2007.10.16

10月16日(火) / カラスウリ・funeral・園内通信

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   <カラスウリ>  ウリ科  学名 Trichosanthes cucumeroides
              
毎年お山の中腹に成り、実が1つか2つほどぶら下がっているのにふと気づかされる「カラスウリ(烏瓜)」はツル性の多年草。花は見たことがないのです。夏の夜にだけ咲いて、白いレース飾りが華やかな幻想的な花だそうです。
多くの花は日中に花を咲かせますが、海辺でよく見られる“オオマツヨイグサ”や“カラスウリ”は夜に花を咲かせ、夜に活動する“スズメガ”などに花粉を運んでもらいます。そしてできた果実はもっと赤く熟します。
同じくウリ科に「キカラスウリ」があります。秋に黄色い果実が成りますが、地中の大きくふくらんだ根からはデンプンが採取されます。これを昔は、天花粉(てんかふん)と呼んで赤ちゃんのお風呂上がりやあせもの部位に使っていましたが、私の子育ての頃からは、体の毛穴をふさぐためあまり使わない方がよいとなった記憶があります。
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【出会えたことに感謝】
先日、娘の幼稚園時代のお母さん仲間のお一人が天に召され、昨日お別れをいたしました。暫くご無沙汰していた間に密かに闘病生活を送っておられ、別の友人より突然の連絡が入ったのが13日夜のことでした。
ご夫婦ともに、お父さまが大変著名人である境遇を共有されることもあってか大変仲むつまじく、ご家族皆さんが幸せに過ごしておられましたから、なぜそんなに早く逝かれたのか私の理解の及ぶところではありませんでした。
ただ、終始お参りの場をお供させていただきながら、最前列に座られた大学院生の長男さんをはじめ計三人のご子息が、当幼稚園~小学校の時を経て立派に凛々しく成長された姿は確かに間違いのない事実でした。
女性としてとても穏やかで優しいお人柄でしたが、三人のお子さんそれぞれの成長の節目節目では、母親として私が知る由もないほど身を捧げるような思いで見守られたことと察します。
『渇(かつ!)』と言う、禅宗の葬儀の中ほどに叫ばれる言葉に、彼女の魂があの世に送り出されたことを思い我にかえりました。同時に祭壇の上を眺めると、生前と変わらない彼女の遺影が微笑んでいました。私たちはなぜ生きているのか、どう生きればよいのかを思いました。
この世の試練の限りを全うし、三人の子どもたちに身を分けて逝かれた彼女のご冥福と、ご子息の今後の栄えある成長をお祈りしたいと思います。合掌。
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本日は、園内通信「お知らせ57」「お知らせ58(年長児用)」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ57」
◇ 第58回運動会についてのお礼
◇ 秋のおいも掘り遠足代金について
◇ クラス担任との個人面談について
◇ 時代祭について
◇ 10月ふれあいサタデーについて
「お知らせ58(年長児用)」
◇ 進学小学校について
◇ 月ぐみ卒園写真撮影について

2007.10.11

10月11日(木) / ポポーの実・おいも掘り遠足無事終了!

