2010.04.20

4月20日(火) / リキュウバイ・園内通信

                                      「植物園にて」
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    <利久梅(リキュウバイ)>  バラ科  原産地 中国
                       学名 Exochorda racemosa
         DSC_0173r.jpg
歩いていると、見上げた木の上に純白の愛らしい花がこぼれるように咲いているのが目に入りました。近づいてみたら利久梅とあります。明治末期に日本に渡来したそうで、利久という名は茶人 千利休とは関係はないそうです。他の和名で、ウメザキウツギ(梅咲空木)とも呼ばれます。
梅と同じくバラ科の植物で、夏にかけてたくさんの花をつけるようです。
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本日は、園内通信「お知らせ9」「お知らせ10」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ9」
◇ 写真袋お持ち帰りについて
◇ 園児名簿の変更について
◇ 雨の日の靴下ご持参のお願い
◇ 課外教室入会申込みなど
「お知らせ10」
◇ 春の親子遠足について

2010.04.15

4月15日(木) / アーモンド・園内通信

                                      「植物園にて」
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    <アーモンド>   バラ科   原産地 アジア西南部 
                 学名 Prunus dulcis  和名 扁桃(へんとう)
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            枝に沿ってたくさんの花がさいている
サクラやウメの花にも似ていますが、これはアーモンドの花。この花をまだ知らなかった頃、イタリアに住んでいた知人から、「こちらは、白いアーモンドの花がたくさん咲いてとても綺麗です」とメールが来たのは5月頃、思わず見てみたい!と思ったのでした。
現在では、ヨーロッパ,アメリカ,オーストラリアなど暖かな地域で栽培されています。秋に実を収穫し、実の中の種を割るとアーモンド(仁)が出てきます。ビタミンEがとても豊富で、種から絞ったアーモンドオイルは料理やキャリアオイルとして使われます。
ほのかにアーモンドの香りがするオイルは、すでに古代ギリシア時代に顔や体用のマッサージオイルとして珍重され、現在もベビーマッサージにはアーモンドオイルが一番よいと言われます。
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本日は、園内通信「お知らせ7」「お知らせ8」<別紙 園児の送迎について>をお出ししました。
内容は、
「お知らせ7」
◇ 保護者会でお伝えした内容のまとめ
◇ 図書のご紹介
◇ 山の学校のご紹介
◇ ホームページの件
「お知らせ8」
◇ 園児名簿について
◇ 山びこクラブのご案内
◇ 「お知らせ」のお届けについて

2010.04.12

4月12日(月) / タイハクザクラ・園内通信

                                     「植物園にて」
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     <タイハク(太白)>  バラ科    原産地 日本
                    学名 Prunus lannesiana cv. Taihaku
園のソメイヨシノは花が散り始めた後、きみどり色の新芽が出てきていますが、サクラによってはこれから咲く種類もあります。
これは植物園でいま満開に咲いている「太白」という品種。ソメイヨシノと同じく、山野に自生する12種ほどの野生種から作出された園芸品種(サトザクラ)の一つですが、真っ白な花びらはサクラ一大きく直径5㎝はありなかなか見事です。葉と同時に花が咲いています。
日本では一旦絶滅しましたが、イギリスで保存されていたお陰で昭和に入った頃に復帰したそうです。
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本日は登園二日目、いよいよ雨の中をレインコートに包まれての登園となりました。
朝、年少クラスで待ち受けますが、子どもたちは晴れの日と特に変わりなく全体的にとても落ち着いた表情です。タオルで拭いた後レインコートを脱いだら、更にすっきりとした面持ちです。今日もあっという間に降園の時間になりましたが、今週末にかけて徐々に保育時間が延びるとともに、クラスにも慣れて来られます。
明日は晴れ間もでるようですから楽しみです。また元気に登園されますようお待ちしています。
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本日は、園内通信「お知らせ5」「お知らせ6」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ5」
◇ 送り迎えの様子
◇ お弁当について
◇ 課外教室について
「お知らせ6」
◇ 保護者会について
◇ “ちまき”お持ち帰りについて
◇ ひねもす教室生徒募集について

