2009.07.16

7月16日(木) / オニユリ~ユリの思い出ほか

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       <オニユリ>  ユリ科   原産地 北海道~九州
                  学名 Lilium lancifolium Thunb.
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      ムカゴをつけた茎            うつむき加減に咲いた花
本日は終了式。汗をにじませて元気に当園した子どもたちは、いつもは何もない草間に突然ニョキッと現れて咲く大きな花を見つけ、「せんせい、あれはなんのはな?」とたずねます。「オニユリよ」と伝えると、言いにくそうに呼んでみていました。夏らしい個性的な花です。
下から見上げている子どもたちにすると、黒い斑点のついた橙色の花びらは反り返っているし、何だか不思議な感じのする変な花だな~と思ったことでしょう。
私のユリの花の思い出をふり返ると、夏場、幼稚園で大きな花瓶にいつも飾られていた白いユリのこと、そして幼なじみのお友だちの家のリビングに掛かっていた白いユリの花の絵(お母さんのお名前が百合子さんでしたので)のことがとても懐かしく思い出されます。
ユリと言えば白い花、と思いこんでいたので、小さい頃に山で初めてオニユリに出会ったときには大変驚きました。
また、幼なじみとは、「知っている花の名前をお互いに言い合いっこする遊び」をよくしましたが、ユリは、夏のダリアやグラジオラスとともに、すぐに口にはせずに最後まで大切にとっておく憧れの花でもありました。
大きくなってから、お節料理の白い百合根がオニユリの球根であることを知り、意外に思えました。小学生の頃に流通しはじめた「カサブランカ」も、当時は香りが素晴らしいのでブームになったユリ科の花でした。
こうして、ユリのことを思い返していると、暑い最中ですが、涼しいお部屋の中ではユリの花を飾ってみたくなりました。子どもの思い出のためにも、是非、たくさんのお花を見たり、育てたり、また絵に描いたりするなど親子でいろいろ楽しんで下さい。
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園内で、セミの声を木々の中にたどってみると、アブラゼミやニイニイゼミが木にしがみついて勢いよく鳴いているのに出会います。夏の外遊びでは、普段あまり見かけないくらいの大型のアブラゼミの抜け殻を見つけたり、ニイニイゼミの抜け殻(乾いた泥がついているのが特徴)を子どもたちが手にする風景もありました。
ピカピカのタマムシがハネを広げて飛んでいたり、ヘビがカエデの木をするすると上っていたり、また、尻尾の大きなリスが素早く木々を飛び交う姿も目にしました。
本日で、1学期は一旦終了ですが、明後日18日からは、夏期保育ならではのアクティブな体育あそびやシャボン玉あそびが待っています。20日海の日には、ご家族お揃いで夜の納涼保育にお出で下さいますのをお待ちしています。
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【お知らせ】
本日午前10時、食中毒注意報第1号が府南部に出されました。本日10時より96時間(4日間)は食品の取り扱い及び衛生管理に十分ご注意下さい。
(注意事項)
・調理した食品は、できるだけ早く食べる。
・食品は、室温で放置しない。
・冷蔵庫は過信せず、庫内温度に注意し早めに食べる。
・まな板、包丁、ふきんを消毒する。
・ねずみ、はえ、ごきぶりを駆除する。

