2014.03.03

3月3日(月) / 菜の花 “カンザキハナナ”・絵「おはよう、おやすみ展」ご案内・園内通信

写真 3 菜の花20130303
     <寒咲き花菜“カンザキハナナ”>  アブラナ科   原産地 ヨーロッパ
                             学名 Brassica sp    日本全国に分布

     写真 2 菜の花20130303

~春になると祖父の畑一面に咲く菜の花。その上をモンシロチョウがひらりひらりといっぱい飛びまわる~
花の香りをふくんだ春の畑の中で、夢のようにそれを眺めていた。私の幸せの原風景の一つです。
そのようなことを私の妹と懐かしく話していたら、送ってくれたのがこの画像でした。
滋賀県守山市湖岸道路沿いのなぎさ公園内に、“カンザキハナナ”という早咲き品種の菜の花が、約12,000本にわたり1月から咲いているそうです。寒咲き品種なので、今はもう満開を過ぎた頃かも知れません。
本日は3月3日ひな祭り。桃の花と菜の花を飾り、女の子の幸せな成長を願います。
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『おはよう、おやすみ展』
2014年3月4日(火)~3月9日(日)
『同時代ギャラリー 』
〒606-8082京都市中京区三条通り御幸町角 1928ビル1F
TEL075-256-6155 開廊時間12:00 noon~7:00pm
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「おはよう」「おやすみ」の時間の流れを感じていただけるような作品、展示を企画。
それぞれが表現した「おはよう」「おやすみ」の世界を楽しんでいただければ幸いです、とのこと。
こちらは、日本画を専攻している美大生の甥(前出の私の妹の子)が、高校時代の同級生と企画したグループ展です。小さな頃から絵を描くことが大好きで、なぜか私のことを「ママ」と呼ぶ脩(しゅう)くんが、いつもの日本画ではなく、どのように「おはよう」「おやすみ」を表現しているのか実はとても楽しみです。
場所は河原町通りから三条商店街を西へ、寺町通りをさらに越えてしばらく行った左側建物“同時代ギャラリー”。ご興味のある方は是非お出かけ下さいましたら幸いです。
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本日は、園内通信「お知らせ83」をお出ししました。
内容は、
◇ 生活発表会を終えて
◇ 努力賞授与について
◇ “卒園記念大文字登山”についての補足(年長児)
◇ 3学期ビデオ申込みについて(申込書つき)

2014.02.25

2月25日(火) / ラナンキュラス咲いた!・発表会program・園内通信

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       <ラナンキュラス>  キンポウゲ科  原産地 中近東,地中海沿岸
                      学名 Ranunculus asiaticus  別名 花金鳳花(ハナキンポウゲ)

幾重にも重なった花びらが魅力的なラナンキュラス。毎年この時季になると、春の訪れを知らせてくれる花として店先で見られます。
週末、神戸で見つけたときには何と真っ赤な固いつぼみでしたが、次の日には窓辺の陽射しを受けてご覧の通りに。コーラルピンクの花びらがとても優しいです。
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「生活発表会 programs」
先週末にお持ち帰りの発表会プログラム。赤いハートのついた表紙を開くと、先生の手書きのメニューが見られます。お雛さまとお内裏さまの衣装もいろいろな色柄があって何とも愛らしく、毎年手にするのがとても楽しみなお手製プログラムです。
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昨日、年中クラスの歌、リズムバンド練習を訪問しました。第三園舎のお部屋の隅に飾られたお雛さまに見守られながら、舞台の上で両クラスがしっかりと日頃の練習成果を発揮することができました。
1月20日頃より練習をスタートし、外遊び水曜日を除いて実質二週間と少々という短い練習日数にもかかわらず、みんなで力を合わせてよくここまで頑張ったと思います。
今回は、「子ども達の身近にあるお道具で良い音が出る物」や「手作り楽器」を使って演奏する箇所も含んでいます。発表会の日には、クラスが一つになって歌とリズムに取り組んでいる様子を温かく応援していただきますようお願い致します。
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本日は、園内通信「お知らせ80」「お知らせ81(年長児のみ)」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ80」
◇ 現在の子ども達の健康について
◇ 「置き靴(外遊び用)」についてのお願い
「お知らせ81(年長児のみ)」
◇ 卒園記念大文字登山について

2014.02.14

2月14日(金) / ストック“stock”・雪の朝・なわとびオリンピック選手!・抹茶ロールと手作りケーキ・Une petite ballerine !

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    <ストック>  アブラナ科   原産地 ポルトガル
              学名 Matthiola Aiton  英名 ストック  和名 紫羅欄花(アラセイトウ)

窓辺でよい香りを漂わせているのは南ヨーロッパ原産の多年草“ストック”。早春の花として毎年今の時季になると店先で見られます。英名ストックはスキーのストックが語源で、しっかりした茎や幹を持っているので名づけられた名前だそうです。また、和名は紫羅欄花(アラセイトウ)。葉がふんわりと分厚くポルトガルの毛織物ラシャ布「ラセイタ」に似ていることからアラセイトウと訛って呼ばれるようになったとのこと。和名については私は初めて知りました。
ブロッコリーやカリフラワーと同じアブラナ科なので食用にもなるのだとか。花言葉は平和、思いやり、永遠の恋。
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「雪の朝」
今年一番の積雪となった今朝、思わずたくさん写真を撮りました。庭に上がると子ども達を待つ園庭は一面の雪景色。撮影中もやわらかな雪が降り続け、到着した子ども達にうっかり頭に積もった雪を指摘されるほどでした。
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 いつも園庭にいるテラコッタのカタツムリくん。今日はお顔を隠していました。
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 3~4㎝は積もっていたでしょうか。鉄棒の斜め鉄柱にもしっかり雪が積もっていました。
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 今日のブランコは白。雪のクッション。           鉄棒、雲梯、アスレチックも雪をのせて。
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 ジャングルジムもグローブジャングルも雪化粧。       まつぼっくりフィギーノから見える桜の枝も真っ白に。
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 レンガの丸窓からチラリとのぞくライオンの顔。       子ども達がすわるベンチにも雪。
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 「ひみつの庭」の雪景色。アラカシ、モミジ、ナナミノキ、サトザクラなどの高木にも美しく雪が積もりました。幼苗ライラックにも雪。
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 真っ白のお砂糖を振りかけたような「ひみつの庭」。     エントランスのサークルチェアも真っ白。嬉しいお知らせです!! キンメツゲのトピアリーの足元に昨年11月19日(火)と29日(火)の“ママの日”にみなさんで植えたスノードロップの芽が顔を出してくれました!数ヶ月で発芽するとはとても驚きです。フランス北部の街アミアンから海を渡って届いたスノードロップですが、ヨーロッパでは雪の中でも1月から花を咲かせているそうです。
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 3㎝ほどの小さな芽。上手く根付いてくれて本当によかったです。右上写真はメタセコイヤの小さな松ぼっくり(球果)とスノードロップの芽。
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 フェイジョアに雪が積もって低くしな垂れていたので思わず雪をはらいました。壁泉のウッドデッキも一面真っ白の雪が敷き詰められました。
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 額から鼻に雪をのせた壁泉ライオン“Leo”。御影石のライオンにとっても今年は初めての大雪です。
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 ビオトープも一面真っ白に。黄色のユズの上も雪帽子。ビオトープ水面はしっかり凍っています。エビ、メダカ、タナゴ、ヨシノボリ達はどうしてるかなあ?みんなにとっても初めての冬。
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 芝生の築山も真っ白です。青々とした夏の芝生で子ども達が遊んだ昨夏が懐かしい。チーク材のスネイルベンチも雪をのせて。
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 正面ゲートのアイアン製カブトムシくん、カタツムリくんも雪をたたえて雪化粧。
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 アイアンゲートのトップにも積雪。白い空からつぎつぎに舞い下りる雪。右上写真はサクラの枝一面に積もった雪。その中を鳥の群れが集まっているのが見えました。スズメではなく、ムクドリかな?ツグミかな?鳥をじっくり近づいて見てみたいといつも思う。
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 そっと近づいても一斉に飛び立ってしまう鳥たち。ざっと100羽近くはいるでしょうか。
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 「おはよう!」 8時50分頃。いよいよ第5グループさんが到着しました。真っ白に積もった坂道をみんな上手くのぼってきました。早速、足元一面に広がる雪にふれています。
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 ふんわりふんわり。真新しい雪を丸めています。       手袋をとって素手で雪の感触を確かめながら。
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 グローブジャングルの上にも積もっているね。ギュッギュッって音がして足跡がついてきます。温かな上着の上から防水のレインコートを着て、頭も体も全身が包まれています。
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 あちこちに積もった雪を見つけます。            ほら、こんなに大きくなったよ。雪だるまができそうね。
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 あら、年少児のKくんはちゃんとお部屋に向かっていましたが、何だか作業中の模様。「俵はご~ろごろ~、」のごとく雪玉を転がしていました。
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 「ほーら、こんなにおおきな俵ができあがり!どこにおく?」 「フフフ。ここにおいておこう!」みんなにあとで見せるのだそうです。
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 年少児たんぽぽぐみ前の花壇。こちらも赤ちゃんチューリップの芽がそろそろ出ています。たんぽぽぐみのみんなでいつも観察をしています。春になったら何色が咲くかな?楽しみだね。年長児園舎の風見鶏の上も雪。こちらは子ども達の到着前の撮影。
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 園長室前のテラコッタのウサギも今日は山盛りの雪。ちょっと重たそうかも。

