2016.06.15

6月15日(水) / 紫陽花の季節 ・ひみつの庭の”ママの日”だより(6/14(火)記録)

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<八重柏葉紫陽花“スノーフレーク”> ユキノシタ科 原産地 北アメリカ  学名 Hydrangea quereifolia ‘Snow Flake’
<西洋紫陽花“パリジェンヌ”> ユキノシタ科 2007年ドイツ作出  学名 Hydrangea macrophylla “パリジェンヌ”

梅雨の最中。ひみつの庭のビオトープ背景に満開に咲いている紫陽花は、柏葉紫陽花と中央がパリジェンヌ、そして写真には写っていませんが左端にブルーの西洋紫陽花。柏葉紫陽花は白い花びらに雨粒をのせて爽やかにたわわに咲いています。中央はパリジェンヌという名前らしく植栽一年目はとても鮮やかな赤花でしたが、土壌が酸性に傾いているためか紫色でシックな装いです。来年こそは元の赤色パリジェンヌらしくなるように有機石灰を施し土がアルカリ性を保てるようにしようと思います。
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ひみつの庭の”ママの日”だより(5/14(火)記録)
昨日は、ひみつの庭の北側クローバーのエリアにシロバナクローバーと野芝の種を蒔きました。
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芝生築山のエアレーション作業後約二週間。皆さんの作業が功を奏し芝生が青々と育ってきているところです。一方、クローバーエリアは現在は地肌がむき出しで、所々に白い花を咲かせ点在している状態です。本日はFママの提案により、野芝とクローバーの種をミックスして植えてみることになりました。
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調達した二種の種を見てFママと播種量などについて確認中。 いつものように庭まわりの手入れをして下さるママの姿もあります。
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まずクローバーの中に生えるオオバコなどを草取りヅメやご持参の道具で取り去り、その後整地します。 後方には子ども達が植えた野菜がすくすく育ち実がなっています。それらも芝生地の方へ移動し、芝生地との境界まで新たな種を蒔きます。
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ツゲのトピアリーも若葉がすくすく成長していますが、その上にも中にもクスノキの葉や枝がたくさん落ち込んでいます。そこをコツコツと手入れをして下さるママ。有難うございます。 野菜プランター間の落ち葉も熊手で取ります。熊手というものがなければ落ち葉集めはどうすればよいのでしょう、と思うくらい便利な道具だといつも感心します。子ども達もダントーイ社のレーキ(熊手)を持っていますが、砂場のそれと変わらないくらいお山の幼稚園では大事な道具の一つです。
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年中児が植えた朝顔が随分ツルを伸ばしています。支柱を立てて園庭お砂場の横に早く置かなければいけません。(→この日の夕方にプランターを移動。持ち合わせの支柱を立て、短い支柱はレンガにテープ止めをして完了!) ママを見つけた年少児Kちゃん。さすが、ママを見つけるのが早い😊
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「これはね、こうして草を抜くのよ。」とママ。抜く草と抜かない草があるから難しいね。自由あそびの時間、ママの姿を見て嬉しくて涙が出る子もありますが気持ちはよくわかります。やがて涙も出なくなり笑顔に変わる瞬、お母さまも私達園としても子の成長を嬉しく思うものです。
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大変です!またまた北側に広がる竹藪から竹の地下茎がこんなお庭の中まで侵入しているのを発見したママ。スコップで、シャベルですさまじい竹の根を掘り上げようと必死です。
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生やしたまま放っておくとここも竹林になりそうです。まるで固い骨でも埋まっているような状況です。シャベル二本で頑張った末、のこぎりでカットするためにりょうま先生に出動していただきました。
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なかなか手ごわい竹の地下茎。北側の竹藪は最近勢いがあり、春からすでに何本も竹の地下茎と戦っております。生活発表会の日にお持ち帰りいただく笹も、未就園児ミニミニ幼稚園(7/2)で使うミニ笹もこちらの竹藪から朝採りで調達しています。
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「よーーいしょっ」ママの手助けとともにりょうま先生のお陰で三本の竹の地下茎が掘り上げられました。でも少し横を見ると庭の中に地下茎がチラッと見えます。春には竹藪からの地下茎の根切りもお願いしましたが手に負えない竹の力。やむを得ない場合は掘り上げますがあまり対抗してもキリがないでしょう。植物の力はスゴイですね。「タケノコがニョキッと生えたら子ども達は嬉しいでしょうけれどね」とママ。
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さて、いよいよ種を蒔きましょう。[アップ写真]左が白クローバーの種。粟より小さ目です。右が野芝の種。稗より細めです。同時に蒔くとどうなるかな?
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ザザーっと二種類の種を容器へ。面白い~、とこちらが思うと同時にそんなところを見つけるのがとても素早い子ども達。こうして手でよく混ぜましょう。
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気持ちいいね~。年中児Kくん、グルグルグル~と混ぜましょう。実は手触りが楽しい作業です!
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紙コップですくって蒔いてみましょう。年長児Kくんも試してみる? こうしてコップから手に取ってパラパラッと。
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どちらもとても小さな種です。種を蒔く前にはシャベルなどで耕すことはせず、草取りツメなどを使い、地面を搔いてほぐしていく作業を行いました。
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すでにお野菜プランターは芝生側へ移動済み。みんなで種蒔きの作業が始まりました。
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あちらのテーブルセットまでのエリアはこうしてみると結構広さがあります。年長の子ども達もやってきて種蒔き体験です。
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みんなでパラパラ~と地面をよく見ながら蒔いていきます。年中児もやってきました。
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大勢での種蒔きタイム。
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プランターや畑に種を蒔くことはあっても、そのまま地面に種を蒔くことはなかなかない体験かも知れません。
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年中児、年長児さん、お母さん達のところへやってきました。
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まだまだ種がありますよ。Cちゃん、はいどうぞ。 てみにたっぷりの種をもらってみんなで丁寧に蒔きましょう。
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コップからパラパラパラ~。      コップにしっかり種を詰めて、もう一回。
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だいぶ蒔けてきたようですね。     僅かに残っているまばらなクローバーの中にもパラパラ~。 
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手の平の指の間からサラサラ・・・。   みんなで種を蒔きましょう。
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一粒一粒の種がやがて芽を出し、クローバーと芝生で一面のグリーンになりますように。種蒔き後は、その上から芝生用の目土をみんなでかけて終了となりました。約8日〜10日ほどで発芽が見られる予想です。
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自宅庭でできたバジル、ペパーミント、ひみつの庭のローズマリー、レモングラス(Fママのお庭から株分けでいただき収穫)、無農薬レモンピールの自家製ハーブティー。 暑い中皆さまお疲れ様でした。冷たいうちにどうぞ。プチクッキーとともに。差し入れも頂戴し有難うございます。お話にまぎれ封を開け忘れてしまいました。次回頂戴いたします。
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種蒔きをしたエリアの後方にて記念写真をパチリ。
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移動前のお野菜プランター。小さ目の甘い子どもピーマン、枝豆、いちごコーナー。
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さて、ここからはこの日の朝に取り組んでいた年長児の鉄棒→ケンパ→走る→鉄棒のシーンです。逆上がり、頑張っています。私も昔あたり前にしたケンパ、みていると結構簡単にいくとは限りません。最後まで頑張って、と応援しながら。
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今年の一番花のブッドレア、チョウの好きな花。          昨年度の年長児が植えた宿根草エキナセア。
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ビオトープ東端オオシマザクラの根元のバーベナ”ボナリエンシス”が満開。
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擬宝珠(ぎぼし)の上にやってくるシオカラトンボ。何周もまわってやはりここがお気に入りの様子。 ビオトープ奥には水生植物コウホネ、アサザが満開に。
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夕刻、tomomi先生、yoko先生と子ども達が植えた朝顔プランターをお砂場横に移動。支柱を設置し上へと伸びていくのを楽しみに。朝顔のツルは左巻きでしたね。斑入り、矮性種などさまざま混植となってしまったため(矮性種は大きくならない種類なので一緒に植えていないのになぜ混ざったのか不思議?)、どう成長するのかはお楽しみにしましょう。お野菜、朝顔いずれも土が乾いている時は子ども達がいつも水やりのお世話中です。
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現在のビオトープの紫陽花全景。飛び回るギンヤンマ、シオカラテンボにイトトンボ。オタマジャクシもいよいよ見られます。

2016.06.07

6月7日(火) / フェイジョア ・こどもの表現(絵)・園内通信

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  <フェイジョア(Feijoa)>  フトモモ科   原産地 南米  学名 Feijoa sellowiana(フェイジョア・セロウィアナ)
                    別名 パイナップルグアバ   原産地 南米

週明けの雨の中、いま鮮やかに咲いているこちらは”フェイジョア”の花。別名パイナップルグァバと言い、花も実も食べられる果樹です。花は肉厚で反り返り、中心に真っ赤なおしべが見られる個性的な形をしています。
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花は何十個とたくさん咲いていますがまだつぼみもあります。 ひみつの庭を入ってウッドデッキの方向へ、左手の木がフェイジョア。右側はダイオウグミ。
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この木は2013年春に植栽しました。花のあと秋になると楕円形のパイナップルに似た香りの果実ができますが、なぜか未だお目にかかったことがありません^^。株がだいぶ大きくなったので今年は実が見られるか楽しみです。
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6月。紫陽花が美しい季節に入りました。本日は雨天のため”ママの日”ははじめてお休みとなりました。ひみつの庭では子ども達が育てているイチゴ、ピーマン、枝豆、朝顔がぐんぐん育っています。また、たんほぽぐみ前の花壇に年少クラスが植えたヒマワリも葉を広げ、細かった茎も随分太くなりただ今生長中です。

