2007.10.04

10月4日(木) / ノブドウの果実・足の先までメタリック!・園内通信

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   <ノブドウ>  ブドウ科 学名 Ampelopsis brevipedunculata
お山の中腹にあるノブドウの実。葉はブドウ科の葉の形そのものですが、どこかヤブガラシにも似ています。今春に出たこのノブドウの新芽は、ヒメコガネ(コガネムシの仲間)や何かの幼虫が食べ尽くしてしまい、見る見る枝だけの無惨な姿になっていました。しかし、夏にはまた青々とした葉や蔓が伸び花が咲いて、この秋にはところどころにブルー,紫系の綺麗な実が成りました。山ブドウとは違い、この実は食べられません。
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今日は爽やかな一日でした。年長,年少クラスは、昨日,今日と“おだんご作り”をして楽しみました。自分の手で丸めた白く可愛らしいおだんごを、みたらしあんやゴマ,きなこをまぶしてみんなペロリと食べてしまったようです。子どもたち,先生から園長室にも届けられ、特製のおだんごを美味しくお腹いっぱいいただきました。
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お外遊びでは、15㎝ほどはあるジャンボサイズの“ショウリョウバッタ”や“オオカマキリ”が、園舎の壁やサツキ畑などあちらこちらに出没したので、虫かごを持った子どもたちは懸命に追いかけていました。特に年少児に人気のダンゴムシ(冬が近づくとほとんど見られなくなる)は勿論のこと、みんな素手でいろんな虫を捕まえることができます。ビッグサイズのショウリョウバッタを見つけた子から順に、手の平にのせたりつかんでみたり、ケースに入れて前から横からのぞいてみたり、それぞれ納得がいくだけ観察をしたらみんなで草間へ放してあげました。今日のショウリョウバッタの大きさには、私も大変驚きました。
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    【触角や足の先までメタリックカラーのこれはなに?】           (こたえ↓)
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              獲物をつかまえるポーズ ↓
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きれいな砂地に住み、人間が歩く前を先に先にと進んでいく“ハンミョウ”はみんなよく知っている昆虫で、子ども図鑑にも必ず載っています。タマムシも夏場には時折お庭に出てくる美しい色をした昆虫ですが、このハンミョウもカラフルさでは負けていません。夏休み中も、たくさんのハンミョウが石段を飛び交っていましたが、動きがあまりに早く、とまってもすぐに飛んでしまうためにじっくり観察するのは殆ど無理かと思っていました。
昨日の午後、偶然目にしたハンミョウは、心持ちゆっくりと動いて何かを探しているような様子。また、こんな間近にハンミョウが見られたのも初めてでした。子どもの頃には赤山神社の境内でよく見かけ、カラフルで綺麗だけど、何だかせわしなく飛び回るムシだなあという印象がありました。
早速カメラを向けると、しばらくじっと静止してくれます。撮り終えると、また動き出します。こちらもまたそっと近づいてカメラを向けると、今度はキラキラした前足で頭や体をきれいにグルーミングして見せてくれます。ポーズをとっているようにも思えます。ネコの毛づくろいと同じように、カマキリやバッタの仲間もこの動きをよくするのでユニークです。最後は、立ち上がって獲物を探すポーズも見せてくれました。
ハンミョウは肉食性。大あごが発達しているので、獲物を捕まえて食べます。
一方これは、羽化したばかりの可愛い子どもハンミョウだったのかも知れません。 (こたえ→はんみょう)
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本日は、園内通信「お知らせ55」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 秋のおいもほり遠足のお知らせ
◇ 途中入園のお友だちのご紹介
◇ 左京地区家庭教育セミナーのご案内
◇ 年長児クラス踏水会参加費用について

