2010.02.23

2月23日(火) / テーブルアート“テネラ”・発表会リハーサル一日目・園内通信 

 【テネラTenera】シリーズ
2010-02-15%20050c.jpg
 ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen) “テネラ(Tenera)” カッティングボード
 デザイン Kari Christensen(カリ・クリステンセン)

美しい色合いの花と花瓶が描かれた平らな陶器をムラノガラスの前に立てかけてみましたが、これは本当は何に使うものでしょうか。
実はカッティングボードなのです。木製のものは普段よく使いますが、陶器製のものはこのテネラの陶器で初めて出会ったような気がします。いつもはキッチンの飾りにして、卓上でチーズやパンをスライスするときに使えそうです。
ブルー,淡グリーン,モーブ (仏語で薄く灰色がかった紫色),トープ(仏語で少し赤みのある灰色)などの少し大人っぽいニュアンスの配色ですが、近くで見るとモーブがひときわ鮮やかに映えます。
柔らかなタッチのデザインは、やはりKari Christensenカリ・クリステンセンによるものですが、裏面にAのマーク入りなのでロイヤルコペンハーゲン社に合併される前のアルミニア工房の時代の作品とわかります。
-----
【発表会リハーサル一日目】
今日は9時半スタートで、生活発表会Aグループのリハーサルを行いました。早朝からセッティングされた業者さんの大きなビデオカメラとカメラ各2台ずつが舞台後方より構える中、各学年が精一杯の力を出し発表しました。
はじめは年中リズムバンドです。クラスの歌(うたえばんばん♪)の声はとても大きくどの子も力一杯歌いましたし、リズムバンド(うたえばんばん・ピチカートポルカ)は先生とクラスの子どもたちが一体となった力いっぱいの演奏でした。
「ピチカートポルカ」はヨハンシュトラス2世により弦楽器のためにつくられ、弦を弓で弾かずに指ではじきながら音を出す技法ピチカートにより弦楽器のみで演奏されるとても可愛らしい音色の曲です。ポルカとはボヘミアではじまった2拍子の舞曲。リズムバンドの曲の選定の折り、それを今回のリズムバンドで演奏してみたい..という先生の発案でした。実際にはウッドブロックやスズ,トライアングル,タンバリンが響く音色に大太鼓,小太鼓,シンバル,先生のピアノ演奏が効果的にマッチングした子ども合奏団となりました。
続く年少お遊技は、どの子もにこにこ笑顔が愛らしく最後には全員で「ヤーッ!」と声をそろえてポーズで決めます。
年長の劇(おおきなはし)は、本当にどの子も愛らしく、自分の個性をたっぷりに表現したふり付きのセリフで全員大きな声でしっかりと演じました。橋の上で二人のクマ役の子たちが迫真の掛け合いののちに橋の下に落っこちてしまう場面では、お客さん役で一生懸命見守っている年小中児も思わず大笑い..年長児の劇に引き込まれながら鑑賞しました。
明日は続いてBグループのリハーサルですが、今日に続いてまた力一杯の発表をしてくれることと思います。25日26日の保護者鑑賞日を楽しみにもう少し練習は続きます。
-----
本日は、園内通信「お知らせ75」「お知らせ76(年長児用)」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ75」
◇ 3学期生活発表会ご案内
「お知らせ76(年長児用)」
◇ 卒園大文字登山について

2010.02.16

2月16日(火) / テーブルアート“テネラ”・幼稚園は60歳・マヌカハニーはおすすめ!・園内通信

   【テネラTenera】シリーズ
    2010-02-15%20044-.jpg
     ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen) 
     “テネラ(Tenera)” ベース
     デザイン Kari Christensen(カリ・クリステンセン)

