2013.01.25
〔園長室前のうさぎ〕
「昨年の夏からここにいます。みなさんにお会いできたりお当番さんが撫でてくれるのがうれしいです。
これからもよろしくお願いします。 うさぎ 」
----------------------------
今日は太陽の日射しは明るいけれどお山の中は風に包まれたような一日でした。そんな中、10時半からの園庭開放にも多くの未就園児さんたちが遊びに来られ、在園児とともに楽しく遊んでいただきました。
朝、年少児のMちゃんはいつものようにクラスに到着してお友だちと朝のご用意にとりかかりながら、ふと木々をゆらす風の音に気づいて手をとめ、「あっ、きょうはかぜがつよいね」とまるで大人のように窓の外を見てつぶやきました。
いつもとは何か違う自然の変化に気づいて早速言葉にすることができるのは、さり気ないことのようで実はとても鋭い感性です。Mちゃんの赤いまあるいほっぺとつぶらな瞳を見ながら4月からの成長を想い、人間に本来備わっているセンス・オブ・ワンダーの感覚をこの先も大切にしてほしいと嬉しく思った瞬間でした。
自然が姿をひそめている冬は冬なりに、子ども達は大人の私たちよりも季節の微妙な変化を言葉はなくても感覚的に感じています。
手足も冷たくなる日々が続きますが、冷たいけれど気持ちのよい空気、雪の白さや触れた感触、吐く息の白さ、凍った水たまりなどから、人工ではない冬の季節ならではの自然観を大いに身につけてほしいと思います。
-----
一昨日水曜日から、いよいよ園庭の奥の造成工事が始まりました。昨年夏の園庭整備工事のときにお山の上にお目見えしたショベルカーやキャタピラがまたまたやってきました。
ちょうど水曜日は半日外遊びの日でしたので、子ども達も興味津々で迎えていました。
しばらくは、古木の処理、土壌の掘削などがつづき、予定したプランに沿って造成をすすめてくださっています。
動力はさすがに力強くつぎつぎに重すぎる石や切り倒された大木も軽々と移動します。手で持ち上げようとしてみましたがどれもビクとも動きません。お堂の跡地に残された大きな御影石の数々はこの「ひみつの庭*」で上手く再利用するつもりです。
「ひみつの庭*」は仮称です。園庭奥につづく「ひみつの森」にちなんでとりあえず名づけました。築山から望める街の景色、水辺の生き物が観察できるビオトープ、夏の水あそびができる水場、ピクニックに出かけられるクローバーの植え込みエリアなど・・・、たくさんの自然の生き物が姿を見せてくれて、子ども達のセンスオブワンダーがきらめく素敵なお庭にしたいと思います!
----------
本日は、園内通信「お知らせ71」をお出ししました。
内容は、
◇ 豆まきについて
◇ 未就園児対象「おやまのミニミニ幼稚園」のお知らせ
◇ 小学生対象「山びこクラブ」のお知らせ
◇ 少額校入学説明会及び半日入学の日のお帰りについて(年長児)
◇ 平成25年度小中学生総合保険のご案内について(年長児)
◇ 園児の健康について
2013.01.17
<ハーレービクトリア> サクラソウ科 原産地 中近東,地中海沿岸
学名 Cyclamen persicum
別名 篝火草(カガリビバナ)
長年にわたる種からの品種交配、肥料の与え方、熟成,発酵による強い土づくりの工夫から出来上がったという新品種“ハーレービクトリア”。
花びらに入った赤い絞りが個性的なのですが、花びらごとに絞りの表情がすべて異なっている様子がまたとても魅力的なシクラメンです。
こちらの心配をよそに、日中と夜の気温差にも負けず窓辺で元気に咲いてくれています。
----------
いよいよ冬の最中、もうすぐ大寒を迎えます。現在のところ、子ども達は比較的お休みも少なく園内で元気に過ごしています。
そしていよいよ、年少おゆうぎ、年中リズムバンド、年長の劇のおけいこが今日より始まりつつあります。
リズムバンドについては、まず毎年各クラスへ簡単なリズムテストにまいります。その後、担任と曲の構成、受け持ち楽器などについて打ち合わせをします。
練習を始める前の子ども達は、タンバリンやスズを手にして自由に楽しんでたたいていますが、これからは少しずつ受け持ちの楽器に慣れながら、同じ楽器を担当する仲間と助け合いながらリズム打ち練習を重ねていきます。