2010.04.09

4月9日(金) / シダレザクラ・登園初日・園内通信

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 <枝垂れ桜>  バラ科  学名 Prunus pendula Maxim. f. pendula
             別名  イトザクラ
お山を下りて北白川界隈を歩いていると、あちこちのお宅に見事なシダレザクラが咲いているのに出会います。幼稚園のこのシダレザクラはまだ幼木ですが、愛らしい八重の花びらをたくさんつけています。
葉や花がついた枝が垂れ下がる風情は昔からなぜかとても好きなのですが、そう言えば小学生の頃に、淡いピンク色のシダレザクラと、薄紫のフジの花が垂れ下がった“かんざし”を二ついただいたことを想い出しました。四つ年下の妹にピンク色のかんざしをあげて、ちょっぴり大人びていたフジのカンザシを私がもらいました。でも、本当は、淡いピンク色をしたシダレザクラのかんざしの方がとっても欲しかったのです。みんなが私はフジの方がよく似合う・・と言うので仕方なかったのでした。
今でも、淡いピンク色に憧れがありつつも何となく手が届きにくいのは、そんな小さな頃の思い出も少しは関係があるのかも知れません^^)。
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本日は、歩いての登園初日。9時前には、まず第2グループが元気に到着しました。元ほしぐみにいた男の子Tちゃんは新入園児をクラスまで導いた後、微笑ましいことに、つきぐみ園舎ではなく、何の迷いもなくほしぐみ園舎まで駆け下りていました。
また、一つ年下の新入園児の手を引いて登園し、ついこの前まで自分が過ごしていたクラスへ案内した後、新しい自分のクラスへと向かう新年中児の凛々しい姿もありました。
昨日入園式を済ませたばかりの新入園児たちも、新しい名札を胸につけ手を引かれて登園後、上靴に履き替えカバンをかけたら、予め丸く並べられた椅子に腰掛けます。
しっかりとお話をしてくれる男の子Kちゃんは、「まぁー、きれいにおいすがならべてあるね~」と大人口調で話すので微笑ましい限り。お子さんに付き添われたお母さまもいらっしゃいますが、一日目の今日はどの子も初めてのことばかりで気持ちは一杯一杯です。みんなで急がずゆっくりと準備をしたら、かおり先生の声かけとともに保育の流れに入りました。
来週からは少しずつ保育時間が延び、初めての大きな環境の変化に馴染むまではどの子も毎日精一杯過ごします。帰宅後はお昼寝をしたりお母さまとゆったりと過ごされながら、心身ともに明日へのエネルギーを充電していただきますようお願いします。
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本日は、園内通信「お知らせ3」「お知らせ4」(連絡カード)(バレーボール部からのお知らせ)をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ3」
◇ 連絡カード使用について他
◇ 幼稚園児のための補償制度のご案内
◇ 送りグループ変更について
「お知らせ4」
◇ 保育袋・諸費用袋について
◇ 住所変更について
◇ お誕生絵本について

2010.04.08

4月8日(木) / ソメイヨシノ・入園式・園内通信

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 <ソメイヨシノ(染井吉野)> バラ科   原産地 日本 
                   学名 Cerasus x yedoensis (Matsum.) A.V.Vassil.
春休み中に咲き出した園庭のソメイヨシノです。サクラ吹雪の日もありましたが、本日は穏やかな天候に恵まれました。本日の入園式にご出席された新入園児とご家族をお祝いするように、美しく咲いていてくれました。このお山にはソメイヨシノの他に、ヤマザクラ,シダレザクラ,サトザクラなど数種類が咲きますが、このソメイヨシノは100歳は越える樹齢です。この春休みに、枯れた幹や枝を整理していただきましたので随分すっきりとしました。やがて葉がでて赤い実を落とし、一年を通して子どもたちに自然の贈り物を見せてくれます。
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「あれは何ですか?」
入園式が終わり園庭での記念写真撮影後、お孫さんのために長野県からお越しになったお祖母さまが、見上げた木の中に芽のようなものを見つけてお尋ねになりました。お山の中にある幼稚園ですので多くの木々に囲まれています。サクラのほかにカシ,コナラ,メタセコイヤ,モミジ他が新芽を出して春の温かな陽差しをいっぱい浴びています。
これは、大木クスノキの花のつぼみで、5~6月に白っぽい花を咲かせます。子どもたちが入園して暫くした頃に、花のあとにできる黒っぽい果実がポトリポトリとおちてきます。葉枝を手でちぎるとよいにおいがしますし、常緑高木なのに、きれいなオレンジ色の春落ち葉も落ちてきて、子どもたちは手で束ねたり、果実とともに「こどもレストラン」の材料にしたりします。
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 <北白川幼稚園の先生です>
明日からいよいよ幼稚園生活が始まりますね。毎日幼稚園で楽しく過ごせますように、みんなで楽しみにお待ちしています。よろしくお願いいたします。

