2013.03.20

『皆さまからいただいたとても素敵な花束~~何種類ものお花がいっぱい』
週末16日(土)、第63回卒園式保育証書授与では、春うららかな天候に恵まれ保護者の皆さま方が会場後部からお見守りされる中、全卒園児が出席することができました。
毎日歌った園歌“おやまのようちえん”も今日が最後。みんなで声をあわせて歌った後、園長式辞につづいて思い出のアルバムをBGMに、一人一人がしっかりお返事をして真っ直ぐな姿勢で保育証書を受け取りました。
年少児また年中児でのご入園がついこの前のことのように思われ、3年前の春に「きょうは泣かないでお母さんと行ってきますができたよ」と赤い目で頑張っていたRくん、お姉さんが卒園して入れ替わりだったため一緒に幼稚園に通えず心許なげだった小柄な女の子Sちゃん、登園初日大人のような面持ちで到着し、お部屋の中を見て「まあるくきれいにおいすがならべてあるねー」と大人顔負けの口ぶりだった元気な男の子Kくん・・・、一人一人の入園当初の様子が自然と脳裏に浮かび思い出深い気持ちでいっぱいでした。
卒園アルバムの最後にも書かせていただきましたが、晴れの日も、雨の日も、毎日自分自身の足をたよりにお山の上まで通いつづけた子ども達には、自然に強い心が育まれ、また自分よりも小さな人の手を引いて導いてあげられる思いやりの優しい心も備わっています。そうした上に、幼稚園で積み重ねた数年間の学び一つずつが見えない大きな力となってくれるでしょうから、自信をもってキラキラした眼差しで未来に向かって進んでほしいと心から願っています。
そして、また思い出したらいつでもお山をのぼって遊びにきて下さい。幼稚園はいつもみんなのことを応援しています。

~卒園記念植樹プレート~ ~保護者代表による盛り土の様子~
卒園式終了後、園庭に集まりクラス別に全員で記念写真を撮影した後、第63回卒園記念樹として、現在造成中のお庭の中に里桜「福禄寿」を贈って下さいました。
記念樹の木製プレート(左上)はKくんのお父さまによるお手製(有り難うございます!)、そこへMちゃんNちゃんのお母さまが文字を書いて下さったとのこと。プレート裏面には、両クラスの子ども達全員の名前が記入されています。
右は保護者代表の方が盛り土をされている様子です。すでに10年ほど成長した高さ約3mほどの大苗の桜は、卒園した子ども達の今後の成長とともに年々大きく立派な桜になることでしょう。
毎年4月半ば頃、福禄寿が咲くたびに子ども達の笑顔が浮かんできて懐かしさでいっぱいになりそうです。

その後は、園庭横の第1園舎でお食事会が催されました。子ども達の歌声にあわせて入場し自然と指定席に導かれるように着席。園児とお母さま方とともに、美味しいお寿司やお食後の吉備団子をいただきながら歓談に花が咲くとても楽しい時間でした。
天井からの素敵な数々のモビール、風船を使った壁面飾りなどは勿論お母さま方のオリジナルのアイデアだそうです。全員がお食事中に敷いていたランチョンマットもお手製で、お山の幼稚園がデザインされた「消しゴムはんこ」のマーク入り(写真上)。自分の手持ちのお弁当箱の大きさにあわせてボタン留めもできる、実用的なアイデアの敷物に感心です。有り難うございました。
お食事会の次は第3園舎に移動して謝恩会でした。
お食事会と同じように子ども達の歌声にいざなわれながら入場し、お母さま方による劇、クイズ、音楽に合わせ息のあった体操の数々のご披露など・・・。いつの間に、どこで練習をされたのかと驚きつつ、お母さまお一人お一人が力を寄せ合って会を開催して下さったことを心から嬉しく感謝の思いでした。

新聞表面 裏面
また謝恩会でのサプライズは、最後に配られた『おやまのようちえんしんぶん』でした。
K.Sくんのお母さまが過日幼稚園を取材し、子ども達が読めるようにすべてひら仮名で記事をまとめられましたが、紙面トップにはすでに午前中の卒園式の写真が掲載されていました。速報の早業はさすが新聞づくりを専門とされるKくんのお父さまによる技なのでした。いつも爽やかな笑顔のお父さまに皆さまの温かな拍手が響きました。

<アルバム>
お母さまと子ども達からのお手製のアルバムを頂戴しました。春休み中に太郎先生とともにまだまだゆっくりと拝見させていただきます。嬉しいメッセージを有り難うございました。
皆さまにまたお会いできますように。
2013.02.22