2007.10.01

10月1日(月) / What a lovely rose !! ・ カマキリが卵を産んでたよ!・園内通信

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  <赤,ピンク,白,コーラル,淡ピンク,淡イエローなどなど、
                        色とりどりの美しいバラ> 感謝!
バラは、その美しさ,香り,バラ水や香油などの効用,トゲまでもが魅力となり、人々に愛され続けている麗しい花です。今も次々に新しい品種が生み出されていますが、原初のバラは今から約7000万年前、白亜紀末頃に、ヒマラヤ山系のどこかで最初のバラが咲き始めたのではないかと考えられています。そこから世界中に分布して広がり、それぞれの環境に適した性質に変化していきました。
実際の有史に登場するのは、紀元前2600年頃。メソポタミアに実在した最古の都市ウルクの王ギルガメシュの神話『ギルガメシュ叙事詩』の中に、バラの花の美しさ,トゲについて記されているそうです。
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    【ハラビロカマキリの産卵の様子】  一昨日9月29日夕方
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                <産卵はじめ>
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<産卵後、乾燥したら褐色に> <ずっと卵を見守るカマキリのお母さん>
一昨日の夕方、ドイツトウヒの中の落ち葉を拾っていたら何と!その横でカマキリのお母さんが卵を産んでいる最中に遭遇しました。実は先日も、目の前でふわふわと飛んでいたクロアゲハがカラタチの枝にとまり、ちょうど産卵するシーンを見せてもらったところでしたので、またこんな貴重な場面を見せてもらえるなんて!と、突然の出来事に思わず急ぎ足でカメラを取りに戻ったのでした。
前ばねの左右に白い点々が見えますから、これは「ハラビロカマキリ」。低木の上によくいて、体の幅が案外広く褐色をしたものもいます。
長い間かかって産卵を終えたら、すっかりお母さんカマキリのお腹はぺたんこになっていました。それから丸二日、今日の夕方まで卵を大事そうに見守るように周辺をゆっくりゆっくりと動いていました。しかも昨日は一日中雨でした。今日の日中は、そんな様子を外遊びの子どもたちも観察していましたが、先ほど、お母さんカマキリの姿はついに見えなくなりました。
お腹の中の大切な命をこの世に残し、安全を見届けてから姿を消したカマキリのお母さん。昆虫にも備わっている子を守る尊い姿を見たように思います。これから涼しくなります。卵で越冬し、来年の初夏にはきっとたくさんの子カマキリが羽化することでしょう。
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本日は、園内通信「お知らせ54」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 運動会の延期について
◇ 役員,誘導係のお申し込み・競技参加について

2007.09.27

9月27日(木) / ノイバラの実・遊びのあと・園内通信

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      <ノイバラの果実>  バラ科  学名 Rosa multiflora
今年の5月半ば、ここには白い可愛らしい日本原産のノイバラ“ロサ・ムルティフロラ”が甘くやさしい香りを漂わせ満開に咲いていました。最近ふと見ると、花のあとには、緑色の営実(ローズヒップ)がたくさんできていました。これもやがて、赤い実になります。
ノイバラは約10種類ほどありますが、ビタミンCが大変豊富で美容にもよいと言われ、ローズヒップティーに一番利用されるのはヨーロッパ原産の“ロサ・カニナ”という種類です。オレンジがかった赤い卵形をした果実です。
我が家では、チリ産のローズヒップ(チリは、ローズヒップ世界シェアのほとんどを占める)を果肉とパウダーをブレンドして大瓶で保存し、温かいハーブティーにしていただきます。カップに大さじ一杯強ほどを入れ、熱湯を注いで十分に色が出たら、ハチミツを加えます。少々酸味のあるローズヒップティーは、確かにビタミンがたっぷり摂れそうです。これから涼しくなる季節には、とてもおすすめです。カップに残った果実は、そのまま食べられます。
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   【お外遊びが終わり、子どもたちがお部屋に入ったあとには・・・!】
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今日は上終公園での総合練習のため、全園児が10時前に園を出発。この約1ケ月を振り返ると、厳しい残暑の中を子どもたちはそれぞれに力いっぱい各競技の練習に取り組んできました。いよいよあと2日で、お楽しみの運動会がやってきます。
9月の練習の合間の外遊びでは、夏を惜しむツクツクボウシの声を聞きながら、思い思いの遊びをエンジョイしていました。ある日ふと見ると、色とりどりの落ち葉が園内の溝に沿って点々と並べてあるのに気づきました。誰があそんでいたのでしょう?子どもたちは遊びを発見する天才ですが、こんなに素敵な飾りを見たのは初めて。年長児さんたちかな!30日の日曜日は、よいお天気に恵まれて、きっと楽しい運動会ができますように・・・。
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本日は、園内通信「お知らせ53」・運動会にあたってのお願い・園長だより4をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 運動会(9月30日 於/北白川小学校)のご案内
◇ 役員・誘導係のご協力,各種競技参加出場の確認について
◇ 絵本の貸し出しについて(今月末よりスタート)

