2013.12.03

12月3日(火) / ひみつの庭の“ママの日”だより&ひみつの森の“パパの日”だより

DSC_0154-20131203
           <マダム・イザーク・ペレール>  オールドローズ ブルボン系
                                  1881年フランスで作出

12月に入った今でもたった一つ大輪の花を咲かせてくれているバラ“マダム・イザーク・ペレール”。2010年冬に鉢植えから庭におろしたので今年で3年目の冬になります。
今春はツルにたくさんの花をつけてくれました。年末にはじっくり土づくりと枝の整理をしてあげましょう。
----------
“ママの日”だより (本日火曜日)
12月に入りましたがここ暫くは本当によいお天気に恵まれています。今日の午前も10℃ほど。太陽の遠赤外線効果かまったく寒くなく陽が当たると暖かいと感じるほどです。
そろそろ“ママ”の時間、と思い支度をしているとき、「今日は“ママの日”はありますか~?」と園長室までたずねて来て下さったSaママ。急いでお庭にあがり門を開けました。
ひみつの庭の大木カシの木からは、秋以降~現在までカシの実(ドングリ)がまだまだ落ちてきています。今春のひみつの庭の造成中には、毎日4~5名の庭師さんが来る日も来る日も見上げる大木に登って枝を随分剪定されました。そのお陰か、太いカシの木肌を見ても春夏よりもだいぶ元気になったようです。
DSC07729-20131203 DSC07747-20131203
今日は落ち葉やドングリが随分多く、早速Saママとお掃除開始。Yママは教育相談に続いて来て下さり、後には太郎先生の姿も。そして開いた門の向こうから素敵な笑顔のSuママ、次にSeママ、そしてTママ。ママたちの笑顔はなぜ爽やかで素敵なのか・・・とふと考えていると聞こえてきました!
「○○ちゃんのおか~さ~ん!」「○○くんのおか~さ~ん!」とお庭あそびの子ども達からも声援が上がっています。とても人気のママたちです。
熊手で枝葉を集めて下さるママ達。「ドングリ、私は手で取りますね」と確か仰っていたのはTママ。お陰様でドングリもたくさん集まりました。「ドングリで何かできそうですね」と、確かに。
DSC07749-20131203 DSC07750-20131203
かたわら、ビオトープの落葉を熊手を使って集めて下さるYママSaママ。虫網を準備しておいたらよかったです。でも大小の熊手を駆使し、以前blogに書いていた水中の藻も上手く取って下さいました。
DSC07755-20131203
今日の後半はコンポストの整理をしました。バックの大文字山は今日は霞んでラインのみ見えています。コンポストはたっぷり落ち葉が入るように枕木で大きめに作っていただきましたが、すでにこのように満杯状態。たくさんのイロハモミジ、イチョウ、クヌギ、ナンキンハゼ、クス、サクラなどなど、近くで見ると多種多彩な落ち葉で覆われ何だかとても豊かな気持ちになってきます。
DSC07756-20131203 DSC07752-20131203
あらっ、コンポストの向こうに太郎先生?めったに見られない太郎先生の貴重なほうき姿(*^_^*)。私達の高校時代の同級生Mくんが当時、掃除の時間中に言ってたこと。
「太郎は(友人だから呼び捨て)、偉いぞー。朝から山じゅうを掃除してから学校に来るらしい。僕らは遅刻せんと来るだけで必死。雪の日なんて僕らは自転車で道路の雪をかき分けて自転車をこいで学校にくるだけでも大変、でも太郎は朝から山の雪かきを一通りしてから来るらしい・・・。でも、雪かきしないと山から下りて来られない、というのが本当のところやと思うけど~(笑)」などと楽しく会話していたことを思い出しました^^。
太郎先生いわく「昔に父に掃除をさせられ過ぎたから(もう今はやらない)」のだとか。
その分、私しております^^;
DSC07774-20131203 DSC_0457-20131203
今日、年中クラスはひみつの森へ出かけました。先週末のパパの日に、お父さま達が手入れをして下さった場所で早速あそびました。「うわー、広くなったなあ~」と子ども達は大喜びだったそうです(noriko先生談)。
DSC_0459-20131203 DSC_0462-20131203
「ほら~、こんなにたくさんとったよ!」「みてみてー!」とワイヤーフェンス越しの笑顔。このドングリはコナラです。ことりぐみの横にもコナラの木がありますが、ひみつの森のコナラは大木なのでとても大きなコナラの実がいっぱい落ちています。今年は12月になってもこうしてみんなで森へでかけてドングリ拾いができました。本当に幸せなことです。自然の恵み、お父さま方のお力に感謝です。“パパの日”レポートは下をご覧下さい。
DSC_0464-20131203 DSC_0463-20131203
コンポストの整理はSuママが担当して下さいました。コンポスト左端に分けて置いていた枝と落ち葉の堆積の中に混ざっていた枝を取り分け、一輪車で何度も森へ運んで下さいました。そう言えば、Suママの上のお子さんで小学生の卒園児Fちゃんは秋の落ち葉などで花束をつくるのがとても上手でした(年長児Fちゃんの手づくり花束/2011年10月blogより)。
いま、Fちゃんは食べられる野草を見つけて家に持ち帰り図鑑で調べてみることを楽しんでおられるのだそうです。食べてはいけない葉もあるので見極めが大切なこと、また身近にあるタンポポの葉を胡麻和えやサラダにしたり、ユキノシタを天ぷらにしていただくと美味しくいただけることなどなど、Suママとたくさんお話をしながらコンポスト作業をしました。
YママSaママによるビオトープの落ち葉掃除も完了。ずっと腰を曲げての作業ご苦労さまでした。
DSC_0469-20131203 DSC_0468-20131203
先日まで真っ赤に紅葉していたナンキンハゼの足元のヘンリーヅタ。今は蔓のみで冬の風景に様変わり。ビオトープの築山側に12本ほど植えたカシワバアジサイ(柏葉紫陽花)の葉。赤銅色に紅葉していきます。
DSC07777-20131203
先に帰られたお母さまごめんなさい。残った方で記念写真撮影。太陽の陽射しがとても気持ちよい今日の“ママの日”でした。
DSC_0452-20131203 DSC_0453-20131203
これはマンデルシュトーレン。アーモンド、マジパンなどで作るクリスマス菓子の一つ。いつも香りのよいお紅茶を持参して下さるYママ。たった一切れずつでしたが私から皆さまに。しばらく有意義な会話がひとしきり続きお開きとなりました。本日も有り難うございました。
----------
“パパの日”だより (先週末11/30土曜日)
土曜日は“パパの日”でした。前回ご参加のお父さまに加え新たにご参加下さったお父さまもいらっしゃり、森は一段と手入れされ明るくなってきています。この日も天候に恵まれ、全職員とともに大勢で半日かけて森の活動を行いました。
DSC_0397-20131203 DSC_0398-20131203
最初に園職員が園庭に集まり、当日の活動についてざっと確認しています。作業については事前に健哲先生と私で大まかに打ち合わせをし、森の現場図面を健哲先生に描いていただきました。
この日の内容は、落ち葉かき、下草刈り込み、倒木・切った枝の整理、ガラ拾い、木、枝の剪定(残す木をマーキング)。
DSC_0399-20131203 DSC_0401-20131203
9時半。「皆さまお集まりいただき有り難うございます」太郎先生よりご挨拶後、一連の流れの説明を健哲先生よりお父さま方にさせていただき、作業をしていく中でお父さま方からのアイデアも頂戴しながら進めていくことになりました。
DSC_0403-20131203 DSC_0406-20131203
さて、数分でひみつの森に到着。早速、鎌やハサミで刈り込みを始めます。
DSC_0407-20131203 DSC_0410-20131203
要領よく鎌で下草を刈り込んでいく亮馬先生。草刈りは小さい頃に田舎でよく手伝っていましたので、と。Siパパいつもご参加有り難うございます。次々と枝を剪定されます。
DSC_0411-20131203 DSC_0416-20131203
枝を運んだあとはよい土ができています。大きなドングリもいっぱい落ちています。ここは傾斜を利用して滑り台を楽しめますね。谷方向には行かないようにたくさんの木を重ねて境界を作りました。
DSC01218-20131203 DSC01216-20131203
倒木を何度も運んで下さるIパパ。森林にお詳しく後ほどいろんなお話をして下さいました。
DSC_0413-20131203 DSC_0414-20131203
Hパパ。「これはクヌギの木です」と、朽ちた倒木にロープをかけて首尾よく移動されます。「小さな頃はいつもカブトムシやクワガタ取りをしてよくあそびましたよ。息子も是非連れてきたい場所ですね」とお話しされながら。
DSC01230-20131203 DSC01232-20131203
Suパパ。いつも有り難うございます。前回は高木からぶら下がる長いツルをリース用にとって下さったのでした。感謝。落ち葉を集めて境界部分に運ぶ作業をするtomomi先生。
DSC_0417-20131203 DSC_0418-20131203
切り残した切り株を子ども達がつまづかないように地面の際までカットするyuuka先生kaori先生。
DSC_0420-20131203 DSC_0419-20131203
熊手で落ち葉を集めるnoriko先生。落ち葉入れがいっぱいになります。下の土はとてもよい土だそうです。落ち葉が堆積した腐葉土ですね。
DSC_0422-20131203 DSC_0421-20131203
おもな作業リスト。この辺りは海抜約129m。確か白川通りが約60mくらいなのでその差がお山の高さでほぼ70m。なので幼稚園、ひみつの森辺りはデパートの屋上とほぼ同じ高さになります。
DSC_0424-20131203 DSC01236-20131203
枝に水筒やタオルを上手くかけて利用しておられるパパたち。ガラ入れ袋に石、ガラス片を集めて入れます。
DSC01243-20131203 DSC01240-20131203
「ではみなさん、この辺で休憩タイムです。どうぞお集まりくださーい」
DSC01245-20131203 DSC01244-20131203
人数を数えています。Nパパ、お仕事の都合で途中から参加下さったFパパ、有り難うございます。
----------
<休憩タイム~>
DSC_0392-20131203 DSC_0393-20131203
朝、全粒粉マフィンでスモークサーモンとペッパーシンケンハムのオープンサンドを作りました。マフィンを半分にスライスし、トースト→バター→洋がらし→ディジョンマスタード→スライスオニオン→レタスorサニーレタス→スモークサーモン+ケパーorペッパーシンケンハムをのせる簡単サンドイッチメニュー。飲み物はホットコーヒー、ホットココアなど。
              DSC_0390-20131203
                  フランス“ディジョンマスタード”は美味しくおすすめ。
----------
さて、後半開始です。
DSC_0429-20131203 DSC_0430-20131203
色とりどりの落ち葉が落ちたちょっとした穴。おしりを入れて座れるかな。落ち葉を取り除くと広々とした傾斜地が現れました。駆け上がる?滑り下りる?思いっきり遊びたいね。
DSC_0433-20131203 DSC_0434-20131203
木と木の間が傾斜していて木を持ってスライダーにして楽しめそうです。
DSC_0435-20131203 DSC_0439-20131203
Lエルの形の木につながった枝もそのまま生かして。右は根っこが驚きの形をした木。クモの足のよう?
DSC_0441-20131203 DSC_0442-20131203
ここは必ず楽しめるスライダーに。集めても集めても落ち葉が山ほど積み重なっています。
DSC_0443-20131203 DSC_0445-20131203
刈り込みバサミで細い枝を刈り込み中のmami先生。木材を重ねた境界エリアがだいぶ出来上がりました。
DSC_0444-20131203 DSC_0448-20131203
随分広々と開けたエリア。すっかり広くなった森の遊び場です。傾斜がほどほどにあり、思う存分走り回れる場所になりました。
DSC07797-20131203 DSC07796-20131203
魚眼レンズの撮影は樹木が湾曲していますが、広さが分かっていただけますでしょうか。見上げる大木は、年明けに庭師さんがヒノキ類をカットして下さいます。さらに明るい森になっていく予想です。
DSC07798-20131203
大勢が午前中いっぱい力を合わせて作業をした結果、前回につづき更に広く明るい森になりました。園庭ひみつの庭から歩いてわずか3~4分。一面雪で真っ白の銀世界になったならそれもまた楽しみですね。ご参加下さいましたお父さま方、有り難うございました。第3回は今週末7日(土)9時半~となります。

