2012.07.12

7月12日(木) / ジャンヌ・ロリオ・もうすぐ夏期保育・園内通信

  <ジャンヌ・ロリオ>&イヴ・ピアジェ
∽∽∽市橋ローズナーセリー作出 (岐阜)

先日ご紹介したバラ“イヴ・ピアジェ”の枝変わり品種として、Mさんのご実家である岐阜県市橋ローズナーセリーで作出、育成されたという“ジャンヌ・ロリオ”は、写真中央左とその上にある淡いピンク色のバラ。
周りの親種イヴ・ピアジェと同じく芍薬咲きで香りがとても素晴らしく優しいピンク色をしています。

ウィキペディアによると、「枝変わり(えだがわり、bud sport)とは、植物のある枝だけに関して、新芽・葉・花・果実などが、成長点の突然変異などによって、その個体が持っている遺伝形質とは違うものを生じる現象である。」とあります。
私の父も目接ぎなどの作業をしながらもう40年を越え趣味で松を育てているのですが、植物は挿し木や接ぎ木(目接ぎ,切り接ぎ)で数を増やし育てることが可能です。その間に、花や実のなる植物には珍しい突然変異も起こりうるのでしょう。

バラを育てる過程では、このお山の中にも自生する丈夫な日本原産のノイバラがバラを育てる際の台木として一般的に使われています。
国内のみならず、世界中で日本原産のノイバラがバラの品種作りに活躍していることを知ったとき、日本人として何だかとても誇らしい気持ちになったことを思い出します。

現在も1000種以上あるバラの育種が世界のバラ栽培の専門家により行われていますが、その育成過程で日本国内で生まれ大切に育てられたのち人々のために市場にお目見えしているという優しいバラ“ジャンヌ・ロリオ”、まさに娘をお嫁に出されるような思いで出荷しておられるのでしょう。
同じく市橋ローズナーセリーで作出されたイヴ・ピアジェの枝変わり品種に、イヴォンヌ・ロリオがあるようです。いずれも大輪カップ咲きの魅力的なバラです。

庭で育てているバラの実ローズヒップを見ながら、いつか自分で新しい品種が作れたら・・・・などと夢のように想いつつ。
感謝。
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「もうすぐ夏期保育」
あっという間に7月も半ば。明日の終了式後は、週明けの祇園祭をはさんで夏期保育(自由参加)に入ります。
本日のお知らせにもありますように、天候の具合を見ながら、園庭で夏ならではの保育を楽しんだり、近くの川へサンダルででかける予定です。
最終日は夕刻より納涼保育をします。夕方からご家族で園までお出かけ下さい。今年も納涼花火を予定しています。お帰りはお山の上からの夜景をどうぞお楽しみに!
また、17日祇園祭は京都三大祭の一つで園則により休園となりますが、この機会にご家族で大きな鉾を見にお出かけになってはいかがでしょうか。

夏休みの間、ご家族の皆さまにはお変わりなくお元気でお過ごし下さいますように。9月1日の始業式の日に、またみんなの元気なお顔に会えることを楽しみにしています。
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本日は、園内通信「お知らせ36」「お知らせ37」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ36」
◇ 尿検査,蟯虫検査の結果について
◇ 1学期生活発表会ビデオについて
◇ 園児関連
◇ 夏休み中の連絡などについて
「お知らせ37」
◇ 夏期保育スケジュール ほか

2012.06.26

6月26日(火) / 紫陽花“アナベル”と“カシワバアジサイ”・クラス写真撮影・お山の自然の生き物・園内通信

      <アナベル>   ユキノシタ科    原産地 北アメリカ
                              学名 Hydrangea arborescens cv. Annabelle.
    <八重柏葉紫陽花> ユキノシタ科    原産地 北アメリカ
                               学名 Hydrangea quereifolia ‘Snow Flake’

紫陽花は日本の梅雨の風物詩。
こちらは10日ほど前にいただいた北米原産の別名スノーボールとも呼ばれる「アナベル」(中央)と「カシワバアジサイ」(外側)。抱えるほどの大きな束ですが、花瓶にたっぷりと生けてみるとふんわり大きなまるでウサギさんのようではありませんか!
茎をこまめにそろえながらお水を替えてあげると長い間元気に咲いてくれます。

