2009.11.20

11月20日(金) / 紅葉の錦 神のまにまに・園内通信

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          < 足元の紅葉 >   埋込瓦の上にも~
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            < 紅葉の合間より南方を望む >
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      『 ほら こんなの!』 女の子たち~ 真っ赤な柿や桜の葉
紅葉たけなわの今日、お庭遊びで年少児の女の子が経営するレストランのスープの中をのぞいて見ると、真っ赤なモミジとサクラがふんわりと浮かんでいました。紅や黄色に包まれたにぎやかな園庭は、実りの秋景色が毎日つづいています。虫かごと図鑑小脇に虫探し(きっと今日も出てくると信じて!)をする子、クヌギあつめに興じる子とともに私もお庭の秋を満喫しました。
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             <埋込瓦の模様がユニーク>
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静かに足元の紅葉を眺めていると、庭の通路の埋込に使っている古瓦(熨斗瓦)にもふと目がいきました。
瓦は今から2800年前に中国で発祥し、日本には仏教伝来(538年)とともに百済から入り飛鳥寺で使用されたのが最初とのこと。当時、瓦は寺院でのみ使用が許され、建立する寺院の近くには窯を作り瓦を焼いたそうです。
神社などでも瓦を埋め込んだ道を見かけることがありますが、道や土塀に瓦を埋め込むこのような技法は日本古来からあったようで、今も土止めの策としても庭づくりに生かせるかも知れません。側面に施された模様がそれぞれ違うのもまた一つの風情で楽しいものです。
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本日は、園内通信「お知らせ63」をお出ししました。
内容は、
◇ 年賀状について
◇ 暖房費について
◇ お弁当の保温について
◇ 現在の子どもたちの健康について
◇ 明日の第4回ふれあいサタデーについて

2009.11.13

11月13日(金) / Pink Rose!・お買い物ごっこ(12日)・園内通信

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先週いただいたピンク色の小花バラ、今とても美しく咲いています。バラが咲いている間は、目にするたびにワクワク嬉しい気持ちになります(*^_^*)。感謝。
以前、バラ苗を園芸店でみていた時に、ブルーローズとして出ているものがありましたが、実際には薄紫系や薄青系をしたバラでした。ブルーの色についてたずねた私に、本来バラには青色の遺伝子がないために深い青色のバラは作ることができないのです・・とお店の方が仰っていました。
現在、目にするバラのほとんどは、世界の野生種のバラ(日本原種のバラも使われています)を品種改良して作られたものですが、今まで不可能と言われてきた青いバラを日本のサントリーがとうとう作出したと先日ニュースになったのをご存じでしょうか。今までは、青い液を茎から吸い上げさせた青色のバラは出回っていましたが、遺伝子組み替え技術を使って、花びらに青の色素を持つ世界初の青バラが出来上がってしまったのは、本当に驚きでした。バラの名前は、アプローズ(喝采)というそうです。
以前に、同じくサントリーが作ったという、レインボーカラーのバラも見ましたが、私個人としては、それはとても悲しい・・気持ちになってしまうバラの姿でした。何もそこまで・・と。サントリーは品種改良をしていろんな花苗の新品種も作っていましたから、とうとう成し遂げたのは確かに技術の勝利、拍手喝采には違いありません。
自然に咲く小さな野生種の野イバラ、そして、香り花びらの形の美しいオールドローズ,イングリッシュローズが私には永遠の憧れのバラです。
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 <お買い物ごっこ> 子どもたちのビッグイベントの様子です~
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年長/おやまのおもちゃ屋さん~でんでん太鼓,ドングリごま,じゃんぴんぐコオロギ,金魚すくい等
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年中/昔ばなしの世界~さるかにがっせん,おむすびころりん他買って遊べるお店が並びます
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年少/こぶたのおいしいれすとらん~お好み焼き,スパゲッティ,ぺろぺろキャンディー,パフェ他
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 招待状,手作りバッグとお金   どれも素晴らしい出来映え   ほのぼの顔のでんでん太鼓
10時スタートで園庭に上がると月ぐみのおもちゃ店がオープン。でんでん太鼓コーナーで「どれにしようかなあ?」と考えていると、すかさず『今、こんなん売れてますけど~!』とすすめられ、ジャンピングこおろぎコーナーでは実演つきのとても丁寧な説明がありました。金魚すくいでは『手をつかってもいいですよぉ~』と優しい声もかかりました。
年中児の開催するゆきぐみの店内は、昔ばなしをテーマに遊べて買えるお店が並びます。今年はお店屋さんが大変積極的で、『亀さん、買って行きませんかぁ~』と声がかかると同時に手もしっかり伸びていたり(お金をもらうための)、ボーリングして行ってくださ~い!と呼び込みがかかりお金をしっかり受け取ってお客さんを並ばせる係りもいたり、私もついついカメラのシャッターを押すのを忘れて楽しんでしまい、いつの間にかボーリング屋さんのメンバーになってしまうほどでした。
年少児は、固定鉄棒前に美味しそうな匂いの漂うレストランが並び、かけつけた時にはすでに売り切れ完売状態。Kちゃんは、『ごめんねぇ~、ゆきぐみさんかつきぐみさんで、何か買ってきてね~』と声かけてくれたり。後半はこぶたのレストランに一番に行き、人気のぺろぺろキャンディーやパフェなども買えました。お金を出したら、さっとお隣の子が品物とおつりを渡してくれる手際の良さ。子どもたちは、コツコツと作り溜めてきた手作りの品を売ったり、お兄さんお姉さんクラスに出かけ「これ、ください」と勇気を出して買っている姿もあり、お部屋で練習してきたように初めてのお店屋ごっこをたっぷり楽しんだ嬉しい一日でした。
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本日は、園内通信「お知らせ61」をお出ししました。
内容は、
◇ 「福音館のおすすめ冬の絵本」のご案内
◇ 現在の子どもたちの健康について

