2012.04.07

<シロバナジンチョウゲ> ジンチョウゲ科 原産地 中国~ヒマラヤ
学名 Daphne odora Thunb. f. alba
英名 Winter Daphne
このお山の数カ所にある沈丁花が今満開で、辺りに芳香を漂わせています。これは淡紅色ではなく白一色のタイプ。香木沈香のように香り、丁字のような小花をつけるという意味で沈丁花と名付けられたそうです。
学名のdaphneは、ギリシア神話でゼウスにより月桂樹に変えられたニンフの名に因み、odoraは芳香を意味するとのこと。花瓶に数本入れて室内に飾っていると、その素晴らしい強い香りに魅せられてしまいます。
桜は折からの寒さのためか、まだつぼみかちらほら咲き始めたところです。登園が始まる来週にはきっと満開を迎えるでしょう。

<ソメイヨシノのつぼみ>
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本日は、午前10時より第63回入園式を行いました。
お胸にお祝いの赤い花をつけて、お父さまお母さま方とともに拍手に包まれて入場される姿は、会場第3園舎の中に赤、黄、ピンク色などの可愛らしいお花がたくさん咲いたようで、嬉しそうなニコニコ笑顔が輝いていました。
お一人ずつのお顔を拝見していると、前を向いて園長先生のお話をしっかり聞き理解されておられる様子でした。「来週には、お母さんに行ってきますをして、みんなと手をつないで頑張って幼稚園に来て下さいね」というお願いに対して、「はーい」と手をあげて応えておられたり、少し不安げなお顔になりつつもコクンと頷いておられる女の子の愛らしい姿もありました。
式後、本日は幸い晴天に恵まれましたので、クラスごとに園庭で記念写真を撮影しました。今年は桜の開花が遅れていますが、代わりに大勢のご家族が一体となり華やかなお写真になったと思います。記念写真は後日、お子さんにお持ち帰りいただきます。
9日は、年中長児の始業式ですので、また10日より元気なお姿にお会いできますことを教職員一同心よりお待ちしております。

[ みんなで記念写真を撮影しました。よろしくお願いいたします。 ]
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〔園内通路の竹柵づくり〕 ~片石造園さん~

春休みの間に、お山の青竹を使ってお庭の通路横の竹柵を新調していただきました。昨日完成したばかりです。
前回2006年4月に作っていただいて以来、やはり天然の竹製のため徐々に老朽化していました。最近は新しい竹を切り出して朽ちた部分を補修しながら維持していましたが、その約6年の間には、青竹の柵の中からベニカミキリがたくさん羽化して(ベニカミキリの幼虫は竹の中を食べて育ちます)、初夏の頃には真っ赤な可愛らしいベニカミキリが一生懸命飛び交う姿が見られました。さて、今年はどうなるでしょうか?
きっと5月後半頃には、青竹から小さな穴が開いて、自然からのプレゼントである小さなベニカミキリの姿がお庭あそびの子どもたちと見られますよう願っています。
〔園内樹木の管理/卒園児のお父さまである片石造園さんにお願いしています〕

「園庭第1園舎横/アメリカハナノキ“レッドサンセット”」 「ひみつの森入口/ドイツトウヒ」
アメリカハナノキ(西洋カエデ)は北米,カナダではポピュラーな木。秋の紅葉が楽しみです。ドイツトウヒは常緑針葉樹。ドイツの「黒い森」(シュヴァルツヴァルト)の主要樹種で、モミの木(園内にあり)とともにクリスマスツリーとしても楽しめる木。
いよいよ新学期がスタートしました。この度はたくさんの新入園児さんをお迎えし、また、新任教諭二名も新たに仲間に加わりました。今年度も心機一転、ご家庭のご協力をいただきながら子どもたちの成長を見守り応援していきたいと存じます。どうぞよろしくお願い致します。
平成24年度はじまりを記念する意味で、お庭の入口に蓼科からやってきた新しい木の仲間“アメリカハナノキ”と、ひみつの森入口にクリスマスツリーの木の一つ“ドイツトウヒ”を植えました。
どちらもまだ小さな幼木ですが、子どもたちの成長と同じく木々の生長を楽しみにしていただけたらと思います。数年後にはすくすく大きくなり、子どもたちの夏の木陰をつくってくれるように祈っています。
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本日は、園内通信「お知らせ2」をお出ししました。
内容は、
◇ 諸連絡
◇ 当面の保育時間と送り迎えについて
◇ 課外教室について
2012.03.20