アナベルは、はじめうす緑色から白へと変化していくとても愛らしい西洋紫陽花。細い茎をしていますがなかなか丈夫で花期も長く暑さにも強い種類。
一般に、紫陽花の花の色は土壌のpHが関係し年によって色が変化することがありますが、アナベルは土壌の酸度の影響を受けません。なので初心者でも育てやすい花です。

 <お山の紫陽花も今あちこちで満開です>

   西洋アジサイ(青)                          カシワバアジサイ

                            ガクアジサイ(うす紫)
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〔クラス写真の撮影〕
昨日につづき日中も爽やかなお天気がとても嬉しいです。
週末の発表会を励みに、今週は各学年が順に舞台練習に励んでいます。練習の会場(第三園舎)から出てきた子ども達の顔も、一歩一歩頑張りを重ねた笑顔が見られます。

毎回ブログで末尾にご紹介している「お知らせ」(年間を通してご家庭にお渡ししています)の他に、先代より引き継いだお仕事の一つとして、各クラスごとに撮影する「クラス写真」があります。
クラス写真撮影は新年度のクラスがほぼまとまった時期をみて、全員出席の日を担任と打ち合わせて撮影に出向いて行います。
撮影の時間は短いのですが、全員が椅子に前を向いて座り、足を揃えて手を膝に置き前を見て行います。年長児が行っている俳句での数分間のお目々つむりの時間と同様に、子どもにとっては僅かの時間でも静止していることは非常に難しいものです。しかしその一瞬にどれほど一人びとりが集中できるのか、を見て驚くこともあるのです。

昨日、年少クラスのたんぽぽぐみにまいりました(年少ことりぐみは撮影済み)。最近朝のうちだけたんぽぽぐみの子どもたちと一緒にいます。年少の子どもたちは、初めての園生活を僅か2ヶ月少々重ねてきたことになりますが、随分どの子の中にも大きな成長がみられ、微笑ましく嬉しく思うことで溢れています。
自分で靴をぬいで上靴に履き替えたあと、お手洗いに一人でいける、表裏を確認してスモックが一人で着られる、お家から持ってきたタオルをいつもの定位置にかけられる、お友だちにも出席シールの今日の場所を教えてあげられる、おかばん,お帽子をかけたら自分の椅子をいつもの場所に移動して先生の方を向いて待っていることができる・・、朝の数十分間を垣間見ただけでも短い間の成長に驚かされることでいっぱいです。
やがて先生の声かけ、ピアノの音とともに保育のおはじまりへと移ります。

さて昨日、年少たんぽぽぐみよりお呼びがかかったクラス撮影ですが、撮影は例年よりとても早い時期です。はたして上手く撮影できるかな、という心配は当然ありました。ただ、先生からはサインが来ましたから、「前後の子のお顔が重ならないように並んでいて下さい」とだけお伝えしました。
急いでカメラスタンドを抱えて走り、クラスの扉を開けると・・・、そこにはまるで年長児さんと見間違えるくらいに整列している小さな子どもたちと、その両脇に担任が一人ずつ(計二人)ニコっと笑顔でこちらを向いていました。
「えっ」と驚いたのは私の方で、急いでお部屋に入りすぐさまカメラスタンドを向け、4枚ほどパチリパチリと容易く撮影することができたのです。
結果は、左右に立った両先生の笑顔が物語っていますのでここでご披露したいところですが残念ながら内緒にしておきます。

昨日本日と、年長クラスも撮影を行いました。年長児だから何でも軽々とできる訳ではありません。年長児なりに突然やってきたカメラの方を向いて、頭をよぎるさまざまな思考を押さえて整列し全員が前を向くのは簡単なことではありません。しかし、先生と一緒にクラス全員が気持ちを合わせて取り組む姿勢は後ほどクラス写真を見ておわかりいただけることと思います。
笑顔だったり、緊張したりさまざまですが、年少児までもがこうして早い時期に撮影してご家庭にお届けできるようになったこと、そしてクラスづくりの過程にある園での一同に会した凛々しいお顔を楽しみにしていただけたらと思います。
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〔お山の自然の生き物〕
昨日、ガラパゴス諸島にいるゾウガメの一種“ピンタゾウガメ”が絶滅したというニュースをみました。このピンタゾウガメ(1970年代に発見される)は約100歳で老衰したそうですが、これまで種を残すためにいろんな取り組みがされたそうです。とても残念なニュースでした。
自然環境が刻々と変化する中で、絶滅する動植物はきっと多くなっていると思います。
そんなことを考えながら、このお山の中では毎年違った種類の昆虫たちが姿を見せてくれます。園児がお庭あそびの中で、また山の学校に来る卒園児小学生が見つける昆虫には図鑑を開いても見つからない珍しいものもあります。

