2013.11.05

11月5日(火) / ひみつの庭の“ママの日”だより・ひみつの庭の子ども達(水曜外あそびの日10/30)

 <ROSES!>
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最近は、庭のバラの手入れができていないのを申し訳ないと思いつつ、遅い秋バラが今でも少しずつ返り咲いてくれるのを有り難く思うこの頃。
お昼間に園長室に戻ると思いがけないプレゼント・・・。
何種類かの愛らしいバラが、英字新聞に守られるようにキュッと包まれていて素敵なラッピング。
思わず顔を近づけました。感謝。
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今日はよいお天気になりました。各園舎では、送り迎えグループごとに交通安全教室が行われています。各グループ途上での注意事項を確認したり、クイズ形式などを取り入れて楽しく学んでいる様子がうかがえます。

週末「ひみつの庭」のビオトープを久しぶりにゆっくり眺めていました。緑色の藻がふんわりとなぜか綿のように集まっているところにオタマジャクシやヤゴが見え隠れしているのを微笑ましく見ていると、7月に放流したタナゴがすっかり大きくなって数匹で悠々とやってきて、二枚貝が生息しているあたりを気にしながら泳いでいるのに出会えました。小さかったタナゴはすっかり大きく長くなり、しなやかに泳ぎ回っていました。近くの水中の石の上には、嬉しいことにヨシノボリらしき魚がじっとしているのも見えました。
ヨシノボリが来たのならばと腕まくりして水中に二枚貝を探ってみると、これまた大きくなった二枚貝(ドブ貝)が健在でした。琵琶湖で採取した二枚貝は大方食欲旺盛なオタマジャクシの食料になっていましたが^^;、元気に砂泥に生きている二枚貝を確認しとても嬉しくなりました。
池の中の様子は陸上のように手に取るようには見えませんが、もし魚になって水中を探検することができたなら、驚くような発見がいくつもあるはずです。
11月に入って水温も低くなり、夏場に比べてビオトープの水もいくぶん澄んできました。一度も特別なエサをあげていませんが、メダカ、タナゴ、ヨシノボリたち魚も、水中に豊富にある食べ物を求めてスイスイ泳ぎとても元気です。
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さあ、今日はひみつの庭の外に植栽しているライラック(9本)の足元に、栄養補給と冬支度をかねて腐葉土を入れる作業をしました。お馴染みの園芸店さんから送っていただいたものです。
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久しぶりにお目にかかれたMママと一緒に、スコップで元の土をほぐしながらたっぷりと腐葉土を入れます。ライラックの足元には丈夫なフッキソウの植栽がありますが、どちらも元気に育ってほしいと願います。
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腐葉土でふかふかになったライラックの足元。ゲートの左側部分のフッキソウの植え込みも、シャベルで元土をほぐしお話しながらも手早く作業は進みます。
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ギンモクセイ側、ピンコロ石の縁もそっとほぐして柔らかくして空気と栄養を補給します。今年の春に植栽したこのギンモクセイは、キンモクセイよりも遅れて11月後半頃から12月にかけて上手くいけば花をつけてくれるかも知れません。ギンモクセイの香りはキンモクセイよりもたいへんささやかですがとても上品な香りです。小学生の頃、西の空の夕焼けをバックに庭の白いギンモクセイの花を、冷たくなった手をこすりながら眺めていた記憶があります。
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フッキソウの足元に敷き詰めた腐葉土。大きくなる植物なので密になりすぎると移植が必要かも知れないと話をしながら。大きなモチノキの足元も手入れをすることに。
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土はどうしても固く締まってきます。十分に水分と栄養が行き渡るようにスコップでほぐし腐葉土をすきこんでいきます。
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広葉樹からつくられた腐葉土。フッキソウが柔らかな腐葉土を得て喜んでいるようにも見えます。
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実をつけはじめたフッキソウ。よく茂るので繁栄の象徴として名付けられたフッキソウ(富貴草)。小さな白い花が春に咲きますが、秋になるのは乳白色の小さな実。後日、築山の横に植栽したクリスマスホーリーの足元にクロッカスを、またどこか隅にクチベニスイセンを植えたいと思い球根を購入しています。いずれも春を教えてくれる花。
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数本あるうちのなぜか一本だけ現在満開のベニバナトキワマンサクの花。キボシカミキリが夏場からずっと過ごしていたイチジクを確認。幹には産卵した跡が見られますが元気に下から新芽をのぞかせてくれました。「多いときには10匹ほどが群がっていましたよ」とけんてつ先生。
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ひみつの庭の北側、陽の当たりすぎない場所にハーブを植える予定です。今日の後半はハーブのための土壌づくりに時間を費やしました。
前回、メキシカンセージとラベンダーを別エリアに植えましたが、奥の門に近い場所をもう一つのハーブエリアとしました。ここには、誰もが知るフランスの某有名画家の庭からあるご縁でいただいたセージの苗があり、これは大切にしないと!と、ひみつの庭の隅で絶やさないように守り育てることにしました。
ミント各種、レモンバームなどは生のままポットに入れて熱湯を注ぐだけで新鮮なハーブティーが作れます。先日のママの集いより、ここはグリーンの葉が美しいキッチンガーデンにするアイデアが出ています。ハーブの種類によりどのように区切るかを検討しているところです(右上写真)。
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では、土づくり開始。週末に竹の根切りを庭師さんにお願いしたハーブエリアをシャベルで耕します。石、ガラス片、粘土土の塊などまだたくさん出てきます。とても手作業が優しく優雅なMママ。手つきも細やかで見る見る土も生まれ変わったようになめらかになっています。
ハーブに適した土にするには、たっぷりの腐葉土、ピートモス、そしてなるべく酸性にかたむかないように苦土石灰を後日入れます。苦土石灰はカルシウム補給、土壌pHの矯正、マグネシウムの補給などの役割。
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バラのこと、酵母のことなどつぎつぎにお話しながら取り組んでいます。まだまだ小さな陶器のかけらなどもありなるべく丁寧に取り去ります。
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腐葉土をたくさん投入します。つづいてひみつの庭の植栽に使用してきたピートモスの残りもすべて投入してミックスします。土の感触はとても気持ちがよいものです。触っていると癒される思いがします。     
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手で細かく土を混ぜ合わせ平たく敷き詰められたハーブ植栽の基礎となる土壌が完成しました。
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ご用事を終えて合流して下さったお母さま達。皆さん今日のお天気のようににこやかな笑顔で嬉しくなります。
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今日はご協力下さり有り難うございました。あっという間でしたが手足を動かしながら話し笑い、楽しい時間でした。
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お昼になりましたが少しの時間でも、と動いて下さるお母さま方。とても心強く感謝です。
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築山の上にもいつも落ち葉があります。熊手は落ち葉集めに本当に便利です。本日追加でたくさん調達しました。今後の森での活動の必需品でもあります。チョウの好きなブッドレアの花も11月の今も咲いてくれています。
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横の大きなカシの木から木漏れ日が射しています。今日は寒くもなく暑くもなくとても気持ちの良い一日でした。
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<前回水曜日半日お外あそび中の“ひみつの庭”の子ども達>
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「あっ、あれはなんだろう?」
子ども達の眼差しの先には、夏場から数ヶ月間もイチジクの木に住んでいる「キボシカミキリ」の家族がいます。
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カミキリとカマキリ。間違えそうだけどぜんぜん違う二つの昆虫を手にする年長児の男の子。どちらもかまれると痛いけれど、体の上から、後ろから、なかなか上手につかんでみています。右写真は帽子の中にそっといれたゾウムシの子ども達。幼虫はアベマキの実から穴を開けてでてきたようです。
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手の平にのせたゾウムシの赤ちゃん。土にもぐってサナギになり来年の夏に成虫になります。サンタさんのお帽子のようなクスノキの実も見つけました(右写真)。