<レンギョウ> モクセイ科 原産地 中国 英名 golden bells
学名 Forsythia suspensa
春の喜びを伝えるレンギョウの花とともに、過日3月17日(土)は、第62回北白川幼稚園卒園式、続いてお食事会と謝恩会が行われました。
この日は、3学期生活発表会(劇)を通して更なる成長を遂げた年長児全員が輝いていました。また保育証書授与式では、再び園とご家庭が一堂に会し、子ども達の成長を喜びあえる嬉しい日でもありました。
また一方、園としては年長児の巣立ちを今年も無事迎えられたという安堵にも似た思いと、やはり寂しく手放しがたいような思いとが入り混じった日でもありました。
2月は逃げる、3月は去ると言うように3学期の園生活が猛スピードで過ぎ去っていく中、子ども達からはお手製のお飾りやお手紙が届いた頃がありました。
今思えばちょうどこの頃、謝恩会で贈られた「子どもとお母さまからのアルバム」が各ご家庭において作られていた時期だったのかも知れません。
手作りアルバムは、将来の夢、思い出の写真、子どもからの絵のプレゼント、手書きメッセージなどで楽しく綴られています。子ども達の懐かしい笑顔の写真とお母さまからの温かなメッセージの詰まったアルバムは、繰り返し拝見しながら大切な宝物とさせていただきます。


子どもたちの歌声とともに始まった謝恩会。司会の声とともにお母さま方からの舞(ダンス)、昨年年中児だった子どもたちがリズムバンドで演奏した曲をそのまま再現したお母さま方によるリズム演奏、クイズあそびなどなど、丹念にご準備されたお心づくしの演出が次々と繰り広げられました。
そして恒例の先生達からのお楽しみの劇の出し物、子ども達からの花束の贈呈など・・、楽しく思い出深いひと時は瞬く間に過ぎ、最後に保護者代表のお母さまよりお心のこもった言葉を頂戴しました。
親子で作られた花道を進み会場の外に出ると、お山の中には雨上がりの静かな静寂が漂っていました。いただいた花束を手に石段を歩きながら、こうしてご縁をいただいたご家庭と子どもたちとの数年間の生活を通し、多くの出会いや学びがあったことを振り返っていました。
「幼稚園に通わせながらこの子を育てる3年で私は母親になれました」と仰られたお母さまもいらっしゃいました。子どもたちのお陰で、私たち大人は多くのことに気づき学ぶ機会が与えられているのでしょう。
保護者の皆さまには、最後まで温かいご支援ご協力を頂戴し感謝申し上げます。
今後も私たちは子どもたちから学び、また子どもたちの成長を何より喜びとするいつまでも変わらぬ園でありたいと願っています。
そして今後もまたどうぞよろしくお願い致します。


感謝!
2012.03.05

<ミモザ>(銀葉アカシア) マメ科 オトギリソウ属 原産地 オーストラリア
学名 Acacia baileyana
英名 Cootamundra wattle
最近、お庭に植えたくなる木がいろいろあって困ります。このミモザもその一つ。ようやく春の足音が聞こえてきたこの時期に、鮮やかなレモンイエローの花が店頭を飾っているのに出会います。
一口にミモザの花と言っても、銀葉アカシア,房アカシアの木のほかに日本にも他種類が入っていますが、切り花としてはこの銀葉アカシアが多く通称ミモザで通っています。
名前の由来は、葉に刺激を与えると古代ギリシアの身振り劇ミモスmimos(マイム、パントマイムの前身)のように動くことから、と出ています。確かに花瓶に生けるときにもリズミカルに上下します。
週末、あるアンティークショップ内で、まわりをぱっと明るく照らしていたミモザ。購入可能でしたので思わずいただきました。他にムスカリやアネモネも飾られていて、もう春はすぐそこです。
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〔伊予柑のオレンジピール〕