2007.09.21

9月21日(金) / 紫式部・美しいお干菓子・園内通信

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  <ムラサキシキブ>  クマツヅラ科   原産 日本
                 学名 Callicarpa japonica
                    (Callicarpaは、ギリシャ語で「美しい実」の意)
夏の間、淡紫色のたくさんの花をつけていた「ムラサキシキブ」。これは、娘が幼稚園の頃に園芸店で見かけ、一株だけ購入して一緒に植えた木です。場所が場所だけにそう大きくはならず、しかし毎年必ず紫色の美しい実をつけてくれます。平安時代の紫式部を連想してつけられた名とのこと。よく似た種類に、山に自生する「ヤブムラサキ」、実がムラサキシキブよりもボール状につく「コムラサキ」、そして異変種の「シロシキブ(白式部)」などがあります。
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          【園の賑わい】 祇園 鍵善さんのお干菓子
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秋の気配を感じると、ほっと温かいお茶に甘いお菓子がいただきたくなります。昨日はお彼岸の入りでしたので“おはぎ”をいただきました。おはぎは、小豆の粒をこの季節に咲く萩の花に見立てたものだそうですが、確かに毎年この時季になると、園内のあちらこちらに萩の花が可愛らしく咲いています。
和菓子の世界はとても深く美しく、ひとつ一つのお菓子の奥にある京都の歴史,文化,知恵に触れられるその芸術品としての素晴らしさに感動します。
お干菓子と言えば、個人的には来客時などに銘々皿の和菓子の横に飾ったり、昔、茶道のおけいこの時によくお茶請けに使われていました。お干菓子には幾つもの種類があり、四季折々の植物がかたどられた一つずつを手の平にのせて、愛でながら楽しめるお菓子だと思います。
桜,青楓,流水,桔梗,菊,どんぐり,すすきなど・・・。箱の中に賑々しく描かれた自然植物の絵の詰め合わせのようにも見えます。落雁(←らくがん。餅米が原料の極みじん粉に、砂糖,蜜を入れ木型で抜いてつくる)・和三盆(←わさんぼん。香川県,徳島県で伝統的に生産とれている砂糖の一種。製造工程が複雑で製造時期も限られる為、最も高価な砂糖)・干錦玉(←ほしきんぎょく。寒天を使った外はカリッと中身はゼリー状のみずみずしいお菓子)・生砂糖(←きざと。寒梅粉という細かな粉に砂糖と蜜を合わせて練り型抜きをする。薄いため、イチョウや松葉などの葉ものがよくつくられる)などなど、それぞれに違ったお味と食感があります。いつまでも眺めていたい美しさです。
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本日は、園内通信「お知らせ52」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 運動会母子競技について
◇ 役員・誘導係の再募集のお願い
◇ 総合練習について
◇ 今月末のお帳面のお預かりについて

