2012.10.25

10月25日(木) / センニチコウ(千日紅)・歯科検診・園内通信

  「美山にて」

            <センニチコウ>    ヒユ科     熱帯アメリカ原産 
                           学名 Gomphrena globosa
        

10月後半になるというのに、“かやぶきの里”集落の畑いっぱいに、ピンクや白のセンニチコウが咲いていました。
花から花へ飛び交うクマンバチを眺めていると、幼稚園の春のお庭を思い出しました。
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<年長児歯科検診>
本日午前10時より、山下和夫先生(ヒラノ矯正歯科クリニック)による年長児クラスの歯科検診を実施しました。
一人ずつ約3~4分間、和夫先生と対面して診察を受けます。横には担任と私が補助でつきました。そして診察の途中、歯について良い点、注意すべき点などを個々に話して下さいました。

診察が始まる前は、「まだ一度も歯医者さんに行ったことがないから心配だな~」(虫歯がないため)とか、「ぼくは朝昼晩といつもフロスを使っているからきっと大丈夫」とニコニコ顔の表情など、楽しみ、緊張、ちょっぴり不安などそれぞれの思いがありました。
  
  「しっかり歯をみがくんだよ。そしておやつは1回にしよう、いいね。」
  「これ知ってる?そう、フロスだね。これをこうやって毎日必ず歯の間にとおしてね」
  「よい歯だね。歯に隙間がちゃんとあるし、この調子でしっかり磨こうね」
  「歯垢がついているから、歯医者さんでとってもらおうね」  などなど。

子ども達は、和夫先生が話されたことをお口を開けながらもしっかり理解してうなづいていました。

そして診察後にみんなでお約束!
「毎日食べたら歯ブラシで歯をみがく、そして今日もって帰るフロスを歯間にとおすこと」。
そして、次にみんなへの大切なメッセージ、それは・・・
「お口の中で舌の先はどこにあるかな?舌を置く場所はお口の下ではありませんよ。上あご(上顎)と歯の間の部分に舌をくっつけるように。そうしていると、自然と歯並びがよくなるから覚えておいて下さい」
早速みんなで、上顎の歯のつけ根に舌先を当てて、『タンッ、タンッ』と全員で音を出してみました。その時に舌先のある場所が、本来お口の中で舌が位置するべき場所であると教えていただきました。

そして一番最後に、長い診察時間を待っていることができたご褒美として、恒例のマジックをみせて下さいました。毎年恒例の“ミッキーマウスの絵本マジック”に続き、今回は“ボールを使った不思議マジック”のお披露目もありました。
お口にチャックをして静かに待つ「しーん競争」はどうだったかな!頑張った後の楽しいマジックを観て、笑顔いっぱいの子ども達でした。
10時~12時第三園舎での本日の歯科検診は、こうして子ども達からの拍手とともに終わりました。

*今回は、虫歯よりも、歯垢、咬合(過蓋咬合,反対咬合ほか)についてチェックのあったお子さんが案外おられました。
診断票は明日お持ち帰りいただきますので、今後医院を受診される際に参考になさって下さい。
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本日は、園内通信「お知らせ57」をお出ししました。
内容は、
◇ 園児募集ポスターについて
◇ カプラ教室について
◇ 歯科検診について(年長児対象)
◇ 就学時健康診断日の送りについて(11月)

2012.10.23

10月23日(火) / ススキ(薄、芒)、かやぶきの里・園内通信

   「美山にて」

             <ススキ>(薄、芒)   イネ科    原産地 日本
                             学名 Miscanthus sinensis
       
                   〔京都 美山町 “かやぶきの里” 集落〕

       山は暮れて  野は黄昏(たそがれ)の  芒(すすき)かな     蕪村

由良川(美山川)を渡ると一面ススキの草原が広がり、夕方5時半には美山の周辺は黄昏色に包まれました。
京都と若狭の中間に位置する谷間の集落 丹波“かやぶきの里”は、50戸ほどの集落のうち38戸が茅葺き(かやぶき)屋根でつくられています。
茅(かや)とはススキの意味で、イネ科の植物である草原のススキが茅葺き屋根の材料とされ秋の終わりにはかやがり(ススキの刈り取り)が行われます。
どの季節もとても風情豊かな場所ですが、毎年春と秋に火災予防として行われる放水訓練はこの里の見所の一つとなっています。
今年は12月1日(土)に、放水銃による一斉放水(5分間)が行われる予定です。
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本日は、園内通信「お知らせ55」「お知らせ56」(年長児対象)をお出ししました。
内容は、
「お知らせ55」
◇ 敬老会について
◇ 悪天候の場合の保育について
「お知らせ56」
◇ 月ぐみ 就学時健康診断について