過日いただいたお手製オレンジピール。伊予柑で作られたそうです。
今の時季は旬の柑橘類がいろいろ出ています。果皮にぬられたワックスは丸ごと水洗いして熱湯に1~2分浸けると落ちますし、特に無農薬の果皮は捨てるのがもったいないものです。
〔つくり方〕
カットした皮を水とともにお鍋に入れて茹でこぼし(3回ほど)、最後にお湯をしっかり切り、次にほぼ同量のお砂糖と一緒にお鍋の中で中弱火でゆっくり煮詰めます。水気がなくなったらシートの上で乾かし、熱が冷めたらグラニュー糖などのお砂糖を適量まぶしてできあがり。
そのままいただく以外の用途は、パン、ケーキに混ぜ込んだり、チョコレートコーティングしてオランジェットにしたり・・、美味しそうですね!
果実がたくさんあれば、いつでも食べられるようにカットしてタッパーに入れ冷蔵庫へ、そしてサラダに入れたり煮込んでジャムにしたり・・。
季節の果実をいっぱいいただきたいものです。感謝。
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本日は、園内通信「お知らせ74」をお出ししました。
内容は、
◇ 退職される先生のお知らせ
◇ 努力賞授与について
◇ つきぐみビデオ撮影について
◇ つきぐみ“卒園記念大文字登山”についての補足
◇ 平成24年度幼稚園児のための総合補償制度ご加入のご案内について(在園児向け)
◇ 3学期ビデオ申込みについて
2012.02.24

< ユリ “プーマ” > ユリ科 LAハイブリッド(園芸種)
本来は初夏の頃より咲いた姿が見られるユリですが、ユリは大変多種多様です。
ヤマユリ、オニユリ、カノコユリなどは自生した姿が野山で見られますが、原種としても100種以上存在する極めて種類の多い花です。
代表的な園芸種として、“カサブランカ”など大輪の花を咲かせる『オリエンタルハイブリッド』、オニユリ・ヒメユリなどアジア原産のものを交配して造られた花色が豊富な『アジアンティックハイブリッド』、テッポウユリなどから作られたトランペット状の花が横向きに咲く『ロンギフローラムハイブリッド』、そして今回の“プーマ”もその一つ、花色が多くとてもポピュラーな『LAハイブリッド』などがあります。
ラテン語(学名)でユリはLilium 、英名はLily、和名では花が風で揺れることから「ゆり」と呼ばれ、香り,花形、色ともにとても魅力的です。
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もうすぐ発表会!! <発表会プログラム>

園内の梅のつぼみもふくらんで、今日は春の気配が確かに感じられる嬉しい一日でした。そしていよいよ来週末に近づいた生活発表会プログラムをお持ち帰りいただきました。
第三園舎(月ぐみ)内には先日からお雛さまをお飾りしていますが(発表会当日は残念ながらスペースの関係で片付けます)、このプログラムのお雛さまお内裏さまのお着物は一つずつ柄違いの貼り絵になっています。開けると2ページのメニューがあり、今回も先生たち手作りの可愛いプログラムです。皆さまのお手元にはどんなお着物のお雛さまが届いたでしょうか?
各学年各クラスとも発表会に向けて一つになって練習を重ねる日々ですが、練習を終えた後は思いっきり外遊びを楽しむ笑顔が輝きます。
昨日は年中リズムバンドの初舞台げいこを第三園舎で行いました。
リズムバンドは各クラス全員一緒に一同の舞台を踏みます。実は、ひと昔前までは今の約二倍の人数で演奏を行っており、一つの楽器を4~5人ほどで力を合わせて音を出すことで、全体としての音のボリュームは勿論、演奏する子どもたちにとっても大勢での団結とともに大きな達成感が得られたものでした。
しかし昨今の少子化とともに、特に今年は一つの楽器を二人で担当することにもなり、いよいよどうしたものかと悩みました。長年行ってきたリズムバンドではなく、何か別の発表をすることも脳裏に浮かばせつつ、かねてから思案していた「ゆきぐみ・ほしぐみ合同で演奏するスタイル」を当初クラス担任と検討しておりました。しかし、一日に二部式で発表するスタイルの場合、何点かの理由からやはりクラス別で発表せざるを得ないこととなり、結論として、少ない人数ではありますが音響面などで最大限の工夫をしながらリズムバンドの実施をする方向で決め歩んできた経緯が今回はあったのです。