2013.11.26

11月26日(火) / 銀杏の花束!・ひみつの庭の“ママの日”だより・園内通信

お山の上に子ども達が到着した頃、毎朝どこかから聞こえてくる「いっこせんせい~、モモちゃんどうしてるー?」という元気な声は年長児の女の子Aちゃん。Sちゃん、Yちゃんもいつも一緒にお山を上ってくる仲良しです。
モモちゃんとは秋にサナギになった大型スズメガ科のモモスズメガのこと。ご希望により園長室で預かっているのですが、現在サナギで残念ながら動きはみられません。気温が低くなったので羽化はきっと来春になるでしょう。

 〔子ども達が黄葉の銀杏でつくる花束〕
DSC_0253-20131126
上の素敵な花束はイチョウで束ねてつくってくれたバラの花束です。昨日Aちゃん、Sちゃん、Kちゃんが一緒に作って外遊びに行く途中に園長室まで届けてくれました。
「みんなでつくってあげよう」ってお話してつくられたんです、とニコニコ笑顔の担任mami先生。
イチョウの花びらの中に一枚の紅葉のモミジがポイント。中にはドングリが一つそっと入っています。昨日は私の××回目の誕生日でした^^。素敵な手作りプレゼント有り難う!
----------------------
“ママの日”だより (本日11/26火曜日)
DSC07153-20131126
“ひみつの庭”の門の外では色とりどりの紅葉の中、元気に子ども達がお庭あそびをしています。
DSC07145-20131126 DSC_0261-20131126
さてさて。今日は残りの球根を植えてしまいましょう。「カゴの中にはなにが入っているの?」と興味深げに笑顔でたずねる年中児AちゃんYちゃん。お話しながら一緒に石段を上ってきました。
スノードロップ、口紅スイセン、チューリップ、黒百合、そして・・・。あらあら、可愛らしい木製サンタさんも一緒にカゴに入ってお庭にきましたよ。えっ、拡大してみてって?!
DSC_0262-20131126
大きく撮してみました。joyeux noël とあります。このサンタさんはあるママのお手製です。サクラの枝をカットして絵の具でお帽子とお顔を描いた手作りサンタさん! つくってみたいですね~。“パパの日”に剪定された木材で作れないかしら・・・?とただ今思案中です。
DSC07193-20131126 DSC07196-20131126
素敵な笑顔でお庭に来て下さったSママとラベンダーやセージの花の前で。東山でもここ数年増加している森の生き物の鹿やイノシシのこと、竹藪との境に張った鹿避けネットのことなどが話題に。以前はお山の下のお宅の玄関内側までお猿さんが出没したとのこと。森の中よりも人間の近くが美味しいものがあって安全なのを知っているのですね。では早速、スノードロップを植える土をほぐしていきましょう。
DSC07201-20131126 DSC07221-20131126
ひみつの庭のゲートのすぐ近くをスコップでほぐしていきます。Yママいつも有り難うございます。
DSC07204-20131126 DSC07222-20131126
変形バケツに入れていたスコップに雨がたっぷり溜まっていました。ささっと取り出して並べ乾かされるYママ。チークのアームチェアの近くにも球根を植えていきます。
DSC_0315-20131126 DSC_0316-20131126
Tママも来て下さり、予定通りキンメツゲの足元に等間隔にスノードロップが植え込まれました。植え付け完了。球根は土の中にいる期間がとても大切だとみな同意見。雨が降り水分で球根も膨れ大きく成長します。太陽の力で地中深くから地上に向かってぐんぐん成長しますが深植えしすぎても芽がでなくなります。開花は再来年の早春になるかも知れません。楽しみですね。
DSC_0317-20131126
アジサイ ノリウツギ“ライムライト”。「園内のどこかのアジサイを挿し木されたのですか」とSママ。Sママはアジサイの挿し木などによくチャレンジされるそうです。これは春に根巻き苗を植えていただいたばかりでしたが、今夏花をたくさんつけてくれました。今の季節は柔らかな色合いに。秋色ピンクが優しげです。
DSC_0271-20131126 DSC07230-20131126
Yママは壁泉前のプールをお掃除中。ではいよいよ口紅スイセンの球根を植えていきましょう。球根数は多くはありませんが毎年株が大きくなってくれるでしょう。毎年2月頃には咲いてくれる口紅スイセン。Tママと植える深さを検討しています。
DSC_0263-20131126 DSC_0278-20131126
相談の結果、皮がついた状態のスイセン球根計6個をこの春植栽したカシワの木の奥に植えることにしました。YママTママがシャベルで耕して下さっています。
DSC_0276-20131126 DSC_0280-20131126
次々と現れるカワラ片、ガラや石など^^;。矢印形?をした大きな石板も発掘!スイセンが根を伸ばして毎年気持ちよく花を咲かせてくれるようにとの優しいお心遣い。ここに妥協はないママたち。球根を予定した六カ所に植える時間よりも、土中の埋没品を掘り起こす時間が大方だったような^^; 有り難うございました!
DSC_0289-20131126 DSC_0290-20131126
カシワの木の支柱をしっかりと埋めて、スイセンの植え込みが完了!北の竹藪周辺が整然としていないので、また手入れをしましょう!とYママ。同感です。
DSC07242-20131126 DSC07243-20131126
過日植えたハーブエリア。熊手でお掃除中。頭上のカシの大木から今でも毎日ドングリが落ちてきます。
DSC07263-20131126 DSC_0269-20131126
次は、このカシの大木の足元に明るいチューリップの球根を植えることに決まり。春、子ども達の目につきやすいかな。土を多めに足し、ピンク色の八重咲きチューリップ“ダブルユー”をSママと植えました。
DSC07303-20131126 DSC_0274-20131126
お花の写真ラベルは後ほどラミネートして、子ども達が見てわかるようにしましょう。ホースリールで水をたっぷりとあげてくださるSママ。
DSC_0329-20131126
次は、ビオトープのウッドデッキ近くに黒百合の球根を植えましょう。今日もカエルくんは色とりどりの落ち葉に囲まれて何だか幸せそう。
DSC_0332-20131126
ビオトープ横のナンキンハゼ。紅葉の落ち葉が水面を美しく飾っています。
DSC_0266-20131126 DSC_0283-20131126
黒百合の球根。珍しい形です。たった二つですが、ウッドデッキを隔てた二カ所に植え込みました。夏場、この場所にオニヤンマがたくさんやってきて、始終この土の中に産卵していたことをお話ししながら。
DSC_0342-20131126 DSC_0340-20131126
夏の間も、水辺に来る鳥を驚かすようにいつもユラユラと風に揺れていたコロカシア“ブラックマジック”。里芋の葉のようです。
DSC_0348-20131126 DSC_0349-20131126
今年7月暑い最中、ビオトープ際に植えたヒューケラ“ファイヤーチーフ”。壁泉側の金木犀の足元はリグラリア“ミッドナイトレディ”。どれも元気に冬を越してくれますように。
DSC07348-20131126 DSC07403-20131126
ビオトープからエントランスのサークルスペースに戻ると、大勢並んだ年長児達のお顔が見えました。「おかあさん、お庭をきれいにしてくれてありがとうございます!」と声を揃えてのご挨拶。お庭の作業に一呼吸おいたお母さま達からも思わず大きな笑みがこぼれていた喜ばしいひととき。
DSC_0359-20131126
ひみつの庭奥の空高くそびえる大木は“ナナミノキ(七実の木)”。現在、赤い実を枝一面につけています。烏丸今出川北東の同志社大学図書館前にも同じく大木ナナミノキがあり、この時季見事な赤い実をつけているのが見られます。
DSC_0357-20131126
とても高い木なので、これが椅子に乗って精一杯の撮影。
DSC_0355-20131126
ひみつの庭の入口ゲート前にあるモチノキの大木。春に随分剪定していただいたので今年はすっきりとしています。こちらのモチノキも毎年この時期には赤い実が枝先いっぱいに成り、鳥がたくさん集まってきています。
DSC_0353-20131126
赤い実を見上げながら「子ども達も下に落ちている赤い実を拾って遊んでいます」とchinami先生。おままごとの材料になっているのでしょうね^^
DSC_0368-20131126 DSC_0369-20131126
黄葉しているのは大きな葉をつけたモクレン。お隣の銀杏の葉はほとんど落葉し、下のサツキの植え込み一面を覆っています。それを拾い集めて子ども達はバラの花束を作ります。
DSC_0370-20131126 DSC_0373-20131126
アスレチック横の石製のすべり台から見えるモミジ紅葉。固定鉄棒の向こう側に広がる色とりどりのモミジ葉に陽が射し込みキラキラ輝いています。
DSC_0377-20131126 DSC_0375-20131126
黄葉が綺麗です。下の溝も色とりどりのモミジで埋め尽くされています。
DSC_0365-20131126
ひみつの庭の外から大文字方向を眺めます。すぐ横に見える東山大文字もだいぶ色づいてきました。また一段と寒くなるようですが、子ども達は明日もお山の上で元気いっぱい過ごします。
-----
本日は、園内通信「お知らせ67」「お知らせ68(年長児用)」をお出ししました。
(「お知らせ66」は年長児用に使用しました)
内容は、
「お知らせ67」
◇ お招き会出演について
◇ 第2回“パパの日”開催について
◇ 園児の健康について
「お知らせ68」(年長児用)
◇ 園長先生との家庭教育相談について