2012.10.16

10月16日(火) / 彼岸花・お芋掘り遠足・園内通信

                                                   「植物園にて」

          <彼岸花>    ヒガンバナ科     原産地 日本,中国
                      学名 Lycoris radiata Herb.
                      別名 曼珠沙華(マンジュシャゲ)
 

この秋は、ここお山の奥で彼岸花がひっそり一株だけ咲いていました。次に植物園で出会い、そして昨日は静原の田畑の畦にも群生が見られました。
赤々とした色にははっとさせられ、元気をもらうような気がします。
植物園では、今年はじめて珍しい白色の彼岸花を見て感動しました。
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<お芋掘り遠足にしゅっぱ~つ!>

 京都バスの観光バス3台に乗り白川通りから出発です。年少児のお母さまのお見送りをうけて・・。
 
 先回りして農園に到着。静原の田園風景が見晴るかせます。年長児を乗せた一台目のバスが見えてきました。
 
 お芋の株ごとにスコップで目印がつけてあります。年長クラスがバスを下り、歩いてすぐの農園に到着です。 
 
 年中クラスもニコニコ笑顔で到着です。つづいて年少クラスも二人ずつ手をつないで歩きました。
 
 用意した袋を手にして畑の中を移動していきます。年中児も自分の場所まで畑の畝の間を真っ直ぐすすみます。
 
 学年ごとに荷物を借り置きです。さあ、農園さんからお話をお聞きしましょう。

本日のお知らせでもお伝えしましたように、昨日は何一つ心配することのない秋晴れに恵まれて無事お芋掘り遠足が実施できました。
昨年は少し土が固めでしたが、今年は、春にお芋の苗を植えられる前にトラック10杯分もの砂や土を追加投入されたそうです。お陰ですくすくと苗は大きくなり、青々としたお芋の葉で畑は覆われていました。
10時過ぎには子ども達を乗せたバスが静原に到着し、リュックを置くなり全員で畑に入りました。一人一つのスコップを手に頑張って掘っていくと、黒い土の中から土佐金時のピンク色のお芋たちが次々と見えてきました。
掘ったお芋を手にした嬉しいシーンは、クラス担任からたくさん写真を撮ってもらいました。
「せんせい~、てつだって~」と呼ばれるままに馳せ参じ、子ども達とともにお芋を掘り続けたため実際に子ども達が掘っている写真は一枚も撮れませんでした。
各クラスの集合写真は昨日畑の中で撮影しました。また個々のスナップ写真のお披露目は暫く先になりますが楽しみになさって下さい。
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本日は、園内通信「お知らせ53」をお出ししました。
内容は、
◇ おいも掘り遠足について
◇ ご連絡
◇ 進学小学校調べ(つきぐみ)
◇ 幼稚園第二のお庭づくりについて

2012.10.10

10月10日(水) / 秋桜・第63回北白川幼稚園運動会・園内通信

                                                   「植物園にて」

          <コスモス>   キク科    原産地 メキシコ高原地帯
                      学名 Cosmos bipinnatus Cav.

秋に咲き、花弁が桜に似ていることから和名では秋桜のコスモス。コスモス(cosmos)の語源は、ギリシャ語の「Kosmos, Cosmos」に由来し、「秩序」「飾り」「美」などの意味があるそうです。
日本には、明治末期にイタリア人の美術学校教師が種を持参し、その後全国各地で栽培されるようになりました。現在、園芸店ではカラフルで多くの園芸品種が出ています。
明日はいよいよ静原へのおいも掘り遠足です。バスの窓からは、秋風にゆれる田畑のコスモスの群生が見られることでしょう。
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【第63回北白川幼稚園運動会】
本日のお知らせでもお伝えしましたが、一昨日8日は秋の青空のもと多くの皆さまのお陰を持ちまして無事運動会を開催することができました。
お山の幼稚園マーチに合わせての入場行進、開会式、かけっこ、お遊戯、各競技など合計19種目のプログラムを通して、1学期から子ども達が成長してきた姿を皆さま方とともに喜び、応援することができた嬉しい一日となりました。
役員のお父さまをはじめ各競技で活躍下さったお父さま方、そして開会式での園児誘導、母子競技、最後にはほのぼのとした母子のフォークダンスをご披露いただいたお母さま方のご協力に感謝申し上げます。
また、朝から子ども達の活躍をご観覧いただきました多くの来賓の皆さまにも心よりお礼申し上げます。

