2015.11.26

11月26日(木) / クリスマスリース・「弦のしらべ(11/19)」・ひみつの庭の“ママの日”だより(11/24) ・歯科検診(年長児)・園内通信

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『クリスマスリースづくり』
11/21(土) ふれあいサタデーspecial
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先週末土曜日は、北白川別当町下がるフラワーショップ「マタハリ」さんにお越しいただき、自然の植物を使って親子クリスマスリースづくりを開催しました。会場の第三園舎にこれ以上入りきらないほど大勢のご家庭がご参加下さり、この日使用したユーカリの香りがお部屋中に漂うひと時となりました。

予めご準備して下さったサークルワイヤー芯に青々としたユーカリを巻きつけながら留めていきます。その上に、真っ赤な実がなったサルトリイバラ(山帰来)を作る人のセンスによって配置します。サルトリイバラはトゲが鋭いのですが、こちらも予め丁寧にカットして下さいました。これだけでも自然素材のフレッシュなクリスマスリースが出来上がりますが、お飾りとして真っ白な綿の実や真っ赤なヒメリンゴ、そして可愛らしい毛糸のリボンなどを趣向を凝らしながらワイヤーで取付け、親子共同作品のリースがたくさん出来上がりました。

こちらのリースはこの日に残っていた材料で作りましたので、雪を思わせる綿や毛糸はついていません。ぶら下げている側を通るたび、ユーカリのよい香りがするので嬉しくなります。

先日、御所でたくさんの松ぼっくりを拾いました。松ぼっくりをどこかにアレンジしてもよいでしょう。幼稚園にある大木メタセコイヤから落ちてくる小さな球果ばかりのクリスマスリースなども素敵かも知れません。クリスマス4週間前から飾るアドベントクランツのように、リースを飾りながら一週間ずつ近づいてくるクリスマスを楽しみにしているところです。
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『弦(ヴァイオリン)のしらべ(11/19木曜日)』
そして過日11月19日(木)は、かねてよりみんなが楽しみにしていたヴァイオリンの演奏会が幼稚園第三園舎で行われました。感性が育つとても大切な幼児期に、本物の弦楽器の音に触れる機会はそう多くありません。当園に通うお二人のお子さんのお母さまであるNママと、”ひみつの庭”でヴァイオリンについてお話していたことがそもそもの発端となったと記憶しています。その後プロとしてご活躍の一方、保育園などを中心に親子で楽しめるヴァイオリンコンサートを開いてこられた経緯もお聞きしながら、この度の音楽会がようやく実現しました。
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<にこやかにヴァイオリンを奏でられるNママ>

プログラムは、前半の年少・年中組10時半~と、後半の年長組11時20分~の二部に分けて開催されました。まず、

前半のプログラム(1~7) 年少・年中組[10時半開演]
1.楽器紹介では、ヴァイオリンの弓は何でできているかクイズ!(答え/馬の尻尾の毛)に始まり、弓で擦ったり、弾いたりなどして色んな音色が奏でられる楽器であることをご説明下さいました。
2.「メヌエット(モーツァルト)」 ピアノ伴奏のAさん(ご友人)とともに。
3.「エリーゼのために」はピアノソロ。ピアノは弾くところ(鍵盤)が白と黒でできていること、また合わせて88個の鍵盤が並んでいることをクイズ形式で子ども達に問いかけて下さいました。ベートーベンが大切な人のために作った「エリーゼのために」をたっぷりと情感を込めて演奏されました。
4.5.はディズニーのアニメより「ミッキーマウスマーチ」「ハイホー」全員の手拍子にのせて元気なヴァイオリン演奏が楽しく子ども達も大喜びでした。
6.「バンジョーとヴァイオリン(クロール)」は大人も子どもも引き込まれてしまう曲。ピアノとともに、ヴァイオリンの音色が高く軽快で、且つ早いテンポにこちらまでウキウキとしてくるのでした。そして、豊かな中間部は映画音楽を想う美しい演奏で、重音のメロディーが響き鳴くような艶やかな音色に心が奪われました。高音で終わるラストがとても印象的でした。
7.園歌はみんなが知っている北白川幼稚園の歌「おやまのようちえん」。子ども達もその場に立って一緒に歌いました。なんと最後にサプライズ曲として「アナと雪の女王よりLet it go」のプレゼントがありました。ダイナミックな演奏に全員が聞きほれてしまい最後は大きな拍手が響きました[11時前半の部終了]
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後半のプログラム(1~8) 年長組[11時25分開演]
1.楽器紹介としてヴァイオリンのお話がありました。人の体のような形に4本の弦がついていること。棒(弓)についている白い毛はなに?の質問には、年長児から「馬のしっぽの毛!」と大勢からの即答があり。年長児の先月の歌「赤とんぼ」を弾いた場合の音色、弓の押さえ方によっては口笛のような不思議な音が出ることを園歌「おやまのようちえん」で、弦を指ではじいて「お誕生日の歌」を実演されました。
2.メヌエット(モーツァルト) 舞曲であることの説明を子ども達に。
3.踊る子猫(アンダーソン)は誰もが聞き覚えのある可愛らしい曲。子猫の鳴き声をヴァイオリンの音色で表現され、思い浮かべて聴いてみて下さい、とお話がありました。Aさんのピアノとのコンビネーションが絶妙で、ヴァイオリン高音から低音に下がる音色が実に猫の鳴き声のようだと子ども達も感じたことでしょう。
5.白鳥(サン=サーンス) 優雅に豊かに水面を泳ぐ白鳥が目に見えるような演奏でした。
6.チャルダッシュ(モンティ)はヴァイオリンの名手であるモンティが自らの技を披露するために作曲。ヴァイオリンが口笛のように高音を、また楽しくゆったりとした音色を、そして激しく高速で奏でられる箇所が交互に現れて、Nママの演奏に引き込まれてしまう楽しいひと時でした。
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7.そして園歌「おやまのようちえん」。年長組も全員で立って演奏に合わせて元気に歌いました。そして8.は・・・↙
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8.最後のブログラムの、(?)は、実はヴァイオリンの体験でした。Nママのお子さん(Hくん)のもっと小さな頃に弾いていたヴァイオリンをご持参下さいました。全員は無理なので担任の先生二人にくじを引いてもらい、運よく当たった三人の女の子(偶然女の子ばかり。男の子からは残念だ、もう一回との声も^^)は、優しく丁寧なNママの手ほどきを受けながらよい音を鳴らすことができました。

アンケートにもいただきましたように、親子でしかも幼稚園で音楽を楽しむ会はそうありません。この度はホール仕立てにした会場の第三園舎に大勢がご参加下さり、弦の音色に心弾ませる日となったことを大変嬉しく思います。何より、お子さんお二人を通園させておられる現役の園児ママでありながら、演奏会の打ち合わせやご準備をしてこられたNママのパワーに頭が下がります。また、ピアノ伴奏をされたご友人のAさんは、上のお子さんと他園に通っておられる二人目のお子さん、そして今年4月に産まれたお子さんの計三人のお子さんを持つママです。改めて子を持つ母のパワーに感銘を受けるとともに、子ども達全体を大切に包み本物のヴァイオリンとピアノの音色を大勢に聴かせて下さった情熱に感謝し、心よりお礼申し上げます。有難うございました。
(会場後部より写真撮影をしましたのでその一部をアップしました。)
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ひみつの庭の“ママの日”だより(11/24(火)記録)
先週17日(火)は、しぜんの取り組みとして年長児クラスに出向き「おちばしらべ」の導入をしました。色とりどりの落ち葉が園内からひみつの森に落ちています。春の緑色の葉から11月になり赤、黄、橙に変化している落ち葉「紅葉のおちば」について子ども達と考え、おいも掘り遠足の時から活動している各クラス5つのグループに分かれ行動しました。クラスに戻りグループことに大きな模造紙に葉っぱを張りつけた後は、紅葉する葉が載っている「紅葉図鑑」で調べていきます。現在も各クラスで継続して作業中ですが、落ち葉を見つけるごとに少しずつ白い模造紙に落ち葉が増え賑わってきているところです。イロハモミジ、ハクモクレン、クヌギ、カキ、サクラ、ナンキンハゼなどは形と色がお馴染みになり、子ども達はすでによく覚えています。

