2011.07.08

7月8日(金) / ヤエカシワバアジサイ・夏の保育・園内通信


     <八重柏葉紫陽花>  ユキノシタ科  原産地 北アメリカ
                     学名 Hydrangea quereifolia ‘Snow Flake’
           

7月に入ってなお咲いてくれているカシワバアジサイのスノーフレーク。今日はお山の奥に行くことがありましたが、驚くほど大きな花をつけたセイヨウアジサイが元気に咲いているのにも出会いました。
夏本番となり自然の中に咲く花は少なくなりましたが、その分お山の緑が青々と茂り、子ども達の夏の外あそびの日陰をつくってくれるのは有り難いことです。
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【夏の保育】
今週は、スライム遊び、水あそび、スイカわりなど夏ならではの保育が続きました。
園長室にも子ども達からスイカが毎日届けられましたが、今年のスイカはとても甘くて美味しいです。前日から冷蔵庫で冷やしておいた大きな大きな2Lサイズのスイカですが、今日は晴天のもと、年少児がお庭でスイカわりをしました。

お目々かくしをして、みんなの声援を聞きながら上手くスイカをたたけたかな?後は先生に小さく切ってもらい、おかわりをしたいほど美味しく食べたそうです。
幼稚園でみんなでいただくスイカは格別のお味かも!少しスイカが苦手なお子さんも、「少し食べてみる?」と先生が声かけしてみると案外美味しく食べることもできたそうです〔まみ先生談〕。
きっかけ次第で食べられないものが食べられるようになることは、子どもの場合よくあります。食べ物の形をカットして工夫したり、お皿の色や食べる場所によって気分が変わり、知らぬまに食べちゃった!美味しかった!ということもあります。
実際スイカには、利尿効果、むくみ改善、脂肪代謝促進、美肌効果などあり、特にお昼間にいただくと大変体によいので、大人も積極的にいただきたいものです。
真っ赤なスイカと子どもの笑顔。何より夏にピッタリの風景ですね。
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また年長児は、山のふもとにお迎えにこられた踏水会のバスに乗って水泳教室へ出かけました。スイミングに通っていないお子さんも勿論おられますが、2名のインストラクターの方の指導のもと、準備運動からはじまり、プールの周りや中を歩く、走るなどで徐々に水慣れをしながら、顔をつけてワニさん歩きをし全員が楽しく水に親しむことができたそうです〔のりこ先生、りょうま先生談〕。今日は半日保育のため少し急ぎ足で園に戻りましたが、9月の水泳教室は十分の時間水泳を楽しむことができます。
自分の足で毎日歩いて通園している子ども達なので、園のお友だちとバスに乗ることは通常ありません。本日学年全体で踏水会のバスに乗せてもらったことは、普段とは違った新鮮な喜びだったことでしょう。
バスを下りてお帰りのグループに合流した年長児に、お山の下で「どうだった?」とたずねると、「すごかったよ!(すごくたのしかったよ)」と返ってきました。
それぞれの子のお顔が何より物語っているようでした。
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本日は、園内通信「お知らせ35」をお出ししました。
内容は、
◇ 尿検査,蟯虫検査の結果について
◇ 京都市就園奨励費について
◇ 1学期生活発表会ビデオお持ち帰りについて
◇ 園児さんのお知らせ
◇ 夏休み中の連絡などについて

2011.07.04

7月4日(月) / アスチルベ・思いっきりお絵かき・園内通信


       <アスチルベ>   ユキノシタ科    ドイツ作出(園芸品種) 
                     学名  Astillbe ×arendsii

小さな頃から夏休みは毎年家族で信州へ行き、小学生になると湿原をトレッキングしたり八方尾根や白馬乗鞍など2,3千メートル近くある山を目指して登ることもありました。登る途中、京都で身近に生えている植物とはまったく違う見たこともない山の植物は大変興味深く、高山植物図鑑を手に入れスケッチをしたり写真を撮ったりしながら登ったことも楽しい思い出です。
その高山植物の中に、日本原種の鮮やかなピンクや白のアスチルベがたくさん見られすぐに名前を覚えました。別名をアワモリソウ(泡盛草),ショウマなどといいます。