外は梅雨空ですが各クラス内は何種類もの絵を掲示し、鮮やかな色で描いた自分達の作品に包まれ元気に過ごしています。日頃の活動の表現としてクレパス、絵の具などで最近描いた作品です。年長→年中→年少の順にほんの一部ですがご紹介します。

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[年長児] 色あそび(下絵)+スパッタリング
自分の好きな絵の具をつかって自由画を描いたのが5月。その後5月末に網をつかって色を飛ばしスパッタリング。下絵の上に広がっていく楽しい世界を体験しました。
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子ども達は芸術家さながら、色の世界を積極的に楽しみました。下絵の上では、スパッタリングでブラシ圧を加減して使うことを見出し(色を弾くのが大人でも難しい)、自分なりの感性で納得がいくまで画用紙に向かう姿が印象的でした。
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[年中児] クラスで育てていたカタツムリを描きました!
雨の中、カタツムリの姿が身近に見られる季節。カタツムリの絵は過日(5月中)の絵になりますが、子ども達それぞれの表現を観ているととても微笑ましくなります。クレパス画+好みの色をのせて仕上げました。ごく一部のご紹介です。
(現在は森の絵を展示中。みんなで森であそんだ様子を思いだしパステル画で描き、別の日にその上から”たんぽ(綿をガーゼでくるんだ道具)”でトントンと色をのせながら楽しい森あそびを表現)
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[年少児] サインペンでにじみ絵体験・手でスポンジを持って色の変化を思い切り楽しみました。
(自由画帳に描く自由時間の絵以外に、4月はクレパスで自分の好きな絵を描いたり、にじみ絵、スポンジ絵などを体験。筆を使う導入として混色、色の広がりを楽しんでいます)
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サインペンと水でにじみ絵
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スポンジを使って絵の具の色の変化を楽しみながら~
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5月の光る森。森のイメージをスポンジで表現し、上からはさみでカットした色紙を好きにのせていきました
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年少児が5月2日に植えたヒマワリ。手前はミニヒマワリ(混色)で後部は大型ヒマワリです。現在、各クラスで育てているカブトムシのフンが肥料です。カブトムシは腐葉土を食べて育つのでフンにも栄養があり、また抗菌作用があるので植物がよく育ちます。
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本日は、園内通信「お知らせ28」をお出ししました。
内容は、
◇ 第2回ふれあいサタデーのご案内

2016.06.01

6月1日(水) / ホスタ “フランシスウィリアムズ” ・ひみつの庭の”ママの日”だより(5/31(火)記録)

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  <ホスタ ”フランシスウィリアムズ”>
   ユリ科  原産地 東アジア全域  学名 Hosta ‘Frances Williams’
   1986年F.&C.Wiliams作出  H.‘Elegans’の突然変異種
   (学名のHostaはオーストラリアの植物学者N.T.Host氏とJ.Host氏に因む)

ビオトープが完成した後、初期の頃に植えたのがこちらのホスタ。冬~春は落葉期で何もなくなりますが、年々株が大きく成長し今年も鮮やかなグリーンの葉がまわりを明るくしてくれています。橋やお寺の欄干に取り付けられる擬宝珠(ぎぼし)の形と似ていることから名付けられたので和名はギボウシ。そう言えば、ビオトープに来たトンボの休憩場所にもなっていますが、御影石の擬宝珠がビオトープ中ほどにあります。
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日本では江戸時代からホスタの園芸種が作られていましたが、江戸後期にはシーボルトによって欧米に紹介され今では世界中の庭で植えられています。花言葉は「落ち着き」「沈静」。パーフェクトプランツとも呼ばれ、空いたスペースにはギボウシを植えるとよい、とも言われます。和風、洋風どちらの庭にも植えられる上、日陰のシェードガーデンにもとても似合います。もうすぐ淡いラベンダーカラーの花が涼しげに咲いてくれるでしょう。
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ひみつの庭の”ママの日”だより(5/31(火)記録)
昨日は日中は30度近くなり快晴の日和でした。いよいよ予定していた芝生のエアレーション作業が始まります。
ガーデナーママことFママによる作業手順としては、
 1ーホウキで堆積した枯れた芝をかきだす
 2ーローンパンチ等で穴をあける
 3ー肥料をやる
 4ー目土を入れる
という順番です。

芝生が薄くなっている箇所があるため種蒔きの手段もありましたが、一応まんべんなく生えているので以上の方法で手入れをすることに。

思い返せば数年前。園の理事会で「園庭をすべて芝生にされたらどうでしょう」と提案されたN先生。先生の留学先のスコットランドではあちこちに芝生地が多くあり、子ども達や学生はその上で伸びやかに気持ちよく過ごしていましたから、とお話が出たことがありました。その言葉をひみつの庭づくりの際に思い出し、現在のビオトープの場所にあった土を盛って山をつくり(築山)、その築山を芝生地にするアイデアが浮かびました。そうして一年目二年目の夏には特に手をいれることなく青々とした芝生が育ち、その上で寝転がったり、転げ下りたり、また秋にはグラスホッパーと戯れる子ども達に目を細めていましたが、三年目の春には驚くほど芝生が生えなくなりました。特に冬の雨や雪のあと、子ども達が遊んだあとの築山のすそ周辺は泥のぬかるみとなり、芝の根ごと抜けてしまうことも度々でした。土壌の排水の問題もあります。その辺りを継続してFママと談義を重ね、手入れをしながら現在に至ります。
「芝生は植えた年と次の年くらいはそのままでも綺麗ですが、その後がなかなかどこも難しいようです」と施工された方が仰った記憶がありますが、それはこのことなのだと思い至ります。育てつつ、使用しながらメンテナンスを施す。確かに御所などでも芝生養生中と書かれた看板があり、ケア中のエリアを見かけることがよくあります。
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足元に左右二箇所穴が空いたローンパンチを使用し、ママ達が芝生のエアレーション作業をされています。年々土壌が固くなり枯れた芝生が堆積して芝生地も少しずつ老化しますが、それを防ぐために芝生に穴を開け、酸素を供給しやすくし、新たに肥料、目土を充填します。  傍ら、ママの日の用具置き場にあるほうきの吊り下げフックを取り付け中のGママ。立てておくとほうきの先が反ってしまうのが気になっており、手に入れた強力マグネット^^で吊り下げることが数ヶ月間課題のまま出来ずにいました。それをこの日ママにお伝えし、暫くして振り返った時にはすでにフックは勿論ほうきが全てかけられていた!という、驚きのスピードで作業が終了。その早業には圧倒され驚くばかり!有難き幸せ。ほうきが12本すべて掛けられるようになりました。
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この作業で通気性、排水性が改善され、芝生の根の発生も促進し、芝生が若返りますよう願いを込めてのエアレーション パンチング。  自由あそびの時間、ママ達を見つけた年長児Fちゃんが急ぎ足にひみつの庭に向かっています。
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「わたしもさせて!」と言う声が聞こえてきそうです。Fママ、Nママ、Mママ、Sママ、次々とパンチングを継続されています。子どもの睡眠のこと、お食事のことなど、いろいろとお話をしながらの作業が続きます。
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Оママがご自宅庭の芝生の根付きをご持参下さいました。葉を拝見したところ長い葉なので西洋芝かと思われます。生えにくいところに元気をいただけるよう頂戴しました。 一方、エアレーション後の穴に入れる目土、肥料の準備をされているKママ。一輪車の上は25ℓの土を一度に広げられ便利です。地面で作業をするより腰を曲げなくて済みます。
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芝生について打ち合わせ中。  お庭によく遊びにくるネコのムーちゃん。もう帰るのかな。今日もカエルを追いかけたのかな?
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北側エリアを熊手でお掃除中のKママ。大木のナナミノキがさらに大きくなり、黄色い落ち葉が今も始終落ちてきます。打ち合わせ中のFママと私。作業しながら築山の様子をみて次を段取りします。
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パンチング作業のあと肥料を投入して上から目土をいれていきましょう。肥料は以前の固まったものをほぐしてみつつ・・
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新たな肥料をを加えて混ぜ準備OK。
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エアレーション パンチングが続いています。まるで子ども達が植えた野菜の土に入っている肥料のような形に土が型抜きされて出てきます。ちょうどチョークのような土の塊です。それを見つけた子ども達は「ひりょうがいっぱいでてきたよ」と言っていたとtomomi先生。
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Iママ、ハーブエリア前を熊手で落ち葉集め中です。 たくさんの穴が空いて空気の通りがよくなったように感じるひみつの庭の芝生築山。
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この時間帯は自由あそび中の子ども達。虫さがしをしたり、大縄跳びをしたり、思い思いに過ごせる時。
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庭の入口トピアリーの足元の落ち葉を有難うございます。 有機肥料なので少しにおいがありますが気になるほどではありません。芝生の生育によく効いてくれますようにと願いを込めて。
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パンチング作業中のママのお話では、「土が硬いところはあまり芝生が生えてなくて、柔らかいところは青々としていますよ」とのこと。なかなかよく気がつかれます。つい重ねて考えてしまいますが、それはまるで人間の頭皮と同じ様ではありませんか。頭皮が固くて血流がよくないところとそうでないところでは発毛や髪質が違う、と考えると、やはり柔らかくしなやかで、強くなくてよいので弾力性のある体(頭皮^^)でありたい~、と考えてしまいます😊し、この築山も硬い部分をできるだけほぐし、空気、肥料、水分が入り込めて芝生が育ちやすいコンディションが必要になるのでしょう。  
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「いっこ先生が、『芝生がまくだけで蘇る土のリサイクル材!』というネーミングにやられて買ってしまいましたから、まずいっこ先生が穴を開けたところにそれを入れていきましょう^^」と仰るFママ。どうしますか~、これからみんなが驚くほど芝生がいっぱい生えてきたら😊😊。私は商品の宣伝マンではありませんが、これはきっと特別の肥料!
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築山のすその方や大木カシの周辺もパンチング。 ビオトープの向かい側ではウッドデッキとフェンスの間の草抜きをされています。
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丸窓下のベンチであそぶ子ども達。              グローブジャングル しゅっぱーつ!
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ベンチの下でおうちごっこかな。靴をきちんと揃えています。ごっこあそびは子ども達は大好きです。年齢により楽しみ方が違いますが、頭の中でイメージし、社会性や言葉の力を高める大事なあそびです。自分の思いを言葉で伝えつつ、お友だちの話を理解してコミュニケーションを重ねます。私達大人としては、子ども達の発想を見守りながら一緒になって楽しむのも一つです。
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まわりの樹木の影が芝生に写っています。エアレーション作業ももうすぐ終盤を迎えます。
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ダメージの場所に丁寧に肥料を入れるママ達。 年長児Iちゃん。お野菜が大きくなったね。これは年長さんが植えた枝豆。なんと葉と葉の間には小さな赤ちゃん枝豆ができかけています。
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そろそろ特別の肥料(土壌改良材)が行きわたった頃をみて、本来の芝生の肥料を撒いていきましょう。
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Оママご持参の芝を丁寧に植え込み中。上手くつきますように!  Оママのお話をうかがっているとお宅では冬場はまったく生えていないとのことなので、ご自宅は西洋芝かと思われます。西洋芝は野芝より葉が長く寒さに強く、野芝などの日本芝は暑さに強い芝です。
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さて、次は目土を細かな目のフルイに入れて築山で振るってはと考えましたが、ゴムバケツのタブトラッグスに入れてそのまま振るった方が上手くいきそうです。一人約1㎡分ほどずつ肥料を撒いていきます。
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てみ、ゴムバケツに入れた目土を芝生全域にパラパラ撒きます。 ママを見つけたSくん、仲良く一緒に作業中。よかったね。
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ひみつの庭入口サークルコーナーの芝生にもエアレーション後に施肥中。まんべんなく肥料→目土が撒けたらあとは優しくたっぷりとホースリールでお水をまきます。この日は解散後に十分に水をあげて下さいました。私が夕方に来ましたらしっとりと芝生地が水を保ち、空気と肥料を浸み込ませながら柔らかくなり築山、サークルスペースも喜んでいるようでした。
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お昼いっぱいまでの作業、お疲れ様でした。ご多用の中お時間を頂戴し有難く存じます。夏~秋には緑に輝く芝生で子ども達が素足であそべるよう準備が整いました。あとは暫くの期間、大切に保護しながら生育をみてみましょう。養生中ではあっても勿論、今日もお野菜のお世話をしに各クラスが注意しながら入っています。いちごは葉や実の成長を観察する中、先日はいちごの絵を各クラスで描いてみました(年少児)。今後は実を収穫し少しずついただきながら食育につなげます。年中さんが育てているピーマンは現在白い小さな花が咲き始め、その後は甘いかわいらしい実がなる予定です。年長さんの枝豆はとても小さな赤ちゃん豆の成長がこれから楽しみです。年中さんが植えた朝顔は、蔓が伸び始めた頃をみて園庭の砂場横で緑のカーテンに仕立て育てる予定です。