明日もまた、園庭とひみつの庭で過ごす水曜日。幸いお天気は晴れの予報です。お山の自然の中を所せましと心ゆくまで過ごせますように。

2013.10.29

10月29日(火) / 幼稚園 “mama’s day ~ママの日~スタート”

♡♡ mama’s day ~ママの日~スタート ♡♡
今年度10月からスタートした園の新たな取り組み、お母さま方によるゆるやかな集まり“ママの日”が本日より始まりました。さわやかな秋晴れの続く中の曇り空の一日ではありましたが、日に焼けないほどのガーデニング日和と言うことで^^;、ご参加下さった皆さま有り難うございました。
今日は、先週のフジバカマ植栽につづき毎年秋に美しく咲いてくれる宿根草「メキシカンセージ」と初夏と秋に咲く「ラベンダー」を植える取り組みをしました。
午前10時半~お昼頃までの間、途中ご用を済ませにお帰りの方や途中からご参加下さった方などもあり本当に出入りは自由です。
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おそうじと植栽が完了した達成感の笑顔を、まずママの日スタートの記念写真として思い切ってアップさせていただきました(撮影はtaro先生)。お写真の掲載にご協力ありがとうございました。
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さて、本日植えるラベンダー。とてもよい香りが漂っています。お庭の一番奥には、お母さま用のほうき、熊手、てみ、スコップ、シャベルなどを揃えました。
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変形バケツにスコップなど。お庭に入ったラウンドチェアにお荷物を置いて、いよいよおそうじ開始。キンメツゲのトピアリーに引っかかっている落ち葉は手で落として、集めたら落ち葉ボウル(ジャンピングバケツ)に入れます。
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築山の落ち葉やドングリを熊手でそっと集め、一人ひとつのてみに入れていきます。
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ウッドデッキの上には、頭上に広がる大木クスノキから毎日落ち葉が舞い下りてきます。落ち葉はほうきでプールの中へ落とし集めます。
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ひみつの庭の外のレンガ、ピンコロ石の上もおそうじします。目地が少し深いので目地に沿って集めます。植え込みの中に落ちている落ち葉、石などは手で取ります。
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熊手を使いながら芝生を見ているといろいろな生き物との出会いもあります。カエルの子どもがお散歩していることもあります。築山を向こうに下りると所々に盛り土をしたような跡があります。これはどうやらモグラのしわざのようです。土の中に隠れていることもあるようです。
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ママを見つけた年中児Nちゃん。「お母さん。」って、やっぱり懐かしくなります。お母さんありがとう。
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さて、おそうじ作業が一段落したら少し休憩したあと、いよいよ植栽予定エリアの土を耕していきます。もともとのお山の土はとてもよい土だそうですが(庭師さんいわく)、粘土質傾向があるので小石などを取りながらよくほぐして細かくします。先週にママたちが植えて下さったフジバカマエリアには、早、毎日アサギマダラがやってきて吸蜜しています。昨日はかわいいミツバチもたくさんきていました。
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シャベルで十分に掘り起こして柔らかくしていきます。その反対側には何と竹の根が外から侵入していて大変なことに・・・。
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このままでは竹林になってしまうので根切りが必要です。ryoma先生に連絡をしてノコギリで竹の地下茎をカットしていただきました。ひげ根がすごいです。バックにはメキシカンセージ、手前にはラベンダーを植えます。ピートモス、ハーブの土、ラベンダー専用の土を適宜加え従来の土にミックスします。
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日中ひらひらと舞うアサギマダラ。10月末~11月にも飛ぶ元気な蝶で寒くなると温かな国へと渡りをします。夜はどこで休んでいるのかな?満開のフジバカマの花の蜜で栄養をつけてくれますように。
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ハサミは腰にぶら下げていつでも使えるように。軽井沢の農園から取り寄せたメキシカンセージ約60株の箱。
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等間隔にポット苗を並べ仮置きします。生育旺盛な品種なので来年の秋には長い穂を伸ばして赤紫色のビロードのような花を咲かせてくれるでしょう。大株になるので楽しみです。いつか横浜の“港の見える丘公園”内のお庭で見事に咲いていたのを思い出しながら・・・。
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過日、おおよその数を見積もって仕入れたポット苗。要領よくつぎつぎに並べていくお母さま方。
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メキシカンセージをほぼ植え終えると次は手前にラベンダーを植えます。ラベンダーも多種類ありますが、これはイングリッシュラベンダーのセンティヴィアというよく咲く種類。約50株。年に二度ほど刈り込みが必要。これはメキシカンセージも同じく。
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ひみつの庭の門の方向には、作業をするお母さま方を見つけた子ども達(年少)の姿が。
「あ~!おかあさんみつけた」「おかあさん、なにかうえてくれてはる。なんだろうね~」
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「おかあさ~ん たくさんうえてくれて ありがとう~!!」大きな声がお庭の奥まで響きました。「こどもたちにそういってもらえると ほんとうにうれしいわね!」と花を手に持ちこぼれる笑顔のお母さま^^。
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やがて無事植栽完了。ラベンダーのよい香りが漂います。残った株はお母さまへプレゼント。キッチンに置いたり、乾燥させて枕元に置いても安眠効果のラベンダー。鉢や土におろしてもしっかり根付いてくれます。
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サイドから見るとこのように。左から中央はメキシカンセージ。右側(外側)はラベンダーのダブルパープルカラー。やがて正面からみて背景になるメキシカンセージの方が大きくなる予定です。
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ラベンダーのアップ(上写真左)。               メキシカンセージはまだ大方つぼみ(上写真右)
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庭の奥から見た北エリア。本日の植栽の向こうには先週植えたフジバカマが見えています。お天気のよい日にはお庭のお椅子に腰かけてお茶などいかがでしょうか!
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みなさんいろいろなご趣味をお持ちのお母さま方。少しずつ技をみんなで共有できたらとても楽しいでしょうね。新たな企画のアイデアが浮かんできます。
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終了後のひととき。今日の活動をふり返りながらさり気ないお話を交わすひととき。皆さまご用がおありの中をお越し下さり、少しずつ集いの輪が広がるようです。
明日は水曜日、午前一杯全園児が外あそびを楽しむ日。この庭の門も開け放ち、子ども達が自由にお花や蝶を眺めるひとときが待ち遠しいです。
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ひらひらと舞いフジバカマの蜜を吸うアサギマダラ。本当にふわりふわり、ひらりひらりと優しく舞う姿は他の蝶の飛び方とは違います。
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はねの焦げ茶色以外の部分のあさぎ色がとても美しい。ゆっくりはねを閉じたり開いたり。
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他の蝶のように鱗粉がないので手ではねを持っても大丈夫。はねにマジックでマークすることも可能らしく、幼稚園名などを記入してまた空に飛ばすと、渡りの途中に以前マーキングをした同じ場所に舞い戻ってきてくれるそうです。また、よそでマーキングがされたチョウが飛来することもあるそうです。アサギマダラについては研究途中で、まだまだたくさんの不思議が残る蝶だそうです。
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特徴のある体は幼虫時代と同じ柄の名残り。また来年もきっとここへ来てくれますように。

