2013.04.09

4月9日(火) / 第64回北白川幼稚園入園式・園内通信

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   <入園式会場/第3園舎にて>

本日は、朝からお山にウグイスの声がひびく春うららかな一日でした。昨日の始業式につづいて、本日午前10時より第64回北白川幼稚園入園式を無事行うことができました。

会場後部に大勢のお父さま方がご列席下さる中、担任の誘導により真新しい名札とお花を胸につけた園児とお母さまが入場。会場は瞬く間に花が咲いたように華やかになり、たくさんの笑顔が溢れていました。
全員が小さいけれどしっかりと自分の足でお山の石段を幼稚園まで上って来ることができたのですが、入園式でも前を向いて園長先生のお話を聞く姿が凛々しく、その姿を見ていると明日からの登園に対する幼子なりの思いがすでに宿っているようにも思えました。
今年、園庭のソメイヨシノの開花はすでに終盤近くになっていましたが、温かな春の日射しのもとクラスごとに記念写真撮影も済ませました。

明日からいよいよ歩いての登園が始まります。有り難いことに、暫くは穏やかな晴天に恵まれそうです。まずは今週一週間、あせらず、ゆっくりと、一日ずつを楽しみに重ねていただけたらと存じます。

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 幼稚園一同、今年度も皆さまとともに元気に過ごしてまいります。どうぞよろしくお願い致します。
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昨日(始業式),本日(入園式)は、園内通信「お知らせ2」をお出ししました。
内容は、
◇ お知らせについて
◇ クラス担任、送り迎えグループ担当紹介
◇ 当面の降園時刻など
◇ 課外教室について
◇ 園児について
◇ 落とし物について

2013.03.20

3月20日(水) / 第63回卒園式をふり返って

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   『皆さまからいただいたとても素敵な花束~~何種類ものお花がいっぱい』

週末16日(土)、第63回卒園式保育証書授与では、春うららかな天候に恵まれ保護者の皆さま方が会場後部からお見守りされる中、全卒園児が出席することができました。
毎日歌った園歌“おやまのようちえん”も今日が最後。みんなで声をあわせて歌った後、園長式辞につづいて思い出のアルバムをBGMに、一人一人がしっかりお返事をして真っ直ぐな姿勢で保育証書を受け取りました。
年少児また年中児でのご入園がついこの前のことのように思われ、3年前の春に「きょうは泣かないでお母さんと行ってきますができたよ」と赤い目で頑張っていたRくん、お姉さんが卒園して入れ替わりだったため一緒に幼稚園に通えず心許なげだった小柄な女の子Sちゃん、登園初日大人のような面持ちで到着し、お部屋の中を見て「まあるくきれいにおいすがならべてあるねー」と大人顔負けの口ぶりだった元気な男の子Kくん・・・、一人一人の入園当初の様子が自然と脳裏に浮かび思い出深い気持ちでいっぱいでした。
卒園アルバムの最後にも書かせていただきましたが、晴れの日も、雨の日も、毎日自分自身の足をたよりにお山の上まで通いつづけた子ども達には、自然に強い心が育まれ、また自分よりも小さな人の手を引いて導いてあげられる思いやりの優しい心も備わっています。そうした上に、幼稚園で積み重ねた数年間の学び一つずつが見えない大きな力となってくれるでしょうから、自信をもってキラキラした眼差しで未来に向かって進んでほしいと心から願っています。
そして、また思い出したらいつでもお山をのぼって遊びにきて下さい。幼稚園はいつもみんなのことを応援しています。
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   ~卒園記念植樹プレート~               ~保護者代表による盛り土の様子~

