2015.07.01

7月1日(水) / ミルテ・ひみつの庭の“ママの日”だより(6/30記録)

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<ミルテ(銀梅花)> フトモモ科
  
  原産地 地中海沿岸
          ~南ヨーロッパ
  学 名 Myrtus communis L.
  英 名 common myrtle
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幼木ながらも現在満開に花を咲かせているミルテの木。今年が初めての開花になり大変喜ばしく思っています。今日の突然の強雨にも負けず、すでに随分長い間小さく可憐な花を次々に咲かせています。

昨年のママの日(12/9開催)に、現在の年中児達(昨年度年少児)が苗のお運びなどを手伝ってくれたことを思い出します[ミルテの花]。

お花が咲いているのをみんなは気づいているかな?

そっと顔を近づけてみると花に強い香りはありませんが、葉を揉むと爽やかな芳香を放ちます。葉はマートルという名のハーブで有名。お料理にも使えるようです。ローズマリーのようにひと枝を使って、鶏肉や豚肉料理を試してみたいところです。

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   ミルテの白いつぼみ                           ひみつの庭前の植栽コーナー
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“ママの日”だより(6/30(火)一学期最終回記録)
この日、10時前頃から園内にお出で下さったAママ。早くからお出で下さり、初参加有難うございます。先に庭へ上がっていただき作業をお願いしました。何だかこの日はバタバタとしており(いつもですが^^;)、ひみつの森経由で沢へ行く年少クラスが気になりつつ、出発の報告に来られた先生を送り出しました(担任+りょうま先生引率)。11時半には戻る段取りで年少児が沢へスタート。年中児はクラスで絵画製作(クラスで羽化したアゲハチョウ)。年長児は当園初の試み、ダンボール片に絵を描きます(様子は後日アップ予定)。庭へ行く途中に石段を上がって来られたお母さま達と合流しひみつの庭へ。
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前日に年長児がきゅうりを収穫した後、高く伸びた苗には黄色の花がまだ咲いています。収穫すればまた次の実に栄養がまわります。Aママ、Yママ、Iママ。この辺りは毎日上に広がる大木から葉や枝が落ちてきます。 クローバーエリアをお手入れ中のGママ。そして芝生のお手入れと成長、ともに心配りをされるFママ。随分芝生が伸びてきましたが、部分的には土が流れ根がむき出しになっていて芝生が揃いにくいのが現状です。この日のママの日に到着予定だった野芝が間に合わなかったため、明日の夕方頃に調達した野芝のシートを植えるつもりでいます。
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皆さまのお陰でビオトープも維持できています。中の魚類も元気です。 壁泉のライオンは、近く子ども達の水あそびの賑わいを楽しみにしているでしょう。
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芝生の中は必ずと言っていいほどカシ(どんぐり)の実生が顔を出しています。またオオバコなど他の強い草もいつの間にか生えるため、草抜きは欠かせません。また、芝生の生育には太陽と水が不可欠なので、これから夏場の水やり(所要時間1時間ほど)も欠かせません。猛暑の真夏の水やりに芝生エリアのスプリンクラーと植栽エリアの灌水ホース設置を検討しています。
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今学期のママの日は、全回お休みなく活動することができました。太陽の下のお母さま方のお働きのお陰で、子ども達が自然の生き物と出会う庭、寝転がって青い空と大木を眺められる庭、また野菜の収穫を楽しめる庭が維持されています。庭の中のみならず外側エリアもお母さま方の目でご覧になり手入れをされています。
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レンガ丸窓の長椅子の下、ライラック並木(数十年先の将来の^^)の辺りもみて下さいます。Fnママ。
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ビオトープに入って下さるTママとAママ。水中の落ち葉、枝、また緑色ではない藻など取っておられます。
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Fママは築山の芝生をくまなく手入れ中。予定通り11時半頃、noriko先生を先頭に沢から戻って来た年少児の姿が見えました。小さなカニや赤ちゃんカエルがいたそうです。靴は結構濡れているので沢で随分あそんだ模様です^^。詳細は絵日記をご覧下さい。
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年少クラスが帰ってきた一つ上(右)の写真に、コンポストに小さく写っている男の子が見えるのですが、黙々と一人でコンポストを掘っているので声をかけてみると年中児Hくんでした。クワガタみたいなのがいる、というので見ると、なんとカブトムシの頭角(ツノ)がのぞいていました。どうやらコンポスト内で昨年より成長した幼虫がサナギから羽化して出てきたところの模様です。

今年の2月、夜間イノシシの来訪により、朝にはコンポストがブルドーザーで掘り返したように荒されてしまった日がありました。イノシシは春のタケノコのみならず、土中のミミズやカブトムシの幼虫が大好物です。それで現在のコンポストの柵を作ったのですが、食べられずに無事に羽化したカブトムシに出会うことができ、見つけてくれたHくんとともに感激しました。頭の上の胸角と頭角に指をはさまれると痛いから、と体の胴の部分を持ちますが、とても元気で力が強いので、持っていた子どもシャベルを掴ませます。みんなに見せてあげよう!と園庭に一緒に移動させているところです。
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一般的な日本カブトムシのオスですが、今までお山の中で見たカブトムシの中で一番と思えるくらい大きく艶やかなカブトムシです。栄養のある落ち葉コンポストの堆肥を食べて育ったせいかとても大型です。きっととても大きな幼虫だったと思われます。Cちゃんが見つけキラキラした目で追っています。すごいね。お友だちのSちゃんにも見せてあげようっと。
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階段を下り、下の方で遊んでいたクラスメイトと何だか賑やかに見ています。Hくんのお友だちのSくんも昆虫仲間です。Sくんはよく質問をするので微笑ましいです。『せんせい、ミミズはなにをたべる?』『せんせい、イモリはなにをたべる?』など、すれ違いざまに質問するのでこちらも楽しんでいます。「ミミズは土をたべるよ。そしていい土をだす。ちきゅうの土はぜんぶ(ほとんど)ミミズのおなかを通った土なんだって」と言うと『ミミズがとおったあとはどうなる?あながあいたままにならずにちゃんとうまるの?』と、ちきゅうにあながあちこち開いたイメージを連想して心配したと思われるSちゃんでした。 右上写真は椅子に張られた洗濯ひも。濡れた靴下が干してあります^^
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Wママ。ミルテの辺りの落ち葉などをコンポストに運ばれます。 築山を草抜き中のAママ。Fママは伸びすぎた芝生をご持参の鎌(カマ)で刈り込んで下さっています。芝生管理、育成、養生などの担当をお願いしたいところです<(_ _)>。
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12時。皆さまお疲れ様でした。 休む間なく動かれるママ達。この日は心ばかりの冷菓をどうぞ。
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そこへ、一学期最終回“ママの日”なのでと、年中クラスの子ども達がkaori先生asami先生とともにママのところへお礼を伝えに来てくれました。子ども達が見せてくれているのはみんなが見つけたというヤママユガ科の大型幼虫“クスサン”でした。その時にはヒメヤママユと言いましたが訂正。クスサンは白く長い毛に覆われて「白髪太郎」の呼び名があり、体の側面には青い紋があります。この蛾の幼虫は土にもぐらず木の枝などで網目状のサナギになります。食草はクヌギ、コナラ、カシワ、カシ、クリなど。園内ならあちこちにあります。とにかくお山では大型の幼虫が子ども達の前によく姿を現します。

『ありがとうございました』と子ども達。ちょっとテーブル上のものに目が行ってるかな? みんなはこれからお待ちかねのお弁当が待っています!
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一学期最終回のこの日、大勢のお母さまがご参集下さいました。陽射しの強い中をご尽力下さり心よりお礼申し上げます。その後、子ども達のことなどでほのぼのとしたお話の花が咲いた後、散会となりました。
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年長児きゅうりの収穫(6/29(月)午前記録)
約二カ月前の4月30日(木)に年長児が植えたきゅうりが大きく成長しました。先週は発表会前で収穫をする時間が取れず、更に数日間でカラス除けを施したネットも外れるほど大きくなりました^^。
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こちらの時間的な事情により、先に収穫を終えていた月Bぐみの写真は残念ながら撮影できませんでした。後の月Aぐみの様子をご覧下さい。黄色い花をつけたあとに、小さなきゅうりの実がなり、やがて太陽と水、そして土の栄養を得てぐんぐんと大きくなりました。
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みんなで苗を植えたことを覚えているかな?葉っぱを見たり実がなっているのをよく観察しています。
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カラス除けのネットも外れてしまうくらいになりました。みんながお家で食べるきゅうりと同じかな。じっくりとよく観ています。
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みんなで植えて、みんなでお世話をしてきた野菜が上手く実をつけてくれましたね。
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まるで赤ちゃんを抱っこするような面持ち、何とも言えません。
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まだまだこれからきゅうりができるかな?また肥料をあげてたくさんできたら小さいぐみさんにもあげたいね。
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RちゃんKちゃん何だか嬉しそう。 tomomi先生のお話を聞いています。
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子ども達のビオトープガーデンで作る野菜は今年で二年目です。昨年はトマトを収穫しました。お陽さまさんさんで実ったきゅうり、みんなで手にして観察しましょう。
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はやく食べたいな~とYくん。Rくんはマヨネーズをつけて食べたいなって言ってたっけ。
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クラスまで戻る途中にも見せてくれました。Hちゃん大きいきゅうりだね。秋のおいも掘りもそうですが、子ども達は大きめのお野菜がお気に入りのようです。
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SちゃんFちゃんもいろいろお話してくれます。 さて、クラスに戻ったらお弁当までに早速きゅうりの絵を描きました。画板を下敷きに画用紙を広げています。テーブルだと一台に二人しか広げられないので、フロアで伸びやかに描きます。
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大きな画用紙にクレパスを使って収穫したきゅうりを見ながら描きます。HちゃんRちゃん、集中して描いています。
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これでいいかな?実物をみながら考えています。 あまりお話もせず、それぞれが真剣に取り組んでいる様子です。
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こちらは大好きなダンゴムシが登場しています。足がたくさんついて元気そうなダンゴムシ。黙々と下を向いて描きます。育ててきたから手に力が入るかな。
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収穫されたきゅうりが子ども達の真ん中に鎮座。
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みどり色ときみどり色が鮮やかに紙をすべります。きゅうりの花が咲いていた様子。
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よく観察していましたね。きゅうりがつるを伸ばして巻きついていたね。大きなきゅうりは黄色いところもありました。
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太陽が照り、じょうろでお水をあげました。太陽が二つ三つ。サービス!
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土から葉が出て茎が伸びて葉がたくさん茂り、実がなっていました。また花もついていました。手でクレパスでぬったところをのばすといい感じ。
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みんなちゃんと土を描いています。土を触って育てて楽しかったね。太陽、土、水。葉、茎、花、実。 みどり色に白クレパスも混ぜて微調整。色がとてもきれいです。土から花や野菜を育てた経験がない場合は土が描けません。地面から茎が宙に浮いた花が描かれた子どもの絵をどこかで見たことがあります。草花を育てた経験とともに、また大切に飼育している身近な生き物を観察しながら描くことも大切です。
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収穫している自分もいます。 ちょうちょも飛んで楽しい思い出の絵。
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ダンボールに絵を描こう!
さて、園には配送の際のダンボール箱がたくさんあります。大型のダンボール、特別の形をしたダンボールは時折山の学校のロボット工作などに提供しています。できれば園の子ども達が有効に使えないかと考え、ダンボールに描くことを思いつきました。
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普通の水彩絵具は色がダンボール板には色かのりのりにくいので、専用の絵具を調達しました。ためていたダンボールは大小さまざまな形になるよう予めりょうま先生にカットをお願いしました。勿論先生達も準備します。
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さまざまな形のダンボール片。アクセサリーだったり、食べ物だったり、新幹線だったり、飛行機だったり・・・、何かしらイメージが湧いてくるでしょうか。
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また馬毛製の絵筆はコシがあまりなく曲がったまま戻りにくいので使いにくいです。ナイロン製の平筆、丸筆を一人一本分ずつ製作してもらいました。できれば20号くらいのできるだけ太筆が望ましいですがこのサイズはほとんど市販されていません。私は小学生の頃で20号筆を絵を描くときに使っていました。やはりナイロン筆でコシがあって色を乗せやすかった記憶があります。また画家モネの絵のようにトントントンと色を画用紙に乗せて点で描くこともよくしました。ペンキ塗りのハケ塗りように平たく塗らずに。今回は16号筆ですが、様子をみて20号筆を製作してもらう考えです。うめばちパレットも一人一枚ずつ。筆洗いも一人一つずつ使用できるよう調達。子どもたちにとって手で描いて表現することはとても大切です。心の内の解放でもあります。色を混ぜる体験、好みの美しい色をつくりリズミカルに紙面に伸ばす感覚や微妙な色のにじみ具合を楽しむ体験もしたいです。実際の取り組み(昨日6/30実施済み)は後日アップ予定。
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サプライズ!!
放課後、先生と話す中で、過去には当園で実施しなかったバルーンあそびをしたいという話が上がりました。早速に練習用バルーンを購入。一人が左右一カ所ずつ取手を握りみんなで動きをあわせ、大きく膨らませたり、小さく閉じたり、また中に入ったり、などの動きができます。
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こちらは到着した時の写真ですが、右写真がバルーンの花が咲いている様子。大人も楽しめそうです。
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こちらはサンプル画像です。パラソルの大きさはさまざまありますが、まずは4色3mバルーン 持ち手16箇所タイプを調達しました。一人が両手で二カ所を持ち8名でバルーンあそびが可能です。みんなが上手になればより大きなものに挑戦していきましょう。現在少しずつまず年長クラスで試しているところです。
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竹ぽっくりならぬ “ポックリ キョロリむし!”
お山の竹製の手作り竹ぽっくりが数少なくなってきたこともあり、また市販の竹ぽっくりが幼児教材メーカーにたずねても、ネットで探してもよいものが手に入らなくなりました。昨年までは見られていたのですが。
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そこで、サンプルを取り寄せ先生達と相談の上調達したのがこちら“ポックリ キョロリむし”。年少児でも案外足を乗せやすく、プラスチック製品ですが頑丈のようです。乗るとおめめがクルクルと動くところが何とも言えず^^。年長児は少しずつ竹馬に挑戦し始めていますが、その前段階として年少児や年中児がこのポックリに乗ってバランスあそびを十分に楽しんでほしい。学年全員で一斉に乗れると楽しいでしょう。
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おまけ写真。
こちらはスズメガ科の大型幼虫“コエビガラスズメ”。つい先日、ことりぐみの子ども達が園庭の長椅子の辺りにいるのを発見し、先生とともに見せにきてくれました。現在クラスで育てています。その日の放課後にnoriko先生と食草のツツジやユキヤナギの葉を採って与えてみても食べる気配が見られず。いよいよ終齢幼虫になり土に潜りたいのかな?と柔らかい土を敷いてみたら・・・、大喜びで土と戯れていました。その様子がユニークで子ども達に見せたかったです。きっと今頃は早速サナギになっている頃でしょう。土の中からサナギを手に取って観察すると、とても面白いことが起こりますよ!お楽しみに。