各クラスとも来る発表会に向けての練習後には、思いっきり雪あそびの声が響きました。お家に帰ってもきっと雪だるまをつくるのでしょうね。
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「なわとびオリンピック選手!」(昨日2/13年長児)
園庭が賑わっています。お弁当のお茶を沸かす傍ら、暫しカメラを持って園庭に上がると・・、始まっていました!毎日年長児達が取り組んでいる「リレー式走りなわとび」です。自分に合った長さの縄跳びを選び、今では全員が背中から前にしっかり縄跳びの縄をまわしながら走ることができます。二人一組になりバトンタッチで走ります。上の園庭から下の通路を経由して石段を走りのぼってペアとバトンタッチします。悠々と走りながら縄跳びをまわす姿に驚かされます。冬休みにもお家で練習をしておられたと聞いています。まさに継続は力なり。
「20周目!」「29周目!」「30周いったよー!」と驚くほどのスピードで次々に走ってきます。階段の上り下り以外は走り縄跳びでビュンビュン走っています。ビデオ撮影でないのが残念なくらい、子ども達の気迫、勢い、真剣な眼差しを見ていると、あたかもただ今開催中のオリンピック選手さながらでした(この日お休みの方も有り全員ではありません)。
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「抹茶ロールと手作りケーキ」『茶のみやぐら』製
「焼き物の町」滋賀県甲賀郡信楽へは小さな頃に家族でたびたびドライブをかねて出かけました。目的は父の趣味用の鉢や母が家族の器やお皿を見繕うためでした。勿論庭には“たぬき”の置物もありました。お陰で私も陶器や磁器の器物が大好きになった訳です。
その信楽町には、1200年の歴史を持つ日本五大銘茶の一つ「朝宮茶」を生産する朝宮地区があります。畑は標高400mの山間地にあるそうです。本日は、朝宮茶の生産農家さんが作っておられる「抹茶ロールケーキ」を頂戴しました。感謝。
以前にもいただいたことのある「抹茶のくるくるロール」は、一番茶の抹茶のみでつくられたとてもソフトで美味しいものでしたが、本日は「煎茶のオトナロール」をティータイム(久しぶりの!)にいただきました。北海道産の黒豆が入っていてふくよかな大人の苦みがとっても美味。渋みのあとの香りと甘みは何とも言えず・・。おすすめです。
 お茶農家の店『茶のみやぐら』ホームページ
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 しっとりやわらかな生地の中に黒豆が入っています。ナイフを予めお湯で温めておくと生クリームがくっつきにくく上手にカットできます。
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 お茶道具が描かれたとても素敵なパッケージ。茶葉は全て自家茶園で栽培された朝宮茶が100% 。
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 またまた本日は先生による別ルートで手作りケーキも頂戴し、こちらも職員全員みんなで有り難く美味しく頂戴致しました。ハート型のチョコチップが素敵!
感謝。
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そして、ふと外を見ると、園長室のドアの前にボンと大きな雪玉が。「いっこせんせいにも見せておいてねー」とTくんがプレゼントで置いてくれたそうです(太郎先生談)。Tくんの笑顔が浮かんできます。有り難う!
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もう一つほほえましい姿をアップです。
「可愛いバレリーナUne petite ballerine !
数日前の朝のひととき。何かのお話からバレエの基本ポジションのポーズを披露してくれた年長児Aちゃん。名称も私にちゃんと教えてくれたのですがすべて覚えられず・・^^; 違っていたらごめんなさい。
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 おじぎ
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 バランス                              パッセ
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 プリエ                                1番
バレエの基本的なポジションだそうです。バレエは姿勢がよくなり体幹も鍛えられそうで何より楽しそうでした。頑張ってくださいね!
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本日は、園内通信「お知らせ78」をお出ししました。
内容は、
◇ 3学期生活発表会について
◇ 「3学期生活発表会ビデオ」の撮影,製作について
◇ 今月末のお帳面のお預かりについて
◇ 園児の健康ついて
◇ 園児名簿関連
◇ 実習生のご紹介
◇ “パパの日”について
◇ PHP推薦図書のご案内

2014.01.21

1月21日(火) / 南天(ナンテン)の実・庭の賑わい~おかたづけの鐘

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    <南天(ナンテン)の果実>
 メギ科  原産地 日本,中国,インド
 学 名  Nandina domestica Thunb.

夏に白い花をつけ、冬の今、真っ赤な実をたわわにつけているナンテンの実。
千両(センリョウ)、万両(マンリョウ)がお山の中でもたくさんの実をつけていますが、ナンテンは特に鳥が大好きです。葉先にぶら下がりながらも実を食べる様子をよく目にします。
この写真のナンテンは、「鳥が大好物だから庭のあちこちに種がおちて今年は山ほど実がなったから・・」と母がお飾り用にくれたもの。ナンテンは実を楽しむものでしょうね。

現在日本に自生しているナンテンは、平安時代に弘法大師が唐から持ち帰り、やがて日本中に庭木として広まっていったそうです。乾燥させた実には「南天のどあめ」にも含まれる「o-メチルドメスチシン」を多く含み咳止め成分を持つことも確認されています。
また「難を転じて福となす~」縁起ものの木としても親しまれています。私の母は、お赤飯を炊くと冷めた頃にいつも庭のナンテンの葉を上に飾っていました。それを子ども心ながら、綺麗だなあと思って眺めていたものです。綺麗なだけでなく、ナンテンの葉には「ナンニジン」という成分が含まれ、お赤飯の腐敗を抑えてくれる効果もあるそうです。
また「悪い夢を見たら床に南天を活けると悪夢が消え、枕の下に南天の葉を敷くと悪い夢を見ない」という言い伝えもあるのだとか・・。

観賞用、咳止め、殺菌効果、おまじない、庭木用、子ども達のつくる雪だるまの目^^)・・・と、赤い実のなる万能のナンテンに、寒く冷たい冬の間は有り難く肖(あやか)ろうかと思います。
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「本日のお庭」
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 先生 『にーんじゃにんじゃ』 子どもたち 『にんにん』
 先生 『にんぽう かくれみののじゅつ~~~』
いっせいに庭のあちこちに隠れにいく子ども達。園舎の横、収納庫まわりなど、小さな忍者たちがとても楽しそうな外あそび(*^_^*)。
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「ひみつの庭」につづく森の中「ひみつの森」へ朝からでかけて遊んできた年長児。続いて「ひみつの庭」で冬の自然を見つけていました。みんなでつくった雪だるまが庭のチェアの上に残っていたり、雪解けあとの冬の庭を観察します。雪がまだあったよ、と見せてくれるAちゃん。
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「ほらっ」と見つけた落ち葉を手にしたRちゃん。『ちゃいろとみどりがはんぶんずつのはっぱ、きれいでしょう』と説明してくれます。
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今日は「ママの日」でしたがさすがこの1月の寒空、今日は大寒。お母さま方はお休みでした。レギュラーのお母さまもお風邪とのこと、どうかお大事になさってください。ぽかぽかと太陽が温かいとよいのですが・・。
ゆっくりと「ひみつの庭」の入口前の植え込みを小さな熊手を使ってお掃除していたところ、落ち葉集めの作業が気に入ったようでお庭あそびの子ども達が、ミニ熊手で、また素手で落ち葉ひろいのお手伝いをしてくれました。
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「ほら、ゆきがまだあったよー」と見つけたYくん。子ども達の声が園庭、ひみつの庭に響きます。そこへ・・・
『リンリンリンリーン~~、リンリンリンリーン』と軽やかな鐘の音が響きました。これが鳴ったらお庭遊びのおかたづけの合図です。
以前は先生が大きな声で「おかたづけですよ~」と上のお庭や下のお庭に声をかけてまわり子ども達に伝達していましたが、大勢が遊んでいると声が届きにくいこともあります。そこで、3学期スタートからお庭に「鐘の音」を鳴らすことにしました。
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〔ベルのご紹介〕
音色として、スイスのカウベルのようなもの、小さな鈴のような軽やかなものなどいくつかを試してみた中で、最終的に選んだイタリア製の鐘。ブナの木製ハンドルと真鍮を磨き上げた鐘の表面が綺麗です。
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鐘の内部は6mmの鉄製の芯材です。鐘の音はお山の幼稚園のお庭には大きすぎず、小さすぎず、とても心地よく響いています。園長室にいてもかすかに聞こえてくるくらいです。
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子ども達がお弁当を食べにお部屋に戻ったあと、熊手、ほうき、てみで残りをお掃除しました。「ひみつの庭」入口左右の植え込みエリア。
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将来の「お山のライラック並木」!を目指すエリア。年末「ママの日」のコンポストの米ぬか散布作業のあと、約1ヶ月後は落ち葉のかさが確かに低くなったようです。コンポストの中で少しずつ発酵し始めているのでしょうか。約半年から一年で落ち葉堆肥になる予想です。
「あっ、あのばしょはね、おちばがだんだんつちになっていくところでしょ」とご明答のYちゃん。「カブトムシのようちゅうがみたいなあ~」という男の子も。早く来てくれたらいいね。ひみつの森の土を掘ってみたら寝ているかも知れないよ~。
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「ひみつの庭」エントランス部分に植えたスノードロップは、今年はまだ発芽しない模様です。来年の冬が楽しみです。右の写真、ワイヤーフェンスに絡まったハニーサックルも蔓が伸びて春の発芽を待っています。
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これはチェアの後ろに植えたオオデマリの芽。初夏には苗が大きくなって手毬のような白い花を咲かせてくれますように。右はシャクナゲ“太陽”のつぼみ。軽く5~60個のつぼみをつけています。春が今から楽しみです。
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2013.12.18

12月18日(水) / “プリマドンナ”・サンタさんありがとう!(クラスお楽しみ会のとき)・ひみつの庭の“ママの日”だより・カタツムリはげんきかな?・園内通信

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          <プリマドンナ>  サクラソウ科   原産地 中近東,地中海沿岸
                       学名 Cyclamen persicum