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   <ポポーの果実>  バンレイシ科  原産地アメリカ東部,南部
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                  <大きな葉っぱは、なんと25㎝もある!>
『う~ん!とてもいい香り!』。
ポポーの実ってご存じですか?私はつい最近まで知りませんでした。とても可愛い名前です。これは、幼稚園音楽教室の美都子先生のご自宅にできたポポーの木になる果実だそうで、顔を近づけなくても甘く、パイナップルにバニラの香りを混ぜたような何とも言えないよい香りが漂ってきます。
日本名はアケビガキ、英名はpawpaw(ポウポウ)と呼ばれ、日本には明治時代中期に入ってきました。春に紫色~チョコレート色がかった花をつけて、そのあと秋に黄緑色の果実が成ります。果実は勿論食べられて、中にたくさんの黒い種があります。
原産地アメリカでは栽培が盛んなようですが、日本市場で目にすることはほとんどないので(輸送中にとても痛みやすく長期貯蔵が難しいとのこと)、実を試したい方は、苗を仕入れて気長に育ててみられてはいかがでしょうか。花が咲くのが楽しみですよ。
樹高は3m~10m位になるようです。いただくのがもったいないくらい、可愛らしい実です。
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【おいも掘り遠足を終えて】
今朝目覚めるなり、ポトンポトンと雨の音。「え~?」予報は昨日からまん丸の晴れマークだったのに、どうして??急いで外に出てみると、西の空まで一面雲が広がり徐々に雨音が増してきます。それから、大慌てで電話連絡をお回しする算段となりました。各ご家庭のご協力を、有り難うございました。
早朝、静原「橋本農園」さんにお電話しますと、あちら方面は霧雨なので、水たまりができることもないだろうから大丈夫でしょうとのことでした。降水確率もわずか10%で晴れに向かう予報に願をかけ、無事、9時20分に配車をお願いしていた京都バス3台に学年毎に分乗し、9時30分過ぎには出発にこぎつくことが叶いました。
幸い、宝ケ池通り~北稜高校北の大きな道路~市原方面経由でスムーズに農園へ到着し、橋本農園さんからのご挨拶の後、ひなびた田園風景に包まれてのおいも掘りがスタートしました。畑はまったく濡れずによい土で、一人一つのスコップを手に、「ヨイショ、ヨイショ」と土と大奮闘。シャベルがほしいと思うくらい、大人でも結構の力が要りますが、どの子も忍耐強く頑張って掘り進めていきました。
今年のおいもは、長細い「べにあずま」と丸く大きな「なるときんとき」の種類が混ざっているとのこと。例年と比べてどの株もとてもジャンボなおいもだったように思います。ビニール袋が収穫したおいもでふくらむ度に、子どもたちの表情からは満足と達成感がうかがえました。
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     <大きな大きなおいも! 手前のは約35㎝もあるビッグサイズ>
その後は記念写真を撮影しました。掘った中で一番大きなおいもを選んで写りますが、一瞬“猫”を抱っこしているのかと思うくらいの大きなおいもを、頑張って抱えている子もいました。
力を出し切った後は、「お腹空いたよ~」の声が相次ぎ、田舎の風景と空気を吸いながらお弁当をいただきました。
1時前には、みんなの何より大事な収穫物のおいもを、ワゴン車に山積みにして出発。各公園に無事届けることができました。静原発の京都バスも予定通り、木ノ本町着。そして、各学年ともお母さんの待たれる公園まで元気に歩いて戻ることができました。
お昼には晴れ間も出てきて、幸運にも実施できた「おいもほり遠足」でしたが、来週は園庭での“焼きいも”などを予定しています。このまま週末予定している運動会が無事に行えて、たっぷりと実りの秋を楽しむ活動が来週からできますように祈りたいところです。
今晩は、おいもの天ぷらかな? おいもご飯かな? お母さんにお料理してもらっての楽しい夕飯のシーンが目に浮かぶようです。