アスチルベ(Astillbe)の語源は、ギリシャ語で否定をあらわすa(~がない)とstilbe(輝き)からなり、輝きがない=花が地味なことを意味するとあります。実際にはフワフワしたアスチルベの群生は遠くからでも目立ち、現在ガーデニングでは多くの園芸品種が出回り人気の植物でもあります。
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【思いっきりお絵かき】(年少クラス)
先週末の年少クラスは、雨のために予定していた「ひみつの森行き」が叶わず、かねてから案をあたためていた「思いっきりお絵かき」をしました。
お絵かき帳や画用紙に描くのが普段ですが、今回は大きくお部屋いっぱいの長い画用紙を特別に調達して実行となりました。
 
ことり/ お花 ペロペロキャンディー くも?     たんぽぽ/ ペロペロキャンディー 線路 お魚 海

お友だちと自然に協力して絵をつなげたり、長い線路をどこまでもかいてその上を電車になって動いたかな? お魚をかいて一緒に海を泳いでみたかな? 体全体をフルに動かして取り組んだ「思いっきりお絵かき」でした。

大きな紙面に自由に描きながら、親しんだクラスの雰囲気の中で、ああしてみよう、こうしてみようと子どもが制約を受けずにイメージしたまま手のクレパスをひたむきに動かすことのできるよい機会となりました。これは子どもにとっては心の開放にもつながる上、お友だちの絵を模倣してみたり、我が道を行ったり、自由に描きながら次第に表現力も豊かに育っていくように思います。是非、今後も学年を問わず取り組んでいきたい内容です。勿論、園庭にみんなで大きな絵を描いて上から眺めてみても面白いでしょう。

その他のダイナミックな室内あそびとしては、園内では新聞あそびもよく行われています。私自身の幼稚園のときには、全園児で新聞紙をちぎって雪や雪だるまをつくり、大雪に埋もれて部屋中を転げ回ったり思いっきり雪合戦をして遊んだりといった非日常の、ある冬の一日をとても懐かしく覚えています。
「こんなことしていいのかな?あとのおそうじどうするのかな?」などと当たり前の思いもよぎりましたが、幼稚園の先生たちが日常の枠を外して思いっきり遊ばせて下さったことは何より貴重な楽しい体験なので今でもよく覚えています。
思ったまま体を動かし戯れる、思いっきり大きな声を出せる。お庭で走り回るよりも何倍もすっかり疲れたことも記憶しています。きっと、子どもの内面にあるプラスやマイナスのエネルギーも昇華され、みんなでお片付けに至るまでをエンジョイできた楽しい一日がありました。
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また本日は、お山に夏の始まりを告げる今年第一声のヒグラシの声が響きました。
生活発表会も先週無事に終わり、今週からはいよいよ夏ならではの保育が予定されています。
明日は年中児さんがスイカわり、日を置いて水あそびや川あそび、週末には年長児さんは踏水会でのプール学習などがありますが、お天気のよい日には太陽のもとでたくさん汗をかいて元気に過ごしたいです。 

ここ暫くは、園をお休みするお子さんもほとんどなく皆体調がとても安定しているようです。年少児さんも歩いての通園にすっかり慣れ相当体力がついてこられました。
お家に帰られたらやはりぐっすりお昼寝されることをあるお母さまよりお聞きする一方、お帰りのお並びのときに前列にいる年少さん達に、「みんなとっても元気だけど、お家に帰ったらお昼寝はする?」と聞くと、「ぜーんぜん、お昼寝しないで遊んでるよ。晩ご飯たべてお風呂入ってから寝るの!」と口々に声を揃えて真顔で言うので、驚いて「ホントかなぁ~~」と言うと澄ました顔でしっかりうなづいている子ども達でした。
まあるい笑顔に汗が光る夏本番。お家に帰って十分に休養し充電を完了したと見られるピカピカの笑顔が、また明日も輝きます。
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本日は、園内通信「お知らせ34」をお出ししました。
内容は、
◇ 京都市私立幼稚園就園奨励費について
◇ 「福音館おすすめ夏の絵本」持ち帰り
◇ 発表会のお忘れ物
*調書提出は7日(木)までによろしくお願いします。