ともに過ごしてきたメンバーと担任がクラス一体となって作り上げるお歌と合奏の発表は、一年間のクラスの集大成とも言えるものです。
今年のリズムバンドの演奏曲は皆さんよくご存じでおなじみの曲でもあります。どうぞお楽しみになさって下さい。またご家庭では、頑張っておられるお子さんを温かく支え励ましていただきますようお願いします。
かねてよりブログ内でお伝えしていた幼稚園園庭の奥につづく第二のお庭の設計はほぼ完成しておりますが、昨日の保護者会でもお伝えしましたように、地域の別の建設工事との兼ね合いで資材運搬ルートが非常に混み合う事情から、この3学期中と来年度1学期中の二期に分けて造成工事をすることに一昨日決まりました。
年長児の保護者の皆さまが昨年播いて下さったクローバーが、寒い中を元気に育っているところですが、自然の生き物が訪れてくれるための樹木の伐採~植樹などについて更に検討できたらと考えています。
また、あくまで大学の授業の一環として、現在の園の空き地を子ども達が遊ぶ場として自由なデザインを試みたい、とのお申し出もいただきました。近々そのデザインの発表をして下さることになっているのですが、新たな視点をご披露いただきながら参考にさせていただけたらと思っています。
ここしばらくは、亀岡よりロートアイアンの工房の方にお越しいただき、お庭のゲートについて検討しています。
昨日は、保護者の方にも応援をいただき有り難く思うとともに、冬が過ぎ春が来て暖かくなった頃には、二つ目のお庭の完成が無事見られることを夢見ています。
工事の進捗状況などについては、折に触れブログ内でお伝えしたいと思います。
-----
本日は、園内通信「お知らせ70」をお出ししました。
内容は、
◇ 保護者会のまとめ
◇ 卒園記念品の扱いについて
2012.12.19
<つくもの天使> サクラソウ科 原産地 中近東,地中海沿岸
学名 Cyclamen persicum
別名 篝火草(カガリビバナ)
新品種として出されたこの花は、産地「九十九里」と、クリスマスが近づいたこの時期にピッタリの天の御使い(天使)の名がつけられています。花びらが開いた姿はまるでアネモネのようでもあります。これも実はシクラメンです。
近年、こうして花はどんどん品種改良がすすみその華やかさで私たちの目を楽しませてくれるのですが、一方、人間が情熱をかけて品種を作り出す姿を自然の神さまはそっと見守り許して下さっているようにも思えます。
今日で2学期が終了しました。
寒くなった11月後半~12月にかけては水ぼうそうや冬のウィルス風邪でお休みの方も増えましたが、園全体として比較的体調も安定しお怪我もなく元気に過ごした2学期でした。
私自身も時間の合間に子ども達との虫探し,花崗岩発掘(^^),遊具遊びなど共に楽しく過ごした2学期が思い出されます。
すがすがしいお顔で登園した今朝も、園長室近くにいたお客さんの昆虫(↓)を見つけ早速図鑑で調べてみるのでした(年長児Rくん)。
<ヒメホシカメムシ> ホシカメムシ科 学名Physopelta parviceps
幼虫,成虫ともシイ,カシワ,クワの花や実を食す
カメムシと一口に言っても、室内で見られるクサギカメムシやアオクサカメムシのみならず、図鑑を開くとアカ,グリーン,ブルーメタリックなど実に多種多彩な色、形をしたものがいます。
今の季節から毎年登場する背中にハートの形をつけたエサキモンキツノカメムシ(通称ハートかめむし)も3学期にかけてきっとお目見えするでしょう。
自然が姿を隠している冬間さえ、生き物の息づかいに目を見張れる好奇心に満ちた子ども達をとても誇らしく愛しく思います。
平成24年も保護者の皆さまの日々のご協力、お力添えのお陰をもちまして無事越年の運びとなりました。
近づく楽しいクリスマスシーズン,お正月を、皆さまお元気でお迎えになりますようお祈り致しております。
-----
昨日、園内通信「お知らせ66」をお出ししました。
内容は、
◇ 冬休み期間について
◇ 3学期お弁当再開 ほかカプラ教室,未就園児園庭開など
◇ 園児名簿関連
◇ 月ぐみが2学期に覚えた俳句
◇ 年賀状について
◇ 京都府文教課より
2012.10.25
「美山にて」
<センニチコウ> ヒユ科 熱帯アメリカ原産