//アナウンス途中に撮影した各演技の様子↓

 5歳児 おゆうぎ “カラフル・パワフル・運動会”
 
 5歳児 行進おゆうぎ “旗体操”             3,4歳児 “かけっこ”

 
 5歳児 かけっこ                      3歳児 おゆうぎ“アンパンマンたいそう”
 
 4歳児 おゆうぎ “サンバのちゃっちゃっ”       卒園児小学生 “徒競走“
 
 父親競技 “あんよはじょうず!”             未就園児 “色紙ひろい”
 
 祖父母と孫“おさかなつりにいこう!”           父親,母親,先生混合リレー“力を合わせて”
 
 5歳児 お遊戯 “カラフル・パワフル・運動会”     4歳児リレー “だるまさんリレー” 
 
 母子フォークダンス “クラリネットをこわしちゃった”   閉会式で “金メダルのお渡し”
*5歳児クラス対抗リレーなど撮影ができなかった競技あり。
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本日は、園内通信「お知らせ51」をお出ししました。
内容は、
◇ 第63回運動会について
◇ 園児名簿関連
◇ 新入園児さんのお知らせ
◇ クラス担任との個人面談について
◇ 1学期保育活動写真について
◇ 旧職員知尋先生結婚式について
◇ 個展のご案内
◇ 明日の遠足について

2012.09.11

9月11日(火) / ムクゲ“ルーシー”・庭づくりレポート(3)・園内通信


            <ムクゲ(木槿)>  アオイ科   原産地 インド,中国
                          学名 Hibiscus syriacus“Lucy”

6月半ば頃より夏がきたことを教えてくれるムクゲの花。小さい頃から知っていた花ですが、最近は美しいなと思います。ムクゲは色とりどりで他種類ありますが、これは小輪八重咲きの紫花系の品種“ルーシー”。八重の花弁が重なりあっているのが特徴です。
また、ムクゲは奈良時代に中国から日本に渡来した落葉低木で、俳句では秋の季語でもあります。
今朝撮影しましたが、花に昨夜の雨粒が残っています。ふと見ると蜜が甘いのか中にアリが二匹隠れていました。
9月に入った今もこうしてちらほら咲いてくれています。
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[庭づくりレポート(3)]
 
グランド外枠のコンクリート,溝を掘り上げて撤去したガラなど。1本目の透水管がブランコ前からジャングルジム方向に埋設されました。
 
グランドを掘りあげ、砕石を敷き込んだところに透水管(全面有孔管)が設置されている様子です。
 
雨が降ると水たまりができやすかったジャングルジム前の辺りには、2本の透水管が埋め込まれています。吸水された水は既設の溝へとつながるしくみです。
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この透水管埋設工事は、真夏の最中8月のかかりの頃に施工されました。
グランドの隅に打ってある従来のコンクリート縁を枕木に取り替えられた後、縁の高さを一段高くして砂が極力石段から流れ出ない構造になりました。
幼稚園のお庭の土壌は、子ども達の足元を支える上でもっとも基本となる大切な場所です。お砂場の中の砂も含め、グランド内にある土は、子ども達の動きとともに、また雨の流れとともに、当然ながらいつも下に向かってサラサラと流れ落ちてしまうのが常です。夏の強い夕立の後には、コンパンの木馬前のU字溝が上から流れ出てきた土ですっかり埋まってしまうこともありましたが、子ども達が遊ぶお砂場には、土橋さんがたびたび砂袋に詰めて手運びで砂を導入して下さっていたお陰で、子ども達はいつもたっぶりの砂で遊ぶことができるのでした。

また今回は、約10年前にヒノキでつくった砂場をやはり枕木製にリニューアルしていただき、今までよりもできるだけ広いスペースを確保しました。
枕木と一口に言っても、クリやヒノキなどの丈夫な木でできていてとても重い資材です。1人で持ち上げようとしてみましたがビクともせず重さは約60~70キロはありそうでした。
そしてこの同じ枕木をカットして、すべり台の階段も作って下さいました。

創立以来、いつの間にか約20~30㎝は低くなってしまっていた土壌に透水管設置とともに大量の真砂土が運び込まれ、とても豊かな気持ちです(*^_^*)。
透水管は孔が無数に空いていて目詰まりしにくく、耐久性,弾力性に優れているため、最近時おり起こる局地的な豪雨にもきっと力を発揮してくれることでしょう。
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本日は、園内通信「お知らせ42」「お知らせ43」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ42」
◇ お父さま方による運動会役員のご協力のお願いと申込書
「お知らせ43」
◇ 各種競技(父親競技,祖父母の孫競技,父,母,先生混合競技)の説明と申込書
*ご協力よろしくお願いいたします。