2007.10.09

10月9日(火) / 金木犀・クロアゲハがうまれたよ!・園内通信

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 <キンモクセイ> モクセイ科 学名 Osmanthus fragrans var.aurantiacus
突然、よい香りを漂わせ開花したことを知らせてくれるのは、このオレンジ色の金木犀の花。今年は、先週半ばくらいに咲き始めたようでした。金木犀は、中国南部桂林地方の原産で、日本へは江戸時代に渡来しました。「桂=木犀」を意味しますが、中国の有名な桂林は、この金木犀の花がたくさん植わっていたことからついた地名とのこと。中国では、花で桂花陳酒をつくったり、お茶にまぜて花茶として使用されます。中華街では、確かにキンモクセイ茶などよく目にします。同じ種類に、白花をつける銀木犀がありますが、こちらは控え目でとても上品な香りがします。銀木犀は、金木犀の母種のようです。
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 【羽化したばかりのクロアゲハ】 チョウの好きなブッドレアの花を入れて
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今朝、次々に各クラスからお手紙などを届けてくれるお当番さんを迎えながら、子どもたちのお弁当用のお茶を沸かしていたときのこと、近くの出窓に置いていた透明のケースの中で、何やらフワフワと動いているのが目に入りました。ふと見ると、何と、大きなクロアゲハがケースの中を所狭しとはためいているではありませんか。一瞬、なぜ?と不思議に思いました。
理由は、以前、誰かが連れてきた幼虫は、てっきりアゲハの幼虫だと思い込んで子どもたちと2齢幼虫からの成長を見守ってきたものですから、近いうちにアゲハがサナギから羽化するところは見ることができるだろうと思っていたからでした。お陰で今回、アゲハより二周りほど大きなクロアゲハの羽化を初めて見ることができました。キアゲハの幼虫などは体にラインが多く他と区別がつき易いのですが、クロアゲハはアゲハの幼虫と大きさも柄もよく似ています。
さなぎから羽化後、縮んだハネを徐々に広げる様子は残念ながら見られませんでした。幼虫の頃からの経過を知る子どもたちは、小さなさなぎから大きなクロアゲハが出てきたことを思い、不思議そうに見たりハネや体に触れたりして観察していました。
図鑑で見比べながら、カラスアゲハではないし、オナガアゲハにも似ているけど、やっぱりクロアゲハに違いないとの結論に落ちつきました。
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本日は、園内通信「お知らせ56」・園長便り5をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 運動会(延期日)のご参加について
◇ 秋の遠足のお知らせ(お知らせ55追加事項)
◇ 年長児対象歯科検診について

2007.10.04

10月4日(木) / ノブドウの果実・足の先までメタリック!・園内通信

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   <ノブドウ>  ブドウ科 学名 Ampelopsis brevipedunculata
お山の中腹にあるノブドウの実。葉はブドウ科の葉の形そのものですが、どこかヤブガラシにも似ています。今春に出たこのノブドウの新芽は、ヒメコガネ(コガネムシの仲間)や何かの幼虫が食べ尽くしてしまい、見る見る枝だけの無惨な姿になっていました。しかし、夏にはまた青々とした葉や蔓が伸び花が咲いて、この秋にはところどころにブルー,紫系の綺麗な実が成りました。山ブドウとは違い、この実は食べられません。
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今日は爽やかな一日でした。年長,年少クラスは、昨日,今日と“おだんご作り”をして楽しみました。自分の手で丸めた白く可愛らしいおだんごを、みたらしあんやゴマ,きなこをまぶしてみんなペロリと食べてしまったようです。子どもたち,先生から園長室にも届けられ、特製のおだんごを美味しくお腹いっぱいいただきました。
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お外遊びでは、15㎝ほどはあるジャンボサイズの“ショウリョウバッタ”や“オオカマキリ”が、園舎の壁やサツキ畑などあちらこちらに出没したので、虫かごを持った子どもたちは懸命に追いかけていました。特に年少児に人気のダンゴムシ(冬が近づくとほとんど見られなくなる)は勿論のこと、みんな素手でいろんな虫を捕まえることができます。ビッグサイズのショウリョウバッタを見つけた子から順に、手の平にのせたりつかんでみたり、ケースに入れて前から横からのぞいてみたり、それぞれ納得がいくだけ観察をしたらみんなで草間へ放してあげました。今日のショウリョウバッタの大きさには、私も大変驚きました。
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    【触角や足の先までメタリックカラーのこれはなに?】           (こたえ↓)
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              獲物をつかまえるポーズ ↓
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きれいな砂地に住み、人間が歩く前を先に先にと進んでいく“ハンミョウ”はみんなよく知っている昆虫で、子ども図鑑にも必ず載っています。タマムシも夏場には時折お庭に出てくる美しい色をした昆虫ですが、このハンミョウもカラフルさでは負けていません。夏休み中も、たくさんのハンミョウが石段を飛び交っていましたが、動きがあまりに早く、とまってもすぐに飛んでしまうためにじっくり観察するのは殆ど無理かと思っていました。
昨日の午後、偶然目にしたハンミョウは、心持ちゆっくりと動いて何かを探しているような様子。また、こんな間近にハンミョウが見られたのも初めてでした。子どもの頃には赤山神社の境内でよく見かけ、カラフルで綺麗だけど、何だかせわしなく飛び回るムシだなあという印象がありました。
早速カメラを向けると、しばらくじっと静止してくれます。撮り終えると、また動き出します。こちらもまたそっと近づいてカメラを向けると、今度はキラキラした前足で頭や体をきれいにグルーミングして見せてくれます。ポーズをとっているようにも思えます。ネコの毛づくろいと同じように、カマキリやバッタの仲間もこの動きをよくするのでユニークです。最後は、立ち上がって獲物を探すポーズも見せてくれました。
ハンミョウは肉食性。大あごが発達しているので、獲物を捕まえて食べます。
一方これは、羽化したばかりの可愛い子どもハンミョウだったのかも知れません。 (こたえ→はんみょう)
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本日は、園内通信「お知らせ55」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 秋のおいもほり遠足のお知らせ
◇ 途中入園のお友だちのご紹介
◇ 左京地区家庭教育セミナーのご案内
◇ 年長児クラス踏水会参加費用について

