2009.04.09

4月9日(木) / ソメイヨシノ・新学期スタート・園内通信

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 <ソメイヨシノ(染井吉野)>  バラ科   原産地 日本 
                    学名 Cerasus x yedoensis (Matsum.) A.V.Vassil.
春休みから咲き始めたお山の桜も、今週に入り満開を迎えています。この種は普通によく見かける桜ですが、葉が出る前から淡ピンク色の五弁花を咲かせてくれます。葉を塩漬けにして桜餅に使用する「オオシマザクラ」と、「エドヒガン」の雑種で、明治時代に染井(東京)から全国へ広まりました。
このお山では、メジロやヒヨドリなどくちばしの細い鳥たちが桜の花の蜜を吸っている姿を見ることがありますが、スズメはくちばしが太いので蜜を吸うことはできません。桜の下を歩いていると、花が一輪ごとポトリと落ちているのを見かけるのですが、大抵は、スズメが花の根もとからくちばしでちぎったものです。ちぎってから、後に残る花の元にある子房の蜜をなめるようです。
また、桜と言えば、満開が過ぎた頃の夜、桜の下を通ると素晴らしい香りが漂っていることに気づくことがあり思わず感激することがあります。それは何とも言えない甘くてパウダリーな香りで、これが桜の香りなのだと思わされます。これは、色んな桜の芳香成分が混ざった香りのようです。
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今週7日の在園児始業式,昨日は入園式を終え、いよいよ本日から歩いての送り迎えが始まりました。ほぼ9時頃には各グループともお山の上に到着し、小さい組さんは年中年長組のお兄さんお姉さんの真ん中でしっかり手をつないでもらったままお部屋まで連れてもらいます。
登園一日目だけど、長い距離を自分の力で歩いてきたという達成感もあるためか、足元の新しいお靴を誇らしげに指さして見せてくれる女の子もいました。自分のお部屋に入ると、刺繍の目印のついた上靴と交換して大切そうに靴箱に納める姿がありました。
朝の各グループお迎えの先生とクラスの先生のお顔をしっかり覚えて、日に日に園生活に慣れていかれるよう願っています。
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本日は、園内通信「お知らせ3」と連絡カードをお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 連絡カードの使用について
◇ 用園児のための総合保障制度のご案内(年少児対象)持ち帰り
◇ 送りグループ変更について

2009.03.18

3月18日(水) / 卒園式,新入園児保護者会を終えて~

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ようやく温かな春の陽射に心が和む日々となりました。園は、3学期を見送った後、新入園児保護者会を終え、来る4月からの新年度準備に入っている今日この頃です。
振り返ると、14日(土)卒園式は前日からあいにく雨模様でしたが、お昼頃には春の光が差し込む嬉しい天気となりました。午前中の卒園式で、背中をピンと伸ばして保育証書を受け取る姿は、全員が本当に凛々しく立派な姿でした。保護者の皆さまも同じ思いで見守って下さったことと存じます。その後の卒園記念写真は、あいにく雨が上がる前でしたので、大勢で室内での撮影となりました。ご協力有り難うございました。
ゆきぐみに特設された“お山のレストラン”での楽しい昼食会のあと、続く卒園記念謝恩会では、お母さま方からのリズムバンドやお遊戯のプレゼントなどで賑わい、思い出に残る楽しいひとときでした。
念入りに準備を重ねられた真剣な演奏は、子どもたちもよく知っている楽器の他に、ギターやフルートも仲間入りして少し大人っぽい雰囲気も漂う素敵なものでした。幕が閉じるとともに、子どもたちからも「すごーい!」と思わず歓声が上がったほどでした。歌を歌いながら全員で体を動かした体操も、リズムにのって楽しく、またクイズやマジックなどの楽しい出し物も続きました。
お心づくしの会に心から感謝しつつ、子どもたち一人一人を眺めながら、あまりにも早く過ぎ去ったように感じる三年間の思い出を振り返ったり、一人ずつが絵に描いた「将来の夢」に向かって歩む姿に思いを馳せたり、幸せな時間を過ごさせていただきました。会の締めくくりに保護者代表の方より頂いたお言葉は、この先大切に胸に留め、今後も太郎先生ともども精進していくための糧にさせていただきたいと思います。
会を催して下さったお母さま方と、いつも温かく見守りご協力下さいましたお父さま方に、心からお礼を申し上げます。
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   <ありがとう!子どもたちからもらった花束が満開に/花束贈呈>