2012.09.06

9月6日(木) / テラコッタのカタツムリとフィギーノ・庭づくりレポート(2)・園内通信

[テラコッタオブジェ]
2学期初日、登園した女の子がカタツムリに早速気づいてくれました。こちらは、石段を上りきった園庭の入口にあります。
お庭用のオブジェにもいろいろあるのですが、このお山の自然の中でも実際に見られそうなもの・・・と思って取り寄せていたテラコッタ製です。

「テラコッタ(terra cotta)」は、テラ(terra土,大地)+コッタ(cotta窯で焼いた)という意味のラテン語で、古代ローマギリシャ時代から素焼きの器や塑像がつくられていました。土や草の上に置かれたテラコッタの鉢などは、見ているだけでも温かみがあり心和みます。
松ぼっくり(アーティチョーク型?)のフィギーノだけでは寂しいので、その下にカタツムリくん二匹にきてもらいました。そっと子ども達の遊びを見守っています。

下の台座は以前より私の手元にあったパキスタン製の古レンガですが、園庭の工事と同じく土橋左官店さんが組んで下さいました。
パキスタンでは、子ども達が家族の生活を助けるためにレンガづくりの仕事をよくしています。まだまだ子どもなのに厳しい炎天下で一つ一つ型押しをして働いていると知ったとき、工場生産された美しいレンガよりもそうして子ども達の手でつくられたものを・・・と思い以前に求めました。イニシャルや素朴な模様入りで大きさ形もまちまちの微笑ましいレンガです。
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[庭づくりリポート(2)]
 
動力のキャタピラ,ショベルカーが通れるように、最初にひみつの森の拡幅工事がされました。この森に大きな動力が入るのは初めてのこと。その後、はじめに園庭の溝が撤去されました。 
 
人力とショベルカーで次々に掘削。ショベルカーの技術もお見事なもの。学園の理事でもある土橋さん(手前黄色の服)はいつも笑顔でエネルギッシュな方。普段は相国寺、銀閣寺、金閣寺などのお寺を手がけられています。感謝。
 
これは子ども達なら知っている園庭に突き出ていた青い物体。時おり子どものお椅子や陣地になっていましたが、実はずっと昔からある謎の物体。土中に結構深く埋められていました。
 
子ども達にも見せたかった・・・。ショベルカーが手で抱えるように謎の物体を移動します。打ち合わせの様子。
 
傍ら、園庭の工事と並行してお堂の解体作業も進められ、毎日8~10名が動いて下さいました。今思い出しても今夏の炎天下、熱中症になられては・・と水分と冷菓は必須でした。私も毎日園庭でご一緒したため近年になく腕や手は真っ黒に・・・。もうダメ^^;
運搬車が園庭~ひみつの森~トラックまでの道のりを何往復も行き来します。以前の方法ならお山の石段をすべて手運びなので工事内容にも限界がありました。
 
ひみつの森を大きなコンクリートガラを載せて移動後トラックへ積載。帰りは園庭に入れる大量の真砂土を載せ戻ってくる運搬車。
 
園庭発のショベルカーもやって来ました。今回撤去する謎の物体を運び出し中。スゴイ!
 
重機の力を想います。手元の操作によってこんな運び方ができるのですね。確かに手運びでは限界があります。

その後、グランドを全体的に掘り返し、土中に埋もれていたガラなどを全て取り出したあとに透水管2本が埋設されました。その様子は後日レポートします。
驚くべきは、「最終的に園庭に導入した真砂土はすべて篩(ふるい)にかけたものを入れてあります。」という土橋さんのお話。
子ども達には内緒のお話(*^_^*)なのですが、土橋さんは子ども達の喜ぶ顔をイメージされ普段から園内にネコやイヌの足跡のようなものをそっと残していかれるのです。
「あっ、イヌの足跡がある」「これネコちゃんの足跡かも」と昨日もちょうど誰かが言っていました。
以前、第三園舎前の溝の補修をお願いした時にも、園内にあるヤツデやアジサイなどの葉の型押しが溝の底にきれいに施されているのを帰られたあとに見つけたことがありました。いずれ水の流れとともに削られて見えなくなってしまう模様ですが、この時とても美しい!と感動してしまいました。
お人柄も楽しい方ですが、本職の漆喰などの技術についても素晴らしい感性で仕上げられます。
お陰様で夏休みの園庭はまるで砂浜のようにフカフカでしたが、雨が降り地面が少しずつ固まり今では大分締まってきて足に優しい歩き心地になりました。
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本日は、園内通信「お知らせ41」をお出ししました。
内容は、
◇ 昨日の保護者会でのお話まとめ
 ・平成25年度園児募集について
 ・来年度諸費用について
 ・秋の行事(運動会,遠足)について
 ・京都府の保育料軽減補助制度について
 ・その他
 *右面に北白川幼稚園バレーボール部からのお誘い掲載あり
 