2015.06.25

6月25日(木) / ホリホック・ひみつの庭の“ママの日”だより(6/23記録)・園内通信

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   タチアオイ(立葵)
   別 名 ホリホック(Hollyhock)
   学 名 Althaea rosea
   原産地 アジア
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先日、年長児が手植えした苗の一つでただ今満開のホリホック。

ホリホックは和名タチアオイでご存知の夏の植物ですが、私がタチアオイを初めて見たのは遠い昔、幼稚園の頃。旅先で鄙びた列車に乗っていたとき、田舎の小さな駅に停車するたびに、背の高いタチアオイの花が真夏の太陽の下で凜と咲いていた情景を思い出します。

母からタチアオイと名前は聞いていましたが、次に大きくなってから知ったホリホックがそのタチアオイだとわかったのが20歳代の頃。

花の色も赤、黄、ピンク、白、紫と多く、丈夫で育てやすい花です。群植しても夏のお庭のシーンを素敵に演出できそうです。

園のひみつの庭にあるものは、高さ1~2mもの背の高いホリホックではなく、高さ80cmくらいにはなる矮性種 ホリホック“スプリングセレブリティーズ”。先日の強雨にも負けず元気に咲いています。

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“ママの日”だより(6/23記録)
園内では発表会に向けて舞台練習が続きました。子ども達はクラス練習では笑顔いっぱいで頑張っていても、舞台に立つとまったく様子が変わるようです。その違いに先生達も驚くことがあります。昨日より、舞台慣れ(やはり子ども達にとっては大きな舞台です)を意識して各クラスが順番に第三園舎を使用しつつ、日程的には練習日が例年よりも少ないため何とか本日のリハーサルにこぎつけたというところです。今日は精一杯頑張ってお遊戯することができました。いよいよ明日はお母さま方の応援をいただき、笑顔の花がたくさん咲きますようにと願っています。

さて、今週火曜日“ママの日”。午前中は第三園舎にいましたため、10時半からの活動に遅れてお庭に上がりましたら、すでにママ達は臨機応変に動いて下さっていました。
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GママYママがメキシカンセージの植え込みまわりの手入れをされている様子。Tママはウッドデッキのお掃除を。
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Mママは弟妹さんのYくんとともにナンキンハゼの足元に広がるヘンリーヅタの中の草抜きや落ち葉とりを。Fママは芝生築山にて草抜きをされています。いろんな草や実生がいつの間にか生える芝生地。芝生は随分青々としてきましたが、どうしても部分的には生えないままの箇所があります。野芝のターフを調達して植えていく方が手っ取り早いかも、とFママと談義。
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子ども達が植えた花苗が過日の強い雨に打たれました。しな垂れた苗には支柱を。 ひみつの庭玄関前を手入れして下さるYママ。
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ミルテの植栽コーナーをミニ熊手で手入れ中のWママ。いつも気になりながら手の届かない場所が美しくなると胸が晴れる思いがします。まだまだ幼木のミルテがようやく白い小さな花を咲かせています! Tママは絶滅危惧種の黄色のアサザが広がる辺りを手入れ中。この辺りは夕方は賑やかなカエル王国となっています。モリアオガエルの卵もあります(下に紹介)。
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ひみつの庭の外周のフェンスの足元を丹念に草抜きして下さるGママ。ライラックの株元もお手入れ中。 北側ハーブコーナーについてFママとお話しながら。
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区画を分けたハーブコーナー。奥のレモンバームがすごい勢いで育っていて、こぼれ種が飛びあちこちにレモンバームが生えています。もしも欲しい方がいらっしゃれば差し上げます! レモンバームはお風呂に入れるといいですよ、と仰るFママ。ハーブはお好きでご自宅でも育てておられるそう。レモンバーベナも香りがよくて使いやすいハーブだそうです。レモンバームの生葉をミントやレモングラスとミックスしたハーブティーもフレッシュで美味しいですよね、と。

子ども達と植えたブッドレアの苗が折れかけているのをTママが発見。可哀想・・・、早速、支柱で支えてあげなければ。
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どの子と一緒に植えたのかを失念しており、庭の外であそんでいた年長のYちゃんに声をかけてみました。どうしてあげたらいいかしら?とお話すると、支柱を茎の近くの土にさっと差し込み、私が手にしていたビニタイで茎と支柱をまとめてクルクルと留めたYちゃん。手つきの良さと素早さは見事なもの。有難う!お花の命が助かりますように。 庭の外周のフェンス足元のヤブラン以外を草抜きして下さるGママ。細やかなお仕事に頭が下がります。見違えるように美しくなったエリア。
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自由あそび中の年長さん達。植えたお花に水をあげました。バケツから小さなじょうろに水を移し、何度も繰り返し株元へあげていました。 二枚貝は残念ながらカエルかオタマジャクシに食べられてしまい口を開けていましたが、その中に孵ったタナゴの稚魚がいるのを見つけた年長のMちゃん。過日、年長さんクラスでお話した、ビオトープのタナゴ(淡水魚)が貝(二枚貝のドブ貝)に産卵するお話を覚えていてくれたのかな。発見でしたね。
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レモンバームが茂りすぎて他のハーブに太陽が当たらないのでと、すっきりと刈り込んで下さったFママ。こちらもなかなか手入れができていない場所でして、実はずっと気に病んでいたのでした。セージや他のミント、ローズマリーなどに光が当たります!セージもローズマリーも陽が当たらないといけませんし、とママ。 Tママの手の中には何がいるのでしょう?ヌマエビかな?上手くすくうと手の中で小さなエビが泳ぐ姿が見られます。
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庭の北側奥のエリアを熊手で落ち葉集めをされるMママ。ここは、上の大木から枝や葉などがいつも落ちてきます。過日、年長さん達もお掃除していた場所です。 悲しいことに、カエルやオタマジャクシに食べられてしまった二枚貝は貝殻になっていたのを子ども達が発見。しっかり口を閉じている貝は生きている貝。無理に開けると死んでしまうのよ。
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皆さま、お疲れ様でした。二名のお母さまは一足先にお帰りになりました。有難うございました。ハーブなど植物のこと、タナゴの産卵を受け入れる貝のこと、脳に影響を与える音や香りについてなどお話しつつお開きとなりました。暑い中、皆さまお疲れ様でした。
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小さなブッドレアにつぼみがついています。品種はロイヤルレッド。チョウが大好きな花木。
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左写真は茎が折れていた箇所。すぐにYちゃんが折れていた茎を起こして立ててくれたので上手く茎がつながり再生しますように。夕方、茎をさらに保護するためにテープを施してみました(右写真)。
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夕方の撮影です。子ども達が植えたきゅうりがとても大きく育っています。カラスがつついて食べてしまったものがあるので、先生達とネットを被せています。はみ出そうなくらいの立派なきゅうり。収穫は来週になるかな? 絵を描いたり、みんなでいただいたりしましょう。
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まだたくさん黄色い花を咲かせています。また肥料をあげなくては。 ハーブコーナーはすっきりと区分けしたところが見えています。もう少し軽めの水通りのよい土が必要でしたね。
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築山の様子です。過日“ママの日”に芝の種を蒔きましたが、どうしても土が流れてしまう斜面の数ヶ所は芝生の根が表面に出てきているようです。聞くところによると、芝は下によく伸びる種類と横に伸びる種類のものがあるそうで、ここは是非下に伸びる種類のターフを敷きこんだ方が手っ取り早いように思います。さて、野芝はどちらになるのでしょう?
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ご覧下さい。こちらはビオトープの奥に天然記念物のモリアオガエルが産卵したもの。下は水辺。カエルはよく考えて上手く産むものですね。昨年は、水辺の縁や水が流れる滝の石の辺りにたくさん産んでいました。いよいよオタマジャクシがいっぱい泳ぐビオトープになりそう。7月は子ども達とともに水辺が賑わいそうです。
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石製のカエルの左に小さなツチガエル。ツーショット。 右写真は水生植物コガマの葉で羽化したと思われるトンボの抜け殻。
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アップにしました。ビオトープのまわりは、ただ今のところ、シオカラトンボ、アカトンボ、オニヤンマやギンヤンマ?など大型のトンボも見られ、さかんに水面に産卵する姿があります。水辺の上の土に産む大型トンボもいます。
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ビオトープ奥のガクアジサイ。爽やかな水色が梅雨間の水辺を爽やかに彩ります。
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こちらは、年少クラスたんぽぽぐみ前の花壇。ミニヒマワリが育っています。昨年に植えたロシアヒマワリの種の残りが混ざったかな?と思うほど、中に背の高いヒマワリがぐんぐん育っています。なぜでしょうね?子ども達の力強いエールのお陰かも知れません!
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本日は、園内通信「お知らせ35」をお出ししました。
内容は、
◇ 京都市私立幼稚園就園奨励費について