*本日6月1日(水)は、昨日はこれませんでしたがと3名のママが園庭のお掃除に来て下さいました。皆さまのご協力に感謝申し上げます。

2016.05.24

5月24日(火) / バラ”アンジェラ”・ひみつの庭の”ママの日”だより

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    <アンジェラ>
   系統  クライミング
   フロリバンダ  四季咲き
   学名 Rosa Angela
   作出1988年 Kordesドイツ
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5月後半。園の子ども達のように、今年も元気に咲いてくれたバラ”アンジェラ”。2011年に鉢植えから土に下ろし今年で5年目になるつるバラです。

つるを毎年伸ばして大きな株になりましたが、まったく手入れができないままの一年間で申し訳ない思いがいつもあります。でもさすがに病害虫に強いバラだけあって、有難いことに今年も愛らしい花をつけてくれました。

先週より、全員出席のクラスに順に出向きクラス写真の撮影をしています。前列の子は椅子に座り、背中を伸ばし、足を揃えて手はおひざ。後ろの子は真っ直ぐに立って手は横に。長い時間は疲れるので撮影のポイントはタイミングです。素早く声かけをし撮影するよう心がけています。

「さあ、1、2の3、で撮るからね~。はい、いち・にの・さん、カシッ📷」と間髪入れずこんな感じで一気に3~4枚撮ります。先日の年長クラスに続いて本日は年少ことりぐみにも撮影にまいりましたが、ニコニコ笑顔でみんなとても凛々しく可愛らしく写っています。ほんの1分ほどの時間ですがみんなとても頑張っています。お手元に届く日を楽しみになさって下さい。
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ひみつの庭の”ママの日”だより
日中の気温30度、夏日がつづく暑さの中、子ども達は毎日元気に登園しています。お弁当のある日の降園時は、うつらうつらしながらグループ先へ向かう年少児さんもおられますが、ほんの入園一カ月少々とは思えないくらい日々の成長を感じます。年中、年長児さんも新たな体験、チャレンジを重ねながら過ごしています。

本日は火曜日ママの日。気温が上昇する暑さの中を、お母さま方が午前10時過ぎよりご来園下さりお力添えを下さいました。
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クローバーの中を、草取りヅメご持参で雑草を取り除いて下さるママ。 ウッドデッキとワイヤーフェンスの間も落ち葉、雑草が生えやすい場所なのでお手入れ中。
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里桜”福禄寿”の足元を、また芝生を手入れ中のママ達。
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森の入口付近をお手入れ中のママ。 ひみつの庭の入口にあるモチノキは白い花が満開を過ぎた頃ですが、その足元のまわりの植え込みをお手入れ中のママ達。
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雑草、落ち葉、木の枝など何かしらと舞い落ちてくるところですが、ひみつの庭入口のテラコッタレンガやピンコロ石の上もママ達が細やかに手入れをされています。 入口サークルスペースの足元もみて下さり有難うございます。
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ウッドデッキの上、壁泉のプール付近もママの手が入ります。 Sちゃんも、てみの落ち葉をコンポストへ運んで戻って来たところかな。
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Fママに教えていただいた園芸店から届いた苗。前回植えられなかったアガスターシェ ブラックアダーも5株到着。早速Fママがハーブコーナーに植栽されました。 ビオトープ横は転落防止として子ども用チークのチェアを据え置き、下にはユズの木を植えていますが、ユズは肥料不足もあったようで枯れ枝が気になっていました。今日は少し枝を詰めましたが、枯れている枝は下からカットした方がよいようです。
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取り敢えず、折れていた枝を麻紐とビニタイで結わえて仮止めをしました。 壁泉横のホースリールを置いた辺りも、子ども達がジョウロで野菜やお花の水やりをするためによく使う場所です。整えて下さり有難いです。
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こちらはモチノキのひこばえが生えていたり、もうすぐピンク色の花をつけるミソハギが生えていたり、フッキソウ、雑草などが混ざって手入れしにくい場所ですが、細かくお手入れをして下さっています。 大木カシの木の影が芝生に映ります。次回は芝生に穴をあけるエアレーションなどの作業ができたらとFママと話をしました。