2011.06.27

6月27日(月) / エトワール・ヴィオレット・タマムシの仲間・園内通信


  <クレマチス エトワール・ヴィオレット> キンポウゲ科 1885年フランス作出
                             学名 C.`Etoil Violette’
     
5月から咲きつづけているヴィチセラ系クレマチスの“エトワール・ヴィオレット”。
今年になって鉢から土におろしました。この品種は比較的小輪の花が咲くヨーロッパ産のもので、冬は地上部が枯れてなくなります。

大輪品種のクレマチスは、室町時代に中国から渡来したといわれる「テッセン」、また日本各地に自生していた「カザグルマ」という名で古来より日本国内で親しまれ、美術工芸品のモチーフとして使われたりお寺の襖絵,天井画に描かれてきました。
これらのクレマチスは日本原産のガクアジサイなどと同じく、やはりドイツ人医師シーボルトによってヨーロッパに持ち込まれ、現在世界中にある大輪クレマチスの品種改良の元となりました。
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〔タマムシたち/夏の昆虫〕
タマムシの仲間は幼虫時代枯れ木の中で幹を食べて育ち、2~3年でさなぎになって羽化後に外へ出てきます。時間をかけて大きくなります。
今日もお庭では、子ども達は大分大きくなってきたカマキリやゾウムシを捕まえて観察していました。
  
        アオマダラタマムシ             ムツボシタマムシ
私の足元にころんと落ちていたのは、「アオマダラタマムシ」。縦スジの入ったキラキラ光るタマムシではなく、グリーンメタリックの背中に大小の水玉柄を持っており、サクラなどの枯れ木で育つ種類です。
また、子ども達がお片付けにきて積み上げられた虫かごの中に小さな昆虫が残されていました。観察したあとにはすべて自然に返してあげるお約束ではありますが、心残りがあって手放せないときにはこっそり中に残っていることがあるのです。発見した子の気持ちが手に取るように感じられたいへん微笑ましくなります。
それは小さな「ムツボシタマムシ」でした(上右写真は不鮮明)。黒っぽい背中に6つのグリーンのホシがきれいに並んでいます。
誰が見つけたのかなあ?
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本日は、園内通信「お知らせ31」「お知らせ32」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ31」
◇ 尿検査,蟯虫検査について
*尿,蟯虫検査結果は発表会当日にくれぐれもお忘れなく!
「お知らせ32」
◇ 悪天候の場合の保育について
*台風のシーズンです。お目通し下さい!

2011.06.23

6月23日(木) / ワイルドイヴ・夏至のころ・園内通信


  <ワイルドイヴ>  イングリッシュローズ  四季咲き 2003年イギリスで作出
 
とてもやわらかなアプリコットピンク。これは少し以前の夕方に撮ったものですが、ロゼット形の花びらの中を夕陽が透けて反射する様子がとても印象的でした。
梅雨の強雨で花びらがすべて散ってしまう覚悟でいましたが、案外形を保っていて思いのほか強く、また香りも素晴らしいシュラブ樹形のバラです。
トマス・ハーディーの小説 「The return of the Native」(帰郷)に登場する人物名がつけられています。
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〔夏至のころ~〕
 
   手をつないで元気に登園         今年は園庭のビワがたわわに
 
    花壇のヒマワリも咲いた         「おはよう!」  満面の笑顔で
 
 マリーゴールドがいっぱい咲いています    ドクダミの白い花も満開

梅雨の晴れ間の今日も、各学年とも元気に過ごしました。気温も高く大変蒸し暑く過ごしにくい天候が続きますが、お休みする子もほとんどなく子ども達は元気に通園しています。さすがにお昼頃には高温多湿がピークなので、クーラーをほどよくきかせたり扇風機をフル回転して過ごします。