2012.09.01

9月1日(土) / 2学期はじまり“テラコッタのウサギ”・庭づくりレポート(1)・吾一農園ブルーべリー・園内通信

 〔テラコッタのウサギ〕

 夏休み中にお庭にやってきたウサギさん。 さあ、お庭のどこにいるでしょうか。見つけてね!  
 
 枕木製の階段にリニューアルしました(すべり台横)     プランコが新しくなったよ!
 
  ちいさなカタツムリくんもお目見えです。みんなの仲間に入れてあげてね。 「あっ、ここにいた!」

 〔道しるべ〕 おやまの石段をのぼったら、もうすぐ幼稚園。 ここまできたらすぐそこです。

 〔道しるべ〕 上にいくと幼稚園、右の道はバプテスト病院への道→第5グループさんの通園路です。

『庭づくりレポート(1)』
夏休みのすべての日をつかって、幼稚園のお庭は大きな工事を行いました。創立以来の大工事と言えるかも知れません。
お山のグランドの土は雨などの水の流れとともに下へ下へと流れていきます。長年の間に痩せてしまったグランドを掘りあげて、中に大きな透水管を設置し排水をよくします。その上からトラック何倍もの真砂土(まさど・まさつち)を入れます。

真砂土を運ぶための下準備として、まず園庭につづく「ひみつの森」の拡張工事が行われました。資材を運ぶためのキャタピラやショベルカーが、園庭つづきの森の中を通り抜けられるようにするためです。今までは、何をするにしても山の下からの人力の手運びしか手段がありませんでしたが、この方法を使うと多くの材料を動力にのせて園庭まで運ぶことができるようになりました。 

グランド整備にご尽力下さったのは、当園卒園児保護者である土橋左官店さんやその他大勢のお仲間の方達です。立派に大学生になられた卒園児の土橋Hくんのお力添えもいただきました。
こうして夏の猛暑の炎天下、朝から夕方まで毎日約10名ほどの方のお働きのお陰で、本日2学期始業式の日には、再び子ども達を無事にお山に迎えることができ太郎先生ともども心よりほっとしているところです。
グランド整備工事と並行して、昔から幼稚園に隣接していた勝軍地蔵さんの古いお堂の解体工事も行われました。年月を経てお堂は大変老朽化していましたが、すでにご本尊のお地蔵さんは数年前に修復を済まされた後、近くのお寺に安置されています。
参道入り口にあった四つの大きな灯籠などもすでに先日移設されました。
昨年は、半世紀に一度だけ咲くと言われる竜舌蘭の花も園庭で開花する思い出の年でしたが(ブログ内掲載)、つづく今年度も園の歴史の中でも大きな節目の年になることでしょう。

現在、広々と開けたエリアが第一園舎横からお山の奥方面に広がり、幼稚園の懐がさらに大きくなりました。この秋以降も、現在の園庭につづくこの第二のお庭を計画しなければなりません。
お山の中からひみつの森にかけて、以前からクロアゲハなどのチョウ道(チョウの通る道)と思われるコースが存在しますが、園庭の木々の間を風が吹き抜けたくさんのチョウや昆虫が訪れてくれるとともに、子ども達もお山をかけめぐり自然の恵みを体中で感じられるような場所にできれば・・・、と夢のように想い巡らせています。
夏休み中の園庭の工事や今後の庭づくりの経過は、追々ブログ内でご報告いたします。
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滋賀県吾一農園(ブルーベリー栽培農家)のブルーベリー〕

