2007.05.14

<ノイバラ> 学名 R.multiflora
今年もまた、ほしぐみ下の石段横に先日から咲き始めたバラは、日本原産のノイバラ。日本の野山で5月に咲き、小さく純白で甘くやさしい香りの花をつける。日本の古典や俳句(一茶など)にも登場するが、1810年頃にヨーロッパに渡って紹介されてから、この日本産ノイバラを元にフロリバンダ種ローズが作られたのです。秋には赤い実がなり、果実は「営実」と呼ばれる漢方薬としても使用されます。
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今朝は早く目が覚めました。山の小鳥たちが競い合うようにさえずる、あまりの賑やかさに「きっと5時頃かな?」と思って手元の時計を見ると、やはり5時10分前。--「そう、夏には、クマゼミが4時に鳴き始めて、続いて5時は小鳥たちがさえずって・・・」などと考えていたら、もうすっかり目が覚めてしまいました。そして6時頃、再び辺りはピタリと静かになりました。着替えをすませて手にカゴを持ち、お山の中を散歩して「ドクダミ」「スギナ」「ミント」を摘んでまわりました。早速日陰干しにしました。あと、天日干しの無農薬ミカンの皮を調達したら、ミックスしてハーブティーを作ります。自然植物は生命力に富むんでいるため、多くの効能があります。ドクダミも、花が咲くまでに摘むとよいようです。昨日、いただいたハーブティーを真似て、早速作ってみようという訳です。
午前中の子どもたちの外遊びの時間に、石段を駆け上がっていたら、何と、目の前にお山の“夏ミカン”が上から“ボトン!”と落ちてきたのです。タイミングが良すぎてびっくりしました。上にはミカンの木があります。あー何てラッキー!これで、無農薬ミカンの皮もすんなり調達できました。美味しい和製ハーブティーの出来上がりが楽しみです。
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本日から、家庭訪問週間がスタートしました。よいお天気に恵まれ、先生たちは午後から元気な笑顔でそれぞれのご家庭へ向け出発しました。また、明日は、葵祭りも無事実施されることでしょう。稚児の衣装もこの度新調されたようですね。皆さま是非、思い思いの場所でお子さんとご覧になってはいかがでしょうか。
2007.05.10

<母子草> キク科 ハハコグサ属
学名 Gnaphalium affine
春4月から5月に、園内のところどころに見られるハハコグサ。葉や茎全体が白い綿毛でおおわれ、黄色の丸い花をたくさんつけます。全体に淡いやわらかなイメージの花で、春の七草(セリ,ナズナ,ゴギョウ,ハコベ,ホトケノザ,スズナ,スズシロ)のゴギョウ(御形)でもある。昔、草餅と言えばこのハハコグサが刻んで用いられたが、平安時代からヨモギに代わっていったそうです。この花の名を知ったのは、小学生の頃。散歩をしている時に母が教えてくれました。同じくキク科で「チチコグサ」もあります。
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本日は、あいにく雨風の天候となりました。残念ながら、明日予定しておりました「植物園親子遠足」は現地にて中央園児大会が延期開催されるために、暫く先の24日(木)に延期となります。願わくば、その日が改めてよいお天気になりますよう願っています。
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本日は、園内通信「お知らせ20」「お知らせ21」をお持ち帰りいただきました。
「お知らせ20」
◇ 家庭訪問の実施について(5月14日~21日まで<15日葵祭りの日は除く>)
各ご家庭に、訪問日時をお持ち帰りいただきました。
「お知らせ21」
◇ 遠足の日程について
◇ 母の日プレゼントお持ち帰りについて
2007.05.07

「こげ茶色に赤茶色のふちどりの羽根、
誰の落とし物でしょう?」

<キジバト> ハト科 全国に広く分布し、市街地では街路樹に巣をつくる
今朝は早く目が覚めました。早朝午前4時のこと、竹やぶから物音がするので外へ出てみると、大きなイノシシが雨を含んでグンと芽を出したタケノコを、美味しそうにパクリパクリと食べている音でした。見事に4,5ケ所を全部食べていました。暗がりなので灯りをつけると、Uターンして山奥に帰っていきました。それから5時、静かだった山の中が、一斉に何種類もの鳥のさえずりに包まれ、それは賑やかな小鳥たちのオーケストラが暫くの間続きました。夏の早朝は、クマゼミの声から始まるのですが、春は春で結構にぎやかな朝でした。
先日のある朝、第5グループさんをお迎えにお山を下りて行ったら、きれいな茶色い縁取りの羽根が落ちていました。ちょうどそこへ到着した列の先頭のGちゃんも、もう一枚同じ羽根を見つけ拾いました。「誰の羽根だろうねー?」と話しながらお山の道を登りました。
年長児Sくんは、昆虫などの生き物に大変興味があり鋭い観察力を持っています。お昼頃、ちょうど虫かごを借りにやってきたSくんは、「図鑑をちょっと貸してみて」と、200ページはある中から、あっという間にその羽根の持ち主を見つけてしまったのでした。一枚の鳥の羽根から、どの鳥のものかを探し当てるのはそう簡単ではありません。彼の根気と目の鋭さには再び驚くものがありました。ハトと言えば灰色のイメージですが、体羽はきれいなオレンジ系の茶色をしているのです。
今現在、明るい夕陽が照っています。窓の外からは『デーデポポポッ デーデポポポッ』と、キジバトの声が聞こえてきました。
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本日は、園内通信「お知らせ16」「お知らせ17」「お知らせ18」の3号をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ16」
・第2回ふれあいサタデーのご案内 5月19日(土) 午前9時30分~
「お知らせ17」
・春の親子遠足について
「お知らせ18」
・家庭訪問について
・京都三大祭り休園について
・園児電話番号について
2007.05.02

<風を待つ種子> タンポポ(蒲公英) キク科 タンポポ属
学名 Taraxacum platycarpum
春になって、子どもたちが一番に見つける明るい黄色のタンポポは、もともと日本に生えていた日本タンポポと外国からきたセイヨウタンポポがあります。道ばたや空き地でよく見かけるのは、人によって持ち込まれたと考えられるセイヨウタンポポがほとんどです。日本タンポポ(カンサイタンポポ,カントウタンポポ,トウカイタンポポ,エゾタンポポ,シロバナタンポポなど)は、昔からあまり変わらない環境下に咲いています。
タンポポは、実は花を形成している細長い花びらひとつ一つが花(舌状花)なので、それぞれに種子がなり、綿毛(冠毛)が放射線状につき愛らしい形になります。種子は、できるだけ遠くへ、風に乗って旅立ちます。何キロメートルも移動することもあります。小さい頃に、綿毛を吹いたのが耳に入ると耳が聞こえなくなるよ・・と言いながら、いっぱい飛ばして遊んだのも遠く楽しかった記憶です。本当はそんなことはありません。
また、タンポポの葉は、ゴマ和えや天ぷらにするとなかなか美味しいです。根を干してつくったタンポポコーヒーは、子どもたちも飲めるし案外美味しいお味です。
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今日は、園より「ちまき」をお持ち帰りいただきました。「今日は幼稚園から帰ったら、動物園にいくのよ!行く前に“ちまき”をひとつ食べて、帰ってきたら残りのひとつを食べるの!」と、今朝の登園後、嬉しそうにお話してくれた子がいました。各クラスでつくった手作りの鯉のぼりも今日はお持ち帰りの日でした。明日から連休に入りますが、みなさまどうぞお元気でお過ごし下さい。また7日にお会いできるのを楽しみにしています。
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本日は、園内通信「お知らせ15」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 夏用スモックについて(再掲)
◇ PHP推薦図書のご案内