初夏を迎え、風にゆれる紫陽花とともに7月もいろんな生き物が子ども達の目の前に現れてくれることでしょう。5月~6月にかけて多くみられた「ベニカミキリ」に続き、植物の上に、また樹木にそっと止まっているかも知れません。

  〔ヤハズカミキリ〕  学名 Uraecha bimaculata bimaculata
               分布 北海道~九州,対馬,屋久島,種子島
               えさ 広葉樹の枯れ葉

  〔ラミーカミキリ〕  学名 Paraglenea fortunei
               分布 インドシナ半島北部から中国、台湾、日本(西日本)
               えさ イラクサ科のカラムシ,アオイ科のムクゲなど

とにかく可愛い小型のカミキリムシはラミーカミキリ。お山を登る途中の緑のイラクサの辺りを探すと見ることができる。元気に飛び回るので捕まえにくい。捕まえようとすると擬死することもあるそう。

  〔ゴマフカミキリ〕  学名 Mesosa myops myops DALMAN
              分布 北海道~九州、対馬、樺太、シベリア、朝鮮半島、中国
              えさ 広葉樹,カラマツ,ヒノキ 


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本日は、園内通信「お知らせ34」をお出ししました。
内容は、
◇ 尿検査,蟯虫検査について

2012.06.22

6月22日(金) / イヴ・ピアジェ・園内通信


     <イヴ・ピアジェ Yves Piaget>  1985年フランスmeillandメイアン社作出

不思議なことは起こるものです。今日のような梅雨晴れの過日、爽やかな風と共に戸口に立っておられたMさん。手にしていらしたのは、ちょうど前日に私が人に贈ったバラと同じ“イヴ・ピアジェ”。
いつも、素敵~(*^^*)と思いながらプレゼントする憧れのバラでしたので、一瞬えっ?と驚きました。

Mさんはバラのナーサリーをされているご実家でバラとともに育たれたからでしょう、まさしくバラのような方。バラについてお話をお聞きすることもあります。そして大切に育てられたというこの“イヴ・ピアジェ”・・・、芍薬にも似たカップ咲きが愛らしく、何より誰もが感動するのは・・・・・、香りです。
多くの国際コンクールで芳香賞を受賞するほど極めて魅力的な香りを持つこのバラは、結婚式のブーケなどにも使われています。
スイスの宝飾時計ピアジェに捧げられたという薔薇。いつか育ててみたいと思いつつ・・・感謝。
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本日は、園内通信「お知らせ30」「お知らせ31」「お知らせ32」「お知らせ33」・『北白川幼稚園バレーボール部からのお知らせ』他をお出ししました。
内容は、
「お知らせ30」
◇ 1学期生活発表会のご案内
「お知らせ31」
◇ 悪天候の場合の保育について
「お知らせ32」
◇ 通園途上(第2グループ上終公園内)の下水道工事について
「お知らせ33」
◇ 京都市私立幼稚園就園奨励費(京都市補助金)について

2012.06.15

6月15日(金) / 元気に咲いたつるバラ“パレード”・畑のお野菜・園内通信

店先に水無月が並ぶ季節。梅雨間の風が爽やかに吹く今日は、子ども達の声とお山の鳥たちのさえずりが園内に響きました。またこの時季の夜中には、フクロウホトトギスの声も聞こえてきます。

今年の4月後半~6月初め頃まで、庭のバラがよく咲きました。中でも中央のオベリスクに巻き付けたつるバラ“パレード”は、名前通りお祭りのパレードのようにたくさん花をつけました。無農薬2年目のバラですが思いのほか生長して茎も太く長く伸び、その隣の同じくピンクのバラ“アンジェラ”も同様に大きくなりました。そんなバラの様子を子ども達がプレイルームの窓から見てくれたり、幼稚園や山の学校に来られたお母さま方がお山の上から見える街の景色とともに眺めて下さったことはバラにとっても喜びだったことでしょう。