2013.10.24

10月24日(木) / ひみつの庭 “藤袴(フジバカマ)植栽!”・園内通信

季節はずれの台風、27,28号のダブル台風が接近する最中、昨夜の天気予報では本日は終日「雨」でした。
「お知らせ58」でお伝えしていた“ママの日”先行ミニイベント『藤袴を植えよう!』は今回は残念ながら実施は難しいと思っていましたが、今朝の予報を見ると、なんと夕方まで降水確率0パーセントで「曇り」に変化しています。
本日、園庭で予定していた年中長合同の“焼きいも”も何とか実施できる方向となり、本日は「鬼の居ぬ間の洗濯」ならぬ「台風が来ぬ間の焼きいも」が実現。本当にlucky dayでした。
ただ、途中でパラパラと雨が降り出す可能性は十分ありましたが、西の空はそう黒くはありません。焼きいもを楽しみに園庭にかけ上る子ども達の足音が響きました。
ならば、天気予報を信じて藤袴の植栽もお一人でも来られたら実施しよう!と決め、子ども達のお弁当用のお茶づくりが完了した後に、ひみつの庭へ資材運びをはじめました。
りょうま先生に土を、太郎先生に藤袴の苗60株を運んでいただき、私はスコップ、肥料、竹ぼうきなどの道具を準備しました。

さて、園庭で落ち葉を燃やして焼きいもの煙が立ちこめてきた頃、お一人の笑顔のお母さまの姿が現れました。一緒に少しずつ作業を始めていると、またお一人、颯爽とひみつの庭に入ってこられるのが見えました。お二人とも何だか素敵な出で立ちで、私はいつものスカート姿。あ~^^;
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「ひみつの庭」の前に一旦並んだ『フジバカマ』の苗。赤と白があり半数が満開。ささやかな花ですがよい香りがします。
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新たに今回投入する土が流れでないように、予めウエーブエッジを3カ所に埋め込んでいただきました。ウエーブエッジは芝生地とクローバーの仕切りにも利用していて根が隣の植栽に及ばないよう仕切りとして使われます。左上写真の右隅に小さく見える部分はハーブ植栽予定エリア。
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元々の土(粘土傾向が強い)に堆肥などをブレンドしてありますが、Yママにシャベルで土をほぐしてもらうとまだまだ固い部分が多い土でした。ここ宿根草植栽予定エリアの右半分は、初夏から夏頃に咲く球根を植えようかと考えています。十分耕していただいたあとに新しい培養土を投入。
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新しい土と元の土壌の土をゆっくりスコップで混ぜ合わせます。ゴム手袋をした手でも気持ちよく混ぜられて、固まった土は手で潰してほぐしておきます。土を触っている時間はとても豊かな気持ちになれます。あれこれお話しながらも着々と作業は進んでいます。
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門の方向を見ると、園庭では焼きいもが佳境に入っている様子。少し離れたお庭の奥は風の音が爽やかに聞こえ、北側の竹林は風で揺れていて落ち着いたエリア。苗は予定したラインに沿ってポットごと並べて一度仮置きしてみます。
幼稚園のお砂場に入っているセラミックの抗菌剤のこと、健康についての話題などを交わしながら、ゆるやかに流れる時間を過ごします。
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夏場はゴム手袋は蒸れてしまいますが今の季節は有用です。バラなどはトゲがあるので革製のグローブを使いますが、花苗を扱うときは生地手袋,ゴム手袋で十分です。
暑くもなく寒くもなくとても爽やか。秋はガーデニングに最適の季節です。
イギリスの庭はどこのお家も手入れをされて美しく整えられ、オープンにお庭を訪問して一緒にお茶の時間(ハイティー)を大切にすることなどをお話ししながら。
家庭で飲むコーヒーも最後まで椅子にすわってゆっくりいただく気持ちのゆとりが大切かも・・・とSママ。確かに、一つを幸せと思うか不満に思うかで大きく違ってくる私達の日々。ささやかな一瞬を幸せ、という想いを積み重ねたい。
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チューリップなどの球根もそうですが、土の上に仮置きしてみるのは植栽後のイメージが描け、やり直す手間が省けます。急がば回れ。
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いよいよポットから苗をはずしてスコップで一つずつ植えていきます。60株ありますがお話しながら速やかに手が動くママたち。手作業はお母さまにはお手のもの。日頃の修練の賜。
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すぐ横はクローバーの植栽エリア。昨秋、お庭づくりを開始した頃に、年長児のお母さま達が種を蒔いて下さった場所。四つ葉のクローバーも見つかりそう。
さあ、柔らかい土に植栽完了。これからのびのびと根を伸ばせるでしょう。
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フジバカマ。赤花が40株、白花が20株。すべて土壌に植わりました。実は、この苗を仕入れた数日後、19日(土)に美しいアサギマダラがヒラリヒラリとこの花の近くに早速飛んできたのに出会いました!今までこのお山の周辺では一度も見たことはなく、今回が初めての飛来と想われます。やはり上空数百メートルから、渡りの途中にこのお山に初めて存在したフジバカマを見つけて舞い下りてきたとしか考えられません。
一日数百キロも飛行し、11月以降は台湾方面へ向けて南下を続ける蝶です。雨の日も晴れの日も、陸や海の上を渡る強いエネルギーを秘めているようです。
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あらためて本日の姿を写真に撮らせていただきました。ポケットがいくつもあるガーデニング専用エプロンだそうで、ハサミや小道具を入れてウエストにさり気なく巻いてありとても軽やかです。昨日も雨が降りましたが思いのほか土はベタベタではなく幸いでしたがそれなりに足元はよごれます。やはりお二人ともガーデニングに最適な防水ブーツ姿でした。
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植栽完了のフジバカマの花。今後の「ママの日」にご来園の際、是非ごらんになって下さい。もし、アサギマダラ蝶が吸蜜している姿が見られたならとてもラッキーです!
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下の写真は、4~5日前に植栽を待つフジバカマの苗に飛来してきたアサギマダラ蝶の姿です。なぜきてくれたのか不思議。やはりフジバカマを見つけたからでしょう。アゲハチョウと同じか少し大きいくらい、とても感激!の瞬間でした。
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本日は、園内通信「お知らせ59」「お知らせ60」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ59」
◇おいも掘り遠足について
「お知らせ60」(年長児用)
◇ 月ぐみ就学時健康診断について
◇ 月ぐみの卒園写真撮影について