この日も歌の時間を子ども達と共に過ごしその後ひみつの庭に上がると、すでに数名のお母さま方が動かれていました。
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Fママは予備の芝生として、ビニールポットに地植え芝生を起こして移し替えられます。芝生が傷んだり生えなくなった箇所に、この先移植ができるよう準備中です。Gママもクローバーのエリアをお手入れ中です。白いクローバーの花で指輪、首飾り、冠などをついこの前に作っていた子ども達。来春にはまた生き生きとした緑色の葉が広がりますように。
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Yママはビオトープまわりの落ち葉を集めておられます。この日大変な量の落ち葉などがこの周辺から集まっていました。Iママはひみつの庭の外周り枕木と芝生の植え込みをお手入れ中です。
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芝生の築山の上を見上げると大木カシの木が枝を広げていますが、スジスジ帽子のカシのドングリが山ほど落ちてきて芝生の中に落ち込んでいます。このままではすぐに根が生え芽が出るので大変大変。子ども達にもたくさん拾ってもらいましょう。ウッドデッキ下丸窓の周辺も頭上のクスノキから落ち葉が落ちてきます。ワイヤーネットの外の外周部分をお手入れ中のHママの姿も。年少の子ども達が遊びにきています。
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竹製の大きい熊手と小さなミニ熊手。ミニ熊手は細かな作業で使いやすく、結構使い込んできましたので、先日コーナン高野店に出向き追加で仕入れてきました。
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「森でまっかなツタの葉が落ちてたよ」と見せてくれる年長児Yちゃん。今みんなで歌っている歌「まっかな秋」まっかだな、まっかだな、つたのはっぱがまっかだな~~、のそのままですね。 クスノキの下のミルテの植え込みの中に落ちた落ち葉を集められていたHママ。
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ビオトープに投入しようと水槽に入れていたミナミヌマエビを観察する年少児Rくん。ビオトープの中には随分大きく育ったヌマエビもいます。 Iママが植え込みの中からこの時季には珍しい綺麗な形のままのアブラゼミの抜け殻を見つけて下さいました。年中児Sちゃん年少児Kくんが見入っています。
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Fママのご自宅お庭から株分けしていただいたレモングラスの束。寒さに弱いレモングラスだから刈り込まれました。株元に腐葉土などでマルチングをして何かで覆いをしてあげる予定です。少しでも温かく冬越しができるように。葉はお茶、お風呂などに利用できます。レモンのよい香りが切り口から漂います。ミント類とミックスハーブティーにしても。
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今年もアサギマダラを呼んでいたフジバカマを刈り込み中です。もうお昼になりましたが大急ぎでハサミを使います。
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ホーリーホックの足元もお手入れ中のママ。トピアリーのツゲの上にはいつもクスノキの葉や風でどこかから飛んできた枝がはさまっています。
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メキシカンセージは9月頃より約3カ月ほどの期間よく咲いてくれました。チョウを呼んだり、子ども達が花の蜜を試したり、お買い物ごっこエリアのお飾りにも活用したりと大活躍してくれたパープルカラの美しい花。宿根草で冬場は地上部が枯れるため12月には刈り込みが必要です。また来年も咲いてくれますように。
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大木メタセコイヤの下でこの日集って下さったママ達。ささやかながらアップルティーをご一緒しながら気がつくとつい一時間が過ぎ、お話の花がたくさん咲いたひと時でした。
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歯科検診(年長児)
本日11月26日(木)は駅前矯正歯科院長の山下和夫先生にお越しいただき、10時から月Aクラス→月Bクラスの順にお口の中を診ていただきました。一人2~3分ほどかけて十分に診察され、一人ひとりにアドバイスもいただきました。全体(約50名)として虫歯の子は少なめでしっかりと歯磨きができていますが、本日使用したフロスなどを使って歯間に毎日通すことでさらに虫歯が未然に防げること、みんなはもうすぐ小学生になるので自分の力でしっかりと磨き、確認をお母さんにしていただくことなども直接伝えていただきました。各クラスとも長い時間でしたが、自分の診察が終了しても最後のお友だちが終わるまで頑張って待つことができました。担任は健康診断票の記入、私は用具渡しのアシスタントでした。和夫先生は太郎先生と兄弟(弟)です。ご存知かと思いますがお伝えまで。
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本日は、園内通信「お知らせ69」「お知らせ70(年長児)」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ69」
◇ お招き会出演について
「お知らせ70(年長児)」
◇ 園長先生との家庭教育相談について

2015.11.19

11月18日(水)part2 / ユーカリの葉で・ひみつの庭の“ママの日“だより(11/17記録)

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週末の”ふれあいサタデーspecial”では、たびたびお花をいただいているフラワーショップMATAHARIさんにお出でいただき、ユーカリの生の葉を用いてクリスマスリースづくりをします。写真は同じくユーカリを使った一例ですが、当日の飾りつけはサルトリイバラ(山帰来)の赤い実を使う予定です。飾りつけにイメージできるものがあれば個別にお持ちいただいても構いません。マツボックリなども可愛くて素敵でしょう。ユーカリの香り漂うひと時となりますように。

また明日は、いよいよお山の音楽会『弦のしらべ』を開催します。お母さまも大勢お越し下さいますように。会場セッティングも無事出来上がりました。ヴァイオリンの音色がホール第三園舎に響き渡りますことを心から楽しみにしています。
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ひみつの庭の“ママの日“だより(11/17記録)
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週末、所用で出向いた神戸で見つけたガーデンシクラメンなどの冬の花。今週のママの日も天候に恵まれ活動することができました。すでに早く来られたママは草抜きなど手入れを始めておられます。
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この日、年長児クラスで「しぜんの”紅葉の落ち葉しらべ”」を子ども達と取り組んだあと、ひみつの庭に上がりました。体重測定を終えた子が早、庭に上がってきています。傍ら、コンポストにできている堆肥(子ども達いわく「栄養の土」)をTママが掘り起こされ、子ども達が何往復もして、てみで庭に運びます。早速にスコップで植えていく子もいます。Yママが一緒に土を混ぜて下さいます。
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年少児達も庭にやってきました。HママIママはナンキンハゼの木の下でヘンリーヅタの伸びすぎた蔓を整理されます。
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やはりお花の好きなKくんYちゃんも活動中です。今日はいくつ植えるかな。ふかふかの腐葉土をよく混ぜて栄養の土とともにお花の苗を植えましょう。一輪車の上は土を混ぜるのによく利用します。
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親子の姿がありました。ママを見つけたRちゃん。一緒に作業中。
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何にでも興味があり集中して取り組むYくん。資材置き場の辺りでそっと羽化していたアカタテハ。こんな寒くなってからの羽化は少し可哀想。みんなでオレンジ色の翅のチョウを取り囲んで見ているところです。その後、お花の中に入れてあげましたね。
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黙々と何種類かの花苗を繰り返し植えていきます。子ども達が土に触れ、苗を植えることを大切に想っていることを嬉しく思います。
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スコップで大きめに穴を掘り苗をそっと入れたら周りに栄養の土を入れてあげています。
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NくんとYくん。クラスの友達ですがお話しながら植えています。手つきがなかなかものです。ママ達も我が子のように一緒に植えてあげておられます。
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「ぼくも何かうえるよ」とRくん。どれにするか選んでね。コンポストの栄養の土をシャベルで運んできたYくん。
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ビニールポットの外し方ももう知っています。Rくんはキク科クリサンセマム ノースポールを選びました。白い花が咲いています。
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すっかりペアで話し合いながら植えている二人。土の中に上手く植えられたね、とても上手ねー、と感心感心。
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赤、ピンク、白などのガーデンミニシクラメンがあっちにも、こっちにも。ヤブランの植え込みの間をミニ熊手で整理されるママ。
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自由あそびの時間を満喫して駆けているKちゃん達。思い思いに過ごす時間が流れます。
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Rくんはここに植えるそうです。Hちゃんも一緒に植えています。
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赤いミニシクラメン。今はお庭用のシクラメンがあります。長く咲いてくれることを願います。こちらも手入れをしなければと思いつついつも手が届かないままだった場所にGママ。いつも感謝です。
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子ども達のエネルギーには驚きます。小さな手がよく働きます。コンポストの発酵した土は何よりの草花や野菜の栄養です。
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まるで親子のようにお話しながら楽しく植えるひと時。ここにも植えようか、と相談しながら作業中。
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子ども達を励まし応援して下さるママ。この日、8つも植えたよと言うYくん。
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Hちゃんも来ました。確かSちゃんは一学期にたくさんの花苗を植えたね。今日も植えはじめました。
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土が気持ちいいいかなTちゃん。お花のラベルを手に何か考えている様子のYちゃん。
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植えたお花の横にラベルを立ててあげます。ビオトープ横の半円スペースナンキンハゼの足元にも何か植えている姿が見えます。
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Eくんもやってきました。ポットの外し方など教わりながら。 tomomi先生も一緒に。
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ピオトープが好きな男の子。  Rちゃんは、てみを手に作業中。
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ヘンリーヅタを整理した半円の周りに、ノースポールを植える子ども達。
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ひみつの庭の外、ミルテ(レモンマートル,銀梅花)の植え込みの前の女の子達。手で触れるととてもよいレモンに似た香りが漂います。微かな香りにも子ども達は敏感です。 さあお昼になりました。ご用のためGママは一足先に帰られました。皆さまお茶を一口どうぞ。
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本日もお疲れ様でした。この日は子ども達とともにたくさんの苗をすべて植えましたが、ちょうどこの頃、ポツリポツリと小雨が降り始めました。午後は雨予報です。明日も含めしばらく優しい雨が降り続き、土も柔らかくなって十分な水分と栄養で苗が満たされますように。