真冬の一日だけ、土のコンディションを整えて、寒さに凍えながらつるバラの誘引をしますが、その他にはこれと言って手入れにかける時間はなかなかありません。でもこうして元気に咲いてくれたことを思うと、いくつか大切なポイントを押さえれば、あとは植物に本来備わった力が発揮され自然に大きく成長してくれるのをこちらはただ見守ればよい、ということになります。
植物を育てることは同様に子育てにもどこか通じるところがあること、また、日頃の手入れにかける時間よりもむしろ植物が植わっている土壌である土の有り様がより重要なのではないかしら、と最近よく考えます。
土に与える有機肥料などのチッソ、リン、カリウムなどの栄養バランスだけではない土の中の大切な見えない何か?が植物の健康を基本的に支えているのでしょう。

そんなことを思い巡らせていた過日、趣味の畑で作られたというお野菜をいただきました。そら豆、玉ねぎ、赤玉ねぎ、ニンニクなどからは、普段お店で買うものとはまた違った生命力が感じられ、どのような土で育てておられるのかを想いました。

新鮮でつややかなお野菜からエネルギーをいただくべく、早速お仕事の合間の短いランチタイムにお料理しました。パスタソースをつくりながら、パスタをゆでる数分+αの約15分でできる簡単パスタ。

 <そら豆のトマトソースのパスタ> ソースレシピ ↓
①フライパンに入れたオリーブオイルが低温のうちからガーリックスライス2かけ分を入れ炒める。
②その上にトマト缶1缶をあけ、塩、コショウ、バジル(生または乾燥)を加えて好みの味に煮詰める。
③②の上に、あらかじめ黒いすじにナイフを入れて約2分少々ゆで、皮から取り出しておいたそら豆をさっと混ぜあえる。

//そら豆の風味が引き立ちとても美味でした!


 <そら豆とキングサーモンのパスタ>
//そら豆、ガーリック、玉ねぎ、青菜、キングサーモンを使用。サーモンは、あらかじめ塩コショウ、タイムでソテーしておき最後にパスタの上にそっとのせます。

ほかに、そら豆のスープ、赤玉ねぎのスライスサラダなどなど、土の恵みのお野菜の栄養をいただくことができ感謝です。
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本日は、園内通信「お知らせ29」をお出ししました。
内容は、
◇ 昨日の内科診断のまとめ他
◇ お忘れ物のご連絡

2012.06.08

6月8日(金) / クレマチス “ヴィエネッタ”・園内通信


         <ヴィエネッタ>  キンポウゲ科  フロリダ系
                      作出 R.J.Evison&Poulsen Roser A/S イギリス
                      学名 C.Vienetta=‘Evipo 006’ 
                 

パッションフラワー(時計草)にもどこか似たイメージを持つクレマチス“ヴィエネッタ”。
中央に盛り上がったような花芯が可愛らしいが、とても個性的で不思議なクレマチスです。咲きすすんで外側の6枚の花弁が散ると、中央のしべ(雄しべ雌しべ)だけが残りまるで小菊のようになるので二度楽しめる有り難い花。
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本日は、園内通信「お知らせ28」をお持ち帰りいただきます。
内容は、
◇ 内科診断について
◇ 幼稚園児総合補償制度について
◇ 福音館「おすすめの夏の絵本」について

2012.06.04

6月4日(月) / ボルデュール・アブリコ・避難訓練・園内通信


  <ボルデュール・アブリコ Bordure Abricot> 2009年フランスGeorges Delbard 社作出

これは、フランスデルバール社のフレンチローズ。
雨のしずくが残るアプリコットオレンジの房咲きの花が優しく印象的なバラです。香りはほとんどありませんが、比較的丈夫で育てやすく一年を通して晩秋までよく咲いてくれそうです。
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『避難訓練』 ↓以下、本日の「お知らせ26」より掲載(抜粋)
本日は、左京消防署より消防士さん4名にご来園いただき、午前10時より避難訓練を行いました。園内アナウンスが流れた後、各クラスがとても速やかに(計5分)で全園児が園庭に集まることができました。その後、子ども達が見守る中、先生達全員が火元に見立てた的へ向けて消火器訓練を行いました。その後、第3園舎(月ぐみ)に移動し、防火,地震について全員で学びました。
・はじめに、避難するときの大切なお約束として、「お・は・し」の大切なお約束を消防士さんから教えていただきました。

「お・・・・・おさない は・・・・・はしらない し・・・・・しゃべらない 」
 
・避難する時には、お部屋の「先生のお話をよく聞く」ことと、この3つのお約束をしっかり守って避難することを、クイズ形式でお話し下さいました。続いて「映画鑑賞」「防災リズム」を行いました。