2010.04.07

4月7日(水) / モクレン・始業式・園内通信

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      <モクレン>  モクレン科  原産地 中国
                 学名 Magnolia quinquepeta
春休み中には園庭のハクモクレンが美しく咲きましたが、これは今まさに満開のモクレン。見上げる大木です。モクレンと一口に言っても多種類ありますが、これは原種の紫木蓮(シモクレン)でお山の中腹にあります。
花が咲いた姿は白川通からも見えるのですが、数年前、「バスの窓から大きなモクレンの木が見えたので思わず下車して見に来たのです。こんなに大きいのは珍しいですね。」と、モクレンを目がけてお山を上り園まで訪ねて来られた方がありました。偶然にも、ちょうど私たちがモクレンについて話をしていた折の来客だったのでした。そんなことを、モクレンが咲くたびに懐かしく思い出します。
1億年も前から同じ姿で咲いているという地球で最古の花モクレン、お山の満開のサクラとともに今年も嬉しい春を運んでくれました。
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本日は、新年中、新年長の2部に分かれての始業式でした。お母さま方が見守られる中、新担任とともに入場し、溢れんばかりの元気な声で園歌“おやまのようちえん”をうたう澄んだ瞳が揃いました。
幼稚園に初めて入ってくる小さなお友だちを思いやり優しく助けてあげること、そして、どうしようかな?と自分が思ったときには「よし、やってみよう!」と勇気をだしてやってみること、など、園長先生より各学年に向けてお話がありました。
明日の入園式を経て、明後日からはいよいよ全園児歩いての登園が始まります。新たな環境での送り迎えとともに新クラスに日一日と慣れ、楽しい園生活が送れますようお見守りしたいと思います。
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本日は、園内通信「お知らせ2」をお出ししました。
内容は、
◇ クラス担任、送り迎えグループ担当紹介ほか
◇ 送り迎えについて
◇ 課外教室について