2009.11.06

11月6日(金) / ペンタスとオオスカシバ・フリー参観日・園内通信

                                    「植物園にて」
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    <ペンタス>   アカネ科   原産地 東アフリカ~アラビア
                学名 Pentas lanceolata K. Schum
                別名 Egyptian star flower(エジプシャン スターフラワー)
   <オオスカシバ> スズメガ科  分布 本州,四国,九州,沖縄
                学名 Cephonodes hylas
植物園正門を入ったところに鮮やかに咲いている星形の花はペンタス。花色はピンク,ラベンダー,白などがありますが、これは真っ赤なタイプ。思わずカメラを向けたのは、一匹の可愛いらしい「オオスカシバ」があっちのペンタスこっちのペンタスと嬉しそうに飛び回っていたから。
オオスカシバは、春~秋にかけて花の間でよく見られる昆虫で、鳥のようでもあり、蜂のようにも見えますが、さて一体何なのでしょうか・・・? 実は蛾(ガ)なのです(^_^)。
大型のスズメガの仲間で、翅(はね)が透明なので透翅(スカシバ)と呼ばれます。大方の蛾は夜に活動しますが、これは昼間飛ぶので日常によく見られます。卵からかえった幼虫は、クチナシの葉をモリモリ食べて育ち、終齢幼虫を経て土の中でサナギで越冬し翌年羽化します。
写真は鳥のホバリングのように、静止しながら口吻(こうふん)を伸ばして蜜を吸っているところです。ビロウドのような美しい体は思わずつまんでみたくなります。
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昨日今日の二日間は、秋のフリー参観日でした。朝の登園から降園までのお好きな時間にお好きなシーンを目指して保護者にご来園いただき、お始まり~俳句、保育~お買い物ごっこに向けての取り組み等、外遊び、お弁当、お帰りと、テーマをしぼってご参観いただけたことと存じます。お母さまがいらした嬉しさから普段とは違うクラスのムードも見られたかも知れません。二日目の今日は幸い秋晴れのすがすがしいお天気でしたので、各学年時間差で、外遊びの賑やかな声が響きました。
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本日は、園内通信「お知らせ59」「お知らせ60」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ59」
◇ PHP推薦図書のご案内
◇ 実習生のご紹介
「お知らせ60」
◇ 第4回ふれあいサタデーのご案内