卒園式終了後、園庭に集まりクラス別に全員で記念写真を撮影した後、第63回卒園記念樹として、現在造成中のお庭の中に里桜「福禄寿」を贈って下さいました。
記念樹の木製プレート(左上)はKくんのお父さまによるお手製(有り難うございます!)、そこへMちゃんNちゃんのお母さまが文字を書いて下さったとのこと。プレート裏面には、両クラスの子ども達全員の名前が記入されています。
右は保護者代表の方が盛り土をされている様子です。すでに10年ほど成長した高さ約3mほどの大苗の桜は、卒園した子ども達の今後の成長とともに年々大きく立派な桜になることでしょう。
毎年4月半ば頃、福禄寿が咲くたびに子ども達の笑顔が浮かんできて懐かしさでいっぱいになりそうです。
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その後は、園庭横の第1園舎でお食事会が催されました。子ども達の歌声にあわせて入場し自然と指定席に導かれるように着席。園児とお母さま方とともに、美味しいお寿司やお食後の吉備団子をいただきながら歓談に花が咲くとても楽しい時間でした。
天井からの素敵な数々のモビール、風船を使った壁面飾りなどは勿論お母さま方のオリジナルのアイデアだそうです。全員がお食事中に敷いていたランチョンマットもお手製で、お山の幼稚園がデザインされた「消しゴムはんこ」のマーク入り(写真上)。自分の手持ちのお弁当箱の大きさにあわせてボタン留めもできる、実用的なアイデアの敷物に感心です。有り難うございました。

お食事会の次は第3園舎に移動して謝恩会でした。
お食事会と同じように子ども達の歌声にいざなわれながら入場し、お母さま方による劇、クイズ、音楽に合わせ息のあった体操の数々のご披露など・・・。いつの間に、どこで練習をされたのかと驚きつつ、お母さまお一人お一人が力を寄せ合って会を開催して下さったことを心から嬉しく感謝の思いでした。
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    新聞表面                         裏面

また謝恩会でのサプライズは、最後に配られた『おやまのようちえんしんぶん』でした。
K.Sくんのお母さまが過日幼稚園を取材し、子ども達が読めるようにすべてひら仮名で記事をまとめられましたが、紙面トップにはすでに午前中の卒園式の写真が掲載されていました。速報の早業はさすが新聞づくりを専門とされるKくんのお父さまによる技なのでした。いつも爽やかな笑顔のお父さまに皆さまの温かな拍手が響きました。
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  <アルバム>
お母さまと子ども達からのお手製のアルバムを頂戴しました。春休み中に太郎先生とともにまだまだゆっくりと拝見させていただきます。嬉しいメッセージを有り難うございました。
皆さまにまたお会いできますように。

2013.03.08

3月8日(金) バラ“アミティエ”・ちいさな先生・園のお手入れ・園内通信

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   <アミティエ> “Amitie” 2010年滋賀県國枝バラ園