そんな中、お庭あそびではみんな帽子を被って真剣に遊び込む様子は今日も変わりません。
先日からのシロコブゾウムシの赤ちゃんを愛おしそうに手の平にのせている女の子Nちゃんや、メタリックグリーンがとっても美しかったヒメコガネを年長児KちゃんTちゃんYくんと見つけ順に手にのせて観察しました。
また別のYくんが見つけた小さな昆虫は一緒に図鑑で探してみるとアトジロサビカミキリというカミキリムシの一種でした。昆虫の体の色柄が図鑑と一致してはじめて「これだ!」と納得します。大変多くの種類がのっていますが、きっとこれかな?では簡単に首を縦にふりません。さすが年長児になると、このあたりの子どものセンサーは非常にするどく的確です。
ほか、チャコガネ、センチコガネなどいろんな種類の昆虫が集まり、虫かごを見つめる子ども達の眼差しが光る毎日です。
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本日は、園内通信「お知らせ30」をお出ししました。
内容は、
◇ 1学期生活発表会のご案内
◇ お忘れ物のお知らせ

2011.06.17

6月17日(金) / アナベル・これはだあれ?(夏の昆虫)・園内通信


      <アナベル>  ユキノシタ科    原産地 アメリカ   別名 スノーボール
                 学名 Hydrangea arborescens cv. Annabelle.              
                
とてもファンが多い紫陽花アナベル。梅雨の季節の日陰を爽やかに華やかに演出してくれる素敵な雰囲気を持っています。

紫陽花はもともと日本の野山に自生していた日本原産の花ですが、日本の風習、美術工芸などとともに医学・動植物学を学んでいたシーボルトによって海外へ渡り今あるセイヨウアジサイが産みだされる元になりました。でもこのアナベルは、北アメリカ原産の紫陽花でどこか特別の雰囲気を持っているように思えます。過日、園長室にいただいたものですが、薄いグリーンやホワイトの色調が何とも言えない優しいムードで辺りを包んでくれています。
感謝。
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「これはだあれ?」
1学期生活発表会に向けてのお遊戯練習の音が各園舎から聞こえてくるこの頃、子ども達は梅雨の晴れ間をぬっては初夏にお目見えする昆虫や草花に触れながらお庭で元気に走りまわっています。
つい先日、年中児Kちゃん年長児Nちゃん達と虫かご片手にお庭めぐりをしていました。木々の中をクロアゲハやゴマダラチョウやキチョウが飛んでいたり、カマキリの赤ちゃんを順に手にのせて再び葉の上に戻してあげながら生き物の観察をしていた場所に生息していたのがこの昆虫です。この種類には、ごく数ミリの小さなものから1.5㎝~3㎝ほどある大きなものまで多くの種類が存在します。
 
   これはおそらくお父さん        あっ、小さなこどももやってきました!
 
   お父さんの腕をくぐったり。。。          背中にのってみたり。。。
 
     お母さんも揃いました              みんな一緒だね!

園内のある植物の中に棲んでいるのですが、とても動きがゆっくりでながめていると癒されるようなムードを持っています。これはkentetsu先生が発見したものを撮影したのですが(上の写真)、お庭の同じ葉の中を観ると別の種類のもの(下の写真)も生息しているのを子ども達と見つけました。
 
 こんどはブラックあんどホワイト。。           前から撮すと。。
 
 葉の茎に口吻をさして水分を吸っているようです  草の上がとても好き!