2009.07.13

7月13日(月) / ノブドウ・園内通信

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      <野葡萄>  ブドウ科  原産地 日本~中国
                学名 Ampelopsis brevipedunculata (Maxim.)
                     Trautv. var. heterophylla (Thunb.) Hara
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                ~思わずパチリ!~
     <ノブドウ下の日陰 / 風をうけてくつろぐ近隣の猫(Chappy)>
梅雨の合間、朝から爽やかな風が流れる比較的凌ぎやすい一日でした。7月半ばに入りお山の周辺を眺めてみると、早、栗や柿が小さな可愛らしい実をたわわにつけて、秋に多くの実りをもたらす準備をしています。
上の写真は、お山の中腹に自生していて通園中の子どもたちもよく目にするノブドウです。蔓を巻きつけながら成長します。山ブドウのように食べることはできませんが、薄緑色の花が咲いた後に、赤,青,紫,水色など実に多彩で宝石のように美しい実をつけるため観賞価値のある植物です。
面白いことに、このノブドウは日本各地で、イヌブドウ,ウシブドウ,カラスブドウ,サルブドウ,ネコブドウ,ヘビブドウ・・他まだたくさんの別名を持って呼ばれているようです。なぜ、このように動物の名が頭についているのでしょうね?
葉や茎を煎じたり、葉をお茶にしたり、また収穫した果実を焼酎漬けや酢漬けにするなど実用的に利用できるようです。効能として人間の持つ免疫力を高める働きをする、よく効く薬草とされています。
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本日は、園内通信「お知らせ39」「お知ら40」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ39」
◇ 尿検査,蟯虫検査の結果について
◇ 京都市就園奨励費について
◇ 1学期生活発表会ビデオお持ち帰りについて
◇ 夏休み中の連絡などについて
「お知ら40」
◇ 夏期保育スケジュール
◇ 2学期始業式
◇ 1学期に学んだ俳句(年長児)
◇ 平成22年度園児募集業務について

2009.07.06

7月6日(月) / ヤエクチナシ・園内通信

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 <八重梔子>  アカネ科   原産地 日本西部,中国(東アジア)
            学名 Gardenia jasminoides Ellis f. ovalifolia (Nakai) Hara
じめじめとした蒸し暑い季節には、よい香りのお陰で爽やかな気分になれることがあります。
午前中に子どもたちとお庭を歩いていたら、純白の芳香を漂わせる八重梔子が園舎の隙間に4,5輪咲いているのが見えました。隣には、先が綺麗に捻れた蕾が見えましたが、これは徐々に5~6枚に分かれて開き始めます。
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      <ヒメクチナシ(姫梔子) 一重咲き> 宇治/白雲庵にて~
クチナシは、普通一重咲きですが、八重咲き,大輪咲きもあり、また最近では一回り小振りなヒメクチナシもよく見られるようになりました。秋にできるクチナシの果実は、漢方薬,着色料としても使われます。
果実が熟しても割れないことから名付けられたクチナシ。夜間はお昼間以上によい香りが漂っていることでしょう。クチナシはガーデニアとも言いますが、お風呂あがりなどに、ガーデニアのボディーミルクやボディーパウダーはいかがですか!とてもよい香りです。
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本日は、園内通信「お知らせ38」(1学期生活発表会ビデオ販売のお知らせ)をお出ししました。
内容は、
◇ 1学期生活発表会ビデオのお知らせ
◇ 京都市私立幼稚園就園奨励費について
◇ 保育で描いた絵について
◇ 1学期終了式について

2009.07.02

7月2日(木) / ブラックベリー・リハーサル・園内通信

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     <ブラックベリー>  バラ科   原産地 北アメリカ~中部
                   学名 Rubus fruticosus
                   別名 セイヨウヤブイチゴ(西洋藪苺)
とても艶やかな木の実は木苺の仲間「ブラックベリー」。お店のジャムのコーナーにも必ず置いてある種類ですが、ラズベリーの果実のように赤ではなく、果実は熟すと赤色からだんだん黒っぽく変化します。酸味があるので、ジュースやジャムにしたり、ケーキのトッピングに使われます。
ブラックベリーの葉はメディカルハーブとしても使われるように、喉荒れや口内炎にもよく、また、血液をきれいにし皮膚を強くするそうです。果実は、ブルーベリーよりもアントシアニンを豊富に含むため、眼精疲労や肉体,精神疲労にもよいようです。ビタミンCも豊富で抗酸化作用があります。
一粒いただいてみると、とても新鮮で甘酸っぱいお味がしました。音楽教室(課外教室)の美都子先生のお宅でお母さまと栽培されていて、沢山の実がなったのだそうです。丸い実を通り越して、とても長くて大きな果実には驚きました。きっと土がよいのでしょう。たくさん穫れたらジャムにされるそうです。
私も、以前植えていた株がだめになってしまったので、つい先日、新たに苗を購入したところでした。
こんなに大きな実が成る数年先を予想して、ますます植えるのが楽しみになりました。感謝。
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【生活発表会リハーサル】
本日午前中は、1学期生活発表会リハーサルでした。
カメラマンさんとビデオカメラさんが後方から撮影される中、無事、A,B両グループが力いっぱいのお遊戯をしました。毎年、発表会リハーサルは、自分が舞台で発表する時だけではなく、他のお友だちの一生懸命の発表を、客席では心の中で応援しながら最後までしっかりと観賞することをお約束しています。今回発表会が初めての年少さんも、長い時間自分たちの出演を待ちながらようやく舞台に上がり発表した年中,年長さんも、皆が精いっぱいに力を合わせられたリハーサルの時間だったと思います。
各クラスとも今日の発表にいたる過程には、個々の練習の積み重ねがあり、暑い日々汗びっしょりになりながら担任と共に励まし合ってきた各クラスごとのドラマがあります。明日は、そんな子どもたちの頑張りの日々も含めて、優しく温かな応援をいただきますようお願い申し上げます。
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本日は、園内通信「お知らせ37」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 短縮保育について
◇ カプラ教室について
◇ 「お誕生ありがとう運動」について
◇ 山の学校入会について(小学生対象)
◇ 月ぐみ水泳教室について(年長児対象)