コーラルとイエローのグラデーションがとても美しい大輪バラ“アミティエ”。
数年前に作出された新品種ですが、日を追う毎に花びらはますます大きく見事に広がっています。とても花持ちがよくフランス語で友情を意味する名前のこのバラは、是非お友だちにお送りしたいものですね。
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2月半ば、今年第一声のウグイスの声が聞こえました。ただ今、子ども達が登園する前の園内では、ウグイスの鳴き方練習の声が毎朝聞こえています。
今朝は「ホー、チュクチュクチュク..」と子どもウグイスが繰り返し練習していましたが、なかなか上手くなりません。毎朝それとなく聞いているととても微笑ましいものです。今年うまれたひな鳥は勿論、山奥から出てくる成鳥のウグイスも、この時季になるともう一度鳴き方の練習をするのだそうです。
「ホー、ホケキョ」と上手く鳴けるようになって、早く子ども達にも自慢の声を聞かせてくれますように。
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いよいよ梅の花もほころび、今日は早速ヒヨドリが梅の枝にとまり花の蜜を吸いにきていました。今年は新春から、サクラの柔らかな新芽を毎朝メジロやってきて食べ尽くしているので、石段にはついばんだ芽が山ほど落ちています。こんなに落ちる年は珍しいので、きっと鳥が元気なのでしょう。今年はサクラがちゃんと咲いてくれるのかしら?と実は少し不安に思っています。老木で樹齢100年近いソメイヨシノです。春には是非たくさんの花を咲かせてくれるようにと祈っています。
お山の中のサクラがいずれも高齢になってきましたので、造園中のひみつの庭の周辺には、ソメイヨシノと同時期4月上旬から咲くベニヤマザクラ、ヤエノオオシマザクラ、サトザクラ類数本を植えていく予定でいます。
「ひみつの庭」の進行状況については、またレポートいたします。
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<ちいさな先生>
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外あそび中のワンシーン。
暖かくなってきて、数名の年少児の女の子が生き物さがしをしようと園長室に虫かごを借りにやってきました。
それぞれ小さな図鑑と虫かごを手にしたら、中の一人Aちゃんがみんなに声かけをしています。
「はーい、ではおにわまでみんなでいきますよ~。とんとんまーえ、とんとんまーえ。いちれつにならんでいきますよ~」とクラスの先生そっくりの真似をしてみんなもニコニコ顔でつづきます。一人前の先生っぷりで石段を後ろ向けにのぼっていく微笑ましい様子に、思わずカメラを向けました。
年少児も一年が過ぎ、幼稚園ごっこをしてお庭あそびを楽しめるほど大きく成長しました。来年からは早年中児になり、はじめて園に入ってくる年少児さんを優しく導いてあげる姿が目に浮かぶようでした。
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    <園のお手入れ>
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上はプレイルームにある壁面ですが、園内はこのように先生たちによる手作り壁面構成が各園舎、各クラスに季節ごとにお目見えします。
本日夕方には、第3園舎年長クラスの壁面の生地の張り替えに来ていただきました。
子ども達が先生にくれたお手紙、お当番表、お弁当がんばり表などいろいろなものが壁面で掲示されています。
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長年の間に色あせてきたフェルト地をめくり、使用しなくなった黒板も取り外します。
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大きく鮮やかなグリーンのフェルト地を、くるくると広げていくととても大きなサイズです。お話していると、この方は昔の卒園児のお父さまとのことでした。偶然のことに驚きと感謝でお話いたしました。とは言え、現在お庭を造成していただいている土橋さんも園内の樹木の手入れをお願いしている片石さんも卒園児のお父さまであります。
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枠にピッタリサイズに張り直していただきました!週明けには新しくなった壁面に、子ども達は気づいてくれるでしょうか。〔いずれ右のように元通りになります〕
また、年長児の俳句の時間に使用している特製カーペットも新調していただきました。
来週の俳句のときに子ども達にはお目見えする予定ですがこれも気づいてくれるかな?楽しみです。

同じく本日、来年度用の新クラスちゅーりっぷぐみのお部屋の改装が終わりました。
床と壁面壁紙のメンテナンスに約一週間かかって下さいました。また、昔からちゅーりっぷぐみで愛用してきた木製キリンさんのタオル掛けも修復していただき、来年度の向けてスタンバイです。お机や椅子、絵本棚も近く届きます。
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 新ちゅーりっぷぐみ/〔窓の外は緑の竹林〕
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本日は、園内通信「お知らせ76」をお出ししました。
内容は、
◇ 在園児の新年度保育用品について
◇ お別れ会に使用するお菓子について
◇ 3学期終了式
◇ 春休みについて
◇ 送迎について(第1グループ)
◇ 今月の絵本の貸し出しについて
◇ その他

2013.02.22

2月22日(木) / ユリ“リアルト”とストック・桶柑(タンカン)・園内通信

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               〔ユリ〕    ユリ科    学名 Lilium L.“Rialto”
                       原産地 北半球のアジア,ヨーロッパ,北アメリカ他

               〔ストック〕  アブラナ科  学名 Matthiola incana
                       原産地 南ヨーロッパ  別名 ラセイトウ(紫羅欄花)