2013.11.20

11月20日(水) / ひみつの庭の“ママの日”だより&ひみつの森の“パパの日”だより

いよいよ晩秋の候。今日は全園児でお外あそびの日で、優しい太陽の陽射しを感じながら思い思いの遊びをして過ごしました。お山は現在秋真っただ中、紅葉、黄葉がとても綺麗です。
銀杏の落ち葉がサツキの植え込みの上一面に落ちているのを一枚ずつ取って束ね、まるで本物のバラの花のようなお花づくりに専念している子ども達も。
年少児Kちゃんは、一生懸命小さな手で集めて形づくった可愛いバラを「はい」とくれます。また、年少児Sちゃんとモグラの盛り土を探しながら歩いてみました。すると数ヶ所の新しいモグラ塚を発見!。いつかモグラに出会えたらじっくり観察してみましょうね。その後Sちゃんは、お砂場の縁にそってモグラの穴を一生懸命掘り続けていました。
もみじ紅葉はこれからが本番です。皆さまも是非お山の秋をご覧下さい。
---------------
“ママの日”だより (昨日11/19火曜日)
昨日午前中はわずか気温8~9℃ほど。山の大木の間を通り抜ける風の音、鳥の声が心地よく響く“ひみつの庭”でした。お庭をお掃除していると、「今日は小学校に行くよ」と年長児Dちゃん。昨日は三つの小学校の就学時健診があったのですが、本当に時が経つのは早いものですね。Dちゃん達が年少児だった頃の姿がついこの前のように脳裏に浮かぶのですが、はや来年は小学生とは・・・。
DSC_0230-20131120
“ひみつの庭”のビオトープ方向です。右中央の半円のレンガ敷きに植えた“ナンキンハゼ”が美しく紅葉しています。
DSC06783-20131120 DSC06782-20131120
Mママはビオトープまわりを、Yママは築山、ハーブコーナーのお手入れの最中です。
DSC06801-20131120 DSC06810-20131120
培養土を開けて、築山横のクリスマスホーリーの足元に「クロッカス」の球根を植えるためスコップで土を柔らかくします。
DSC06809-20131120 DSC06811-20131120
芝が際まできているので固い場所もあります。クロッカスは植えどき9~12月。花どき2~4月。
DSC06803-20131120 DSC06807-20131120
そこへ培養土を足して元の土と混ぜ合わせます。  丸い小さな球根。植えた数は計30個です。
DSC06812-20131120 DSC_0175-20131120
「地植えは深さ10㎝くらいね」と確認しながら。  早咲きクロッカス“シーベリートリカラー”生産地オランダ。
DSC_0176-20131120 DSC_0177-20131120
すべて植え込み後、築山より撮影。赤く色づいてきたクリスマスホーリーの実。今日「うちのクリスマスホーリーの実が赤くなったよ」とお砂場でX’masケーキをつくりながら教えてくれたのは年少児Kちゃん。幼稚園といっしょだね。
DSC_0166-20131120
“ひみつの庭”玄関サークルスペースに沿って植栽したキンメツゲ。春には明るい黄緑色の新芽が楽しめます。この足元にフランスのお庭から届いた「スノードロップ」を植えていきます。
        DSC_0161-20131120
        フランスでは1月2月頃からお庭一面にスノードロップが咲く姿が見られるそうです。
DSC06890-20131120 DSC06891-20131120
シャベルでゆっくりキンメツゲの足元の土をほぐしていきます。壁泉へ向くコーナーにも。
DSC06888-20131120 DSC_0165-20131120
スコップでほぐして下さるYママ。次は培養土をてみに分けて足元にすきこんでいきます。
DSC_0164-20131120 DSC_0170-20131120
この辺りの落ち葉もはじめに拾い集めておき、いずれキンメツゲのトピアリー沿いに愛らしい「スノードロップ」が咲くことを夢見て。
        DSC_0242-20131120
          ツゲの植栽と芝生のカーブに沿って土が十分に敷き詰められた様子です。
DSC06950-20131120 DSC06954-20131120
そこへSiママが来て下さいました。お腹の赤ちゃんは早6ヶ月だそうです。赤ちゃんとともに、夏から時間が経過したビオトープの様子を見に来て下さいました。
ご持参のゴム手袋、ネーム入りで何だか素敵。「メダカ、タナゴ、ヨシノボリ、二枚貝が元気に育っていてよかったです」と。ただ、9月以降に増えた藻類のことを仰いました。現在ビオの水は比較的綺麗でSiママも驚かれるほどでしたが、綿のような緑の藻が繁殖すると魚が動けなくなったり、水の中まで光が届かなくなるため取り除いた方がよいとのこと。
DSC_0226-20131120
カエルくん、いつも池を守っていてくれてありがとう ♡♡♡ デンジソウ、ナンキンハゼの紅葉の落ち葉が水面を飾っています。
DSC06959-20131120 DSC_0196-20131120
Siママにはお腹を曲げていただく訳にはいきません。藻が繁殖している対面に行き、そっと手で引き上げてみます。過日に確認したときには大きくなったオタマジャクシが藻の中で気持ちよさそうに戯れていたように見えましたがやはり安全ではありません。「バケツに一度とって、卵や生き物がいないかを確かめてあげるとよいかも知れません」とSiママ。なるほど~。
DSC06972-20131120 DSC06973-20131120
ここは絶滅危惧種の水生植物アサザの生息エリア。ヤゴ、メダカ、オタマジャクシなどが大好きな場所。ゆっくり成長してきたアサザを痛めないようにそっと確かめながら藻を取り上げてみます。
DSC_0200-20131120
水面を美しく構成するアサザ&浮き草。水生植物の自然の色合いが何とも言えないニュアンス。浮き草はとても小さな植物ですが種をつけるようです。また浮き草のまわりには微生物がたくさん住み、周りの水が浄化されてよい環境が保たれます。
「冬には枯れますから、今の間に水槽に採って室内で管理し春に水に戻してあげるのも一つの手です」とSiママ。冬のビオトープ、これからどのようになるのでしょう。魚たちも元気で越冬してほしいものです。
DSC06975-20131120 DSC06976-20131120
ひと目見て、ビオトープ内のどこにどのような生き物が棲んでいるのかの見当がつくSiママ。手をとめて水場の作業を見守って下さるYママMママの姿も。
DSC06977-20131120 DSC06980-20131120
ここは夏以降大きく成長したタナゴ達が、二枚貝の存在を気にしながら数匹で泳いでやってくる様子が見られる場所です。二枚貝(ドブ貝)も二回りほど大きくなりました。ほぼ同じ場所でお気に入りの場所を定め豊富なプランクトンを食べて成長してくれているのです。ビオトープには一切エサを入れていませんが、少しずつ堆積した砂泥の中から食べ物が得られる環境が出来上がっていたようです。