2010.03.17

3月17日(水) / 第60回卒園式・謝恩会の思い出~

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 『卒園式』
沈丁花の香りが漂う過日13日は、第60回目の北白川幼稚園卒園式をとどこおりなく終えることができました。
式が始まり、保育証書を受け取る子どもたちの凛々しい姿を目で追っていると、それぞれの子の入園当初の様子が思い返され、うた「思い出のアルバム」の歌詞にあるように、あんなこと、こんなこと~の3年間の思い出の切れ端が走馬燈のように浮かび上がってくるようでした。
日々が過ぎるのはつくづく早いと感じるこの頃ではありますが、特にこの3月に入ってからというものは、卒園する子どもたちとの毎日が加速度的に過ぎていきました。そうしていつの間にやら訪れた最後の卒園式の中で、しみじみと卒園する子ども達をながめていると、このまま小学校へ送り出すのが本当に惜しいとさえ思えてくるのが太郎先生ともども正直な気持ちでした。
3学期の劇発表を見事にやりとげ、またさらに一歩成長した子どもたち、どの子も明るく思いやりがあり優しく、正義感やボランティア精神に富んで、純粋な目がキラキラ輝いている子どもたちばかりです。
お山の幼稚園園歌,思い出のアルバム,春の光を歌う子ども達の真っ直ぐな歌声を、ピアノに向かいながらもしみじみと背中に感じていました。
この子たちなら、どの子もがしっかりと前を向いて自信を持って進んでいけるはず、と確信しつつ、ずっとお山の上から応援していたいと思います。
今日は早速、卒園児のお一人が懐かしいニコニコ顔を見せにきてくれて大感激でしたが、心のふるさととしてお山の幼稚園を懐かしく思い出された折には、再びお山を上って姿を見せに来てくださるのを先生方ともどもお待ちしております。
 『お食事会と謝恩会』
朝方の小雨もお昼前には何とかあがり、式後は園庭でクラス毎に記念写真の撮影をしました。続いてお母さま方がご準備して下さった第一園舎でお食事会が行われました。
司会のお母さまの声が明るく心地よく、BGMも軽やかに流れ楽しいムードが漂う中、みんな和気藹々とリラックスした雰囲気でお食事をいただきました。
後ろの壁面には、子どもたちと先生たちの小さな頃の愛らしい写真が壁いっぱいに飾られ、「これは誰でしょう?」とお母さまが質問されると、子どもたちが声を揃えて確実に当ててしまうのも驚きでした。さすがに表情や面影などをつかむことは大変得意な子ども達です。昼食後の大賑わいの楽しいひと時でした。
場所をうつしての謝恩会は、つきぐみの一年間を過ごしたやはり思い出の第三園舎で。入場するなりお母さま全員の楽器演奏が始まり、至れり尽くせりの有り難い演出で迎えて下さいました。
お母さまによる劇は、事前に先生私たち全員におたずねのあった「思い出に残る子どもたちとのエピソード」を組み合わせ、合成アレンジされたという創作劇が大変面白く見事でした。子どもたちも大笑い、またお母さまの体当たりの演技を応援する子ども達の真剣な面持ちも印象的でした。
大型絵本のユニークなお話をみんなに読んで下さるお母さまグループもあり、盛りだくさんの演出が続きました。
先生たちによる劇「おおきなはし」ならぬ「ほそ~いはし!」も、卒園児たちが3学期に発表した劇をパロディーにしたもので、お腹を抱えて笑ってしまう愉快な演技でした。
最後には、子どもたちからは全員合唱「虹のむこうに」のお歌のプレゼントを、お母さま方からは花束や記念品を頂戴しました。保護者代表のお父さまからは温かいお言葉を頂き、感謝の気持ちで一杯になりました。
終了後、園庭で個々に記念写真を撮ったり名残惜しくお話を交わす間、この日の最後を飾るように春の夕陽が美しくきらきら輝いていました。

2010.03.10

3月10日(水) / テーブルアート“テネラ”・あとすこし・園内通信

  【テネラTenera】シリーズ
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 ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen)
 “テネラ(Tenera)” トールベース
 デザイン Berte Jessen(ヴェルテ・イエッセン)
ロイヤルコペンハーゲンTeneraシリーズのなかでは、少し高さのある約25㎝のフラワーベースです。
花や実がたくさん描かれていますが、何の花がモチーフなのでしょう。
太陽に向かって伸びる花がとても力強く、深い紺色を主とする男性的でモダンな印象の花瓶です。
1954年~58年までコペンハーゲンのSAC(School of Art and Craft)で学んだ後、1959年から活躍したデンマーク人ヴェルテ・イエッセン(Berte Jessen)の作品です。
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風はまだ冷たいものの、大地に確かな春の訪れを感じる爽やかな一日でした。
一年のしめくくりとなる終了式まであと僅か。子どもたちは一日一日をしっかりかみしめるように過ごしています。今のこのクラスのままでいたい、お友だち先生とこのまま過ごしたい...。特に感受性の豊かな子は、一年間の思い出が詰まったクラスとお別れするは辛いようで、朝から涙が流れてしまうこともあります。年長児にとっては、明日の「クラスお別れ会」をみんなで過ごしたら、残るは早、卒園式となりました。
今朝も、おはよう~と挨拶を交わすなり、ふと立ち尽くしてしまった子。気持ちが伝わったので優しく背中をなでて励ましお部屋まで見送りましたが、きっと皆同じ気持ちなのです。またこの一年でみんな本当に大きく成長しました。
今日は、第三園舎で年長ぐみのお兄さんお姉さんをお送りする会が行われました。
春からも在園する年中少児さんからは、年長児さんに向けて、今までのお礼の言葉や手作りのプレゼントが渡され、年長児さんからは、新しく入園してくる年少児さんたちをしっかり助けてあげて頑張ってほしい、という励ましとお願いのメッセージが届けられたようです。
先輩の年長児さんにあこがれ優しく導かれて過ごした園内でも、また登降園の送り迎えの中でも、先輩からのメッセージを胸のポケットに入れて、きっと優しく強い気持ちで小さい子どもたちを引っ張ってくれることと思います。
明日も子どもたちのために、春の太陽がいっぱい降りそそいでくれますように。
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本日は、園内通信「お知らせ79」「お知らせ80」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ79」
◇ 卒園式のご案内(年長児用)
「お知らせ80」
◇ 「卒園おめでとう~思い出コーナー」展示のご案内
◇ お引っ越しされるお友だち
◇ 絵本カードについて
◇ 1年間の『絵のアルバム』について
◇ 「3学期生活発表会ビデオ」について