2013.10.17

10月17日(木) / “ひみつの庭”の秋・園内通信

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<枯れた芝生をそっと熊手で集めている途中、ふと見ると何だか可愛いサークルが出来上がっていました。クスノキの赤い落ち葉が素敵なリースのよう?子ども達ならきっと鳥の巣だと言うでしょう>

先週末の連休は、爽やかな風がとおる最高の秋晴れ。2日間に渡ってほぼ終日“ひみつの庭”で落ち葉をあつめたり、ビオトープまわりの植栽などの作業をして過ごしました。途中、懐かしい卒園児ご家族や小学生もたずねてこられお話することができました>
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あっという間にいっぱいになる落ち葉ボウル        見上げる大木(ナナミ、カシ)から枝がたくさん落ちる北エリア
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“ひみつの庭”のエントランスに以前植栽した残りの苗(フッキソウ)を、散水栓の奥に植えているところです。私が気がつかないうちに家族が隠し撮り!していたものをお恥ずかしながらアップ。お掃除は、ほうき,熊手,落ち葉ボウル,てみ。
この日、ウエストにはリボンを通した剪定ばさみをぶら下げていました。いつでも使えるように・・。園芸ブーツや帽子を被ると少しはさまになるのでしょうけれど、この日はグローブも忘れたのでそのまま素手で。
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庭の北エリアは宿根草やハーブを植えたいと思います。本日仕入れた植物は藤袴(ふじばかま↓ブログ最下段の花)。アサギマダラ(蝶)が大好きな秋の七草の一つですが、アサギマダラは長距離移動する元気なチョウで、今夏は信州の車山高原の山頂にたくさん飛んでいるのに出会いました。秋のアサギマダラは、この藤袴の花を見ると上空100mからでも見つけて飛来してくるそうです。
京都の藤袴プロジェクトはすでに終わりましたが、絶滅危惧種でもあるこの花を来週の一日を使って是非植えたいと思っています。東山の一つ、北白川山のこのお山の上の藤袴を、いつかアサギマダラが見つけて飛来してくれるのを楽しみに待ちたいと思います。
写真右上は北側に10本ほど植栽したベニバナトキワマンサクの花。
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カシワ(柏餅の葉っぱの木)と菩提樹(リンデンバウム)の間にある植栽予定エリアをお掃除。大木のカシの木の下には心地よい日陰ができています(写真右)。
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作業をしている途中にヒラヒラとやってきたオレンジ色が美しい蝶“アカタテハ”。何度も地面の上にとまります。土のミネラルを吸うのかも。大きくはねを広げて太陽の光をいっぱい浴びています。そして、トキワマンサクの枝にうつりはねを広げて体を温めています。
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撮影する間、なぜか蝶は静かに動かずにいてくれます。これはいつも不思議に思うことです。
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こちらは、そのお向かいに満開のブッドレアの花。多くの色がありますがこれは薄紫色。イギリスで蝶が大好きな花で有名です。やわらかなよい香り。
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大きめの株を春に植えたので、夏の間にずいぶん大きくなりました。壁泉の方角を見たところ。
少しずつ、お母さまにもお散歩がてらにお庭にきていただける日をつくりたいと思います。本や編み物をご持参いただいたり、デッキでお話していただくのも楽しいひとときかも知れません。お天気によって気が向かれたらどうぞ!といったくらいのゆるやかなものです。今後のお庭づくりも少しお手伝いいただけたら嬉しいです。子ども達のために^^
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「台風あとに見えた虹/子ども達も見つけながら登園した朝」
空高くとぶヘリコプターの音をきいていてもしみじみ秋だなあと思えてくるよい季節。京都嵐山の復興はもちろん、伊豆大島の方々のご無事、ご冥福心より願います。
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西山からとても大きく北山方面にかかるきれいな虹でした/愛宕山方面
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「ほらっ」て見せてくれた子どもの手。お山をのぼる途中にひろったドングリ。写真右はお返しのプレゼント「シリブカガシ」のドングリ。御所の蛤御門の近くで拾いました。手の中でこするとピカピカに光る魔法のドングリ。
ドングリのおしりが凹んでいるのでシリブカですが、子ども達は呼び名をつける名人。その名も『おしりドングリ』!。私も大賛成の名前です。
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今日は秋のおだんごづくり(年少児)をしました。お手々をあらって年少児全員で上手にたくさんコロコロまるめたおだんご。園長室キッチンで、先生たちに沸騰したお湯でゆでてもらったたくさんの真っ白いおだんごの味はどうだったかな。
先生お手製のみたらし餡と黒ごまがパラリ、とても美味しそう。
「おだんごつくりました。たべてください」と、年少の子ども達が声を揃えて園長室に届けてくれました。
とても美味しかったです。ご馳走さまでした。
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本日届けていただいた藤袴の花です。赤花と白花があり、つぼみが開いて大分咲いてきています。今が一番かわいい頃ですが来週にはきっと満開になっているでしょう。
秋の風にそよそよと揺れていて植えてもらえるのを待っているようです。
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本日は、園内通信「お知らせ56」「お知らせ57」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ56」
◇ 平成25年度私立幼稚園保育料軽減補助について
◇ おいも掘り遠足について
◇ 年長児歯科検診について
◇ 園児名簿について
「お知らせ57」
◇ 敬老会について