園の花壇には、「小学生しぜんクラス」の子どもたちが植えたクロッカス,アネモネ,チューリップの小さな芽が顔を出し、日光を精一杯浴びながら成長しています。
上の花瓶は、描かれた花と曲線ラインがやさしくて、全体を包む淡いパープルの色合いに安らぎを覚えながら陽のあたる窓辺に置いてみました。窓の向こうには京大の時計台が見えています。
とても女性的な美しいデザインは再びKari Christensenによるものですが、裏のサインをみると1960年以前のアルミニア工房時代のもの。テネラシリーズの6人の女性作家が活躍し多くの作品を産み出した活気溢れる時代のものです。
いつもは、同じ薄紫の色合いの花をさしてリビングに置いています。
----------------------------
【創立60周年の一日】
本日は、今年で60歳になる北白川幼稚園のために、全園児がお腹の底から声をだしてお歌をうたってくれました。2月お誕生会後の第三園舎の中でしたが、子どもたちの一生懸命の歌声は幼稚園中に響くようで、それはあたかも耳元に大型スピーカーがセットされているように聞こえました。
~幼稚園に特別な年はなく、子どもたちにとってはどの年のどの日も同じく大切な一日~と仰って50周年を迎えておられた天国の一郎先生も、きっと笑顔で見守っておられたことでしょう。
今日もまた子どもたち先生たちといつもと変わりなく迎えられ、昨日と同じく大切な一日として過ごすことができたことに感謝します。明日もまた今日と変わりない同じ一日でありますように。
------------------------------------
   【ニュージーランド マヌカハニー】
2010-02-15%20075.jpg
ハチミツと言えば、『バターの上にハチミツをのせたパン』が大好きで、大急ぎのある朝にそれが食べられずに涙で登園した園児を思い出します。入園して数ヶ月たったある日、どうしても涙が止まらずにクラスの先生が抱えてこられたので、お母さんと同じ(ような)ハチミツつきパンを急いで用意して園長室前の小さなお椅子にすわってお口に入れたら、しばらくしてようやく笑顔になった女の子Kちゃん。あれはいつのことだったかしら・・・、ふと懐かしく思い出しました。
Kちゃんのお家で使われていたハチミツがどの花のハチミツだったのかはわかりませんが、クローバー,アカシア,ミカン,レンゲなどハチミツには他にもたくさんの種類があります。
ニュージーランドに生息するフトモモ科の植物「マヌカ」の花から採れるマヌカハニーは、他のハチミツよりも大変高い殺菌,抗菌,抗ウィルス効果を持っています。スプンにとって一口いただくと、よい香りと風味があって大変美味しいです。私の場合は、朝の紅茶や午後の空腹時に欠かせないほど愛用しています。
美味しいだけではなく、各国の研究の結果、ブドウ球菌,連鎖球菌,大腸菌,サルモネラ菌などに対して確かな殺菌作用があり、強酸性の胃の中で存在するピロリ菌抑制の効果も期待されているほどです。最近では、血液検査でピロリ菌検査をする方もありますが、ピロリ菌が胃潰瘍や十二指腸潰瘍,胃ガンなどに関係しているのではないか・・とWHO(世界保健機構)が発表していることも少しは気になります。ピロリ菌だけが発病の原因ではないとしても少なからず関わりがあるとすれば、普段から胃のコンディションを整えておく一つの手だてとしてマヌカハニーを摂るのは悪くないかも知れません。
私は、マヌカハニーを使うようになってからは昔のように驚くほど胃腸の調子がよくなったことや、喉が少し痛いと感じたときにも、うがいをした後などに1スプーンずつ日に2回ほどマヌカハニーをそのままいただくと、しばらくで痛みも解消するなど有り難い効能に感謝しています。日にコーヒーを何度も飲む人などはカフェインや酸化作用が気になるので、できれば数回に一度は抗酸化作用のあるビタミンCをたっぷり含むローズヒップティーなどにマヌカハニーを加えついでに実も食べるととても安心です(*^^*)。
実際、ニュージーランドの先住民マオリ族が昔から珍重しているだけでなく、ニュージーランドでは医療にも使われている上に、解熱,腹痛,創傷,火傷の治療などでもマヌカハニーの効果が世界で認められているようです。マヌカを選ぶときには、抗菌活性力の値UMF10以上の記載のあるものがよいでしょう。幼児の体にもよく副作用の心配などないので有効に利用したいものです。ニュージーランド産のハチミツの中にはポツリヌス菌が見つかった例はないようですが、念のため1歳以下の乳児には使用しない方がよいでしょう。
同じくフトモモ科の植物で、葉から採れる精油ティートゥリーのオイルも殺菌,抗ウィルス作用があることで有名です。
---
本日は、園内通信「お知らせ74」をお出ししました。
内容は、
◇ 3学期生活発表会について
◇ 「3学期生活発表会ビデオ」撮影,製作について
◇ 今月末お帳面のお預かりについて
◇ 市P連後期総会並びに第2回全市家庭教育セミナー申込をされた方へ
◇ 進学小学校について
◇ PHP推薦図書のご案内

