2009.04.24

4月24日(金) / モミ・ヒマラヤスギ・園内通信

s-DSC_0032m.jpg s-DSC_0028h.jpg
 <モミ> マツ科 学名 Abies firma Abies   <ヒマラヤスギ> マツ科 学名 Cedrus deodara
ヤマブキの花もほぼ咲き終わり、木々の新緑が目に飛び込んでくる季節に入りました。お山に数本あるクスノキが、毎日どっさりとオレンジ色や黄色の春落ち葉を落としていたのがようやく一段落した今、常緑針葉樹のモミやヒマラヤスギの葉先には、見るからに柔らかそうな新芽が芽吹いています。
ヒマラヤスギで思い出すのは、私の通っていた幼稚園にあったヒマラヤスギの大木。鬼ごっこでその周囲を走りまわったり、陣地の場所に決めたりしていましたが、傍らいつも私たちや幼稚園を見守ってくれているような、身近でありながらも大変威厳を持った存在だと感じていたことが思い出されます。
モミも、ドイツトウヒとともにクリスマスツリーの木として有名ですが、常緑樹でありながら春の新芽の柔らかさと黄緑色の鮮やかさは、またとても見事です。
---
本日は、園内通信「お知らせ12」と**園児の健康について**をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 電話連絡テストを終えて
◇ 園児の健康管理に関して

2009.04.20

4月20日(月) / セイヨウタンポポ・園内通信

s-DSC_0008t.jpg
    <セイヨウタンポポ>   キク科  ヨーロッパ原産
                     学名 Taraxacum officinale Weber
                  s-DSC_0003t.jpg
タンポポと言えば、だいたい外国からやってきたこの「セイヨウタンポポ」を指しています。お山の中のあちこちに、また白川通り沿いにもこの黄色のタンポポをよく目にする時季です。
セイヨウタンポポの特徴は、花の下の総苞片が下向きに反り返っているところ。もともと日本に生えていた在来種のカンサイタンポポやカントウタンポポなどは、総苞片は開かずに上向きに花に沿うようについています。昔ながらの田畑や神社の境内などには、今も日本のタンポポが見られます。タンポポと言っても白花のシロバナタンポポなど他ざっと40種類ほどもありますが、お散歩をしながらタンポポを見つけたら、セイヨウタンポポかな?日本のタンポポかな?と、確かめてみるのも楽しいです。
ヨーロッパでは、食料として育てられたタンポポ。もしたくさん採れたら、葉をお浸しや胡麻和えなどにするとほろ苦く美味しい一品ができます。また、花や葉をよく洗ってグリーンサラダに混ぜてもよいし、根も火を通して食べられます。
---
本日は、園内通信「お知らせ10」をお持ち帰りいただきます。
内容は、
◇ ミニミニ幼稚園ポスターお持ち帰りについて
◇ 写真袋お持ち帰りについて
◇ 雨の日の靴下ご持参のお願い
◇ 園オリジナルレインコートについて
◇ 課外教室入会お申込など

2009.04.13

4月13日(月) / シダレザクラ・園内通信

s-DSC_0240s.jpg
    <枝垂れ桜>  バラ科  別名 イトザクラ
               学名 Prunus pendula Maxim. f. pendula
                     s-DSC_0241s.jpg
今年も園庭のシダレザクラがよく咲きました。6年前に記念植樹をしたまだ幼木ですが、お庭で遊ぶ子どもたちを見守りながら年々少しずつ大きくなっています。
園内のソメイヨシノに目をやると、早、花びらは落ちて黄緑色の葉が出てきました。すっかり花びらが散ってしまったあとは萼が落ち、最後に赤い実が少しずつふくらんで落ちてくる頃になると、子どもたちも大分新しい環境に馴染んでいることでしょう。
明日は、今日に続き2日目の園庭めぐりですが、あいにくの雨模様となりそうです。今週16日まではまだ午前保育なのであまり時間的なゆとりが持てません。でも、お天気のよい日は少しでも時間を見つけてお日様のもとで遊べたらと話し合っています。
---
本日は、園内通信「お知らせ5」「お知らせ6」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ5」
◇ 送り迎えの様子について
◇ お弁当について(17日~)
◇ 課外教室について 
「お知らせ6」
◇ 保護者会のご案内
◇ ちまき(子どもの日)お持ち帰りについて
◇ ひねもす教室生徒募集について

