2009.06.10
「三室戸寺にて」

<紅額紫陽花> ユキノシタ科 原産地 日本
学名 Hydrangea macrophylla var. acuminata
額紫陽花は、中心部分は咲かずに周辺の花びら(装飾花)だけがフレーム(額)のように開花します。咲いたばかりの真っ白の花びらがとても清楚で素敵ですが、このあと、徐々に花びらの先から赤味を帯びた淡紅色に変化していくのも楽しみです。
ヨーロッパに渡った日本古来の紫陽花は額紫陽花ですから、おそらくこのようなイメージだったのでしょうね。
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本日は、園内通信「お知らせ28」(送りグループ変更届,連絡カード)をお出ししました。
内容は、
◇ カプラ教室について
◇ 第2回ふれあいサタデーについて
◇ 「幼稚園児総合保障制度」について
2009.06.09
「三室戸寺にて」

<西洋紫陽花> ユキノシタ科 原産地 日本
学名 Hydrangea macrophylla (Thunb. ex Murray)
Ser. f. hortensia (Lam.) Rehd.
花菖蒲や紫陽花など、雨の似合う花が美しい頃になりました。
現在、私たちがよく目にしている西洋アジサイは、日本の神奈川県や伊豆半島の海岸に近い山地に自生していた額紫陽花(ガクアジサイ)を原種として、品種改良されたものです。19世紀後半にシーボルトによって日本からヨーロッパに渡り、その後、数多くの園芸品種が産出され、また日本に里帰りしていることになります。園芸店では、毎年多種多彩な紫陽花が目を楽しませてくれます。
今季、このお山の紫陽花も、青,ピンク,白など美しく色づいてきていますが、昨日代休日を利用して、あじさい寺としても有名な「宇治三室戸寺」を訪れてみました。小鳥が気持ちよさそうにさえずる境内をお散歩しながら、約1万株の紫陽花の色と種類を楽しみました。紫陽花は、午後の太陽の下ではしんなりとしていることが多いのですが、スギの木立に囲まれ環境もよいためか、予想を覆すほど見事な紫陽花でした。
三室戸寺の紫陽花は、7月半ば頃まで見られますが、今週末から6月一杯の土・日のみ、夜のライトアップも楽しめるようです。下記参照。
<あじさい園ライトアップ>
期間 平成21年6月13日~6月28日の間の土・日曜日のみ
時間 19時~ 21時 (20時30分受付終了)
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本日は、園内通信「お知らせ27」をお出ししました。
内容は、
◇ 第2回ふれあいサタデーのご案内
2009.05.28

<ヨメナ> キク科 原産地 日本 (本州~九州)
学名 Aster yomena (Kitam.) Honda

日陰にひっそりと咲いていた涼しげなヨメナ。近づくと、一つの花の花粉部分にちょうど一匹ずつのアリが何やらうごめいているのが見えました。柔らかそうな黄色い花粉のクッションの中を動き回り、中には頭から花粉につっこんで後ろ足をバタつかせているユニークなアリもいました。
この時季、お庭を動くアリを子どもたちと目で追っていると、自分よりもはるかに大きな荷物をせっせと運ぶ働きアリをよく目にするためか、こんなに柔らかくて気持ちよさそうな場所を見つけて蜜と戯れるアリは、もしや、お役目を忘れてしまっているのかも?とも思えてしまいます。
でも、私たち人間に当てはめてみても、真面目に頑張りすぎるとどこかに必ず歪みが出てくるものです。一休さんの、『一休み、一休み・・』のように、一息いれてゆったりと呼吸ができる時間を上手く取り入れることはとても大切です。なかなか難しいことですけれど。
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本日は、園内通信「お知らせ24」をお出ししました。
内容は、
◇ 父親参観のご案内
2009.05.22