2010.02.05

2月5日(金) / テーブルアート“テネラ”・外あそびなど・園内通信

 【テネラTenera】シリーズ
2010-02.jpg
 ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen) “テネラ(Tenera)” リーフトレイ
 デザイン Marianne Johnson(マリアンヌ・ジョンソン)

トランプのスペードのような、そしてお庭のスコップ形をしたロイヤルコペンハーゲン テネラシリーズの小皿です。11~12㎝ほどなのでアーモンドやクルミなどのナッツ類やピクルスを入れられますが、ちょうど今の時季に、お山のふもとのセンダンの大木から落ちてくる白っぽい実をたっぷりと、もう一つの小皿にはどこかで拾ったフウの実を入れて飾っています。
どちらもデザインは、スウェーデン人のマリアンヌ・ジョンソン。裏をみるとAのマークが入っているので、ロイヤルコペンハーゲン社に合併される前のアルミニア窯時代のものと分かります。製造番号も記載されていて一点ずつ大切につくられた作品とうかがえます。1960年代にアルミニアのマークは廃止されロイヤルコペンハーゲン社に統一されたため、その後のものはファイアンス窯と裏に記載されています。
この人のデザインは、見ていると楽しい気分になります。やはり植物や木をモチーフにした女性らしい柔らかな色合いが素敵です。
---
立春を迎えただけに、ユキヤナギが小さな白い花を一つだけ咲かせていたり、日中のやわらかな陽射しをうけて梅の花も微かにほころんでいます。こんな季節の便りが届く中、今日も子どもたちの元気な声が響きました。
雲梯(うんてい)が真ん中まですすめるようになったり、鉄棒の逆上がりに挑戦する姿など、やはりお友だちの勇姿に触発されてやる気が湧いてくるようです。
今日、雲梯が最後まで到達できた年長児のSくんは、達成感に満ちた嬉しい笑顔でした。私も幼稚園の頃は走ることとともに雲梯,鉄棒が大好きでした。鉄棒は前まわり後ろまわりを最低連続10回続ける、足掛けまわりの変形で、鉄棒に足をかけたまま鉄棒は手で持たずに膝の前で両手を組み左足の反動を利用してそのまま前まわり、後ろまわりを連続10回。一番楽しかったのは、鉄棒に座ったまま連続前まわり後ろまわりが何回できるかを、隣で一緒に回るお友だちと競うこと、これは慣れてしまうと案外難しくなく、何十回と回って楽しみました。すべては、自分より年長の子や小学生がしているのを見て、憧れのお手本にしていました。初めてで上手くいかないときには何度かリクエストをお願いし、よく見て自分のものにしていたことを思い出します。勿論今では怖くてできませんが、いつか一度やってみようかなぁと思ったりします^^)。
まだまだ空気が冷たい日々ですが、このまま雲梯,鉄棒人気が続くと、子ども自ら分厚いジャンバーを脱いでがんばりマメを作りながら達成感を得る子が増えてくるでしょう。体をつかって楽しみながら更に次のことにチャレンジする気持ちを応援したいと思います。
一方、2月末の発表会に向け、各クラスとも練習に励む傍ら、合間に園庭につづく「ひみつの森」へ出かけるクラスもあります。落ち葉を踏みしめながら先生と一緒に進む森の道は、多くのものを子どもたちに与えてくれますし、春夏秋冬は勿論、毎日でかけてもきっと違う何かが見つかるものです。
年中児は、発表会でうたとリズムバンドをしますが、受け持ち楽器の音とリズムを楽しみながら頑張って覚えています。今年は、スズ,トライアングル,ウッドブロックをリニューアルします。スズは、小さな鈴がたくさんついた優しい音のものから、大きな鈴が5つついた木製の大きなタイプに、トライアングルはアングルが太くて響きがよいものに、ウッドブロックはとてもよい音が鳴るものです。いずれも今暫く練習がすすみ、本番用の楽器に持ち替える頃に子どもたちにはお目見えする予定です。
クラス一体となってつくりあげるアンサンブルの音色が今から楽しみです。
---
本日は、園内通信「お知らせ73」をお出ししました。
内容は、
◇ 卒園アルバム代について
◇ 園児の健康について
◇ 平成21年度市P連後期総会並びに第2回全市家庭教育セミナーのご案内