ウェーブラインが華やかなシクラメン“プリマドンナ ワイン”。オペラの主役であるプリマドンナの名がつけられただけあって、白と濃いピンクの取り合わせが華やかで美しい。冬の花、シクラメンが今年も窓辺を明るく飾ってくれます。
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サンタさんありがとう!(クラスお楽しみ会のとき)
今日は各クラスでクリスマスのお楽しみ会をしました。12月になるとお部屋ごとにツリーが飾られ、日に日にクリスマスムードが高まってきました。

今朝、年中クラスのお当番さん二人が園長室にお届け物をしにきてくれたときに、「ぼくたちがお部屋に飾っていたお手紙(サンタさんへの)がどこにもないんだけど、知らない?園長室にもない?」と開口一番に聞きました。
はは~ん、なるほど^^と思い、「お手紙はどこにいったのかしらね、ここにもないわよ~」とだけ応えておきました。
今日はサンタさんがこられるかもしれない日^^。もしかするとみんなのお願いのメッセージをみつけたサンタさんがあとでみんなのところに来て下さるのかも知れません^^。
「じゃあ、もしかしたらどろぼうさんかなぁ?」とどうしても合点がいかない様子で不思議そうにたずねるKくんAちゃんに、「どろぼうさんははいれないわよ。カギがかかっているんだから・・」と応える私。

さて午前10時頃のこと。園庭“ひみつの庭”の向こうに、トナカイのひくソリから下りて来られたサンタさんの姿が見えました。とても大きなお腹に真っ赤なお洋服、ふさふさの白いおひげ。大きな白い袋に入ったプレゼントをいくつも手に持って、次々に子ども達のお部屋をたずね「メリークリスマス!」とプレゼントを置いていって下さいました。

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7つすべてのお部屋をまわった後には、こちら園長室にも立ち寄られました。そして園長室から放送用のマイクを使ってしわがれ声で英語のメッセージを各お部屋に届けて下さいました。日本語にすると、
『メリークリスマス!可愛いこどもたち。わたしは北国からトナカイのソリにのってやってきました。みんなでたのしいクリスマスをすごしてください』とのこと。そしてサンタさんは隣にいた園長先生とにこにこ笑顔で握手をされました。
大喜びの子ども達がそれぞれのお部屋でサンタさんからのプレゼントを開けている頃、森に待たせていたトナカイのソリに乗ってサンタさんはふたたび高い空へ向かって出発されるところでした。
「サンタさーん、ありがとう~!!」と子ども達の声が山じゅうに響いてきた頃、ちょうど幼稚園の風見鶏の上をトナカイのソリに乗って飛んでいくサンタさんの姿がありました。サンタさんのお顔が一瞬にこっと笑ったように見えました。きっと子ども達の声がサンタさんに届いたのでしょう。
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“ママの日”だより (昨日17日火曜日)
今秋10月末より新たにスタートしたひみつの庭の“ママの日”ですが、昨日は今年最終回の取り組みでした。ふり返れば、7月にひみつの庭が完成、しかし宿根草の植栽を予定したエリアはそのままで、山の木々からは自然の営みにより毎日山ほどの落ち葉や木の実が落ちてきました。毎回、お時間を空けて来て下さるお母さま方のお力を頂戴し、ひみつの庭は美しく整備され、多種類の植物が植えられました。お庭は生きています。自然の生き物が姿を変えながらいつも訪れる場所となり、特にフジバカマ植栽後に早速やってきた蝶“アサギマダラ”を子ども達、お母さま方と観察できたことは私にとっても感動的な出来事でした。
10月24日(木) / ひみつの庭 “藤袴(フジバカマ)植栽!”
10月29日(火) / 幼稚園 “mama’s day ~ママの日~スタート”
ひみつの庭もこれから冬の最中を迎えます。体を動かしているとまったく寒くはないのですがさすがに吹雪など悪天候の日もあります。あまり無理なくあくまでゆるやかに活動できたらと考えています。

さて、昨日は、落ち葉のお掃除につづきコンポストの「落ち葉堆肥づくり」にトライしてみました。園内約1000坪から毎日先生たちの手により掃き集められる落ち葉は、ある特定の場所で自然の落ち葉堆肥にしています。この中では毎年カブトムシの幼虫がたくさん孵化し、秋には子ども達の手の平いっぱいの大きな日本カブトムシが育っています。残念ながら子ども達は踏み込めない場所になるので観察しにくいのがとても残念でした。
今回、お母さま方にご協力いただいたコンポストの腐葉土づくりは、微生物の力を借りて発酵し約半年~1年後にはひみつの庭の植物や樹木に子ども達の手でも与えられる堆肥となり、またカブトムシの幼虫などの生き物が身近に観察できる可能性を秘める作業になると考えています。一足飛びには完成しないプランですが、将来子ども達がコンポストの前で落ち葉でできた土を触ってみたり、自然の腐葉土を食べて成長するカプトムシなどの甲虫の幼虫や成虫を見ている姿を想うととても楽しみです。
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築山のイロハモミジもほぼ落葉しました。今日も小さなKちゃんの姿が。お手伝い有り難う。
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日頃手の届かないところも気づいていただきました。ウッドデッキまわりはいつも落葉があります。
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植栽の足元の落ち葉をてみで集めます。ウッドデッキ下のプールは来夏に水をためます。また普段の保育でも使います。
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さあ、ひみつの庭の奥に設置した散水栓から30mホースを延ばしてコンポスト前まで引っ張りだします。植栽を保護するために土の袋を置いてみました。ひみつの庭の外に散水栓をつくらなかったことを後悔することたびたび^^;。
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落ち葉のあるところに欠かせない大切な道具の一つ熊手。このエリアは毎年樹木が茂ったままで冬場は暗い場所でした。
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良質な玄米を精米する時にできた養分たっぷりの米ぬか。糖分やタンパク質も含まれ有用微生物の発酵資材になります。土が発酵するときには手を入れると温かく感じます。ご家庭でもコンポストを使い生ゴミを出さないご家庭も多くなっています。その際も米ぬかは有効です。10kg入りを3袋用意。手触りはさらさらと気持ちがいいです。
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以前のママの日にもコンポストの落ち葉の中から枝を取り出しましたが、落ち葉を一旦広げるとたくさんの木の枝が入っています。手で取り出す作業中です。
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約20㎝ほど落ち葉を敷き詰め→米ぬかを振りかけ→水をかける、この行程を数回繰り返しましょう。熊手を使って多量の落ち葉を手前にかき出します。
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さすがにこの作業はブーツが有効でした。私はうっかりいつもの靴^^;。ママたちはしっかりロングブーツ!
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落ち葉は一見軽そうですが、なんのなんの。とても重くて力が要ります。コンポストの上から失礼。
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コンポストの両外側に取りあえず枝を分けて置きます。下の方は良い土になってきているので重たくシャベルも活用します。
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ほら、見て下さい。白いカビのようなものが見えます。嬉しい瞬間です。下の方の落ち葉はすでに発酵、分解がすすんで糸状菌、放線菌が働いている証拠です。腐葉土の熟成期になるとこれらの菌は鳴りを潜め次はバクテリアが働きだします。
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う~ん。よい土ができかけています。新しい落ち葉と混ぜてならした上に米ぬかを撒いていきます。
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てみに入れた米ぬかもそこそこ重さがあります。今日は結構落ち葉、米ぬかと格闘する力が要る日となりました。ママたち有り難うごさいました。
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何度もてみでサラサラサラ~~と。まな板にのせたお肉に小麦粉をはたくような感じ?でもなく、あまりない感覚かも。そしてホースリールから水を撒いていきます。
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Kちゃんもお手伝いしてくれるの? なんでも興味があってやる気十分、貫禄十分^^
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後ろからお友だちのママに支えてもらって進みます。どこまで?ずっと森までいくって!
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お母さんが教えています「こうして大きい枝は折れるでしょ」 どんどん一輪車に持てる枝を載せていくKちゃん。なかなかたくましい。
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更に水を撒きます。何工程しましたっけ? 確か4工程ほどしたかと思います。
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さあ、周囲をほうきで掃いて冬の落ち葉堆肥づくりの仕込みはようやく終了しました。終了予定の12時を過ぎた頃。さすがに疲労感が残りました。私だけかな?皆さまお疲れさまでした。
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その頃、お楽しみ会を終えて園庭に出てきた年少ちゅーりっぷぐみの子ども達。「さあー、せんせいについてきてねー。それっ」
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びゅーーん、びゅーん。
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さあ、こっちですよー。みんなはやいねー。
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さあ、次はおすなばのところにタッチ~。
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さあ、つぎはどこへいこう、じゃあ、ジャングルジムまでー!
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はーい。それではみんなでお部屋にもどりましょう。
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クラスはみんな仲良し、さあ手をつないでお部屋までいこう!
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お疲れさま、でほっと一息いれましょう。Yママはお手製ベーグルを焼いてきて下さいました。少しずついただくのが何よりのご褒美です。Moママはアーモンドボール(スノーボールクッキー)を。
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私もフォションのアップルティーを皆さまに。Yママと重なりましたのでお味くらべもお楽しみ。以前あるお母さまに教えていただいた兵庫県西宮のケーキウス「ツマガリ」はとっても美味しいお店。昨秋訪れたことを思い出してつい取り寄せたシュトーレンを一切れずつ皆さまに。
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       今年最終回のひみつの庭の“ママの日”でした。お疲れさまでした。
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最後に落ち葉ボールに残っていた芝生の枯れ葉を上に載せて完了です。本当は上にビニールシートなどをかけて覆うとよいようですが、風で何処へ飛んでいくかわかりませんので落ち葉の重さに任せることにします。
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カタツムリは元気かな?
過日、ママの日に植栽したラベンダーを仕入れたときに、ダンボール箱の中に入れられたラベンダー苗にしっかりとしがみついたままやってきたカタツムリ。少し変わった柄をしています。
カタツムリを飼ったことはありませんがどのように大きくなるかしら?と思い、ラベンダーの葉や他のハーブを与えて飼っていました。
そこへ年長児の女の子Sちゃんが、お庭で見つけたあまりに小さなカタツムリの赤ちゃんを愛らしそうに手の中に入れて見せにきてくれたので、ケースの中で一緒に飼うことになりました。
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以来、年長児の女の子が代わるがわる登園した朝に観察にきています。カタツムリはいつの間にか大きくなってきました。レタスを与えると次の日には大きな穴が二つ。
子ども達の命名により、ラベンダーにいたラベちゃん(今ではラブちゃん)、小さなカタツムリの赤ちゃんはモミジにいたからモミちゃんという名前に。観察するたびにきれいなモミジの葉やドングリのお帽子などのプレゼントがケースに加わります。
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ある朝見ると、小さな赤ちゃんカタツムリがドングリのお帽子の中にちょこんと入っていました。固まってとれずしっかりしがみついていました。よほど居心地がよかったのでしょう。偶然のことに私も一緒に驚きました。
Sちゃんは年少児の頃から「わたしはあまり虫が好きじゃないの。」と言っていましたがSちゃんの小学生のお兄ちゃんは自然の植物や生き物にとても興味を持っています。
そんなSちゃんがカタツムリを見て、毎日「かわいい~、かわいい~!」と小さな命を本当に愛らしそうに見つめてつぶやく姿がとても微笑ましいのです。
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お友だちのAちゃんKちゃんYちゃんSちゃんもいつも無事を確かめるように観察しています。
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本日は、園内通信「お知らせ70」をお出ししました。
内容は、
◇ 冬休み期間について
◇ 3学期お弁当再開
◇ 京都府補助金について
◇ カプラ教室、未就園児園庭開放再開について
◇ “ママの日”“パパの日”お礼
◇ 園児名簿関連
◇ 年長児が2学期に覚えた俳句(6句)
◇ 京都府文教課より
◇ 2学期終了のご挨拶