<フレンチラベンダー> シソ科 原産地 地中海沿岸
学名 Lavandula stoechas L.
地中海沿岸地帯に自生するラベンダーは、ヨーロッパ古典語のラテン語ではlavare(洗う)を意味するように、古代ローマ人はお風呂にラベンダーで香りをつけて洗っていたと言われます。
以前、イタリアトスカーナ地方の丘陵地帯を訪れた時には、辺り一面にラベンダーが自生していて素晴らしい香りに包まれていました。日本に比べて空気が乾燥しているためか、それは日本でのラベンターの香りとは全く違った香しいものでした。その地方では、ラベンダーは小さな子どもを悪魔の目から守ってくれる~と言う言い伝えもあるハーブです。
ラベンダーの種類としては、イングリッシュラベンダーがより有名ですが、このフレンチラベンダーは別名をストエカスラベンダーとも呼び、花の上にあるウサギの耳のような形の苞が特徴的な半耐寒性常緑小低木で、毎年5月頃から咲いています。全草に香りがあり、暑さにも強く育てやすい種類です。
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【お庭あそび】
本日は、終日雨がしとしと降っていましたが、今週を振り返って、各学年とも外遊びでは園庭に子どもたちの花が咲いているようでした。昨日は、長い時間を子どもたちと園庭で過ごしました。
年少児は、ブランコ,すべり台は勿論のこと、黙々とお砂場で作業をしたり、竹ぽっくり,一本下駄にもトライする姿がありました。また、お庭図鑑と虫かごを持って、颯爽と虫さがしをする子、サナギからチョウになる様子を石段にすわって図鑑を見てうなずきながら葉の辺りを探しているチームなど、一生懸命の微笑ましい風景が至るところに見られます。
「見てみて!」と固定鉄棒まで引っ張られていった時、両手を広げてピョンと鉄棒に飛びつくなり軽くくるりと前まわりをしたSちゃん。見事に軽やかだったので、「どこで練習したの?」と尋ねると、『カラオケでー』と無邪気に応えます。
「えっ、カラオケはマイクで唄うところでしょう?そこで鉄棒も練習できるの?」と聞くと、『そうよ』とこっくりうなずいていたので、今はそんなカラオケがあるのでしょうか。
また、グローブジャングルでも年少数名が遊んでいましたが、「しっかりおててを持ってね~」と言うと、そんなこと当然・・というように、三人がスイスイと一番てっぺんまで登っていきました。てっぺんの縦棒を持って勇ましく立つ三人を見て思わず私も上まで登っていきましたが、降りる時にも足場を確かめながら決して無理をせずゆっくり急がずに上手く手足を使えるので大変感心しました。
年中児で、一番高い鉄棒も手を伸ばして飛びつけるようになったFちゃんと鉄棒が得意気なTちゃんたちとは、続いて数名でとても楽しい鬼ごっこをしました。お砂場近くでは、出来たてのランチセットが届けられたり、サクラの実が山盛りのケーキを一緒に作りました。普段は大人しげな女の子が裸足で元気に走りまわる姿も目にし嬉しかったし、お友だちと様々に関わりを広げながらどの子もが力いっぱい遊び込んでいる尊い姿がありました。
つい最近、年長児の男の子たちが園長室の外で仲間内で虫探しをしている気配があり、そこにふと聞こえてきたため息混じりのツブヤキの声がありました。今も思い出す度に太郎先生と笑ってしまうのです。
『あ~~あ、ぼくは、ミミズになりたいなぁ~~。だって、ミミズって、切られても切られても生きていられるにゃろー』 (真剣モード)
これには何とも可笑しくて思わず吹き出してしまいました。まだほんの5歳児なのに、十分人生の厳しさ辛さを芯から分かっているかのようです。潰れてしまっても健気に生きているミミズを見て、偉いなぁすごいなぁ・・と思ったことがあったのかも知れません。
昨年、年長児の男の子数名と虫探しをしていた時にも、何だか忘れられないセリフがありました。数名で虫かご片手に草間を探していたのですが、
「なあ、○○ちゃんは大きくなったら何するう?」
「う~ん、だいがくかなあ?おとうさんみたいに・・。じゃあ△△ちゃんは~?」
「ぼくはなぁ、おとうさんがなぁ、これからはやっぱり、のうぎょう(農業)や、っていうんや~」
と、少し真面目な面もちでうつむき加減に振り返っているようでした。
女の子は案外現実的に目の前の遊びに夢中になっていますが、男の子は遊びの傍ら、早くも将来の使命を意識しているようでもあります。
だからこそ、幼児期~児童期には思いっきり遊び込んでほしいという気持ちになります。でも、そんな話を交わしつつも、ふと目の前に現れた昆虫に思いっきり無邪気に熱中できる切り替えのよさも持ち合わせていて、みんな将来が頼もしい子どもたちです。
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本日は、園内通信「お知らせ21」「お知らせ22」「お知らせ23」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ21」
◇ 短冊を入れる箱について
◇ PHP推薦図書のご案内
◇ おやまのミニミニ幼稚園のお知らせ
「お知らせ22」
◇保育参観について
「お知らせ23」
◇新型インフルエンザの対応について(2)
2009.05.07