2009.10.29

10月29日(木) / 庭の石蕗(つわぶき)・年長児歯科検診・園内通信

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     <ツワブキ>  キク科   原産地 日本,朝鮮半島,中国
                学名 Farfugium japonicum (L. fil.) Kitam.
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      蹲踞(つくばい)と古いトルコの石像をはめ込んだオブジェ
ツワブキが咲くと、いよいよ季節は冬に向かいます。
丸く緑の濃い葉は蕗に似ていて艶があるからツヤブキ(艶蕗)→ツワブキと呼ばれるように。
葉や根茎には薬効があり、食用、外用に使われます。これは葉が斑入の品種です。
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『年長児歯科検診』
本日は、ヒラノ矯正歯科クリニックより山下和夫先生にお越しいただき、年長児歯科検診を行いました。
各クラス約1時間、一人ずつじっくりと歯の状態(虫歯,咬合,歯列,顎関節,歯垢,歯肉など)をチェックしていただきました。
例年歯科検診のこの日は、お友だちが診てもらっている時間をじっと静かに待つこと、そして検診後は最後のお友だちが終わるまで静かに待つ練習をする日でもあります。少しでも話し声が聞こえると、顎関節の微かな音が聞こえなくなります。数回、注意を受けることはありましたが、両クラスとも大変長い時間を頑張って待つことができたので、終了後は和夫先生からご褒美のマジックをしてもらいました。光るペンを使ったミッキーの不思議マジックは、子どもたちに大好評。例年同じマジックなのですが、何度やってもうけるマジックなのがまた不思議です(^_^)。
先生と交わしたお約束は、①甘いものは一日一回だけにする、そして食べたらすぐに歯をみがくこと。
「これからみんなの歯は抜け替わって大人の歯が生えてくるから、一生使う大切な歯を自分でしっかりとみがくこと」を先生とお約束しました。
本日お子さん用に使用したデンタルミラーとフロスは、お持ち帰りいただきました。診断票は明日お持ち帰りいただきますので、歯科受診の際にご活用下さい。
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本日は、園内通信「お知らせ57」「お知らせ58」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ57」
◇ 園児募集ポスター掲示のお礼など
◇ 住所変更のお友だち
◇ 歯科検診について(年長)
◇ 就学時健康診断の日の“送り”について(年長)
「お知らせ58」
◇フリー参観のご案内

2009.10.26

10月26日(月) / 遅咲き金木犀・園内通信

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   <キンモクセイ>  モクセイ科   中国原産  
                学名 Osmanthus fragrans Lour.aurantiacus Makino
例年なら10月に入ると咲き始めるキンモクセイですが、今年は9月末の早い時期から開花しました。ほとんど花期は過ぎましたが、場所によってはまだ一生懸命咲いている木もあるのです。陽の当たり具合によるのかも知れません。
キンモクセイは、江戸時代に中国の桂林から入ってきた木ですが、桂林の桂は木犀(モクセイ)を意味するそうで、有名な桂林には金木犀の木がたくさん植えられてよい香りを漂わせていたのでしょうか。
そして秋が深まる中、金木犀の次は白花の銀木犀(ギンモクセイ)が少し遅れて咲き出します。小さな頃、少し冷んやりしてきた夕方に、庭の銀木犀の花が夕陽をうけて楚々と咲いている姿を眺めているのがとても好きでした。香りはこの上なく上品な白い香りです。
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本日は、園内通信「お知らせ56」(年長児用)をお出ししました。
内容は、
◇ 就学時健康診断について

2009.10.14

10月14日(水) / パンパスグラス・an exhibition・園内通信

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  <パンパスグラス> イネ科  原産地 南米(アルゼンチン,プラジル)
                学名 Cortaderia selloana Asch. et Graebn.
昨日おいも掘り遠足に行った静原の街道沿いは、ススキがたくさん咲いていてめっきり秋の風情でした。
これは同じくイネ科の植物で、ススキを大型にしたようなパンパスグラス。植物園で初めて見たのですが、その大きさには圧倒されるほどです。原産地アルゼンチンの大草原パンパス平原の名前がつけられています。
直径3~4m、高さは3m以上でとにかく大きく、薄金色にキラキラ輝く花穂をしています。夏から秋にかけて咲きますが、これは一見の価値ありです。
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昨日の遠足につづき、早速園庭では焼き芋の煙が漂っています。お山の奥の「ひみつの森」で集めてきた落ち葉をいっぱい使って、みんなで焼き芋です。先ほど「おいもをどうぞ!」と焼きたてホカホカのお芋が園長室にも届けられました。焼き芋は、明日、明後日と続きます。
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 「昆虫と彼らの愛する草花たち」accessary exhibition~ 10月10日~16日まで
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過日、白川通りにある鄙びたアンティーク屋さんに置いてあった1枚の展示会の葉書が目に入りました。フェルトやビーズで作った可愛い昆虫のアクセサリーのようです。行ってみようかなあ。可愛らしいのでご案内まで。
アクセサリー作家/佐々木弥生さん(http://www.yayoi-mimi.com/)
展示場所/Marilu 左京区一乗寺大新開町14 TEL723-5361
            OPEN13:00 CLOSE19:30
            (http://www.marilu66.com/)
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本日は、園内通信「お知らせ54」をお出ししました。
内容は、
◇ 秋のおいも掘り遠足について
◇ クラス担任との個人面談について
◇ 進学小学校調べ(月ぐみ)