さあ、一体この昆虫はだれでしょうか。
答えは、ゾウムシでした。

よく見かけるゾウのような丸い背中をしたバラゾウムシなどの種類とは違って、今年初めて見た二種類の大型のゾウムシでした。
上の白っぽいのが『シロコブゾウムシ』。オスで約1.5㎝ほどありました。
次に、子ども達とシロクロゾウムシと呼びながら観察していた下の写真が実は『オジロアシナガゾウムシ』という長い名前がついていました。体長約1㎝。

ゾウムシは成虫になると葉,樹皮,樹液などを食べに集まります。お母さんゾウムシはするどい口吻の先でクリやドングリに穴をあけて卵を産みます。夏が来て成虫になったゾウムシ達が、こうしてみんなの前に姿を見せてくれました。

これからも、夏ならではの昆虫がいろいろ見つけられることでしょう。子ども達はポケット図鑑片手に「きょうはこれを見つけよう!」と気合いを入れて駆けていきますが、案外そんな思いが通じてまさにその昆虫が姿を見せてくれることもあります。また想像もしなかった昆虫を目にすることもあります。
毎日新たな発見がきっと待っている、そんな子ども達のワクワク感を受けとめるようにお山の緑がキラキラ光っています。
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本日は、園内通信「お知らせ28」「お知らせ29」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ28」
◇ 昨日の内科診断の総括ほか
「お知らせ29」
◇ 今月末お帳面のお預かりについて
◇ 園児名簿について
◇ 幼稚園総合補償制度について
◇ NPO法人 誕生日ありがとう運動について
◇ お忘れ物のお知らせ

2011.06.09

6月9日(木) / アンジェラ・これは何かな?・園内通信


       <アンジェラ>   クライミング  四季咲き  1988年ドイツで作出


洋館の壁面を覆うようなツタ類や、窓辺やパーゴラをつたうブドウ科の植物などが昔から好きなせいか、クライミングローズ(つるバラ)と言うと城壁やレンガ塀を這い上がるほど強健で且つ美しく咲く野性的なバラの姿を思い浮かべます。

そんなイメージとはまったく違い、やわらかなカップ咲きで微かにフルーティーな香りを持つこの“アンジェラ”もつるバラの一つ。
これも今まで鉢植えだったものを庭の土に下ろしたまだ若い株で、高さ1m足らずと小さいなりにもたわわに花が咲き長い間楽しませてくれています。
アンジェラは3mほど伸長する種類ですが、行きつけの園芸店ではそれより遙かに成長して大きな壁面を覆いつくしている姿が大変見事で、またバラについて熱く語られるオーナーのお勧めもあり連れて帰ってきたものでした。
アンジェラは、明るく可愛らしいタイプのつるバラでほとんど手がかかりません。
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〔これは何かな?〕

            ①                             ②
先日日曜日の夜、外出先から帰宅途中に白川の疏水(駒井邸付近)を歩いていると、暗闇の中をゲンジボタルがゆらりゆらりと飛び交っているのに出会いました。園のご家庭数名にもお会いしましたが、夕涼みがてら季節の風情をご家族で楽しんでおられる姿が幸せそうでした。
保育中の外遊びでも、夏のコウチュウ類が子ども達の前に少しずつ顔を出す季節です。木の実や枯れ木の中で幼虫時代を過ごし成虫となった大変小さなオトシブミ,ゾウムシなどに気がつく子もいます。カミキリムシの一つベニカミキリも竹薮(幼虫は竹を食べて育つ)から飛んできます。

先日の朝、年長児Hちゃんが上終公園で見つけ私にくれたテントウムシのサナギの内一匹は、すでに成虫になって飛んでいきました。これはニジュウヤホシテントウだったのでHちゃんに伝えると、それは野菜の葉を食べる害虫になるけど、ナナホシテントウムシはアブラムシを食べてくれるのだと知っていました。同じくアブラムシ類を食べるナミテントウムシも出てきています。

では、上の写真2枚は何でしょうか? 園内の葉っぱの上と園長室玄関先にいたものです。
みんなが知っているコウチュウの中でも両方とも大変ミニミニサイズです。体は小さくても、いろいろな形をしているものがいる種類です。
右②は、よく目にするコガネムシの仲間の「ビロウドコガネ」。確かにビロウドのような艶がありわずか1㎝足らずの大きさです。