2013.12.10

12月10日(火) / “ローゼス ピンクバイカラー”・“ひみつの庭”の子どもたち(12/6)・ひみつの森の“パパの日”だより

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        <ローゼス ピンクバイカラー>  サクラソウ科   原産地 中近東,地中海沿岸
                              学名 Cyclamen persicum
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初冬から流通するシクラメンですが、キュートなボール咲きの花を咲かせるこちらはシクラメン“ローゼスピンクバイカラー”。通称“ローゼス”と呼ばれます。
普通のシクラメンよりも耐寒性が強く、何よりローゼスと言うように花からはバラの香りが漂っています。
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“ひみつの庭”の子どもたち(12/6)
秋以降、ひみつの庭には秋の果実が見られます。この日は子ども達もよく知っている黄色い果実のユズ、レモンを手に取りじっくりと観察してみました。また、庭の中ほどにある大木のカシ(樫)の木から、毎日山ほど落っこちてくるカシの実をみんなでたくさん拾いました。
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ピオトープの横に実がなっています。「これはなんだろう?」「お家でお鍋のときに使うかな?」「お正月のお雑煮に刻んで入れるかな?」みんなで少しずつちぎって皮の香りに顔を近づけてみました。「いいにおいがするね!」「おいしそうなにおいだね」(ユズの実)
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「これはなんだろう?みんなしってるかな?」 「はながさいたあとに実が大きくなったよ」 花が春に咲いて秋~冬に収穫できるこれはみんな知っているレモン。小さなレモンの木に4つの大きな実がなってくれたね。
右上の写真は、たわわに実をつけた柿を築山からみんなで見ているところです。「柿はみんな好きかな」お山の鳥さんたちも大好きな甘~い柿の実です。
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「みんな何が見えるかな?ちいさなお魚見えるかな」 「この木の下はお花の球根が入っているよ。みんなのお母さんたちがチューリップを植えてくださいました。春に咲くのを楽しみにしようね。」
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さあ、それではドングリ拾いスタート。袋を片手にドングリ拾い競争です。芝生の中に隠れているのも手で取って拾ってね。そのままだとたくさんドングリの芽が出てしまうから、今日はみんなでお手伝いのドングリ拾いをしましょう。
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ドングリのお帽子も落ちてるね。カシのお帽子はスジスジ帽子。ナラのお帽子はテンテン帽子。これはカシのドングリ。「あっ、あった」「まだまだあるよ」頑張って拾うと楽しくなってくるね。
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「ほら、こんなに取れたよー」 一人平均15個ほども。多い子で30~40個も取れたようです。年少児45人で一人平均15個取れば合計675個。次に拾ってくれた年中児と合わせるとざっと1335個! 子ども達の頑張りはなかなかのもの!
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さあ、次は年中児さんたち。先生と一緒に「エイエイオー!」でどんぐり拾いが始まりました。クローバー畑の中にもたくさん落ちています。
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「ほーら、みつけたよ」とカメラに向かって見せてくれました。小さな手にはドングリ。お帽子もそのままついているね。
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手の平いっぱいになったら先生の落ち葉ボウルに入れましょう。「ありがとう!」みんなのお陰でたくさんドングリが集まりました。
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“ひみつの庭”の夕方(本日)
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今日のお昼頃に強風注意報が出ていましたので、お帰りの時にはお帽子が風で飛んだり、風に押されて倒れたりしないように注意してお帰りしました。午後には徐々に風が治まってきましたが、あらあら、お庭の中は木の葉や枝が散乱していました。お庭の奥に置いていた落ち葉ボウルは何とビオトープの中まで飛んできてフワリフワリと浮いている始末。やがて風は止み、青空が見えて夕陽が射してきました。
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先週末よりカエデの葉はほとんど落葉。冬の芝生一面に広がります。カシワバアジサイの葉は日に日に赤く美しく紅葉してきました。あらら?これはこれは・・・・・
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まるで太いホースで穴を開けたような穴が見えますよ。築山から“ママの日”に植えたクロッカスが掘り出されていることがよくあるのでこの辺りは注意していましたがやはり・・・^^;
モグラくんです。これはモグラ穴。近づいてよく見てみると結構大きな穴ではありませんか。日中モグラに出会えたら子ども達と是非観察したいと思っていますが簡単には出会えません。
そこで・・、モグラキャッチャーなるものを調達しました^^。明日一度、ryoma先生と土中に取り付けてみる予定でいます。モグラは土中の昆虫やミミズを食し植物の根や茎も食べるので、新しく植えた球根は格好のご飯になるでしょう。築山の下にたくさん穴を掘って道を造っていると想像すると微笑ましいのですが、結構大きなモグラのようなので少し困ります。上手く捕獲できたら子ども達と観察してからもっと広々とした森へ連れていこうと考えています^^
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ビオトープも随分冬の色になりました。水生植物や藻も枯れてきました。落ち葉が水底に沈んで腐葉土になり微生物豊かな水底がつくられますように。
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**マルシェ・ド・ノエル(クリスマスマーケット)のご案内**
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幼稚園に案内が届いていましたので皆さまにもお知らせです。普段は月一度開催されるル・マルシェですが、今月はクリスマスの趣です。
先日の“ママの日”に「子どもが喜ぶので時々家族で出かけますよ」と仰っていたのはTママ。アンスティテュ・フランセ関西のガーデンで行われます。
マルシェ・ド・ノエル
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ひみつの森の“パパの日”だより(先週末12/7土曜日)
先週末土曜日は9時半~今年最終のパパの日でした。(並行して10時からは未就園児さん対象のミニミニ幼稚園も開催しましたので撮影はryoma先生にお願いしました)
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ひみつの森に至る森の道周辺は、まだまだ不要な枝の剪定や笹の刈り込みが必要です。
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早速、剪定ばさみを使って刈り込み作業が始まりました。チョンチョン、チョキチョキと心地よい音が響くようです。
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見上げる高さに笹は伸びています。刈り込んだ笹は熊手を使って集められます。
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暫しティータイムで休憩中。南側からは大文字も見えます。片石造園さんも来て下さいました。
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森に投棄されたゴミや足元に埋められた物を掘りあげる作業が始まりました。
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           TaパパTパパがシャベルで土を掘っていかれると・・。
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           幾重にも重なった波板やポットなどが出土する発掘作業のようでした。
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以前は捨てられた自転車やバイクなども見られた森ですが、最近は少しずつ整ってきました。今後も継続しながら手を入れ、身近な森を美しく大切に守っていきたいと思います。
第1回~第3回までの“パパの日”に、ご参加お力添えを下さったお父さま方には心より感謝申し上げます。有り難うございました。来年もどうかよろしくお願い致します。

*本日は雨天のため、ひみつの庭の“ママの日”は実施できませんでした。来週火曜日は今年最終回。「落ち葉堆肥づくり」の冬の仕込み作業をする予定です。
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本日は、園内通信「お知らせ69」をお出ししました。
内容は、
◇ 「クラスお楽しみ会」で使用するお菓子について
◇ お招き会の送り迎えについて
◇ 園児名簿関連
◇ 大学の取材について
◇ 子ども達の健康について

2013.12.03

12月3日(火) / ひみつの庭の“ママの日”だより&ひみつの森の“パパの日”だより

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           <マダム・イザーク・ペレール>  オールドローズ ブルボン系
                                  1881年フランスで作出