2013.10.08

10月8日(火) / 紅白のスイフヨウ(酔芙蓉)・第64回運動会・園内通信

  [午後のスイフヨウの花]
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        <スイフヨウ(酔芙蓉)>   アオイ科   原産地 中国,日本
                          学名 Hibiscus mutabilis cv. Versicolor
  [朝のスイフヨウの花]
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<酔芙蓉>
送り迎えグループの園児の列が通る、山のふもとのお宅に咲いているスイフヨウの花。運動会の朝、一際大きく白い花を咲かせていました。
酔芙蓉と書くように、朝は真っ白ですが午後になるとお酒で酔いがまわったかのようにピンク色に変化します。
白色スイフヨウは運動会の朝の写真。まるでこの日の子ども達の赤帽,白帽のように思いました。運動会を応援してくれているように感じながら会場の北白川小学校へ向かったのでした。
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〔第64回北白川幼稚園運動会〕
夏日のような好天に恵まれて迎えた10月6日(日)の運動会。今年も早朝から大勢の力強いお父さま方のお力により運動会の舞台が出来上がり、開会を告げるピストル音とともに園児の入場行進ではじまりました。
大勢のご家族の皆さま、ご来賓の方々にお集まりいただき、約一ヶ月間の保育の中での園児の成長の姿をご覧いただくことができました。子ども達はそれぞれの種目を通して練習で培った力を十分発揮して輝いていました。
子ども達を包むご家族の皆さまと幼稚園が、一体となってこそ開催できた大変幸せにも思える運動会の一日でした。
お父さま、お母さま、そしてご家族の方々のご協力と当日のご出場、またすべての子ども達へ温かなご声援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。
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 お父さま方による力強い会場セッティング           クラス旗を目指してクラス毎に入場行進
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 年少児入場行進がつづきます                 誘導係のお母さまに引率されて                                    
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 開会式後、全園児でハイホー体操               年長児旗体操/旗の音を響かせながら
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 隊形変換を経て両クラスが一列に並んだ姿/青い空と緑の東山をバックに音楽に合わせて(旗体操) 
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 年少児・年中児かけっこ                     年長児かけっこ
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 年少児おゆうぎ                          年中児親子競技
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 年少児親子競技                         年長児親子競技
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 年中児おゆうぎ                          卒園児小学生徒競走
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 お父さま競技/カラフルなエプロン姿でご家族の声援を受けての競技       
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 未就園児さん競技                        祖父母と孫の競技
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 午後の部/年長児おゆうぎ                    年長児クラス対抗リレー(女の子)
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 年長児クラス対抗リレー(男の子)                  閉会式/園児入場中
(上の写真はアナウンスの場所より撮影したもののみで、撮れなかった種目もございます)
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本日は、園内通信「お知らせ53」をお出ししました。
内容は、
◇ 第64回運動会について
◇ クラス担任との個人面談について
◇ 台風24号到来について

2013.09.27

9月27日(金) / トロピカルカンナ・運動会練習~お庭の秋・園内通信

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            <トロピカルカンナ>  学名 Canna ‘Bronze Scarlet’
                           原産地 熱帯アメリカ、インド、マレー諸島

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      ビオトープの縁に咲くカンナの花                 ブロンズ色の肉厚な葉

夏休み中から咲き続けている真っ赤なカンナの花。小さい頃は、「ユリ→グラジオラス、そして一番大きくて華やかな花がカンナよ!」とお友だちと花の話をしていたことを懐かしく思い出します。あとすこし、10月頃まで咲いてくれるでしょう。
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〔運動会練習~お庭の秋〕
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  元気なかけ声が響いてきます。園庭で運動会おゆうぎの練習に励む子ども達(年長児先週末)
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  色とりどりの旗を手に旗体操の練習(年長児)    練習の合間 枯れ葉を集めたら“ふんわり鳥の巣”のよう  
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年長児リレー練習(本日午前中)/下のお庭へ下りてぐるりと一周まわって走ってきて次のお友だちにバトンタッチ! 日中に半月が浮かぶ美しい青空の一日でした。
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ひみつの庭にたくさん落ちていた枝葉を全員で集めたね(年中児)  さて、おそうじの後はお楽しみの紙芝居が始まりますよー。
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壁泉を囲むウッドデッキに座り、絵本『おたまじゃくしの101ちゃん』を先生から読んでもらいます
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  ひみつの庭のイチジクの木が大好きなキボシカミキリたち    コナラやクヌギなど秋の収穫物の宝物入れ
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自然からのプレゼント。クスノキの細い枝をうまく曲げてつくったカチューシャ(年長児Aちゃんがつくってくれました)。お友だちのSちゃんもクスノキ製お手製カチューシャがとっても似合っていましたね。右写真は実際に私がつけてみたところで、サイドにはクスノ実がついています。
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シダレザクラの下に落っこちていたのを年長児のAちゃん達が見つけました。大型幼虫“モモスズメガ”の終齢幼虫です。確かに中央がきれいなピンク色をしています。
バラ科のウメ,モモ,サクラなどの葉を食べ大きくなり、その後蛹になるため土中にもぐりますが、こちらはAちゃんの希望により育てています^^。名前は“モモちゃん”だそうで、毎朝変化がないかを観察しにきています。
モモちゃんはすでに葉を食べるのをやめ、そろそろサナギになりたいようです。土にもぐったり出てきたりしています。右写真はすっかり土にもぐって何もみえなくなったところ。今現在は土の上にコロンと気持ちよさそうに寝そべっています。
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本日は、園内通信「お知らせ50」をお出ししました。
内容は、
◇ 運動会総合練習について
◇ 役員・誘導係・各種競技参加者の「確認書」について
◇ 今月末お帳面のお預かりについて