~舞台練習の様子を少しだけ撮影~ ゆき リズムバンドシーン ・ ほし お歌のシーン
そうして迎えた昨日の初舞台練習は、心配とは裏腹に、担任かおり先生,さえ先生と子どもたちがどちらのクラスもまさに一体となり、うた、マーチともに一つの大きなエネルギーとなって響いてきた感動的なものでした。
大きく澄んだ声、自分の受け持ち楽器を演奏する使命感を持ったひとりひとりの眼差しが凛々しく、大太鼓、小太鼓、シンバル、そしてタンバリン、ウッドブロック、スズ、トライアングルが前に立つ指揮者を見つめて最大限に美しい音色を奏でていました。
リズム打ち、楽器の響かせ方もなかなか確実なもので、練習終了後、ひとりひとりが真面目に一生懸命に取り組んだ結果、こんなに素晴らしいお歌、マーチが出来上がったことを褒めました。更なるエールを送る気持ちで子どもたちひとりずつの笑顔の瞳を見ていると、4月から一年間をかけて築き上げてきたクラスでの学びの一つずつが、舞台発表の緊張にも耐えうる力となり、歌の声,楽器を奏でる音、そして真っ直ぐに伸びた姿勢を通して開花した姿なのだと思い至りました。
園内は同じく年長の劇、年少のお遊戯についても、日々の練習を重ねる中に自信と成長が確実に見られ、園一つになって3学期発表会に向けて進んでいるところです。
一方、季節最終のインフルエンザが少々流行る気配がございます。週末は十分に休養、充電していただき、また来週に備えて下さいますようお願いいたします。
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本日は、園内通信「お知らせ71」「お知らせ72(年長児用)」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ71」
◇ 3学期生活発表会のご案内
「お知らせ72(年長児用)」
◇ 卒園記念大文字登山
2012.02.16

<サラ> スプレーバラ 日本産
1月後半にお花屋さんにいただいた黄色のスプレーバラ“サラ”は、かれこれもう三週間以上そのままの姿で咲いてくれています。
特にバラの場合、長持ちさせるために水切り(水の中で茎をカット)したあと、ガスコンロの火で茎の切り口を墨色になるまで焼くと(根焼き)、しっかり水あげをして元気になります。
ですがこのバラは、数日に一度新鮮なお水にかえてあげるだけで驚くほどに長生きをしているとても有り難く元気なバラです。
以前、日本に留学していたヨーロッパ(ドイツ)の方がお住まいに招待して下さったときにも、黄色のバラがお部屋に飾ってあったことを思い出します。あちらでは来客のときに黄色のバラを飾るのが習慣なのだそうです。
春が待たれるこの頃ですが、まだひんやりと寒い窓辺をぱっと明るく照らしてくれています。
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『ブルベリーチーズケーキです!』