12月に入った今でもたった一つ大輪の花を咲かせてくれているバラ“マダム・イザーク・ペレール”。2010年冬に鉢植えから庭におろしたので今年で3年目の冬になります。
今春はツルにたくさんの花をつけてくれました。年末にはじっくり土づくりと枝の整理をしてあげましょう。
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“ママの日”だより (本日火曜日)
12月に入りましたがここ暫くは本当によいお天気に恵まれています。今日の午前も10℃ほど。太陽の遠赤外線効果かまったく寒くなく陽が当たると暖かいと感じるほどです。
そろそろ“ママ”の時間、と思い支度をしているとき、「今日は“ママの日”はありますか~?」と園長室までたずねて来て下さったSaママ。急いでお庭にあがり門を開けました。
ひみつの庭の大木カシの木からは、秋以降~現在までカシの実(ドングリ)がまだまだ落ちてきています。今春のひみつの庭の造成中には、毎日4~5名の庭師さんが来る日も来る日も見上げる大木に登って枝を随分剪定されました。そのお陰か、太いカシの木肌を見ても春夏よりもだいぶ元気になったようです。
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今日は落ち葉やドングリが随分多く、早速Saママとお掃除開始。Yママは教育相談に続いて来て下さり、後には太郎先生の姿も。そして開いた門の向こうから素敵な笑顔のSuママ、次にSeママ、そしてTママ。ママたちの笑顔はなぜ爽やかで素敵なのか・・・とふと考えていると聞こえてきました!
「○○ちゃんのおか~さ~ん!」「○○くんのおか~さ~ん!」とお庭あそびの子ども達からも声援が上がっています。とても人気のママたちです。
熊手で枝葉を集めて下さるママ達。「ドングリ、私は手で取りますね」と確か仰っていたのはTママ。お陰様でドングリもたくさん集まりました。「ドングリで何かできそうですね」と、確かに。
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かたわら、ビオトープの落葉を熊手を使って集めて下さるYママSaママ。虫網を準備しておいたらよかったです。でも大小の熊手を駆使し、以前blogに書いていた水中の藻も上手く取って下さいました。
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今日の後半はコンポストの整理をしました。バックの大文字山は今日は霞んでラインのみ見えています。コンポストはたっぷり落ち葉が入るように枕木で大きめに作っていただきましたが、すでにこのように満杯状態。たくさんのイロハモミジ、イチョウ、クヌギ、ナンキンハゼ、クス、サクラなどなど、近くで見ると多種多彩な落ち葉で覆われ何だかとても豊かな気持ちになってきます。
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あらっ、コンポストの向こうに太郎先生?めったに見られない太郎先生の貴重なほうき姿(*^_^*)。私達の高校時代の同級生Mくんが当時、掃除の時間中に言ってたこと。
「太郎は(友人だから呼び捨て)、偉いぞー。朝から山じゅうを掃除してから学校に来るらしい。僕らは遅刻せんと来るだけで必死。雪の日なんて僕らは自転車で道路の雪をかき分けて自転車をこいで学校にくるだけでも大変、でも太郎は朝から山の雪かきを一通りしてから来るらしい・・・。でも、雪かきしないと山から下りて来られない、というのが本当のところやと思うけど~(笑)」などと楽しく会話していたことを思い出しました^^。
太郎先生いわく「昔に父に掃除をさせられ過ぎたから(もう今はやらない)」のだとか。
その分、私しております^^;
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今日、年中クラスはひみつの森へ出かけました。先週末のパパの日に、お父さま達が手入れをして下さった場所で早速あそびました。「うわー、広くなったなあ~」と子ども達は大喜びだったそうです(noriko先生談)。
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「ほら~、こんなにたくさんとったよ!」「みてみてー!」とワイヤーフェンス越しの笑顔。このドングリはコナラです。ことりぐみの横にもコナラの木がありますが、ひみつの森のコナラは大木なのでとても大きなコナラの実がいっぱい落ちています。今年は12月になってもこうしてみんなで森へでかけてドングリ拾いができました。本当に幸せなことです。自然の恵み、お父さま方のお力に感謝です。“パパの日”レポートは下をご覧下さい。
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コンポストの整理はSuママが担当して下さいました。コンポスト左端に分けて置いていた枝と落ち葉の堆積の中に混ざっていた枝を取り分け、一輪車で何度も森へ運んで下さいました。そう言えば、Suママの上のお子さんで小学生の卒園児Fちゃんは秋の落ち葉などで花束をつくるのがとても上手でした(年長児Fちゃんの手づくり花束/2011年10月blogより)。
いま、Fちゃんは食べられる野草を見つけて家に持ち帰り図鑑で調べてみることを楽しんでおられるのだそうです。食べてはいけない葉もあるので見極めが大切なこと、また身近にあるタンポポの葉を胡麻和えやサラダにしたり、ユキノシタを天ぷらにしていただくと美味しくいただけることなどなど、Suママとたくさんお話をしながらコンポスト作業をしました。
YママSaママによるビオトープの落ち葉掃除も完了。ずっと腰を曲げての作業ご苦労さまでした。
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先日まで真っ赤に紅葉していたナンキンハゼの足元のヘンリーヅタ。今は蔓のみで冬の風景に様変わり。ビオトープの築山側に12本ほど植えたカシワバアジサイ(柏葉紫陽花)の葉。赤銅色に紅葉していきます。
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先に帰られたお母さまごめんなさい。残った方で記念写真撮影。太陽の陽射しがとても気持ちよい今日の“ママの日”でした。
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これはマンデルシュトーレン。アーモンド、マジパンなどで作るクリスマス菓子の一つ。いつも香りのよいお紅茶を持参して下さるYママ。たった一切れずつでしたが私から皆さまに。しばらく有意義な会話がひとしきり続きお開きとなりました。本日も有り難うございました。
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“パパの日”だより (先週末11/30土曜日)
土曜日は“パパの日”でした。前回ご参加のお父さまに加え新たにご参加下さったお父さまもいらっしゃり、森は一段と手入れされ明るくなってきています。この日も天候に恵まれ、全職員とともに大勢で半日かけて森の活動を行いました。
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最初に園職員が園庭に集まり、当日の活動についてざっと確認しています。作業については事前に健哲先生と私で大まかに打ち合わせをし、森の現場図面を健哲先生に描いていただきました。
この日の内容は、落ち葉かき、下草刈り込み、倒木・切った枝の整理、ガラ拾い、木、枝の剪定(残す木をマーキング)。
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9時半。「皆さまお集まりいただき有り難うございます」太郎先生よりご挨拶後、一連の流れの説明を健哲先生よりお父さま方にさせていただき、作業をしていく中でお父さま方からのアイデアも頂戴しながら進めていくことになりました。
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さて、数分でひみつの森に到着。早速、鎌やハサミで刈り込みを始めます。
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要領よく鎌で下草を刈り込んでいく亮馬先生。草刈りは小さい頃に田舎でよく手伝っていましたので、と。Siパパいつもご参加有り難うございます。次々と枝を剪定されます。
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枝を運んだあとはよい土ができています。大きなドングリもいっぱい落ちています。ここは傾斜を利用して滑り台を楽しめますね。谷方向には行かないようにたくさんの木を重ねて境界を作りました。
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倒木を何度も運んで下さるIパパ。森林にお詳しく後ほどいろんなお話をして下さいました。
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Hパパ。「これはクヌギの木です」と、朽ちた倒木にロープをかけて首尾よく移動されます。「小さな頃はいつもカブトムシやクワガタ取りをしてよくあそびましたよ。息子も是非連れてきたい場所ですね」とお話しされながら。
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Suパパ。いつも有り難うございます。前回は高木からぶら下がる長いツルをリース用にとって下さったのでした。感謝。落ち葉を集めて境界部分に運ぶ作業をするtomomi先生。
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切り残した切り株を子ども達がつまづかないように地面の際までカットするyuuka先生kaori先生。
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熊手で落ち葉を集めるnoriko先生。落ち葉入れがいっぱいになります。下の土はとてもよい土だそうです。落ち葉が堆積した腐葉土ですね。
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おもな作業リスト。この辺りは海抜約129m。確か白川通りが約60mくらいなのでその差がお山の高さでほぼ70m。なので幼稚園、ひみつの森辺りはデパートの屋上とほぼ同じ高さになります。
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枝に水筒やタオルを上手くかけて利用しておられるパパたち。ガラ入れ袋に石、ガラス片を集めて入れます。
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「ではみなさん、この辺で休憩タイムです。どうぞお集まりくださーい」
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人数を数えています。Nパパ、お仕事の都合で途中から参加下さったFパパ、有り難うございます。
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<休憩タイム~>
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朝、全粒粉マフィンでスモークサーモンとペッパーシンケンハムのオープンサンドを作りました。マフィンを半分にスライスし、トースト→バター→洋がらし→ディジョンマスタード→スライスオニオン→レタスorサニーレタス→スモークサーモン+ケパーorペッパーシンケンハムをのせる簡単サンドイッチメニュー。飲み物はホットコーヒー、ホットココアなど。
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                  フランス“ディジョンマスタード”は美味しくおすすめ。
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さて、後半開始です。
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色とりどりの落ち葉が落ちたちょっとした穴。おしりを入れて座れるかな。落ち葉を取り除くと広々とした傾斜地が現れました。駆け上がる?滑り下りる?思いっきり遊びたいね。
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木と木の間が傾斜していて木を持ってスライダーにして楽しめそうです。
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Lエルの形の木につながった枝もそのまま生かして。右は根っこが驚きの形をした木。クモの足のよう?
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ここは必ず楽しめるスライダーに。集めても集めても落ち葉が山ほど積み重なっています。
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刈り込みバサミで細い枝を刈り込み中のmami先生。木材を重ねた境界エリアがだいぶ出来上がりました。
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随分広々と開けたエリア。すっかり広くなった森の遊び場です。傾斜がほどほどにあり、思う存分走り回れる場所になりました。
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魚眼レンズの撮影は樹木が湾曲していますが、広さが分かっていただけますでしょうか。見上げる大木は、年明けに庭師さんがヒノキ類をカットして下さいます。さらに明るい森になっていく予想です。
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大勢が午前中いっぱい力を合わせて作業をした結果、前回につづき更に広く明るい森になりました。園庭ひみつの庭から歩いてわずか3~4分。一面雪で真っ白の銀世界になったならそれもまた楽しみですね。ご参加下さいましたお父さま方、有り難うございました。第3回は今週末7日(土)9時半~となります。