2007.10.01

10月1日(月) / What a lovely rose !! ・ カマキリが卵を産んでたよ!・園内通信

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  <赤,ピンク,白,コーラル,淡ピンク,淡イエローなどなど、
                        色とりどりの美しいバラ> 感謝!
バラは、その美しさ,香り,バラ水や香油などの効用,トゲまでもが魅力となり、人々に愛され続けている麗しい花です。今も次々に新しい品種が生み出されていますが、原初のバラは今から約7000万年前、白亜紀末頃に、ヒマラヤ山系のどこかで最初のバラが咲き始めたのではないかと考えられています。そこから世界中に分布して広がり、それぞれの環境に適した性質に変化していきました。
実際の有史に登場するのは、紀元前2600年頃。メソポタミアに実在した最古の都市ウルクの王ギルガメシュの神話『ギルガメシュ叙事詩』の中に、バラの花の美しさ,トゲについて記されているそうです。
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    【ハラビロカマキリの産卵の様子】  一昨日9月29日夕方
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                <産卵はじめ>
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<産卵後、乾燥したら褐色に> <ずっと卵を見守るカマキリのお母さん>
一昨日の夕方、ドイツトウヒの中の落ち葉を拾っていたら何と!その横でカマキリのお母さんが卵を産んでいる最中に遭遇しました。実は先日も、目の前でふわふわと飛んでいたクロアゲハがカラタチの枝にとまり、ちょうど産卵するシーンを見せてもらったところでしたので、またこんな貴重な場面を見せてもらえるなんて!と、突然の出来事に思わず急ぎ足でカメラを取りに戻ったのでした。
前ばねの左右に白い点々が見えますから、これは「ハラビロカマキリ」。低木の上によくいて、体の幅が案外広く褐色をしたものもいます。
長い間かかって産卵を終えたら、すっかりお母さんカマキリのお腹はぺたんこになっていました。それから丸二日、今日の夕方まで卵を大事そうに見守るように周辺をゆっくりゆっくりと動いていました。しかも昨日は一日中雨でした。今日の日中は、そんな様子を外遊びの子どもたちも観察していましたが、先ほど、お母さんカマキリの姿はついに見えなくなりました。
お腹の中の大切な命をこの世に残し、安全を見届けてから姿を消したカマキリのお母さん。昆虫にも備わっている子を守る尊い姿を見たように思います。これから涼しくなります。卵で越冬し、来年の初夏にはきっとたくさんの子カマキリが羽化することでしょう。
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本日は、園内通信「お知らせ54」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 運動会の延期について
◇ 役員,誘導係のお申し込み・競技参加について