2010.01.25

1月25日(月) / こどもの見る夢・テーブルアート“テネラ”・園内通信 

子どもたちが、朝に昨晩見た夢の話をしてくれることがあります。楽しい夢もあれば、精神的な葛藤や日常の心配事がおばけの姿になって出てきたり、追いかけられる夢を見たりすることがあるようです。
私も小さな頃には、気持ちよく空を飛ぶ夢もあれば川岸からとうとう落っこちてしまう夢など、色んな夢を見ました。大変なおてんばだったせいか、何度か見た川岸すれすれから手をバタつかせながら落ちる夢にはオーケストラ仕様のドラマチックな音までもがBGMに鳴る始末でしたので、目を覚ましてはお布団にもぐったことを懐かしく思い出します。
先日の朝、あるお母さまが「子どもが幼稚園の園長室の下の桜の木が火事で燃える夢を見て、涙を流しながら目を覚ましたものですから」と登園に付き添われた折にお話されることがありました。
このお山の中に何本の桜の木があったか数えたことはありませんが、確かにその木は中でも最も老齢の桜であることや、木が弱ってきたために幹にサルノコシカケも生えてきたこともあり、あと何年桜が咲いてくれるかと思っていることなどをお話していました。
しかし一方、子どもの立場を察すると、心の不安がちょうど寝ている間に聞こえてきた消防車のサイレンの音と重なって燃える夢となったのかも知れませんし、子どもの心が知らせる何らかのサインかも知れないと少し気をつけて見守ることも必要でしょう。このケースの夢の結末は、女の子のお父さまが駆けつけて助けてくれたそうですので、さすがに心強いご家庭でのお父さんの存在が思い浮かんできます。
子どもの様子をお聞かせいただくことで、さり気なく様子を見守りながらクラスでも安心できる声かけをしたり、不安を安心に変えられるように気分転換をはかったりしています。
現在、子どもたちの健康面では、喉の痛み、咳、鼻水、鼻づまりなど粘膜の炎症からくる症状と、ウィルスの活躍からくる嘔吐などが少しですが出てきましたので、普段から体調を整えておくとともに、発症のきっかけとなる睡眠不足、食べ過ぎ、冷え、強いストレスなどの無理がかからないような配慮が必要でしょう。
健康状態とともに子どもを包むご家庭と園とが相互にお子さんを見守りながら、もう暫くの冷たい季節をできるだけ元気に過ごしていきたいと思います。
---
 【テネラTenera】シリーズ
s-DSC_0286.jpg
 ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen) “テネラ(Tenera)” バードホイッスル
 デザイン Inge-Lise Koefoed(イング・リサ・コエフォード)
冬は、他の季節以上に鳥たちが食欲旺盛なことに気づきます。朝の静かな時間に石段を歩くと、気配に驚いたカラスやキジバトが一気に空に飛び上がります。今朝ふと見ると、園長室前にたわわになっていたナンテンの実も、もうすっかり食べ尽くされていました。部屋の窓から外を眺めたとき、ナンテンの枝にしがみついて実をつつく様子も見られます。自然界に残されたものをしっかり食べて、冬を乗り越えるために一生懸命生きています。
これは、同じくテネラシリーズ デンマーク人の女性作家による鳥笛です。10㎝ほどの可愛らしいサイズで、ブルーの色合いの違いを楽しみながらオブジェとして飾っています。
鳥笛になっていますが、手前は「ホッホー」と低音でハトのような声、向こう側は僅かに高めの音がします。
そう言えば、以前の保育で“鳥笛”を空き缶とストローでつくった年がありました。空き缶とストローでどんな音が出るの?と思われるでしょうが、結構よい音が出ます。ストローをセロテープでとめるだけ。
紙を貼って鳥の絵を描いて、お家でもお子さんと一緒に楽しみながら作れるでしょう。
      s-DSC_0314.jpg
どんな音がでるか?は作ってからのお楽しみ!
この黄色の鳥笛は、フクロウのような低い音がします。私は春に聞こえてくるフクロウの鳴き声が好きなので気に入っています。上の陶器製の鳥笛とも少し似た音がします。
春になったら、親子で鳥笛をふきながら森の中を歩いてみるなんていうのはいかがでしょうか。いろんな鳥と交信できるかも知れません。春は鳥たちがとてもよくさえずります。
---
本日は、園内通信「お知らせ71」をお出ししました。
内容は、
◇ 保護者会のまとめ