芝生を活性化するための「エアレーション」
エアレーションは地面に穴を開けることで芝生を活性化する作業です。ローンスパイクやローンパンチを使いますが、肥料を散布するのと同じくらい大事な作業です。
 1.地中に空気を入れる→芝生が活性化する
 2.水はけの改善→土がほぐれて水はけがよくなる
 3.根切り→古い根を切ることで根の発育がよくなる
 4.病気予防→通気がよくなり病気などのトラブルを防ぐ効果あり
すぐに変化が起こるのではなく、後々じわじわと効き目が現れる作業。毎年、ふさふさとしてグリーンの芝生の上で子ども達が転げまわれるようにと、毎年ママ達が作業をして下さいます。
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今ほどグリーンが美しい季節はないかも知れません。冬には考えられないほど生命力が輝く季節、お陰で自然の一部である私達も活き活き活動できるような気がします。
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いつもポイントをスイスイと手入れされるママ。ヤブランの間や石畳の隙間の草取りなどされています。確かにお山の石段の間などに生える草も、放っておくと隙間が広がりコンクリートにも亀裂が入りやすくなるので要注意です。こまめに草抜きをすることが大切です。 「ほら、こんな虫が見つかったよ」と年長Sくん達。虫かごの中には上半身のみがとても綺麗なメタリックの昆虫がいました。また緑色の体に白い斑点がついた可愛いシロテンハナムグリもいました。名前を教えてあげるやいなや、Sくんは直ぐさま、エビテン(海老天)ハナムグリだ^^、と言い替えるので思わず笑ってしまいました。
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ビオトープ際の植え込みにヒューケラ ライムラッフルズや同じくベリースムージーなど、追加で土をほぐしながら植栽中。Sちゃんが植えたいとのことでママ達とともに。 こちらは築山上に植えているクリスマスホーリーの足元をコツコツと手入れして下さるママ。
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芝生の状態を確かめつつ手入れされるママ。昨年は本当に芝が生えなくなった時期があり随分張り替えや土入れなどをママ達、先生達と施しましたが、今年は生えにくい箇所はあるとは言え、緑が美しく生え揃いつつあるようです。成長中の芝生築山です。夏から秋口にはグラスホッパーなどの生き物がたくさんお目見えするでしょう。 また、ひみつの庭の入口サークルスペースは、先日Fママが植えて下さった芝が青々と成長してきています。毎夕の水やりも欠かせません。芝生は太陽、太陽、太陽。そして水、水、水^^。
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夏に軽井沢で訪れる庭にいつも咲いているモナルダ(ファイヤーボール)。はっきりとした大きな花ではありませんが、群植すると雰囲気のある明るいムードをつくってくれます。少しスペースが狭いかも。お話しながらヒューケラ植栽の作業中のママ達。
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子ども達が育てるプランター野菜の間の落ち葉なども集めて下さっています。いつか気づいていながらも、なかなか手入れができなかったエリアを見逃さずに手を入れられます。まさに痒いところに手が届くような有難さです。 何を見つけたの?yuuka先生と子ども達。 コンポストの方でも作業して下さっています。
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「どうしてスコップでまわりの土を掘るの?」と年中児Kくん。土が柔らかくなったらお水もよく浸み込んで飲みやすくなるようによ。 なにか見つけたかな!
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「こんなのみつけたよ」と見せているのかな。 お魚が見えたかな。
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「こんな実を見つけたよ」とSちゃん。ほんとだ、それはよくみんなが見つける種よ。なにの種かな~? 小さな小さな花が見上げる大木クスノキの上からハラハラと舞い落ちてきます。モチノキの白い花もよく咲いていましたが、すでに咲き終わったと思っていたクスノキの上の方から始終ハラハラと舞い落ちてくるもの(小花)があります。ビオトープもそのお陰で小さな花がたくさん浮いている水面となっています。
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「ほら、こっちにカエルがかくれているところがあるんだよ」とKくん。先週のふれサタの後にカエルを追いかけていたKくんは、今日もカエルの居場所が気になっているようです。ほら、ここにいるんだよ、とKちゃんに伝えています。
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「こんなのみつけたよ」と年中児Sちゃん。手は雲梯のがんばり豆ができてめくれています。植物が好きな女の子達。 さて皆さまお疲れ様です。冷たいお茶をどうぞ。
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本日も暑い最中を活動下さり有難うございました。庭の内外で臨機応変に動かれているママ達ですが、こんなに大勢お越しいただいていました。朝から約二時間冷蔵庫で何とか^^冷えたハーブティーは、温かくしても冷たくしても飲みやすいレモンピール、レモングラス、ペパーミント、ローズマリー、バジルの乾燥ハーブミックスでつくった緑の滴。ペパーミントが効いた夏のトニックウォーターでした。
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タナゴの産卵を受け入れる二枚貝その後🐟
前回のblogで紹介しましたビオトープで大きく育った最後の二枚貝ですが、先週末の園庭開放に来られたОちゃんママとふと水中を確認したところ、貝が口を開けたタイミングでカエルにやられたためか、孵ったタナゴの稚魚を外に出すために口を開けた時にカエルが食べに来たのか理由は不明ですが、とても残念ながら☆になっていました。ビオトープができて以来、タナゴの命を支えてくれた大事な貝でした。

タナゴは現在まさに産卵期にあるため、至急大きな二枚貝(ドブ貝)を探して取り寄せをしました。ご縁で出会えた二枚貝は驚くほど大きく育っていて、ざっと20㎝はあります。そんな大型の二枚貝6匹と小さ目の貝(一般的なサイズなのですが)を10匹、岡山から送っていただきました。ふれサタが終わった夕方に水合わせをした中で慣れてもらい、週明けの昨日朝にビオトープの中に数カ所ある深みの場所に、大小セットにして太郎先生とそっと入水しました。
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こんなに大きく育ったドブ貝は見たことがありません。大きいものはきっと丈夫でしょうから暫くはこれで安心です。
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私の手の平いっぱいの大きさのドブ貝。これからよろしく頼みます^^🌼

2016.05.18

5月18日(水) / ジギタリス”ポルカドットポリー”・ひみつの庭の”ママの日”だより(5/17(火)記録)

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       <ジギタリス>  ゴマノハグサ科  ヨーロッパ原産
                   学名 Digitalis L.  英名Digitalis(通称Foxglove)  和名キツネノテブクロ