2013.09.17

9月17日(火) / ひみつの庭の仲間たち・台風の落とした枝木のおそうじ(年長児)・園内通信

   『ひみつの庭の新たな仲間たち』
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            〔石製の小鳥の親子/イギリス製〕 もうすぐひみつの庭に仲間入りします 
                    ~台風の風で落ちていたセンダンの実とともに~
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 「あっ、カエルだ。生きてるかな?」と見つめるSくん   「イボガエルくんももうすぐ仲間入りするつもり」だって。
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 すでに池にいるストーン製ヒキガエルくん。水生植物“デンジソウ”も。 「ほらっ、ヤゴの抜け殻だよ」とTくん
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 子ども達が見つけた大型ヤママユガの仲間“ヤママユのオス♂”幼虫はクヌギやコナラの葉を食べて成長。まゆをつくってサナギになり羽化。10㎝くらいある大型の蛾。生きていました。そっと触ってみたあと場所をうつしてあげたね。
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 水生植物デンジソウ(田字草)。池や沼などに自生するシダ植物で葉が「田」の字に見えることからついた名前。夏場からランナーを少しずつ這わして浮き草となり数も増えてきました。こちらも絶滅危惧種の植物です。中ほど、真っ赤なアカトンボが水面に産卵中。
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『台風の落とした枝木のおそうじ隊(年長児)』
昨日の台風18号の雨風は、お山の中の木々を獅子舞のごとく大きくうねらせました。台風が通り過ぎた頃をみて太郎先生と園内をめぐり、散乱している大きな枝を森へと運びました。幸い園内の大きなダメージなどはなく、今日は子ども達を無事迎えることができました。
ひみつの庭にも多くの枝葉が散乱しており、植栽したばかりの大きなカシワの木が倒れているのを最初に入った年長の子ども達が見つけ、何とか起こそうとトライしてくれる姿がありました。
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さすがに年長児は力もあり素早く体が動きます。抱えるほどの大きな枝や葉を手に、外のコンポストの場所を目指し運動あそびさながら大はりきりで力を合わせて活動しました。
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 クローバー畑に落ちていた枝を拾っているMくん。         Yちゃんもたくさん手に持って運びます。 
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 ほうきを手に先生と一緒に水遊び場の石板の上を丁寧に掃いています。外のコンポストはあっという間に山盛りに。子ども達の活躍が微笑ましく力強く思えました。
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本日は、園内通信「お知らせ49」をお出ししました。
内容は、
◇ 運動会役員・誘導係・各種競技の再募集の結果について
◇ 1学期保育写真に持ち帰り
◇ 秋の「おいも掘り遠足」日程変更について
◇ 幼稚園見学について

2013.09.10

9月10日(火) / 「ひみつの庭」見取り図・庭の子どもたち・池の生きもの・園内通信

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園の敷地内に、今夏7月に「ひみつの庭」が完成。更にお山の奥が広がりました。こちらは上から見た新しい庭「ひみつの庭」の見取り図です。

《いきもたちと、しずかにむきあう“ひみつの森”の前庭。季節毎に行き交う様々ないきものたちと出会い、太陽の光や風に包まれて過ごす空間です》

入口エントランスを入るとサークルスペースがあります。そこを起点に北側「クローバーと芝生の広場」と東側「集いのベンチ/水遊び場」「いきものの池」へとつながっています。

昨日は晴天のもと、年長クラスが水遊びをして、芝生、池のまわりで思いきり遊びました。やはり水辺は子ども達に大人気で、「メダカだ」「オタマジャクシが見えた」「オオサンショウウオだ!?」と動く生き物をするどく見つけます。オオサンショウウオに見えたのは確かに形が似ていてお腹が赤いアカハライモリかと思います。微笑ましいことです。どこからやってきたのか?自らペアで池に入水した模様です^^。

年長クラスの昨日の様子はHP絵日記をご覧下さい。年長児が水遊びを終えたお昼前頃、プールに溜まっていた水は排水されて下へ下へと流れていました。流れの様子をたどって見ていくと、階段下の固定鉄棒前で遊んでいた年少児が上から勢いよく流れてきた水にちょうど気がつきました。
勢いよく流れてくるので、見ているだけでも結構見応えがあるほどです。
Eちゃん達は、ちょうど手にしていた砂入りバケツを横に、数名で水の流れを手でせき止めたり、いつの間にやらお靴のまま水流に足を入れて楽しんでいる姿がありました。
太陽の陽射しがモミジの葉陰から降り注ぐお弁当前のひととき。お庭の隅々までが全園児があそぶ元気な姿で輝いていました。
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  お水がながれてきたよー、と教えてくれたEちゃん    アリが集まってくるかをハチミツでお試し中のEくん
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  浅くきった溝に勢いよく流れている流水で遊んでいる年少児たち。
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  年少クラスのY先生も子ども達とともに流れる水に取り組んでいる様子。
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そして本日も晴天のもと、年少クラスが「ひみつの庭」でたっぷり遊びました。
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  さあ、みんなでお庭にはいります。             ちゅーりっぷぐみさんはこちらですよ。    
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  裸足がとっても気持ちいいよ                お庭レストランがオープンするのかな!  
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  みどりのドングリがおちていたよ              芝生をころころ転がるのはもう得意です。  
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  ころころ転がって気持ちいいよ~              水辺のお約束を確認します  
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 水面がキラキラ光って眩しいくらいの午前中。メダカ、オタマジャクシが見えるかな。  
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  この前入ったプールだね。ここはプールだけではなく絵本を読むベンチにもなったり多目的に使用できます。  
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  次は芝生シアターです。大型紙芝居は『ダンゴムシみつけたよ』。はじまりはじまり~! 「あかちゃんが おなかのそとに でてきたよ!」のうれしいページ。  
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  コンフォタブルチェアは二人で座れるね(年中児)       芝生でつくるクスノキブレスレット!(年長児)
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  お昼前。クラスの先生と子ども達の楽しい時間。輪になってすわりお話タイムです。〔壁泉の外から築山を望む〕
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  楽しそうにおしゃべり中。一本下駄をはいてここまできたようです。

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〔ビオトープの仲間がふえました〕
夏休み中に琵琶湖に行き、すでに入水して池を泳ぎ回っているタナゴが産卵するための二枚貝を泥砂の中から採取したものです。
タナゴが二枚貝に産卵し、二枚貝の幼生はヨシノボリに寄生して育つという共生関係が成り立ち生息していることは前にアップしましたが、元気なタナゴが池の中に約30匹はいて連隊を組んでスイスイ泳いでいます。産卵するための貝が少ないのは貝にとってもストレスだったかも知れません。
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  二枚貝のドブ貝                      シジミも採れました
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  琵琶湖産のカワニナでしょうか。              琵琶湖産ナガタニシ?
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  琵琶湖に浮いていた水草“ヒシ”と思われる。全国の湖沼などに自生するようです。
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  カナダモの種類                      池に植え込む
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  タナゴ                          ヨシノボリ