2007.09.19

9月19日(水) / 栗の実が落ちてたよ・園内通信

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     <栗> ブナ科  原産地 日本  開花期 6月 
           学名 Castanea crenata
               (Castanea=クリ属 ギリシャ語の栗castanaが語源, crenata=円鋸歯状の)
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            <幼稚園の下 山の学校にある大きな栗の木>
実りの秋。見渡せばいろいろな果実がなる季節です。子どもたちは、帽子をかぶった黄緑色のドングリやクスノキの実を片手にお山を登ってきます。季節が移り、いつもにない珍しいものが木々の上から落ちていたら、一番最初に発見して教えてくれるのが子どもたちです。そうして辺りを見渡すと、自然の中に秋の表情をたくさん見つけることができます。
これは、幼稚園の下方にある小学生以上の学びの場「山の学校」に成っている栗の実。この夏は、猛暑の中、たくさんの小さな実をつけていました。昨日、山の学校の縁側廊下からふと外を見たら大きな実が落っこちているのが見えたので、早速、玄関入口のつくばいの上に飾っておきました。とげとげの殻斗(いが)の中には実がしっかとり詰まっています。
日本産の栗は和菓子・洋菓子によく利用されるほか、茹で栗,甘露煮,渋皮煮,栗ご飯などにしていただきます。あと、中国栗(天津甘栗などで有名な焼き栗,中華料理),西洋栗(マロングラッセなど),アメリカ栗の4種類がありますが、やはり日本原産の日本栗は実が一番大きく、ほどよい水分,粘りと上品な甘味があります。我が国では縄文時代から身近に栗を食べてきた歴史があり、今でも私たちの大切な秋の味覚となっています。栗のジャムやペースト状にしたものも売られていますし、お肉料理の付け合わせなどにしても楽しみたいですね。
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本日は、園内通信「お知らせ50」「お知らせ51」<ママさんバレーボールチームからのお知らせ>を、お持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ50」
◇ お父さま方による運動会役員のご協力のお願い
◇ お母さま方による誘導係のご協力のお願い
   (以上、申込書つき) 
「お知らせ51」
◇ 各種競技のご案内とお申込のお知らせ
   ・お父さま単独競技
   ・お祖父さまお祖母さまと園児の競技
   ・お父さまお母さまと先生の混合競技
<ママさんバレーボールチームからのお知らせ>
 新入部員募集 “ご見学など奮ってご参加下さい!”

2007.09.13

9月14日(金) / “マントカラカサタケ”が出現・絵が好き!・突然の雨・園内通信

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  <マントカラカサタケ> ハラタケ科      ~大きなキノコが見られてよかったね~
                 学名 Macrolepiota sp.
一昨日水曜日のお昼頃、ふと見えたのは巨大キノコ。高さは30㎝はあり、傘の直径は15㎝以上はあります。今まで何もなかったところに突然出現したキノコにはみんな驚きました。先生たちも、思わず驚きの声をあげました。やっぱり秋、キノコの季節です。昨日から、草間にツチグリ(これも面白いキノコです)を食べるダンゴムシを追いかけていた子どもたちも、目線の先にある大きな白いきのこを思わず目にして、キョトンと眺めています。
昨日のお帰りの時には、年少クラスちゅーりっぷ組さんたちが全員出てきて、大きなキノコを先生と一緒に観察していました。早速名前が知りたくて、三冊のキノコ図鑑を調べましたがすぐには見つかりませんでした。食用キノコの「カラカサタケ」と酷似していますが、微妙に違います。やっと調べ当てたら「マントカラカサタケ」でした。食べられるきのことのこと(食べませんが)。傘の部分は、フライにしたり、オリーヴオイルとガーリック,塩こしょうで調理すると美味しいそうです。柄(茎)は案外固くしっかりしています。
このお山には、春から秋にかけていろんなキノコが出てきます。変わった形をした珍しいキノコとしては、春のアミガサタケ(いつかフレンチに出てきました),初夏に竹やぶに生え優雅に白いスカートを広げたようなキヌガサタケ(北京料理のスープに使われていました),夏~秋のツチグリ(海のヒトデの上に丸いお団子を乗せたような面白い形で、子どもたちは上に小さく開いた穴の部分からシュッシュッと胞子を煙のように出して遊びます)などがあります。
秋は森を歩くといろんなキノコに出会えます。ポケット図鑑を片手に、おにぎりをもってハイキングなどはいかがでしょうか。
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【描くのが好き】
お外遊びに行く前に、園長室の入口で鉛筆と紙を借りてさらさらと昆虫の絵を描いていく年長クラスのYくん。昨日はタマムシ、今日はクワガタを描き、最後に色鉛筆でさっと色をつけて仕上げます。描く場所や描くフォームにこだわりがあるようで、自分流に仕上がったらお外に走っていきました。
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カマキリやバッタを見つける子,コガネムシやカナブンやダンゴムシを見つける子,お気に入りの昆虫図鑑を石段に座って真剣に見入っている子、みんなそれぞれに秋の虫と夏を惜しむツクツクボウシの声を聞きながら楽しく過ごしています。
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【突然の雨】
本日午後2時、降園間際から何やら怪しげな黒雲が広がり始め、急ぎ足で下りるお山の道中で大粒の雨が降り始めたかと思うと、雨が川のようになって道を流れていく久しぶりの大降りに見舞われました。これほどの雨は珍しく、お馴染みの送り迎えグループの先生やお友だちと一緒とは言え、突然の天候の変化に子どもたちは心細い思いだったことでしょう。しかし、大人の誘導にしたがって思いの外泣く子もほとんどなく、落ち着いて安全第一で待機しつつお山を下りることができました。レインコートも雨を通してしまうほどでしたが、そんな中、多くのお母さま方のお迎えのご協力をいただきまして有り難うこざいました。お風邪などひかれませんように、お家でごゆっくり大事をとって下さいますようお願いします。
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本日は、園内通信「お知らせ49」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 入園説明会に向けてのお声かけ・ポスター掲示などご協力のお礼
◇ 園児募集ポスターについて
◇ 原稿ご協力のお願い
◇ 写真代について
◇ 住所変更のお知らせ