2013.11.26

11月26日(火) / 銀杏の花束!・ひみつの庭の“ママの日”だより・園内通信

お山の上に子ども達が到着した頃、毎朝どこかから聞こえてくる「いっこせんせい~、モモちゃんどうしてるー?」という元気な声は年長児の女の子Aちゃん。Sちゃん、Yちゃんもいつも一緒にお山を上ってくる仲良しです。
モモちゃんとは秋にサナギになった大型スズメガ科のモモスズメガのこと。ご希望により園長室で預かっているのですが、現在サナギで残念ながら動きはみられません。気温が低くなったので羽化はきっと来春になるでしょう。

 〔子ども達が黄葉の銀杏でつくる花束〕
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上の素敵な花束はイチョウで束ねてつくってくれたバラの花束です。昨日Aちゃん、Sちゃん、Kちゃんが一緒に作って外遊びに行く途中に園長室まで届けてくれました。
「みんなでつくってあげよう」ってお話してつくられたんです、とニコニコ笑顔の担任mami先生。
イチョウの花びらの中に一枚の紅葉のモミジがポイント。中にはドングリが一つそっと入っています。昨日は私の××回目の誕生日でした^^。素敵な手作りプレゼント有り難う!
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“ママの日”だより (本日11/26火曜日)
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“ひみつの庭”の門の外では色とりどりの紅葉の中、元気に子ども達がお庭あそびをしています。
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さてさて。今日は残りの球根を植えてしまいましょう。「カゴの中にはなにが入っているの?」と興味深げに笑顔でたずねる年中児AちゃんYちゃん。お話しながら一緒に石段を上ってきました。
スノードロップ、口紅スイセン、チューリップ、黒百合、そして・・・。あらあら、可愛らしい木製サンタさんも一緒にカゴに入ってお庭にきましたよ。えっ、拡大してみてって?!
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大きく撮してみました。joyeux noël とあります。このサンタさんはあるママのお手製です。サクラの枝をカットして絵の具でお帽子とお顔を描いた手作りサンタさん! つくってみたいですね~。“パパの日”に剪定された木材で作れないかしら・・・?とただ今思案中です。
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素敵な笑顔でお庭に来て下さったSママとラベンダーやセージの花の前で。東山でもここ数年増加している森の生き物の鹿やイノシシのこと、竹藪との境に張った鹿避けネットのことなどが話題に。以前はお山の下のお宅の玄関内側までお猿さんが出没したとのこと。森の中よりも人間の近くが美味しいものがあって安全なのを知っているのですね。では早速、スノードロップを植える土をほぐしていきましょう。
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ひみつの庭のゲートのすぐ近くをスコップでほぐしていきます。Yママいつも有り難うございます。
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変形バケツに入れていたスコップに雨がたっぷり溜まっていました。ささっと取り出して並べ乾かされるYママ。チークのアームチェアの近くにも球根を植えていきます。
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Tママも来て下さり、予定通りキンメツゲの足元に等間隔にスノードロップが植え込まれました。植え付け完了。球根は土の中にいる期間がとても大切だとみな同意見。雨が降り水分で球根も膨れ大きく成長します。太陽の力で地中深くから地上に向かってぐんぐん成長しますが深植えしすぎても芽がでなくなります。開花は再来年の早春になるかも知れません。楽しみですね。
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アジサイ ノリウツギ“ライムライト”。「園内のどこかのアジサイを挿し木されたのですか」とSママ。Sママはアジサイの挿し木などによくチャレンジされるそうです。これは春に根巻き苗を植えていただいたばかりでしたが、今夏花をたくさんつけてくれました。今の季節は柔らかな色合いに。秋色ピンクが優しげです。
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Yママは壁泉前のプールをお掃除中。ではいよいよ口紅スイセンの球根を植えていきましょう。球根数は多くはありませんが毎年株が大きくなってくれるでしょう。毎年2月頃には咲いてくれる口紅スイセン。Tママと植える深さを検討しています。
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相談の結果、皮がついた状態のスイセン球根計6個をこの春植栽したカシワの木の奥に植えることにしました。YママTママがシャベルで耕して下さっています。
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次々と現れるカワラ片、ガラや石など^^;。矢印形?をした大きな石板も発掘!スイセンが根を伸ばして毎年気持ちよく花を咲かせてくれるようにとの優しいお心遣い。ここに妥協はないママたち。球根を予定した六カ所に植える時間よりも、土中の埋没品を掘り起こす時間が大方だったような^^; 有り難うございました!
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カシワの木の支柱をしっかりと埋めて、スイセンの植え込みが完了!北の竹藪周辺が整然としていないので、また手入れをしましょう!とYママ。同感です。
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過日植えたハーブエリア。熊手でお掃除中。頭上のカシの大木から今でも毎日ドングリが落ちてきます。
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次は、このカシの大木の足元に明るいチューリップの球根を植えることに決まり。春、子ども達の目につきやすいかな。土を多めに足し、ピンク色の八重咲きチューリップ“ダブルユー”をSママと植えました。
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お花の写真ラベルは後ほどラミネートして、子ども達が見てわかるようにしましょう。ホースリールで水をたっぷりとあげてくださるSママ。
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次は、ビオトープのウッドデッキ近くに黒百合の球根を植えましょう。今日もカエルくんは色とりどりの落ち葉に囲まれて何だか幸せそう。
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ビオトープ横のナンキンハゼ。紅葉の落ち葉が水面を美しく飾っています。
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黒百合の球根。珍しい形です。たった二つですが、ウッドデッキを隔てた二カ所に植え込みました。夏場、この場所にオニヤンマがたくさんやってきて、始終この土の中に産卵していたことをお話ししながら。
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夏の間も、水辺に来る鳥を驚かすようにいつもユラユラと風に揺れていたコロカシア“ブラックマジック”。里芋の葉のようです。
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今年7月暑い最中、ビオトープ際に植えたヒューケラ“ファイヤーチーフ”。壁泉側の金木犀の足元はリグラリア“ミッドナイトレディ”。どれも元気に冬を越してくれますように。
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ビオトープからエントランスのサークルスペースに戻ると、大勢並んだ年長児達のお顔が見えました。「おかあさん、お庭をきれいにしてくれてありがとうございます!」と声を揃えてのご挨拶。お庭の作業に一呼吸おいたお母さま達からも思わず大きな笑みがこぼれていた喜ばしいひととき。
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ひみつの庭奥の空高くそびえる大木は“ナナミノキ(七実の木)”。現在、赤い実を枝一面につけています。烏丸今出川北東の同志社大学図書館前にも同じく大木ナナミノキがあり、この時季見事な赤い実をつけているのが見られます。
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とても高い木なので、これが椅子に乗って精一杯の撮影。
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ひみつの庭の入口ゲート前にあるモチノキの大木。春に随分剪定していただいたので今年はすっきりとしています。こちらのモチノキも毎年この時期には赤い実が枝先いっぱいに成り、鳥がたくさん集まってきています。
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赤い実を見上げながら「子ども達も下に落ちている赤い実を拾って遊んでいます」とchinami先生。おままごとの材料になっているのでしょうね^^
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黄葉しているのは大きな葉をつけたモクレン。お隣の銀杏の葉はほとんど落葉し、下のサツキの植え込み一面を覆っています。それを拾い集めて子ども達はバラの花束を作ります。
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アスレチック横の石製のすべり台から見えるモミジ紅葉。固定鉄棒の向こう側に広がる色とりどりのモミジ葉に陽が射し込みキラキラ輝いています。
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黄葉が綺麗です。下の溝も色とりどりのモミジで埋め尽くされています。
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ひみつの庭の外から大文字方向を眺めます。すぐ横に見える東山大文字もだいぶ色づいてきました。また一段と寒くなるようですが、子ども達は明日もお山の上で元気いっぱい過ごします。
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本日は、園内通信「お知らせ67」「お知らせ68(年長児用)」をお出ししました。
(「お知らせ66」は年長児用に使用しました)
内容は、
「お知らせ67」
◇ お招き会出演について
◇ 第2回“パパの日”開催について
◇ 園児の健康について
「お知らせ68」(年長児用)
◇ 園長先生との家庭教育相談について