タナゴ、二枚貝、ヨシノボリの共生のバランスが上手く保たれている結果、何とタナゴの赤ちゃんがメダカに混ざって泳いでいるのが見られますとのこと。私にはすべてクロメダカの稚魚にしか見えませんでしたが(一応、小学生の頃から机の上に置いたガラス水槽でメダカを飼っていましたから稚魚の姿は目に焼き付いているのですが・・)、メダカの子の尾びれとタナゴの子の尾びれは形が少々違うとのこと。
タナゴの子が産まれていたとは何て嬉しいこと!タナゴが二枚貝(雌雄のいずれにも)の中に産卵管をのばして産卵し、二枚貝はタナゴの稚魚が孵ったら殻を開いて稚魚を外界へ出してあげる。二枚貝の幼生はヨシノボリのヒレやエラに寄生し、しばらくすると魚から離れて幼貝となり底生生活をはじめる。素晴らしい共生関係の上で産まれたタナゴの子です。
DSC06984-20131120 DSC06987-20131120
「二枚貝にも雌雄あり見分け方があります。外殻のふくらみのある部分が僅かながら重みが感じられるのが雌です」と。はぁ~。貝の雌雄を考えたことがなかった私は驚き桃の木の境地に。ではタナゴは貝の雌に産卵するのですか?とたずねると、「雌雄どちらにも産卵可能です」とのこと。何て偉い二枚貝たち。そうしてタナゴの卵を守り育て社会に旅立たせる役割を冷たい水の中で生息しながら担っていることに感動を覚えます。
環境破壊により川で採れる一部の貝が両生化しているケースがあると以前何かで知りましたが、絶滅危惧種に指定されているこのイシガイ科のドブ貝はこの先も雌雄異体で生存できるのでしょうか。

特に手立てを打った訳ではありませんが、10月以降気温が低くなり水中のアオコの発生が抑わったためにビオトープの水に透明感が出てきたことを話していました。ただ、来春予想されるクスノキの大木から落ちる多量の春落葉がビオトープ内を埋める可能性があること、唯一それが心配の種ではあります。
DSC07015-20131120 DSC07004-20131120
「泳いでいる稚魚を見ると大きさが違うのが混ざっているので、タナゴが時期違いで数回に分けて二枚貝に産卵したのでしょう」とSiママ。二枚貝の幼生が寄生するヨシノボリが棲んでいるエリアもほぼ予想がつくそうです。
「この場所の藻は砂でできたヨシノボリの住み処を崩すといけないので、手をつけずにそのままがよいかも知れませんね」とのこと。
水中で目を凝らしても見えないところが見えるSiママは、水辺の生態をとてもよくご存じなだけでなく、水辺のタナゴをのぞきながら「えらいね~。よくがんばったね~。」と無事産卵を済ませたタナゴに声をかけておられる姿がとても印象的でした^^)。
Siママもどうかお体お大事にお過ごし下さいますように祈るばかりです。
DSC_0216-20131120
 <ナンキンハゼ(南京黄櫨)> トウダイグサ科  学名 Triadica sebifera 原産地 中国
10~11月に落葉し6~7月に白い花が咲く。花にはチョウ、テントウムシなどの昆虫が集まり、種子はヒヨドリなどの鳥が食べにくる。葉は染料に使用。
紅葉が美しく、ビオトープ横の半円煉瓦敷きスペースに可愛い形の落ち葉を子ども達が見られるのを期待してこの春植栽。
DSC_0181-20131120 DSC_0184-20131120
ママたちの活動が終了後、再度ドブ貝を手に取って暫し1人で観察しました。どのようにしてタナゴの産卵を受け入れるのだろうか~、と考えていると、一つの貝の口が少し開いたようでした。タナゴが産卵した受精卵は約二日間で二枚貝の鰓(エラ)等の場所で孵化し、約一ヶ月後に二枚貝の中から水中に出てきます。
DSC_0186-20131120 DSC_0189-20131120
小さな頃にもよく琵琶湖でシジミと一緒に手にしたお馴染みの二枚貝ではありますが、大事なお役目を受け持ちつつ共に自分の子どもも育んでいると思われるドブ貝の生き方が素晴らしい、とさえ思えてきます。
ビオトープが出来た7月半ばに投入した時には二枚貝の数が4~5個と少なく、20匹はいるタナゴの産卵に二枚貝が対応しきれずにストレスを感じて死んでしまう可能性がある、と何かにあったので、回避するために夏休みに琵琶湖で採取した20~30個のドブ貝を入水しました。しかし束の間、夏に繁殖して大きくなった数え切れないほどの数のオタマジャクシが、口を開けた二枚貝の中に何匹もが頭を突っ込んで食べている姿を見て愕然としました。水辺のビオトープを命の場とするオタマジャクシにとっては格好のエサとなったのですが、二枚貝の数がたった数個になってしまい、産卵できなくなったタナゴの生息も危ぶまれるのが心配の種でした。
現在、ほぼ二個のドブ貝がしっかり成長した暁に、大事なお役目を果たしていることを想い感動を覚えます。
        DSC_0192-20131120
貝に、ありがとう・・・と語りかけていると、すっと貝が開いたのです。まるで「どういたしまして」と応えるように・・・^^。陸上と同じく水中にも生き物の不思議の世界が息づいています。
DSC_0193-20131120 DSC_0194-20131120
琵琶湖で夏に採ったオオカナダモも根付きました。右上写真はデッキの下をねぐら?にしているモグラの移動の跡です。盛り土はいつも芝生の辺りに幾つも見られます。
DSC_0208-20131120
水面に樹木の陰影が浮かび、ナンキンハゼの落ち葉が流れて来ました。水辺は子ども達も大好きな場所です。一瞬では見えない深い世界が季節ごとの水辺のビオトープに確かに潜んでいるようです。
DSC_0222-20131120 DSC_0205-20131120
左上写真中央に(分かりづらいですが)、タナゴが泳いでいます。右上写真はメダカやタナゴの稚魚(きっと)が集まっている様子です。
DSC_0233-20131120
久しぶりに登場のライオンLeoの壁泉。晩秋の木漏れ日がコーラルの石板に射しています。いよいよひみつの庭の水辺も冬を迎えます。冬場のビオトープもきっと新たな発見が待っています。
----------
“パパの日”だより (先週末11/16土曜日)
過日16日は、「ひみつの森」のパパの日がスタートしました。
週末の休息日の中をお父さま方がお集まり下さり、9時30分スタートで「ひみつの森」へみんなで向かいました。ひみつの庭より約4~5分歩いた所を基地とし、片石造園さん、土橋左官店さんのリードにより倒木処理や樹木の剪定を行いました。
DSC_0069-20131120 DSC_0071-20131120
全員を前に、片石さんより樹木にノコギリを当てるときの方法が説明されます。樹木の傾斜をみて判断しながらきり進めます。方向を違えると危ないことにもなります。
ノコギリは一般的によく使われているものを調達してみましたが、みなさんよく切れると仰り一安心。切る木、残す木を選別して次々に木をカットされるお父さま方のパワーにより、辺りがどんどん明るくなっていきます。
「このような経験はなかなかできないですよねー」と明るい笑顔で仰って下さるお父さま。有り難いお言葉に感謝です。
光が射さなくなった森は樹上ばかりに葉が広がりますから、樹木一本カットすると青空が随分見えるようになりました。
力を合わせて切った樹木を一カ所に集めたり、途中はさんだ休憩後は、さらにパワーアップして作業が進められました。
コナラ、ミズナラ、アベマキなど子ども達が大好きな木の実がなる木はそのままです。私は熊手で足元や森の通路の手入れをしました。瓦礫などもたくさんありますから、次回は瓦礫袋にそれらを集められたらと考えています。
DSC_0072-20131120 DSC_0073-20131120