2010.03.05

3月5日(金) / テーブルアート“テネラ”・今日会った人みんなに感謝・園内通信

 【テネラTenera】シリーズ
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 ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen) “テネラ(Tenera)” ソルトボックス
 デザイン Kari Christensen(カリ・クリステンセン)
湿気の少ない北欧では一般的によく使われている形状のソルトボックス。料理の途中に片手でチークの蓋を開け、中に入れたスプンでお塩をすくって取り出せます。お塩は、天然ミネラルも多く鉄分豊富なアンデスの紅塩を好んで使っていますが、他に、ゲランド,カマルグ,日本の海の塩など用途に応じて使うことも。
他にも粉類を入れたり、上に壁掛け用の穴が開いていますから、お部屋でレターケースなどにして掛けて使っても楽しいでしょう。
またまた今回もKari Christensenカリ・クリステンセンの作品ですが、後ろのサインを見ると1960年代のアルミニア工房時代のものです。
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【出会った人に感謝】
今日という大切な一日は、きっとどなたもが多くの人と顔を合わせる一日だったことでしょう。私の場合は、今朝家族から始まり、園の子どもたち,先生たち,お母さま方、そして、山の上まで荷物や郵便物を配達して下さる方,業者さん,地域の方など、一日たくさんの方と出会いお話をしました。この場所はもしかしたら「駅」の改札口みたい?と思うほど、毎日賑やかで忙しい場所なので多くのことがあります。
人生はよく旅に例えられますが、今日という旅の途中で出会った大切な方々のお陰で一日の旅は無事終えることができるのでしょう。旅の途中のドラマには、笑顔だった人もいれば、不安げだった人、涙していた人、怒鳴ってしまう人などさまざまな登場人物があったかも知れません。人間は完全な人など一人もいません。少しでもよく生きようと自分を見つめながら懸命に生きる努力をしているかどうかです。
私は一日ずつを自分なりに精一杯に生きることで、きっと目にはみえない大きな力で見守られ明日を無事迎えることができるのだと信じて生きるようにしています。今日、自分が無事に生きられたのは、決して自分の力ではなく、自分を取り巻いている目には見えない大きな力のお陰のように思えます。そして今日という一日の中で出会った人と、支え合いながら一日の旅を終えることができたのです。
もしも、心配事をずっと夜まで考えつづけたとすると、悩み,不安はどんどんふくらんで自己増殖してしまいがちです。そしてそれはまた次々と新たな心配まで連れてくるので、悩みの連鎖は尽きなくなります。
禅の教えに「悪想念をつなぐな」とあります。十分考えたら、できる限り方向転換して明るい想念を描くように努めた方が心身のためにもよいのですが、またそうできたことによってどんどん明るく嬉しいことが訪れてくれるようにもなるものです。
また、特に一日の終わりの夜には、湯船につかって歌でも歌いながら、頭を空っぽにして体を芯から温めてあげましょう。体の免疫をアップさせるためにも、体を十分に温める方法の一つに、「口の中にお水を含ませながらつかる」というのもあります。マイナス思考のスイッチは切って、一日の頑張りや疲労を癒してお腹の力をゆるめてあげましょう。体は冷たい空気や飲み物によって冷えるだけではなく、悩みストレスで交感神経過多に偏ると本当にすっかり冷えてしまいます。男女関係なく、交感神経過多の生活を続けると、やがて自律神経のシステムが乱れて大切な睡眠がとれなくなってしまいます。眠たいのに入眠できない、これは今の生き方(考え方)を変えてほしいという体からのサインともとれます。
一日を終え休む前には、今日出会ったすべての人に『ありがとう』を。また、両親に、あまり会えない人に、許せないと思っている人に(あればですが^^)、ただ『ありがとう』。
一日の終わりには目を瞑ってそうつぶやいてみませんか。そして、今日のことすべてに『ありがとう』。
三日続けられたら、何かが変わるのに気づくかも知れません。
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本日は園内通信「お知らせ78」をお出ししました。
内容は、
◇ 在園児の新年度保育用品について
◇ お別れ会にしようするお菓子について
◇ お引っ越しのお友だち
◇ 3学期終了式について
◇ 春休みについて
◇ 今月の絵本貸し出しについて
◇ 3学期生活発表会写真お持ち帰りについて ほか