2007.09.11

9月11日(火) / アンティークタイル・園内通信

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   <ミントン社 アンティークタイル> 1948年頃作出 イギリス
特に女性は陶器に目がない方が多いようですが、かく言う私もそのうちの一人で若い頃から陶磁器が好きです。20代後半からは国内外問わずアンティーク製品にも目が奪われ、年代を経た西洋アンティーク家具や日本製の骨董をあちこち見て回った時期がありました。今ではそんな熱い思い?も少し落ち着き、モダンな北欧インテリアがかもし出すムードも好みです。
このアンティークタイルは、昨年夏にある店先で見つけたもの。秋に果実をつけた山ぶどうの実を、食べたそうに眺めている山鳥の様子が何とも愛らしく思って購入しました。
食器メーカーとして有名なウエッジウッドWEDGWOODやミントンMINTONも、産業革命当時から建物の壁や床材料としてタイルを生産していたようです。また世界で最も古いタイルは、今から4600年ほど前に建てられた、エジプトの階段ピラミッドの地下通廊の壁に使われた水色のタイルで、それは砂漠の砂を使って作られたそうです。我が国日本には、仏教の伝来とともに百済から瓦焼きの技術が導入され、寺院建築の屋根瓦などが多く焼かれるようになったのがタイルの始まりとのこと。
そんな思いで、たった1枚のタイルを眺めてみるのも面白いものです。ご家庭のキッチン,壁,浴室などには、綺麗な色や柄の描かれたタイルが目に入ることでしょう。大きめのタイルは、鍋敷きや花瓶置きにも使えて楽しめそうです。
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本日は、園内通信「お知らせ48」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 平成19年度私立幼稚園保育料軽減補助(京都府補助金)について
   (京都府より持ち帰り資料あり)
◇ お忘れ物のお知らせ
◇ 平成20年度第2回入園説明会のご案内
   ・明日12日(水) 午後2時~