〔ユリ〕 ユリ科 学名 Lilium L.“Rialto”
原産地 北半球のアジア,ヨーロッパ,北アメリカ他
〔ストック〕 アブラナ科 学名 Matthiola incana
原産地 南ヨーロッパ 別名 ラセイトウ(紫羅欄花)
日本原産のヤマユリ,カノコユリ,ササユリの交配でできたオリエンタル系ハイブリッドの白ユリの名は“リアルト”。ユリの白品種の代表であるカサブランカによく似ていますが、花弁にやわらかなウェーブがあってカサブランカほど香りは強くありません。
そこへ、春先になって登場してきたストックを近くのスーパーで見つけ花瓶に一緒に入れています。
茎が幹のように太いストックは、ヨーロッパではギリシャ時代から栽培され、ローマ時代には薬草として使用されていたようです。アブラナ科独特のふんわりとやさしい春の香りがします。
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<タンカン> ミカン科 学名 Citrus tankan Hayata

この時季、店頭には他種類の柑橘類が並んでいます。見ているだけでどれにしようかと嬉しくなります。
疲れたときには自然に何個もいただいてしまうミカン類ですが、この「タンカン」は皆さんはご存じでしょうか。私ははじめてお目にかかりました。
これは、鹿児島産とのことで過日頂戴したのですが、産地は気温の高い沖縄県や鹿児島県に限られている珍しい種類のようです。またこのタンカンは、原産地は中国広東省で、ポンカン,ミカン類,スイートオレンジなどとの自然交配でできたものだそうです。
糖度が高くてとても美味な「タンカン」を、園のみんなで有り難くいただいてビタミン補給をさせていただきました。
感謝。
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本日は、園内通信「お知らせ73」「お知らせ74」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ73」
◇ 3学期生活発表会のご案内
「お知らせ74」(年長児)
◇ 年長児“卒園記念大文字登山”について
2013.01.25

〔園長室前のうさぎ〕
「昨年の夏からここにいます。みなさんにお会いできたりお当番さんが撫でてくれるのがうれしいです。
これからもよろしくお願いします。 うさぎ 」
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今日は太陽の日射しは明るいけれどお山の中は風に包まれたような一日でした。そんな中、10時半からの園庭開放にも多くの未就園児さんたちが遊びに来られ、在園児とともに楽しく遊んでいただきました。
朝、年少児のMちゃんはいつものようにクラスに到着してお友だちと朝のご用意にとりかかりながら、ふと木々をゆらす風の音に気づいて手をとめ、「あっ、きょうはかぜがつよいね」とまるで大人のように窓の外を見てつぶやきました。
いつもとは何か違う自然の変化に気づいて早速言葉にすることができるのは、さり気ないことのようで実はとても鋭い感性です。Mちゃんの赤いまあるいほっぺとつぶらな瞳を見ながら4月からの成長を想い、人間に本来備わっているセンス・オブ・ワンダーの感覚をこの先も大切にしてほしいと嬉しく思った瞬間でした。
自然が姿をひそめている冬は冬なりに、子ども達は大人の私たちよりも季節の微妙な変化を言葉はなくても感覚的に感じています。
手足も冷たくなる日々が続きますが、冷たいけれど気持ちのよい空気、雪の白さや触れた感触、吐く息の白さ、凍った水たまりなどから、人工ではない冬の季節ならではの自然観を大いに身につけてほしいと思います。
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一昨日水曜日から、いよいよ園庭の奥の造成工事が始まりました。昨年夏の園庭整備工事のときにお山の上にお目見えしたショベルカーやキャタピラがまたまたやってきました。
ちょうど水曜日は半日外遊びの日でしたので、子ども達も興味津々で迎えていました。
しばらくは、古木の処理、土壌の掘削などがつづき、予定したプランに沿って造成をすすめてくださっています。


動力はさすがに力強くつぎつぎに重すぎる石や切り倒された大木も軽々と移動します。手で持ち上げようとしてみましたがどれもビクとも動きません。お堂の跡地に残された大きな御影石の数々はこの「ひみつの庭*」で上手く再利用するつもりです。
「ひみつの庭*」は仮称です。園庭奥につづく「ひみつの森」にちなんでとりあえず名づけました。築山から望める街の景色、水辺の生き物が観察できるビオトープ、夏の水あそびができる水場、ピクニックに出かけられるクローバーの植え込みエリアなど・・・、たくさんの自然の生き物が姿を見せてくれて、子ども達のセンスオブワンダーがきらめく素敵なお庭にしたいと思います!
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本日は、園内通信「お知らせ71」をお出ししました。
内容は、
◇ 豆まきについて
◇ 未就園児対象「おやまのミニミニ幼稚園」のお知らせ
◇ 小学生対象「山びこクラブ」のお知らせ
◇ 少額校入学説明会及び半日入学の日のお帰りについて(年長児)
◇ 平成25年度小中学生総合保険のご案内について(年長児)
◇ 園児の健康について
2013.01.17



