分布 日本、朝鮮半島

沼や池に自生する水生植物の”コウホネ”。こちらはビオトープが完成した2013年にポット苗をいくつか水底に置いただけでしたが、数年後の今は水面が華やかになるくらいに株が広がり、魚類やカエルなどの潜む場所になっています。

[👇以下ウィキペディアより引用]
生育環境など
日本、朝鮮半島に分布する。浅い池によく見かけるが、流れの緩い小川に出現することもある。根茎が骨のように見え、コウホネ(河骨、川骨)の名の由来となっている。庭園の池で観賞用に栽培されることもある。沈水葉をアクアリウムで鑑賞する例もある。
生薬として
根茎を縦割りにしたものは川骨(センコツ)と言い、日本薬局方に収録された生薬である。調栄湯(ちょうえいとう)、治打撲一方(ちだぼくいっぽう)という解熱、鎮痛を目的とした漢方方剤に配合される。なお、含有される成分としては、例えばヌファリジンなどが知られている。
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ひみつの庭の”ママの日”だより(7/5(火)記録)
昨日は、一学期最終回のママの日でした。日中は最高気温が36度。天候に恵まれ梅雨明けした真夏日のような一日に。先週末に発表会を終えた週明け4日(月)は、年長、年少児がライオン壁泉プールを楽しみました(年中児は時間の都合でかんたん水あそびだけ)。再び昨日火曜日は、朝一番から水を溜めて10時半頃からやってくる年中児を待ちました。
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たんぽぽぐみ前花壇のミニヒマワリが花を咲かせ、その後部の大型ヒマワリが見上げる高さに育っています。
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第一園舎前の朝顔。こちらは“浜の混合”“浜の輝”などの計5種類ほどの日本朝顔をミックスして植えました。中には矮性種も混ざりどのように咲くのか楽しみです。 右上写真は昨年の年長児が植えたまだ小さなブッドレア。蝶の好む花です。
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ひみつの庭ビオトープ周辺のピンク色のエキナセア。よく咲きました。
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朝の自然の中、ライオン壁泉からの水音が心地よく響きます。勢いよく水を出すと約30分でほぼ満杯に溜められます。
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10時半。ママ達が手入れを始めておられる姿があります。
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ライオンのお口から水がザザー。 年中クラスが出てきました。園庭で準備運動をかねて体を動かしています。
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それっ。ブランコのまわりをぐるり〜とかけっこ。 それでは入りましょう。
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すでに水は溜まり太陽の光が水面を照らしています。上の大木クスノキは春に半端ではない落葉があるので大変ですが、夏にはほどよい木陰を演出してくれます。
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順に体に水をかけてウッドデッキへ移動。 さあ、足をバタバタ~。水しぶきがあがります。
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それでは、いち、にの、さんで水につかりますよ~。と次々にゆきぐみ、ほしぐみ合同で水の感覚を楽しんでいます。
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さあ、自由にあそびましょう。思い思いの楽しい時間。tomomi先生、yoko先生も子ども達とともに水をエンジョイ。
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7月1日より今年はセミが鳴き始めました。蒸し暑くて梅雨空だったのが嘘のように快晴になり嬉しい限り。とても水あそびを楽しみにしていました、とママの声も。
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子ども達の歓声が空まで届くのではないかと思うくらい大きな声が響き渡っています。
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とうとうキャップを脱いで水をすくっています。ザザー。
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くったくのない笑顔で水と戯れる子ども達。
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子ども達と飛び上がる水の粒が見えます。新しいカメラにしてよかったと思うこの頃。
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子ども達が降る雪と戯れる冬のシーンと重なりますが、夏は水です。目の前のしぜんとありのままに戯れることのできる子ども達が素敵です。
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はーい、それでは少し芝生で休憩しましょう。青々と成長した芝生の上を素足で入る子ども達。土、砂、そして草や芝生を素足で踏み込む感覚は大事です。この日は太陽で熱くなったウッドデッキや芝生、水の中の感触など靴をはいた時とは違う感覚を体験できました。お母さま方がコツコツと手入れを施して下さったお陰で芝生が見事に再生。皆さま有難うございました。太陽の光を浴びた芝生が子ども達を待っています。
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寝転がったり、コロコロと芝の斜面を転がり下りたり。
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思い思いに過ごす時間がしばらく流れました。みんな気持ちよかったかなあ。
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私も仰向けに転がり高く空を仰ぐと・・、樫の木の上に広がる青い空が見え感激!空は海のようにも思えます。子どもの頃よりも今は感激が大きいかも知れません。
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再び水で足元を流してプールへ。流れ落ちるライオン壁泉からの水流と戯れる姿を見ているとこちらも嬉しくなります。
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みんな笑顔のひととき。子ども達はとてもフォトジェニック。
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ご来園のママ達も子ども達の声に驚いておられるのでは?大きな歓声が響きます。