2015.06.19

6月19日(金) / 紫陽花“パリジェンヌ”・ひみつの庭に花苗を植えたよ!・園内通信

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    <アジサイ> ユキノシタ科  2007年ドイツ作出  学名 Hydrangea macrophylla “パリジェンヌ”

ひみつの庭のビオトープにいま満開のハイドランジア“パリジェンヌ”。もともと植えた時には鮮やかで珍しい赤色紫陽花でしたが、パープルカラーになってしまいました。紫陽花の花の色は土壌のPHによって変化します。酸性の土では青色に、アルカリ性の土では赤色が強くなります。なのでこちらの品種の元来の赤色を発色させるには、石灰などのアルカリ肥料を多く投入しなければなりません。来年は土壌改良をして、もとの“パリジェンヌ”の復活を目指そうと思っています。
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[6月17日(水) ひみつの庭に花苗を植えたよ!(年長クラス)]
前日16日(火)は6月生まれのお誕生会後、雨が降ってきました。小雨の中をご来園下さったお母さまと庭へ上がり、ちょうどビオトープまわりにやってきた年少クラスの子ども達とともに過ごしました(ママの日活動に代えて)。
「ビオトープの水に浸かってしまっている紫陽花が可哀想だから」と子ども達にもお話をしながら、各クラスに二房ずつ紫陽花をカットして渡して下さったママ。顔を近づけると紫陽花独特の優しい香りがしていました。その後、年中、年長クラスも集い、水辺の紫陽花に注目したひと時がありました(詳細は絵日記にアップ済み)。

さて、17日(水)は前日のママの日に植えるつもりでいた花苗が多数ありましたので、年長児さんの活動として全員で取り組むことにしました。予め、固い土壌はりょうま先生にシャベルで耕していただき、新たなよい土を混ぜ込みます。
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ウッドデッキの数ヶ所に予め花苗を置いておきました。子ども達が好みの花を自分で選び、ここがいいな!と思った場所に植えることにしました。花の形や色を眺めながら素敵だな、と思った花を選ぶように動く子ども達。
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「ぼくはこれだ!」と二人組の男の子。お花が咲いていないものも、ラベルにあるような綺麗な花が咲くよ。咲くのが楽しみだね。
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Yちゃんはどうやらこのお花がお気に入りの様子。Hちゃんが選んだのは白いこの花。いずれもアンゲロニア“セレニータ”の花。
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私達はこれから咲くこの苗にするわ、とMちゃんCちゃんHちゃん。こちらはジギタリス“サマーストロベリー”。
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新たに追加した土を手でのばして混ぜ、苗を植える場所をつくります。
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土が柔らかかったら手で穴を掘ってあげましょう。固い場合はスコップを使います。苗からビニールポットを外す方法を見ている子ども達。
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まず一つの苗を見本で植えているところです。「ぼく、これをうえるよ」とKくん。エキナセア“プルプレア”。
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傍ら、ひみつの庭の北側にあるきゅうり畑のお世話をする年長児さん。高い木から落ちてくる葉を拾っているのかな。黙々と作業中。きれいな落ち葉はテーブルの上ね。RちゃんSちゃん。
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熊手を屈指する男の子達。なかなか上手ですね! きゅうりの葉が茂る足元を手入れ中。
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きゅうりの黄色い花がたくさん咲いています。小さな実もところどころ見えています。陽の当たり具合からまだきゅうりの数は少な目です。これから大きなきゅうりになりますように。
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ひみつの庭 丸窓の下のコーナー。スコップを手に作業はすすみます。
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お友達と相談しながら間隔を空けて作業中です。苗の大きさより少し大きめの穴を掘るのは結構力が要ります。
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デッキの足元にも植えてあげています。 こんなものが出てきたよ、とCちゃん。
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「ぼくたちこれもうえるよ!」とKくんYくん。男の子も花の苗植えをエンジョイしています。 お花を植え終えた笑顔のHちゃん。
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「ぼくこれも植えたいな」あらら?三つ目!こちらはアメリカあじさい“インクレディボール”。大きくなります。 白いアンゲロニアを植えるEくんと先生。
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固い場所は更にスコップで柔らかく。 丸窓の下に二株のアメリカあじさいを植えました。
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「ほら、みて!」とKちゃんMちゃん。ダンゴムシ? 活気ある庭の北側エリアのお掃除作業。道具を上手く使いながら。
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数名の男の子女の子で植え終えたアメリカあじさい。肥料をたっぷりあげました。 右写真はデッキビオトープ横と柵の間。並んで作業中です。
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予め土をほぐしていたところにみんな何を植えたかな? きっと、ホリホック“セレブリティ―ズ” 夏の花。和名タチアオイ。
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Mちゃんも黙々と作業中。 右写真はレンガ壁面下のあじさい。
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植える作業はなかなか力が要るので、さすが年長児さん達。忍耐強く頑張っていますね。
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ビオトープ横の植栽コーナーの空きスペースに植えたいとAくん達。すでに植物が植わっているので難しい場所です。Rちゃんがスコップで頑張っています。
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「このいろはどう?」「あ、わたしは青色が好きかな?」なんてお話しているのでしょうか^^。 クローバーで花飾りをつくった女の子。
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きゅうり畑を丁寧に手入れする子ども達。優しい気持ちが伝わってくるようです。 「ぼくはこれをここに植えたいよ」とTくん。ジギタリス“キャメロットローズ”
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苗を植え終え、その様子を観察しているようです。上手くお花が咲きますように!!
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「ぼくはこれをうえるよ」とSくん。 「わたしはこれよ」とFちゃん。
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ここは庭の森の入口に近いエリア。土壌は予め耕してありますが土が固い場所ではあります。チョウの好きな花ブッドレア“ロイヤルレッド”、ジギタリスなど。
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株をじっくり眺めながら何やら思案中のRちゃん。 植え終えた子ども達は生き物を追いかけてあそんでいます。
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クローバーエリアではお空を見上げる子ども達と先生の姿も。ゆったりと過ごす貴重なひと時。シロツメグサがたくさん咲いているので指輪や髪飾りなどをいろいろ作った女の子達がたくさん。「わたしここにするわ」とFちゃん。
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スコップで黙々と掘る姿が印象的です。頑張り屋さんのFちゃん。 水辺は男の子達がハッスルします。それはカエルがたくさん潜んでいるから・・・。
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「これもうえるよ」とSくん。黙々と作業に取り組んでいたSくん。後で聞くところによると、実は4株も植えたのだそうです!
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「ほら、こんなのつくったよ」とMちゃん。               Sちゃんも何やら製作中です。
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長い花飾りができあがったMちゃん。後で頭に巻いたら素敵でしたね。  おでこに冠!Yちゃん。
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本日は園内通信「お知らせ31」「お知らせ32」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ31」
◇ 内科診断総括
「お知らせ32」
◇ 1学期生活発表会ご案内

2015.06.13

6月12日(金) / 柏葉紫陽花“Snow Flake”・「しぜんのお話(年中クラス)6/11(木)」「しぜんのお話(年長クラス)6/12(金)本日」・園内通信

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    <八重柏葉紫陽花>
 ユキノシタ科 原産地 北アメリカ
 学名 Hydrangea quereifolia ‘Snow Flake’
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こちらは花期が随分長いハイドランジア 柏葉紫陽花。第三園舎の下に、また“ひみつの庭”のビオトープの背景に、今まさに開花中です。花房にボリュームがあるため、雨の日が続くとうつむきにしな垂れてしまいます。

北アメリカ原産のこの花は、日本でよく見られる西洋紫陽花とはイメージが異なりますが、柏の葉に似た深く切れ込みの入った葉が美しく、秋には赤銅色に紅葉します。とても丈夫な品種なので放っておいてもどんどん成長し、枝を適当にカットして近くの土に挿し木をしておいても根付くほどです。

やがてそのままドライフラワーになりますが、枝から花房をカットして小花を一つずつばらします。その一つひとつがとても可愛らしく、素敵な髪飾りやネックレスなどのアクセサリー作りが楽しめそうです。

一度、子ども達の自由あそびの素材として提供してみようと思います。
      
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<年長児きゅうりの施肥>6/10(水)記録
過日に学年で植えた畑のきゅうりが成長中です。
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スコップで耕した土に有機肥料を混ぜ込みました。有機肥料の独特な匂いに「ちょっとくさいね」と子ども達は正直です。
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黄色い花があちこちに咲いています。花のあとに小さな実がなっているのを子ども達も発見。「こうしてきゅうりができるんだね」と目で見て納得。順番待ちをしていたFちゃんがすぐ横のクローバーの植え込みで作ってくれたシロツメクサ製の指輪。私にピッタリサイズ!有難う。
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青々とした立派なきゅうりの姿。実に触ったり葉の感触や形を確かめて、クラスに戻ってから子ども達は早速絵に描いたようです。
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きゅうりのお世話後、こちらは大縄跳び中の子ども達とchinami先生。
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何度も跳んでいるとだんだん場所が移動してくるため、マーカーで場所を示しています。
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200回近く跳べるというSくん。数をみんなで数えるのが楽しいというメリットもある大縄跳び。みんなチャレンジ精神旺盛で、縄を回す先生も子ども達の頑張りに負けじと手に力がこもります。
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[しぜんのお話] 6/11(木) 年中クラスへ
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 <園長室で育てていた6月初旬の終齢幼虫>

昨日、午前のおはじまりの時間から年中児クラス(合同)を訪問しました。運動あそびを終えた子ども達は、kaori先生のピアノにあわせ、お部屋に反響するほど元気いっぱいにおうたを歌いました。そしてその後先生と交代して「しぜん」のお話を始めました。