<クレマチス> キンポウゲ科 原産地 中国,日本,ヒマラヤ,北米
学名 Clematis hybrida 別名 テッセン,カザグルマ
今日は一日中雨模様。そんな中ふと見ると、雨粒を受けながら紫色のクレマチスが今年も咲いていました。蔓が鉄のように強いことから、日本では別名を鉄線(テッセン)とも呼びます。今では、花の色や型も増えてきて品種は約200種にもなるようです。園芸品種として中には驚くほど華麗なものもあります。
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<樹木>
連休の数日をかけて、片石造園さんがお山の中の大きくなりすぎたスギやモミに梯子をかけて刈り込みをしたり、サクラの枯れた太い枝などをカットして下さいました。子どもたちが遊んでいるときに落っこちてきたら大変ですからと・・。
ソメイヨシノは寿命約百年、このお山のソメイヨシノもそろそろよいお年になるようです。それでも、毎春たくさんの新芽を出して花を咲かせてくれる元気なお山の樹木たち。
早朝より、木々の緑が光合成を始め新鮮な酸素を空気中に放出するので、お山の小鳥たちも早朝4時45分になると一斉に鳴き始めます。それはそれは賑やかな声です。今日のような雨の日は比較的静かですが、それでもウグイスは雨の中をしっかりと鳴き始め、一日中元気な声を響かせてくれます。
そんな自然営みに子どもたちの声が加わって、お山の中はいつも元気いっぱいです。
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本日は、園内通信「お知らせ16」「お知らせ17」「お知らせ18」「お知らせ19」【送りグループ変更届】【連絡カード】をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ16」
◇ 京都三大祭り休園について
「お知らせ17」
◇ 家庭訪問日程のお知らせ
「お知らせ18」
◇ 送りグループ変更について
◇ 夏用スモックご用意について
「お知らせ19」
◇ 第1回ふれあいサタデーのご案内
2009.04.30