お天気のよい過日お庭あそびの日、美味しそうなケーキ屋さんが第一園舎前に出店していました。
年中さんの女の子たち数名が、ちょうど園舎の上にある大きなクスノキから落ちてくる実をたくさん集めて「ブルーベリーチーズケーキ」をつくっていました。
私も一緒に実を拾い、上からさらこな(サラサラの砂)をパウダーシュガーの代わりにふりかけて、美味しそうなケーキがいくつもできあがりました。
一つ一つ実をのせて仕事をしていく小さなまあるい手が、何とも言えず愛らしいです。
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本日は、園内通信「お知らせ70」をお出ししました。
内容は、
◇ 3学期生活発表会について
◇ 「3学期生活発表会ビデオ」の撮影,製作について
◇ 今月末お帳面のお預かりについて
◇ 園児名簿関連
◇ 実習生のご紹介
◇ PHP推薦図書のご案内
2012.01.19

<パット・オースチン> イングリッシュローズ 四季咲き 1995年イギリスで作出
オレンジ色のバラ “パット・オースチン” は、イングリッシュ・ローズの育種家デビッド・オースチンの妻の名に由来します。作出した花色を喜び思わず妻の名をつけたそうです。
本来の季節にはもっと濃いオレンジ色となりティー香があります。
冬の間はバラの休眠期なので花はほとんど咲かず、枝の剪定、つるの誘引などをしながら土に栄養を与える作業をしますが、今年は気候が暖かいためか手入れを待つバラにつぼみがいくつもついています。
株にとってはあまりよくないのですが、せっかくつぼみをつけたので開花を待ってしまうことに・・。
花後には十分に肥料をあげて休ませましょう。
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*~すこしtea time~*

〔Marron glacéマロングラッセ〕
ヨーロッパではスイーツの王様と呼ばれるマロングラッセ。
渋皮まで剥き、お砂糖だけで、またはバニラ、ブランデー、ラム酒などを使って風味をつけながら弱火で10日間ほどかけてゆっくり煮詰めてつくられる貴重なデザートです。
栗は堅い果皮に包まれていますが保存性はよくありません。古代ローマ人が木の実を保存するために砂糖漬けにしたのがマロングラッセの由来で、イタリアを経てフランスへと広まりました。
マロングラッセは、もともとヨーロッパでよく見られるマロニエの木の実でつくられていたものが、その後ヨーロッパ産の大きなクリを代用して作られるようになったそうです。
黄金色のマロングラッセ。しっとりと固くなく甘すぎない深いお味はさすがヨーロッパのもの。熱く濃く香りの強めの紅茶とともに・・・。
感謝!
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本日は、園内通信「お知らせ68」をお出ししました。
内容は、
◇ 保護者会まとめ
◇ 園児名簿関連
◇ 第5回ふれあいサタデーについて
◇ 園児の健康について
2012.01.10

<クリスマスローズ “ニゲル”> キンポウゲ科 原産地 ヨーロッパ,西アジア
学名 Helleborus niger. L.‘パウロ’ (ヘレボルス ニゲル)
クリスマスローズを育てていると、日本では春が近づいた頃に開花します。ではなぜクリスマスローズという名前がついているのか不思議に思う方が多いのではないでしょうか。
クリスマスの頃に咲く野バラにも似たクリスマスローズは、本来ヨーロッパに自生する原種「ヘレボルス ニゲル」を指し、美しい真っ白の花を咲かせます。
これは、その原種ニゲルの園芸品種で、‘パウロ’ という名がついています。
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〔3学期スタート〕
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
本日は、久しぶりに懐かしい笑顔が揃い、いよいよ3学期が始まりました。どの子も元気そうできりりと引き締まったよいお顔をしているのが印象的でした。
そして「明けましておめでとうございます」と新年のご挨拶ができる年少児も多くとても驚きました。
きっと冬休みにご家庭で教わり、お正月に多くの方々と新年のご挨拶をしたのでしょう。ちょうどお隣にいた年長児の女の子は、久しぶりに顔を合わせたお友だち同士で、「あけましておめでとう!」と頭を下げて笑顔でご挨拶を交わしていましたが、その様子がまるで大人のように自然なので感心してしまいました。
いよいよ明後日からはお弁当も始まります。大寒に向けて寒さがいっそう厳しくなりますが、一日一日を元気に楽しく過ごしていきましょう。
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本日は、園内通信「お知らせ65」「お知らせ66」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ65」
◇ 諸連絡
◇ 1月分保育料の取扱いについて
「お知らせ66」
◇ 第5回ふれあいサタデーのご案内
2011.12.09