① 映画[悟空(ドラゴンボール)の消防隊]
映画会では、火事,地震について『悟空(ドラゴンボール)の消防隊』の映画を鑑賞。子ども同士の花火から発火した火の怖さ,地震後の天ぷら油の引火,他にストーブを消すこと,コンロの元栓を閉める(就寝時にも),たばこの火の扱いの大切さ(寝たばこ,火の消し忘れ)などを、アニメ映画を見ながら確認しました。

② 「チャレンジ!防災リズム」
  それぞれのピアノ音(地震,火事,煙からの脱出)にあわせ行動します。
・地震――――地震の音楽が鳴れば、低くかがんで両手で頭を覆う→[だんご虫のポーズ]
・火事――――火事の音楽が流れる→消防士さんが炎の絵を掲げる→炎を見つけたら子ども達は『火事だー!』と大きな声を出して大人に知らせる。[通報→初期消火→避難の対応]
・煙からの脱出-煙に見立てられたシーツの下を、おうまさんの格好でくぐって出口へ逃げる。

・「チャレンジ!防災リズム」は、音楽に合わせて楽しく体を動かしながら自然に防災行動を身につけられることをねらったよくできたプログラムでした。たとえ子どもであっても自分の命は自分で守る意識を身につけられるよう、園内でも「防災リズムあそび」は意識して行いたいと思います。
この機会に各ご家庭でも、防火,また、防災(地震,台風など)について、お話しをなさってみて下さい。

【防火】
◆火の用心・・7つのポイント!
 1.寝タバコやタバコの投げ捨てをしない。
 2.子どもにマッチやライターで遊ばせない。
 3.風の強い時は、たき火はしない。
 4.天ぷらを揚げるときは、その場を離れない。
 5.家の周りに燃えやすいものを置かない。
 6.電気器具は正しく使い、たこ足配線はしない。
 7.ストーブ(冬)には燃えやすい物を近づけない。
◎ 万一火災になったら・・
 1.小さな火事でも早く知らせる(火を見たら大人に言いましょう)。
 2.消火する場合は、落ち着いて素早く行動し燃えている物をよく見極めて消火する(万一の為に、一般家庭でも消火器を備えるとよい)←維持管理必要

【地震】
◆地震から身を守るために!
 1.身を守る(テーブル,机の下に身を隠し頭を保護)
 2.すばやく火の始末,ガス機器の器具栓を閉め(消火)、ガス栓(元栓)も閉める。
 3.出口の確保
 4.火が出たらすぐ始末
 5.外に逃げるときはあわてずに(室内ガラスの破片に注意)。
 6.せまい路地やがけや川べりに近寄らない。ブロック塀の倒壊に注意。
 7.避難は徒歩で持ち物最小限(非常持出品と備蓄品)
 8.みんなが協力しあって応急救護
 9.正しい情報をつかむ。(ラジオ,消防,警察,自主防災組織などから)
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本日は、園内通信「お知らせ26」「お知らせ27」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ26」
◇ 避難訓練について
◇ 家庭教育相談の面談日時について** 
「お知らせ27」
◇ 第1回ふれあいサタデーのご案内“魔法の板 カプラであそぼう!”

2012.05.30

ジャクリーヌ・デュ・プレ・自然の中で・園内通信


      <ジャクリーヌ・デュ・プレ Jacqueline du Pré>   1989年イギリス作出

4月後半より咲いていますが、無農薬なのでつぼみの頃からすぐに虫たちに食べられてしまう純白のバラ、ジャクリーヌ・デュ・プレ。セミダブルの花びらに真っ赤なしべが引き立ちます。
私の大好きなチェリスト“ジャクリーヌ・デュ・プレ”の名前がつけられたこのバラは、やはりどこかスパイシーで個性的な香りを持っています。
たくさん咲いたら花瓶に飾りジャクリーヌのドヴォルザーク チェロ協奏曲を聴こうと思いつつも、なかなか飾るほどには咲きません。
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『自然の中で/外あそびの日』
今日は朝から全園児が外あそびを楽しむ日。幸い、ほどよい晴天でとても過ごしやすく快適な日でした。
緑が鮮やかな5月後半になりましたが、ちょうどこの頃はクロオオアリが動き出す様子が園内のあちこちで観察でき、女王アリが空中で結婚飛行をするロマンチックな季節(アリ達にとって^^)でもあります。