DSC_0074-20131120 DSC_0075-20131120

DSC_0076-20131120 DSC_0077-20131120

DSC_0081-20131120 DSC_0082-20131120

DSC_0083-20131120 DSC_0085-20131120

DSC_0087-20131120 DSC_0092-20131120

            DSC_0089-20131120 DSC_0090-20131120

DSC_0093-20131120 DSC_0094-20131120

DSC_0095-20131120 DSC_0096-20131120

DSC_0098-20131120 DSC_0099-20131120

DSC_0102-20131120 DSC_0103-20131120

DSC_0104-20131120 DSC_0105-20131120

DSC_0109-20131120 DSC_0110-20131120

DSC_0111-20131120 DSC_0114-20131120

DSC_0112-20131120

DSC_0115-20131120 DSC_0117-20131120

DSC_0122-20131120 DSC_0125-20131120

DSC_0126-20131120 DSC_0127-20131120

DSC_0129-20131120 DSC_0133-20131120

DSC_0139-20131120 DSC_0140-20131120

DSC_0144-20131120
すっかり明るくなった森の景色です。年明け頃に大木は片石さんが動力で手入れして下さる予定です。
さすがに気候も涼しくなったため、ハチや虫などの心配もまったくありません。
次回は樹木の処理、森の入口~通路に沿って生えている笹の刈り込みを刈り込みバサミを使用して行い、さらに森の見通しがよくなる期待ができます。刈り込みバサミも準備致します。
次回も皆さまのご参加をどうぞよろしくお願い致します。我こそはと思われるお父さまは是非ともご参集お待ちしています。

2013.10.24

10月24日(木) / ひみつの庭 “藤袴(フジバカマ)植栽!”・園内通信

季節はずれの台風、27,28号のダブル台風が接近する最中、昨夜の天気予報では本日は終日「雨」でした。
「お知らせ58」でお伝えしていた“ママの日”先行ミニイベント『藤袴を植えよう!』は今回は残念ながら実施は難しいと思っていましたが、今朝の予報を見ると、なんと夕方まで降水確率0パーセントで「曇り」に変化しています。
本日、園庭で予定していた年中長合同の“焼きいも”も何とか実施できる方向となり、本日は「鬼の居ぬ間の洗濯」ならぬ「台風が来ぬ間の焼きいも」が実現。本当にlucky dayでした。
ただ、途中でパラパラと雨が降り出す可能性は十分ありましたが、西の空はそう黒くはありません。焼きいもを楽しみに園庭にかけ上る子ども達の足音が響きました。
ならば、天気予報を信じて藤袴の植栽もお一人でも来られたら実施しよう!と決め、子ども達のお弁当用のお茶づくりが完了した後に、ひみつの庭へ資材運びをはじめました。
りょうま先生に土を、太郎先生に藤袴の苗60株を運んでいただき、私はスコップ、肥料、竹ぼうきなどの道具を準備しました。

さて、園庭で落ち葉を燃やして焼きいもの煙が立ちこめてきた頃、お一人の笑顔のお母さまの姿が現れました。一緒に少しずつ作業を始めていると、またお一人、颯爽とひみつの庭に入ってこられるのが見えました。お二人とも何だか素敵な出で立ちで、私はいつものスカート姿。あ~^^;
DSC_0769-20131024
「ひみつの庭」の前に一旦並んだ『フジバカマ』の苗。赤と白があり半数が満開。ささやかな花ですがよい香りがします。
DSC_0713-20131024 DSC_0711-20131024
新たに今回投入する土が流れでないように、予めウエーブエッジを3カ所に埋め込んでいただきました。ウエーブエッジは芝生地とクローバーの仕切りにも利用していて根が隣の植栽に及ばないよう仕切りとして使われます。左上写真の右隅に小さく見える部分はハーブ植栽予定エリア。
DSC00853-20131024 DSC00857-20131024
元々の土(粘土傾向が強い)に堆肥などをブレンドしてありますが、Yママにシャベルで土をほぐしてもらうとまだまだ固い部分が多い土でした。ここ宿根草植栽予定エリアの右半分は、初夏から夏頃に咲く球根を植えようかと考えています。十分耕していただいたあとに新しい培養土を投入。
DSC00860-20131024 DSC00918-20131024
新しい土と元の土壌の土をゆっくりスコップで混ぜ合わせます。ゴム手袋をした手でも気持ちよく混ぜられて、固まった土は手で潰してほぐしておきます。土を触っている時間はとても豊かな気持ちになれます。あれこれお話しながらも着々と作業は進んでいます。
DSC00926-20131024 DSC00929-20131024
門の方向を見ると、園庭では焼きいもが佳境に入っている様子。少し離れたお庭の奥は風の音が爽やかに聞こえ、北側の竹林は風で揺れていて落ち着いたエリア。苗は予定したラインに沿ってポットごと並べて一度仮置きしてみます。
幼稚園のお砂場に入っているセラミックの抗菌剤のこと、健康についての話題などを交わしながら、ゆるやかに流れる時間を過ごします。
DSC00930-20131024 DSC00939-20131024
夏場はゴム手袋は蒸れてしまいますが今の季節は有用です。バラなどはトゲがあるので革製のグローブを使いますが、花苗を扱うときは生地手袋,ゴム手袋で十分です。
暑くもなく寒くもなくとても爽やか。秋はガーデニングに最適の季節です。
イギリスの庭はどこのお家も手入れをされて美しく整えられ、オープンにお庭を訪問して一緒にお茶の時間(ハイティー)を大切にすることなどをお話ししながら。
家庭で飲むコーヒーも最後まで椅子にすわってゆっくりいただく気持ちのゆとりが大切かも・・・とSママ。確かに、一つを幸せと思うか不満に思うかで大きく違ってくる私達の日々。ささやかな一瞬を幸せ、という想いを積み重ねたい。
DSC00940-20131024 DSC00941-20131024
チューリップなどの球根もそうですが、土の上に仮置きしてみるのは植栽後のイメージが描け、やり直す手間が省けます。急がば回れ。
DSC00946-20131024 DSC00966-20131024
いよいよポットから苗をはずしてスコップで一つずつ植えていきます。60株ありますがお話しながら速やかに手が動くママたち。手作業はお母さまにはお手のもの。日頃の修練の賜。
DSC00976-20131024 DSC_0794-20131024
すぐ横はクローバーの植栽エリア。昨秋、お庭づくりを開始した頃に、年長児のお母さま達が種を蒔いて下さった場所。四つ葉のクローバーも見つかりそう。
さあ、柔らかい土に植栽完了。これからのびのびと根を伸ばせるでしょう。
DSC_0797-20131024 DSC_0796-20131024
フジバカマ。赤花が40株、白花が20株。すべて土壌に植わりました。実は、この苗を仕入れた数日後、19日(土)に美しいアサギマダラがヒラリヒラリとこの花の近くに早速飛んできたのに出会いました!今までこのお山の周辺では一度も見たことはなく、今回が初めての飛来と想われます。やはり上空数百メートルから、渡りの途中にこのお山に初めて存在したフジバカマを見つけて舞い下りてきたとしか考えられません。
一日数百キロも飛行し、11月以降は台湾方面へ向けて南下を続ける蝶です。雨の日も晴れの日も、陸や海の上を渡る強いエネルギーを秘めているようです。
DSC_0779-20131024 DSC_0782-20131024
あらためて本日の姿を写真に撮らせていただきました。ポケットがいくつもあるガーデニング専用エプロンだそうで、ハサミや小道具を入れてウエストにさり気なく巻いてありとても軽やかです。昨日も雨が降りましたが思いのほか土はベタベタではなく幸いでしたがそれなりに足元はよごれます。やはりお二人ともガーデニングに最適な防水ブーツ姿でした。
DSC_0801-20131024a
植栽完了のフジバカマの花。今後の「ママの日」にご来園の際、是非ごらんになって下さい。もし、アサギマダラ蝶が吸蜜している姿が見られたならとてもラッキーです!
-----
下の写真は、4~5日前に植栽を待つフジバカマの苗に飛来してきたアサギマダラ蝶の姿です。なぜきてくれたのか不思議。やはりフジバカマを見つけたからでしょう。アゲハチョウと同じか少し大きいくらい、とても感激!の瞬間でした。
asagimadara
----------
本日は、園内通信「お知らせ59」「お知らせ60」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ59」
◇おいも掘り遠足について
「お知らせ60」(年長児用)
◇ 月ぐみ就学時健康診断について
◇ 月ぐみの卒園写真撮影について