11月18日(水)part1 / テラコッタうさぎと柿の実・ひみつの庭の“ママの日”だより(11/10記録)

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<テラコッタうさぎと柿の実>
園庭の柿の実が緑色から橙色に色づいてきた頃、登園したばかりの子ども達が柿の下から見上げ立ち止まっている姿が見られます。お山の鳥がつついたのでしょうか。足元に落ちている実を見ると、中は鮮やかなゼリーのような果肉と種が見られます。

これは暫く前に撮影した写真です。園長室前のテラコッタ製のうさぎの目の前に、知らない間に二つの美味しそうな柿が置いてありました。誰かが置いてくれたのね!と思っていた次の日、この柿を見つけたYちゃんは、「あっち(ことりぐみ前)のうさぎさんは柿をもらっていないから一つあげてもいい?」と言います。柿をうさぎさんにプレゼントしていった優しい子、あっちのうさぎさんはもらっていないから、と気づく優しい子。子ども達の優しい気持ちがあっちにも、こっちにも、ふんわり浮かんでいるようでした。
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ひみつの庭の“ママの日”だより(11/10記録)
今年は今までにないほど目まぐるしいと感じる実りの秋。子ども達とクラスで活動を共にすることが多くなり、“ママの日”もいつも遅れて庭に上がります。すでにママ達は思い思いに活動に入って下さり有難く思っています。
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頭上に枝を大きくを広げる常緑樹クスノキの葉の寿命は一年間。春には新葉との入れ替えで、辺りがクスノキの葉で埋もれるほどの落葉があります。なのに秋は秋で赤やオレンジ色などに葉が多彩に色づき、再び葉が落ちてきています。
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壁泉のライオン“Leoレオ”。岡崎産御影石で彫っていただきましたが、少し表面に苔が出てきたかも知れません。ビオトープ横の植え込みを手入れ中のYママ。
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ウッドデッキ下の植え込みのIママ。芝生の生育、手入れについて気を配られるFママ。
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築山周辺を熊手で手入れ中のIwママとHママ。気温が低くなり、夏場青々としていた芝生も少しずつ冬の時季に向かっています。
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夏場プールの足洗い場、ビオトープ縁のクリーピングタイムの植え込みにも落ち葉が入り込んでいます。
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いつも手入れをしなければと思いつつ、なかなか手がつけられない場所。それをわかって下さっているかのように動かれるママ達。
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KくんとHママ。何かお話中の様子。てみを使って落ち葉を集めておられます。
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私のお母さんがお庭にきてるのよ!と言ってるのかな、Yちゃん。
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トウヒの足元も落ち葉拾い中のママ。   傍ら私はビオトープにそっと長靴で入ります。子ども達と放しをしながら枝葉を除去していきます。
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場所を移動しながらヤエヤマザクラの近くをお手入れ中のFママ。ビオトープの排水口ネットは時折交換しないと汚れがたまりやすくなります。
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お掃除、お手入れに興味津々の子ども達。お魚が流れていかないように、ネットをしなくちゃね。中にカエルさんが落ち込んでいたのを救出。
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Kくんは何を見つけたのかな。         Aくんが手にしているのはカエルですね。
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落ち葉が山ほど集まります。          みてごらん、とビオトープで一番大きな二枚貝。ずっしりと重みがあり、タナゴの産卵を受け入れている貴重な池の主かも。
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丸窓の下もお手入れ中。            ビオトープの中は、ヤゴやらカエルやらで、また空からは鳥が飛来するためか、たくさんいたメダカの姿がすっかり見られなくなったのがとても不思議です。なので、近々約300匹ほどを追加投入する予定でいます。ミナミヌマエビも追加で仲間を増やしましょう。
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手をとめて年少児に語りかけるママ。      Mちゃんが見つけ手にしているのは最近増えてきたアンモナイト型をした貝です。名前はまだ調べていません。
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あっちのお庭でお片づけの鐘が響いています。名残惜しそうに容器を見るKくん。
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花を終えた植物や枯れ葉、水辺の落ち葉などが集まります。  そろそろお昼。皆さまお疲れさまです。
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寒くなく、また暑くもなく、自然に触れて体を動かすと固くなった筋肉もほぐれるようです。
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お疲れさまでした。一口ずつですがささやかにお茶をどうぞ。
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メキシカンセージが満開を経てもなお、綺麗な紫色の花を保っています。
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花の先に溜った蜜の甘さに気づいたのは子ども達。チョウも勿論知っています。
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ビワの花がもうすぐ咲きますが、ビワの葉はお茶や温湿布に利用します。葉を使って布に染色をしてみたいと思うこの頃です。
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すぐ目の前にある東山大文字。少しずつ色づいてきています。寒くなるまでに大文字山にも登るのもいいですね。
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<ヤブランの実をつぶしてみたら/自由あそびの時間>
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[すり鉢でヤブランの実をつぶし布を浸してみたもの]
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あれは12日のお弁当後。近くに遊びに来た子ども達の横にヤブランの実ができていました。手にすると実がつぶれて真っ青な汁が出て来ます。まるでブルーベリーのような実です。
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ある程度の実が集まったところで、すり鉢で実をつぶしてみることになりました。年少児さんも加わりみんなで交代で試しています。
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Hちゃんはひみつの庭の奥にある大木ナナミノキから落ちてきていた赤い実を集め、別のすり鉢でつぶしています。
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お片づけの鐘がなりました。そっと、そっとこぼさないように運びながら階段を下へおり運びます。園長室についたらキッチンで白い布を浸してみました。ヤブランの果汁は一瞬で鮮やかな色に染まります。このままの色が維持できるとよいのですが。
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こちらはナナミの実をつぶした液に浸したもの。さてどんな色に染まるのかが楽しみです。

2015.10.28

10月28日(水) / 秋色ノリウツギ・ひみつの庭の“ママの日“だより(10/27記録)・秋風のひみつの森で(本日)・園内通信

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  <ノリウツギ>
 ユキノシタ科  原産地 日本
 学名 Hydrangea paniculata
     ‘Limelight’
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真夏から9月にかけて、ライムグリーンの花を咲かせていた紫陽花の仲間ノリウツギ“ライムライト”。秋に入った頃から花色が赤味を帯びた秋色に変化し、今も私達を楽しませてくれています。

先日、ひみつの庭で子ども達がお花に水をあげていた時のこと。花の時季がすぎて枯れ色になりつつある同じく紫陽花のアナベルを私がハサミで整理していると、「お部屋で使うからちょうだい」と女の子数名が手にし嬉しそうに走っていきました。自由あそびの時に、何かお飾りにでも使おうとひらめいたようでした。