子ども達を包む自然分野についての教科は、実際に自然の中に身を置く体験に勝るものはない、というのが本来の私の考えですが、この日は、子ども達も気づいているタイムリーな自然をテーマにして、言葉を通して楽しい時間が持てれば、と思いました。
「先生はなにのお話をするかわからないよ。では、これからみんなには想像をしてもらいます。赤ちゃんは無理だけど、みんななら想う(想像する)ことができます。さあ、ここは大きな木の下です・・・」と、想像の翼を広げて、お部屋からしぜんの中の大きな木の下にみんなでいることを思い浮かべました。
「上を見ると、フワフワフワ~、と飛んでやってきたものがいます。何でしょう?」とたずねると『あっ、チョウ!』とある子が応えます。それから、チョウ(あとでアゲハチョウとわかります)が体を曲げて葉の裏に卵を産んだ様子を手でつくり、お洋服を何度も脱ぎながら大きくなっていくことや(脱皮)、小さな黒い幼虫時代から4回の脱皮を経て緑色のきれいな終齢幼虫、その次はサナギに変化する様子を、身振り手振りでゆっくりとお話しました。途中、楽しいところではみんなで笑い、考えるところではじっくり考え、大きな木の下にいながらチョウの成長について想う、楽しい時間を過ごしました。年中児クラス40名近くの子ども達は、お話からイメージすることも、じっくりとお話に耳を傾ける姿勢も、十分に育っていたことに驚き感動しました。

子ども達がとても集中して聞いてくれたので、サナギのお話まできたところで、持参した絵本を一度も広げなかったことにふと気づきました。そこで、絵本のほぼ真ん中のページを広げ、サナギが口から出した二本の糸で体を固定している絵を確認し、その後、私自身が園長室で育てていたアゲハチョウの幼虫がサナギになったもの(3匹)をみんなに渡して、羽化を楽しみに見守ってくれるようお願いをしました。サナギになり約二週間後に羽化しますが、飼育ケースのサナギはすでに羽化が近い様子で、大分ふっくらと膨らんできています。

「もうすぐ生まれるかもしれないしね」と言うと、『お弁当のときにうまれる?』と可愛い質問も飛び出します。「いつ生まれるのか先生にもわからないけど、ゆきぐみとほしぐみさんのみんなで、大切に見守ってね」とお話はおわりにしました。お遊戯の練習に入るまでの時間でしたが、子ども達の想像を楽しむ力とお話を聞いて理解する力、そして純粋な眼差しに触れることができた時間を幸せに思いました。また、しぜんにまつわる楽しい話題を持って訪問したいと思います。
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[しぜんのお話] 6/12(金) 年長クラスへ(本日)
昨日に続き、本日は年長児クラスを訪問しました。私なりに子ども達が集中してお話を楽しめるように、いろいろと考えを巡らせてみます。ビオトープの底に棲んでいる生き物には何がいるかな?とみんなに問いかけます。『エビ(ヌマエビ)!』『貝!』『カエル!』『オタマジャクシ!』と次々に声があがります。そして今、全員でビオトープの底にいると想像してみました。クラスの高い天井はビオトープの水面です。水面を見上げるとどんな生き物が泳いでいるかな?あちこちから元気な声が応えます。

ビオトープに生息するタナゴは今まさに産卵期を迎えています。タナゴは貝に卵を産む魚で、オスの誘いによりメスは二枚貝の生息する場所に導かれます。そしてメスは、産卵管を伸ばして二枚貝(ドブ貝)に産卵する光景が最近のビオトープで頻繁に見られます。現場で子ども達全員と産卵シーンを確認できると一番よいのですが、水辺が子ども達の声で賑やかになると、敏感な魚たちはアサザ(水草)や石の下に隠れて身を隠してしまいます。そこで、タナゴは普通の魚のように水草や藻に産卵するのではなく、いつもみんながビオトープの中に目にしている貝に産卵する、というお話をしました。今回新たに調達したドブ貝の中から、タナゴの稚魚がちょうど今朝放出されて出てきたものをみんなで確認しました。続いて、同じ貝の仲間でも、水辺のお掃除屋さんとして活躍するヒメタニシやカワニナなどの巻貝を、子ども達とビオトープに場所を移して仲間入りさせることにしました。
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大事そうにそっとカワニナを手の平にのせてみます         巻貝の形をじっくり観察
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左写真 カワニナ・・ホタルの食料にもなります          右写真・・ヒメタニシ
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こちらはドブ貝の二枚貝。まだまだ小さめの貝です。タナゴの産卵を助けつつ、ビオトープで大きく成長しますように。 思い思いの場所から貝を水に入れる子ども達。
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石の張り出しの辺りもメダカ、タナゴ、ゲンゴロウブナなどが行き来するエリアです。 子ども達に貝の説明をしています。同時に、Kくんが園舎前で見つけた土の中にいる陸貝(まるでカワニナのよう)について紹介する先生。
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大きさや形など、同じように見えても僅かな違いがわかり選択する子ども達。手にしたらビオトープへと進みます。
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午前中のビオトープまわり。水中の観察をしながら過ごし、やがて各クラスへと戻りました。 子どもの指差す先にはカエルの卵。数種類のカエルの卵が産みつけられています。こちらの水辺は夕刻になると実に賑やか。カエルの大合唱の場となっています。
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本日は、園内通信「お知らせ30」をお出ししました。
内容は、
◇ 内科診断について
◇ 福音館「夏におすすめの絵本」について
◇ 園児の健康について
◇ 第1回家庭教育セミナーについて

2015.06.03

6月3日(水) / オークランド・ひみつの庭の“ママの日”だより(6/2記録)・園内通信

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    < バラ オークランド >
    ニュージーランドにて作出
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花瓶に入れておよそ一週間ほどになる、こちらは切り花“オークランド”。

咲き始めは清楚なイメージのバラでしたが、日を追って咲き進むにつれて淡いアプリコットオレンジの大輪に変わりました。先週末の午後、テラスに出してみました。

澄み切った青空に飛び交う鳥を眺めながら、久しぶりに家族でお茶の時間を楽しむことができたひと時。

花びらをみていると癒され、ほっとしてきます。

陶磁器には目がない方ですが、写真にちらりと写っているティーポットは1750年に創設されたイギリスCoalport(コールポート)社のもの。イギリス ウェッジウッド社の前身となるブランドで、現在は製造されていません。現在のウェッジウッド製品の中では、カントリーウエアのシリーズ(キャベツデザイン)がこちらのデザインを真似ているように思います。

傍らに、バードコールがあります。鳥のさえずりを真似るように空に向かって鳴らしていると、空高くから野鳥が反応してきます。ヒヨドリのような声?を出しながら野鳥と数回交信していると感じた時、驚くほど大きな鳴き声で反応する鳥がいました。何の鳥かは不明ですが、明らかに縄張りを主張する甲高い声にびっくりしました。

子ども達がひみつの森へ出かけた時にもバードコールを使用することがありますが、園庭でゆっくりと試してみても楽しめるかも知れません。
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ひみつの庭の“ママの日”だより(6/2記録)
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昨日はママの日でした。10時半前にはすでに数名のお母さま方がお出で下さっていました。5月19日(火)ママの日に、築山の芝生に追加で種を蒔いてから約二週間。一カ月ほどで芝生が発芽するようですが、顔を近づけて見てみると大変小さな芽が出てきているような気がします。気がする、くらいで本当はまだまだなのですが、あと一息!といつも応援しているところです。さて、熊手、ほうきを用具置き場から運んでこられ、ウッドデッキ周辺をお掃除されるYママ、Iママです。
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Tママも来て下さり準備されます。ビオトープについて何かとご教示くださるビオママことSママ。ベビーカーにOちゃんを乗せておられます。ちょうどお母さまが見える方向にベビーカーを置き、ビオママは防水スーツ着用で水の中へ。本格的! たくさん発生している藻を取り除いたり、排水溝まわりに手を入れて下さいます。

昨年5月1日には先生達とビオトープの生き物を容器に全てすくい上げ、水を全部抜いた後、再度水を溜めてから魚類を中に戻すという大がかりな作業を行いました。今年は空き時間を使ってりょうま先生が藻をこまめに取り除いて下さったり、少しずつ水を流して循環するように気を配っていたお陰か随分水は澄んでいます。昨年に比べると水は綺麗ですよ、と仰るTママ。皆の力が合わさり、多種類の生き物が変わらずビオトープで元気に生息しています。過日、私の目でざっと見えたところ、タナゴが25~30匹ほど、また琵琶湖固有種のゲンゴロウブナが10匹ほど。そしてクロメダカ多数。ビオママいわく、ゲンゴロウブナはただ今がちょうど産卵期とのこと。そう言えば、中にはお腹が膨れたように見えるものもいました。あと、ヌマエビが成長しているため、時折子ども達と手ですくって観察できますし、ヨシノボリ、小型のドジョウなどもどこかに元気でいるはずです。アメンボ、カエルは子ども達はすぐに見つけます。すでにシオカラトンボやオニヤンマなどが水まわりを回遊しながら産卵しているため、ヤゴもいます。ビオママいわく、ヤゴが水草の茎を噛むために水草が千切れて浮いてしまっているそうです。地上のお庭に手入れが必要なように、水の中もお手入れが必ず要りますが、なかなか十分なことができないままですので、折に触れてのアドバイスを有難く思います。
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年長児Rちゃん達。お母さん頑張ってー!って言ってるのかな。ウッドデッキ下の里桜の植え込みエリアに下り、草抜き中のママ達。自由あそび中、縄跳びをしながらお母さんの近くまでやってきたRちゃん。お母さん有難う!
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こちらはひみつの庭のフロントに植栽のミルテ。本当にまだまだ幼木で枝も細くて繊細です。木の下の方の葉が黄色くなり落ちてきているのに気付いたのが数日前。これは大変。土が固くなって水が十分に浸透しなくなったのかしら?と心配になっていたところ、どうやら栄養不足らしいことが判明しました。葉の黄化は、土壌のマグネシウムの不足が原因らしいとのことで、早速追肥をしてみることにしました。
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新たな土に肥料を混ぜ込みます。大きなてみでも作業がし辛いので、私がよく使う手ですが一輪車の上で土の作業をします。子ども達も少しずつ手伝っています。時間がゆるやかに流れていきます。庭の作業は一人では遅々として進みませんが、人数が増えると二倍三倍に加速するように思います。
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「ほら、みてごらん」とビオママ。ガラス瓶の中にいるのはタナゴの稚魚だそうです。見たところメダカの稚魚と判別できないほど似ていますが、中にスジが入っているので違うそうです。ビオトープのタナゴも三年目になりますが、産卵をしながら(水中の二枚貝の協力を得て)元気に生息しているのを嬉しく思います。泳ぐ親タナゴの背中にはオレンジ色の点が美しく見えます。
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「ほんとだー」と子ども達。 桜の木の株元周辺に生えた実生や草などはどうしましょう?と相談中。
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ここはヤブランが元気に生えています。近くの草はできるだけ抜いていきましょう。 新しい土はとても気持ちいいね。手の感触はどうかな?
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ミルテの足元の土をシャベルでほぐしていく作業を子ども達が大勢で手伝ってくれました。肥料、酸素、水が十分浸透しますように。そして株元に水鉢をつくってあげます。
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お庭の奥からホースリールを伸ばしてきて、優しいシャワーで水をあげましょう。そうね、株元にたっぷりとね。
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ここにもお水をあげましょう。ふんわりとした黒い土に水が気持ちよく浸み込んでいきます。白くて小さな小さなつぼみをつけたミルテの木。どんどん大きくなって青々とした葉がまた生えてきますように。
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お庭入口のサークルエリア。芝生の中に生えている不要な草を抜いて下さるYママ。何を見つけたのかな?この季節は、小さな生き物との出会いにも溢れています。
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この日に集って下さったママ達。赤ちゃんをお祖母さまに預けて来られたママも。ご協力有難うございます。赤ちゃんのOちゃんもママと一緒にお庭まできてくれて有難う。可愛い笑顔でパチリ! 