2009.03.13

3月13日(金) / シロバナジンチョウゲ・園内通信

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    <白花沈丁花>  ジンチョウゲ科   原産地 中国~ヒマラヤ
                 学名 Daphne odora Thunb.
園内の草木の芽も少しずつほころび、すでに春の準備を済ませている様子が見られます。風の中で遠くを見ながらたたずんでいると、よい香りが漂います。先に目をやると、このシロバナジンチョウゲが目に入りました。とても魅力的な香りです。思わず枝を数本もらって、花瓶に飾りました。
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本日は、園内通信「お知らせ78」(年少・年中児用)をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 1学期始業式について ほか 
◇ 保育用品追加注文用紙 など 

2009.03.11

3月11日(水) / アセビ・園内通信

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   <アセビ(馬酔木)>  ツツジ科   原産地 日本
                  学名  Pieris japonica (Thunb.) D. Don
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                  アセビの果実
2月下旬~3月下旬にかけて咲く、日本人には昔から親しみのある花木です。学名にjaponicaとあるように、万葉集にも登場する日本古来の花。スズランより小さい釣鐘型の可愛らしい小花が密集して咲いているので、この時季にはあちこちで目にすることができます。
花や葉には有毒成分があり、この木を馬が食べてしびれてしまったことから馬酔木(あしび)とも呼ばれます。果実も枝に残っていました。
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本日は、園内通信「お知らせ76」(年長児用),「お知らせ77」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ76」
◇ 卒園式のご案内
「お知らせ77」
◇ 書道教室作品展のお知らせ
◇ 諸連絡
◇ お引っ越しのお友だちのご紹介
◇ 絵本カードについて
◇ 1年間の「絵のアルバム」について
◇ 「3学期生活発表会ビデオ」について
◇ 下鴨警察よりアンケートのお願い

2009.03.06

3月6日(金) / フクジュソウ・園内通信

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      <福寿草>  キンポウゲ科   原産地 日本、東アジア
                学名 Adonis ramosa Franch.
子どもたちの大好きなうた「カレンダーマーチ」の歌詞の中にも、・・・にがつの にわには ふくじゅそう・・・と謡っているように、フクジュソウは春を告げる黄色い花、別名は元日草(がんじつそう)とも呼ばれます。1月~3月、特に自然界では3月に開花する可愛らしい花ですが、種子~開花までには何と5年もかかる耐寒性多年草で、キンポウゲ科のため特に根に多くの毒を持っています。
パッと花が勢いよく開いたところを撮りたかったのですが、どの花びらもほぼ半開きの開花なのは曇り空だからでした。大変光に敏感に左右される花なので、陽射しが当たるとすぐに大きく開花するようです。絶滅危惧種にも入っているため、大切にしたい花でもあります。
また、学名Adonisはギリシャ神話に由来し、猪に殺されたアドニスの死を悲しむ女神アフロディーテの涙と少年の血から生まれたのがフクジュソウと言われています。そう言えば、日本ではフクジュソウと言えば当然のように黄色ですが、ヨーロッパのフクジュソウは赤系(オレンジ系)があります。
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本日は、園内通信「お知らせ75」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 在園児の新年度保育用品代について
◇ クラスお別れ会でのお菓子について
◇ 3学期終了式
◇ 春休み
◇ 今月の絵本貸し出しについて
◇ 3学期活動写真について ほか