2013.10.17

10月17日(木) / “ひみつの庭”の秋・園内通信

DSC_0554-20131017
<枯れた芝生をそっと熊手で集めている途中、ふと見ると何だか可愛いサークルが出来上がっていました。クスノキの赤い落ち葉が素敵なリースのよう?子ども達ならきっと鳥の巣だと言うでしょう>

先週末の連休は、爽やかな風がとおる最高の秋晴れ。2日間に渡ってほぼ終日“ひみつの庭”で落ち葉をあつめたり、ビオトープまわりの植栽などの作業をして過ごしました。途中、懐かしい卒園児ご家族や小学生もたずねてこられお話することができました>
DSC_0569-20131017 DSC_0578-20131017
あっという間にいっぱいになる落ち葉ボウル        見上げる大木(ナナミ、カシ)から枝がたくさん落ちる北エリア
DSC_0584-20131017 DSC_0585-20131017
“ひみつの庭”のエントランスに以前植栽した残りの苗(フッキソウ)を、散水栓の奥に植えているところです。私が気がつかないうちに家族が隠し撮り!していたものをお恥ずかしながらアップ。お掃除は、ほうき,熊手,落ち葉ボウル,てみ。
この日、ウエストにはリボンを通した剪定ばさみをぶら下げていました。いつでも使えるように・・。園芸ブーツや帽子を被ると少しはさまになるのでしょうけれど、この日はグローブも忘れたのでそのまま素手で。
DSC_0588-20131017 DSC_0601-20131017
庭の北エリアは宿根草やハーブを植えたいと思います。本日仕入れた植物は藤袴(ふじばかま↓ブログ最下段の花)。アサギマダラ(蝶)が大好きな秋の七草の一つですが、アサギマダラは長距離移動する元気なチョウで、今夏は信州の車山高原の山頂にたくさん飛んでいるのに出会いました。秋のアサギマダラは、この藤袴の花を見ると上空100mからでも見つけて飛来してくるそうです。
京都の藤袴プロジェクトはすでに終わりましたが、絶滅危惧種でもあるこの花を来週の一日を使って是非植えたいと思っています。東山の一つ、北白川山のこのお山の上の藤袴を、いつかアサギマダラが見つけて飛来してくれるのを楽しみに待ちたいと思います。
写真右上は北側に10本ほど植栽したベニバナトキワマンサクの花。
DSC_0564-20131017 DSC_0557-20131017
カシワ(柏餅の葉っぱの木)と菩提樹(リンデンバウム)の間にある植栽予定エリアをお掃除。大木のカシの木の下には心地よい日陰ができています(写真右)。
DSC_0608-20131017 DSC_0618-20131017
作業をしている途中にヒラヒラとやってきたオレンジ色が美しい蝶“アカタテハ”。何度も地面の上にとまります。土のミネラルを吸うのかも。大きくはねを広げて太陽の光をいっぱい浴びています。そして、トキワマンサクの枝にうつりはねを広げて体を温めています。
DSC_0612-20131017
撮影する間、なぜか蝶は静かに動かずにいてくれます。これはいつも不思議に思うことです。
DSC_0573-20131017
こちらは、そのお向かいに満開のブッドレアの花。多くの色がありますがこれは薄紫色。イギリスで蝶が大好きな花で有名です。やわらかなよい香り。
DSC_0576-20131017
大きめの株を春に植えたので、夏の間にずいぶん大きくなりました。壁泉の方角を見たところ。
少しずつ、お母さまにもお散歩がてらにお庭にきていただける日をつくりたいと思います。本や編み物をご持参いただいたり、デッキでお話していただくのも楽しいひとときかも知れません。お天気によって気が向かれたらどうぞ!といったくらいのゆるやかなものです。今後のお庭づくりも少しお手伝いいただけたら嬉しいです。子ども達のために^^
----------
「台風あとに見えた虹/子ども達も見つけながら登園した朝」
空高くとぶヘリコプターの音をきいていてもしみじみ秋だなあと思えてくるよい季節。京都嵐山の復興はもちろん、伊豆大島の方々のご無事、ご冥福心より願います。
DSC_0644-20131017
西山からとても大きく北山方面にかかるきれいな虹でした/愛宕山方面
DSC_0646-20131017 DSC_0647-20131017
「ほらっ」て見せてくれた子どもの手。お山をのぼる途中にひろったドングリ。写真右はお返しのプレゼント「シリブカガシ」のドングリ。御所の蛤御門の近くで拾いました。手の中でこするとピカピカに光る魔法のドングリ。
ドングリのおしりが凹んでいるのでシリブカですが、子ども達は呼び名をつける名人。その名も『おしりドングリ』!。私も大賛成の名前です。
      DSC_0650-20131017
今日は秋のおだんごづくり(年少児)をしました。お手々をあらって年少児全員で上手にたくさんコロコロまるめたおだんご。園長室キッチンで、先生たちに沸騰したお湯でゆでてもらったたくさんの真っ白いおだんごの味はどうだったかな。
先生お手製のみたらし餡と黒ごまがパラリ、とても美味しそう。
「おだんごつくりました。たべてください」と、年少の子ども達が声を揃えて園長室に届けてくれました。
とても美味しかったです。ご馳走さまでした。
      DSC_0653-20131017
本日届けていただいた藤袴の花です。赤花と白花があり、つぼみが開いて大分咲いてきています。今が一番かわいい頃ですが来週にはきっと満開になっているでしょう。
秋の風にそよそよと揺れていて植えてもらえるのを待っているようです。
      DSC_0658-20131017
----------
本日は、園内通信「お知らせ56」「お知らせ57」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ56」
◇ 平成25年度私立幼稚園保育料軽減補助について
◇ おいも掘り遠足について
◇ 年長児歯科検診について
◇ 園児名簿について
「お知らせ57」
◇ 敬老会について

2013.10.08

10月8日(火) / 紅白のスイフヨウ(酔芙蓉)・第64回運動会・園内通信

  [午後のスイフヨウの花]
DSC_0537
        <スイフヨウ(酔芙蓉)>   アオイ科   原産地 中国,日本
                          学名 Hibiscus mutabilis cv. Versicolor
  [朝のスイフヨウの花]
DSC_0355
<酔芙蓉>
送り迎えグループの園児の列が通る、山のふもとのお宅に咲いているスイフヨウの花。運動会の朝、一際大きく白い花を咲かせていました。
酔芙蓉と書くように、朝は真っ白ですが午後になるとお酒で酔いがまわったかのようにピンク色に変化します。
白色スイフヨウは運動会の朝の写真。まるでこの日の子ども達の赤帽,白帽のように思いました。運動会を応援してくれているように感じながら会場の北白川小学校へ向かったのでした。
----------
〔第64回北白川幼稚園運動会〕
夏日のような好天に恵まれて迎えた10月6日(日)の運動会。今年も早朝から大勢の力強いお父さま方のお力により運動会の舞台が出来上がり、開会を告げるピストル音とともに園児の入場行進ではじまりました。
大勢のご家族の皆さま、ご来賓の方々にお集まりいただき、約一ヶ月間の保育の中での園児の成長の姿をご覧いただくことができました。子ども達はそれぞれの種目を通して練習で培った力を十分発揮して輝いていました。
子ども達を包むご家族の皆さまと幼稚園が、一体となってこそ開催できた大変幸せにも思える運動会の一日でした。
お父さま、お母さま、そしてご家族の方々のご協力と当日のご出場、またすべての子ども達へ温かなご声援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。
DSC_0359-20131018 DSC_0366-20131018
 お父さま方による力強い会場セッティング           クラス旗を目指してクラス毎に入場行進
DSC_0367-20131018 DSC_0371-20131018
 年少児入場行進がつづきます                 誘導係のお母さまに引率されて                                    
DSC_0373-20131018 DSC_0378-20131018
 開会式後、全園児でハイホー体操               年長児旗体操/旗の音を響かせながら
DSC_0382-20131008
 隊形変換を経て両クラスが一列に並んだ姿/青い空と緑の東山をバックに音楽に合わせて(旗体操) 
DSC_0387-20131018 DSC_0395-20131018
 年少児・年中児かけっこ                     年長児かけっこ
DSC_0408-20131018 DSC_0410-20131018
 年少児おゆうぎ                          年中児親子競技
DSC_0413-20131018 DSC_0418-20131018
 年少児親子競技                         年長児親子競技
DSC_0430-20131018 DSC_0435-20131018
 年中児おゆうぎ                          卒園児小学生徒競走
DSC_0441-20131018 DSC_0447-20131018
 お父さま競技/カラフルなエプロン姿でご家族の声援を受けての競技       
DSC_0450-20131018 DSC_0455-20131018
 未就園児さん競技                        祖父母と孫の競技
DSC_0471-20131018 DSC_0480-20131018
 午後の部/年長児おゆうぎ                    年長児クラス対抗リレー(女の子)
DSC_0482-20131018 DSC_0486-20131018
 年長児クラス対抗リレー(男の子)                  閉会式/園児入場中
(上の写真はアナウンスの場所より撮影したもののみで、撮れなかった種目もございます)
----------
本日は、園内通信「お知らせ53」をお出ししました。
内容は、
◇ 第64回運動会について
◇ クラス担任との個人面談について
◇ 台風24号到来について