2009.06.29

6月29日(月) / 隅田の花火・園内通信

                                   「三室戸寺にて」
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     <隅田の花火>  ユキノシタ科  原産地 日本
                  学名 Hydrangea macrophylla ‘Hanabi’
本州~四国にかけて自生する額紫陽花からつくられた新種の園芸品種。人気がある種類で、隅田川の打ち上げ花火を思わせることから、「隅田の花火」とネーミングされたそうです。
上から見ると、確かに星形の八重咲きの装飾花が花火のように咲いています。
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本日は、園内通信「お知らせ36」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 尿検査,ぎょう虫検査について

2009.06.26

6月26日(金) / シチダンカ(幻のアジサイ)・今朝のお客さん・園内通信

                                   「三室戸寺にて」
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     <七段花>   ユキノシタ科  原産地 日本
                学名 Hydrangea serrata Ser. f. prolifera
この種は、幻の紫陽花とも呼ばれます。過日のセイヨウアジサイのページにも記しましたが、シーボルトは日本原産の多くの植物をヨーロッパに紹介しました。その彼の著書フロラ・ヤポニカ(日本植物記)の中に掲載されていた小形の山紫陽花で、その後、日本国内では見かけられない“幻の紫陽花”といわれていたのが、この「七段花」です。著書の中では、「Shitsidankw’a」と記されています。
昭和34年になって、神戸六甲山の谷間に自生していた株が地元小学校の職員によって発見され、その後、挿し木により増やされて今では各地でも見られるほど広がってきました。
現在、紫陽花は学名のハイドランジアという名前でも流通していますが、フロラ・ヤポニカの中では、学名Hydrangea Otaksa(ハイドランジア オタクサ)と名付けられています。Otaksaとは、シーボルトの日本の妻、楠本滝(通称お滝さん)の愛称ですが、シーボルトがヨーロッパに帰国した後、紫陽花の学名に妻の名をつけたというとてもロマンチックなお話は有名です。
幻の紫陽花のこと、また、学名の由来に思いを馳せると、古来日本の花である紫陽花がとても魅力的な花に思えてなりません。
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【今朝のお客さん】
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     <ノコギリクワガタ>        <タマムシ> 英名Jewel beetle
  学名 Prosopocoilus Inclinatus     学名 Chrysochroa fulgidissima
早朝には、ウグイスが心地よい声を響かせていますが(山の中では夏もウグイスが元気です)、夜中には夏の昆虫がぼちぼち活躍し始めました。
昨日の山の学校「しぜんクラス」の途中には、懐かしいお顔のTちゃんSちゃん達が、近くの公園にいたゴマダラカミキリ数匹を持ってきて見せてくれました。昨夜は、ノコギリカミキリが一晩中元気に飛んでいる羽音が聞こえていました。少し前までは、日が暮れるとカブトムシが窓に向かって飛んできてはコツーンとよく当たっていましたが、最近は本当に少なくなりました。原因は、お腹を空かせたイノシシが、山の土の中を掘り起こしてはカブトムシの幼虫やミミズを根こそぎのように食料にしてしまうためです。
そんな中、上の「ノコギリクワガタ」は、今朝、ほしぐみの扉にとまっていたところを太郎先生が見つけたものです。明け方森の中に戻らずに、つい幼稚園に長居してしまったのでしょう。ちょうど外遊びに出てきた年長さんは、そっとクワガタに触れてみたり、アカコガネを数匹見つけて手の平で遊ばせる姿がありました。
右の写真、赤や緑のラインが美しいタマムシは、夕方に飛んできて私の目の前にとまったものです。これも夏の昆虫で、サクラやエノキの上を飛びます。
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今日は各学年とも、発表会のお遊戯練習を済ませたら、順にお外遊びを思いっきり満喫しました。溝にたくさんの水を流して大笹でつくった笹舟を流したら、たんぽぽぐみ前~つきぐみ前までとても勢いよく流れていきます。つい私も、子どもたちのアンコールに応えて、上から何度バケツの水を流したかわかりません。
暑いお陽さまのもと、お庭ではお部屋に入る前にホースのシャワーが降り、思いっきり遊んで汗いっぱいの子どもたちはとても気持ちよさそうです。
来週も、お遊戯のおけいこの合間には、思いっきりお外遊びに花が咲きますように。
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本日は、園内通信「お知らせ33」「お知らせ34」「お知らせ35」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ33」
◇ 1学期生活発表会のご案内
「お知らせ34」
◇ 左京区PTAバレーボール大会の結果
「お知らせ35」
◇ 悪天候の場合の保育について