昨日も、石段の隙間から羽をつけたクロオオアリの働きアリたちが、たくさん飛び出している様子を子どもたちと観ていたところでした。そして何と今日の外あそびでは、年長Kくんが早速働きアリと女王アリ!を見つけ、虫かごに入れて観察していました。
私も科学のアルバム「アリの世界」の本を持ち出し、クロオオアリの習性について写真をみながら一緒に確かめました。虫かごの中の女王アリはやはりひときわ体が大きく、手には黄色い花粉がたくさんついていました。クロオオアリの動きを納得がいくまでながめたKくんが、アリを手にとって虫かごから出してあげるとすぐに、すっと空高くに飛んで行きました。最後の一匹はなかなか飛び立たず、いつまでもKくんの手の中を歩き回る様子をみて、「このアリはぼくのことが好きなのかな?」と言いながら愛おしそうに見ている優しいKくんでした。
今の季節ならではのお山の自然の中の一コマでしたが、今日お庭で遊んでいた子ども達にとっては他にいくつも楽しい発見があったことと思います。

下の画像は、先日、花びらに止まっていたキマダラカミキリのメス。いよいよ夏の昆虫カミキリムシの姿が見られるようになりました。このカミキリムシの幼虫の頃は、クヌギ、クリなどを食べて育つようです。つがいでオスと一緒にいましたが、オスは一回り大きなサイズ。本来夜行性で樹液に集まるようなので、はちみつを水で溶いてコットンに浸して与えてみると早速に近づいて食べていました。メスは花びらについた水分を飲み、また花びらもかじって食べていました。名前のごとく、体は美しい黄色にまだら模様です。

  <キマダラカミキリ ♀>

じっと緑を眺めているだけでも美しい季節、またいろいろな生き物が姿を現してくれる楽しい季節でもあります。
今日は、木馬の辺り一面にクスノキの花がカーペットを敷いたようにきれいに落ちているのがとても印象的で、年長AちゃんKくん達と枝先の花を見上げるひとときもありました。
自然が見せてくれる表情の変化に気づきながら、これから暫くの好季節を是非謳歌したいものです。
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本日は、園内通信「お知らせ24」「お知らせ25」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ24」
◇ 父親参観のご案内
「お知らせ25」
◇ 家庭教育相談について
◇ 体操服の使用について
◇ 夏スモックについて
◇ 園児関連
◇ 「お誕生ありがとう運動」について

2012.05.21

5月21日(月) / L.D.ブレスウェイト・テイカカズラとハニーサックル・園内通信


          <L.D.ブレスウェイト>   イングリッシュローズ   作出1988年

バラの季節になりました。木立ち性ブッシュタイプ大輪系のバラは、エル・ディ・ブレスウェイト。
鮮やかな濃赤ではじめはカップ咲き、咲きすすむとロゼット咲きに変わります。周辺のバラたちも、5月の太陽を受けて一斉に咲き始めました。

また、庭の向かい側には、アイアン製の手すりに沿いながら、つる性テイカカズラとハニーサックルが今満開。今年も甘い香りが漂っています。
 
↑ <テイカカズラ(定家葛)> キョウチクトウ科 日本原産 学名 Trachelospermum asiaticum
 
 ↑ <ハニーサックル> スイカズラ科 日本原産 学名 Lonicera japonica Thunb.
                     
テイカカズラは、小さな株を鉢植えにしたものがそのまま蔓を伸ばすようになり株が広がってから早20年ほどが経ちます。
そして、いつか欲しいなあ~と思っていたハニーサックル。本でハニーサックルの種類を見ながらどれがいいかしら?なんて考えていたら、いつの間にか勝手に生えてきてしまいました。ハニーサックルはこのお山にはここだけなので、鳥がどこか遠くで果実を食べてフンを落としてくれたのかも知れません。鳥がいろんな植物をもたらすことがあります。画像には、ハチが足の先にいっぱい花粉を集めているのが見えると思います。
どちらもよい香りがしていますので、プレイルーム下を通られた方はご覧になって下さい。
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本日は、園内通信「お知らせ23」をお出ししました。
内容は、
◇ 短冊(七夕製作)を入れる箱について
◇ 出席カードの平熱のご記入について
◇ 園児名簿関連
◇ 劇団飛行船公演のご案内

2012.05.17

5月17日(木) / 日本タンポポ・園内通信


        <カンサイタンポポ(関西蒲公英)>   キク科   日本原産
                                  学名 Taraxacum japonicum Koidz.