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<リュウゼツラン>(竜舌蘭)
リュウゼツラン科
学 名 Yucca gloriosa
英 名 Spanish dagger
原産地 メキシコ 北米南部
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私が知るこの約25年ほどの間に、咲いた姿は一度として見たことがなかった園内の「リュウゼツラン」。現在、株の中から見上げる高さで白い花が開花しているのが見られます。高さはおよそ3メートルほどあるでしょうか。
12月に入り、下の方の花は少しずつ枯れ落ち、お庭あそびのときに子どもたちが手にとって見ている姿も見られますが、上の方は今でも咲いています。
日本には明治初めに渡来したそうですが、成長が大変遅く滅多に咲くところに出会えないため、英名では「century plantセンチュリープラント(100年に一度咲く花の意味)」と呼ばれているそうです。実際には開花は60年に一度ほどだそうですが、いずれにしても今年は当たり年です。
別名「あつばきみがよらん (厚葉君が代蘭)」、「ユッカ」とも呼ばれ、白い花はメキシコでつくられるテキーラ(蒸留酒)の原料でもあります。花が伸びる前に収穫しデンプンが蓄えられた花茎を蒸し、できた液体を発酵したものがテキーラ酒として飲まれているそうです。
過日、園内で繰り広げられた“お買い物ごっこ”のときにも、青空の下、園庭の隅から子どもたちを見守るように美しく白く咲いていましたが、半世紀~100年に一度咲くというリュウゼツランの花。そう思うと、とても嬉しく幸運が訪れるようなワクワク感があります。
各クラスでも、この植物についてのお話が担任の先生からあったかも知れませんが、竜の舌のように細長い葉のリュウゼツラン。
子どもたちが大きくなった頃、幼稚園の隅に咲いたこの花のことがチラリとでも記憶の隅に残っているとすれば、いつも子どもたちと一緒に過ごしたリュウゼツランは何より嬉しく思うのではないかと思います。
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〔アリジゴクのすみか〕

この中に、すり鉢状になった小さな穴が見えますか? 少しずつ大きさも違います。

12月も半ば近く。いよいよ寒くなりましたが、お庭は相変わらず賑やかな毎日です。
落ち葉の下に隠れている虫を探したり、子孫に命を残して越冬するサナギや昆虫の卵を観察したり・・・。園の図鑑を片手に、また、重さも何のその!と、お家から手提げに入れて毎日持参している大型のmy昆虫図鑑を持ってかけ回るTくんたちの微笑ましい姿があります。
これは、園内の驚くような場所(ヒミツ)でウスバカゲロウの幼虫(アリジゴク)が獲物をとらえるためにつくった巣です。園内の他の場所にもこのようなアリジゴクの巣が存在し、それらを折に触れ観察を続けているのは年長児Hちゃんたち。寒くなったので好物のアリの姿もほとんど見られません。いったい何が捕獲できるのでしょうか。とても不思議ですね。
表向きには昆虫が姿を消す冬になりましたが、生き物はさまざま形で息づいて命をつなぐための工夫をしています。
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本日は、園内通信「お知らせ63」をお出ししました。
内容は、
◇ 「クラスお楽しみ会」で使用するお菓子について
◇ お招き会の送り迎えについて
◇ 子どもたちの健康について
◇ 有馬龍子バレエ団公演ご案内ついて(チラシあり)
◇ 第2回家庭教育セミナー開催のお知らせ(別紙あり)
◇ インフルエンザ予防について