2009.10.09

10月9日(金) / 杜鵑草(ホトトギス)・園内通信

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      <ホトトギス>  ユリ科   原産地 日本
                  学名 Tricyrtis hirta (Thunb.) Hook.
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今年もまた咲いてくれたホトトギス。白地に紫色の斑点で、真ん中に突起状の部分がありユニークな形です。名前の由来は、紫色の斑点が鳥のホトトギスの胸の斑点に似ていることから名付けられました。
ホトトギスと言えば、年長児が覚える俳句に、「目には青葉 山時鳥(ヤマホトトギス) 初鰹」(素堂)の句があります。そして、小さな頃に父がよく口ずさんでいた歌~「卯の花のにおう垣根に、ホトトギス早も来鳴きて…」という唱歌がとても懐かしいです。
ホトトギスは、5月半ばに日本にきて夏を知らせる鳥で、卯の花(ウツギの花)が咲く田植えの季節には“田植鳥”と呼ばれるほどよく鳴いています。ホトトギスの咲くちょうど今頃にさえずってくれるとピッタリなのですけれど・・・。
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本日は、園内通信「お知らせ53」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ おいも掘り遠足延期日程など
◇ 左京地区父親セミナー再募集について

2009.10.05

10月5日(月) / 酔芙蓉(スイフヨウ)・第60回運動会をふり返って

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     <スイフヨウ>  アオイ科   原産地 中国,日本
                 学名 Hibiscus mutabilis L. ’Versicolor ’
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お散歩をしていると、この時季よく目にするのは柔らかな色合いのスイフヨウ。ふんわりと優しい印象の花です。
ムクゲ(木槿)やハイビスカスと同じアオイ科の植物ですが、朝方は白かった花が時間が経つにつれ淡いピンク色~濃いピンク色になり、そしてその日のうちに散ってしまう一日花。
酔いがまわって頬に赤味がさしてくるのに例えられた名前ですが、なかには白い色が変化しない種類もあります。これは夕方5時頃に撮したものなので、きっと酔わない白花のタイプでしょう。
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昨日はこの上ない天候に恵まれて、また多くの方々のご協力ご支援をいただき第60回運動会を滞りなく行うことができました。澄んだ青空に、赤帽白帽を被った子ども達のキラキラした笑顔が輝く素晴らしい一日であったことを心から嬉しく思い返しております。
朝早くからご協力いただきました大勢の役員のお父さま方、そして誘導係や母子競技にご参加下さいましたお母さま方、またお孫さんとの競技にご出場下さいましたお祖父さまお祖母さま方、ご来賓の皆さま、設備準備等にお力添えを下さいました業者の方々皆さまに心より御礼申し上げます。
子ども達にとっては、9月からの日々の練習の積み重ねにより、更に成長した姿をご家族の方々に見ていただき、褒めていただくことのできた誇らしい発表会となりました。
園児単独の種目だけでも、旗体操,お遊戯,徒競走,クラス対抗リレー等たくさんに取り組みました。
ツクツクボウシの声が響く9月残暑の中を、額を汗いっぱいにしての練習が進んでいくと、勝ち負けに対する喜びや悔しさが芽生えてきて涙を流すこともありました。また、クラスのために自分が力いっぱい頑張ればいい、という大きな気持ちを持てるようになったことも成長だと思います。
各学年母子競技では、いつも支えて下さる大好きなお母さまと一緒に競技に出場し、大きくなっても心に残るよい思い出となったことでしょう。
見事に首尾よく動かれるお父さま役員のお働きは勿論、グランド上で競技する子ども達を間近で見守られる眼差しがどのお父さまも大変優しく温かいのが印象的でした。「子どもを包むご家庭のすべては、この力強く温かな笑顔に支えられている」と確信する思いで、皆さまの様子を拝見しつつマイクを握っておりました。
最後の閉会式で、クラス担任からお首にご褒美の金メダルをかけてもらった子ども達は、一人一人が一等賞、ピカピカ輝く笑顔でした。
今回の運動会の経験が、子ども達の更なる成長の糧となりますよう祈りたいと思います。