2007.09.27

9月27日(木) / ノイバラの実・遊びのあと・園内通信

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      <ノイバラの果実>  バラ科  学名 Rosa multiflora
今年の5月半ば、ここには白い可愛らしい日本原産のノイバラ“ロサ・ムルティフロラ”が甘くやさしい香りを漂わせ満開に咲いていました。最近ふと見ると、花のあとには、緑色の営実(ローズヒップ)がたくさんできていました。これもやがて、赤い実になります。
ノイバラは約10種類ほどありますが、ビタミンCが大変豊富で美容にもよいと言われ、ローズヒップティーに一番利用されるのはヨーロッパ原産の“ロサ・カニナ”という種類です。オレンジがかった赤い卵形をした果実です。
我が家では、チリ産のローズヒップ(チリは、ローズヒップ世界シェアのほとんどを占める)を果肉とパウダーをブレンドして大瓶で保存し、温かいハーブティーにしていただきます。カップに大さじ一杯強ほどを入れ、熱湯を注いで十分に色が出たら、ハチミツを加えます。少々酸味のあるローズヒップティーは、確かにビタミンがたっぷり摂れそうです。これから涼しくなる季節には、とてもおすすめです。カップに残った果実は、そのまま食べられます。
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   【お外遊びが終わり、子どもたちがお部屋に入ったあとには・・・!】
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今日は上終公園での総合練習のため、全園児が10時前に園を出発。この約1ケ月を振り返ると、厳しい残暑の中を子どもたちはそれぞれに力いっぱい各競技の練習に取り組んできました。いよいよあと2日で、お楽しみの運動会がやってきます。
9月の練習の合間の外遊びでは、夏を惜しむツクツクボウシの声を聞きながら、思い思いの遊びをエンジョイしていました。ある日ふと見ると、色とりどりの落ち葉が園内の溝に沿って点々と並べてあるのに気づきました。誰があそんでいたのでしょう?子どもたちは遊びを発見する天才ですが、こんなに素敵な飾りを見たのは初めて。年長児さんたちかな!30日の日曜日は、よいお天気に恵まれて、きっと楽しい運動会ができますように・・・。
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本日は、園内通信「お知らせ53」・運動会にあたってのお願い・園長だより4をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 運動会(9月30日 於/北白川小学校)のご案内
◇ 役員・誘導係のご協力,各種競技参加出場の確認について
◇ 絵本の貸し出しについて(今月末よりスタート)