大粒のつやつやしたブルーベリー。一粒口に入れると、その甘さと爽やかさに驚き思わず微笑んでしまうほど。普通のブルーベリーとはどこか違うお味はやはり土の力なのでしょうか。
子ども達も大人も大好きなブルーベリーは、そのまま何粒でもお口に入れて、またヨーグルトに入れて、ケーキのトッピングに、といろいろな楽しみ方ができる今では大変身近になった木の実の一つです。
たくさん手に入ったら冷凍庫に入れて、少しずつ小出しにして食べるのも楽しみですね。
昨日、バニラアイスの上にスプーンでたっぷり入れていただいたら、ブルーベリーの甘酸っぱさとバニラの風味がマッチしてとてもとても幸せな気持ちになりました(*^_^*)。
感謝。

卒園児で山の学校にも在籍されているHくんのお母さまの弟さんが経営されている滋賀県吾一農園さんは、毎年7月~9月半ば頃までの期間、1000本が植えられた広い大地の中で旬のブルーベリー狩りが体験できるそうです。
電車で、または自家用車で、ご家族でお出かけになってはいかがでしょうか。私もいつか是非訪れたいと思っています。
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本日は、園内通信「お知らせ38」「お知らせ39」「お知らせ40(第3回ふれあいサタデーご案内)」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ38」
◇ 途中入園のお友だち
◇ お弁当、手提げ袋、体操服購入について
◇ 月ぐみ水泳教室について
◇ 保育料
◇ 課外教室について
◇ カプラ教室について
◇ 未就園児園庭開放について
◇ 平成25年度入園願書発行について
◇ 平成25年度入園説明会について
◇ 平成25年度園児募集ポスター掲示について
「お知らせ39」
◇ 保護者会のご案内
「お知らせ40」
◇ 第3回ふれあいサタデーのご案内“敬老参観”

2012.07.12

7月12日(木) / ジャンヌ・ロリオ・もうすぐ夏期保育・園内通信

  <ジャンヌ・ロリオ>&イヴ・ピアジェ
∽∽∽市橋ローズナーセリー作出 (岐阜)

先日ご紹介したバラ“イヴ・ピアジェ”の枝変わり品種として、Mさんのご実家である岐阜県市橋ローズナーセリーで作出、育成されたという“ジャンヌ・ロリオ”は、写真中央左とその上にある淡いピンク色のバラ。
周りの親種イヴ・ピアジェと同じく芍薬咲きで香りがとても素晴らしく優しいピンク色をしています。

ウィキペディアによると、「枝変わり(えだがわり、bud sport)とは、植物のある枝だけに関して、新芽・葉・花・果実などが、成長点の突然変異などによって、その個体が持っている遺伝形質とは違うものを生じる現象である。」とあります。
私の父も目接ぎなどの作業をしながらもう40年を越え趣味で松を育てているのですが、植物は挿し木や接ぎ木(目接ぎ,切り接ぎ)で数を増やし育てることが可能です。その間に、花や実のなる植物には珍しい突然変異も起こりうるのでしょう。

バラを育てる過程では、このお山の中にも自生する丈夫な日本原産のノイバラがバラを育てる際の台木として一般的に使われています。
国内のみならず、世界中で日本原産のノイバラがバラの品種作りに活躍していることを知ったとき、日本人として何だかとても誇らしい気持ちになったことを思い出します。

現在も1000種以上あるバラの育種が世界のバラ栽培の専門家により行われていますが、その育成過程で日本国内で生まれ大切に育てられたのち人々のために市場にお目見えしているという優しいバラ“ジャンヌ・ロリオ”、まさに娘をお嫁に出されるような思いで出荷しておられるのでしょう。
同じく市橋ローズナーセリーで作出されたイヴ・ピアジェの枝変わり品種に、イヴォンヌ・ロリオがあるようです。いずれも大輪カップ咲きの魅力的なバラです。

庭で育てているバラの実ローズヒップを見ながら、いつか自分で新しい品種が作れたら・・・・などと夢のように想いつつ。
感謝。
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「もうすぐ夏期保育」
あっという間に7月も半ば。明日の終了式後は、週明けの祇園祭をはさんで夏期保育(自由参加)に入ります。
本日のお知らせにもありますように、天候の具合を見ながら、園庭で夏ならではの保育を楽しんだり、近くの川へサンダルででかける予定です。
最終日は夕刻より納涼保育をします。夕方からご家族で園までお出かけ下さい。今年も納涼花火を予定しています。お帰りはお山の上からの夜景をどうぞお楽しみに!
また、17日祇園祭は京都三大祭の一つで園則により休園となりますが、この機会にご家族で大きな鉾を見にお出かけになってはいかがでしょうか。