2007.09.06

9月6日(木) / クロアゲハがおちてたよ・セミの抜け殻・コジャノメ・おそうじじょうず・園内通信

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        <クロアゲハ>  アゲハチョウの仲間
                    学名 Papilio protenor
今朝、外に落ちていた「クロアゲハ」。細長い体部分はすでにアリが食べてしまったらしく、綺麗なハネがそのまま残っていました。このお山にはクロアゲハが多いのですが、幼虫はあまり目にしません。きっと、高いミカンの木などに卵を産みつけるのでしょう。竹やぶを気持ちよさそうに飛んでいるのを見かけますが、クロアゲハの雄は明るさや季節によって飛ぶコースを決める習性があり、その道を「チョウ道(ちょうどう)」と呼びます。道案内をしてくれるように、前を飛ぶこともあります。チョウには不思議がたくさんあるように思っています。
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今日のお帰りの時、すれ違いざまに『せんせい、セミの抜け殻おいといたしな!』と、おかばんを揺らして走っていったのは、MくんとSくん。戻ってみたら嬉しい置きみやげが3つ(^-^)。並べてみると、
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    <左から、アブラゼミ → ニイニイゼミ → ツクツクボウシ>
ニイニイゼミは殻にどろがついていて判りやすい ツクツクボウシはアブラゼミより細長く小さめで繊細な抜け殻。
その辺子どもたちはよく知っている。勿論オスかメスかも。
**セミと言えば***
今朝早朝5時半のこと、頭上から鳴り響くセミの大きな声で目が覚めました。夏の終わりを告げる「ツクツクボウシ」は、これでもかこれでもかと夏を惜しむように鳴きつづけています。「朝の自然のヒーリングミュージックだわ」と思ってもう一度目をつむっても、どうも賑やかすぎます。仕方なく横のドアから外に出て見ると、真上の木からさらに大きな声を鳴り響かせていました。耳を澄ますとお向かいの山やもっと遠くの方からも、ツクツクボウシの大合唱が聞こえてきました。そろそろ秋が近づいているのかなあ。
早朝に小鳥たちが一斉に鳴き出すのも、日の出とともに木々の緑が光合成を開始し、新鮮な酸素を空気中に大放出するから・・・とのこと。私も、すがすがしい朝の香りを胸一杯に吸い込み、すっかり目が覚めたところで今日の一日がスタートしました。
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  【コジャノメ】 タテハチョウ科
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「あっ、せんせいのおへやにチョウチョが入っていったよ!」と数人が指さして教えてくれました。後になって室内をチョウがヒラヒラ飛んでいるのに気がついて見たら、タテハチョウの仲間「コジャノメ」でした。デジカメを向けるとそっとハネを広げて静止してくれます。カシャッと撮り終えたら、またハネを閉じます。以前お庭でタテハチョウを撮ろうとしたら、あちらに飛んでいったチョウが戻ってきて目の真ん前にとまってくれたこともありました。チョウはやっぱり不思議です。
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 『ぼくもおそうじするよ!』
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お山の桜の葉は、夏休み中からハラハラと黄色い落ち葉を落とします。履いても履いても・・の季節がまたやってきました。年中児Sくんは、朝私が落ち葉掃きをしていたら何処からかほうきを持ってきて手伝ってくれます。今日のお昼前ふと見ると、今度はRくんもりょうま先生のお手伝いをしていました。郵便屋さんもチラリと偉いなあってお顔で下りて行かれました。おそうじは大変だけど楽しいね!またお願いします。
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本日は、園内通信「お知らせ47」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 昨日の保護者会でお話した内容と補足
 ①平成20年度園児募集について
 ②来年度の諸費用について
 ③秋の行事(第58回運動会,静原おいも掘り遠足)について
 ④京都府の保育料軽減補助制度について
 ⑤その他 カプラ教室開催についてなど

2007.09.03

9月3日(月) / 2学期スタート・千日紅・ふ化後の幼虫がいたよ!・園内通信

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       <センニチコウ>   ヒユ科 熱帯アメリカ原産 
                     学名 Gomphrena globosa
            