ジギタリスという植物を知ったのは20年も前だったでしょうか。左欄にご紹介している「ワイル博士のナチュラル・メディスン」という書籍の中で化学薬品が作られる以前は心臓のための生薬として使用していたことが紹介されていました。名前からしてもどんな植物だろう?ととても興味を持ったことを思い出します。薬用とともに鑑賞用として、世界中の夏の庭を賑やかにする丈のある植物です。昨年度の年長児さん達が植えてくれた花です。
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ひみつの庭の”ママの日”だより(5/17(火)昨日の記録)
昨日は、明け方まで強く降った雨があがり快晴の日和となりました。日中の気温は24度ほど爽やかな一日の始まりです。10時半前よりママ達が軽やかに石段を上がって行かれる姿があります。届いたハーブ苗や土のお運びをryoma先生に手伝ってもらいひみつの庭へ上がると、すでにママ達の作業は始まっていました。
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Fママが描いて下さったハーブエリアの植栽プラン図をみながら、10種類を越えるハーブ苗各5ポットずつをみんなで仕分けしながら植栽予定の場所に運び作業開始です。
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ハーブエリアはひみつの庭の北側に位置しますが、フェンスの外には竹藪が広がっているため今年は竹が地下茎をのばし庭の中まで竹の子が何本も生えてしまいました。予め地下茎の根切りを庭師さんにお願いしていましたがそれ以上に竹の勢いが勝ってしまったようです。ハーブエリアは前日にFママが耕して下さり、ハーブに適した土をオリジナルでブレンドして下さったものが投入してあります。
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毎回役割を決めて活動しているわけではありませんが、ママ達は目で見て気がついた箇所を臨機応変に手入れされ、クスノキからの落ち葉がみるみる取り除かれます。お山の中なので落ち葉は毎日のこと、細い枝ごと落ちてきてライオンの壁泉にもたまります。
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外あそびの子ども達がママ達の姿を見つけて庭にやってくる頃です。どこに何を植えるのか、背の高いものは後部へ、それぞれのポット苗を植える位置に置いておきます。今朝方まで雨だったので土が重いのでハーブの軽い土を追加投入しましょう。
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トピアリーのツゲの新芽が鮮やかです。刈り込み時期は毎年秋~冬ですが今回はうっかりしていました。だからボリュームが出ています。刈り込みをしないと上部ばかりが伸びてしまい下の方に隙間ができてしまうのです。
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左の木はフェイジョア、右はダイオウグミの木。グミには緑色の実がついている頃で、やがて赤くなっていきます。
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雨後の足元がぬかるむ日にはブーツ着用がよいですね。庭奥はどうも水はけがよくない場所があります。
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トピアリーの足元を熊手、手で手入れ中のママ達。
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ママを見つけて一緒に作業中のAちゃん。芝生も明るい太陽を浴びて少しずつ青々と成長してきました。芝生には太陽と水が不可欠ですが、頃合いをみて追肥されるFママ。
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ビオトープ半円エリア。動かずじっとしているとお魚、カエルがやってくるよ。大きなオタマジャクシが見られます。小型カエルのオタマジャクシならまだしもウシガエルのオタマジャクシを見つけたら要注意ですよ、何でも食べてしまいますからと未就園児Оちゃんママの助言。森からいろいろなカエルが水辺を求めてやってきます。モリアオガエルの白い泡のような卵もそろそろ見られる頃です。カエルが増えすぎてビオトープのバランスが保てなくなる前に注意が必要です。土壌の底ものの一つヌマエビは確実に少なくなりました。近いうちに新たに仲間入りしてもらいましょう。
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フジバカマの横がハーブ植栽エリアです。スコップで大きく穴を開けたら苗を取りだして入れてあげましょう。 子ども達もやってきました。
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私はこれを植えるわ、とYちゃん。ママ達も植えて下さいます。
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これはどんなお花が咲くのかな? 楽しみね。 木漏れ日の下でお話し中のママ達 
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ほら、この前みんなで植えた朝顔の芽が出てきたよ、とtomomi先生。前日に子ども達も見つけていたそうで播種後4日目の発芽になります。 ピーマン、枝豆も大きくなってきてるねとmika先生と。
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ママお掃除有難う、てお話してるかな。 さあ、ハーブを一緒に植えてみましょう。
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先生とお話しながらのひと時。子ども達にとってもいろんな先生、ママ達と交流できる時間。 こちらはブロンズフェンネル。
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スコップで何度も土を返してハーブ苗のベッドをつくってあげます。 隅々まで芝生の落ち葉、枝を熊手とてみで集められるママ。
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門の外は虫探しの男の子達がなにやら相談中。 門を境に自由に行ったり来たり。この日はたっぷり自由あそびの時間がありました。年少児さんは過日植えたいちご苗の成長の様子をクラスに持ち込んで絵を描いてみている頃でしょう。花後の実がもう大きくなってきて、クラスのみんなで株元に稲わらを敷いてあげたのが昨日のこと。
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ひみつの庭前のミルテの植栽。その植え込みの中にもクスノキの落ち葉、枝がいっぱいたまります。気になるところに優しい手が入りあちらこちらが洗われたようになります。昨年年少さんがクロッカスを植えた時の柵を移動しなくては。
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皆さんと植物に触れられるひと時。太陽を浴びながら自然の植物から元気をもらいます。
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「わたし、これにしよっと」とUちゃんAちゃん。こちらはサルビア”カラドンナ”。
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一緒にやろうね、と仲良く作業中。                 私も一つ植えたよとRちゃん笑顔。
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奥の方は植えにくいかな。                    chinami先生と一緒にスコップで。
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そうそう、しっかり穴を開けてね。結構力もいるしね。        私はここに植えるわ、とKちゃん。
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yoko先生と年中の子ども達も。一つ植えてみる?           スコップをしっかり持って。
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ツゲの下も手入れして下さって、植え込み、足元ともに光ります。
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こちらから見たハーブ植栽エリア。これでで植栽完了です!
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(左)エキナセア パープレア。宿根草夏咲き。大きな花芯と鮮やかなピンク花。暑さに強い。 (右)サルビア ネモローサ。開花中。青紫の小花が穂状に咲く宿根サルビア。大株になるのが楽しみ。
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(左)エキナセア ハーベストムーン。夏咲き。黄オレンジの花。咲き進むとクリーム色に変化。強健種。    (右)クガイソウ ファシネーション。初夏咲き。青紫花美しい。強健種。
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ブロンズフェンネル 古代エジプト時代も栽培。料理用とともに銅色の茎葉は鑑賞価値あり。ハーブ植栽コーナー左側エリアは以上(ただし中央奥にアガスターシェ ブラックアダーが未植栽。品がなく2株のみ調達中→その後、園芸店のご配慮で5株出荷して下さることに>Fママ。着は少し先です)。真ん中には冬越ししたレモングラスあり。
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(左)ハーブコーナー中央に植栽のモナルダパープル 夏咲き。1mほどになり鮮やかな赤紫色。右の宿根フロックスとともに夏の代表的な宿根草花。強健。地下茎、こぼれ種で殖える。ハーブガーデンにお似合いの花。
(右)宿根フロックス ブルーパラダイス。始め赤紫、咲き進むと青っぽく変化。1mの大型種。夏の庭を訪れたときによく目にしていた好きなフロックス。とても楽しみ。
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(左)アンセミス スザンナミッシェル。ダイアーズカモミールの交配種。暑さ乾燥に強い。花はパステルイエロー。葉色はシルバーがかる。 (右)オルラヤ ホワイトレース。丈60㎝。セリ科。白いレースのように繊細で清楚な美しい花。こぼれ種で殖える。
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スザンナミッチェルの現在開花中の花。
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ブルーキャットミント ウォーカーズロウ。開花中。花後切り戻すと繰り返し花を咲かせる。以前植えたことのあるキャットミントはほふく性がある種類で、庭にあそびに来た猫が香りが大好きでその中で戯れていたのを思いだす猫も好きなハーブ キャットミント。
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(左)アルケミラモリス ビオトープ際にも植栽。葉が美しい。    ハーブコーナー右側エリア全景。
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ビオトープ横ナンキンハゼの足元の睡蓮鉢と元気に咲いているクリサンセマムの白い花。
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ビオトープと向こう側のホスタとシダ類の葉。
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ひみつの庭の外の茂みで子ども達が見つけたクサイチゴ。春に白い花を咲かせていたクサイチゴに真っ赤な果実がついているのを草間に見つけた子ども達。
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年中児Sちゃんの手の平のクサイチゴの実。ヘビイチゴよりずっと大きく甘酸っぱいお味がします。以前、土手に山ほどなった果実をジャムにするととても美味に仕上がりました。
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壁泉ではお客さんとともに年中児女の子がライブパフォーマンスの最中。丸窓下ではKちゃんとお庭のむこうにいるyuuka先生とお話し中。
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お客さんも少しずつ増えてきて楽しく踊る子ども達。少し心もとなくなったタイミングでchinami先生が加勢に。
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そしてライブはさらに盛り上がり・・・
お友だちも増え、昨年度お遊戯で踊ったダンスをノリノリで・・・そして、決まった、ヤーー! 私はこのあとカメラを持って移動しましたが、続いて年長児の女の子Fちゃん達がバレエのダンスなどをお披露目してくれたそうです。後ほどママ達と休憩をしているテーブル近くにやってきた赤いスカートのFちゃんは、緑の芝生の上で素敵なバレエの動きを垣間見せてくれ、最後には可愛くおじぎをして終わりとなりました。ママ達から歓声と拍手が上がったのは言うまでもありません。様子は絵日記に掲載しているかも知れません。
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午前いっぱいお疲れさまでした。すでにご用のため先に帰られたママも多いところ、ハーブコーナーの前で記念写真をパチリ。陽がほどよく当たりにこやかなママ達。本日も有難うございました。この後、お子さんとご自宅で育てておられるお野菜のこと、植物のことなどいろいろなお話の花が咲き、ついつい時間が経っていました。
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さて、この日の夕刻。ビオトープの奥のオオシマザクラの足元を見ると、本日できなかった残りのハーブ植栽がされていました。お昼にご用から戻って来られたFママが土壌を耕し、土入れからハーブ苗を植える作業をスピーディーにして下さっていたのです。なるべく早く植えてしまった方が苗のためにはいいですから、と。手早い作業に驚くばかりです。感謝。
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足元には、5種類のハーブ苗がすでに植わっています。
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(左)サルビア カラドンナ。(右)エキナセア ピンクパッション。
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(左)ロシアンセージ ブルースバイヤー サマーラベンダー。 (右)アキレア テラコッタ。
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サルビア カラドンナ アップ写真です。
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夕陽のビオトープ。右には紫陽花がもうつぼみをつけています。植物が季節を教えてくれます。絶滅危惧種のアサザや水生植物が育ち、魚類が潜めるエリア。
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開花中の黄色い花アサザのアップ写真。
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ビオトープ底にはある程度の落ち葉の堆積があり腐葉土の層が形成されているお陰で、水生生物が棲めるための底辺の環境が維持されているようです。
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静かな水辺は落ち着いた気持ちにさせてくれます。大型のトンボが水面に産卵する様子がすでに見られるこの頃、この先ヤゴも多く見られるでしょう。
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賑やかな時間には魚類は身を潜めがちです。辺りが静かになると少しずつのびやかに動き出すようです。上空からサギやカラスの飛来を受けることもよくあり、大型の鳥の水浴びの場所になったり魚類がつつかれるので用心しているようです。ビオトープの環境の中で生息していけるようにバランスが保たれているので日常餌をあげることはしませんが、ゲンゴロウブナはエサが足らないと大きくなれないとのことでまれにエサをあげることはあります。
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以前、関東にお引越しをされたОちゃんご家族が鴨川で見つけた小さなお魚を育てておられました。Оちゃんパパいわくアブラハヤだろうとのことでした。そのアブラハヤをお山のビオトープで育てて下されば、といただいたことがありました。メダカほどの小さな淡水魚なので頂戴し、小さなアブラハヤを入水したのが数年前。最近になり、立派に光るお魚が4匹ほど、エサをあげた時に先頭をきって水面に浮上し、他のタナゴやゲンゴロウブナ、メダカが後に続くリーダー的な存在で、大きいそのお魚はあの時のアブラハヤかしら?と数日前に気づいたところです。下に写真がありますので、ご覧下さい。こんなにお魚がたくさん生息しているとは思えないほどでしょう。体が赤味を帯びているのは婚姻色をしたタナゴのオスで、メスは今が産卵期にあります。後の写真にビオトープで生息する大きな二枚貝を撮影しましたが、この二枚貝のまわりをタナゴのオスが泳ぎ回り、メスが二枚貝に産卵するのを助けています。やがてタナゴの卵が孵化すると二枚貝の中から稚魚が出てきて泳ぎます。現在もタナゴの稚魚が泳いでいるのがわかりますが、小さな子どもが見られるということはこの共生関係が維持されていてビオトープの中で魚類が生息するための環境バランスが保たれている、ということだと思いほっとしています。二枚貝の働きに感心、感謝するばかりです。
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こちらが二枚貝のドブ貝。琵琶湖など淡水に生息しています。ビオトープができた時に入水し今も大きくなりながら生きているとても貴重な二枚貝です。ほかにいくつ二枚貝を投入してもカエルやオタマジャクシが肉食のためつついて食べてしまいダメです。
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水面からみると白いお魚かと思いましたら二枚貝が体を外に出しているようでした。なぜこのようなことをするのかわかりません、不思議です。タナゴにわかりやすくサインを出しているのでしょうか。リラックスで休憩をしているのでしょうか。
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もうすぐ陽が沈み、爽やかなビオトープの一日もまた終わります。水の中に潜ってお魚と過ごしてみたいような気がします。

2016.04.29

4月28日(木) / ライラック”センセーション”・ひみつの庭の”ママの日”だより(4/26(火)記録)・園内通信

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 <ライラック”センセーション”>
  
  モクセイ科
  原産地 ヨーロッパ南東部
  学 名 syringa vulgaris
  別 名 リラ(仏語)

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こちらはただ今満開に咲いているライラック“センセーション”。

ライラックは多彩な花の色があり、また素晴らしい香りを持っていますが、こちらは唯一花の縁が白色で中は紫色の一重咲きという珍しい品種です。地植えができない場所だったのでできるだけ大きなテラコッタ鉢に植え今年で四年目になります。

ライラックはヨーロッパ原産の花木なので日本では北海道などで多く植えられています。明治23年に初めて女性宣教師により北海道にもたらされ今では全国に広がっていますが、その時のライラックは今でも北海道大学付属植物園に現存しています。