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こちらは頭の上にとまったシオカラトンボ。この日はオニヤンマ、シオカラトンボ、ネキトンボ(アカトンボの種類)などの姿がありました。特にシオカラトンボは水が大好き!水場の子ども達の上を仲間に入れてほしいとばかりに飛び回っているので、昆虫好きの子には気になって仕方がないところです。レンガの壁や掛けているTシャツなど同じ場所に舞い戻って止まりにくるので更に面白いね。
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続いてビオトープをみんなでみにいきましょう。水辺に植物や生き物がたくさん生息しているところです。みんなの目に見えるもの、見えないものがここにはありますが今日はなにに出会えるのかな?
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睡蓮の葉の上には巻貝、トンボやカエルなどが休憩しています。子ども達の足元までおたまじゃくしが泳いできてじっとしています。水面がとても澄んでいるので水底に堆積した腐葉土までよく見えます。腐葉土の下には二枚貝をはじめ小さなドジョウ、ヨシノボリをはじめとする土壌生物などがたくさん息づいています。
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オタマジャクシがたくさんいるね。手に届きそうなところまでやってくるお魚などを目で追いかけます。
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シオカラトンボは案外素手でつかまえやすいトンボです。4枚の翅をたたんで一つにして上からそっとつかまえてごらん。目と足を動かしているね。翅がぬれると飛べなくなるかな。
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枕木の間の雑草、モチノキの周りの草抜きなど、細かな部分まで手作業されます。
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ハンディタイプの芝刈り機の音も心地よく響いてきます。最近ではひみつの庭外周の石畳の間やフェンス付近、またコンポスト近くを細やかに手入れされる姿があります。私達は落ち葉を集めるのがやっとの日々ですが、ママ達のお陰で今の庭は維持されています。
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モチノキの足元に植えたミソハギがもうすぐピンク色の花を咲かせてくれる頃です。本来は水辺に生息する植物ですが、案外丈夫に根付いています。植え付け数年間は夜にやってくるシカがこの味を気に入ったようで、紫陽花、ライラックなどとともにこの辺りの植物の葉を食べつくしてしまいました。シカは何でも食べてしまいますが馬酔木、チューリップは食べませんでした。樹木や子ども達が植えた花壇の植物が被害を受けるため、夜中2時頃に起きて出没するシカを追いかけたことも今では懐かしい思い出になりました。現在は森のパトロールなど行政、地域の対策の方々が動いて下さるお陰と感謝しています。
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さあ、水で流してサンダルをはいてクラスに戻りましょう。楽しい水あそびの時間でした。
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エキナセアと矮性ホリホックが開花しています。どちらも昨年の年長児が好きなところを選んで植えた花です。
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石畳の合間や端の方まで手入れのお陰で場所が光っています。
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おもちゃ倉庫前をお掃除中されるママ達。
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ママを見つけたかな😊 一緒に草抜きをやってみる? ビオトープの半円レンガのエリアは水辺の観察ができる場所。横のクリーピングタイムの植え込みの中は結構枯れ葉が落ち込んでいます。この辺りを細やかに取り除いて下さいます。またここは、オニヤンマが土壌に産卵する場所でもあります。もちろんカエルも隠れています🐸
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丸窓の下を手入れ。オレンジ色のてみはすぐにいっぱいになりますが使いやすいサイズです。 芝生のサークルスペースエリアでは親子で活動中の姿が。Kちゃん親子の微笑ましい距離が見られます。
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細やかに電動芝刈り機を使用中のママ。お陰で築山もサークルスペースも、青々とした芝が子ども達の足元に広がっています。 コンポストは実はいろいろな生き物がいる場所。昨年はここから羽化したカブトムシが出てきました。今年はどうでしょう?
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ママに何かを見てもらっているのかな、Tくん。 おかたづけの鐘が鳴りました。一人ひとりがしっかり元の場所に戻しましょう。
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気軽に水あそびを終えた年長クラスが庭から出てきました。    お母さんありがとう。
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ママ達もそろそろ仕上げの頃でしょうか。私達は決して手が届かない草間の手入れを有難うございます。
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ことりぐみの子ども達。元気に飛んでいるトンボを観ているのかな。お母さんいつも有難うございます! 真夏日の最中、大変お疲れ様でした。庭の北側エリアはわずかながら建物と樹木の日陰になります。ささやかですが冷菓、お茶をお召し上がり下さい。
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子ども達がお花を見たり、花苗を植えたり、昆虫や水生生物たちの生き生きとした姿を観察できるビオトープガーデンは、お母さま方のご協力でもって現在支えられ守られています。そして庭を漂う空気に透明感があり、爽やかな意識が行き交う場所にもなっています。そんな中で子ども達が芝生の築山に仰向けになり空を眺めたり、野菜を育て収穫したり、壁泉プールで絵本や紙芝居を先生に読んでもらったり、また夏の水あそびで吹き抜ける風を仲間と感じたり、スイスイ泳ぐ魚類をいつまでも見つめられる自然の庭がひみつの庭です。

「子どもたちが出会う事実ひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒や豊かな感受性はこの種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代はこの土壌を耕すときです。」と述べているのはアメリカの海洋生物学者であり作家のレイチェル・カーソンです。自然を感じられる環境の中で、好奇心と豊かな感性が育まれることがまず大事です。
一学期の間、お母さま方にはご多用の中お力添えをいただきまして感謝しています。来る二学期も引き続きどうぞよろしくお願い致します。

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