2013.09.27

9月27日(金) / トロピカルカンナ・運動会練習~お庭の秋・園内通信

DSC_0229
            <トロピカルカンナ>  学名 Canna ‘Bronze Scarlet’
                           原産地 熱帯アメリカ、インド、マレー諸島

DSC_0228-20130927 DSC_0231-20130927
      ビオトープの縁に咲くカンナの花                 ブロンズ色の肉厚な葉

夏休み中から咲き続けている真っ赤なカンナの花。小さい頃は、「ユリ→グラジオラス、そして一番大きくて華やかな花がカンナよ!」とお友だちと花の話をしていたことを懐かしく思い出します。あとすこし、10月頃まで咲いてくれるでしょう。
----------
〔運動会練習~お庭の秋〕
DSC_0258-20130927 DSC_0265-20130927
  元気なかけ声が響いてきます。園庭で運動会おゆうぎの練習に励む子ども達(年長児先週末)
DSC_0267-20130927 DSC_0275-20130927
  色とりどりの旗を手に旗体操の練習(年長児)    練習の合間 枯れ葉を集めたら“ふんわり鳥の巣”のよう  
DSC_0327-20130927 DSC_0332-20130927
年長児リレー練習(本日午前中)/下のお庭へ下りてぐるりと一周まわって走ってきて次のお友だちにバトンタッチ! 日中に半月が浮かぶ美しい青空の一日でした。
DSC_0333-20130927 DSC_0335-20130927
ひみつの庭にたくさん落ちていた枝葉を全員で集めたね(年中児)  さて、おそうじの後はお楽しみの紙芝居が始まりますよー。
DSC_0338-20130927 DSC_0339-20130927
壁泉を囲むウッドデッキに座り、絵本『おたまじゃくしの101ちゃん』を先生から読んでもらいます
DSC_0351-20130927 DSC_0317-20130927
  ひみつの庭のイチジクの木が大好きなキボシカミキリたち    コナラやクヌギなど秋の収穫物の宝物入れ
DSC_0066-20130927 DSC_0059-20130910
自然からのプレゼント。クスノキの細い枝をうまく曲げてつくったカチューシャ(年長児Aちゃんがつくってくれました)。お友だちのSちゃんもクスノキ製お手製カチューシャがとっても似合っていましたね。右写真は実際に私がつけてみたところで、サイドにはクスノ実がついています。
DSC_0295-20130927 DSC_0321-20130927
シダレザクラの下に落っこちていたのを年長児のAちゃん達が見つけました。大型幼虫“モモスズメガ”の終齢幼虫です。確かに中央がきれいなピンク色をしています。
バラ科のウメ,モモ,サクラなどの葉を食べ大きくなり、その後蛹になるため土中にもぐりますが、こちらはAちゃんの希望により育てています^^。名前は“モモちゃん”だそうで、毎朝変化がないかを観察しにきています。
モモちゃんはすでに葉を食べるのをやめ、そろそろサナギになりたいようです。土にもぐったり出てきたりしています。右写真はすっかり土にもぐって何もみえなくなったところ。今現在は土の上にコロンと気持ちよさそうに寝そべっています。
-----
本日は、園内通信「お知らせ50」をお出ししました。
内容は、
◇ 運動会総合練習について
◇ 役員・誘導係・各種競技参加者の「確認書」について
◇ 今月末お帳面のお預かりについて

2013.09.17

9月17日(火) / ひみつの庭の仲間たち・台風の落とした枝木のおそうじ(年長児)・園内通信

   『ひみつの庭の新たな仲間たち』
DSC_0165-20130917
            〔石製の小鳥の親子/イギリス製〕 もうすぐひみつの庭に仲間入りします 
                    ~台風の風で落ちていたセンダンの実とともに~
DSC_0070-20130917 DSC_0174-20130917
 「あっ、カエルだ。生きてるかな?」と見つめるSくん   「イボガエルくんももうすぐ仲間入りするつもり」だって。
DSC_0071-20130917 DSC_0072-20130917
 すでに池にいるストーン製ヒキガエルくん。水生植物“デンジソウ”も。 「ほらっ、ヤゴの抜け殻だよ」とTくん
DSC_0083-20130917 DSC_0085-20130917
 子ども達が見つけた大型ヤママユガの仲間“ヤママユのオス♂”幼虫はクヌギやコナラの葉を食べて成長。まゆをつくってサナギになり羽化。10㎝くらいある大型の蛾。生きていました。そっと触ってみたあと場所をうつしてあげたね。
DSC_0086
 水生植物デンジソウ(田字草)。池や沼などに自生するシダ植物で葉が「田」の字に見えることからついた名前。夏場からランナーを少しずつ這わして浮き草となり数も増えてきました。こちらも絶滅危惧種の植物です。中ほど、真っ赤なアカトンボが水面に産卵中。
----------
『台風の落とした枝木のおそうじ隊(年長児)』
昨日の台風18号の雨風は、お山の中の木々を獅子舞のごとく大きくうねらせました。台風が通り過ぎた頃をみて太郎先生と園内をめぐり、散乱している大きな枝を森へと運びました。幸い園内の大きなダメージなどはなく、今日は子ども達を無事迎えることができました。
ひみつの庭にも多くの枝葉が散乱しており、植栽したばかりの大きなカシワの木が倒れているのを最初に入った年長の子ども達が見つけ、何とか起こそうとトライしてくれる姿がありました。
DSC_0130-20130917 DSC_0128-20130917
さすがに年長児は力もあり素早く体が動きます。抱えるほどの大きな枝や葉を手に、外のコンポストの場所を目指し運動あそびさながら大はりきりで力を合わせて活動しました。
DSC_0132-20130917 DSC_0134-20130917
 クローバー畑に落ちていた枝を拾っているMくん。         Yちゃんもたくさん手に持って運びます。 
DSC_0136-20130917 DSC_0138-20130917
 ほうきを手に先生と一緒に水遊び場の石板の上を丁寧に掃いています。外のコンポストはあっという間に山盛りに。子ども達の活躍が微笑ましく力強く思えました。
----------
本日は、園内通信「お知らせ49」をお出ししました。
内容は、
◇ 運動会役員・誘導係・各種競技の再募集の結果について
◇ 1学期保育写真に持ち帰り
◇ 秋の「おいも掘り遠足」日程変更について
◇ 幼稚園見学について

2013.09.10

9月10日(火) / 「ひみつの庭」見取り図・庭の子どもたち・池の生きもの・園内通信

‚Ђ݂‚̒댩Žæ‚è}

園の敷地内に、今夏7月に「ひみつの庭」が完成。更にお山の奥が広がりました。こちらは上から見た新しい庭「ひみつの庭」の見取り図です。

《いきもたちと、しずかにむきあう“ひみつの森”の前庭。季節毎に行き交う様々ないきものたちと出会い、太陽の光や風に包まれて過ごす空間です》

入口エントランスを入るとサークルスペースがあります。そこを起点に北側「クローバーと芝生の広場」と東側「集いのベンチ/水遊び場」「いきものの池」へとつながっています。

昨日は晴天のもと、年長クラスが水遊びをして、芝生、池のまわりで思いきり遊びました。やはり水辺は子ども達に大人気で、「メダカだ」「オタマジャクシが見えた」「オオサンショウウオだ!?」と動く生き物をするどく見つけます。オオサンショウウオに見えたのは確かに形が似ていてお腹が赤いアカハライモリかと思います。微笑ましいことです。どこからやってきたのか?自らペアで池に入水した模様です^^。