2010.01.15

1月15日(金) / 氷が張る朝・テーブルアート“テネラ”・園内通信 

昨日よりも空気の冷たさが心ばかりましかとは思えるものの、今朝も園内のバケツや水たまりなどにしっかりと氷が張る朝を迎えました。子どもたちは氷をあちこちに見つけては歓声を上げています。
昨日の朝も、第三園舎前に置いてあったバケツにしっかり厚い氷が張っているのを見つけて、大喜びでお友だちに伝える声が響き、午前中の外あそびでも氷のかけらを手に大事そうに見せに来てくれました。
そして今朝は園庭横のゆきぐみ前のバケツに、まるで鳥の羽根をバケツ一杯に差し込んだかのような氷の結晶を子どもたちと見ることが出来ました。それは、私も今までに見たことのない美しい自然からの贈り物で、透明の羽根のレースのようでした。あわててカメラを取りに戻りレンズを交換した後、走って元の場所に戻ったときにはすでに氷は撮影不能の状態でした^^)。あの美しい氷の結晶を見て、触りたくない子はきっといないでしょう。
冷たい冬日の中、昨日は年少児クラスが上終公園へ凧あげを楽しみに、そして本日は年中長児が公園いっぱいにトラックの線を描いてリレーに取り組んだり、地域へ出かけて園外保育を楽しみました。
---
 【テネラTenera】シリーズ
s-DSC_0269t.jpg
 ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen) “テネラ(Tenera)” ベース
 デザイン Kari Christensen(カリ・クリステンセン)

これは前回ご紹介したのと同じく、ロイヤルコペンハーゲン テネラシリーズ。一見すると、ヒマワリのような、またアネモネのような花にも見えます。優しく柔らかな藍色系と紫系の配色が調和し、見ているとほっとさせてくれるような可愛らしい形のベース。両サイドにも縦長につぼみのついた花が描かれており、あたかも子どもが描いた絵のような魅力も感じられる素朴さが魅力です。
何も入れずに置いておくだけでもよいし、茎が長めの小さな花やグリーンの葉だけを入れてあちこち場所をかえて置いて楽しめる高さ14㎝ほどの小ぶりなサイズです。
今から約半世紀前にテネラシリーズの作家として大変人気のあったノルウェーのカリ・クリステンセンのデザイン FAJANCE(ファイアンス窯)のベースです。
---
本日は、園内通信「お知らせ70」をお出ししました。
内容は、
◇ 保護者会について
◇ 2月期保育写真展示のお知らせ
◇ 就園奨励費について
◇ かいが展のご案内
◇ その他

2010.01.07

1月7日(木) / 3学期スタート・テーブルアート“テネラ”・園内通信

明けましておめでとうございます。いよいよ3学期がスタートしました。
石段を登りつめてお山に到着すると、どの子も元気にお部屋に向かって走ります。クラスの先生と久しぶりに会ってちょっぴり恥ずかしげだったり、「いっこせんせい、ひさしぶりやなあ~!」と声をかけてくれたり、小雪のちらつく中懐かしいみんなのお顔が揃うとともに、冬休み中にひと回り確実に成長された様子もうかがえる嬉しい朝でした。
毎年3学期は、一日一日があっという間に過ぎていきます。今日は新年明けてから一週間目の七草粥の日ですが、これから1月半ばの大寒に向けていよいよ冬らしい日々が続くでしょう。明日からはお弁当も始まります。寒さを吹き飛ばすくらいの元気と笑顔が溢れる日々を、子どもたちとともに過ごしたいと思います。
---
 【テネラTenera】シリーズ
s-DSC_0248t.jpg
 ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen) “テネラ(Tenera)” トレイ
 デザイン Marianne Johnson(マリアンヌ・ジョンソン)