2009.04.09

4月9日(木) / ソメイヨシノ・新学期スタート・園内通信

s-DSC_0236s.jpg
 <ソメイヨシノ(染井吉野)>  バラ科   原産地 日本 
                    学名 Cerasus x yedoensis (Matsum.) A.V.Vassil.
春休みから咲き始めたお山の桜も、今週に入り満開を迎えています。この種は普通によく見かける桜ですが、葉が出る前から淡ピンク色の五弁花を咲かせてくれます。葉を塩漬けにして桜餅に使用する「オオシマザクラ」と、「エドヒガン」の雑種で、明治時代に染井(東京)から全国へ広まりました。
このお山では、メジロやヒヨドリなどくちばしの細い鳥たちが桜の花の蜜を吸っている姿を見ることがありますが、スズメはくちばしが太いので蜜を吸うことはできません。桜の下を歩いていると、花が一輪ごとポトリと落ちているのを見かけるのですが、大抵は、スズメが花の根もとからくちばしでちぎったものです。ちぎってから、後に残る花の元にある子房の蜜をなめるようです。
また、桜と言えば、満開が過ぎた頃の夜、桜の下を通ると素晴らしい香りが漂っていることに気づくことがあり思わず感激することがあります。それは何とも言えない甘くてパウダリーな香りで、これが桜の香りなのだと思わされます。これは、色んな桜の芳香成分が混ざった香りのようです。
---
今週7日の在園児始業式,昨日は入園式を終え、いよいよ本日から歩いての送り迎えが始まりました。ほぼ9時頃には各グループともお山の上に到着し、小さい組さんは年中年長組のお兄さんお姉さんの真ん中でしっかり手をつないでもらったままお部屋まで連れてもらいます。
登園一日目だけど、長い距離を自分の力で歩いてきたという達成感もあるためか、足元の新しいお靴を誇らしげに指さして見せてくれる女の子もいました。自分のお部屋に入ると、刺繍の目印のついた上靴と交換して大切そうに靴箱に納める姿がありました。
朝の各グループお迎えの先生とクラスの先生のお顔をしっかり覚えて、日に日に園生活に慣れていかれるよう願っています。
---
本日は、園内通信「お知らせ3」と連絡カードをお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 連絡カードの使用について
◇ 用園児のための総合保障制度のご案内(年少児対象)持ち帰り
◇ 送りグループ変更について

2009.03.18

3月18日(水) / 卒園式,新入園児保護者会を終えて~

s-DSC_0169s.jpg
ようやく温かな春の陽射に心が和む日々となりました。園は、3学期を見送った後、新入園児保護者会を終え、来る4月からの新年度準備に入っている今日この頃です。
振り返ると、14日(土)卒園式は前日からあいにく雨模様でしたが、お昼頃には春の光が差し込む嬉しい天気となりました。午前中の卒園式で、背中をピンと伸ばして保育証書を受け取る姿は、全員が本当に凛々しく立派な姿でした。保護者の皆さまも同じ思いで見守って下さったことと存じます。その後の卒園記念写真は、あいにく雨が上がる前でしたので、大勢で室内での撮影となりました。ご協力有り難うございました。
ゆきぐみに特設された“お山のレストラン”での楽しい昼食会のあと、続く卒園記念謝恩会では、お母さま方からのリズムバンドやお遊戯のプレゼントなどで賑わい、思い出に残る楽しいひとときでした。
念入りに準備を重ねられた真剣な演奏は、子どもたちもよく知っている楽器の他に、ギターやフルートも仲間入りして少し大人っぽい雰囲気も漂う素敵なものでした。幕が閉じるとともに、子どもたちからも「すごーい!」と思わず歓声が上がったほどでした。歌を歌いながら全員で体を動かした体操も、リズムにのって楽しく、またクイズやマジックなどの楽しい出し物も続きました。
お心づくしの会に心から感謝しつつ、子どもたち一人一人を眺めながら、あまりにも早く過ぎ去ったように感じる三年間の思い出を振り返ったり、一人ずつが絵に描いた「将来の夢」に向かって歩む姿に思いを馳せたり、幸せな時間を過ごさせていただきました。会の締めくくりに保護者代表の方より頂いたお言葉は、この先大切に胸に留め、今後も太郎先生ともども精進していくための糧にさせていただきたいと思います。
会を催して下さったお母さま方と、いつも温かく見守りご協力下さいましたお父さま方に、心からお礼を申し上げます。
s-DSC_0172s.jpg
   <ありがとう!子どもたちからもらった花束が満開に/花束贈呈>