暑い夏の最中の園内には、オレンジ色をした大きな“ヤブカンゾウ”や白い“ムクゲ”の花が咲いていました。つい先日、濃ピンクのセンニチコウが目に入ったので、これは園芸店で求めました。千日もの間、花の色が褪せないことからついた名だそうですが、そう言えば私の娘時分に淡ピンクのセンニチコウを束にして、長い間部屋に飾っていたことをふと思い出しました。よくドライフラワーに使われ、他に白,赤,ピンク,オレンジ色などがあります。
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       【もう、卵からふ化したての2齢幼虫がいたよ!】<夏型アゲハ>9月3日
今朝見つけた赤ちゃん幼虫。そう言えば、夏の猛暑の中も、アゲハ,クロアゲハ,アオスジアゲハなどが涼しげに飛んでいるのをよく見かけました。竹やぶの狭間を乱舞する2匹のクロアゲハを見たときには感激しました。竹の節から出た水分を求めて飛んでいたようです。竹と言えば、夏の夜に竹の節々からシャワーのように水分を放出することがあります。きっと吸い上げた樹液の量を調節しているのでしょう。竹やぶ全体の現象ですが、それは一瞬雨と間違えるくらいの水の音がして、これもとても神秘的な気分になります。
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子どもたちの元気な声が幼稚園に戻り、いよいよ今日から2学期がスタートしました。日焼けして、お休み中に確実に成長された懐かしいお顔が次々に揃い、夏休みのお話を嬉しそうに聞かせてくれました。長い夏休みでしたから、ご家庭でのペースから毎日少しずつ登園のペースにまた馴染んでいただけたらと思います。早速明日からはお弁当も始まり午後降園となりますので、毎日の帰宅後は十分に休養をされまた次の日に備えていただきますように。
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本日は、園内通信「お知らせ44」「お知らせ45」「お知らせ46(ふれあいサタデーのご案内)」(連絡カード)(送りグループ変更届)をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ44」
◇新入園のお友だちのご紹介
◇お弁当について
◇手提げ袋について
◇体操服などについて
◇月ぐみ水泳教室について
◇保育料について
◇平成20年度入園願書発行について
◇平成20年度入園説明会について
◇平成20年度園児募集ポスターについて
「お知らせ45」
◇保護者会のご案内
◇ふれあい秋祭りのご案内
  9月9日(日) 午前10時 ~カプラで遊ぼう!~
           於/北白川小学校体育館
「お知らせ46」
◇第4回ふれあいサタデーのご案内

2007.07.12

7月12日(木) / 紫陽花アナベル・園内通信

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<アナベル> ユキノシタ科  学名 Hydrangea arborescens cv. Annabelle.
                    別名 ハイドランジア アナベル
ふんわりと優しく上品な紫陽花は、“アナベル”。緑色のつぼみがだんだん薄緑色のつぼみとなり、花は大手毬のように真っ白の花になります。ヨーロッパ的な雰囲気のあるアナベルの群生を信州の田舎町で初めて見たときに、思わず立ち止まって見とれてしまったことがありました。高さは150㎝くらいになるため、日陰のガーデンに植え込むととても明るく華やかにしてくれそうです。また、白花の種類で織りなす「ホワイトガーデン」にも欠かせない素敵な紫陽花です。
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梅雨の最中ですが、今朝園内の植え込みにセミの抜け殻がコロンと落ちていました。そう言えば最近の雨上がりの夕方には、早セミの鳴き声が時折聞こえてきます。でも、暑い夏はもう少し先。たった一ぴきで鳴く声はやはりまだ寂しげに聞こえます。今日は、府南部に大雨洪水警報が発令されましたが、天候の崩れもさほどなく無事降園にいたることができました。ここしばらくは雨続きですので、お庭で思いっきり遊べないのがとても残念です。ぜひ夏期保育中には、子どもたちの声が晴れ間にいっぱい響くことを願っています。
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本日は、園内通信「お知らせ42」「お知らせ43」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ42」
◇ 夏期保育スケジュールについて
◇ 2学期始業式
◇ 年長児が1学期に覚えた俳句
◇ 園児募集について
「お知らせ43」
◇ 夏期保育について(補足)
◇ 「1学期生活発表会ビデオについて」(補足)

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