日本に昔からある紫陽花の種類は、秋の枯れ色に変化してからもなお、ふんわり優しくて素敵な花だなあ、と子ども達も感じるのでしょう。

先日より、赤くなって落ちていたモミジを手に、子ども達は朝お山を上ってきています。一緒にモミジの木を見上げてみると、枝の先端の部分が少し赤味がかっています。真っ赤なモミジ紅葉の時季ももう少しでやってきます。
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ひみつの庭の“ママの日“だより(昨日10/27(火)記録)
爽やかな気候が続きます。ただし朝晩ぐっと冷え込む上に日中との気温差が15度近くもありますので、特に気温の変化に敏感な子ども達は勿論、大人の私達も健康維持に気をつけたいこの頃です。さて、久しぶりのママの日の昨日、お母さま方が明るい笑顔でご来園下さいました。この日は、年中児がひみつの庭の奥にチューリップの球根を植えましたが、予め柔らかく耕していた花壇スペースに、来園されたお母さまがさらに子ども達が植えやすいよう土をほぐし新たな土も混ぜ込んで下さり準備完了。地植えでは深さ約20㎝ほど、深めに土を掘り球根を植えます。
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落ち葉やドングリがクローバーのエリアにたくさん落ち込んでいます。それを手作業でてみに集めて下さいます。また丸窓の下のツルニチニチソウの蔓が伸びすぎているのを見つけすっきりとカットされるママ達。
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動きやすい服装、帽子着用のママ達。Sママはスニーカーの上からチャック式のナイロン製靴カバーを着用です。「便利なものがあるのですね」と見せていただきながら感心。ミニ熊手を使い、てみに落ち葉を集められるママ。
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お写真いいですか?の声かけに笑顔でパチリ。タマネギのような球根はいろんな色が混ざり今から咲くのが楽しみです。
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さあ、年中児の子ども達が庭の中にやってきました。まぶしいくらいの太陽が降り注ぎ、子ども達を照らしています。
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まずはゆきぐみの子ども達。好きな色の球根を一つずつ選んで早速植えはじめましょう。赤、黄色、ピンク、赤と黄、赤と白、紫などいろいろ。植える前にお話をしました。土の中に植えた球根から、やがて芽が出て茎がのびて綺麗な花が咲くのが来年の春頃。みんなはその頃年長さん、楽しみですね。土が乾いたらお水をみんなであげて下さいね。スコップで頑張って深く掘ったところに球根の丸い方を手前に、とがった方を上にして入れます。それからそっと土のおふとんをかけてあげましょう。
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スコップの順番を待ちながら手で土を触ったり掘ってみたり。スコップはおいも掘りのときにも上手に使っていた子ども達です。
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スコップを縦に深く入れて上手く掘れるかな。掘った土はどこに置こうかと考えながら黙々と作業しています。
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上のカシの木から続いている太い根っこもあったけど、みんな上手く植えています。順番を待っている子ども達は、芝生の上やビオトープのまわりで遊んでいます。
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紫色のメキシカンセージの蜜を吸いに来たクロホウジャク。これはスズメガの仲間で、素早く羽ばたきながら空中で静止して蜜を吸います。本来、蛾は夜に活動しますが、こちらは夜だけでなく日中にも活動する蛾です。長い口吻を上手く伸ばして吸蜜している姿が愛らしいです。(Fママ、同じ種類のオオスカシバだとこの日申しましたが、よく考えるとクロホウジャクでした。すみません。オオスカシバはもっとウグイス色がかった体です)
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球根をながめながら掘っていくほしぐみの女の子達。
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球根を入れたら土をかけ、そっとスコップで上から撫でてあげている女の子。球根が残ったね。この日お休みした人も次に植えられますように。
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近くで作業中のお母さま方に、みんなからいつも有難うを伝えているところです。お母さま方の細やかな手作業のお陰でお庭もとても喜んでいることでしょう。
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気温が低くなるにつれ、だんだん株が下がりうつむいてきたメキシカンセージの花。きれいな紫色の花は枯れないうちに何かに使えないかな?みんなでポプリを作れないかな?どんぐりや赤や黄色の落ち葉、みかんの皮など入れてのポプリ作りはいかが。容器は画用紙で組み立てる?ひねもすで組み立てる?
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外あそびの最中にママを見つけてやってきたRちゃん。何のお話をしているのかな。 庭の外回りの草抜きをして下さるGママ。いつも細やかなお働きに感謝です。
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さて、もうすぐ12時。皆さまお疲れ様でした。この日は温かめのハーブティーを。ミント、レモングラス、バジル、ローズマリー、乾燥レモンピールが入っています。注いでくださるSママ。重たかったかも。有難うございました。 近くのビワの木を眺めつつ、今はつぼみですが冬12月にビワは花が咲きます。
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暫し、お話の花が咲きます。                        記念写真をパチリ。
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カシワの葉の上にいたオオカマキリ。この写真は数日前のものですが、お腹が大きいので産卵間近かと思われます。ママの日のこの日、産卵後の大きな卵が近くにありました。オオカマキリのお母さんは、数日間卵を見守ったあと、やがてその場をあとにします。新しい命が受け継がれ、来春にはたくさんの命が産まれるでしょう。
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秋風のひみつの森で(本日)
本日午前中は、年長児とともに爽やかな秋風のふく“ひみつの森”に足をのばしました。運動会で子ども達の絵を展示したダンボールの塔を2学年分つないで、斜面を探してすべり下りるトンネル遊びを試みました。こちらに紹介するのは、森の木々を見つけてさまざまな楽器を作り、演奏会が催されたシーンです。
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長い木と短い木を使ってチェロに見立てて演奏です。またヴァイオリン、フルート、オーボエなどさまざまな楽器で演奏です。自然と輪になり木漏れ日の中で楽しい演奏会。
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お客さんも招いて次々と曲が演奏されます。HちゃんMeちゃんヴァイオリン、Tくんチェロ、Miちゃんオーボエなどなど、みんなで歌いながらの演奏会が続きます。
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いろんな木をたくさん集めてきて、何種類もの楽器を創作するYくん。これはクラリネット。指揮棒で指揮をしているMちゃんRちゃんも。
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Yくんは今度は長い角笛のようなものを吹いているのが見えます。
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Yくんアップ写真。これは長く大きな木でできたアルプスホルンでしょうか。力強く微笑ましい限り。演奏会は佳境を迎えています。
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指揮するRちゃん。chinami先生もフルート吹いて楽しそうです。

この日のお帰りの時、「あ~、きょうはたのしかった!」と年長児Rちゃんの笑顔。森の演奏会がとても楽しかったようです。私もとても楽しかったです。
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本日は、園内通信「お知らせ62」をお持たせしました(「お知らせ61,62は年長児用に使用」)。
内容は、
◇ つき組 就学時健康診断日について
◇ 平成27年度私立幼稚園保育料軽減補助(京都府補助金)について
◇ 園児名簿関連
◇ 2015年こども健康診断のご案内

2015.10.21

10月21日(水) / メキシカンセージ・フジバカマとアサギマダラ・全学年体育あそび

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          <メキシカンセージ>  シソ科  学名 Salvia leucantha   原産地 メキシコ