昨日ある方のご紹介で来園された、ドイツ人のBenno氏とともに数名でお話をする機会がありました。その後、氏が話の中で大好きな国と言われるデンマークに想いをめぐらせていると、我が家のリビングに飾っていた幾つかのデンマーク製の陶器が目に入りました。どれも自然の花や鳥をテーマに手描きデザインされ、紫とブルー系の調和が昔から魅力的だなあと思うものです。
ロイヤルコペンハーゲンは、1775年にデンマーク王室御用達として設立された陶磁器メーカーとして有名ですが、1889年パリ博で発表されて以来世界的に周知となった「ブルーフルーテッド」のシリーズは皆さんご存じでしょう。日本の染付にも通じるような洋食器で、和食器にも上手く調和し、細やかな手描の青色で下絵付けしてあります。また、1年に1枚ずつ発表される「イヤープレート」(1908年~現在も毎年制作)も、結婚記念や子どもの誕生記念などに記念の品として揃えている方もおられるでしょう。径18㎝でちょうどパン皿に使える大きさなので時折思い出したように使いますが、自分の生まれた年のプレートなどはさすがに珍しく記念に欲しいなあと思います。
上の写真は、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン出身の6人の若手女性の陶磁器作家が作り上げた「テネラ」というシリーズの中の一つです。テネラとは、若さ、つぼみ、溌剌たる精神を意味するラテン語です。私の小さい頃にはあちこちでよく目にしたもので、紫とブルーが織りなす美しい色とデザインに子ども心ながら大変魅了されていた記憶があります。自然豊かな北欧らしく花や鳥をモチーフにデザイン化して描かれており、お部屋や窓辺に1枚飾っているだけで明るいムードが漂います。このシリーズは現在はもう作られていませんから、すべてがヴィンテージとして扱われています。
これは、スウェーデン人のMarianne Johnsonのデザインで裏にはMJのサインとFAJANCE(ファイアンス窯)のサインがあります。
---
本日は、園内通信「お知らせ68」「お知らせ69」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ68」
◇ 諸連絡
◇ 1月分保育料の取り扱いについて
◇ 第2回左京地区家庭教育セミナーについて
◇ お引っ越しのお知らせ
「お知らせ69」
◇ 第5回ふれあいサタデーのご案内

2009.12.18

12月18日(金) / サンタさんありがとう!・クリスマスの夜は

s-DSC_0227s.jpg
s-DSC_0225s1.jpg s-DSC_0221s1.jpg
一昨日のこと、幼稚園にはすこし早めにサンタさんがきてくださったのでした。みんなで先生とクリスマス絵本を静かに読んでサンタさんのことをお話しているときに、トントン!とお部屋の扉をノックする音が。
大きな体のサンタさんは扉を開け、しわがれた声で「メリークリスマス!」と中にプレゼントを置くと、次のお部屋へ配りに行かれます。最後には園長室に来られたので、放送マイクでみんなにお話をしていただきました。「よい子にしていると、必ずよいことがあるよ」と言う英語のメッセージでした。
忙しそうなサンタさんは、お山の奥に停めてあるソリに乗り大空に飛び立って行かれました。
-----
あと一週間もするとクリスマスです。このたび、12月の絵本通信でご紹介している『ゆきのまちかどに』は、クリスマスに因んだ心温まるお話です。小さな女の子フランシスの優しい心が幸せを呼ぶ、クリスマスの夜のことが描かれています。
クリスマスの夜には、それぞれのご家庭で子どもたちを囲んで楽しい時間を過ごされることと思います。またはどこかへお出かけされるのかも知れません。
s-DSC_0237t.jpg
お料理の写真が美しく、見ているだけでも楽しめるタイムライフブックスの「ザ グッド クック」は古いですが私の大切な本。15冊ほどの欧州料理のシリーズ本で、サラダオードブル,スープ~デザートまでが載っています。
久しぶりにページをめくりながら、今年も若鶏の丸ごと(約2.5㎏ほど)を使ってロースト料理をしようかなあと思っています。
詰め物に、クルトンやしっとりしたパン,そして香草,野菜を入れ込みます。オーブンに入れてローストする料理は案外簡単で、オーブンに入れる前のひと手間が大切。あとは、丸鶏をオーブンに入れ、焼き脂(皮がほどよくパリッと焼き上がるには、表面全体にバターまたはオイルを塗る)をかけ、一定時間おいたらひっくり返します。最後に焼き串を刺して、肉汁が透明なら焼き上がり、ピンク色ならさらに10分ほど。そしてあとはいただくだけ。楽しみです。
幸せなクリスマス、新年をお迎えになりますように。