2009.03.13

3月13日(金) / シロバナジンチョウゲ・園内通信

s-DSC_0161z.jpg
    <白花沈丁花>  ジンチョウゲ科   原産地 中国~ヒマラヤ
                 学名 Daphne odora Thunb.
園内の草木の芽も少しずつほころび、すでに春の準備を済ませている様子が見られます。風の中で遠くを見ながらたたずんでいると、よい香りが漂います。先に目をやると、このシロバナジンチョウゲが目に入りました。とても魅力的な香りです。思わず枝を数本もらって、花瓶に飾りました。
---
本日は、園内通信「お知らせ78」(年少・年中児用)をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 1学期始業式について ほか 
◇ 保育用品追加注文用紙 など 

2009.03.11

3月11日(水) / アセビ・園内通信

s-DSC_0120as.jpg
   <アセビ(馬酔木)>  ツツジ科   原産地 日本
                  学名  Pieris japonica (Thunb.) D. Don
          s-DSC_0122as.jpg
                  アセビの果実
2月下旬~3月下旬にかけて咲く、日本人には昔から親しみのある花木です。学名にjaponicaとあるように、万葉集にも登場する日本古来の花。スズランより小さい釣鐘型の可愛らしい小花が密集して咲いているので、この時季にはあちこちで目にすることができます。
花や葉には有毒成分があり、この木を馬が食べてしびれてしまったことから馬酔木(あしび)とも呼ばれます。果実も枝に残っていました。
---
本日は、園内通信「お知らせ76」(年長児用),「お知らせ77」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ76」
◇ 卒園式のご案内
「お知らせ77」
◇ 書道教室作品展のお知らせ
◇ 諸連絡
◇ お引っ越しのお友だちのご紹介
◇ 絵本カードについて
◇ 1年間の「絵のアルバム」について
◇ 「3学期生活発表会ビデオ」について
◇ 下鴨警察よりアンケートのお願い

2009.03.06

3月6日(金) / フクジュソウ・園内通信

s-DSC_0138f.jpg
      <福寿草>  キンポウゲ科   原産地 日本、東アジア
                学名 Adonis ramosa Franch.
子どもたちの大好きなうた「カレンダーマーチ」の歌詞の中にも、・・・にがつの にわには ふくじゅそう・・・と謡っているように、フクジュソウは春を告げる黄色い花、別名は元日草(がんじつそう)とも呼ばれます。1月~3月、特に自然界では3月に開花する可愛らしい花ですが、種子~開花までには何と5年もかかる耐寒性多年草で、キンポウゲ科のため特に根に多くの毒を持っています。
パッと花が勢いよく開いたところを撮りたかったのですが、どの花びらもほぼ半開きの開花なのは曇り空だからでした。大変光に敏感に左右される花なので、陽射しが当たるとすぐに大きく開花するようです。絶滅危惧種にも入っているため、大切にしたい花でもあります。
また、学名Adonisはギリシャ神話に由来し、猪に殺されたアドニスの死を悲しむ女神アフロディーテの涙と少年の血から生まれたのがフクジュソウと言われています。そう言えば、日本ではフクジュソウと言えば当然のように黄色ですが、ヨーロッパのフクジュソウは赤系(オレンジ系)があります。
---
本日は、園内通信「お知らせ75」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 在園児の新年度保育用品代について
◇ クラスお別れ会でのお菓子について
◇ 3学期終了式
◇ 春休み
◇ 今月の絵本貸し出しについて
◇ 3学期活動写真について ほか