今満開のメキシカンセージの花(ハーブ)。秋になった頃からすでに長い間花を咲かせています。紫色のベルベット状の花色が際立ち、年々株は大きくなっています。
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紫色の部分は蕚片で、先のピンク色の部分が花になります。この花の部分の蜜が甘いことを先日年長児の女の子二人が見つけ、みんなに教えてあげる姿がありました。一枝もらってクラスにも飾っています。
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メキシカンセージは別名アメジストセージとも言います。宝石の紫水晶に似ているからですが、美しい色なのでポプリやドライフラワーに使われることが多いです。今の子ども達は紫色が好きな子が多いです。勿論私もですが。
“ひみつの庭”の隅っこのハーブコーナーに植わっているコモンセージはこちらとは種類が違い、料理やスープに使用できます。臭み消し効果があるため、特にお肉料理に使え、ソーセージ作りには欠かせないハーブです。他に疲労回復、消化促進効果とともに、抗菌、抗ウィルス作用もあるため、セージティーでうがいをすると風邪、感染症の予防になり喉の痛みや腫れにも効くようです。
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<藤袴(フジバカマ)>開花中
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メキシカンセージの横手にはフジバカマが咲いています。ただし、植栽後数年間が過ぎ株が密集してきたためなのか、今年は開花が少なめです。そこへ、今月10月13日(火)に、アサギマダラ(蝶)が飛来しているのに出会いました。その時には二匹(二頭)がひらりひらりと飛んで吸蜜していました。今年は子ども達は気づいていたかな?渡りをする蝶アサギマダラは、毎年10月末頃に“ひみつの庭”に飛来していますが、今年は時期が少し早かったのかも知れません。運動会や遠足の頃にたくさん飛んでいたのかな?上手く出会えなかったのだとすればとても残念です。今頃は中国、台湾方面に向けて長旅に出た頃でしょうか。もしかするとあと暫く、アサギマダラの姿に出会える可能性もなくはありません。
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<アサギマダラ> タテハチョウ科  学名 Parantica sita (Kollar, 1844)  英名 Chestnut Tiger
             分布 日本、朝鮮半島、中国、台湾、ヒマラヤ山脈
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[全学年 体育あそび]
本日は体育指導の日。各学年とも室内でマット運動、床運動に続きボールを使った動きをご指導いただきました。秋は運動会に向けての取り組みをした後でもあり、また季節的にも体を動かすのに適しているため、身体能力がぐんと伸びる時期になります。そこでまず、すべてのスポーツの基本の動きとなるマット運動を取り入れています。体のあらゆる部位を動かし柔軟性や筋力をつける動きをみんな一緒に楽しみました。勿論、最近年長児が森あそび(絵日記参照 森あそび1森あそび2森あそび3)でチャレンジしている斜面をよじ登る、滑る、走る、木や枝を使いぶら下がるなどの動きは難易度が高い活動ですが、幼児期の子ども達には最も適し且つ必要な全身運動になります。

今日の指導では、ボールあそびにも取り組みました。ボールを使用することにより仲間と共感ができる、また距離を図る動体視力も鍛えられます。勿論腕の力も。いずれ、一人1個のボールを使って上に投げてキャッチ、地面にバウンドさせてキャッチなどから始まり、小学校でのドッチボールの際に必要になってくる投げる、受ける、よける、などの複合の動きにも発展したいところです。「お家でもボールあそびをしてくださいね」という瀬川指導員の声かけに「たのしそう~!」という子ども達の声が聞こえました。またご家庭でも親子でボールあそびをなさって下さい。私が幼少時に随分しましたが、床に座り転がして相手がキャッチ、を繰り返すのもシンプルで楽しいです。本日の指導を受け、各クラスでも楽しんで取り入れていく予定です。

[年長児]
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[年少児]
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[年中児]
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2015.10.06

10月6日(火) / 第66回運動会(10/4日曜日)を終えて・園内通信

過日は、恵まれた秋空のもと、第66回運動会を無事終了することができました。これも一重に、保護者の皆さまの日頃のご理解、ご協力、また幼稚園を取り巻く方々の応援のお陰と心より有難く感謝申し上げます。

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今回の運動会は、事前の「お知らせ」にも書きましたように、アットホームな運動会、全ご家庭と園が一つになって子ども達を見つめ、ともに応援できる「大きな家族」をイメージしました。実際に、お忙しい中、お父さまを役員として早朝から送り出して下さるご家庭でのご協力にはじまり、皆さまのご出場、子ども達を見守り支えるご家庭の温かな眼差しがあってこそ成り立つ一日だったと振り返っています。

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一日ずつ近づいてくる運動会までの日々。どの学年のどのクラスも、毎日精一杯取り組んできました。運動会で頑張っている自分の姿を園児一人ひとりが画用紙に描き、それを張り付けたダンボール製の塔。その場所を目印に、園児の種目では親子席から直接グランドに出場できるよう今年はチャレンジしました。昨年までは、招集ごとに保護者の皆さまに入場門まで行き来して園児をお連れいただく形をとっていましたが、今年はいくぶんお席からゆっくりと、子ども達を応援していただけたのではないでしょうか。
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また、少しでも、日頃幼稚園で頑張って取り組んでいる子ども達の姿を垣間見ていただく機会になればと、現在継続中の体育あそびを各学年とも一部ご披露したチャレンジタイム。短時間でしたので、子ども達が十分な達成感を得るには至らなかったかも知れません。しかし、今後も保育の中で継続、展開して取り組んでいきたいと思います。そして徒競走、リレー、親子競争での取り組みをはじめ、担任が見守る中、子ども達だけで力を合わせて行った年長児の旗体操やパラバルーンは、私達にとっても感動とともに、子ども達がまた一つ大きな自信を得る機会になったと思います。

午前最後のお楽しみタイム。こちらの声かけにあわせて皆さまがグランドの中に集って下さり、音楽のリズムにのって最後は全員で大きな輪になれましたこと、嬉しく思いました。今後も園とご家庭が一つの輪(和)になってつながり、私達の子ども達の育ちを皆でともに応援していくことができたら何より幸いに思います。

有難うございました。

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~本部席よりアナウンスの合間に撮影した写真ですので、プログラムすべてではありません~
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本日は、園内通信「お知らせ54」(別紙運動会ブルーレイ・DVD販売のお知らせあり)
◇ 第66回運動会について
◇ 運動会会場でのお忘れ物
◇ おいも掘り遠足について

2015.09.30

9月30日(水) / 萩・“ひみつの庭”の芝生で(年少児)・園内通信

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<ヤマハギ>  マメ科
原産地  日本,中国,朝鮮半島
学 名  Lespedeza bicolor Turcz.
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9月の終わり。朝夕めっきり涼しくなり、夜は虫の音が響き渡っています。

今年はお山の上のクヌギの実がたくさんなり、毎朝石段のあちこちに落ちているクヌギ帽子や実を拾う子ども達の姿があります。鉄棒横の柿の実も少しずつ色づいてきています。

こちらはマメ科のヤマハギの花です。9月はじめからお山の中のあちこちで見られ、大階段幼稚園門の近くにも垂れ下がるように咲いていました。朝登園した各グループの列が、その下をくぐるようにして石段をのぼってきました。子ども達いわく“お花のトンネル”ということでした。この写真はお山を上ってくる道の途中に咲いていたヤマハギの花ですが、今は満開を過ぎた頃です。