ヨーロッパの昔ライラックの木で笛が作られていたことから、笛を意味するギリシア語syringaが学名となっています。
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ひみつの庭の”ママの日”だより(4/26(火)記録)
今年度は新入園児さんが幼稚園生活に大分慣れて来られた頃をみて、4月26日(火)に”ママの日”をスタートしました。幸いなことに日中は青空の広がる快晴に恵まれ(日中27℃)、お母さま方が大勢集って下さいました。朝、お子さんを連れて来られたママが熊手で園庭の落ち葉を集めて下さったり、前日にも数名のママが落ち葉集めのお力添えを下さいました。
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私が庭に上った時には皆さんがそれぞれの配置に着かれ、動きやすい服装で作業に入っておられました。ひみつの庭の外、入口のサークルエリアなど、上に広がる大木クスノキの春落ち葉が辺りに舞い落ちています。
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ひみつの庭の北側エリア。ナナミノキ、カシの落ち葉が散り積もる場所を手入れされています。庭の北側に広がる竹藪からは竹が地下茎を伸ばし年々タケノコが顔を出すようになってしまいました。庭師さんには竹藪から竹の根切りを施してもらったにもかかわらず、今年は計4~5本は庭の中に生えてしまいました。庭が竹林化しては困りものです。ママが二本スコップで掘り上げて下さいました。
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腰を落としててみに落ち葉を丁寧に集めて下さるママ。物で溢れている資材置き場も移動させお掃除して下さいました。日々の手入れができない場所で有難いです。
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数年前にヨモギを植えた場所ですが上の樹木が茂りさらに陽射しが入らなくなってきています。ただ、これから夏場は子ども達も涼しく木陰で過ごせる場所でもあります。
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熊手で落ち葉を集めて下さっています。いよいよ帽子が欠かせない季節になってきました。きちんと日除け対策もされ、大雑把な私は見習わなくてはと思い至ります。庭の外では子ども達も自発的に落ち葉集め中。家でもお掃除のお手伝いをしているよ、と時折子ども達が教えてくれます。
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お片づけの鐘がなると子ども達自らほうきを上手く使いコンクリートの上を掃きます。大人用ほうきを短めにのこぎりでカットして切り口にビニールテープを巻いた子ども専用ほうきです。
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北側のメキシカンセージが芽を出していますが、その植え込みの中にも落ち葉が溜まり、日頃からまったく手を入れる間がなく横目で見ては困っていた場所です。そこへお母さま方の細やかな手が入り、申し訳ないような有難味を感じます。 ビオトープにもクスノキの落ち葉が堆積しています。腐葉土になった層は水底に生息する生き物にとってある程度不可欠ですが(ヨシノボリ、ヌマエビ、ドジョウ、ヤゴ、貝類)、枝や葉が大量に落ち込むのはできるだけ長靴で水中に入り除去しなくてはなりません。
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ビオトープと壁泉プール境界の植え込みにもキンモクセイの落ち葉が山ほど溜っています。ママの日があるお陰で私も気になる箇所を大分すっきりさせました。水底の落ち葉に混ざっていたミナミヌマエビを子ども達に見せているところです。これからの季節は水辺が心地よく、子ども達も生き物の観察が楽しくなります。今はメダカ、タナゴ、ゲンゴロウブナが見られますが、もうすぐ数種類のカエルが産卵しオタマジャクシがたくさん見られるでしょう。水に浮かべた大きなプラ舟もすぐに落ち葉で満杯になります。 ママは里桜の下をミニ熊手を使い丁寧に手入れされています。
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太郎先生の久しぶりのビオ長靴スタイル。今年もお願いします。私はビオトープの中ほどまで行くと毎回長靴の中に水が入り込む結果となり、やはりウェーダーなるものが実用的かな・・、と思いながらの作業です。
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風を受け、青空を泳ぐ鯉のぼり。子ども達の登園前に毎年鯉のぼりをあげるのですが、この日4月26日は風がとても強い朝でした。最初にくくりつけた吹き流しを少しずつ紐を動かしながら上げていくと、風にはためき出した吹き流しが横のジャグルジムのてっぺんにに幾重にも巻きついてしまうハプニングが起きたのでした。石段を上ってくる子ども達の声を背に聞きながら、慌ててジャングルジムに上って吹き流しを数回ほどいていきました。過去何十年という中で初めてのことでした。
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こちらは年中児が先日植えたピーマンの苗です。すでに葉が成長しているところをFママが支柱を立て麻紐で留めて下さった模様です。右は年長児の枝豆です。こちらは成長の様子をみて支柱をしましょう。
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いちごの花のあとが実になりつつあります。まだ花が咲いている苗もありますが植物の変化はあっという間です。また来週、子ども達も生長の様子を観察しお水をあげてくれるでしょう。
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築山の奥、北側フジバカマのエリアを草抜きして下さるママ達。
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これはヤエノオオシマザクラの木ですが、足元によく陽が当たるので花の綺麗なハーブを植えては?とプランして下さったFママ。植えることで雑草が生えるのを押さえる効果もありますし、と。なるほど納得です。
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気持ちよく手入れが施されたウッドデッキ横の植え込みエリア。やはり剛健なノースポールの白い花が優勢に咲いています。
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樹木の足元の落ち葉がすっかり取り除かれ、綺麗な植え込みに再生しました。ウッドデッキは数箇所釘が浮いた部分がありましたが、先週末に職人さんが修理に来て下さり一件落着。
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ひみつの庭ゲート外のモチノキのエリア。足元や周辺がママの手により美しく整えられました。
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ママが立っておられる左の植え込みは京都の花 フジバカマ(藤袴)で、何百キロと長距離の旅をする水色のチョウアサギマダラが飛来する場所です。秋10月がこの辺りにやってくる時季ですが、時折初夏にも姿が見られます。花はまだ咲いていないのですが、葉からもこのチョウの好きな香りがするからだろうと思います。
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ひみつの庭の外周部、ライラックの足元を手入れして下さるママ達。こちらのライラックは土留めを兼ね足元に植えているフッキソウの影響を受けているせいか、また施肥が十分でなかったためか、今年は未だ花を咲かせていません。どうしても園庭の延長で砂が株を覆いやすいためでしょうか?株のために手厚いケアーが今後必要かも知れません。二本ほどの株が枯れかけ(枯れた?)の気配ですので、様子をみて新たな株も検討してみます。
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ワイヤーフェンス足元のヤブランが新芽を元気よく出しています。フェンスの周辺は確かに落ち葉が溜り、手入れがなかなかできない場所です。感謝。
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こちらはただ今ハーブのレモンバームが勢いよく生長中です。後部のベニバナトキワマンサクの木もピンク色の花を満開に咲かせています。 このハーブエリアの空間に、幾種類もの花が綺麗なハーブ群の植栽を考えて下さっているのはFママ。
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こちらはそのプランを絵に描いて下さったものです。エキナセア類、フロックス、フェンネル、サルビアなどなど他にも。子ども達も好きなハーブスポットとして触って楽しんだり香りを感じてくれますように。5月の家庭訪問週間が過ぎた頃から少しずつ植栽ができたらと考えています。子ども達の自由あそびの時間に、植えたい子がママの日に来られたママ達と一緒に植えるのも楽しいでしょうね。

*ひみつの庭入口のサークルスペース 放射線状に配した石の合間に芝生を植えている箇所があります。そこはすっかり芝生が生えなくなりましたので、この度新たな芝生ターフを調達し、芝生の張り込みをママの日のママ達が予定されています。家庭訪問週間ですのでママの日ではありませんが、5月10日(火)9時半頃~お昼前までの時間、ご都合に合わせてお足運び下さる方がおられましたらご協力の程お願い致します(雨天中止)。
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先に帰られた方以外で記念写真の撮影。やはり陽当たりが良すぎたために大分顔に影が残りお顔がわからないほど黒くなっていましたが、パソコンで明るさ調整を施すと少し明るくなりました。
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手入れされたハーブエリアに陽が当たっています。バックはベニバナトキワマンサクの植え込み。
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アップで撮影したトキワマンサクの花。以前、連休に北陸を訪れた際、満開に咲いていた植え込みに感動し真似して十数本植栽したもの。まだまだ背丈は低めですが。
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メキシカンセージが新芽を伸ばしているエリア。今年も夏休み開け9月頃より子ども達も大好きな紫色の花をたくさん咲かせてくれますように。 ビオトープの中に新たに沈めた大型スイレン鉢。近隣の方がご厚意でひみつの庭ビオトープ用に譲って下さいました。温帯睡蓮が入っています。感謝。
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まだまだ咲いてくれているシャクナゲ”太陽”。今年は濃いピンク色の花をたくさんつけてくれました。
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本日は、園内通信「お知らせ15」「お知らせ16」「お知らせ17」「お知らせ18」をお出しました。
内容は、
「お知らせ15」
◇ 家庭訪問日程お知らせ
「お知らせ16」
◇ 「送りグループ変更」開始について
「お知らせ17」(別紙「未就園児ミニミニ幼稚園」ご案内あり)
◇ 夏用スモックご用意のお願い
◇ お山のミニミニ幼稚園について
「お知らせ18」
◇ 出席カードお預かりについて
◇ 月末お持ち帰り品について
◇ 送り迎えについて
◇ 春の親子遠足写真について

2016.04.25

4月25日(月) / クリーピングタイム・野菜を植えたよ!(各学年4/22記録)

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      <クリーピングタイム>  シソ科  原産地 ユーラシア、北アフリカ
                       学名 Thymus serpyllum  別名 イブキジャコウソウ、ワイルドタイム