<ヤブヘビイチゴ> バラ科 原産地 日本・アジア南東部
学名 Duchesnea indica (Andr.) Focke
お散歩の途中にいろいろな野いちごを目にする時季です。ヘビイチゴもその一つですが、一口にヘビイチゴと言っても、多くの種類があります。オオヘビイチゴ,シロバナヘビイチゴ,ヒメヘビイチゴほかまだ数種類があり、花の色や食用になるならないはそれぞれ異なります。
これは五弁花のヤブヘビイチゴ。ヘビイチゴよりひとまわり大きめです。黄色で可愛らしい花をつけたあと実は赤く熟しますが(写真左/赤い果実)、食べても美味しくありません。数年前に勇気を出して試してみたら、やはり美味しくありませんでした。イチゴの種類では、白やピンク色の花をつけるものは果実も甘く食用になるものが多いです。ですからヘビイチゴの中でも、シロバナヘビイチゴやエゾヘビイチゴのように白花をつける種類は、実も甘く食用になります。これはなぜでしょうね?
では、なぜヘビイチゴという名がついたのでしょう?ヘビが出そうな草むらなどに生えているのでそんな名前がつけられたのでしょうか。まさかヘビはイチゴを食べないでしょうから・・・。
今、お山の中には、クサイチゴの白い花も、あちこちに咲いています。クサイチゴの実がたくさん採れたら、ジャムにすると美味しいです。
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お天気のよい日が続きます。今朝子どもたちの登園前に、お庭の空高くに鯉のぼりを上げました。縄を引くキュルキュル・・という音とともに空へ上ってゆく鯉のぼりを眺めていると、去年のことをついこの前のことのように思い出しました。
風を吸い込んで東へ西へ気持ちよさそうに泳いでいる鯉のぼりを眺めながら、今日も子どもたちは力いっぱいそれぞれの遊びに取り組んでいました。
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本日は、園内通信「お知らせ14」「お知らせ15」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ14」
◇ 出席カードお預かりについて
◇ 月末お持ち帰りの印刷物について
◇ 幼稚園児総合保障制度に関して
「お知らせ15」
◇ 家庭訪問について
2009.04.24

<モミ> マツ科 学名 Abies firma Abies <ヒマラヤスギ> マツ科 学名 Cedrus deodara
ヤマブキの花もほぼ咲き終わり、木々の新緑が目に飛び込んでくる季節に入りました。お山に数本あるクスノキが、毎日どっさりとオレンジ色や黄色の春落ち葉を落としていたのがようやく一段落した今、常緑針葉樹のモミやヒマラヤスギの葉先には、見るからに柔らかそうな新芽が芽吹いています。
ヒマラヤスギで思い出すのは、私の通っていた幼稚園にあったヒマラヤスギの大木。鬼ごっこでその周囲を走りまわったり、陣地の場所に決めたりしていましたが、傍らいつも私たちや幼稚園を見守ってくれているような、身近でありながらも大変威厳を持った存在だと感じていたことが思い出されます。
モミも、ドイツトウヒとともにクリスマスツリーの木として有名ですが、常緑樹でありながら春の新芽の柔らかさと黄緑色の鮮やかさは、またとても見事です。
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本日は、園内通信「お知らせ12」と**園児の健康について**をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 電話連絡テストを終えて
◇ 園児の健康管理に関して
2009.04.20

<セイヨウタンポポ> キク科 ヨーロッパ原産
学名 Taraxacum officinale Weber

タンポポと言えば、だいたい外国からやってきたこの「セイヨウタンポポ」を指しています。お山の中のあちこちに、また白川通り沿いにもこの黄色のタンポポをよく目にする時季です。
セイヨウタンポポの特徴は、花の下の総苞片が下向きに反り返っているところ。もともと日本に生えていた在来種のカンサイタンポポやカントウタンポポなどは、総苞片は開かずに上向きに花に沿うようについています。昔ながらの田畑や神社の境内などには、今も日本のタンポポが見られます。タンポポと言っても白花のシロバナタンポポなど他ざっと40種類ほどもありますが、お散歩をしながらタンポポを見つけたら、セイヨウタンポポかな?日本のタンポポかな?と、確かめてみるのも楽しいです。
ヨーロッパでは、食料として育てられたタンポポ。もしたくさん採れたら、葉をお浸しや胡麻和えなどにするとほろ苦く美味しい一品ができます。また、花や葉をよく洗ってグリーンサラダに混ぜてもよいし、根も火を通して食べられます。
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本日は、園内通信「お知らせ10」をお持ち帰りいただきます。
内容は、
◇ ミニミニ幼稚園ポスターお持ち帰りについて
◇ 写真袋お持ち帰りについて
◇ 雨の日の靴下ご持参のお願い
◇ 園オリジナルレインコートについて
◇ 課外教室入会お申込など