ハギはくさかんむりに秋と書くように秋を代表する花。お彼岸におはぎをいただきますが、小豆が散らばった様子がハギの花と似ているところから「萩の餅」→「おはぎ」と呼ぶようになりました。春から初夏にかけてつくるものはぼたもち、秋につくるものがおはぎ、と呼び名も変わります。
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“ひみつの庭” にて 年少児 9月29日(水)記録
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爽やかな秋晴れの下、運動会練習に続き年少児クラスが“ひみつの庭”で遊ぶひととき。
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築山は芝生が生えそろい、気持ちのよいグリーンが広がっています。子ども達の笑顔も輝いていました。
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切り株の上にお帽子を置いています。芝生の上は座るとふんわり気持ちがいいね。
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大好きな芝生の上でのゴロゴロ~が始まりました。ゆるやかな傾斜になっているので、ゆっくり転がります。ショウリョウバッタがチキチキチキッとあちこちで飛び跳ねます。
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Nくんもゴロゴロゴロ~。
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SちゃんとMちゃん。自然に二人が手をつなぎ、一緒にコロコロコロッと転がることが楽しそうです。
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Mちゃんは何を見つけたのかな。                     「転がるの面白いよ」とKくん。
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横に咲いているブッドレアの花。順にいろんなチョウがまわりを飛び交います。
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「いっこせんせい~」と呼ぶのはKくんの声。なになに、これは何かな?草間で素早く動く生き物、実はカナヘビです。トカゲでもなくヘビでもありません。お腹はきれいな黄緑色をしています。
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こちらはアップ写真。手が小さくてなんだか可愛いですね。
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よく捕まえられたね、とnoriko先生。           子ども達とmika先生。一緒にコロリと寝転んでとても気持ちよさそうです。
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みんなにカナヘビを見せてあげるKくん。  こちらはSちゃん。ビオトープの中にある種の貝が増えてきているのですが、それを手の平にいっぱい載せて見せてくれました。何ていう貝かはまだ調べていません。
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ビオトープで楽しくお話しているTくんたち。 ゆったりとした時間が流れます。築山の上から。
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中ほど、芝生の上で気持ちよさそうなFちゃん。     私の捕まえたショウリョウバッタと大きさくらべです。
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Rくんとnoriko先生。寝転んで気持ちよさそうです。目を閉じてじっと気持ちよさそうにしているFちゃん。
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芝生地に溶け込むように身を持たせかけていますね。とっても気持ちよさそうなので思わずパチリ!Fちゃん夢を見ているのかな!
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先生のはサクラの葉っぱ。ぼくのはオレンジのこれ(クスノキの葉)。色がとっても似ているね。 楽しそうに話しているRちゃんYちゃん。
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そして本日朝。年長児とともに“ひみつの庭”に一学期に植えたお花の世話にいきました。バケツに入れたジョウロで株元に水をたっぷりと流し込んであげると、グングン土にお水が浸み込んでいくのが見えましたね。そして年長児クラスは公園練習へ。週末の運動会を励みに毎日かけっこやお遊戯の練習に頑張っている子ども達です。運動会開催のための準備も園全体が一つになって進めているところです。
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本日午前は、年少、年中児が運動会練習のあと自由あそびをしました。おや、ラバーマットの上のチョウはミスジチョウ。思わずパチリ!
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「いっこせんせい~」と年少児Sちゃんの声。振り返ると手の平にサナギが一つ。こちらは、ただ今ちゅーりっぷぐみクラスで育てているスズメガ科ビロウドスズメガのサナギ。yuuka先生がクラスの近くの植え込みで子ども達と見つけたもの。食草とともに育て、暫くで無事サナギになったのも子ども達と確認しました。上手くサナギになれてよかったですね。私も同じ頃に蔦の葉の下で見つけ育てています。幼虫の時期のスズメガは実は特殊な柄をしていて、写真でアップするのは少々ためらいます^^; 私自身よく図鑑で目にしていたビロウドスズメガの幼虫。ちゅーりっぷぐみさんと同じ頃に蔦の葉の下で見つけ育てています。完全にサナギになっているので手で持つとピクッピクッとお尻の先をリズミカルに動かします。とてもユニークで笑ってしまいます。子ども達も楽しんでいますが、内心不思議だな~と感じているのでしょう。
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ちゅーりっぷぐみで育てているビロウドスズメガのおうち。yuuka先生が他のクラスの子にも見せてあげているところです。もう暫くで羽化するでしょうか。
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本日は、園内通信「お知らせ51」「お知らせ52」「北白川幼稚園運動会開催にあたって」をお出ししました。
「お知らせ51」
◇ 絵本の貸し出しについて
「お知らせ52」
◇ 運動会のご案内

2015.09.11

9月11日(金) / コナラの実・しぜんのお話(年長クラス)・“ひみつの庭の芝生再生!”・園内通信

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              <コナラ>  ブナ科  原産地 北海道~九州,朝鮮半島
                       学名 Quercus serrata
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ことりぐみ園舎の横にあって年々大きくなっていくコナラの木。ほどよく太陽の光を通してくれるので、真夏には涼やかな木陰をつくります。
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9月に入り毎朝のこと。子ども達の登園を待つかのようにコナラの木の下に落ちているコナラの実のついた枝。登園した子ども達が気づいて、緑色のドングリを手にする様子が毎朝見られます。今週は年長クラスへ行き、子ども達を包む自然をテーマに年長児全員で考える時間を持ちました。

コナラの実が毎朝新しく落ちていることをよく知っている子ども達。でもそれはなぜだろう? コナラの枝をよく見るとどの切り口もきれいにかじったようにカットされていることと、またその実は必ず小さな穴が開いていること。二つの謎から、実物を示しながら昆虫ゾウムシについて考えてみました。

続くお話は、一学期にみんなで作ったお山の孟宗竹製のコップ。子ども達と作った私自身の竹コップから、時々聞こえてくる不思議な音。そのことについてお話しながら、不思議でしょう?なぜだと思う? と子ども達とともに考えてみました。コナラの切り落とされた枝について、また竹コップの不思議な音についてみんなで考えていると、なるほど!といった意見が子ども達から次々に出てきます。音の正体は「竹の中に産みつけられたベニカミキリの幼虫が竹の内部を食べている音」なのです。自然の不思議について子ども達と考えたり、普段はあまり考えないような切り口で話しかけ、子ども達の考えを聞くことができる時間を私自身も楽しんでいます。
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「ひみつの庭の芝生」
ひみつの庭の築山は、子ども達がコロコロと転がって遊んだり、空を見て寝そべったり、横にあるカシの大木から落ちるドングリを拾ったり、また紙芝居や絵本を先生から読んでもらうお楽しみの場所の一つです。芝生が生えにくくなった今年の春以降、“ママの日”にママ達と行ったエアレーションや施肥、そして芝生の播種などを試行錯誤しながら行い、それでも芝生が結果としてあまり生えなかった箇所には新たな芝生ターフを植え込む作業などを根気よく重ねつつ、ようやく美しい芝生地が再生した様子がこちらの写真です。まるで“ひみつの庭”が出来上がった時の新しい芝生地のようです。
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猛暑の夏休み中は、芝生用のスプリンクラーで朝6時と夕方5時からそれぞれ約20分間、一日二回の水やりを行っていました。芝生は太陽と水が不可欠です。夏休み中にどんどん伸びる芝も、頻度を考慮しながら芝刈り機で刈り込んで下さったお陰で芝生が密に生えています。
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こちらは今週作業中のFママ。ひみつの庭の入口サークルスペースです。御影石の間の芝に他の雑草が繁殖しはびこってしまったため、シャベルで掘り起こして新たな芝生を植え込む準備をされています。兵庫県から掘り出されたところの生き生きとしたロール芝約7㎡分が6日(日)に届きました。
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芝地の管理プランをいつも念頭に、首尾よく作業を進められる姿はガーデナーそのもの。コツコツと向かわれる姿にただ感謝です。
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さてこちらはあくる日の記録写真。
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ひみつの庭入口サークル右側の写真です。芝生の中に隙間が空いていた箇所に、昨日新たに部分的に芝を移植されました。次はいよいよ左半分にとりかかられます。土の部分はこれから新たに芝を植える箇所です(右上写真)。
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古い芝を除いて、新たな目土、園庭の砂などをミックスされ水はけよく整地した基礎部分に、新鮮な芝が植わっていきます。ロール巻きで届いた芝は分厚く結構な重さがあります。ハサミでスペースにフィットするようにカットしていくのもとても根気のいる作業です。
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仕事の合間をみて、芝が入った重たい箱を楽々と運んで下さるりょうま先生。こちらは植え終えた芝のアップ写真。芝の葉の合間に成長のために撒かれた目土が見えています。
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こちらは台風到来直前に植え付け完了された様子。「何とか台風の雨が降る前に植え終えられてよかったです」とFママ。有難うございました。植えてから暫くは、芝生の根が活着するまで養生期間が必要です。根が定着したら生き生きとした緑の芝と御影石がきれいに生えるスペースも生まれ変わります。
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本日は、園内通信「お知らせ46」「お知らせ47」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ46」
◇お父さま方による運動会役員ご協力のお願い
◇お母さま方による誘導係ご協力のお願い
「お知らせ47」
◇ 保護者出場の競技説明と申込み

2015.09.01

9月1日(火) / ノリウツギ・二学期スタート

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              <ノリウツギ>  ユキノシタ科   原産地 日本
                          学名 Hydrangea paniculata ‘Limelight’

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     <エキナセア“イレシスティブル”>                  <エキナセア“プルプレア”>    ひみつの庭より

夏の間、日照りが続いたり大雨の日もありましたが、“ひみつの庭”では子ども達が手植えした花が元気に花を咲かせていました。すでに花の時期が過ぎたものもありますが、よく澄んだビオトープの際に今も明るい色を添えてくれています。

「子ども達が芝生の築山の上から、再びコロコロと転げて戯れる体験ができるように」との思いから、芝生の再生にご尽力下さったお母さま方。お陰様で現在は青々とした芝生が蘇っています。芝の中には大小さまざまなショウリョウバッタなどが潜み、大きいものは10cm以上はあるようです。ますます子ども達の喜ぶ顔が浮かんできます。
今後も芝生地は子ども達が思いきり楽しめる場所の一つとして、養生しながら大事に守っていきたいと思います。