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春になり、いつの間にか花を咲かせているハーブ”クリーピングタイム”。クリーピングという名の通り這って広がる種類で、ひみつの庭のビオトープ縁にただ今咲いています。

娘が小さかった頃、お肉や魚料理用に、また咳止め薬*も兼ねて白花のタイムを育てていましたが、こちらのクリーピングタイムはより丈夫で環境に合っているように思います。毎年ピンク色の花を咲かせ手で触るとよい香りが広がります。

*タイムの咳止め薬:タイムの生葉を茎ごと数本束ねハチミツに約一週間ほど漬けるとタイムのエキスが出てきます(冷蔵)。それを薄めて、またはそのままスプーンで飲むと喉に効きます。ハチミツでも特にマヌカハニーは殺菌作用が大きいので大人にもおすすめです。できれば木のスプーンを使います。
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[年少児 いちご]🍓[年中児 こどもピーマン(甘い)]🍓[年長児 枝豆]
先週末22日(金)は各学年ごとにひみつの庭で野菜の苗を植えました。

[年少児] いちご植え9時30分スタート
数週間前に入園したばかりの年少児さん達。随分幼稚園に慣れ、行き帰り歩いての通園に加え園内での活動の幅も広がっています。体力もついてきて大きな成長が見られます。この日はみんなでひみつの庭に集まり、予め各クラスで先生からお話を聞いてきた”いちご”の苗を植えます。さあ、どんな風にして植えるのかお話を聞いて下さいね。
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赤、ピンク、白のお花が咲いているいちごの赤ちゃん苗。みんなでプランターに植えて育ててみましょう。
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クラスの先生と一緒にみんなはよくお話を聞いています。下に敷く石、そして専用の土をスコップでいれていきます。
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苗ををポットから外すときにはそっと下を向けて、いちごの花や葉が傷まないように気をつけましょう。
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さあ、それではスモックを肘までめくって頑張って植えますよ。クラスのみんなで力を合わせて作業スタート。
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プランターの下に白い石をみんなで入れようね。プランターの色が見えなくなったらちょうどいいくらい。
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見てて、がんばるから😊 いちご用の培養土なので予め肥料もブレンドされています。
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以降、取り組みの様子をご覧下さい———-👇
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頑張って植えることができました。品種は四季なりいちごで花が赤い”紅茜”、花が白い”夏姫”、花がピンクの”イチゴちゃん”です。クラスごとにどんな形、色のいちごができるか楽しみですね。毎日お水をあげてお世話をして赤いいちごがたくさんできますように!
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[年中児] 甘いピーマン植え10時15分頃スタート
園庭で過ごしていた年中児さん達。
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自分達で大きなプランターを運んでいます。
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汽車ぽっぽになってひみつの庭までみんなで進みます。
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ここでいいですか。あとでみんなで植えていきましょう。
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さて、みんなが植えるお野菜は・・・。そう、ピーマンです。では順番に説明しますから聞いていてくださいね。
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まず、野菜が育つベッドをつくってあげますよ。プランターの底にはこれくらい石を敷いていきます。あげたお水が土から流れやすくするためです。次に土を入れていきます。
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優しく苗をポットから外したら、ほうら、土についている白いひげのようなものは何かな? 「ねっこ~」と大きな声が返ってきます。「お水をあげたらその根っこから水を吸ってゴクゴクお水を飲むんだよ」とKくんの説明あり。そうね、根っこが土の中でどんどん伸びたらピーマンも大きく育ちます。
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みんなその場でよく見てお話に耳を傾けています。さあ、それではクラスごとに作業に入りましょう。
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以降、取り組みの様子をご覧下さい———-👇
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ピーマンの株元にジョウロでお水をたっぷりあげたら、みんなでプランターを運びましょう。すくすくピーマンが大きくなって、たくさん甘いピーマンの実ができますように! [品種 こどもピーマン ピー太郎]
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[年長児] 枝豆植え11時過ぎ頃スタート
さあ、ひみつの庭で少し前から過ごしていた年長児さんがやってきました。絵本そらまめくんシリーズに登場するお友達の枝豆くん。予め絵本を先生に読んでもらった子ども達。枝豆くんはお父さんたちもきっと大好きかも知れません^^
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植える順序と方法を説明していきます。
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昨年、この年長児さん達が植えたチューリップがひみつの庭の奥に満開に咲いていましたが、今年は枝豆に挑戦です。途中、虫が入ったりカメムシなどの来訪が考えられますが頑張って育ててみましょう。
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以降、取り組みの様子をご覧下さい———-👇
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ジョウロでお水をあげる時、お水を飲んでいる音がするよ、と土に水がしみこむ変化にも興味津々だった子ども達。自分達で植えたお野菜が大きく育ちたくさんのサヤをつけてくれますように。

子ども達が植物を見つめる、お水をあげる時は穏やかでとても優しい眼差しをしています。お日さまをたくさん浴びて、土のベッドが乾いたらたっぷりお水をもらってぐんぐん大きくなりますように。

2016.04.19

4月19日(火) / 西洋シャクナゲ”太陽”・お庭の子ども達(4/18)

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         <西洋シャクナゲ“太陽”>   ツツジ科   原産地 ヨーロッパ、アジア、北アメリカ
                             学名 Rhododendron ‘Taiyo’

今日は朝から快晴に恵まれ、府立植物園へ春の親子遠足にまいりました。各クラスごとに写真撮影後、年中長児親子は里桜咲く桜林から「四季彩の丘」宿根草エリアを通過、水が流れる水車小屋から爽やかな緑が美しい「なからぎの森」へ、また年少児親子は正門近くのシャクナゲコーナー経由、くすのき並木をお散歩しながらシャクヤク園、北山門の噴水、球根ガーデンを通るコースを楽しみました。

思い返せば2013年、春の親子遠足解散後に訪れた西洋シャクナゲコーナーで、満開に咲いていたのが上の写真でご紹介するシャクナゲ”太陽”でした。シャクナゲは木陰に植える方がよいのですが、こちらの品種は真夏の直射日光にも強いため、ちょうど造成中だった”ひみつの庭”に植栽することに決めたのでした。今では株が年々大きくなり、現在たくさんの花を咲かせてくれています。
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[お庭の様子と子ども達]4/18日記録
ただ今のひみつの庭には里桜”福禄寿””関山”が満開に花をつけています。その足元には昨秋~冬に子ども達が手植えした花が元気に咲いています。
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球根花のムスカリがよく見える横で、ノースポールが繁殖しています。ガーデンシクラメンも冬を経て今も花を咲かせています。
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ウッドデッキの隅にはチューリップが咲いて、斑入りツルニチニチソウも薄紫色の花を咲かせます。
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夏の水遊びで活躍する壁泉のライオンくんも健在ですが、その向こう築山の上にはカナメモチ”レッドロビン”の赤い新芽が鮮やかに見えています。
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こちらがレッドロビンの葉。落葉した春の葉はさらに赤味が増すようで、その真っ赤な葉を子ども達がよく手にしています。
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[新葉の比較]左上はカナメモチのレッドロビン。右上は赤味がかったカシ(どんぐり)の新葉。隣り合わせにあるので子ども達と見てみました。よく似ていますが葉の厚み、葉脈などが違います。
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昨年度、子ども達が好きな場所を見つけ花苗を自由に植えた日がありましたが、こちらのホースリール横の殺風景な場所を見つけ「ここにあるといい」と植えていたのは誰だったかな?そう言えばKちゃんだったっけ^^。元気に咲いています。右写真は西洋シャクナゲ”太陽”。まだこれから咲くつぼみもあります。
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こちらはいま密かに咲いているダイオウグミの花。こちらも年々木が大きく成長しており、秋には真っ赤なグミの実ができます。
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<年長児クラス 階段リレー>(瞬発性、敏捷性)
朝、クラスで一連のお仕度ができたらすぐに園庭に出てきた年長児達。大階段を下りて集まり、みんなが慣れた石段を使ってリレーをしました。列に並び、前回はバトンなしで取組みましたがこの日はバトンを持って階段上のマーカーまで到着したらタッチしてUターン。次の人が待つ階下まで確実に戻ります。さすがに毎日歩いているから慣れた石段、どの子も上手に足を運ぶことができます。絶妙な足の動きと小刻みな歩幅で着実に石段を行き来することができます。  →   →   →
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勝ちチームを発表して喜び合います。年長児ならではお山の石段を利用した体育あそびの一つです。

さてこの後、一人ずつ走って第三園舎まで戻りましょう。クラスに到着するところまで走ります。慣れたコースですが距離は結構あります(持久力)。
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[年中児クラス 落ち葉あつめ~森の入口まで力を合わせて!]
同じ頃、上の園庭では年中児クラスが大木クスノキから風に乗ってシャワーのように舞い落ちてくる色とりどりの落ち葉を集めています。毎日朝から私達が熊手で集めた落ち葉の山ができますが、子ども達も自分の手、子どもホウキ、子ども熊手を使ってかき集めたクスの葉を森の入口まで運びます。いつも通る森の入口に堆積したクスの葉の山は、やがて発酵し、さまざまな土壌生物が土中に棲まい腐葉土へと分解の手助けをします。
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みんなでワッショイ、と落ち葉入れを運んで戻ってきたら、きれいな落ち葉を選んで白い画用紙の上にのせてみているところです。土や石の上よりも、こうしてみると一段と鮮やかに色が映えて見えます。中には青虫が食べた丸い穴あきもあります。
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第一園舎の上に広がるクスノキはもうすぐ白い花を咲かせるでしょう。鳥が啄んだ新芽とつぼみが落ちてきて、女の子達は好んでそれを集めています。いろんな色があるクスノキの葉っぱ。男の子Tくんは好みの色を選び集めて見せてくれました。真っ赤な色はカナメモチ レッドロビンの葉。子ども達はひみつの庭の中にあるその葉をすでに知っています。
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作業をしていた中の一人Hちゃん、そっと紙を持ちあげグローブジャングルへと移動させました。手すりにセロテープ止めをして展示する考えのようです。ここで遊ぶお友だちが見られるようにというアイデアです!なんて素敵でしょう。今後、森の活動を含め、季節ごとのさまざまな自然にたくさん触れ、感性豊かな表現活動ができる機会を大切にしたいと思います。