では左の①は何でしょうか?
タマムシのような綺麗な色をして1㎝ほどのサイズですが、私は初めて見ました。あまりに綺麗な色なので子ども達も使う図鑑で調べてみたら、「アカガネサルハムシ」とのこと。長い名前がついています。頭が四角いのでオオルリハムシではなさそうです。

答え ①ハムシの仲間    アカガネサルハムシ
    ②コガネムシの仲間  ビロウドコガネ

また過日園庭では、チョウの羽が落ちているのを年長クラスが見つけ、その羽の色が水色でとても綺麗だったのでクラスみんなで先生と図鑑を広げどんなチョウの羽なのかを調べてみたそうです。結果アオスジアゲハの羽だったとのこと。
お山にはクスノキがたくさんありますから、きっと幼虫の餌となるクスノキの葉をたべて育ったのでしょう。
またある日は全員でお山の中で鳴いている鳥の鳴き方に耳を澄ませ、クラス一体で五感を使い自然から学ぶひと時も過ごしたそうです〔noriko先生談〕。
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本日は、園内通信「お知らせ27」をお出ししました。
内容は、
◇ 内科診断について
◇ 福音館おすすめの「夏の絵本」のご案内

2011.06.03

6月3日(金) / ツル.ミミエデン・避難訓練・自然の生き物・園内通信


    <ツル.ミミエデン> 系統 クライミング (ミミエデンの枝変わり)
                   2009年 フランスで作出
 

外側が白で内側がピンク色の可憐なバラ “ツル.ミミエデン”。
離れた場所に置いていたので特別の手入れも出来ず、鉢植えなのに水をあげるのもたびたび忘れる始末・・・。冬に一度肥料をあげただけで他には特別手をかけてあげられないまま昨年中は申し訳ない気持ちでいました。

そんなバラに限って、この4月末頃から6月に入った今もなお、少しも姿を変えることなく咲き続けています。全く手のかからないバラです。
先日幾枝かをカットして、ドクダミとテイカカズラの白い花とともにガラス瓶にさしておいたら驚くほど花持ちがよく、食卓の上でいつまでも枯れずに咲いています。
伸長は約3mで返り咲きます。
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〔避難訓練~〕
本日は、左京消防署より消防士さん3名にご来園いただき避難訓練を実施しました。
「お知らせ」でもお伝えしましたが、各クラスへマイク放送のあと全園児がてっぺんのお庭に集合するまで僅か5分足らずという短い時間でとてもスムーズに移動できました。
消防士さんからの「お・は・し」(おさない・はしらない・しゃべらない)についてのお話を聞いたあと、先生たちによる消火器訓練を行い、後半は第三園舎に移動して防火映画会となりました。

映画には家庭での家族との場面がたくさん出てきたので、子ども達は思わずお父さんお母さんを思い出したり少し心配な気持ちになったかも知れません。内容は結構臨場感あふれる2本の映画でしたが、先生、クラスの仲間とともに集い、どの子も長い時間を集中して観ることができていました。
子ども達も、火の扱いの注意点についてはいくつか心に残っていることがあると思いますので、ご家庭での防火、防災についてなどをこの機会に是非話し合ってみて下さい。

〔お外あそび~自然の生き物〕
今日は梅雨の晴れ間でしたので、映画会終了後、お弁当までは外あそびをたっぷりしました。
個別に来られた幼稚園見学の親子ともご一緒しながら園庭にいると、いつものウグイスとともにホトトギスの大きな声が始終響いていました。お庭の子ども達も聴くともなく聴いているようでした。

ホトトギスは園内にもある植物の名前ですが、この時季に姿をあらわす鳥の名前でもあります。実は一週間ほど前より鳴き声に気づいていましたが、今日は特別元気に鳴いていました。夕方の今も、大きな鳴き声がお山じゅうに響いています。〔ホトトギスの鳴き声をどうぞ〕 