2013.11.20

11月20日(水) / ひみつの庭の“ママの日”だより&ひみつの森の“パパの日”だより

いよいよ晩秋の候。今日は全園児でお外あそびの日で、優しい太陽の陽射しを感じながら思い思いの遊びをして過ごしました。お山は現在秋真っただ中、紅葉、黄葉がとても綺麗です。
銀杏の落ち葉がサツキの植え込みの上一面に落ちているのを一枚ずつ取って束ね、まるで本物のバラの花のようなお花づくりに専念している子ども達も。
年少児Kちゃんは、一生懸命小さな手で集めて形づくった可愛いバラを「はい」とくれます。また、年少児Sちゃんとモグラの盛り土を探しながら歩いてみました。すると数ヶ所の新しいモグラ塚を発見!。いつかモグラに出会えたらじっくり観察してみましょうね。その後Sちゃんは、お砂場の縁にそってモグラの穴を一生懸命掘り続けていました。
もみじ紅葉はこれからが本番です。皆さまも是非お山の秋をご覧下さい。
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“ママの日”だより (昨日11/19火曜日)
昨日午前中はわずか気温8~9℃ほど。山の大木の間を通り抜ける風の音、鳥の声が心地よく響く“ひみつの庭”でした。お庭をお掃除していると、「今日は小学校に行くよ」と年長児Dちゃん。昨日は三つの小学校の就学時健診があったのですが、本当に時が経つのは早いものですね。Dちゃん達が年少児だった頃の姿がついこの前のように脳裏に浮かぶのですが、はや来年は小学生とは・・・。
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“ひみつの庭”のビオトープ方向です。右中央の半円のレンガ敷きに植えた“ナンキンハゼ”が美しく紅葉しています。
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Mママはビオトープまわりを、Yママは築山、ハーブコーナーのお手入れの最中です。
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培養土を開けて、築山横のクリスマスホーリーの足元に「クロッカス」の球根を植えるためスコップで土を柔らかくします。
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芝が際まできているので固い場所もあります。クロッカスは植えどき9~12月。花どき2~4月。
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そこへ培養土を足して元の土と混ぜ合わせます。  丸い小さな球根。植えた数は計30個です。
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「地植えは深さ10㎝くらいね」と確認しながら。  早咲きクロッカス“シーベリートリカラー”生産地オランダ。
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すべて植え込み後、築山より撮影。赤く色づいてきたクリスマスホーリーの実。今日「うちのクリスマスホーリーの実が赤くなったよ」とお砂場でX’masケーキをつくりながら教えてくれたのは年少児Kちゃん。幼稚園といっしょだね。
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“ひみつの庭”玄関サークルスペースに沿って植栽したキンメツゲ。春には明るい黄緑色の新芽が楽しめます。この足元にフランスのお庭から届いた「スノードロップ」を植えていきます。
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        フランスでは1月2月頃からお庭一面にスノードロップが咲く姿が見られるそうです。
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シャベルでゆっくりキンメツゲの足元の土をほぐしていきます。壁泉へ向くコーナーにも。
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スコップでほぐして下さるYママ。次は培養土をてみに分けて足元にすきこんでいきます。
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この辺りの落ち葉もはじめに拾い集めておき、いずれキンメツゲのトピアリー沿いに愛らしい「スノードロップ」が咲くことを夢見て。
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          ツゲの植栽と芝生のカーブに沿って土が十分に敷き詰められた様子です。
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そこへSiママが来て下さいました。お腹の赤ちゃんは早6ヶ月だそうです。赤ちゃんとともに、夏から時間が経過したビオトープの様子を見に来て下さいました。
ご持参のゴム手袋、ネーム入りで何だか素敵。「メダカ、タナゴ、ヨシノボリ、二枚貝が元気に育っていてよかったです」と。ただ、9月以降に増えた藻類のことを仰いました。現在ビオの水は比較的綺麗でSiママも驚かれるほどでしたが、綿のような緑の藻が繁殖すると魚が動けなくなったり、水の中まで光が届かなくなるため取り除いた方がよいとのこと。
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カエルくん、いつも池を守っていてくれてありがとう ♡♡♡ デンジソウ、ナンキンハゼの紅葉の落ち葉が水面を飾っています。
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Siママにはお腹を曲げていただく訳にはいきません。藻が繁殖している対面に行き、そっと手で引き上げてみます。過日に確認したときには大きくなったオタマジャクシが藻の中で気持ちよさそうに戯れていたように見えましたがやはり安全ではありません。「バケツに一度とって、卵や生き物がいないかを確かめてあげるとよいかも知れません」とSiママ。なるほど~。
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ここは絶滅危惧種の水生植物アサザの生息エリア。ヤゴ、メダカ、オタマジャクシなどが大好きな場所。ゆっくり成長してきたアサザを痛めないようにそっと確かめながら藻を取り上げてみます。
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水面を美しく構成するアサザ&浮き草。水生植物の自然の色合いが何とも言えないニュアンス。浮き草はとても小さな植物ですが種をつけるようです。また浮き草のまわりには微生物がたくさん住み、周りの水が浄化されてよい環境が保たれます。
「冬には枯れますから、今の間に水槽に採って室内で管理し春に水に戻してあげるのも一つの手です」とSiママ。冬のビオトープ、これからどのようになるのでしょう。魚たちも元気で越冬してほしいものです。
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ひと目見て、ビオトープ内のどこにどのような生き物が棲んでいるのかの見当がつくSiママ。手をとめて水場の作業を見守って下さるYママMママの姿も。
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ここは夏以降大きく成長したタナゴ達が、二枚貝の存在を気にしながら数匹で泳いでやってくる様子が見られる場所です。二枚貝(ドブ貝)も二回りほど大きくなりました。ほぼ同じ場所でお気に入りの場所を定め豊富なプランクトンを食べて成長してくれているのです。ビオトープには一切エサを入れていませんが、少しずつ堆積した砂泥の中から食べ物が得られる環境が出来上がっていたようです。

タナゴ、二枚貝、ヨシノボリの共生のバランスが上手く保たれている結果、何とタナゴの赤ちゃんがメダカに混ざって泳いでいるのが見られますとのこと。私にはすべてクロメダカの稚魚にしか見えませんでしたが(一応、小学生の頃から机の上に置いたガラス水槽でメダカを飼っていましたから稚魚の姿は目に焼き付いているのですが・・)、メダカの子の尾びれとタナゴの子の尾びれは形が少々違うとのこと。
タナゴの子が産まれていたとは何て嬉しいこと!タナゴが二枚貝(雌雄のいずれにも)の中に産卵管をのばして産卵し、二枚貝はタナゴの稚魚が孵ったら殻を開いて稚魚を外界へ出してあげる。二枚貝の幼生はヨシノボリのヒレやエラに寄生し、しばらくすると魚から離れて幼貝となり底生生活をはじめる。素晴らしい共生関係の上で産まれたタナゴの子です。
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「二枚貝にも雌雄あり見分け方があります。外殻のふくらみのある部分が僅かながら重みが感じられるのが雌です」と。はぁ~。貝の雌雄を考えたことがなかった私は驚き桃の木の境地に。ではタナゴは貝の雌に産卵するのですか?とたずねると、「雌雄どちらにも産卵可能です」とのこと。何て偉い二枚貝たち。そうしてタナゴの卵を守り育て社会に旅立たせる役割を冷たい水の中で生息しながら担っていることに感動を覚えます。
環境破壊により川で採れる一部の貝が両生化しているケースがあると以前何かで知りましたが、絶滅危惧種に指定されているこのイシガイ科のドブ貝はこの先も雌雄異体で生存できるのでしょうか。