2009.12.11

12月11日(金) / ドライ ハイドランジア・化石みたい!・園内通信

s-DSC_0093h.jpg
    <アジサイ> ユキノシタ科  学名 Hydrangea macrophylla
アジサイの季節から約半年、夏に美しい青だった西洋アジサイが緑のドライフラワーに姿を変えていました。
紅葉のモミジの下にも映え、年に二度楽しませてくれます。
---
『化石みたい!不思議な石』
「おにわで、こんなの見つけたあ!」と言ってRちゃんが見せにきてくれた石。よく見ると何だか面白い。シダ類のような植物が見えるのです。
過日、年長クラスのYくんが、休日に大文字山の自然観察会で採石した珍しい「桜石(菫青石キンセイセキ)」などをクラスで紹介したことをきっかけに、その日のお外遊びは岩石探しにみんなが夢中になった日がありました。子どもたちは大変目のつけどころが素晴らしいので、大人なら見逃してしまう色んな石を発見し、「これも岩石だね!」と喜々として石探しをした日のこともよく覚えているのでしょう。
Rちゃんが見つけた不思議なこの石を一緒にしみじみと観察しながら、「化石探しができるといいね・・」という話をしていましたら・・・、次の日の外遊びの時間には、園長室の戸をたたくRちゃんの後ろにはニコニコ顔の女の子の仲間数名が揃って立っているのでした。あとで担任の先生に聞くと、Rちゃんはクラスで化石探しのメンバーをしっかり募っていたとのことでした。
早速、どの辺りで見つけたのかをみんなに教えてもらい、辺りを探すことになりました。気がつくと素早く人数分の竹スコップが並び、一人ずつに割り当てられた採掘場所!には丸印がついていました。そこを掘るのだそうです。何と素早い!あとは掘るのみです。
s-DSC_0175s.jpg
 靴の足跡などではなく、確かに植物の形がくっきりでています。
s-DSC_0165s.jpg s-DSC_0167s.jpg
 けっこう、かたいよ。この土。     まっ黒の土がでてきたよ。    
s-DSC_0168s1.jpg s-DSC_0172s1.jpg
 ここは濃い黄色の土がでてきた。  掘った石は水で洗って板にのせる。
s-DSC_0174s.jpg s-DSC0198s1.jpg
   これに入れてみよう。       いろいろな色の石が出てきたね。 
途中でやってきた男の子は採掘した石をあちらで洗って並べる役目に、こちらでは女の子たちがせっせと固いグランド^^;)を掘る作業が続きました。短い時間でしたが、珍しい岩石に出合えるかもしれない期待で胸躍らせたワクワク楽しいひと時でした。私も幼稚園のグランドを掘ったのは、これが初めてかも知れません^_^。
この北白川をふくむ大文字山~比叡山付近は、約9800年前、もともとの堆積層の下から地中のマグマが上昇し隆起してできた花崗岩の地層からなります。そしてマグマに接したもとの堆積層部分が熱変成してできたホルンフェルス(固い変成岩石)により、大文字側と比叡山側の両側から花崗岩の山が支えられるように保たれている地形となっています。
約1億年前にさかのぼるこの頃は、大型の爬虫類恐竜がもっとも栄えた時代なので、この北白川辺りにも恐竜が闊歩していたのかも知れない・・と想像するととてもロマンがあります。
園外保育で時折たずねる川の辺りでも、数年前に山の学校しぜんクラスのメンバーで、珍しい「褐れん石」を見つけたこともありました。大文字山でも、石英,長石,黒雲母や水晶などが見つけられますし、銀閣寺からの登り口左手には、上記のホルンフェルスの地層がむき出しになっている場所もあります。この辺りは、古代に思いを馳せつつ石に着目して散策してみるのも面白い場所です。
---
本日は、園内通信「お知らせ66」をお出ししました。
内容は、
◇ 「クラスお楽しみ会」で使用するお菓子について
◇ 子どもたちの健康について