ダンボールで作れるというソファーは表面に皮を張って立派な家具に変身。また、すのこを使ったキッチン家具や下駄箱づくりなどなど、いろんな工夫を楽しんでおられるママ達。使わなくなれば解体してリユース、リサイクルできるメリットもあるとのこと。ママ達のアイデアは知恵や工夫に溢れていて感心します。

先日のお誕生会で私達が歌った二曲の歌「山のワルツ」「走れ超特急」などの話題にも。「歌はやめてやっぱり紙芝居にしようかな」と後ろ向きな発言になる太郎先生に、素早く二曲を選び、さっさと練習にこぎつけた私。と言っても前日のみの短い練習時間しかとれませんでしたが。「山のワルツ」は娘とよく歌った曲。また「走れ超特急」は私自身が幼稚園の年長児のときに元気に歌っていた曲でもあります。ピアノ伴奏も楽譜によって数種類ありますが、私の幼稚園児の時にはもっと激しく?賑やかな伴奏がついていました。左手をヘ音記号オクターブ和音で「ドシラソ、ドシラソ、~・・・」と、右手のメロディーとともに繰り返し続けます。なかなか豪勢な伴奏なのですがその楽譜が見つからず、現在あるポピュラーな楽譜で伴奏しました。5月お誕生会の歌のプレゼントとして、私達か歌うことで子ども達が非日常を楽しんでくれて何よりでした。
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さて、こちらはカプラ280ピース入りの箱。
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デザインブックが蓋になっている木箱入りで、先日新たに購入した年中児クラス用です。各クラスの自由あそびのコーナーの一つに常時カプラを置くことにしまして、年少児各クラス用は200ピース箱を購入。年長児はカプラ教室でも使用している大型1000ピース入りの箱カートを常時クラスに設置することにしました。

また、年少児クラスあそびコーナー用に、部品を組み合わせて大工さんの仕事をイメージして遊べる木製おもちゃを調達し、今週より使っています。子ども達は早速楽しんでいるようです。
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こちらは昨日の1シーン。従来の竹馬が古くなってきたため、新たに完成品を30本導入しました。こちらの竹馬も体育指導のエール株式会社さんより送っていただきます。ただし、園庭のおもちゃ倉庫が満杯でしたので、掃除と整理をみんなで行いました。竹馬をする以前の年少児、年中児が取り組める手段として、追加で新たに竹ぽっくりを準備しているところです。

同じく、昨日のある屋根の上での様子です。ここはお山の中なので大変な量の春落ち葉が屋根の上、トユの中に積もり雨水が流れにくくなりがちです。葉や枝がしっかりトユをふさいでしまっている場所も毎年あります。大きな袋入りの落ち葉を何袋取ったかわかりません、と笑って仰るSさん。
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三日間に渡り、計10棟の屋根とトユのお掃除を業者さんにお願いし、ようやく完了したところです。昨日は電気屋さんにも来ていただき、ご相談することがありました。子ども達の声が聞こえない時間帯も、いつも子ども達のことを思い浮かべながら明日の準備に励んでいます。
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本日は、園内通信「お知らせ27」「お知らせ28」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ27」
◇ 父親参観のご案内
「お知らせ28」
◇ 家庭教育相談について
◇ 夏スモックについて
◇ 幼稚園児総合補償制度について
◇ 園児の健康について
◇ 未就園児さん対象“お山のミニミニ幼稚園”について

2015.05.28

5月28日(木) / ローズ ポンパドゥール・ひみつの庭の“ママの日”だより(5/26記録)・園内通信

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<ローズ ポンパドゥール>  2009年 フランスGeorges Delbard 社作出
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長い間咲いてくれている庭のローズ ポンパドゥール。少しずつ、花の重みでうつむき加減に咲く魅力的なバラの一つ。カップ咲きからロゼット咲きに変化しながらフルーツ香を漂わせています。色、形、香り、強さと、四拍子揃ったとても扱いやすいバラです。

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5月後半。真夏日のような日々が続いていますが、子ども達はとても元気に過ごしています。この5月は各クラスを訪問し、子ども達と園庭で過ごす時間が増えました。季節のよい5月は、距離の違いはありますが全学年が園庭つづきのひみつの森へ度々足を延ばしています。

鳥の声に耳を澄ませながらバードコールを使ってみたり、鳥の声のように美しい口笛を鳴らせる年長児Rくんが鳥を呼んでくれたり・・・。子ども達にとって、一番身近である自然の中に身を置く体験が例年以上に増えました。特に年長クラスは森から清沢へ下りて思いっきり水と戯れたり、また斜面を滑り下りたりよじ登ったり。過去に私が小学生しぜんクラスの子ども達と自然体験していた場所を訪れ、また新たな場所を求めながらダイナミックな活動をしています(臨場感あふれる様子をお伝えできるとよいのですが^^)。

つい先日25日(月)は、清沢へ一旦下りてから再び川をさか上り、東山トレイルの途中にある〔白幽子巌居之蹟〕まで辿り着きました。その周辺で思いっきり遊んだあと、東山三十六峰の一つ茶山経由で園庭まで戻るルートを楽しみました。9時40分に園庭をスタートして12時前に園に戻る約2時間コースは、約50人での新体験となりました。私自身、園庭つづきで巌居之蹟へ至るコースは何度も歩いていますが、川をさか上るルートは初めての試みでした。私と一緒に先頭を務めてくれた冒険心たっぷりの男の子グループと、途中見えてくる案内板の図を確かめながら浅瀬の渓流を上り詰め、想定通り現地に到着したときには嬉しい達成感がありました。ともに冒険の心持ちです。いつもは園庭つづきのルートで巌居之蹟まで歩きますが、今回はそれよりも10分ほど早くつくコースを子ども達と辿ったことになります。

大変健脚で体力が尽きない元気な子ども達。そんな子ども達と森の中を駆け巡るように過ごせる活動は、私達にとって新たなチャレンジ体験でもあります。屋外での体育あそびや自然あそびを存分に体験しながらますます元気に過ごしていきたいと思います。
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ひみつの庭の“ママの日”だより(5/26記録)
今週の26日(火)は、エール株式会社の瀬川さんにお出でいたただき各学年の体育指導をお願いしていましたため、この日、ママの日の活動はお母さま方にすっかりお任せする形になりました。
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早速お出で下さったママが入口シンボルツリーの辺りの草抜きを始められました。こちらのサークルスペースは子ども達が常時足を踏み込む場所になります。種を蒔いても元気に生えそろう可能性は低いので、再度芝生のターフを後日植えていただくことにしました。
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小型の熊手を使ってお手伝い中の未就園児Jくん。陽射しが真夏並みなので首元を直射日光から保護することはとても大切ですね。しっかりと垂れつき帽子を被って活動中です。お母さまの手元をよく見ながら思案中でしょうか。
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北側のメキシカンセージのコーナーを草抜きをして下さるYママ。別名アメジストセージまたはベルベットセージとも呼ばれます。日本では秋に入って咲き始め、霜が降りる頃には地上部は枯れ、地下茎で冬越しします。毎年、紫色で草丈1.5mほどで大型の花を咲かせてくれるので今年の秋がまた楽しみです。次は固くなった土をほぐしながら、水分や酸素が取り入れやすい柔らかい土にしたいと思います。草抜き後はコンポストへ運んで下さいました。

コンポスト前には木製の柵を設置しました。この春、夜間に森からやってきたイノシシがコンポストの腐葉土に目をつけたらしく、まるでブルドーザーで掘り返したように一時期荒らされたことがありました。なので、イノシシ除けの柵を作っていただいた次第です。タケノコが芽を出す時季にはイノシシの活動が活発になります。柵を設置して以降は大丈夫です。
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ビオトープエリア。Tママはビオトープに入り発生した藻を取って下さいます。Iママは横の植え込みの落ち葉をきれいに取り除いて下さいました。Jくんはお姉ちゃんのMちゃん発見!親子ご対面の嬉しい瞬間。
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ビオトープは現在のところ、メダカがたくさん育っています。またタナゴは25~30匹ほど、ゲンゴロウブナが5匹ほどが見られました。ビオママ(ビオトープに詳しいSママ)のお話では、3月から正に今がゲンゴロウブナの産卵期だそうなので、岸部の植物などに産卵していないかと時折のぞいているところです。ゲンゴロウブナ(琵琶湖固有種)は雑食性ではなく草食性のフナ。ビオトープの中の藻を数匹でゆっくりと食べている姿を先日見せてくれました。しかも中の一匹のお腹が少しふくれていたように思えたので、初の産卵が見られることに期待!

年長児の女の子Sちゃんが見せているのは四つ葉のクローバー。四つ葉クローバーが比較的生えやすい場所があり、四つ葉が連続で見つかることもあります。そんな時女の子達は大喜びしています。
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こちらは昨日27日(水)の午前中。全園児半日外遊びの時、ビオトープに遊びにきた子ども達の様子です。子ども達と一緒に活動しているとなかなかカメラで撮影はできません。男の子がカエルを捕まえたり、大きくなったヌマエビを手の平に溜めた水で泳がして観察したり、また年長児Sくんが藻を一緒に取ってくれたりと、とても賑やかな夏の水辺がスタートしつつあります。近いうちにオタマジャクシがたくさん見られるようになりそうです。モリアオガエルもそろそろ森からやってきて、ビオトープの付近に白い泡のような卵を産卵する頃です。
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本日は、園内通信「お知らせ25」をお出ししました。
内容は、
◇ 短冊(七夕製作)を入れる箱について
◇ 出席カードの平熱のご記入について

2015.05.20

5月20日(水) / テイカカズラ・モチノキとひみつの庭の“ママの日”だより(5/19記録)

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    <テイカカズラ(定家葛)>  キョウチクトウ科  原産地 日本   学名 Trachelospermum asiaticum

咲き始めてから約一カ月ほど経つでしょうか。自宅横に開花しているテイカカズラの小さな花。娘の3歳の時に小さな苗を一緒にポット植えにして壁面に取りつけたら、今では石段横の手すり一面を覆うように長い蔓を伸ばして咲いています。まるでジャスミンのような、ヒヤシンスのような芳香が漂います。花は風車のような形が特徴。

テイカと言うのは藤原定家のこと。定家の恋のお話から名付けられた名前だそうです。
<和名は、式子内親王を愛した藤原定家が死後も彼女を忘れられず、ついに定家葛に生まれ変わって彼女の墓にからみついたという伝説(能『定家』)に基く。>Wikipediaより
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満開のモチノキ
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      <クロガネモチ>  モチノキ科  原産地 日本、中国  学名 Ilex rotunda 