2009.06.22

6月22日(月) / ヤエカシワバアジサイ・園内通信

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   <八重柏葉紫陽花>  ユキノシタ科  原産地 北アメリカ
                   学名 Hydrangea quereifolia ‘Snow Flake’
この八重咲きの柏葉紫陽花“スノーフレーク”は、鉢植えから地におろしてからそろそろ10年くらい経つでしょうか。年々株が大きくなり、今年もよく咲いてくれました。
今日の午前中は雨でしたので、白い花の色が一際鮮やかに見えました。
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本日は、園内通信「お知らせ31」「お知らせ32」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ31」
◇ 内科診断の総括
「お知らせ32」
◇ 今月末お帳面のお預かりについて
◇ 当園グループ担当変更について
◇ 左京地区PTAバレーボール大会のお知らせ
◇ 福音館おすすめ図書

2009.06.17

6月17日(水) / ヒトエカシワバアジサイ・園内通信

                                   「三室戸寺にて」
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    <一重柏葉紫陽花> ユキノシタ科  原産地 北アメリカ
                   学名 Hydrangea quereifolia ‘Snow Queen’
愛らしい一重の柏葉紫陽花“スノークィーン”。柏葉紫陽花は円錐状に美しく咲くタイプでとても魅力的です。これは満開の一歩手前ですね。お山には、同じく“スノーフレーク”と言う八重のタイプがただ今満開に咲いています。
柏葉紫陽花は、日本原産ではなく北アメリカ原産。一般的な紫陽花の葉とは異なり、柏の葉によく似ているのが特徴で、秋には温かみのある赤銅色に紅葉するのでそれも楽しみです。
花後の7月頃に、花より下二節ほどで刈り込むと、翌年も沢山の花を咲かせてくれます。剪定が遅いと上手く咲いてくれません。
他に、“ハーモニー”という品種もあります。
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本日は、園内通信「お知らせ30」をお出しします。
内容は、
◇ 第2回ふれあいサタデーについて
◇ 18日はカプラ教室お休み
◇ 京都市私立幼稚園協会からのご案内