特に手立てを打った訳ではありませんが、10月以降気温が低くなり水中のアオコの発生が抑わったためにビオトープの水に透明感が出てきたことを話していました。ただ、来春予想されるクスノキの大木から落ちる多量の春落葉がビオトープ内を埋める可能性があること、唯一それが心配の種ではあります。
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「泳いでいる稚魚を見ると大きさが違うのが混ざっているので、タナゴが時期違いで数回に分けて二枚貝に産卵したのでしょう」とSiママ。二枚貝の幼生が寄生するヨシノボリが棲んでいるエリアもほぼ予想がつくそうです。
「この場所の藻は砂でできたヨシノボリの住み処を崩すといけないので、手をつけずにそのままがよいかも知れませんね」とのこと。
水中で目を凝らしても見えないところが見えるSiママは、水辺の生態をとてもよくご存じなだけでなく、水辺のタナゴをのぞきながら「えらいね~。よくがんばったね~。」と無事産卵を済ませたタナゴに声をかけておられる姿がとても印象的でした^^)。
Siママもどうかお体お大事にお過ごし下さいますように祈るばかりです。
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 <ナンキンハゼ(南京黄櫨)> トウダイグサ科  学名 Triadica sebifera 原産地 中国
10~11月に落葉し6~7月に白い花が咲く。花にはチョウ、テントウムシなどの昆虫が集まり、種子はヒヨドリなどの鳥が食べにくる。葉は染料に使用。
紅葉が美しく、ビオトープ横の半円煉瓦敷きスペースに可愛い形の落ち葉を子ども達が見られるのを期待してこの春植栽。
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ママたちの活動が終了後、再度ドブ貝を手に取って暫し1人で観察しました。どのようにしてタナゴの産卵を受け入れるのだろうか~、と考えていると、一つの貝の口が少し開いたようでした。タナゴが産卵した受精卵は約二日間で二枚貝の鰓(エラ)等の場所で孵化し、約一ヶ月後に二枚貝の中から水中に出てきます。
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小さな頃にもよく琵琶湖でシジミと一緒に手にしたお馴染みの二枚貝ではありますが、大事なお役目を受け持ちつつ共に自分の子どもも育んでいると思われるドブ貝の生き方が素晴らしい、とさえ思えてきます。
ビオトープが出来た7月半ばに投入した時には二枚貝の数が4~5個と少なく、20匹はいるタナゴの産卵に二枚貝が対応しきれずにストレスを感じて死んでしまう可能性がある、と何かにあったので、回避するために夏休みに琵琶湖で採取した20~30個のドブ貝を入水しました。しかし束の間、夏に繁殖して大きくなった数え切れないほどの数のオタマジャクシが、口を開けた二枚貝の中に何匹もが頭を突っ込んで食べている姿を見て愕然としました。水辺のビオトープを命の場とするオタマジャクシにとっては格好のエサとなったのですが、二枚貝の数がたった数個になってしまい、産卵できなくなったタナゴの生息も危ぶまれるのが心配の種でした。
現在、ほぼ二個のドブ貝がしっかり成長した暁に、大事なお役目を果たしていることを想い感動を覚えます。
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貝に、ありがとう・・・と語りかけていると、すっと貝が開いたのです。まるで「どういたしまして」と応えるように・・・^^。陸上と同じく水中にも生き物の不思議の世界が息づいています。
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琵琶湖で夏に採ったオオカナダモも根付きました。右上写真はデッキの下をねぐら?にしているモグラの移動の跡です。盛り土はいつも芝生の辺りに幾つも見られます。
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水面に樹木の陰影が浮かび、ナンキンハゼの落ち葉が流れて来ました。水辺は子ども達も大好きな場所です。一瞬では見えない深い世界が季節ごとの水辺のビオトープに確かに潜んでいるようです。
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左上写真中央に(分かりづらいですが)、タナゴが泳いでいます。右上写真はメダカやタナゴの稚魚(きっと)が集まっている様子です。
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久しぶりに登場のライオンLeoの壁泉。晩秋の木漏れ日がコーラルの石板に射しています。いよいよひみつの庭の水辺も冬を迎えます。冬場のビオトープもきっと新たな発見が待っています。
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“パパの日”だより (先週末11/16土曜日)
過日16日は、「ひみつの森」のパパの日がスタートしました。
週末の休息日の中をお父さま方がお集まり下さり、9時30分スタートで「ひみつの森」へみんなで向かいました。ひみつの庭より約4~5分歩いた所を基地とし、片石造園さん、土橋左官店さんのリードにより倒木処理や樹木の剪定を行いました。
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全員を前に、片石さんより樹木にノコギリを当てるときの方法が説明されます。樹木の傾斜をみて判断しながらきり進めます。方向を違えると危ないことにもなります。
ノコギリは一般的によく使われているものを調達してみましたが、みなさんよく切れると仰り一安心。切る木、残す木を選別して次々に木をカットされるお父さま方のパワーにより、辺りがどんどん明るくなっていきます。
「このような経験はなかなかできないですよねー」と明るい笑顔で仰って下さるお父さま。有り難いお言葉に感謝です。
光が射さなくなった森は樹上ばかりに葉が広がりますから、樹木一本カットすると青空が随分見えるようになりました。
力を合わせて切った樹木を一カ所に集めたり、途中はさんだ休憩後は、さらにパワーアップして作業が進められました。
コナラ、ミズナラ、アベマキなど子ども達が大好きな木の実がなる木はそのままです。私は熊手で足元や森の通路の手入れをしました。瓦礫などもたくさんありますから、次回は瓦礫袋にそれらを集められたらと考えています。
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すっかり明るくなった森の景色です。年明け頃に大木は片石さんが動力で手入れして下さる予定です。
さすがに気候も涼しくなったため、ハチや虫などの心配もまったくありません。
次回は樹木の処理、森の入口~通路に沿って生えている笹の刈り込みを刈り込みバサミを使用して行い、さらに森の見通しがよくなる期待ができます。刈り込みバサミも準備致します。
次回も皆さまのご参加をどうぞよろしくお願い致します。我こそはと思われるお父さまは是非ともご参集お待ちしています。

2013.10.24

10月24日(木) / ひみつの庭 “藤袴(フジバカマ)植栽!”・園内通信

季節はずれの台風、27,28号のダブル台風が接近する最中、昨夜の天気予報では本日は終日「雨」でした。
「お知らせ58」でお伝えしていた“ママの日”先行ミニイベント『藤袴を植えよう!』は今回は残念ながら実施は難しいと思っていましたが、今朝の予報を見ると、なんと夕方まで降水確率0パーセントで「曇り」に変化しています。
本日、園庭で予定していた年中長合同の“焼きいも”も何とか実施できる方向となり、本日は「鬼の居ぬ間の洗濯」ならぬ「台風が来ぬ間の焼きいも」が実現。本当にlucky dayでした。
ただ、途中でパラパラと雨が降り出す可能性は十分ありましたが、西の空はそう黒くはありません。焼きいもを楽しみに園庭にかけ上る子ども達の足音が響きました。
ならば、天気予報を信じて藤袴の植栽もお一人でも来られたら実施しよう!と決め、子ども達のお弁当用のお茶づくりが完了した後に、ひみつの庭へ資材運びをはじめました。
りょうま先生に土を、太郎先生に藤袴の苗60株を運んでいただき、私はスコップ、肥料、竹ぼうきなどの道具を準備しました。

さて、園庭で落ち葉を燃やして焼きいもの煙が立ちこめてきた頃、お一人の笑顔のお母さまの姿が現れました。一緒に少しずつ作業を始めていると、またお一人、颯爽とひみつの庭に入ってこられるのが見えました。お二人とも何だか素敵な出で立ちで、私はいつものスカート姿。あ~^^;
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「ひみつの庭」の前に一旦並んだ『フジバカマ』の苗。赤と白があり半数が満開。ささやかな花ですがよい香りがします。
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新たに今回投入する土が流れでないように、予めウエーブエッジを3カ所に埋め込んでいただきました。ウエーブエッジは芝生地とクローバーの仕切りにも利用していて根が隣の植栽に及ばないよう仕切りとして使われます。左上写真の右隅に小さく見える部分はハーブ植栽予定エリア。
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元々の土(粘土傾向が強い)に堆肥などをブレンドしてありますが、Yママにシャベルで土をほぐしてもらうとまだまだ固い部分が多い土でした。ここ宿根草植栽予定エリアの右半分は、初夏から夏頃に咲く球根を植えようかと考えています。十分耕していただいたあとに新しい培養土を投入。
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新しい土と元の土壌の土をゆっくりスコップで混ぜ合わせます。ゴム手袋をした手でも気持ちよく混ぜられて、固まった土は手で潰してほぐしておきます。土を触っている時間はとても豊かな気持ちになれます。あれこれお話しながらも着々と作業は進んでいます。
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門の方向を見ると、園庭では焼きいもが佳境に入っている様子。少し離れたお庭の奥は風の音が爽やかに聞こえ、北側の竹林は風で揺れていて落ち着いたエリア。苗は予定したラインに沿ってポットごと並べて一度仮置きしてみます。
幼稚園のお砂場に入っているセラミックの抗菌剤のこと、健康についての話題などを交わしながら、ゆるやかに流れる時間を過ごします。
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夏場はゴム手袋は蒸れてしまいますが今の季節は有用です。バラなどはトゲがあるので革製のグローブを使いますが、花苗を扱うときは生地手袋,ゴム手袋で十分です。
暑くもなく寒くもなくとても爽やか。秋はガーデニングに最適の季節です。
イギリスの庭はどこのお家も手入れをされて美しく整えられ、オープンにお庭を訪問して一緒にお茶の時間(ハイティー)を大切にすることなどをお話ししながら。
家庭で飲むコーヒーも最後まで椅子にすわってゆっくりいただく気持ちのゆとりが大切かも・・・とSママ。確かに、一つを幸せと思うか不満に思うかで大きく違ってくる私達の日々。ささやかな一瞬を幸せ、という想いを積み重ねたい。
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チューリップなどの球根もそうですが、土の上に仮置きしてみるのは植栽後のイメージが描け、やり直す手間が省けます。急がば回れ。
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いよいよポットから苗をはずしてスコップで一つずつ植えていきます。60株ありますがお話しながら速やかに手が動くママたち。手作業はお母さまにはお手のもの。日頃の修練の賜。
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すぐ横はクローバーの植栽エリア。昨秋、お庭づくりを開始した頃に、年長児のお母さま達が種を蒔いて下さった場所。四つ葉のクローバーも見つかりそう。
さあ、柔らかい土に植栽完了。これからのびのびと根を伸ばせるでしょう。
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フジバカマ。赤花が40株、白花が20株。すべて土壌に植わりました。実は、この苗を仕入れた数日後、19日(土)に美しいアサギマダラがヒラリヒラリとこの花の近くに早速飛んできたのに出会いました!今までこのお山の周辺では一度も見たことはなく、今回が初めての飛来と想われます。やはり上空数百メートルから、渡りの途中にこのお山に初めて存在したフジバカマを見つけて舞い下りてきたとしか考えられません。
一日数百キロも飛行し、11月以降は台湾方面へ向けて南下を続ける蝶です。雨の日も晴れの日も、陸や海の上を渡る強いエネルギーを秘めているようです。
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あらためて本日の姿を写真に撮らせていただきました。ポケットがいくつもあるガーデニング専用エプロンだそうで、ハサミや小道具を入れてウエストにさり気なく巻いてありとても軽やかです。昨日も雨が降りましたが思いのほか土はベタベタではなく幸いでしたがそれなりに足元はよごれます。やはりお二人ともガーデニングに最適な防水ブーツ姿でした。
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植栽完了のフジバカマの花。今後の「ママの日」にご来園の際、是非ごらんになって下さい。もし、アサギマダラ蝶が吸蜜している姿が見られたならとてもラッキーです!
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下の写真は、4~5日前に植栽を待つフジバカマの苗に飛来してきたアサギマダラ蝶の姿です。なぜきてくれたのか不思議。やはりフジバカマを見つけたからでしょう。アゲハチョウと同じか少し大きいくらい、とても感激!の瞬間でした。
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本日は、園内通信「お知らせ59」「お知らせ60」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ59」
◇おいも掘り遠足について
「お知らせ60」(年長児用)
◇ 月ぐみ就学時健康診断について
◇ 月ぐみの卒園写真撮影について

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