2007.09.21

9月21日(金) / 紫式部・美しいお干菓子・園内通信

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  <ムラサキシキブ>  クマツヅラ科   原産 日本
                 学名 Callicarpa japonica
                    (Callicarpaは、ギリシャ語で「美しい実」の意)
夏の間、淡紫色のたくさんの花をつけていた「ムラサキシキブ」。これは、娘が幼稚園の頃に園芸店で見かけ、一株だけ購入して一緒に植えた木です。場所が場所だけにそう大きくはならず、しかし毎年必ず紫色の美しい実をつけてくれます。平安時代の紫式部を連想してつけられた名とのこと。よく似た種類に、山に自生する「ヤブムラサキ」、実がムラサキシキブよりもボール状につく「コムラサキ」、そして異変種の「シロシキブ(白式部)」などがあります。
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          【園の賑わい】 祇園 鍵善さんのお干菓子
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秋の気配を感じると、ほっと温かいお茶に甘いお菓子がいただきたくなります。昨日はお彼岸の入りでしたので“おはぎ”をいただきました。おはぎは、小豆の粒をこの季節に咲く萩の花に見立てたものだそうですが、確かに毎年この時季になると、園内のあちらこちらに萩の花が可愛らしく咲いています。
和菓子の世界はとても深く美しく、ひとつ一つのお菓子の奥にある京都の歴史,文化,知恵に触れられるその芸術品としての素晴らしさに感動します。
お干菓子と言えば、個人的には来客時などに銘々皿の和菓子の横に飾ったり、昔、茶道のおけいこの時によくお茶請けに使われていました。お干菓子には幾つもの種類があり、四季折々の植物がかたどられた一つずつを手の平にのせて、愛でながら楽しめるお菓子だと思います。
桜,青楓,流水,桔梗,菊,どんぐり,すすきなど・・・。箱の中に賑々しく描かれた自然植物の絵の詰め合わせのようにも見えます。落雁(←らくがん。餅米が原料の極みじん粉に、砂糖,蜜を入れ木型で抜いてつくる)・和三盆(←わさんぼん。香川県,徳島県で伝統的に生産とれている砂糖の一種。製造工程が複雑で製造時期も限られる為、最も高価な砂糖)・干錦玉(←ほしきんぎょく。寒天を使った外はカリッと中身はゼリー状のみずみずしいお菓子)・生砂糖(←きざと。寒梅粉という細かな粉に砂糖と蜜を合わせて練り型抜きをする。薄いため、イチョウや松葉などの葉ものがよくつくられる)などなど、それぞれに違ったお味と食感があります。いつまでも眺めていたい美しさです。
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本日は、園内通信「お知らせ52」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 運動会母子競技について
◇ 役員・誘導係の再募集のお願い
◇ 総合練習について
◇ 今月末のお帳面のお預かりについて

2007.09.19

9月19日(水) / 栗の実が落ちてたよ・園内通信

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     <栗> ブナ科  原産地 日本  開花期 6月 
           学名 Castanea crenata
               (Castanea=クリ属 ギリシャ語の栗castanaが語源, crenata=円鋸歯状の)
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            <幼稚園の下 山の学校にある大きな栗の木>
実りの秋。見渡せばいろいろな果実がなる季節です。子どもたちは、帽子をかぶった黄緑色のドングリやクスノキの実を片手にお山を登ってきます。季節が移り、いつもにない珍しいものが木々の上から落ちていたら、一番最初に発見して教えてくれるのが子どもたちです。そうして辺りを見渡すと、自然の中に秋の表情をたくさん見つけることができます。
これは、幼稚園の下方にある小学生以上の学びの場「山の学校」に成っている栗の実。この夏は、猛暑の中、たくさんの小さな実をつけていました。昨日、山の学校の縁側廊下からふと外を見たら大きな実が落っこちているのが見えたので、早速、玄関入口のつくばいの上に飾っておきました。とげとげの殻斗(いが)の中には実がしっかとり詰まっています。
日本産の栗は和菓子・洋菓子によく利用されるほか、茹で栗,甘露煮,渋皮煮,栗ご飯などにしていただきます。あと、中国栗(天津甘栗などで有名な焼き栗,中華料理),西洋栗(マロングラッセなど),アメリカ栗の4種類がありますが、やはり日本原産の日本栗は実が一番大きく、ほどよい水分,粘りと上品な甘味があります。我が国では縄文時代から身近に栗を食べてきた歴史があり、今でも私たちの大切な秋の味覚となっています。栗のジャムやペースト状にしたものも売られていますし、お肉料理の付け合わせなどにしても楽しみたいですね。
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本日は、園内通信「お知らせ50」「お知らせ51」<ママさんバレーボールチームからのお知らせ>を、お持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ50」
◇ お父さま方による運動会役員のご協力のお願い
◇ お母さま方による誘導係のご協力のお願い
   (以上、申込書つき) 
「お知らせ51」
◇ 各種競技のご案内とお申込のお知らせ
   ・お父さま単独競技
   ・お祖父さまお祖母さまと園児の競技
   ・お父さまお母さまと先生の混合競技
<ママさんバレーボールチームからのお知らせ>
 新入部員募集 “ご見学など奮ってご参加下さい!”