2009.06.15

6月15日(月) / ヤマアジサイ・“お掃除隊”その後~・ヨツボシホソバ・園内通信

                                   「三室戸寺にて」
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  <深山八重紫>  ユキノシタ科  原産地 日本
               学名 Hydrangea serrata f.Miyama-yaemurasaki
咲き始めは青色ですが、だんだん濃い青から紫がかった美しい色に変化します。土質により、アルカリ成分が強いとピンク色にもなります。
これは、山紫陽花の種類の「ミヤマヤエムラサキ」。山紫陽花は、西洋紫陽花にくらべると小ぶりで清楚なイメージがあります。この種は、京都府北部の周山街道を若狭~小浜方面に向いた美山町「堀越峠」で発見されたのだそうです。堀越峠周辺では、今でも自生しているのかしら?
是非一度、実際に訪れてみたいところです。
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【年長お掃除隊!】
本日は、爽やかな晴れ間のもと各学年ともたくさん外遊びが楽しめました。過日、ご紹介しました年長児「お掃除隊」は、今も活動が続いています。今日、はじめにメンバーから声がかかった時には、ちょうどお弁当のお茶を沸かしている最中だったので、暫く後で駆けつけました。
すると、『今日は、たんぽぽぐみからゆきぐみへつながる溝が気になっている・・』とのこと。何と、その目のつけどころに感心せざるを得ませんでした。長バサミを数個持ってきて、溝の中の落ち葉を摘みながらチリトリに入れていくと、すっかり綺麗になりました。次に場所を変えて、オレンジ色の木馬からことりぐみの前までの溝を溝蓋の上から眺めていくと、中にはクスノキの葉っぱが詰まっているところが2,3箇所ありました。「よいしょ」と溝蓋を持ち上げながら、長バサミで取り除いていく作業を、根気強く、数名で力を合わせながら続けました。(実は、ここは先生たちとも日頃から気がけている場所ですが、大木からの落葉は毎日お掃除してもきりがないほどです)
お掃除隊が、ことりぐみ前を過ぎて、固定鉄棒までの溝に差しかかっている時に、沢山の水がことりぐみから流れ出てくるのを誰かが見つけました。活動をしていた数名は、自分たちが溝を美しくしてすっかり綺麗になった所に、サラサラと水が淀みなく流れていく様子を確認すると、安堵のような、上手くいったね!といったような満足の表情が浮かんでいました。
続いて、固定鉄棒から石段に流れ込む溝までの長い距離をくまなく手入れしている様子を見て、カメラを取りに戻りたくなったほどでした。
私は、この幼稚園で子どもたちとともに過ごすこと約20年ほどになりますが、子どもたちがホウキやクマデに興味はあって少し試してみることはあっても、自らが希望して仲間とお掃除に取り組む姿をともに応援することになったのは、今回が初めてのことです。
多くの木々に囲まれたお山の幼稚園を、このような形で子どもたち自身が大切にしたい・・と思って、決して遊びにはならずに、毎日視点を動かしながら真面目に取り組んでいけるボランティアな姿は本当に尊いことと思います。
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【ヨツボシホソバ】
今日、子どもたちが降園した後で虫かごを整理していると、中に一つポツンと残っている虫がありましたが、すぐに年長児のMくんが今日の外遊びで見つけたことを思い出しました。
年少児の頃、恐竜のトリケラトプスが大のお気に入りだったMくんは、最近子どもカマキリやカノコガを見つけては図鑑で確かめているので、外遊びの終わりには自然に戻してあげることは当然知っています。でも今日は、どうしてもこの何とも言えない虫が手放し難くて、虫かごの中に入れたままにしていたことが容易に想像され、何だか微笑ましくて思わず頬がゆるんでしまいました。
早速、Mくんのかわりに図鑑を開くと、「ヨツボシホソバ」のオスでした。メスには名前の通り4つの黒紋がありますが、オスにはありません。オレンジ色の部分がとても綺麗な昆虫です。明日、Mくんに伝えられたらと思います。
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   <ヨツボシホソバ>  ヒトリガ科 学名 Lithosia quadra
                 分布 北海道~九州
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本日は、園内通信「お知らせ29」をお出ししました。
内容は、
◇ 内科診断について

2009.06.10

6月10日(水) / ガクアジサイ・園内通信

                                   「三室戸寺にて」
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     <紅額紫陽花>  ユキノシタ科  原産地 日本
                  学名 Hydrangea macrophylla var. acuminata
額紫陽花は、中心部分は咲かずに周辺の花びら(装飾花)だけがフレーム(額)のように開花します。咲いたばかりの真っ白の花びらがとても清楚で素敵ですが、このあと、徐々に花びらの先から赤味を帯びた淡紅色に変化していくのも楽しみです。
ヨーロッパに渡った日本古来の紫陽花は額紫陽花ですから、おそらくこのようなイメージだったのでしょうね。
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本日は、園内通信「お知らせ28」(送りグループ変更届,連絡カード)をお出ししました。
内容は、
◇ カプラ教室について
◇ 第2回ふれあいサタデーについて
◇ 「幼稚園児総合保障制度」について 

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