2009.03.02

3月2日(月) / 明日は桃の節句・園内通信

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   <お内裏さまとお雛さま>
 今年も3月3日雛祭りがやってきます。雛祭りは桃の節句とも呼ばれ、昔から桃の花や白酒などと共に雛飾りをする習慣があります。その昔、災いなどを人形(ひとがた)にして川へ流す風習があり、それが雛人形の起源となっているそうです。ですから、雛人形は、女の子の誕生を初節句でお祝いした後、その子の成長を見守りながら厄を受け取ってくださる有り難いお守りのような存在でもあるわけです。
 毎年、お雛さまを箱から出し入れするのはとても楽しみである一方、取り扱いやお天気に気を遣わねばならない作業でもあります。私の場合、小さな頃に母と一緒に一体ずつお飾りをしていくのは、とても特別な気持ちで嬉しかった思い出があります。そして、大勢のお雛さま方が、私を見守って下さっているという、漠然としたものですが何だかとても嬉しく有り難い気持ちを持っていたことも覚えているものです。
 お雛さまを出すのも片づけるのも、「手を洗ってから」とか「お顔は触らないで」など、お子さんとお約束を決めて、大きくなってからも嬉しい思い出が残る桃の節句の時季をどうぞお過ごし下さい。
 明日は、園より「雛菓子」をお土産にお持ち帰りいただきます。
~うれしいひなまつり~
あかりをつけましょ ぼんぼりに
おはなをあげましょ もものはな
5にんばやしの ふえだいこ
きょうは たのしいひなまつり
おだいりさまと おひなさま
ふたりならんで すましがお
およめにいらした ねえさまに
よくにたかんじょの しろいかお
きんのびょうぶに うつるひを
かしかにゆする はるのかぜ
すこし しろざけめされたか
あかいおかおの うだいじん
きものをきかえて おびしめて
きょうはわたしも はれすがた
はるのやよいの このよきひ
なによりうれしい ひなまつり
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本日は、園内通信「お知らせ74」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 退職の先生のお知らせ
◇ 努力賞お渡しについて
◇ つき組ビデオ撮影について
◇ つき組“卒園大文字登山”について補足
◇ 平成21年度プラン総合保障制度のご案内
◇ 3学期ビデオ申込について  ほか

2009.02.23

2月23日(月) /  lovely rose !! ・園内通信

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             <薔薇と緑のアレンジメント>
雪が雨に変わり、氷が融けて水になる頃~という意味で、ちょうど今の季節は「雨水」の中候。なるほど、昨夜は一晩中絶えず雨が降っていましたし、今朝の朝刊の週間天気予報は傘マークがずらり・・・。
お帰りの時、やっと雨が上がったので思わず空を仰いでいると、お天気に詳しい年長児の女の子Rちゃんがやってきて、『でも今週はまだずっと雨が降るらしいよ!』と教えてくれるのでした。まだまだ、ウールのセーターが手放せませんね。薄着でうっかり冷えてもいけませんから、今暫くは気が抜けません。
そんな時季、目にぱっと入る鮮やかな花の色と香りは、心を明るく励ましてくれるようです。これは頂戴したものですが、このフローリストショッププーゼさん(お花屋さん)は、いつか寺町を市役所近くまでぶらりと下がっているときに見つけたとても素敵なお店です。藤井大丸の中にも、小さなコーナーがあります。
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本日は、年中組さんのおうた,リズムバンドの舞台げいこでした。いよいよリハーサルを明日と明後日にひかえ、今日はどちらのクラスも力一杯演奏しました。
おうたは大きなお口を開けてしっかり歌えましたし、リズム演奏では、「タウタウ ストスト」(タはタンバリン、ウはウッドストック、スはスズ、トはトライアングル)や「ウチウチ ソトソト」等、楽器の演奏順の覚え方があるのですが、それを声に出してつぶやきながらの演奏も聞こえてきて、クラスみんなで一生懸命に練習を重ねてきた努力のあとがそのまま見えるような、大変微笑ましいリズムバンドの発表でした。
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本日は、園内通信「お知らせ72」「お知らせ73(年長児用)」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ72」
◇3学期生活発表会のご案内
◇住所変更のお友だち
「お知らせ73」 
◇年長児“卒園大文字登山”について