2009.09.30

9月30日(水) / 山茱萸(サンシュユ)・園内通信

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     <サンシュユ>  ミズキ科  原産地 中国,朝鮮半島  
                 学名 Cornus officinalis Sieb. et Zucc.
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            樹高6~7メートルほどのサンシュユの木
春(3~4月頃)に植物園に行くと、クスノキ並木の中ほどに、黄色い花を枝いっぱいにつけた木が見られます。サンシュユの木ですが、先日同じ場所に行くと、グミのような鮮やかな赤い実がいっぱい成っていました。別名を「秋珊瑚」とも呼ぶようですが、なるほどとうなずける明るい色です。
サンシュユは日本には薬用植物として江戸時代に入りましたが、果実は果実酒にできて、また干したものは漢方で滋養強壮薬として使われ、体の冷えを取って体を温める作用があるようです。簡単に飲めるサンシュユのエキス剤もあり、飲むとポカポカとしてきて体の冷えが取れていくそうです。特に女性にとっては有り難いものかも知れません。一度試してみたいものです。
ミズキ科ですから、ハナミズキなどとも同じ仲間の植物です。
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昨日は、左京南部の天気予報「弱雨」と出ていたものの、お山の上からの西空の雲行きも幾分明るさが続いていたために、予定通り総合練習に向かいました。途中、雨がぱらついたためお迎えのお問い合わせを十件ほどいただきましたが、公園でお弁当もいただき体調が大きく変化する子もなく解散の流れとなりました。
現在園内では、発熱や体調の調整で大事をとってお休みされる方は僅かにいらっしゃいますが、全体的にはみんな元気に登園しています。
園庭で運動会の練習を行い、続いてたっぷりと外遊びを楽しんで発散したあとは、手洗いうがいを十分にしてお弁当です。
思いっきり走りまわって遊んだ興奮もあり、しばらく食欲が出ないなどお昼くらいに体調が変わることがあります。お熱を計ってみると、平熱からプラス一度ほど体温が上がっていたりします。でも、しばらく落ち着いてお弁当をゆっくり食べ出してみると、副交感神経が働いて元の体温にすっと戻り、その後はいつもと変わりない体調に戻ります。特に3才児は、体温の調整などがまだ難しい年齢でもあるので、一人ずつの普段の様子をきめ細かく見守れるよう、ご家庭との連携を取っていきたいと思います。
子どもたちの毎朝の登園後は、まず手洗い,うがいを十分に実施しています。自分のコップが使えない時には、各クラスに備えた使い捨て紙コップを使っています。クラス内の窓は常に開け放して空気が一カ所に充満せずに流れるようにして過ごしています。保育中にも、手洗い,うがいは頻回に行うよう心がけていますが、お家に戻られてからも十分に休養をお取り下さい。体調に変化があった場合は、園までご連絡下さいますようお願いします。
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本日は、園内通信「お知らせ50」「お知らせ51」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ50」
◇ 運動会(10月4日)のご案内 別紙あり
「お知らせ51」
◇ 秋の遠足(10月9日)のお知らせ

2009.09.18

9月18日(金) / 山萩・園内通信

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     <ヤマハギ> マメ科  原産地 日本,中国,朝鮮半島
                学名 Lespedeza bicolor Turcz.
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思わず手を合わせたくなるほど爽やかな秋空のもと、お山のあちこちは萩の花が美しく映えます。目立たない小さな花の集まりですが、垂れ下がるように咲く姿が風にゆれとても風情があります。萩の名所をゆっくり訪ねたくなります。
そんな中、近頃ちょっと素敵な鳥のさえずりも時折聞こえてきます。それは、通称「雨鳴き鳥(あめなきどり)」と昔に教わったまま、実際にはどのような鳥かは知りませんでした。ようやく、~鳥のさえずりサイト~で探したところ、どうやら「イカル(斑鳩)」という鳥のようでした。文鳥のようにはっきりとした色で大きい鳥です。先日、小雨が降りだした時にも鳴いていました。雨が好きなのかも知れません。
聞きなし(鳥のさえずりを人間の言葉にして当てはめたもの)では、「ツキヒホシ(月、日、星)」や「イカルコキー」と鳴いていると表現されています。面白いことに、確かにそのようにさえずっているようにも聞こえます。
夜になると虫の音がお山一面に心地よく響いています。季節の便りに静かに耳を傾けるのが嬉しいこの頃です。
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運動会役員、誘導係、各種競技につきましては、本日までに多くのお申込をいただき有り難うございました。再募集の競技は、24日までにお申込みをお願いします。
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本日は、園内通信「お知らせ48」「お知らせ49」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ48」
◇ 母子競技について
◇ 再募集について
「お知らせ49」
◇ 運動会 総合練習日程など
◇ お誕生会日程変更について
◇ 今月末お帳面のお預かりについて

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