日本原産のヤマユリ,カノコユリ,ササユリの交配でできたオリエンタル系ハイブリッドの白ユリの名は“リアルト”。ユリの白品種の代表であるカサブランカによく似ていますが、花弁にやわらかなウェーブがあってカサブランカほど香りは強くありません。
そこへ、春先になって登場してきたストックを近くのスーパーで見つけ花瓶に一緒に入れています。
茎が幹のように太いストックは、ヨーロッパではギリシャ時代から栽培され、ローマ時代には薬草として使用されていたようです。アブラナ科独特のふんわりとやさしい春の香りがします。
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 <タンカン> ミカン科 学名 Citrus tankan Hayata
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この時季、店頭には他種類の柑橘類が並んでいます。見ているだけでどれにしようかと嬉しくなります。
疲れたときには自然に何個もいただいてしまうミカン類ですが、この「タンカン」は皆さんはご存じでしょうか。私ははじめてお目にかかりました。
これは、鹿児島産とのことで過日頂戴したのですが、産地は気温の高い沖縄県や鹿児島県に限られている珍しい種類のようです。またこのタンカンは、原産地は中国広東省で、ポンカン,ミカン類,スイートオレンジなどとの自然交配でできたものだそうです。
糖度が高くてとても美味な「タンカン」を、園のみんなで有り難くいただいてビタミン補給をさせていただきました。
感謝。
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本日は、園内通信「お知らせ73」「お知らせ74」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ73」
◇ 3学期生活発表会のご案内
「お知らせ74」(年長児)
◇ 年長児“卒園記念大文字登山”について

2013.02.15

2月15日(金) / 年少保育室より~絵本「しろねこしろちゃん」の絵・伊予柑ピール!とおまじないの豆飾り・「ひみつの庭」工事レポート(2)・園内通信

皆さんは絵本「しろねこしろちゃん」のお話はご存じですか。
私はとても大好きなお話です。ちょうど今、年少児クラスには子ども達が一生懸命に描いた力作のニコニコ顔のねこちゃん達が、お部屋を鮮やかに飾っています。
担任の先生にお話をゆっくり読んでもらったあと、お父さんとお母さんと四匹の子ねこが登場するほのぼのとした雰囲気を感じ、ひとりひとりが思ったまま筆を走らせ描いたものです。どれもなかなかの力作ですね。
絵本に流れる昔懐かしいムードは、今から60年近く前に福音館の「母の友」に「こどもにきかせる一日一話」として紹介された文章だからでしょうか。作者の森佐智子さんは当時なんと大学生だったそうです。個性的な絵は10年ほど前にMAYA MAXX(まやまっくす)さんが描かれています。
とてもシンプルだけど、家族の中でゆれ動く子ねこの心が描写されてとても印象深い絵本の一つです。

<年少ことりぐみ>
 

 

 

 

<年少たんぽぽぐみ>
 

 

 

 

 
「まっくろな おかあさんねこから、こねこがうまれました。」からお話ははじまります。そして最後のページ(右)には、主人公のしろちゃんの嬉しい笑顔がみられます。
 
年少クラスの子ども達と絵を見ながら話していると、「くろねこの子どもは三匹いたよ」とちゃんと覚えているのでした。最後は家族六匹が揃ったみんなの嬉しそうな姿が裏表紙に描かれています。

幼稚園の先生たちが、一ヶ月に一人ずつ思い出の絵本をご紹介している『絵本通信』の中で、以前私がご紹介させていただきました。よろしければご覧下さい[絵本通信「しろねこしろちゃん」]。
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[伊予柑ピール]
ここでちょっと休憩タイム。
一日のなかで何度チャイムが鳴るかは数えたことがない園長室玄関ですが、午後からも園に来られるお客さまは後をたちません。そんな中に、ガラス扉の半分ほどの高さのまだ可愛らしいお客さんの姿が見えることもありますが、それは大抵懐かしい小学生の姿です。
今日は小学生Hちゃんが懐かしいニコニコ顔でたずねてくれたのでした。何やら大切そうに手に持って・・・。