本日から二学期がスタートしました。子ども達と植物に触れたり、自然の中に身を置く時間を大事にしたいと思います。
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夏休みの間にことりぐみ園舎の屋根、壁面の改修を行いました。こちらは途中の様子ですが、まず足場づくりに10名ほどの職人さんが資材を一日かけて運び上げられスタートしました。お山の上は平地の何倍もの人の労力が必要です。大変な真夏のお働きに頭の下がる思いでした。

こちらの写真にはありませんが、ことりぐみ玄関口の屋根も明るい色に張り替えました。コンパンのおうまさんの後ろのウッドフェンスも部分的に朽ちてきた箇所がありましたので、十数年ぶりにヒノキ材ですべて作り替えていただきました。元と同じ緑色なので気づかないくらいすっきりとした仕上がりです。
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本日は、園内通信「お知らせ41」「お知らせ42」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ41」
◇ お弁当について
◇ 手提げ袋について
◇ 体操服などの購入について
◇ 保育料について
◇ 「置き靴」・「置きズボン」などについて
◇ 水泳教室について
◇ カプラ教室について
◇ 課外教室について
◇ 悪天候の降園
◇ “ママの日”“パパの日”について
◇ 未就園児園庭開放について
◇ 平成28年度入園願書発行について
◇ 平成28年度入園説明会について
◇ 平成28年度園児募集ポスターについて
「お知らせ42」
◇ 保護者会のご案内

2015.07.17

7月17日(金) / オニユリ・竹コップづくり(7/14記録)・〔体育あそび全学年7/7・水あそび年少児7/9記録分(絵日記リンク)〕

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  <オニユリ>
  ユリ科 原産地 北海道~九州
  学名 Lilium lancifolium Thunb.
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今週の朝、登園してきた年長児Yちゃんが驚いた顔で私を呼びにきました。
『ほら、みてみて!』
強く手を引っ張られながら駆けつけてみると、昨日までつぼみだったところに突然現れた大きな花が下を向いてぶら下がっていました。花びらは強く反り返っています。
『なに?これ』とびっくり眼でたずねるYちゃん。 「咲いたね。オニユリよ」

私自身がYちゃんくらいの頃、初めてオニユリに出会ったのは山を歩いているときでした(オニユリは野原や山に分布)。当時は家で花瓶に飾るユリと言えば大抵が白い鉄砲百合。現在のように多種多様なユリはない時代でしたので、この鮮やかすぎるほどの色と形に子ども心ながら何だか特別なものを感じました。黒い斑点が個性的で強そうな花だと思った記憶があります。ユリだと聞いてまたびっくりしました。Yちゃんもきっとそんな思いで戻って来たのでしょう。

園内には自然に咲く花がいろいろあります。つい先日までは合歓木(ネムノキ)が開花し、下を通った子ども達がピンク色のブラシ状の花を手にして集めていました。どこから落ちてきたかなど子ども達は考えず、ただ自然の贈り物を手にし眺めています。

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石段を上りきって固定鉄棒を過ぎると左手に見えてくるオニユリ。毎年この時季に開花します。オニユリの鱗茎はユリ根として食用に使われます。葉の付け根にはムカゴをつけています。
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昨日は1学期終了式を無事終えることができました。降園時、門で子ども達に声をかけて送り出しながら、約三ヶ月間の子ども達の成長をしみじみと感じました。4月雨の初登園の日、涙を堪えていた子、お帰りの時間、まだ幼稚園で遊びたい気持ちが溢れて列とともにお山を下りることを拒んだ年少児のKちゃんTちゃん。私は傘もささずに抱っこでグループ先までお送りした思い出深い入園初日でした。今ではすべての年少児さんが毎日明るい笑顔で園生活を楽しみ、クラスのお友だちを思う優しい気持ちも育っています。
暑い夏の間は自然の草木や樹木と同様に、子どもも更に大きく成長する時期です。ご家庭での楽しいプランとともに、身近なものを絵に描いたり、ものづくりを工夫したり、お家のお手伝いをしたり、また屋外では十分に身体を動かしながら汗をかいて毎日元気に過ごして下さい。年長児さんには園で使用しているマイ縄跳びをお持ち帰りいただきました。ビニール製ではなく、ポリエステルの紐製の縄で豆粒のような取手なのでとても回しやすい縄跳びです。毎日コツコツ練習を続け、広い場所があれば走り縄とびのチャレンジも引き続き行って下さい。
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竹コップづくり(年長児) 7/14(火)記録
いつか幼稚園でできればと思っていたお山の竹でつくる竹コップづくり。庭師さんに発表会の日にお渡しする七夕の笹のカットをお願いした折に、数本の青竹(三年目以上のもの)を切っておいていただきました。竹の節を使ってカットするとコップ、花瓶、ペン立てなどができ上がります。また横にスライスすると青竹踏みや風情を楽しめるお皿としても使えます。

年長クラスの先生と、前日に少し切れ目を入れてのこぎりの作業がしやすいように準備をしました。勿論、子ども達だけでは難しいので、担任、りょうま先生、私のグループに分けて応援することにしました。また長い竹は分割し子ども達が運びやすいようにしました。ただ、元々の竹の長さを子ども達には見てほしいので、一本は敢えて長いままにして残しました。
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さて、子ども達は大急ぎで朝のお仕度をした後、9時半からプレイルーム前に置いてある竹をグループごとに園庭まで運び上げます。お天気は快晴。数名ずつのグループに分かれて石段を上ります。なかなか真っ直ぐに上手に運んでいます。
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先日の森あそび(ロープで斜面をのぼる/絵日記あり)の時にクラスごとに首にスカーフを巻きました。月Aぐみはオレンジ、月Bぐみは黄色。首に巻いたスカーフは森のあそびではいろんな用途に使用できるので便利です。また子ども達の士気もアップします。この日はクラスの色分けはせずに再びスカーフを巻いて活動中です。
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「よいしょ、よいしょ。」長い竹を力を合わせて運んでいきます。「わっしょい、わっしょい。」何だかお祭りのようでもあります。
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子ども達が園内を長い竹を運んで歩くことなど今までになかったことです。子ども達の顔が凛々しく見えます。今日は子ども達にとってもお楽しみサプライズの活動。先頭さんは竹の中が気になっているようです。肩にかついで「わっしょい、わっしょい。」
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こちらのグループはみんなで肩にかついで上手によいしょ、よいしょ。さあ、きました! カットしていない長いままの竹を運びます。大勢で力強く担いでいます。
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みんなから自然に出てきたかけ声は、「ゴリラだわっしょい!」「ゴリラだわっしょい!」みんなで一斉に声を揃え神輿担ぎさながらのかけ声が響きます。楽しそうだったり、真剣な顔が見られたり、この竹でコップをつくるぞ!という目標を胸に、元気に運んでいきます。
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「ゴリラだわっしょい!」「ゴリラだわっしょい!」。竹があまりに長くてたんぽぽぐみの横をそのまま上に上がれなかったのでバックバック。その後方向転換し、ことりぐみ前を通過しているところです。さて、運び終えたら一旦下に置きましょう。大事に並べるように置いています。
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竹とHちゃん。やった~っと笑顔でピース。さてtomomi先生とchinami先生が竹を園庭の真ん中に運んでいます。
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「みんな見てごらん。長いままの竹はこんな長さがあります」 次に竹の手触りを確かめて触ったり、どこを切るとよいかなど確かめています。
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この間に、先生二人、りょうま先生、私で4グループに分かれ、順番に竹をのこぎりで切っていきました。まだ切っていない子も竹が動かないように一生懸命に押さえみんなで協力して切りました。私も安全第一で子ども達に手を添えながら真剣にのこぎりを使いましたので、残念ながら作業中の様子は一枚も写真に撮れませんでした。