そして本日二つ目の自然のトピックは、年長児の男の子二人がカタツムリを捕獲して食べている「マイマイカブリ」を見つけたことでしょうか。
そこに居合わせた先生達も私も、マイマイカブリの実物を園内で見たのは初めてでした。
多分ゴミムシくらいのものだろうと思っていましたが、実際には首が長くて全長5㎝はあるマイマイカブリ。カタツムリを振り回していた姿に大いに驚きながら、子ども達とともに暫くの間見つめていたのでした。
今日はいろんな生き物が雨上がりに出てきましたが、Tくん達の発見のお陰で今まで図鑑でしか見たことのない自然の姿を、また一つ知ることができた日でした。
〔マイマイカブリはオサムシ科のコウチュウで、幼虫もカタツムリやミミズを食べて育つ〕
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本日は、園内通信「お知らせ25」「お知らせ26」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ25」
◇ 本日の避難訓練について〔防火,地震まとめ〕
「お知らせ26」
◇ 第3回ふれあいサタデーのご案内
   “親子でひねもすであそぼう!”

2011.05.31

5月31日(火) / スヴニール・ドゥ・ドクトール・ジャメイン・何の赤ちゃん?・園内通信


   <スヴニール・ドゥ・ドクトール・ジャメイン> オールドローズ HP系
                               1865年フランスで作出

 

5月に入って少しずつ咲き始め今もなお咲いてくれている“スヴニール・ドゥ・ドクトール・ジャメイン”。
花弁はベルベットのような深紅のカップ咲きですが、少しずつブルーイングして日ごと紫色に変化していきます。
そうしてすでに咲いていた花と、今朝咲いたばかりの花色のグラデーションの変化を見るのも楽しみの一つ。香りはツーンとするほどの深いダマスク香があり大変魅力的なバラです。
ふと見ると、お山の中からゾウムシがやって来て、まだ固い蕾の部分に産卵しようとしています。
残念ながら上から手の平にぽとんと落として取り、お山にUターン!してもらいます。
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〔何の赤ちゃん?〕
この緑の植物はたんぽぽぐみ花壇の下に生えているのですが、チクチクとトゲが
たくさんあります。
さて、何の木でしょうか。

答えは〔からたち〕ですが、5月に入りこのトゲの中を子ども達とそっとのぞいて
見ると、「あっ、いるいる」たくさんの緑色の幼虫がいました。
 
 
少し前までは鳥の糞のような黒い2齢~3齢幼虫だったのが、このカラタチの葉を毎日モリモリと食べて大きくなった立派な終齢幼虫を何匹も見ることができました。
一昨日、幼虫の中には〔前踊ぜんよう〕といって、口からはいた糸を左右1本ずつ計2本で体を枝に固定して動かなくなったのものもいました。こうなると、あと2日ほどで脱皮してさなぎになり、その後10日前後でいよいよ羽化します。

さあ、もうおわかりでしょうか。
これは子ども達もよく知っていて、年少児も手の平に大事にのせて観察していた「アゲハチョウ」の赤ちゃんです。
今日、カラタチの中を見たところは一昨日に何匹もいた幼虫は見つかりませんでした。すでに葉と同じ色のさなぎに変化して見つからないように身を潜めているのかも知れません。
傍ら、午後の空の下、アゲハやクロアゲハがヒラヒラと風にのって舞い降りてはカラタチの中に卵を産み付けている様子も見られます。

昔から幼稚園にあるこの1本のカラタチの木は、毎年たくさんのアゲハのお母さんが訪れ産卵し、鳥などから守られて無事に大人のチョウになるまでを託される大切な木となっています。
一方、その経過を観察する子ども達は、「かわい~い!」と思わず声をかけて眺めています。
「カラスさんからアゲハチョウの赤ちゃんを守ってあげてね」と頼むと、手に載せたり虫かごに捕獲していた赤ちゃん幼虫を、またそっとカラタチの葉の中に返してあげる優しい姿があります。
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本日は、園内通信「お知らせ23」「お知らせ24」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ23」
◇ 父親参観のご案内
「お知らせ24」
◇ 家庭教育相談について
◇ 園児ついてのお知らせ
◇ 「お誕生ありがとう運動について」
◇ 未就園児さん対象“お山のミニミニ幼稚園”園庭開放“”について
  (別紙ピンク色のミニミニ幼稚園ご案内参照)