中は、蜜柑などの柑橘類が美味しいこの時季に、いつもお祖母さまが手作りされるという伊予柑ピール(オレンジピールならぬ!)でした。そこへ不思議なものが一緒に入っていました。
メッセージを読むと、これは「夏病(なつやみ)のおまじないです」とのこと。
なるほど、1月下旬~2月頃の今、寒仕込みでつくる手作り味噌用の大豆(茹でたもの)に藁を通したお守りのお飾りなのだそうです。これも勿論お手製のようです。
日本の四季の移り変わりとともに、自然の恵みをいただき大切に生かしながら手作りをされているのを拝見するたびに感動します。もっと上手く時間をつくって私も見習わなければ~、と思うばかりで、実際にはなかなか出来ないことが多いです。
せめて「半年先にやってくる京都の猛暑の折りも、園の子ども達とご家族の皆さま、先生達すべての方が、どうかいつも元気で過ごすことができますように・・」とお祈りしながら、園長室の入口近くにお飾りさせていただこうと思います。感謝。
            
また今日は、小学校高学年になったSくんも顔を出してくれました。「今日は特別用事はないんだけどお散歩しながらきたよ」とのこと。嬉しいです。工事中のお庭を見たあと夕陽の中をお山を下りていきました。
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「ひみつの庭」工事レポート(2)
雪が積もったり雨になったり、週明け18日は二十四節季で雨水。1月後半にスタートした「ひみつの庭」の工事も、土橋左官店さん、片石造園さんやその他の業者さんのお力により着々と進んでいます。

大木が茂ったまま森さながらの場所は、樹木の伐採で間引きをして太陽が射し込める場所にしなければいけません。大木にはロープをかけながらゆっくり数名の力で倒され、剪定されます。

右上写真は檜の大木です。20m以上あったでしょうか。てっぺん近くにのぼって少しずつ枝を間引く作業をしながら、ロープをかけてカットされました。大きな切り株は子ども達の腰かけ椅子になりそうです。
          
        はしごを伸ばしてかけています。見上げる高さです。

少しずつ整備され、昨年夏に行ったお堂の解体で残った御影石をふんだんに使って、ビオトープのフレームづくりが進みます。大きな岩のような石を上手く積んでいかれます。

遠目に毎日業者さんが工事される姿を見ている子ども達は、自分たちの大型スコップを持ってお砂場の造成工事に余念がありません。これは少し前の年長児の姿ですが、しっかりと腰が入ってなかなかの仕事っぷりではありませんか!
   
檜をカットした丸太。土中深くから彫り上げられた大きな木の根っこ。
   
浅いビオトープですが、もとの地形を生かしながら生き物が潜める場所も数カ所つくります。
   
大きな石をどのように組み合わせていくのか・・・、専門の技術をじっくり観察したかったのですが、こちらも仕事中はその時間がとれません。 
   
女の子も砂場での作業は真剣です。最近では年少児が「砂場にいこう!」と誘い合って溝をつくり水を流し込む姿もあります。先日、私も共に取り組みました。土の中から思わぬ昆虫の幼虫が出てくることもあります。
   
これは、もう何日も続いているんだよ~、と年長児Sくん。年中児のYくんも真剣に溝をつくっています。
   
ビオトープには、防水マット→コンクリート→FRP加工などが施され、最終的には水辺の生き物がやってくる土壌をつくります。
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本日は、園内通信「お知らせ72」をお出ししました。
内容は、
◇ 3学期生活発表会について
◇ 「3学期生活発表会ビデオ」の撮影,製作について
◇ 今月末雄蝶面のお預かりについて
◇ 園児の健康について
◇ 上終公園下水道工事エリアへの絵の掲示について
◇ PHP研究所推薦図書のご案内

2013.01.25

1月25日(金) / テラコッタうさぎ・「ひみつの庭」工事開始レポート(1)・園内通信


  〔園長室前のうさぎ〕
「昨年の夏からここにいます。みなさんにお会いできたりお当番さんが撫でてくれるのがうれしいです。
これからもよろしくお願いします。  うさぎ 」
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今日は太陽の日射しは明るいけれどお山の中は風に包まれたような一日でした。そんな中、10時半からの園庭開放にも多くの未就園児さんたちが遊びに来られ、在園児とともに楽しく遊んでいただきました。