全員がカットし終えたら、細か目のサンドペーパーで竹コップの飲み口をこすっていきます。滑らかに手を動かし暫くするとつるつるになりましたね。上部ができ上がったら次は底もよく磨いておきましょう。
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HちゃんYちゃん。お隣同士でしっかりと磨いています。Yちゃんは上手く飲めるかどうかも確かめていますね。 男の子達も真剣に作っています。
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側面の青い部分はサンドペーパーでこすると傷がつくから磨かないでおきましょう。竹の中は後で水で洗うのでそのままで大丈夫なのですが、中まで綺麗にしたい女の子。
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どう?これで綺麗に磨けたかな?    (右上写真)にあるのはアリの巣。出たり入ったり、子ども達の目はそんなアリの様子にも釘付けでした。
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そろそろ出来上がった頃かな?  お名前が書かれたビニール袋にサンドペーパーと自分の竹を入れ、次はひみつの庭の奥(ハーブコーナー)に一列になって移動しました。
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ひみつの庭の北側のハーブコーナーに大きく育ったレモンバームがあります。手で触るとレモンのような香りが漂います。一人ずつ葉を数枚採って、自分の手の平にのせてパン!と叩くと更によい香りが出ます。叩いたレモンバームの葉を竹コップの中に入れて、次はお水を入れにいきましょう。レモンバームのコーナーで子ども達と葉を摘む作業をしていたので、そこでは一枚も撮影できず。残念。

レモンバームの葉を竹コップに入れ、その上からお水を入れてライオン壁泉のプールに座りましょう。みんなが揃ったら「かんぱーい!!」。暑い陽射しの中、頑張って竹を運び、のこぎりの作業を最後までよく頑張りました。思った以上にのこぎり体験では切り終えるまで真剣に作業をする子ども達でした。竹製の手作りコップで飲むレモンバームの香りのお水はいかが?レモンバームはハーブティーだけでなく生サラダに入れても美味しくいただけます。
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壁泉のウィングの上に置いた竹コップ。こちらは余分の竹でつくった残りもの。枝をカットした部分がついています。竹は三年以上育ったものが使えます。今春に生えたばかりの竹はまだ柔らかく水分を多く含むため、ものづくりには適しません。
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Kちゃん達。竹コップを見せてくれます。中に浮いたレモンバームの葉。コップの内側も白くて綺麗です。
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竹コップと私、ピース。「私はこんなの」。中を見ると、レモンバームの緑色の葉が浮かんでいます。
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とっても美味しいお水でしたね。無事全員の竹コップが出来上がって、バンザーイ、バンザーイ。 「せんせい、みて。私が植えたアナベルが咲いたのよ」と教えてくれたKちゃん。今、みんなで植えたウッドデッキまわりのお花がとても愛らしく咲いています(6月17日(水) ひみつの庭に花苗を植えたよ!(年長クラス))。

自然の素材、お山の竹を使った竹コップづくりを保育最終日のこの日、思い切って行うことができました。森を走り抜けたり、新たなあそびにも生き生きとチャレンジして活動できる年長児達。一学期最後の思い出に残る取り組みとなりました。
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さて、こちらは同じ日(7/14)の午後。ひみつの庭の築山です。ママの日最終回(6/30)後も毎日コツコツと芝生について考えお力添え下さったFママ。昨年までは緑色の芝生の上で子ども達が転げまわり楽しんでいた姿をご存知なので、何とか芝生が再生して2学期には子ども達が楽しめるようにとの思いから作業を続けられました。
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庭や芝生が美しい国であるイギリス人のご主人様がいらっしゃるので、緯度の低い日本、ましてや蒸し暑い京都では芝生の育成、管理が難しいこともご存知でしょう。今までは夏の間に庭師さんに芝生を刈っていただいていましたが、いよいよ芝生が生えにくくなった現実を受け、芝生の草抜き、エアレーション、目土や肥料の投入、定期的な芝生の刈り込み作業など手入れの重要さを認識することとなりました。
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造園の方からは年々芝生が生えにくくなると話には聞いていましたが、現実を目の当たりにし時間の合間に調べてみました。その後、ママの日にお母さま方と初めて試してみたエアレーション作業、土入れ、播種を経て尚、種が発芽しにくく新芽が育ちにくい築山中央部分に、最終的に芝生ターフを再度張り込みました。加えて排水が悪く水たまりができやすい下の部分へ再度芝を植え、砂の投入を経て、ようやく芝地の手直し作業が完了した次第です。整理した芝で使えるものはポット苗にして育て、生えにくくなった場所に植え込むアイデアはFママより。先生達も手助けにかけつけてくれました。
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こちらの写真は、築山中央に植えた芝のターフの残りを、水たまりができていつもぬかるんだ場所となる部分に張り、上から隙間を埋めるように砂を投入しているところです。
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最後に、芝の伸び具合を均一に揃えるため、Fママのアドバイスにより新たに調達した手動芝刈り機(芝の刈り幅、刈り高も築山にとってよいタイプのもの)を試しています。電動ではないので音の静かさとコードレスはメリット。幸い築山の傾斜も上手く刈り込めるのでひとまず安心です。
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こちらは約一週間前の写真。夕方に何とか時間を捻出し、午前に続き作業をされていたFママとともに芝生のターフを植えました。まるで中央にパッチワークを施したようです。Fママがお帰り後、完成した様子がこちらです(芝生中央部分)。こちらは一番上の芝生写真のように今ではすっかり青々と生えそろっています。
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こちらはひみつの庭前の枕木の小路ですが、枕木の合間に植えたはずの芝生がすっかり抜け去ってしまい土がむき出しになっていました。よく踏み込む場所はどうしても土が固くなり空気、水分が行き渡らなくなります。芝生ターフの残りをはさみでカットしながら、予めほぐした土の上に張っていく作業が完了。こちらも現在は随分芝生が定着し伸びてきています。

「よい芝生に育てるには、とにかく芝を刈りなさい」というイギリスのことわざがあります。動植物を育てるにも人を育てるにも、気にかけ手をかけることが大切であるように、青々とした美しい芝生を維持するには同様に手間暇をかけて愛する気持ちが大切ということでしょう。「芝生を見ればそこに住んでいる人がわかる」とも言うらしいです、と確か仰っていたFママ。他にもまだ課題は残る庭ですが、子ども達の庭であると同時に子どもを囲む保護者の皆様も包んでくれるお山のビオトープガーデンを、この先も大切に育んでいきたいと思います。
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 < モンキアゲハ(紋黄揚羽)  学名 Papilio helenus  英名 The Red Helen >

夕方、作業のご褒美のように、横のブッドレアの花に大きなクロアゲハが訪れたのでした。素早くカメラを向けて撮影。恐らくモンキアゲハでしょう。
[モンキアゲハ]
「日本最大級のチョウで、後翅に黄白色の大きな斑紋があるのが特徴である。成虫は前翅長60 – 75mm、開張110 – 140mmほどで、日本に分布するチョウとしてはオオゴマダラやナガサキアゲハと並ぶ最大級の種類である。夏型は春型に比べて大型になる

翅は大きくて幅広く、後翅には尾状突起がある。色は全体的に黒いが、後翅には和名通り大きな黄白色紋があり、黒色系のアゲハチョウ類の中では比較的簡単に他種と区別できる。この斑紋は羽化したばかりの時はほぼ白いが、日数が経つにつれて黄色みを帯び、標本などでは黄色に近くなる〔wikipediaより〕」
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撮影記録をアップしました
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7月二週目は天候が不安定でしたが、幸い雨が止み、また気温水温も心配がなく、全学年ともひみつの庭の壁泉プールで水遊びを楽しむことができました。8日年長児の日は水あそびが始まるや否や急な来客で園長室に舞い戻り。10日年中児の日はことりぐみクラス写真撮影後、9時半~年長児森の探検「斜面をロープで上る(絵日記に一部様子掲載)」の引率のため撮影叶わず。9日年少児の撮影のみ叶いました。
<年少児水遊びの様子はこちら。>絵日記に掲載済み。
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少しさかのぼり、7月7日エール(株)瀬川指導員による体育あそび(室内で床運動、マット運動・年長→年少→年中)の撮影記録。こちらも絵日記に掲載済み。
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少し前、園内や森でヒグラシの声が響いていたと思ったら、今ではアブラゼミの鳴き声が園内に響くようになりました。終了式の朝はたんぽぽぐみの壁で羽化したアブラゼミの抜け殻とセミを暫し観察することができました。

祇園祭も終わり、いよいよ夏本番の季節がやってきます。夏休みを終えて9月、再び陽に焼けたみんなの元気な姿に会えるのを楽しみにしています。皆様どうぞよい夏休みをお過ごしください!

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