夏休みの間、ご家族の皆さまにはお変わりなくお元気でお過ごし下さいますように。9月1日の始業式の日に、またみんなの元気なお顔に会えることを楽しみにしています。
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本日は、園内通信「お知らせ36」「お知らせ37」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ36」
◇ 尿検査,蟯虫検査の結果について
◇ 1学期生活発表会ビデオについて
◇ 園児関連
◇ 夏休み中の連絡などについて
「お知らせ37」
◇ 夏期保育スケジュール ほか

2012.06.26

6月26日(火) / 紫陽花“アナベル”と“カシワバアジサイ”・クラス写真撮影・お山の自然の生き物・園内通信

      <アナベル>   ユキノシタ科    原産地 北アメリカ
                              学名 Hydrangea arborescens cv. Annabelle.
    <八重柏葉紫陽花> ユキノシタ科    原産地 北アメリカ
                               学名 Hydrangea quereifolia ‘Snow Flake’

紫陽花は日本の梅雨の風物詩。
こちらは10日ほど前にいただいた北米原産の別名スノーボールとも呼ばれる「アナベル」(中央)と「カシワバアジサイ」(外側)。抱えるほどの大きな束ですが、花瓶にたっぷりと生けてみるとふんわり大きなまるでウサギさんのようではありませんか!
茎をこまめにそろえながらお水を替えてあげると長い間元気に咲いてくれます。

アナベルは、はじめうす緑色から白へと変化していくとても愛らしい西洋紫陽花。細い茎をしていますがなかなか丈夫で花期も長く暑さにも強い種類。
一般に、紫陽花の花の色は土壌のpHが関係し年によって色が変化することがありますが、アナベルは土壌の酸度の影響を受けません。なので初心者でも育てやすい花です。

 <お山の紫陽花も今あちこちで満開です>

   西洋アジサイ(青)                          カシワバアジサイ

                            ガクアジサイ(うす紫)
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〔クラス写真の撮影〕
昨日につづき日中も爽やかなお天気がとても嬉しいです。
週末の発表会を励みに、今週は各学年が順に舞台練習に励んでいます。練習の会場(第三園舎)から出てきた子ども達の顔も、一歩一歩頑張りを重ねた笑顔が見られます。

毎回ブログで末尾にご紹介している「お知らせ」(年間を通してご家庭にお渡ししています)の他に、先代より引き継いだお仕事の一つとして、各クラスごとに撮影する「クラス写真」があります。
クラス写真撮影は新年度のクラスがほぼまとまった時期をみて、全員出席の日を担任と打ち合わせて撮影に出向いて行います。
撮影の時間は短いのですが、全員が椅子に前を向いて座り、足を揃えて手を膝に置き前を見て行います。年長児が行っている俳句での数分間のお目々つむりの時間と同様に、子どもにとっては僅かの時間でも静止していることは非常に難しいものです。しかしその一瞬にどれほど一人びとりが集中できるのか、を見て驚くこともあるのです。

昨日、年少クラスのたんぽぽぐみにまいりました(年少ことりぐみは撮影済み)。最近朝のうちだけたんぽぽぐみの子どもたちと一緒にいます。年少の子どもたちは、初めての園生活を僅か2ヶ月少々重ねてきたことになりますが、随分どの子の中にも大きな成長がみられ、微笑ましく嬉しく思うことで溢れています。
自分で靴をぬいで上靴に履き替えたあと、お手洗いに一人でいける、表裏を確認してスモックが一人で着られる、お家から持ってきたタオルをいつもの定位置にかけられる、お友だちにも出席シールの今日の場所を教えてあげられる、おかばん,お帽子をかけたら自分の椅子をいつもの場所に移動して先生の方を向いて待っていることができる・・、朝の数十分間を垣間見ただけでも短い間の成長に驚かされることでいっぱいです。
やがて先生の声かけ、ピアノの音とともに保育のおはじまりへと移ります。

さて昨日、年少たんぽぽぐみよりお呼びがかかったクラス撮影ですが、撮影は例年よりとても早い時期です。はたして上手く撮影できるかな、という心配は当然ありました。ただ、先生からはサインが来ましたから、「前後の子のお顔が重ならないように並んでいて下さい」とだけお伝えしました。
急いでカメラスタンドを抱えて走り、クラスの扉を開けると・・・、そこにはまるで年長児さんと見間違えるくらいに整列している小さな子どもたちと、その両脇に担任が一人ずつ(計二人)ニコっと笑顔でこちらを向いていました。
「えっ」と驚いたのは私の方で、急いでお部屋に入りすぐさまカメラスタンドを向け、4枚ほどパチリパチリと容易く撮影することができたのです。
結果は、左右に立った両先生の笑顔が物語っていますのでここでご披露したいところですが残念ながら内緒にしておきます。