朝、年少児のMちゃんはいつものようにクラスに到着してお友だちと朝のご用意にとりかかりながら、ふと木々をゆらす風の音に気づいて手をとめ、「あっ、きょうはかぜがつよいね」とまるで大人のように窓の外を見てつぶやきました。
いつもとは何か違う自然の変化に気づいて早速言葉にすることができるのは、さり気ないことのようで実はとても鋭い感性です。Mちゃんの赤いまあるいほっぺとつぶらな瞳を見ながら4月からの成長を想い、人間に本来備わっているセンス・オブ・ワンダーの感覚をこの先も大切にしてほしいと嬉しく思った瞬間でした。
自然が姿をひそめている冬は冬なりに、子ども達は大人の私たちよりも季節の微妙な変化を言葉はなくても感覚的に感じています。
手足も冷たくなる日々が続きますが、冷たいけれど気持ちのよい空気、雪の白さや触れた感触、吐く息の白さ、凍った水たまりなどから、人工ではない冬の季節ならではの自然観を大いに身につけてほしいと思います。
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一昨日水曜日から、いよいよ園庭の奥の造成工事が始まりました。昨年夏の園庭整備工事のときにお山の上にお目見えしたショベルカーやキャタピラがまたまたやってきました。
ちょうど水曜日は半日外遊びの日でしたので、子ども達も興味津々で迎えていました。
しばらくは、古木の処理、土壌の掘削などがつづき、予定したプランに沿って造成をすすめてくださっています。
 

 
動力はさすがに力強くつぎつぎに重すぎる石や切り倒された大木も軽々と移動します。手で持ち上げようとしてみましたがどれもビクとも動きません。お堂の跡地に残された大きな御影石の数々はこの「ひみつの庭*」で上手く再利用するつもりです。

「ひみつの庭*」は仮称です。園庭奥につづく「ひみつの森」にちなんでとりあえず名づけました。築山から望める街の景色、水辺の生き物が観察できるビオトープ、夏の水あそびができる水場、ピクニックに出かけられるクローバーの植え込みエリアなど・・・、たくさんの自然の生き物が姿を見せてくれて、子ども達のセンスオブワンダーがきらめく素敵なお庭にしたいと思います!
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本日は、園内通信「お知らせ71」をお出ししました。
内容は、
◇ 豆まきについて
◇ 未就園児対象「おやまのミニミニ幼稚園」のお知らせ
◇ 小学生対象「山びこクラブ」のお知らせ
◇ 少額校入学説明会及び半日入学の日のお帰りについて(年長児)
◇ 平成25年度小中学生総合保険のご案内について(年長児)
◇ 園児の健康について

2013.01.17

1月17日(木) / ハーレービクトリア・生活発表会に向けて~お庭づくり計画・園内通信


      <ハーレービクトリア>   サクラソウ科   原産地 中近東,地中海沿岸
                                   学名 Cyclamen persicum
                                    別名 篝火草(カガリビバナ)

長年にわたる種からの品種交配、肥料の与え方、熟成,発酵による強い土づくりの工夫から出来上がったという新品種“ハーレービクトリア”。
花びらに入った赤い絞りが個性的なのですが、花びらごとに絞りの表情がすべて異なっている様子がまたとても魅力的なシクラメンです。
こちらの心配をよそに、日中と夜の気温差にも負けず窓辺で元気に咲いてくれています。
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いよいよ冬の最中、もうすぐ大寒を迎えます。現在のところ、子ども達は比較的お休みも少なく園内で元気に過ごしています。
そしていよいよ、年少おゆうぎ、年中リズムバンド、年長の劇のおけいこが今日より始まりつつあります。
リズムバンドについては、まず毎年各クラスへ簡単なリズムテストにまいります。その後、担任と曲の構成、受け持ち楽器などについて打ち合わせをします。
練習を始める前の子ども達は、タンバリンやスズを手にして自由に楽しんでたたいていますが、これからは少しずつ受け持ちの楽器に慣れながら、同じ楽器を担当する仲間と助け合いながらリズム打ち練習を重ねていきます。
ともに過ごしてきたメンバーと担任がクラス一体となって作り上げるお歌と合奏の発表は、一年間のクラスの集大成とも言えるものです。
今年のリズムバンドの演奏曲は皆さんよくご存じでおなじみの曲でもあります。どうぞお楽しみになさって下さい。またご家庭では、頑張っておられるお子さんを温かく支え励ましていただきますようお願いします。