2009.03.02

3月2日(月) / 明日は桃の節句・園内通信

s-DSC_0102.jpg
   <お内裏さまとお雛さま>
 今年も3月3日雛祭りがやってきます。雛祭りは桃の節句とも呼ばれ、昔から桃の花や白酒などと共に雛飾りをする習慣があります。その昔、災いなどを人形(ひとがた)にして川へ流す風習があり、それが雛人形の起源となっているそうです。ですから、雛人形は、女の子の誕生を初節句でお祝いした後、その子の成長を見守りながら厄を受け取ってくださる有り難いお守りのような存在でもあるわけです。
 毎年、お雛さまを箱から出し入れするのはとても楽しみである一方、取り扱いやお天気に気を遣わねばならない作業でもあります。私の場合、小さな頃に母と一緒に一体ずつお飾りをしていくのは、とても特別な気持ちで嬉しかった思い出があります。そして、大勢のお雛さま方が、私を見守って下さっているという、漠然としたものですが何だかとても嬉しく有り難い気持ちを持っていたことも覚えているものです。
 お雛さまを出すのも片づけるのも、「手を洗ってから」とか「お顔は触らないで」など、お子さんとお約束を決めて、大きくなってからも嬉しい思い出が残る桃の節句の時季をどうぞお過ごし下さい。
 明日は、園より「雛菓子」をお土産にお持ち帰りいただきます。
~うれしいひなまつり~
あかりをつけましょ ぼんぼりに
おはなをあげましょ もものはな
5にんばやしの ふえだいこ
きょうは たのしいひなまつり
おだいりさまと おひなさま
ふたりならんで すましがお
およめにいらした ねえさまに
よくにたかんじょの しろいかお
きんのびょうぶに うつるひを
かしかにゆする はるのかぜ
すこし しろざけめされたか
あかいおかおの うだいじん
きものをきかえて おびしめて
きょうはわたしも はれすがた
はるのやよいの このよきひ
なによりうれしい ひなまつり
---
本日は、園内通信「お知らせ74」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 退職の先生のお知らせ
◇ 努力賞お渡しについて
◇ つき組ビデオ撮影について
◇ つき組“卒園大文字登山”について補足
◇ 平成21年度プラン総合保障制度のご案内
◇ 3学期ビデオ申込について  ほか

2009.02.23

2月23日(月) /  lovely rose !! ・園内通信

s-DSC_0082r.jpg
             <薔薇と緑のアレンジメント>
雪が雨に変わり、氷が融けて水になる頃~という意味で、ちょうど今の季節は「雨水」の中候。なるほど、昨夜は一晩中絶えず雨が降っていましたし、今朝の朝刊の週間天気予報は傘マークがずらり・・・。
お帰りの時、やっと雨が上がったので思わず空を仰いでいると、お天気に詳しい年長児の女の子Rちゃんがやってきて、『でも今週はまだずっと雨が降るらしいよ!』と教えてくれるのでした。まだまだ、ウールのセーターが手放せませんね。薄着でうっかり冷えてもいけませんから、今暫くは気が抜けません。
そんな時季、目にぱっと入る鮮やかな花の色と香りは、心を明るく励ましてくれるようです。これは頂戴したものですが、このフローリストショッププーゼさん(お花屋さん)は、いつか寺町を市役所近くまでぶらりと下がっているときに見つけたとても素敵なお店です。藤井大丸の中にも、小さなコーナーがあります。
---
本日は、年中組さんのおうた,リズムバンドの舞台げいこでした。いよいよリハーサルを明日と明後日にひかえ、今日はどちらのクラスも力一杯演奏しました。
おうたは大きなお口を開けてしっかり歌えましたし、リズム演奏では、「タウタウ ストスト」(タはタンバリン、ウはウッドストック、スはスズ、トはトライアングル)や「ウチウチ ソトソト」等、楽器の演奏順の覚え方があるのですが、それを声に出してつぶやきながらの演奏も聞こえてきて、クラスみんなで一生懸命に練習を重ねてきた努力のあとがそのまま見えるような、大変微笑ましいリズムバンドの発表でした。
---
本日は、園内通信「お知らせ72」「お知らせ73(年長児用)」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ72」
◇3学期生活発表会のご案内
◇住所変更のお友だち
「お知らせ73」 
◇年長児“卒園大文字登山”について

« Previous | Next »