昨日本日と、年長クラスも撮影を行いました。年長児だから何でも軽々とできる訳ではありません。年長児なりに突然やってきたカメラの方を向いて、頭をよぎるさまざまな思考を押さえて整列し全員が前を向くのは簡単なことではありません。しかし、先生と一緒にクラス全員が気持ちを合わせて取り組む姿勢は後ほどクラス写真を見ておわかりいただけることと思います。
笑顔だったり、緊張したりさまざまですが、年少児までもがこうして早い時期に撮影してご家庭にお届けできるようになったこと、そしてクラスづくりの過程にある園での一同に会した凛々しいお顔を楽しみにしていただけたらと思います。
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〔お山の自然の生き物〕
昨日、ガラパゴス諸島にいるゾウガメの一種“ピンタゾウガメ”が絶滅したというニュースをみました。このピンタゾウガメ(1970年代に発見される)は約100歳で老衰したそうですが、これまで種を残すためにいろんな取り組みがされたそうです。とても残念なニュースでした。
自然環境が刻々と変化する中で、絶滅する動植物はきっと多くなっていると思います。
そんなことを考えながら、このお山の中では毎年違った種類の昆虫たちが姿を見せてくれます。園児がお庭あそびの中で、また山の学校に来る卒園児小学生が見つける昆虫には図鑑を開いても見つからない珍しいものもあります。

初夏を迎え、風にゆれる紫陽花とともに7月もいろんな生き物が子ども達の目の前に現れてくれることでしょう。5月~6月にかけて多くみられた「ベニカミキリ」に続き、植物の上に、また樹木にそっと止まっているかも知れません。

  〔ヤハズカミキリ〕  学名 Uraecha bimaculata bimaculata
               分布 北海道~九州,対馬,屋久島,種子島
               えさ 広葉樹の枯れ葉

  〔ラミーカミキリ〕  学名 Paraglenea fortunei
               分布 インドシナ半島北部から中国、台湾、日本(西日本)
               えさ イラクサ科のカラムシ,アオイ科のムクゲなど

とにかく可愛い小型のカミキリムシはラミーカミキリ。お山を登る途中の緑のイラクサの辺りを探すと見ることができる。元気に飛び回るので捕まえにくい。捕まえようとすると擬死することもあるそう。

  〔ゴマフカミキリ〕  学名 Mesosa myops myops DALMAN
              分布 北海道~九州、対馬、樺太、シベリア、朝鮮半島、中国
              えさ 広葉樹,カラマツ,ヒノキ 


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本日は、園内通信「お知らせ34」をお出ししました。
内容は、
◇ 尿検査,蟯虫検査について

2012.06.22

6月22日(金) / イヴ・ピアジェ・園内通信


     <イヴ・ピアジェ Yves Piaget>  1985年フランスmeillandメイアン社作出

不思議なことは起こるものです。今日のような梅雨晴れの過日、爽やかな風と共に戸口に立っておられたMさん。手にしていらしたのは、ちょうど前日に私が人に贈ったバラと同じ“イヴ・ピアジェ”。
いつも、素敵~(*^^*)と思いながらプレゼントする憧れのバラでしたので、一瞬えっ?と驚きました。

Mさんはバラのナーサリーをされているご実家でバラとともに育たれたからでしょう、まさしくバラのような方。バラについてお話をお聞きすることもあります。そして大切に育てられたというこの“イヴ・ピアジェ”・・・、芍薬にも似たカップ咲きが愛らしく、何より誰もが感動するのは・・・・・、香りです。
多くの国際コンクールで芳香賞を受賞するほど極めて魅力的な香りを持つこのバラは、結婚式のブーケなどにも使われています。
スイスの宝飾時計ピアジェに捧げられたという薔薇。いつか育ててみたいと思いつつ・・・感謝。
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本日は、園内通信「お知らせ30」「お知らせ31」「お知らせ32」「お知らせ33」・『北白川幼稚園バレーボール部からのお知らせ』他をお出ししました。
内容は、
「お知らせ30」
◇ 1学期生活発表会のご案内
「お知らせ31」
◇ 悪天候の場合の保育について
「お知らせ32」
◇ 通園途上(第2グループ上終公園内)の下水道工事について
「お知らせ33」
◇ 京都市私立幼稚園就園奨励費(京都市補助金)について

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