かねてよりブログ内でお伝えしていた幼稚園園庭の奥につづく第二のお庭の設計はほぼ完成しておりますが、昨日の保護者会でもお伝えしましたように、地域の別の建設工事との兼ね合いで資材運搬ルートが非常に混み合う事情から、この3学期中と来年度1学期中の二期に分けて造成工事をすることに一昨日決まりました。
年長児の保護者の皆さまが昨年播いて下さったクローバーが、寒い中を元気に育っているところですが、自然の生き物が訪れてくれるための樹木の伐採~植樹などについて更に検討できたらと考えています。

また、あくまで大学の授業の一環として、現在の園の空き地を子ども達が遊ぶ場として自由なデザインを試みたい、とのお申し出もいただきました。近々そのデザインの発表をして下さることになっているのですが、新たな視点をご披露いただきながら参考にさせていただけたらと思っています。
ここしばらくは、亀岡よりロートアイアンの工房の方にお越しいただき、お庭のゲートについて検討しています。
昨日は、保護者の方にも応援をいただき有り難く思うとともに、冬が過ぎ春が来て暖かくなった頃には、二つ目のお庭の完成が無事見られることを夢見ています。
工事の進捗状況などについては、折に触れブログ内でお伝えしたいと思います。
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本日は、園内通信「お知らせ70」をお出ししました。
内容は、
◇ 保護者会のまとめ
◇ 卒園記念品の扱いについて

2013.01.07

1月7日(月) / 新学期スタート・園内通信


                                      arranged by “北白川MATAHARIさん”

あけましておめでとうございます。
静かだった園内にようやく子ども達の笑顔が揃った今日は3学期一日目。
子ども達の朝の到着をお迎えしていると、「あめでとうー!」と明るい声でご挨拶する声が響きます。冬休みに行った旅行のこと、楽しかったお正月のお話などを聞いていると、冬休みを過ごしてまた一回りしっかりと成長されたことを思いました。
早速、明日からはお弁当がはじまります。また明日は、エールの居関さんをお招きして、体を使った“体育あそび”の楽しい取り組みも予定しています。

そして、昨年は夏休みを使って園庭の第一期工事を終えましたが、第二段となりました「幼稚園のふたつ目のお庭の工事」もほぼ計画が出来上がりました。近々には工事をスタートしますが、業者さんには猛暑だった昨年夏に続き、この真冬の数ヶ月をお働きいただくことになります。進めながら計画の修正や工事の変更なども予想しながら、足早の3学期を子ども達とともに元気に乗り切っていきたいと思います。

昨年英国BBCが発表した22カ国世論調査によると、日本は「世界に良い影響を与える国」のトップなのだそうです。卒園生からの年賀状を拝見しても(小学生~大学生,一般まで)、それぞれの道を歩み多方面で活躍しておられることを心より嬉しく思います。
この幼稚園で子ども達が三年間に経験する一つ一つが、日本の将来を担う大切な子ども達の土壌となることを思い職員一同元気に過ごしてまいりたいと存じます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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本日は、園内通信「お知らせ67」「お知らせ68」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ67」
◇ ご挨拶と諸連絡
◇ 1月分保育料の取扱について
「お知らせ68」
◇ 第2回ふれあいサタデーのご案内 テーマ“ひねもす遊びをしよう”

2012.12.19

12月19日(水) / つくもの天使・冬のお客さん・園内通信


       <つくもの天使>   サクラソウ科   原産地 中近東,地中海沿岸
                                 学名 Cyclamen persicum
                                  別名 篝火草(カガリビバナ)  
      