7月に、ミナミヌマエビ200匹、スジシマドジョウ10匹、オオタニシ2匹を入水しましたが、エビとドジョウは最近滅多に見られずどこかに生息していればよいのですが・・・。ヨシノボリも強いヤゴなどに食べられてはいないかと心配です。
琵琶湖で採取したドブ貝は、あるとき見にいくと沢山のオタマジャクシが頭を突っ込んで幾つもが食べられていた始末。潜るための泥砂も入れましたがまだまだ少なかったかも知れません。
オタマジャクシは肉食なのでメダカもちょっと注意です。貝は貝で自分の定位置をしっかり決めて無事に生息している強者の貝もいます。
夕刻になり、先ほど池のまわりを歩いているとカエルが何匹も水の中へ飛び込んでいきます。
ふと目をやると、池の中から出てきてトンボになったのでしょう。ヤゴの抜け殻も見られます。
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本日は、園内通信「お知らせ45」「お知らせ46」「お知らせ47」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ45」
◇ お父さま方による運動会役員のご協力のお願い
◇ お母さま方による誘導係のご協力のお願い(申込書つき9/13午前中迄)
「お知らせ46」
保護者、祖父母による各種競技について(申込書つき9/13午前中迄)
「お知らせ47」
◇ お忘れ物について
◇ 「ひみつの庭」の活用について

2013.09.02

9月2日(月) / ノリウツギ“ライムライト”・2学期スタート・園内通信

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             <ノリウツギ>  ユキノシタ科   原産地 日本
                        学名 Hydrangea paniculata ‘Limelight’
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   〔幼稚園 ひみつの庭 内側より〕
約20年前、蓼科で初めて出会って以来大好きなノリウツギ。その頃、ネームプレートに学名で書かれていた「ハイドランジア パニキュラータ」のままで名前を覚えていましたが、後日、日本原産のノリウツギだとわかりました。
ノリウツギは他のアジサイが終わった7月頃より咲き始めます。一般的なノリウツギは“ミナヅキ”という名前ですが、ひみつの庭の入口より見えているのは“ライムライト”という品種になります。
咲き始めはグリーン、その後は、白→アイボリー→ライムグリーンに変化して、真夏の日射しの中もとても爽やかに咲いてくれていました。
また秋口には、花は可愛らしいピンク色系になり、初夏から秋を通してよく咲く強健種です。
別名ピラミッドアジサイ、ノリノキ。
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本日より2学期がスタートです。あいにく雨が強く初日よりレインコートに包まれての登園でしたが、みんなとても元気に到着しました。
クラスの先生の到着前にレインコートを拭きながら年少児のクラスでお話をしていると、冊子「夏休みのおともだち」をおカバンから取り出して次々に楽しそうに説明してくれるのでした。
海に行ったこと、花火をしたこと、お地蔵盆でのこと、そして週替わりでお家でのお約束事を決めて頑張った取り組みの様子などが、笑顔の写真とともに何ページにもわたって書かれていました。
食後はお皿をキッチンまで運んだり、毎朝新聞を取り入れたり・・など、じっくりと拝見したいくらいお母さまやお家の方と充実した夏休みを過ごされた様子でした。
また、2学期第一日目の雨にもかかわらず、二人で傘をさして園長室玄関までご用にきてくれたお当番さんの陽に焼けたお顔からも、いろいろな体験を通して有意義な日々を過ごした成長のあとが見られました。
2学期は行事に向けての取り組みなど楽しみもいっぱいありますので、日々の一つ一つを大事にして元気いっぱい取り組んでいけたらと思います。
保護者の皆さまにはご協力を仰ぐことなども出て参りますが、その節はどうぞ宜しくお願い致します。
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本日は、園内通信「お知らせ41」「お知らせ42」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ41」
◇ お弁当について
◇ 手提げ袋について
◇ 体操服等について(3歳児使用)
◇ 体操服などの購入について(半袖トレシャツ、長袖トレシャツ、半トレパン、赤帽、スモック、レインコート)
◇ 月ぐみの水泳教室について
◇ 保育料について
◇ 課外教室について
◇ カプラ教室について
◇ 未就園児園庭開放について
◇ 平成26年度入園願書発行について(お知らせ末尾に願書申込付き)
◇ 平成26年度入園説明会について
◇ 平成26年度園児募集ポスター掲示について

「お知らせ42」
◇ 保護者会のご案内
◇ クラスの浄水器、水筒お茶、日除け帽子着用など

2013.07.25

7月25日(木) / オニユリ・ひみつの庭で水遊び(夏期保育より)

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              <オニユリ>  ユリ科   原産地 北海道~九州
                         学名 Lilium lancifolium Thunb.