2009.02.09

2月9日(月) / センダンの実・園内通信

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    <栴檀(センダン)の果実>
       センダン科  学名 Melia azedarach L. var. subtripinnata Miq.
この実は何でしょう?
実は、お山の麓を見上げてみると、遥かに見上げる大木があります。春5~6月頃には、薄紫の花が咲きますが、先日、石段を上ろうとしていると、上から白っぽい実がポトリ、またポトリと、まるで拾ってほしいとばかりにたくさん落ちている最中でした。
これは、よく街路樹などに使われている「センダン」の木の果実です。軸がついたまま落ちてきたものもあります。
この実を天日で乾燥させたものは、苦楝子(くれんし)と言って、鎮痛剤などに用いられます。また、木は、建築材料やラケット,下駄などに使われるようです。
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本日は、園内通信「お知らせ70」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 卒園アルバムについて
◇ 実習生のご紹介
◇ 園児の健康について

2009.01.30

1月30日(金) / スイセンと甘夏みかんとネーブル・園内通信

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 <スイセン(ニホンスイセン)>  ヒガンバナ科  原産地 地中海沿岸地方
                     学名 Narcissus tazetta L. var. chinensis
宅配便で届いた箱を開けるなり、春を待つみかんの甘酸っぱい香りが広がりました。そしてその中央には、さり気なくスイセンの花が添えられているという農園の素敵な演出に感動してしまいました。
これから、伊予柑,ポンカン,セミノール,ハッサクなどが美味しい季節がやってきます。
スイセンは、この辺りでもちょうどよく見られる時季になりました。現在、このお山の途中にもたくさん咲いているところがあります。地中海から中国を経て随分古くに日本に渡来したようですが、何と言ってもスイセンは香りが魅力だと思います。
スイセンが一面に咲く名所として、福井県の越前海岸,淡路島の黒岩水仙郷などがあります。今が一面に咲き誇っている見頃でしょう。
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本日は、園内通信「お知らせ69」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 豆まきについて
◇ ミニミニ幼稚園のお知らせ
◇ 小学校入学説明会及び半日入学の日のお帰りについて
◇ 平成21年度プラン総合保障制度のご案内について

2009.01.23

1月23日(金) / パフィオ・リズムバンド・園内通信

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    <パフィオペディラム>  ラン科  東南アジア原産
                     学名 Paphiopedilum
学名のパフィオ(paphio)はビーナス(女神アフロディーテ)、ペディルム(pedilum)はギリシア語でサンダル
を意味し、別名“女神のスリッパ”とも呼ばれるように、大きな袋状の唇弁(ポケット)が独特の洋蘭です。
この大きなポケットは何のためにあるのでしょうか?上からのぞくと中に何かを入れられるくらいの袋になっています。はじめは、植物園の温室で見た食虫植物の類かなと思いましたが、実は、花の香につられてやってきた虫が袋の中に入り、出ていく時に雌しべに花粉をつけてくれるしくみになっているようです。
東南アジア一帯に分布し80種類もの原種があり、花も長い間咲いてくれます。何となく、顔みたいでイヤ・・という人もいますが、個人的には惹かれる花でもあります。
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<年中リズムバンド>
先日、年中組で、みんなの好きな楽器の一つタンバリンを使って「リズムチェック」を行いました。よく知っている曲だったので、事前の少しの練習で結構上手くリズム取りができました。このリズム取りを手がかりの一つとして、リズムバンドの受け持ち楽器を決定します。毎年、マーチ曲とおうたで始まる曲の二曲に取り組みますが、今年は人数の加減から一曲ごとに楽器を持ち変え、一人が二つの楽器を演奏することになります。いよいよ昨日からは、おうたの練習が始まりました。徐々に楽器練習も進んでいきます。
「年中リズムバンド」は、曲選びから各楽器の構成に至るまで、子どもたちの人数や園内の楽器の種類により、既成の楽譜を利用するのではなく、各クラス毎に一からオリジナルに組み立てた手作りのリズム演奏を行っています。指揮のもと、トライアングル,スズ,ウッドブロック,タンバリンなどが奏でる各音色をベースに、大太鼓,小太鼓,シンバルが曲を引き締め、ピアノ演奏とともにクラスが一体となって練習を重ねていきます。保護者の皆さまには、発表会までの約1ヶ月の子どもたちの取り組みを、温かくお見守りいただきますようお願いします。
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本日は、園内通信「お知らせ68」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 保護者会のまとめ ほか
◇ 退園のお友だちについて

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