2007.09.13

9月14日(金) / “マントカラカサタケ”が出現・絵が好き!・突然の雨・園内通信

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  <マントカラカサタケ> ハラタケ科      ~大きなキノコが見られてよかったね~
                 学名 Macrolepiota sp.
一昨日水曜日のお昼頃、ふと見えたのは巨大キノコ。高さは30㎝はあり、傘の直径は15㎝以上はあります。今まで何もなかったところに突然出現したキノコにはみんな驚きました。先生たちも、思わず驚きの声をあげました。やっぱり秋、キノコの季節です。昨日から、草間にツチグリ(これも面白いキノコです)を食べるダンゴムシを追いかけていた子どもたちも、目線の先にある大きな白いきのこを思わず目にして、キョトンと眺めています。
昨日のお帰りの時には、年少クラスちゅーりっぷ組さんたちが全員出てきて、大きなキノコを先生と一緒に観察していました。早速名前が知りたくて、三冊のキノコ図鑑を調べましたがすぐには見つかりませんでした。食用キノコの「カラカサタケ」と酷似していますが、微妙に違います。やっと調べ当てたら「マントカラカサタケ」でした。食べられるきのことのこと(食べませんが)。傘の部分は、フライにしたり、オリーヴオイルとガーリック,塩こしょうで調理すると美味しいそうです。柄(茎)は案外固くしっかりしています。
このお山には、春から秋にかけていろんなキノコが出てきます。変わった形をした珍しいキノコとしては、春のアミガサタケ(いつかフレンチに出てきました),初夏に竹やぶに生え優雅に白いスカートを広げたようなキヌガサタケ(北京料理のスープに使われていました),夏~秋のツチグリ(海のヒトデの上に丸いお団子を乗せたような面白い形で、子どもたちは上に小さく開いた穴の部分からシュッシュッと胞子を煙のように出して遊びます)などがあります。
秋は森を歩くといろんなキノコに出会えます。ポケット図鑑を片手に、おにぎりをもってハイキングなどはいかがでしょうか。
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【描くのが好き】
お外遊びに行く前に、園長室の入口で鉛筆と紙を借りてさらさらと昆虫の絵を描いていく年長クラスのYくん。昨日はタマムシ、今日はクワガタを描き、最後に色鉛筆でさっと色をつけて仕上げます。描く場所や描くフォームにこだわりがあるようで、自分流に仕上がったらお外に走っていきました。
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カマキリやバッタを見つける子,コガネムシやカナブンやダンゴムシを見つける子,お気に入りの昆虫図鑑を石段に座って真剣に見入っている子、みんなそれぞれに秋の虫と夏を惜しむツクツクボウシの声を聞きながら楽しく過ごしています。
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【突然の雨】
本日午後2時、降園間際から何やら怪しげな黒雲が広がり始め、急ぎ足で下りるお山の道中で大粒の雨が降り始めたかと思うと、雨が川のようになって道を流れていく久しぶりの大降りに見舞われました。これほどの雨は珍しく、お馴染みの送り迎えグループの先生やお友だちと一緒とは言え、突然の天候の変化に子どもたちは心細い思いだったことでしょう。しかし、大人の誘導にしたがって思いの外泣く子もほとんどなく、落ち着いて安全第一で待機しつつお山を下りることができました。レインコートも雨を通してしまうほどでしたが、そんな中、多くのお母さま方のお迎えのご協力をいただきまして有り難うこざいました。お風邪などひかれませんように、お家でごゆっくり大事をとって下さいますようお願いします。
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本日は、園内通信「お知らせ49」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 入園説明会に向けてのお声かけ・ポスター掲示などご協力のお礼
◇ 園児募集ポスターについて
◇ 原稿ご協力のお願い
◇ 写真代について
◇ 住所変更のお知らせ