学名 Gomphrena globosa
10月後半になるというのに、“かやぶきの里”集落の畑いっぱいに、ピンクや白のセンニチコウが咲いていました。
花から花へ飛び交うクマンバチを眺めていると、幼稚園の春のお庭を思い出しました。
----------
<年長児歯科検診>
本日午前10時より、山下和夫先生(ヒラノ矯正歯科クリニック)による年長児クラスの歯科検診を実施しました。
一人ずつ約3~4分間、和夫先生と対面して診察を受けます。横には担任と私が補助でつきました。そして診察の途中、歯について良い点、注意すべき点などを個々に話して下さいました。
診察が始まる前は、「まだ一度も歯医者さんに行ったことがないから心配だな~」(虫歯がないため)とか、「ぼくは朝昼晩といつもフロスを使っているからきっと大丈夫」とニコニコ顔の表情など、楽しみ、緊張、ちょっぴり不安などそれぞれの思いがありました。
「しっかり歯をみがくんだよ。そしておやつは1回にしよう、いいね。」
「これ知ってる?そう、フロスだね。これをこうやって毎日必ず歯の間にとおしてね」
「よい歯だね。歯に隙間がちゃんとあるし、この調子でしっかり磨こうね」
「歯垢がついているから、歯医者さんでとってもらおうね」 などなど。
子ども達は、和夫先生が話されたことをお口を開けながらもしっかり理解してうなづいていました。
そして診察後にみんなでお約束!
「毎日食べたら歯ブラシで歯をみがく、そして今日もって帰るフロスを歯間にとおすこと」。
そして、次にみんなへの大切なメッセージ、それは・・・
「お口の中で舌の先はどこにあるかな?舌を置く場所はお口の下ではありませんよ。上あご(上顎)と歯の間の部分に舌をくっつけるように。そうしていると、自然と歯並びがよくなるから覚えておいて下さい」
早速みんなで、上顎の歯のつけ根に舌先を当てて、『タンッ、タンッ』と全員で音を出してみました。その時に舌先のある場所が、本来お口の中で舌が位置するべき場所であると教えていただきました。
そして一番最後に、長い診察時間を待っていることができたご褒美として、恒例のマジックをみせて下さいました。毎年恒例の“ミッキーマウスの絵本マジック”に続き、今回は“ボールを使った不思議マジック”のお披露目もありました。
お口にチャックをして静かに待つ「しーん競争」はどうだったかな!頑張った後の楽しいマジックを観て、笑顔いっぱいの子ども達でした。
10時~12時第三園舎での本日の歯科検診は、こうして子ども達からの拍手とともに終わりました。
*今回は、虫歯よりも、歯垢、咬合(過蓋咬合,反対咬合ほか)についてチェックのあったお子さんが案外おられました。
診断票は明日お持ち帰りいただきますので、今後医院を受診される際に参考になさって下さい。
----------
本日は、園内通信「お知らせ57」をお出ししました。
内容は、
◇ 園児募集ポスターについて
◇ カプラ教室について
◇ 歯科検診について(年長児対象)
◇ 就学時健康診断日の送りについて(11月)
2012.10.23
「美山にて」
<ススキ>(薄、芒) イネ科 原産地 日本
学名 Miscanthus sinensis
〔京都 美山町 “かやぶきの里” 集落〕
山は暮れて 野は黄昏(たそがれ)の 芒(すすき)かな 蕪村
由良川(美山川)を渡ると一面ススキの草原が広がり、夕方5時半には美山の周辺は黄昏色に包まれました。
京都と若狭の中間に位置する谷間の集落 丹波“かやぶきの里”は、50戸ほどの集落のうち38戸が茅葺き(かやぶき)屋根でつくられています。
茅(かや)とはススキの意味で、イネ科の植物である草原のススキが茅葺き屋根の材料とされ秋の終わりにはかやがり(ススキの刈り取り)が行われます。
どの季節もとても風情豊かな場所ですが、毎年春と秋に火災予防として行われる放水訓練はこの里の見所の一つとなっています。
今年は12月1日(土)に、放水銃による一斉放水(5分間)が行われる予定です。
----------
本日は、園内通信「お知らせ55」「お知らせ56」(年長児対象)をお出ししました。
内容は、
「お知らせ55」
◇ 敬老会について
◇ 悪天候の場合の保育について
「お知らせ56」
◇ 月ぐみ 就学時健康診断について