山の緑に映える夏の花はオニユリ。今年も満開に咲いて、石段を上ってくる子ども達をお迎えしていました。
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  【 ひみつの庭で水遊び(夏期保育より) ~ 】      ひみつの庭 前庭にて
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過日、夏期保育二日目は“ひみつの庭”で学年ごとにお楽しみの水遊びをしました。朝8時過ぎに開門。
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お庭を整えて、子ども達の登園を今か今かと待ちながらライオン壁泉より水を流しはじめました。朝の太陽の光が水面に煌めく気持ちのよい日でした。
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水を流しながらお庭の中から遠目に壁泉を眺めたところです。お山の中の数本の大木クスノキが懐を広げた空間に水の音が響きます。
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木々の間から朝陽が射し込む園内の風景です。奥はひみつの森へと続いています。アイアンゲートを開いて子ども達の到着を待っているところです。
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ライオンの壁泉からは流水量が多いため案外早く水をためることができます。 足元は素足が気持ちよいコーラルカラーの石英板の床材。水がたまるとひときわ明るく濃い色になります。この色にしてよかったと思う納得の石板。
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はじめに年中クラスがお庭にでてきました。        のりこ先生を先頭に「さあ、みんなではいりましょう。」
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植栽したフェイジョアとダイオウグミの間を通り、足洗い場のまわりにサンダルをきちんとそろえます。
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「とってもきもちいいね~!」青々と茂った築山をのぼり裸足で芝生を踏みしめる感触。そしてビオトープの周囲に配したウッドデッキを通ります。「あっ、オタマジャクシがみえるよ!」
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レンガの上はまた感触が違いますが気持ちよく歩けます。 では、足元をシャワーで洗いましょう。
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はじめにみんなでそっと足を水につけてみましょう。      次は座っている人にタッチをしながら歩いてみますよ。
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年中クラス合同なので大勢になります。お馴染みのお友だちと一緒ですが、水の中だといつもと違った楽しさを共有できるようです。ゆっくりと水の中を移動してお友だちにタッチしながらすすんでいきます。水あそびをとてもエンジョイしている子ども達。
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大好きなお友だちが目の前にきてくれてタッチ。    みんな仲良しでとっても嬉しいね。
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足つけしてバタバタバタ~~。水しぶきがいっぱいあがります。 一旦止めていたライオン壁泉の水を自由あそびになったと同時に再び流してみると・・・。子ども達は本当に無邪気で大はしゃぎしていました。勿論先生たちも楽しそう。一瞬にして苦労が報われる見ていて幸せなひとときでした。
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「ほうら、ライオンさんからお水がでていますよ~」      水しぶきの中、肩までつかっちゃいましょう。自然の緑の空間が広がり、予想以上に子ども達の歓声が空高くつきぬけるようでした。
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次は年少クラスがやってきて、チーク製のラウンドチェアで腰掛けて待つ子も。 さあ、みんなでお庭に入りましょう。
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芝生の上を走って上り下り。そして横になってゴロゴロゴロ~っと転がってみるのも実はとってもおもしろい。
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裸足の感触がとても気持ちいいのです。         お魚見えたかな?さあいきましょう。
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まっすぐこちらにきてくださいね。ではプールに入りますよ。全員が座れたら足をパシャパシャ動かしてみましょう。
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みんな水が大好きで平気です。思いきり戯れていました。 壁泉から水が流れ出てくる様子をみて先ずはじめに男の子がいろいろ試しているところです。
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みんな一斉に足をバタバタバタ~。       水しぶきの音が聞こえてきそうです。
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年長クラスも芝生で切り株にタッチして走ったあと、水辺にまわって暫しの観察タイム。「あっ、オタマジャクシとヤゴ」 年長クラスはやはり勢いがあります。森からやってくるモリアオガエルやアマガエルのオタマジャクシ。シオカラトンボのヤゴ。オニヤンマは水辺のまわりの湿った土に体を曲げて産卵する様子が見られます。時おりやってくる赤トンボはまだ色が薄く夏は山で過ごし秋に平地におりていきます。
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自由あそびでそれぞれに水を楽しんでいます。デッキを歩いてみたり、ダイナミックに水しぶきをあげて水かけにも興じています。
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さあ、そろそろあがりましょう~。                ホースリールの水で足元を一人ずつ洗っていきます。
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「とってもたのしかったね!」 太陽で温まっているチーク製のチェアに座りながら、後から来るお友だちを待っているところです。  次の日の夕方から行う納涼保育の花火を今年は多めにとりどり注文しました。お山の中では打ち上げ花火はできませんので、吹き上げ花火(1〜5m)を毎年たくさんしています。最後はナイアガラの滝。一人ずつに線香花火のお土産もあります。
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<ビオトープ周辺とビオトープ内に植物を植えました>
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湿地、水際に生える湿地植物2種、水辺内の水深5~10㎝に生える抽水植物を10種ほど植えました。そして日本で絶滅危惧種となっている浮葉植物のアサザも水辺に入れました。
水生植物を植栽することで水質の浄化、魚類の生育に役立ちます。
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左奥にはミソハギ。手前右は日本原種のカキツバタです。   水中に見えるのはガマ。
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ビオトープに張り出した中央の御影石は、昨年の夏休みに解体したお堂に使われていたものばかりで組んで下さいました。左手は、灯籠の一部である火袋(灯火が入る場所)の上に宝珠を重ねてみました。残っていた石材を有効利用したものでふと閃いた自己満足の組み合わせ(*^_^*)。
スイレン鉢はビオトープ中ほどに沈めてみました。
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ヒメホタルイ(左)と四つ葉のクローバーのような葉をしたデンジソウ(右)。同じく水生植物。
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淡水魚は在来種のものを入れます。ビオトープにはカエルやトンボが早速に産卵し、オタマジャクシやヤゴがたくさん生息していますが、蚊の発生を抑えるためにも魚を数種類入れました。
ヤリタナゴ(左)とクロメダカ(右)。下の写真に見える二枚貝とタナゴとヨシノボリ(下写真)は共生関係にあってお互いを必要として成長するので一緒に入れます。
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二枚貝のマツカサ貝とドブ貝。ドブ貝はたしかカラス貝とも言い、小学生の頃に琵琶湖でよくシジミを取った時に同じ砂地に簡単に見られた貝だったかと思います。
「ヨシノボリは今(夏)が産卵期のため、近くで採れる白川砂と大きめの石などでお家をつくってあげるといいですよ」と教えてくださったのはビオトープについて博識の下坂さんママ(ことりぐみ)。水面のクロメダカをみて産地を当てられたのには脱帽。私の小さな頃に遊んでいた白川疎水(昔は土手があり水底も土のまま。ザリガニやクロメダカがたくさん生息)のクロメダカは確かにもっと黒かったです。
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ミナミヌマエビ200匹(左)とスジシマ10匹(右)もビオトープに入水しています。
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ひみつの庭にしばらくいると必ず夏の昆虫であるタマムシに出会えます。飛び方がとてもユニークで愛らしい昆虫。ビオトープ周りに植栽した日はゲリラ豪雨の7月13日(土)でした。忘れられない泥だらけの夏の思い出^^;
土の掘り起こしや植栽を手伝って下さったりょうま先生、けんてつ先生、あや先生、有り難うございました。ここには珍しい植物ばかりを調達して植え込みました。
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紅葉が楽しみなナンキンハゼの足元にはヘンリーヅタを植えました。見上げる緑がきれいです。
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従来の遊具を配した園庭とひみつの庭の中ほどに立った風景。木をたくさん伐採したため右手には大文字が間近に見えるようになりました。

昨年夏休みに行った園庭遊具の補修、従来のお庭の排水のための透水管埋設工事、お堂の解体工事を経て、昨年冬からは幼稚園のもう一つのお庭“ひみつの庭”の造成がはじまりました。3月半ば〜連休までをのぞいた約4ヶ月間、今月7月半ばをもって完成しました。
夏期保育三日目の午後7時納涼花火が始まる前には、大勢のご家族に新しいお庭に入ってご覧いただくことができました。くつろぎのスペースとして園内の数カ所に置いたベンチやシンボルツリーを取り巻くサークルチェアにもお座りいただき、他府県からこの日遊びにきてくださった卒園児親子にもみていただくことができました。

現在、植樹した大型樹木をのぞいて約50種類の植物の苗、15種類の水生植物を植え込んだところです。今後もひきつづき、多種類の生き物が訪れてくれるための植栽、宿根草やハーブのコーナーなどもつくる予定で、子ども達が観察を通して自然の生き物に触れられ、保護者の皆さまがお山に来られたときの心地よい和みスペースでありたいと願っています。また今後は、ひみつの庭を中心とした新たな取り組み(お父さま、お母さま)についてご案内をさせていただくことも検討しています。その節にはどうぞよろしくお願い致します。

子ども達を包むご家族の皆さまには、厳しい夏の間もどうぞお元気でお過ごし下さいますように。また、新学期9月には元気な子ども達に再会できますことを楽しみにしています。

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