テイカカズラに続き、今まさに満開に咲いている樹木がモチノキ。白い小さな花は気づきにくいですが、見上げると見事な姿です。花後、秋には赤い実がたわわになり、野鳥が賑やかに集まる姿が見られます。昔からひみつの庭の入口に植わっています。

昨日は、朝から年長児のクラス写真の撮影にいきました。三列に並び、真っ直ぐ前を見て撮影です。前列の子は両足を揃えて手はお膝。後ろの人は背中(お腹)を伸ばして手は横です。全員が動かず、目もつむらない、というのは毎回なかなか難しいのですが、両クラスともよい写真が撮れました。他のクラスも順に撮影していきます。欠席者がなく全員が揃ったクラスから撮影していく予定です。

さて、三脚を抱え園舎から園長室に戻ると、“ママの日”のお母さま方が来られています、とkaori先生から連絡。あわてて準備をしました。前日よりずっと雨が降り、足元も濡れているので活動は難しい?と思っていましたが、そんなことは何のその、とばかりのにこやか笑顔のお母さま達。

<ひみつの庭の“ママの日”だより(5/19火曜日)>
早速、大まかに計画していた芝生の種植えを行うことにしました。ひみつの庭は造成から三年目に入ります。ビオトープをつくる際、掘り上げた土を積み上げて築山をつくりました。全面に野芝をパッチワークするように植え込んでいただき、以来、芝の刈り込みのみで青々とした芝が育ってくれていました。そこで、子ども達は思いっきり走ったり、寝転んだり、また秋には草間の昆虫を追いかけたりしましたが、冬場の雪による凍結や雨のあとに土壌がズルズルとぬかるみ、芝が徐々に抜けて傷んできました。そしてとうとうこの春には青々とした葉が見られなくなりました。庭の入口に放射線状に植えた芝もほとんど生えてこなくなったのです。芝生地の管理方法と使用頻度、養生期間の確保のタイミングはなかなか難しいものです。
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再度、築山の芝を張り込む作業は大がかりになるため難しく、芝生の種を購入し種まきをすることにしました(初の試み)。芝生の目土、肥料、種、ふるいなどを準備し作業にかかります。
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早速、お母さま方はまず築山の落ち葉やゴミを拾って下さいます。築山の横にはモグラの穴と思われる直径4~5㎝の穴も開いています。昨年はモグラキャッチャーを設置しても捕獲はできませんでした。築山の内部はモグラのトンネルが走っているのでしょうか^^;
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熊手、てみで整理後、新たに調達したローンパンチという道具で穴を開けていきます。これはエアレーションといって芝生に穴を開けて酸素を与える作業になります。一度植えると二度と耕すことができない芝生は、どんどん土が固まってしまい通気性がなくなります。固まると水分も築山の中に入らなくなり芝生も成長しにくくなります。なので、エアレーション作業がまず大切だということです。何事においてでも、上手くいっている時はよいのですが、上手くいかなくなった時が工夫をするチャンス。困ってから調べてみると、数年放ったらかしで築山には特別のお手入れをしてあげることができなかったこともわかりました。ローンパンチは両手でハンドルを持ち、足で踏み込みながら穴を開けていきます。結構力の要る作業です。SママFママがエアレーションを始められました。
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分担作業で築山の手入れを続けます。 Mママと未就園児Uくん。一緒にトピアリーにはさまっている落ち葉を取って下さっているようです。
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次々に穴開け作業中のママ。故郷のことなどお話しいただきながら。目土に肥料を混ぜます。
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土と肥料をよく混ぜます。固い場所と比較的柔らかい場所がありますとFママ。築山の上は柔らかいようです。子ども達がよく踏み込む場所はしっかり締まって土壌が固くなっています。
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ローンパンチが二つだけなので、Fnママと私はシャベルの先で土に穴を軽く穴を開けます。
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「BBC放送である時芝生の管理について説明していたことがあって、今思えばもっとしっかり観ておけばよかったです」と仰るFママ。芝の根をカットしながら約10cm間隔でパンチされます。
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二つ目の道具はローンスパイク!『バンド式で靴に装着し、歩きながら芝生に穴を開けるだけ!』と楽々と芝生を歩いているコマーシャルをみて購入しましたが・・・、実は結構装着が難しく穴を開けながら歩くのが大変な様子。足を真上にあげ、真下にグッと下ろす。案外力も要るようです。「颯爽と歩いているとblogには書いて!」と言う太郎先生ですが、実はちょっとへっぴり腰? ウソは書けない・・・💦
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築山をあちこち歩き回って頑張って下さい。 ねこ(一輪車)の上で目土をふるいに入れます。
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一番細かい網を使ってサラサラサラっと目土をまいていくFnママ。気持ちよく土がこぼれていきます。
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芝生の生えなくなった場所を重点的に周辺にもまいていくと土をまいた部分が黒く見えています。傍ら、Fママは黙々とエアレーションを続行。
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私はてみに肥料を入れて、直接手からこぼれるようにパラパラとまいています。
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粗い網でふるいにかけるとたくさんの土が一気にこぼれてしまいます。土がさらさらしているのでやはり一番細かい網がちょうどよいようです。築山の奥、ひみつの森の入口近くもすっかり芝生が生えていません。少し土壌に元気が出るといいなあ。
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芝生の手入れはそれほど難しくないようですが、ただしコツコツとやり続ける必要があります。基本は芝刈り、水やり、除草(雑草抜き)、肥料の4つだそうです。また、基本的に、芝生は太陽が当たらないと育たないとも言われます。たっぷりの太陽の光が当たるよう樹木の陰になってもいけません。手入れの方法や頻度は場所や時期により違うので、ひみつの庭の芝生管理年間計画が必要かも知れません。
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さて、エアレーション、目土、肥料投入後、ようやく手に入れた芝生の種(野芝)を播種していきます。5つのてみに肥料を分散しました。薄茶色のとても小さく細い種です。
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築山、その周辺を分割担当して、祈りを込めるように蒔いていきます。
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築山のてっぺんも薄くなり土がむき出しです。ビオトープに回り込む通路(紫陽花コーナー前)はすでにつるつるです。ここは種はまかずにそのままにしておきましょう。
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もう一袋開けます。種の上には土を多過ぎず少な過ぎず、うっすらと種の上を覆土するようにまきます。
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スコップでてみに土を入れて覆土する。子ども達も楽しめそうな作業ですが、種をよく見て土をかけないと発芽しないので今回はとても真剣作業になりました。Uくんはお母さんと一緒にお手伝い。
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まわりの緑が生き生きしている季節。風も時折吹き、「とても涼しいですよ」と仰るママ達。もっと爽やかな天候の日は、風が木々の間を通り抜けとても気持ちがのびやかになります。「これだけ体を動かしながら、家庭内とはまた違った作業に取り組めて楽しいです」と仰って下さるママ達。作業時間は約1時間と少しなのに、とても充実した時間が流れていることを感じます。
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同作業が継続中です。覆土した場所が黒くなりわかりやすいのもメリット。
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さらにもう一袋投入。本当は業者さんに山土や山砂などをご準備いただけるとよいのかも知れませんが、業者さんにとってもお山の上への土運びは一苦労です。
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隅っこのカナメモチのエリアにもまいておられます。Uくんも積極的にお手伝い中。
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何度も往復してまいておられるママ達。
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「よいしょ」とスコップで土を入れるのが上手になったUくん。なかなかの手つきです。
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最後にもう一袋投入。ザザー。少し土の色が違いますが、行きつけの園芸店から送っていただくよい土。築山の上も黒い土に覆われて安心です。
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土が残り少なくなってきました。芝生の播種作業も終盤に入りました。時間が経つのがあっという間でした。
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さてもう時間です。芝生の播種作業が終わりました。道具をまとめて片付けます。お水は夕方にたっぷりあげましょう。
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外あそびを終え近くにきた年長児クラスがやってきました。お母さま達が芝生の種を植えて下さったことを聞き、みんなでお礼を言っているところです。
「ありがとうございました」 ニコニコ笑顔のお母さま方。
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前日月曜日に園内のお掃除にお出で下さったお母さま方、そして火曜“ママの日”のこの日ご来園のお母さま方、皆さま有難うございました。何日ほどすると種は発芽するのでしょうか。築山の芝生が緑いっぱいになり、夏場にはその上で思いっきりエンジョイできますようにと祈りを込めつつお開きとなりました。
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ひみつの庭の玄関外に広がるクスノキの大木。4月半ばより山ほどの春落ち葉の時季を迎えていましたが、今では新芽が生き生きと広がっています。夏には葉も大きくなり、気持ちのよい木陰をつくってくれるクスノキ。
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ひみつの庭の北エリアに植栽しているフジバカマ。今年も大きく育ってきています。秋にはフジバカマの花が好きなアサギマダラが飛来して・・・と思った矢先、目の前をアサギマダラがヒラヒラと飛んでいるではありませんか(右写真)。今ごろなぜ。
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カメラを近づけると・・・、やはり浅葱色(水色)のアサギマダラでした。
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一匹だけです。なぜだろう?秋10月は南の国へ向けて群れをなして南下していくアサギマダラ。もしかするとこれは信州や北海道に北上する個体でしょうか。または、この近くの食草を食べて育った若いアサギマダラでしょうか?たった一匹だけ。不思議です。アサギマダラの飛来を望んでひみつの庭にフジバカマを植えたのですが、幼虫の食草はイケマ、キジョランなど。それがこのお山の近くにあったかしら?〔blogアサギマダラ〕

後ろ翅に性標の黒い点があるのはオスのアサギマダラです。口吻を伸ばして蜜を吸う仕草をしています。花はありませんが好きな成分を探しているのかも知れません。秋のアサギマダラは咲いた花の上で吸蜜しているので撮影したり手に取り観察しやすいのですが、初めて飛来した春のチョウは動きが素早くなかなか撮影できません。また手にしにくいです。何とかアップで撮れました。

また嬉しいことが続きました。
この日の夕方、築山に水やりをしているときに、小学生しぜんクラスのメンバーがお庭にやってきました。その時にもまだこのアサギマダラがフジバカマの辺りを回遊していました。子ども達数名も近寄って観察しましたが、女の子Aちゃんは何とアサギマダラについての本をお家で読んできたところで、会いたかったアサギマダラにいきなり出会うことになり、手で上手く捕えることもできて幸せそうでした。アサギマダラは鱗粉がないので手でそっと掴めます。また一度触った人のところには再び来てくれるという不思議なチョウ。そして思えば叶えられる、きっとAちゃんの想いが伝わったのでしょう。
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ひみつの庭のカシワの木。すでにムシに食べられて穴あきだらけですが、柔らかく大きな葉が開いています。柏餅が十分包めそうです。
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過日父が刈り込みをしてくれた入口のツゲのトピアリーも新芽が揃い、白い花も咲いています。元気に育ちますように。
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ひみつの庭前のミルテの木。少し大きくなりましたがまだまだ幼木。白い花をもうすぐつけるでしょうか。 年少クラスがみんなでたんぽぽぐみ前の花壇に植えたミニヒマワリ。今は二葉が出てきたところです。昨年は高く伸びるロシアヒマワリを植えましたが、花の時期が夏休み中で子ども達が見られないことと、8月の台風で倒れやすいために今年は7月中には開花が見られるミニヒマワリを植えています。ぐんぐん大きくな~れ。
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夕方、築山にお水やりのあと。築山に映る樫木の影。
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本日水曜日お外あそびでは、ひそかにバードコールを携え園庭に行きました^^。木製にネジがついたシンプルなものです。近くにいた子ども達が手にし、上手く鳥のさえずる音を出しながら電線にとまったスズメを観察してみると、明らかに羽を羽ばたかせて反応していました。2つのバードコールで音を出すと、次は向こうからツバメの子ども達がたくさん集まってきました。昨夕、園庭にツバメの子が何匹もいたのをみてつい思いつきです。バードコールを携えて森に出かけてみようと思います。