<ハーレービクトリア> サクラソウ科 原産地 中近東,地中海沿岸
学名 Cyclamen persicum
別名 篝火草(カガリビバナ)
長年にわたる種からの品種交配、肥料の与え方、熟成,発酵による強い土づくりの工夫から出来上がったという新品種“ハーレービクトリア”。
花びらに入った赤い絞りが個性的なのですが、花びらごとに絞りの表情がすべて異なっている様子がまたとても魅力的なシクラメンです。
こちらの心配をよそに、日中と夜の気温差にも負けず窓辺で元気に咲いてくれています。
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いよいよ冬の最中、もうすぐ大寒を迎えます。現在のところ、子ども達は比較的お休みも少なく園内で元気に過ごしています。
そしていよいよ、年少おゆうぎ、年中リズムバンド、年長の劇のおけいこが今日より始まりつつあります。
リズムバンドについては、まず毎年各クラスへ簡単なリズムテストにまいります。その後、担任と曲の構成、受け持ち楽器などについて打ち合わせをします。
練習を始める前の子ども達は、タンバリンやスズを手にして自由に楽しんでたたいていますが、これからは少しずつ受け持ちの楽器に慣れながら、同じ楽器を担当する仲間と助け合いながらリズム打ち練習を重ねていきます。
ともに過ごしてきたメンバーと担任がクラス一体となって作り上げるお歌と合奏の発表は、一年間のクラスの集大成とも言えるものです。
今年のリズムバンドの演奏曲は皆さんよくご存じでおなじみの曲でもあります。どうぞお楽しみになさって下さい。またご家庭では、頑張っておられるお子さんを温かく支え励ましていただきますようお願いします。
かねてよりブログ内でお伝えしていた幼稚園園庭の奥につづく第二のお庭の設計はほぼ完成しておりますが、昨日の保護者会でもお伝えしましたように、地域の別の建設工事との兼ね合いで資材運搬ルートが非常に混み合う事情から、この3学期中と来年度1学期中の二期に分けて造成工事をすることに一昨日決まりました。
年長児の保護者の皆さまが昨年播いて下さったクローバーが、寒い中を元気に育っているところですが、自然の生き物が訪れてくれるための樹木の伐採~植樹などについて更に検討できたらと考えています。
また、あくまで大学の授業の一環として、現在の園の空き地を子ども達が遊ぶ場として自由なデザインを試みたい、とのお申し出もいただきました。近々そのデザインの発表をして下さることになっているのですが、新たな視点をご披露いただきながら参考にさせていただけたらと思っています。
ここしばらくは、亀岡よりロートアイアンの工房の方にお越しいただき、お庭のゲートについて検討しています。
昨日は、保護者の方にも応援をいただき有り難く思うとともに、冬が過ぎ春が来て暖かくなった頃には、二つ目のお庭の完成が無事見られることを夢見ています。
工事の進捗状況などについては、折に触れブログ内でお伝えしたいと思います。
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本日は、園内通信「お知らせ70」をお出ししました。
内容は、
◇ 保護者会のまとめ
◇ 卒園記念品の扱いについて
2012.12.19

<つくもの天使> サクラソウ科 原産地 中近東,地中海沿岸
学名 Cyclamen persicum
別名 篝火草(カガリビバナ)

新品種として出されたこの花は、産地「九十九里」と、クリスマスが近づいたこの時期にピッタリの天の御使い(天使)の名がつけられています。花びらが開いた姿はまるでアネモネのようでもあります。これも実はシクラメンです。
近年、こうして花はどんどん品種改良がすすみその華やかさで私たちの目を楽しませてくれるのですが、一方、人間が情熱をかけて品種を作り出す姿を自然の神さまはそっと見守り許して下さっているようにも思えます。
今日で2学期が終了しました。
寒くなった11月後半~12月にかけては水ぼうそうや冬のウィルス風邪でお休みの方も増えましたが、園全体として比較的体調も安定しお怪我もなく元気に過ごした2学期でした。
私自身も時間の合間に子ども達との虫探し,花崗岩発掘(^^),遊具遊びなど共に楽しく過ごした2学期が思い出されます。
すがすがしいお顔で登園した今朝も、園長室近くにいたお客さんの昆虫(↓)を見つけ早速図鑑で調べてみるのでした(年長児Rくん)。

<ヒメホシカメムシ> ホシカメムシ科 学名Physopelta parviceps
幼虫,成虫ともシイ,カシワ,クワの花や実を食す
カメムシと一口に言っても、室内で見られるクサギカメムシやアオクサカメムシのみならず、図鑑を開くとアカ,グリーン,ブルーメタリックなど実に多種多彩な色、形をしたものがいます。
今の季節から毎年登場する背中にハートの形をつけたエサキモンキツノカメムシ(通称ハートかめむし)も3学期にかけてきっとお目見えするでしょう。
自然が姿を隠している冬間さえ、生き物の息づかいに目を見張れる好奇心に満ちた子ども達をとても誇らしく愛しく思います。
平成24年も保護者の皆さまの日々のご協力、お力添えのお陰をもちまして無事越年の運びとなりました。
近づく楽しいクリスマスシーズン,お正月を、皆さまお元気でお迎えになりますようお祈り致しております。
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昨日、園内通信「お知らせ66」をお出ししました。
内容は、
◇ 冬休み期間について
◇ 3学期お弁当再開 ほかカプラ教室,未就園児園庭開など
◇ 園児名簿関連
◇ 月ぐみが2学期に覚えた俳句
◇ 年賀状について
◇ 京都府文教課より