2016.04.11

4月11日(月) / シダレザクラ・登園一日目・園内通信

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 <枝垂桜>(しだれざくら)
 バラ科 学名 Prunus pendula
          Prunus サクラ属
          pendula つり下がる
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春休み中から長期間開花してくれている園庭のシダレザクラです。

こちらシダレザクラは、今から約20年ほど前に幼稚園連盟から贈られた記念樹です。お庭あそびの途中に子ども達が一休みをする小さな木陰になったり、またある時にはおままごとが繰り広げられるスペースになったり、おにごっこの陣地にもなったり・・・。

いつも子ども達とともにある木 ヤエベニシダレ。

枝がやわらかく垂れ、その枝いっぱいにこぼれるように花が咲いています。

今年は子ども達の到着を心待ちにしながら、今までで一番大きく精一杯に咲いているようです。

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4月11日(月)登園初日。秋の落葉よりもはるかに多い大木クスノキの春落ち葉が舞う中、いよいよ新年度の送り迎えがスタートしました。8時50分。バプテスト方面から子ども達と先生の話し声が聞こえてきたと思うと、現れたのは第5グループさん。ゆっくりと鄙びた坂道を上って到着しました。少し間を置いて次は第2グループさんが元気に上ってきました。
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てっぺんの園庭まで着いたらくるりとUターン。お帰りの時にお並びをする場所がここです。「今日のお帰りのときにはこの場所に並んで待っていてくださいね」という先生の説明に耳を傾けます。
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さて次に見えるのは第4グループさん。一つ一つ石段を数えるように到着しました。お山の下までの道中、保護者の皆さまの補助に感謝申し上げます。
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シダレザクラの幹をはさむように二人で通り抜け、クラスに向かうお友だち。何とも言えないほのぼのとした光景です。
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さあ、第1グループさんが元気にやってきました。年長さん年中さんはしっかり新入園児さんの手をつないであげています。お陰でみんな元気に幼稚園に来ることができました。
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昨年年少児さんだった子も一年後にはこんな立派な年中のお姉さんに。「もうすぐだよ」と声をかけて連れてあげます。
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「OK!だいじょうぶ」とピースサイン。こちらも昨年度年少児さんだった優しい女の子。安心してクラスまで連れてもらいます。あちこちを行き来している間に到着した第6グループさん。涙が出ていてもお山に着いたらすっかり大丈夫。この後、私は年少児クラスに入りましたが、徐々に一連のご用意をしながら丸く並んだお椅子へと座り、お眠り、手あそび、お歌など先生と一緒に少しずつ集中できるようになります。毎日の積み重ねにより、クラス、お友だちとさらに楽しんで過ごせるようになります。
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お天気のよい今日。早速に時間差で年少さんから年長さんまで全員が園庭、ひみつの庭でおひさまのもと自由あそびを楽しみました。
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先日、砂袋にして約30袋以上、業者さんに手運びで新たに追加投入していただきました(園庭・砂場とも)。砂場は周囲に配した枕木に被さっていた土を先生達と取り払って、座ってあそべるようにしました。「ほら、こんなお花がおちていたよ」と気づいたAちゃん達。木の上で鳥が花をついばみ落ちてきたのでしょう。上の大木クスノキは常緑樹なのに春に葉の入れ替えを旺盛に行っていて、赤、黄、黄緑と色とりどりの落ち葉を落としています。やがて白い花を枝先一杯に咲かせるでしょう。冬には黒い実が落ちてきます。
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思いっきりブランコ。春の風を感じる心地よさ。ブランコと言えば、私が小さな頃によく遊んだ御所の公園があります。幼稚園にあった可愛らしい雲梯では物足りなくなって、父が思いっきりチャレンジできる場所をあちこちに探してくれました。その頃の御所公園はブランコ、シーソー、高すぎる雲梯、二人乗りブランコが点在しているシンプルなレイアウトで造成し始めたばかりでしたが、この春休みに何十年ぶりかで訪れましたらすっかりと整備され、中央の芝生の起伏を中心に大勢の人々を包み込む心地のよいスペースになっていました。またブランコのレイアウトが私の幼稚園の頃と同じだったこと、そしてすべり台の上の塔の形もその頃と同じで懐かしく当時を思い出しました。
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石畳に腰かけて遊ぶ仲良しさん。早速マットを敷いておままごとが始まっていました。
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フラフープにもチャレンジ?ににこ笑顔の年中児さん。「せんせい、こんなピンク色のおはながおちていたよ」とYちゃんSちゃん。今、ひみつの庭のミツバツツジが満開で、風が吹くとたくさん花びらが落ちてきています。ビオトープもピンク色のハナイカダ。
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お花で色水がつくれるかな? 一緒に集めだしたところ、お部屋にお入りの鐘の音が響きました。「またあしたあそぼうね」とレンガの柱の横にそっと集めておいたね。
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こちらはコンポストに夢中の男の子達。デンマーク製ダントーイ社のスコップで土の中の生き物を探しています。このスコップは柄とスコップが一体型で大変丈夫。私もとても気に入っていますが、輸入代理店に残り少ないと聞いて春休みにたくさん仕入れました。落ち葉をいっぱい集めておいたら黒い土になっているね。「葉っぱは土になるんだよ」とSくん。お家で飼っているクワガタにももうすぐエサをあげないと、とのこと。土深くにカブトムシやカナブンの赤ちゃんが眠っていることでしょう。
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園庭にあちこち舞い落ちているクスノキの落ち葉。色が本当に鮮やかです。一枚ずつ手に重ねていく男の子RくんとRくん。
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上には勢いが増したクスノキが空に向かって広がっています。
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さあ、みんなで集まってからお部屋に入りましょう~!年中児さん達。短い時間だったけど元気いっぱい遊びました。
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同じくミツバツツジの花びらを見つけたお花が大好きなRちゃん。さあ、小さいぐみさんも先生についてお部屋に入りましょう。
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園庭から石段を下りてちゅーりっぷぐみへ入る最後尾の年少児お二人さん。KくんがHちゃんをエスコート中。クラスでもお友だちへの優しい気遣いが見られます。
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今日は11時降園。元気に園に来てできる限りお外で遊んで帰ります。何度もすべり台を心ゆくまで滑った年少児さんも。また明日、元気に遊びましょうね。
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昨秋、何とか冬になる前にチューリップの球根を植えたので、今年は入園式にもいくつかのチューリップが咲いてくれました。ひみつの庭の奥には昨年度年中児さん達が植えたチューリップがたくさん咲いています!
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              明日もみんなを待っています。元気にまたお山をのぼってきて下さいね。
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本日は、園内通信「お知らせ3」「お知らせ4」「お知らせ5」(課外教室からのご案内)「お知らせ6」と連番でお出ししました。たくさんお読みいただき有難うございます。
内容は、
「お知らせ3」
◇ 「連絡カード」のご使用について
◇ 園児のための保険のご案内
◇ 送りグループ変更について
◇ 園児名簿関連
◇ 体操服・スモック・上靴パワーシューズ・レインコートについて
「お知らせ4」
◇ 保育袋・諸費用袋について
◇ 送り迎えについて
◇ 持ち物について
◇ お着替えについて
◇ お弁当について
「お知らせ5」(課外教室からのご案内資料)
◇ 保護者会ご案内
◇ ひねもす教室会員募集について(年長児)
◇ 絵画教室について
「お知らせ6」
◇ 幼稚園をお休みされた日の「お知らせ」のお届けについて

2016.04.10

4月9日(土) / 第67回北白川幼稚園入園式

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 第67回  北白川幼稚園入園式
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ウグイスの誇らしげな鳴き声が早朝からお山の中に響き渡ります。4月7日(木)の在園児始業式につづき、9日(土)は第67回北白川幼稚園入園式を行いました。

早3月後半よりつぼみが膨れ、開花をはじめたお山のソメイヨシノやシダレザクラ。幸いなことに急がずこの日を待っていてくれたお陰で、明るい花の色と春の陽射しのもと、美しい晴れ着に身を包んだ大勢のご家族が第三園舎に集われました。

入園式後は園庭に出てクラスごとに記念写真撮影をしました。お母さまの前に並んだお椅子にお友だちとすわり、眩しいほどの光が照っていましたが何枚もお写真を撮ることができました。

さあ、いよいよ月曜日から自分の力で歩いての送り迎えが始まります。幸いお天気も応援してくれそうです。優しい年中、年長児さんに手をつないでもらい一歩一歩を繰り返して上ってくるみんなを、お山の木々や鳥の声とともに首を長くして待っています。

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                      幼稚園の先生達です。どうぞよろしくお願い致します。
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園内通信「お知らせ2」(在園児4/7)をお出ししました。
内容は、
◇ クラス担任、送り迎えグループ担当紹介
◇ 送り迎え、降園時間等について
◇ 課外教室について
◇ 住所等変更届について

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