新品種として出されたこの花は、産地「九十九里」と、クリスマスが近づいたこの時期にピッタリの天の御使い(天使)の名がつけられています。花びらが開いた姿はまるでアネモネのようでもあります。これも実はシクラメンです。

近年、こうして花はどんどん品種改良がすすみその華やかさで私たちの目を楽しませてくれるのですが、一方、人間が情熱をかけて品種を作り出す姿を自然の神さまはそっと見守り許して下さっているようにも思えます。

今日で2学期が終了しました。
寒くなった11月後半~12月にかけては水ぼうそうや冬のウィルス風邪でお休みの方も増えましたが、園全体として比較的体調も安定しお怪我もなく元気に過ごした2学期でした。
私自身も時間の合間に子ども達との虫探し,花崗岩発掘(^^),遊具遊びなど共に楽しく過ごした2学期が思い出されます。
すがすがしいお顔で登園した今朝も、園長室近くにいたお客さんの昆虫(↓)を見つけ早速図鑑で調べてみるのでした(年長児Rくん)。

<ヒメホシカメムシ> ホシカメムシ科 学名Physopelta parviceps
             幼虫,成虫ともシイ,カシワ,クワの花や実を食す

カメムシと一口に言っても、室内で見られるクサギカメムシやアオクサカメムシのみならず、図鑑を開くとアカ,グリーン,ブルーメタリックなど実に多種多彩な色、形をしたものがいます。
今の季節から毎年登場する背中にハートの形をつけたエサキモンキツノカメムシ(通称ハートかめむし)も3学期にかけてきっとお目見えするでしょう。
自然が姿を隠している冬間さえ、生き物の息づかいに目を見張れる好奇心に満ちた子ども達をとても誇らしく愛しく思います。

平成24年も保護者の皆さまの日々のご協力、お力添えのお陰をもちまして無事越年の運びとなりました。
近づく楽しいクリスマスシーズン,お正月を、皆さまお元気でお迎えになりますようお祈り致しております。
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昨日、園内通信「お知らせ66」をお出ししました。
内容は、
◇ 冬休み期間について
◇ 3学期お弁当再開 ほかカプラ教室,未就園児園庭開など
◇ 園児名簿関連
◇ 月ぐみが2学期に覚えた俳句
◇ 年賀状について
◇ 京都府文教課より 

2012.12.07

12月7日(金) / ファルバラローズ・園内通信


     <ファルバラローズ>(ハリオス)  サクラソウ科   原産地 中近東,地中海沿岸
                            学名 Cyclamen persicum
                            別名 篝火草(カガリビバナ)
 


    
さて、これは何の花だと思われるでしょうか?
顔を近づけるとバラの香りが漂っています。やさしいベビーピンクのパーロット咲きチューリップのような花がうつむきでたくさん咲いていますが(ロココ咲き)、時間がたつにつれやがて花がフリル状に反転しながら咲きすすむようです。
フランス生まれのモレル社作出の花・・・。これは新種の「シクラメン」なのです。
冬の花の定番のシクラメン。花の形から“かがり火花”とも呼ばれ、葉1枚につき花芽が1つ咲きます。通常、シクラメンは花芽をたくさん出させるために薬品を使って育てるそうですが、モレル社のものはその分手間ひまをかけて多くの花芽を作り、冬を越え春まで咲いてくれるように育てられているそうです。
シクラメンは品種改良をされ、年々驚くほど他種多彩な品種が出回るようになりました。
私の場合、シクラメンはごく普通の濃い赤か濃いピンクと決めていましたが、今年はこのファルバラローズがご縁で届き、自宅窓辺を明るく飾ってくれます。
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本日は、園内通信「お知らせ65」をお出ししました。
内容は、
◇ 「クラスお楽しみ会」で使用するお菓子について
◇ 平成24年度私立幼稚園保育料軽減補助について
◇ お招き会の送り迎えについて
◇ 園児名簿関連
◇ 子ども達の健康について~シンフルエンザ予防など

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