年長クラスの昨日の様子はHP絵日記をご覧下さい。年長児が水遊びを終えたお昼前頃、プールに溜まっていた水は排水されて下へ下へと流れていました。流れの様子をたどって見ていくと、階段下の固定鉄棒前で遊んでいた年少児が上から勢いよく流れてきた水にちょうど気がつきました。
勢いよく流れてくるので、見ているだけでも結構見応えがあるほどです。
Eちゃん達は、ちょうど手にしていた砂入りバケツを横に、数名で水の流れを手でせき止めたり、いつの間にやらお靴のまま水流に足を入れて楽しんでいる姿がありました。
太陽の陽射しがモミジの葉陰から降り注ぐお弁当前のひととき。お庭の隅々までが全園児があそぶ元気な姿で輝いていました。
DSC_0055-20130910 DSC_0058-20130910
  お水がながれてきたよー、と教えてくれたEちゃん    アリが集まってくるかをハチミツでお試し中のEくん
DSC_0063-20130910 DSC_0066-20130910
  浅くきった溝に勢いよく流れている流水で遊んでいる年少児たち。
DSC_0065-20130910 DSC_0064-20130910
  年少クラスのY先生も子ども達とともに流れる水に取り組んでいる様子。
-----  
そして本日も晴天のもと、年少クラスが「ひみつの庭」でたっぷり遊びました。
DSC_0069-20130910 DSC_0003-20130910
  さあ、みんなでお庭にはいります。             ちゅーりっぷぐみさんはこちらですよ。    
DSC_0004-20130910 DSC_0006-20130910
  裸足がとっても気持ちいいよ                お庭レストランがオープンするのかな!  
DSC_0010-20130910 DSC_0013-20130910
  みどりのドングリがおちていたよ              芝生をころころ転がるのはもう得意です。  
DSC_0014-20130910 DSC_0020-20130910
  ころころ転がって気持ちいいよ~              水辺のお約束を確認します  
DSC_0022-20130910 DSC_0023-20130910
 水面がキラキラ光って眩しいくらいの午前中。メダカ、オタマジャクシが見えるかな。  
DSC_0024-20130910 DSC_0026-20130910
  この前入ったプールだね。ここはプールだけではなく絵本を読むベンチにもなったり多目的に使用できます。  
DSC_0037-20130910 DSC_0041-20130910
  次は芝生シアターです。大型紙芝居は『ダンゴムシみつけたよ』。はじまりはじまり~! 「あかちゃんが おなかのそとに でてきたよ!」のうれしいページ。  
DSC_0016-20130910 DSC_0018-20130910
  コンフォタブルチェアは二人で座れるね(年中児)       芝生でつくるクスノキブレスレット!(年長児)
DSC_0048-20130910
  お昼前。クラスの先生と子ども達の楽しい時間。輪になってすわりお話タイムです。〔壁泉の外から築山を望む〕
DSC_0071-20130910 DSC_0073-20130910
  楽しそうにおしゃべり中。一本下駄をはいてここまできたようです。

***************************************
〔ビオトープの仲間がふえました〕
夏休み中に琵琶湖に行き、すでに入水して池を泳ぎ回っているタナゴが産卵するための二枚貝を泥砂の中から採取したものです。
タナゴが二枚貝に産卵し、二枚貝の幼生はヨシノボリに寄生して育つという共生関係が成り立ち生息していることは前にアップしましたが、元気なタナゴが池の中に約30匹はいて連隊を組んでスイスイ泳いでいます。産卵するための貝が少ないのは貝にとってもストレスだったかも知れません。
DSC_0016-20130910 DSC_0019-20130910
  二枚貝のドブ貝                      シジミも採れました
DSC_0020-20130910 DSC_0022-20130910
  琵琶湖産のカワニナでしょうか。              琵琶湖産ナガタニシ?
DSC_0026-20130910 DSC_0014-20130910
  琵琶湖に浮いていた水草“ヒシ”と思われる。全国の湖沼などに自生するようです。
DSC_0025-20130910 DSC_0042-20130910
  カナダモの種類                      池に植え込む
DSC_0757-20130910 DSC_0749-20130910
  タナゴ                          ヨシノボリ

7月に、ミナミヌマエビ200匹、スジシマドジョウ10匹、オオタニシ2匹を入水しましたが、エビとドジョウは最近滅多に見られずどこかに生息していればよいのですが・・・。ヨシノボリも強いヤゴなどに食べられてはいないかと心配です。
琵琶湖で採取したドブ貝は、あるとき見にいくと沢山のオタマジャクシが頭を突っ込んで幾つもが食べられていた始末。潜るための泥砂も入れましたがまだまだ少なかったかも知れません。
オタマジャクシは肉食なのでメダカもちょっと注意です。貝は貝で自分の定位置をしっかり決めて無事に生息している強者の貝もいます。
夕刻になり、先ほど池のまわりを歩いているとカエルが何匹も水の中へ飛び込んでいきます。
ふと目をやると、池の中から出てきてトンボになったのでしょう。ヤゴの抜け殻も見られます。
-----
本日は、園内通信「お知らせ45」「お知らせ46」「お知らせ47」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ45」
◇ お父さま方による運動会役員のご協力のお願い
◇ お母さま方による誘導係のご協力のお願い(申込書つき9/13午前中迄)
「お知らせ46」
保護者、祖父母による各種競技について(申込書つき9/13午前中迄)
「お知らせ47」
◇ お忘れ物について
◇ 「ひみつの庭」の活用について

2013.09.02

9月2日(月) / ノリウツギ“ライムライト”・2学期スタート・園内通信

DSC_0384
             <ノリウツギ>  ユキノシタ科   原産地 日本
                        学名 Hydrangea paniculata ‘Limelight’
DSC_0385
   〔幼稚園 ひみつの庭 内側より〕
約20年前、蓼科で初めて出会って以来大好きなノリウツギ。その頃、ネームプレートに学名で書かれていた「ハイドランジア パニキュラータ」のままで名前を覚えていましたが、後日、日本原産のノリウツギだとわかりました。
ノリウツギは他のアジサイが終わった7月頃より咲き始めます。一般的なノリウツギは“ミナヅキ”という名前ですが、ひみつの庭の入口より見えているのは“ライムライト”という品種になります。
咲き始めはグリーン、その後は、白→アイボリー→ライムグリーンに変化して、真夏の日射しの中もとても爽やかに咲いてくれていました。
また秋口には、花は可愛らしいピンク色系になり、初夏から秋を通してよく咲く強健種です。
別名ピラミッドアジサイ、ノリノキ。
-----
本日より2学期がスタートです。あいにく雨が強く初日よりレインコートに包まれての登園でしたが、みんなとても元気に到着しました。
クラスの先生の到着前にレインコートを拭きながら年少児のクラスでお話をしていると、冊子「夏休みのおともだち」をおカバンから取り出して次々に楽しそうに説明してくれるのでした。
海に行ったこと、花火をしたこと、お地蔵盆でのこと、そして週替わりでお家でのお約束事を決めて頑張った取り組みの様子などが、笑顔の写真とともに何ページにもわたって書かれていました。
食後はお皿をキッチンまで運んだり、毎朝新聞を取り入れたり・・など、じっくりと拝見したいくらいお母さまやお家の方と充実した夏休みを過ごされた様子でした。
また、2学期第一日目の雨にもかかわらず、二人で傘をさして園長室玄関までご用にきてくれたお当番さんの陽に焼けたお顔からも、いろいろな体験を通して有意義な日々を過ごした成長のあとが見られました。
2学期は行事に向けての取り組みなど楽しみもいっぱいありますので、日々の一つ一つを大事にして元気いっぱい取り組んでいけたらと思います。
保護者の皆さまにはご協力を仰ぐことなども出て参りますが、その節はどうぞ宜しくお願い致します。
-----
本日は、園内通信「お知らせ41」「お知らせ42」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ41」
◇ お弁当について
◇ 手提げ袋について
◇ 体操服等について(3歳児使用)
◇ 体操服などの購入について(半袖トレシャツ、長袖トレシャツ、半トレパン、赤帽、スモック、レインコート)
◇ 月ぐみの水泳教室について
◇ 保育料について
◇ 課外教室について
◇ カプラ教室について
◇ 未就園児園庭開放について
◇ 平成26年度入園願書発行について(お知らせ末尾に願書申込付き)
◇ 平成26年度入園説明会について
◇ 平成26年度園児募集ポスター掲示について

「お知らせ42」
◇ 保護者会のご案内
◇ クラスの浄水器、水筒お茶、日除け帽子着用など

« Previous | Next »