2007.09.06

9月6日(木) / クロアゲハがおちてたよ・セミの抜け殻・コジャノメ・おそうじじょうず・園内通信

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        <クロアゲハ>  アゲハチョウの仲間
                    学名 Papilio protenor
今朝、外に落ちていた「クロアゲハ」。細長い体部分はすでにアリが食べてしまったらしく、綺麗なハネがそのまま残っていました。このお山にはクロアゲハが多いのですが、幼虫はあまり目にしません。きっと、高いミカンの木などに卵を産みつけるのでしょう。竹やぶを気持ちよさそうに飛んでいるのを見かけますが、クロアゲハの雄は明るさや季節によって飛ぶコースを決める習性があり、その道を「チョウ道(ちょうどう)」と呼びます。道案内をしてくれるように、前を飛ぶこともあります。チョウには不思議がたくさんあるように思っています。
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今日のお帰りの時、すれ違いざまに『せんせい、セミの抜け殻おいといたしな!』と、おかばんを揺らして走っていったのは、MくんとSくん。戻ってみたら嬉しい置きみやげが3つ(^-^)。並べてみると、
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    <左から、アブラゼミ → ニイニイゼミ → ツクツクボウシ>
ニイニイゼミは殻にどろがついていて判りやすい ツクツクボウシはアブラゼミより細長く小さめで繊細な抜け殻。
その辺子どもたちはよく知っている。勿論オスかメスかも。
**セミと言えば***
今朝早朝5時半のこと、頭上から鳴り響くセミの大きな声で目が覚めました。夏の終わりを告げる「ツクツクボウシ」は、これでもかこれでもかと夏を惜しむように鳴きつづけています。「朝の自然のヒーリングミュージックだわ」と思ってもう一度目をつむっても、どうも賑やかすぎます。仕方なく横のドアから外に出て見ると、真上の木からさらに大きな声を鳴り響かせていました。耳を澄ますとお向かいの山やもっと遠くの方からも、ツクツクボウシの大合唱が聞こえてきました。そろそろ秋が近づいているのかなあ。
早朝に小鳥たちが一斉に鳴き出すのも、日の出とともに木々の緑が光合成を開始し、新鮮な酸素を空気中に大放出するから・・・とのこと。私も、すがすがしい朝の香りを胸一杯に吸い込み、すっかり目が覚めたところで今日の一日がスタートしました。
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  【コジャノメ】 タテハチョウ科
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「あっ、せんせいのおへやにチョウチョが入っていったよ!」と数人が指さして教えてくれました。後になって室内をチョウがヒラヒラ飛んでいるのに気がついて見たら、タテハチョウの仲間「コジャノメ」でした。デジカメを向けるとそっとハネを広げて静止してくれます。カシャッと撮り終えたら、またハネを閉じます。以前お庭でタテハチョウを撮ろうとしたら、あちらに飛んでいったチョウが戻ってきて目の真ん前にとまってくれたこともありました。チョウはやっぱり不思議です。
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 『ぼくもおそうじするよ!』
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お山の桜の葉は、夏休み中からハラハラと黄色い落ち葉を落とします。履いても履いても・・の季節がまたやってきました。年中児Sくんは、朝私が落ち葉掃きをしていたら何処からかほうきを持ってきて手伝ってくれます。今日のお昼前ふと見ると、今度はRくんもりょうま先生のお手伝いをしていました。郵便屋さんもチラリと偉いなあってお顔で下りて行かれました。おそうじは大変だけど楽しいね!またお願いします。
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本日は、園内通信「お知らせ47」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 昨日の保護者会でお話した内容と補足
 ①平成20年度園児募集について
 ②来年度の諸費用について
 ③秋の行事(第58回運動会,静原おいも掘り遠足)について
 ④京都府の保育料軽減補助制度について
 ⑤その他 カプラ教室開催についてなど

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