2011.05.20

5月20日(金) / マダム・イザーク・ペレール・新緑につつまれて・園内通信


     <マダム・イザーク・ペレール>  オールドローズ ブルボン系
                           1881年フランスで作出

     

一昨日より蕾がゆっくり開きはじめ、いま満開になったオールドローズ“マダム・イザーク・ペレール”。
さすがに香料用の精油をとるだけあって、クォーター咲きの花びらに顔を近づけると馥郁としたダマスク香が漂ってきます。

鉢植えだったものを土に下ろしたのが昨年12月。冬の間の雪や過日の大雨などを経て、こうして無事に咲いてくれたことに安堵の想いです。
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〔新緑に包まれて〕
5月の風が光る素晴らしい一週間でした。全園児が朝一番から、クスノキ,モミジ,カシなどが取り囲む緑に包まれた園庭で心ゆくまで遊び込んだのが一昨日。
子ども達の成長をひたすら応援し、来る日々を共に過ごせることを嬉しく思います。

長い時間ずっとお砂場あそびに没頭できる子、手を真っ赤にしながらも鉄棒や雲梯を何度も真剣な眼差しでトライする子・・・。
虫かごと図鑑片手にダンゴムシ,カタツムリ,カミキリムシ,幼虫(多種)などを子ども達と探したり、また、走ることが大好きで将来はスプリンター?のKちゃんと何度も走る競争していると、子どもの中に内在する素晴らしい瞬発力や持久力、また物事に没頭し続けられる集中力、また仲間を思いやることができる心の温かさなどに大いに触れられ新たに感心した一週間でした。

6月半ばにやってくる梅雨までの約一ヶ月間、大いに外遊びを楽しみ、お庭つづきの森へ出かけエンジョイしたいと思います。
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本日は、園内通信「お知らせ19」「お知らせ20」「お知らせ21」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ19」
◇ 短冊を入れる箱について
◇ 出席カード平熱記入について
◇ 劇団飛行船のご案内
「お知らせ20」
◇ 保育参観について
「お知らせ21」
◇ カプラ教室について
 

2011.05.10

5月10日(火) / 母の日“利休草とモカラ”・園内通信

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 <モカラ>   ラン科    学名 Mokara “sunshine” 原産地 東南アジア
 <利休草>  ヒャクブ科 学名 stemona japonica  原産地 中国
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早朝を過ぎ、世間が慌ただしく動き出す毎朝7時頃になると、このお山に2月から生息している山ウグイスの一羽がとても愛らしい声で鳴き始めます。
先日の日曜日、山中に木魂するこの山ウグイスの声を聞きながら、テラスで家族ゆっくり朝食をとっていたときのこと。
突然目の前に現れたのが、この利休草とモカラでした。
モカラは私の大好きな小さな蘭、そして利休草はこの時季になると鮮やかな蔓状のグリーンが映えるお茶花です。近くに住んではいるけど滅多に出向けない両方の母に、ようやく想いを巡らせた季節のお花を届けた矢先、今度は娘が私にくれた嬉しい心遣いでした。
モカラについては以前blogに掲載しましたが、つつましいお茶花“利休草”は最近はウェディングブーケにも使われる人気の花でもあります。
中国ではヒャクブ(百部)と呼ばれ、根は漢方に使われますが、日本の茶道の世界では、花は野にあるように~という自然にある花の美しさを代表する花でもあるのでしょう。                
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 葉と一体になった珍しい花芽。 これから白い小花が開きます。
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本日は、園内通信「お知らせ17」「お知らせ18」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ17」
◇ 京都三大祭り休園について
◇ PHP図書のご案内
「お知らせ18」
◇ 第1回ふれあいサタデーのご案内

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