2015.05.14

5月14日(木) / アレンジメントフラワー・すべり棒(全園児で外あそび)・園内通信

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  <アレンジメント花>

色とりどりの花がぎっしりと詰め込まれたアレンジメントフラワー。バラ、カーネーション、トルコキキョウ、デルフィニウムなど、花のバスケットになっています。5月のバラが咲く庭の中央に置いてみると、いっそう色鮮やかに映ります。娘が母の日に贈ってくれたもの。有難う!
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全園児・水曜日お外あそびの一コマ(昨日5/13)
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前日に台風6号が去り、朝から青空の広がる快晴のお天気となりました。朝の園庭は各グループの登園を待って、学年ごとにテーブルが出ています。いつもなら、登園後はまず各クラスに入り、カバンを下し帽子をかけ、出席カードにシール貼り、タオル、スモックを所定の位置にかけながら朝のお仕度をしています。昨日は各グループがお山に到着したらそのまま園庭まで行き、園庭でお帳面シールを貼り、お家からお持たせの連絡カード、変更届、持ち物などを出して所定の入れ物に入れました。毎朝のお仕度がいつもながらの習慣として身についてきた新入園児さんも、こうしてお庭でお始まりをすることができるようになりました。水曜日は心ゆくまで、好きな場所で、好きなあそびをする日です。
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さてさて、一番早くに到着したのは第5グループさん。各学年ごとのテーブルに行きおカバンを開けます。こちらは年少児Sくん。
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「今日はどのシールにする?」動物くんシールからお気に入りを選びます。シールを貼ってカゴにお帳面を入れました。気がつくと他のグループも大勢到着していました。みんな自分の場所に行って朝のご用意をします。
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一連のご用意ができたら「もうあそべる!」ととても嬉しそう。お庭のあちこちに思い思いのあそびのコーナーが展開しますが、こちらは斜面を利用した人気のすべり棒。暫くあそんでいると年長児さんがやってきました。HくんとHちゃん。上からすべってくる年少児Uちゃんの安全を考え、Hくんは上まで迎えに行ったあと、横に付き添いながらゆっくり歩いて下りてあげます。「優しくしてあげられるね」と言うと「ぼくが面倒みてあげないと」と責任感と使命感に溢れた言葉が返ります。上から年少児さんがすべってくるのを、親切な年長児さん二人が下で待ち構えています。
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下まですべってくると、Hちゃんもまるでお母さんのように優しい笑顔で迎えます。次々とすべってくる年少児さん。Nくんも気持ちよさそうにすべってきます。
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上から一緒に下りてあげるシーンも。何だかすっかり先生のようですね。 Rちゃんもスピードを上げて何度もすべって楽しんでいます。
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4人連結で勢いよくすべってきた年長児の女の子達。笑顔がキラキラ輝いています。次から次へとすべってきます。上には長い列ができています。
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すでにお気づきでしょうか。左端にずっと遮断機のお役目を自らかってでている年少児の女の子Tちゃんの姿があります。私に代わり、いつの間にかカンカン役をしてくれました。はじめは右手を真上にあげてキリリとお役目を担っていましたが、一度場所を離れ、ちょうどよい棒を見つけて再び台にのぼり、遮断機付きのカンカン役を凛々しくつとめている様子です。
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上から年長児のお姉さん達がジェットコースターさながら賑やかに下りてきますが、すっと垂直に手をあげてお役目に専念する姿が何とも言えません。一生懸命且つ無言なので余計に微笑ましく思われます。思わずカメラでパチリ。
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未就園児さんの頃からすべり棒にトライしていた年少児Aくん。今では気持ちのよいスピード感でスーっと上手くすべっています。本人もとても気持ちよさそうです。2本の鉄棒をまたいで座り、バランスを上手く保ちながらすべらないと脱落してしまいますが、繰り返し練習し楽しむことで体のバランス、集中力やスピード感が楽しめる人気のあそびです。

私はこの後、雲梯、固定鉄棒コーナーに移り、次々とやってくる園児の頑張りを応援しました。私自身が幼稚園の頃に鉄棒が大好きで、連続前まわり、連続逆上がり、また鉄棒の上で連続お座りまわりや足かけまわりなど、あらゆる鉄棒あそびを考案しながら楽しんだ時期がありました。足かけまわりは鉄棒に足をかけ両手で鉄棒を持って回転するのではなく、鉄棒にかけた片足(右足)を、鉄棒の下から両手をまわして膝の前で外れないように組み、そのまま勢いをつけて何回でも回転しました。もう片方の左足は空を蹴りつつ右足を軸にして回転するのが面白く、やがて膝の裏がすれて痛くなりました。対策として鉄棒にタオルやカーディガンを巻き、膝の内側が痛くならないよう工夫しながら、できた喜び、達成感をお友達と共有してあそんでいました。

園庭の鉄棒以外にもっとチャレンジする場所がないかと、父があちこち探し回ってくれたことも懐かしい思い出です。結局、普段は幼稚園の固定鉄棒で毎日練習し、土曜日の午後は必ず、当時御所の中にあった公園(現在はない)で父と思いっきり走る、父に支えてもらいながら高く大きな雲梯を端から端まで行く、のがお決まりの楽しみでした。最終的には自宅の庭に父が大型の鉄棒を作ってくれました。体を使ったあそび、特に鉄棒や雲梯は、チャレンジする気持ちに成功体験が重ねられ、達成感が心身で会得できる恰好の手段です。

園では今のところ、数名の年長児が雲梯を端から端まで進むことができますし、中には更にUターンして戻ってくる身軽なRくんの姿もあります。雲梯は、自分でできそうな子は2つ目でも3つ目目でも自らトライする、できない子は抱えてあげて、子ども自身が腕の力を使って先へ先へと進むことをイメージさせてあげると、できるようになった時の疑似体験ができやる気が生まれるようです。鉄棒はこの日、逆上がり連続2回ができた子がいました。是非、子ども達のチャレンジ精神を引き出しつつ、できた!体験をいくつも重ねられるよう応援したいと思います。
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本日は、園内通信「お知らせ22」をお出ししました。
内容は、
◇ カプラ教室について

2015.05.01

5月1日(金) / 年中児「お花の苗を植えたよ!」(4/28(火)記録)・ひみつの庭の“ママの日”だより(4/28(火)記録)・年長児「きゅうりの苗を植えたよ!」(4/30(木)記録)

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            < ライラック>    モクセイ科      原産地 ヨーロッパ
                          学名 Syringa×hyacinthiflora ‘Ester Starey’