2010.03.01

3月1日(月) / テーブルアート“テネラ”・春を待つこの頃・園内通信 

 【テネラTenera】シリーズ
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 ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen) “テネラ(Tenera)” トレイ L
 デザイン Kari Christensen(カリ・クリステンセン)
『ホーー、ホケキョ・・・』
春が近づいてきたのを鳥たちが知らせてくれます。ウグイスは先月25日早朝から鳴き始めました。お山はウグイスの声が早いのでしょうか、遅いのでしょうか?体はまだウグイス色ではなく、薄茶のような色をしています。夏にはすっかりウグイス色をした大人になり元気に鳴く姿も見られます。
濃いウグイス色をしているのでうっかりウグイスと間違えてしまいそうな「メジロ」(目の周りが白の縁取り)も毎日梅の枝にやってきて、小さなつぼみをついばんでいます。初めは1羽だけだったのに、仲間を呼んできて今では6~7羽で楽しそうに食事をしています。メジロはウグイスより大分小柄の鳥です。
ブルーや紫などの鮮やかで大胆な色柄のテネラシリーズをご紹介していますが、これはKari Christensenカリ・クリステンセンのデザイン。約30㎝角の大皿ですが、真ん中の花に集まるように5羽のブルーの鳥が描かれています。高さも5㎝ほどありたっぷりと大きいので、果物やバゲットなどのパン類を盛ったりできます。だいぶ昔から手元にあるものですが、最近はもっぱら飾りトレイとして立てかけています。
若い女性作家たちが、自然の鳥や花をモチーフに多くの作品を生み出していた頃の意気込みが感じられるような気がします。1965年アルミニア工房時代の作品。
このテネラシリーズが生み出された北欧の冬は厳しいとは聞きますが、デンマークの南部に位置する首都コペンハーゲンでも北緯55度。日本の最北端宗谷岬よりはるか北に位置し、朝9時にならないと明るくはならず午後4時にはすでに真っ暗、太陽の光が日中降り注ぐことはほとんどなく暗く寒い冬が続くのだそうです。そう思うと、北欧の国が春を迎える喜びは私たち日本人の感覚とは比べられないほどのものなのでしょう。
私たちは春になったらなったで早速UVケアを意識し始めますが、デンマーク人の方に聞いたところによると、特に夏が来たら少しでも太陽を求めて日光を浴び、海辺などでは大胆にも大人も子どももみんなが裸同然で自然の中に身をゆだね太陽の下でエンジョイするのだそうです。特に白人の人たちに対しては、紫外線が皮膚がんや白内障の発生に影響する心配からUVケアがうたわれますが、服で覆われずUVクリームを塗っていない手の甲や顔に紫外線を浴びることによってビタミンDが吸収され骨が作られることを考えると、目などは大切に保護しながらもそこそこに上手くUVクリームは使いたいものだと個人的に考えたりしています。
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本日は、園内通信「お知らせ77」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 努力賞授与について
◇ つきぐみ『ビデオ撮影について』
◇ つきぐみ『卒園記念大文字登山』について(補足)
◇ 総合保障制度プランお持ち帰りについて
◇ 生活発表会ビデオ申込について ほか  

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