2009.12.04

12月4日(金) / 赤もみじ・ハートかめむし・押し葉・園内通信

s-DSC_0140m.jpg
 <イロハモミジ> カエデ科 原産地 日本~中国  別名 イロハカエデ
              学名 Acer palmatum  英名 Japanese maple
     s-DSC_0129f.jpg
              「ふーちゃん、こっち !」
日に日に、2009年締めくくりが近づいています。
今朝は雨上がりの上に朝陽がふりそそぐ、それはそれは美しい朝を迎えました。
 『すごいすごい、ずーっとずーっとつづいているよーー』と、驚き顔で叫ぶのはたけちゃんの声。
 『ほんとだー、ほしぐみまで真っ赤がつづいてるー』
第2グループで真っ先に登園した子どもたちは、上のことりぐみから段下のほしぐみまでが見事なモミジのじゅうたんで一面覆われているのに気づき、嬉しくてしかたのない様子です。
『いっこせんせい、きてきて』とせかされて行くと、そこへ到着したのりこ先生もまたびっくり。次々に通過する子どもたちみんな「うわあ、モミジのじゅうたんだー」「モミジのマットみたーい」と、目に飛び込んでくる真っ赤な光景をそれぞれに上手く表現しながら通過するという楽しいひと時がありました。
------
 ♪最近、子ども達がお庭でよく見つける背中にハートの柄を持ったカメムシを紹介します。
      s-DSC_0077k.jpg
      s-DSC_0031k.jpg
        <エサキモンキツノカメムシ>  ツノカメムシ科
                             学名 Sastragala esakii
ハートかめむしと呼んでいます。
『あっハートがついてる!』と、子どもにとってはお庭で見つける貴重な昆虫。おうちでは、緑や茶色のが出てくるとのこと。子どもと見ている手元の図鑑には、ざっと40種のカメムシが勢揃い。赤黒の縞模様もあればブルーメタリックやグリーンメタリックもあります。こうして見ると、カメムシも結構面白いかも。
また、こんなに寒くなったのにカマキリがいたり、コオロギが潜んでいるのも子どもたちは見逃しません。今日はお昼前に時雨がきたのでさすがに昆虫の姿はそう見当たりませんでしたが、お庭はそれはそれは大変な賑わい。お部屋に戻っていただいたお弁当は、温かくどんなに美味しかったことでしょう。
------
園内の落ち葉があまりに美しいので、多くの子が落ち葉を一枚二枚と集めます。ある時、落ち葉を本の間にはさんで押し花のような押し葉をつくったら素敵ね、など話をしていたら、数日後の朝にほらっと見せてくれたのがこれです。
s-DSC_0116oo.jpg
『せっかくだから紙を車の形にしてタイヤをつけたの』とのこと。年長さんになると、閃きをすぐに作品にしてみる好奇心と実行力が素晴らしいです。
昔、公園のトウカエデがあまりに美しいのでカバンの中から英語辞書を取り出して、赤や黄色のトウカエデをいっぱいはさんだ思い出があります。
自然の美しさ、変化に子どもたちの心が響きキラキラした表情をしているのを見るととても嬉しくなります。今年はあとどのくらいお庭の紅葉の色彩を楽しめるのでしょう。
---
本日は、園内通信「お知らせ65」をお出ししました。
内容は、
◇ 新入園児お招き会出演について
◇ 途中入園のお友だち

2009.11.30

11月30日(月) / メタセコイア・園内通信

s-DSC_0089m.jpg
     <メタセコイア>  スギ科  原産地 中国
                  学名 Metasequoia glyptostroboides
       s-DSC_0111m1.jpg
          紅葉の枝と実 ~実からこぼれ出た種子~
青空に映えるオレンジ色は、このお山で一番大きな「メタセコイア」の木。周辺までいくと紅葉した短い枝と実がたくさん落ちています。春に花が咲いた後、秋にはたくさんの球花(実)がなり、その割れた隙間からは種子がパラパラとおちてきます。
生きた化石とも呼ばれるメタセコイアは、樹形が美しく公園や街路樹として植えられています。
各地で見られるメタセコイアの並木道は、緑の季節、紅葉の季節、冬景色と、オールシーズン素敵です。
---
本日は、園内通信「お知らせ64」(年長児用)をお出ししました。
内容は、
◇ 園長先生との家庭教育相談について

« Previous | Next »