「ひみつの庭」前に2013年に植栽したライラック。こちらはライラック“エスター・スターレー”。まだ幼木ながらたくさん花をつけ、辺りに芳香を漂わせていました(4/28撮影)。
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ライラックコーナーには全部で9本の苗を植えています。今年は花をつけなかった株もありますが、年々成長するのを長い目で楽しみにしています。
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<4/27(月)夕方 ひみつの庭の一番奥に花壇づくり>
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次の日、年中児が庭に花苗を植えるための下準備として、先生達と畑づくりをしました。シャベルで掘り返し、新たな土を投入して整地をしました。
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北側エリアは昨年の年中児がヨモギを植えましたが、そっとヨモギを一つのコーナーにまとめ移植しました。空いたスペースには年長児がきゅうりを植える予定です。
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ヨモギは地下茎が広がり株が大きくなりますが、今春ようやく芽を出した子株なので優しくスコップで扱います。右写真は新たな土、堆肥等を投入してきゅうり畑ができました。ハーブコーナー近くにもきゅうり畑をもう1カ所作りました。
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年中児「お花の苗を植えたよ!」(4/28(火)記録)
4/28(火)朝10時頃。年中児の子ども達の姿が見えてきました。緑が光るよいお天気です。
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行きつけの園芸店で仕入れたバーベナの花。色とりどりのミックスカラーです。自分の手で一つずつ植えてみましょう。ゆきぐみさんがやってきました。
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移し替えたケースの中に入ったバーベナ。好きな苗を一つ選んで畑に移動します。
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さあ、植えましょう。みんなは奥の列に植えますよ。まず自分のお花を土の上に置いてみましょうね。
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一つずつ順番に。どのようにするのか見ていてね。
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おはしを持つ手でお花の苗を持って、黒いビニールポットをはずします。そして、土にこのくらいの穴をしっかりあけて苗を入れてあげましょう。次に、そっと手で土をかけてあげて、トントンと土を押さえてあげます。それではやってみましょう。
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みんななかなか上手。奥の列は少し手をのばして。しっかり植えて土をかけてあげられました。
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はい、出来上がり。次は男の子たちが来ました。一度に植えられないのでグループごとに植えましょう。
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「ぼく、このお花にしよう!」大事に持って畑へ運びました。「かわいいお花だなあ!」
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こうやってひっくり返してね。みんな上手。やさしい手で大切にお花を植えてあげる年中児さん達。
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色とりどり。お花の色を選ぶ女の子。ほしぐみさん達は畑の手前に植えましょう。
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苗からポットをはずして。白い根っこがいっぱいみえたね。
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土の感触もサラサラ、気持ちいい。苗の入る穴を手で掘っています。
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そこへ“ママの日”に来て下さったお母さまが、早速ヘルプして下さいます。ほら、こうして苗からポットをはずしますよ。お花の葉のところはそっと持って下さい。
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全員が順番に苗を植えることができました。みんなのポットを重ねて集めてくれるKくん。
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苗の深さの調整などママ達がスコップで作業されています。終了後はホースリールでお水やりも。
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お隣のヨモギコーナーにもお水をあげて下さるママ。これからの季節、お水が足りないと植物がしんなりしてしまいます。朝方、夕方にたっぷりのお水が必要です。 ひみつの庭の外周りもクスノキの春落ち葉。熊手、ほうきで美しく手入れされます。
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子ども達も自由あそびのとき。ほうきで落ち葉あつめの最中です。お母さまのてみには落ち葉がいっぱい。年中児Kくんもちりとりで落ち葉あつめ。
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園庭横の通路をお掃除されるお母さまとペアで。 落ち葉入れに集まったクスノキの落ち葉。いっぱいだね~。
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「あっ、ここにも落ち葉があったよ」と年少児のNくん。落ち葉あつめがお得意の様子!
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こうして手であつめて入れられるかな。 年少児Sくん、そのまま落ち葉入れに。
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至るところに気づいて下さるママ達。熊手などは普段使われないでしょう?とたずねると、「町内で近くの公園のお掃除もしていますから慣れていますよ!」と仰るYママ。ライオン壁泉のプールにいつの間にかたまっている落ち葉もすっきりと掃いて下さいました。
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写真上は、クローバーも生えていて落ち葉が取りにくい場所です。 ハーブコーナー近くはこぼれ種でレモンバームが新たに生えているところもあります。また春に芽を出した雑草が大きくなってしまい、抜くにもなかなか力が必要なほどです。
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シャクナゲ“太陽”が、長い間花を咲かせています。 ビオトープ横の植栽エリアの落ち葉も細かく取り除いておられるママ。
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作業の合間に子ども達と話をしながら。 ビオトープ横のピンク色の花を咲かせているクリーピングタイムについて、ワイヤーフェンス越しにYママと会話。
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ひみつの庭のゲート前。モチノキの足元にたまった落ち葉を集めておられるYママ。ビオトープ周りも落ち葉がたくさん。いつも気になる場所です。
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ビオトープの中の子ども達。何がいるのかな? 「この幼虫はなんだろう?」「いもむしハンドブックで調べようっと」、とNちゃん。
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園内は山の中です。いろんな春の幼虫が葉っぱとともに姿を現します。
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小さな熊手を手に集中して作業をしていたNくん。最後は自ら落ち葉入れを運び、コンポストに流し込んでくれました。
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第1回ひみつの庭の“ママの日”にお足運び下さったママ達。ご都合で先にお帰りになったGママ、また終了後もビオトープの中の落ち葉拾いをして下さったTママ、Fママ。皆さま有難うございました。
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年長児「きゅうりの苗を植えたよ!」(4/30(木)記録)
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この日も素晴らしい晴天。朝10時よりひみつの庭で年長児が集まりました。数名ずつ協力してきゅうりの苗を植えましょう。年長つきBぐみから。
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予め先生達である程度耕していた場所ですが、新たな土を投入してさらに柔らかくなるように手で混ぜていきます。柔らかな土の感触が手に伝わります。
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お砂場の砂ともちがう柔らかな土。 ではいよいよ植えていきましょう。
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手で深く土を掘って苗が入るくらいの深さの穴を開けます。きゅうりの苗は茎が折れやすいので気をつけましょう。
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ひみつの庭の築山の上に座り、かたわら紙芝居の最中の年長児。 次のグループさんが取り組みます。
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苗のポットを逆さにして苗を取り出し、強い力で深く土を掘りあげます。
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お友だちと協力しての作業です。 次は女の子達の番です。
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前に植えた場所の横へ、しっかりと穴を掘ります。 他の子はひみつの庭で思い思いに活動して順番がやってくるのをまっています。
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次々と首尾よく作業がすすんでいるところです。ポットからきゅうり苗を上手く取り出し手の平にのせます。
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さて次はつきAぐみの子ども達。しっかり説明を聞いて見ているところです。
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強めの力で穴を開け、手の平にそっとのせて穴に入れて土をかけてあげる。土をかけるときには優しい手で、トントントン。優しく押さえます。スムーズに作業が進み、声が聞こえてきます。
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「きゅうりができたらぼくはそのままたべるよ!」「ぼくはマヨネーズをつけて!」・・・楽しみですね。きっとこのくらい大きくなるかしら?
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さあ、きゅうりの苗を持って二つ目の畑に移動しましょう。
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こちらもすでに準備していた畑です。笹の落ち葉を手でよけて、土をつぎ足して、苗を植える場所を決めます。
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新たに土をつぎ足して、みんなで力いっぱい混ぜていきましょう。作業の途中には、お家でトマトやピーマンなどの苗を植えた話をしてくれる子ども達が結構いました。畑、お庭、ブランター栽培など、ご家庭での野菜づくりは楽しいですね。
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手でしっかりと穴を開けて。なかなか力が要ります。そしてきゅうりの苗を入れます。
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子ども達の手により、可愛らしい穴ぼこができます。ポットから苗を上手く取り出します。
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約50名の年長児が、協力しながら苗を植える作業が完了しました。こちらの畑は7株植えました。つきぐみさんが植えたきゅうりがすくすく育ち、どんな花や実をつけてくれるかとても楽しみです。お水やりをしながら成長を観察していきましょう。
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朝から鯉のぼりをお山の空高くにあげました。園内のあちこちから、気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼりファミリーの姿が見られます。
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昨日は、「お知らせ18」「お知らせ19」をお持ち帰りいただきました。
「お知らせ18」
◇ 夏用スモックご用意のお願い
◇ お山のミニミニ幼稚園について
「お知らせ19」
◇ 出席カード月末お預かりについて
◇ 『クラスだより』『4月のうた』『絵本通信』『5月予定表』お持ち帰り
◇ 送り迎えについて
◇ 春の親子遠足記念写真について

2015.04.24

4月24日(金) / 福禄寿と関山(里桜)・木のおもちゃ・園内通信

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 <里桜 “福禄寿(ふくろくじゅ)”>
   バラ科 サクラ属
   学名 Prunus lannesiana cv.Contorta
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数年前、植物園桜林のエリアを歩いていたときのこと。ふんわりふくよかでとても愛らしい姿をした里桜(オオシマザクラ由来の桜の園芸品種)の一つが目に入りました。淡いピンクのドレスを広げたような満開の桜に感動していると、前方から歩いてきた人々もやはり足をとめ、カメラも向けずにまずは見とれてしまっている、そんな美しい桜がありました。

プレートを見ると「福禄寿(福禄寿)」とあります。枝をゆったり広げ、たわわに花をつけて立っていた姿が忘れられず、幼稚園の二つ目の庭 “ひみつの庭”を考えたときに是非植樹したい里桜の一つとして選定しました。それがこちらです。“ひみつの森”経由で運ばれてきたまだ若木ですが、今春で3回目の開花。特徴は花弁がねじれたように波打ち皺が入っているところ。花弁の数は15~20枚ととても多く大輪の花を咲かせてくれる桜です。ただ今満開を過ぎた頃。

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 <里桜 “関山(かんざん)”>
   バラ科 サクラ属
   学名 Prunus lannesiana Wils. cv. Sekiyama
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ソメイヨシノが終わった4月中旬より、いつの間にか咲き出しているお山の里桜2本目。こちらは関山(かんざん)です。花弁が20~50枚ほどと多く、八重咲きの見事な花をつけます。
花弁は塩漬けの桜湯として使われます。お湯を注ぐと花弁が美しく広がるので、お正月から桜の時季にかけて桜の塩漬けは冷蔵庫に常備しています。

また、私自身が子どもの頃、父の運転で二条城横の堀川通りを通る際、見事な八重桜の並木が結構な距離に渡って見られるのを楽しみにしていました。子ども心に、定番のソメイヨシノより遥かに華やかで素敵だと思え、車の後部座席からいつまでも後ろを振り返って見ていた思い出が蘇ります。あとになって、樹形からそれが関山だとわかりました。

こちらも福禄寿と同じく三度目の開花を迎えましたが、樹木としてはまだ10年ほどの若木です。今年もたわわに花をつけてくれました。こちらの里桜2本はつぼみがついたのも仲良く同じ頃で、現在も福禄寿とともに“ひみつの庭”の入口付近にて開花中です。

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 手前は関山 前方に福禄寿
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“ひみつの庭”のウッドデッキから撮影。

手前「関山」と、その先に「福禄寿」が見えます。

この後方の“ひみつの森”入口に近い辺りに、もう1本、大島桜(ヤエノオオシマザクラ)も植えています。オオシマザクラの葉は桜餅を包む葉として塩漬け利用されます。桜の芳香物質であるクマリンが豊富だからだそうです。

こちらは里桜の親木となる種類だそうで、園庭のソメイヨシノより一足早い頃にいつの間にか今年も開花していました。

大島桜が開花を迎えても、こちらは結構高さがあることと、毎年春休み中にさっさと咲いてしまい、まだ一度も写真が撮れずにいます。

来年は早春の頃から構えて、きっと撮影してみたいと思っています。

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 <八重の花弁が幾重にも重なる里桜“関山”の花>
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[木製クッキングセット]
今年度はじめより、各クラスを訪問する機会が増えました。学年、また男の子女の子問わず、室内の自由あそびの時間にクッキングを楽しむ子は多いです。勿論、お砂あそびでもクッキングは大人気ですが、こちらのような木製コンロだと温かみがあり、同じくお鍋、フライパン、ポットなどを使って楽しめそうです。
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年少児クラスにはこちらの木製コンロの以前のシリーズのものがありますが、年少児クラスの子ども達がコンロの前で楽しんでいる様子をみて、年中長各クラスにもこの度導入しました。手前のつまみはダイヤル式で、回すと「カチッ、カチッ」とよい音がします。私も思わず欲しいと思うほど。後部には調味料入れがあり、調味料棚ごとコンロの内部に収納できるように設計されています。
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このような具合です。そして本日は、ターナー、レードル、またフォーク、スプーンなどのカトラリー類、魚や野菜などさまざまな食材が届きました。
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個別のお鍋、軽量カップ、包丁などなど。こちらはごく一部ですが、すべて木製。大勢でお食事を楽しめるようにお皿もたくさん購入しました。男の子も女の子もお料理は大好きなので、楽しいクッキングコーナーが各クラスで広がることを楽しみに、また訪問しようと思います。
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こちらは、“ひみつの庭”の北側エリアです。
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左は、渡りをするチョウ“アサギマダラ”が大好きなフジバカマ。すくすく元気に育ってきています。10月には、南の国に渡りをする途中のアサギマダラを今年も迎えてくれるでしょう。
右は、ハーブのコーナー。やはりレモンバームが一番元気そうで生き生きしていて、手でつまむとレモンの香りがします。葉をお水のグラスに浮かべたり、サラダに入れたり、また乾燥してハーブティーにしたり。勿論、生葉のままミントなどと蜂蜜を加えてミックスハーブティーにしても美味しいです。

今日は、私達がお料理に使うローリエと同じ種類のクスノキの葉の香りを、また、開花し始めたところのライラックの香りを、外あそび中の子ども達と五感の一つである鼻を近づけてそっと試してみました。よい香りがする、と応えるのはやはり女の子が多いです。男の子は大抵首を横に振ります。感性の違いかも知れません。辺りはふんわりと春の香りが漂っています。

ローズマリー、ミント、セージなどもこれからどんどん大きくなるでしょう。フランスの画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホのお庭からいただいた貴重なハーブも植えています。
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本日夕方のひみつの庭。もうすぐライトが灯る時間。やがて山が緑に彩られ、いろいろな花が咲き出す5月を迎えます。お山のあちこちではタケノコが顔をのぞかせ、竹やぶからは竹がはぜる音も聞こえてくるでしょう。

いよいよ週明け28日(火)より、今年度の「ひみつの庭」の“ママの日”をスタートします。季節のよい今の時季にご来園いただき、園内やお山の中をお散歩していただいたり、溢れる落ち葉の整理を少しずつご協力いただいたりしながら、お山の樹木が発する新鮮な空気をお母さまも感じていただけたら幸いです。パパの日のお力添えもどうぞよろしくお願い致します。
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本日は、園内通信「お知らせ14」~「お知らせ17」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ14」
◇ 写真袋お持ち帰りについて
◇ 絵画教室・ひねもす教室について
「お知らせ15」
◇ 【送りグループ変更】開始について
「お知らせ16」
◇ 「ひみつの庭」の“ママの日”スタート
「お知らせ17」
◇ 「ひみつの森」の“パパの日”スタート

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