             

タンポポには、昔から日本にある日本タンポポと外国からやってきたセイヨウタンポポの二種類があります。5月になってもお山の中に見られるタンポポは、いま、たくさん綿帽子をつけています。
西洋タンポポは、自然の少なくなった道ばたや駐車場の隅などに生えてとても強く一年中発芽します。日本タンポポは、田畑や雑木林など昔からの環境が保たれている場所にしか見られなくなりました。
日本タンポポの中にはエゾタンポポ、カントウタンポポ、トウカイタンポポ、カンサイタンポポ、シロバナタンポポなどいろいろあり、日本全国の地域、季節によって違った種類が見られます。また古典園芸植物の一つとして、浮世絵などの中にも登場しています。

4月~5月の新学期はじめの頃、子どもたちの送り迎えルート上の白川通り歩道ではたくさんタンポポの開花が見られました。いつか確かめてみるとやはりそれはセイヨウタンポポでした。
人によって日本に持ち込まれたセイヨウタンポポは、花の下にある総苞片(そうほうへん/ガクの部分)が反り返っているのでひと目でわかりますが、お山の中にある上の写真のタンポポは総苞片が反り返らず上向きに花に沿っています。これが従来からの日本タンポポの特徴です。勿論、セイヨウタンポポもお山の中には見られます。
花の下の総苞片が反り返っていればセイヨウタンポポ、反り返っていなければ日本タンポポの種類というわけです。

風のある日、白い綿帽子の種子が空高くへ飛んでいきます。お山の中に咲く日本タンポポの花が、この先いつまでも咲いてくれますように。
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本日は、園内通信「お知らせ18」をお出ししました。
内容は、
◇ 春の親子遠足記念写真について
◇ 「お誕生ありがとう運動」について

2012.05.09

5月9日(水) / オオデマリ・お山のいま・園内通信


         <オオデマリ(大手毬)>    スイカズラ科    原産地 日本 
                             学名  Viburnum plicatum var. plicatum
                             別名  手鞠花(てまりばな)

 

お山を登る途中、「あらっ もう紫陽花?」かと思うようなボール状の花が見上げる高さで咲いています。
春のはじめに咲くユキヤナギ,コデマリはよく知られていますが、これはヤブテマリの変種で高さ3mほどはありそうな低木オオデマリの花。ただ今満開です。
別名手鞠花とも言うようにまんまるの白い花がとても愛らしく、近づいてみると花の中で戯れていたのはアオハナムグリ。
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[お山のいま/自然]
サクラの花後、赤い実が日に日におおきくふくらんで落ちてくる季節。登園した子どもたちの手には赤い実がにぎられています。
日中のお庭あそびではダンゴムシが大人気で、虫かごを借りに来る子どもたちも多くなりました。年中、年長さんが小さい年少ぐみさんに虫かごの使い方をとても優しく教えてあげる微笑ましいシーンが見られます。

お山にある樹木からは、落ち葉や実が一年を通して驚くほどどっさりと落ちてきます。
今年は常緑樹クスノキやヒマラヤスギの春落葉が例年よりも多く、朝から園内の通路はクスノキの黄色い落ち葉で覆われてしまいます。思わず“クスの葉の小径”と名付けようかしら、と思うほどの量です。
ここはお山の中。落ち葉が美しくあるため、また雨にぬれてすべりやすくなる前に熊手やほうきで落ち葉集めや溝の落ち葉掃除は欠かせません。
そして子どもたちの虫かごの中にも、ダンゴムシにあげる「ごはん」として、クスノキの葉がぎゅうぎゅうに詰められているのがとても微笑ましいです。
「ダンゴムシはきれいな葉じゃなくて枯れ葉をたべるんだよ」
「それとコンクリートもかじってたべるしね」
と、手の平にもいっぱいのダンゴムシが入っています。

葉を食べるいろいろな色の幼虫を観察したり、カナブン,コメツキムシなどの生き物も姿を見せてくれます。
体調不良でお休みされるお子さんも少なく、梅雨までの爽やかな気候の中外あそびを思いっきり満喫しています。
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本日は、園内通信「お知らせ17」をお出ししました。
内容は、
◇ 京都三大祭り休園について
◇ PHP図書のご案内

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