2013.11.13

11月12日(火) / お買い物ごっこ招待状・“ママの日”だより

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    ~代表で各クラスのお当番さんが園長室まで届けにきてくれたお買い物ごっこ用のバッグ~
       きれいな色のパッチワーク製です。中は・・・、たくさんのお金が入っていました。
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10えん玉や○○○・・えん玉。1000えん札や1000000えん札などがたくさん。手書きの可愛らしい数字がいっぱい書かれています!
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             招待状はうちわ形。すじすじ帽子のカシのドングリくん。
             裏面はメッセージ入り。一人ずつ順番に字を書いたそうです。
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今朝の年少クラスのミニコーナーを隠し撮り(*^_^*)。 おいしい「おやましょくどう」って書かれています!

明後日はいよいよ「お買い物ごっこ」。各クラスみんなでつくってきた品が園庭に一堂に並びます。売り手に、買い手になってお買い物を楽しむ日。どうぞよいお天気になりますように。
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“ママの日”だより~~
 今朝は今シーズン一番の冷え込みとなりました。北海道は氷点下で雪、東京では木枯らし1号が昨年より一週間早く吹いたとのこと。京都も今朝はわずか5度。いよいよ冬めいてきました。
 そんな中、火曜日“ママの日”は、前回に続き“ひみつの庭”のお掃除後、北のハーブエリアでの作業を行いました。ハーブは種まき、挿し木、苗の植栽時期としては春4月5月、また秋は9月10月頃が適しています。秋の幼稚園行事などを終えてようやく準備が整った今日が“ひみつの庭”でのハーブ植栽の最適時季!と考えましょうか。冬の寒さにも比較的強いハーブばかりなので、元気に根付いてくれることを祈っています。
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コモンセージ、ゴールデンセージ、レモンバーム、ペパーミント、パイナップルミント、ローズマリーの6種類。
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「ここにカシの木があったのですね」とMoママ。       I ママも来て下さりお庭のお掃除開始です。
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あらっ、可愛いお友だちKちゃんも小さな熊手がなかなか上手! かたわらハーブの植栽デザインを思案中。
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積極的に取り組むKちゃん。手つきもなかなか。      Hママも来られしばしのtalking time。
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手つき、腰つきとも堂に入ったもの。はじめは熊手の先が裏向きでしたが、しっかり下向きに使えるようになった^^そうです。太郎先生教授の賜物?! でも本当に上手!
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Yママは庭の中の細かな変化によく気づかれます。今日もモグラの形跡を発見。調べるとこの盛り土は「モグラ塚」と言うそうです。右写真はすでに手でほぐした後のものですがはじめはもっこりと土が盛り上がっていました。いつモグラが活動しているのでしょうね。

〔以下、ウィキペディアより〕
「モグラは地下にトンネルを掘り、その中で生活する。ただし、掘削作業は重労働であるため積極的に穴掘りを行うわけではなく、主となるのは既存のトンネルの修復や改修である。地表付近にトンネルを掘ったり、巣の外へ排出された残土が積みあがるなどの理由で、地上には土の盛り上がった場所ができる。これを「モグラ塚」という。
 地中に棲むミミズや昆虫の幼虫を主な食物としている。多くの種に見られる狩猟法は、一定の範囲内に掘られたトンネルに偶然引っかかってトンネル内に落下してきた獲物を感知・採取するという方法である。そのため、モグラのトンネルは巣であるのと同時に狩猟用の罠となっている。
~途中略~。
地中での生活が主であるが実は泳ぎが上手く、移動中やむなく水辺に当たった場合などは泳いで移動をする。」

前回のママの日にも「モグラ塚」を見ましたが、“ひみつの庭”外側のコンポスト辺りから地中を潜り、庭の中に入ってウッドデッキの下を通過して築山方面が移動ルートとなっている模様です。
以前、自宅で飼っていた猫(大人のサバトラ♂pipi)がモグラを家の中に持ち帰ったことがありました。助けて庭の土に放してあげると、瞬く間に土中に潜って見えなくなったことがありました。園の子ども達もいつかモグラに出会うかも知れません(*^_^*)
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園長室に置き忘れてきたセージ苗ケースも合流。さて、前回ならした土の上にオーストラリア産ピートモスを一袋追加します。ピートモスは通気性、保水性、保肥性に富んで非常に軽く、元々の粘土質傾向にある土をさらに改良してくれます。
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美しくなった芝生の奥で作業が始まっています。        横一列で作業をしています。
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ピートモスをよく混ぜ合わせていきます。小さなKちゃんもよく見ています。上手にお手伝い中。
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前回blogで苦土石灰(くどせっかい)をまくと言っていましたが、調べたところ苦土石灰はすぐに効き目が出ますが、やがて土が固くなり土壌の有用菌が死滅するとありましたので、有機石灰(カキ殻や貝化石が原料〉を調達しました。ただし苦土石灰と比較して効き目はゆっくり。ですがこれも急がば回れです。有機石灰はなるほど貝の粉末のようなよい手触りです。説明を読み、まく量を確かめながら。
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有機石灰を手でサラサラと土の上に振りまいていきます。有機石灰の土への浸透は時間がかかります。なので、すでに弱アルカリ性に調整したハーブ用の土の残りも投入することに。
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スコップでサクリサクリと混ぜ合わせていきます。土はふんわり、サラサラ・・、何とも言えない癒しのひととき。さて、次は・・・。
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出来上がったハーブの土壌に苗を順に仮置きです。植え込み完成はまだ先ですが、植栽後のイメージが描ける嬉しい時でもあります。
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ではでは、ハーブ苗を選んでアレンジしていきましょう。ダンボール板の図を見ながら少しずつ。ウエーブエッジ(隣り合わせのハーブとの仕切り)を埋め込む場所は麻紐で目印をつけます。
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ウエーブエッジを取り出します。すでにハーブエリアに埋め込みされた外側のエッジラインに沿って苗を配置してくださるIママ。
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ウエーブエッジで仕切っていると、「あっ!こんなところに何かの卵が」と淡いきれいな色の卵を発見したHママ。オオカマキリの卵は5月頃から孵化し、ある時100匹以上もの子どもカマキリが一斉に出てくる日があります。小さな子どもカマキリは秋までの間に少しずつ大きく成長していきます。
ちょうど昨日今日の2日間に渡り、ゆきぐみほしぐみ園舎の外のネットで、お腹の大きなカマキリのお母さんが産卵場所を求めてさまよっている姿を子ども達と見守っていたところでした。木々の枝ではなく、子ども達の賑やかな声がカマキリのお母さんは気に入っているのかも知れません。
オオカマキリは産卵を終えると数日間同じ場所にいて卵を見守っています。やがてお母さんカマキリの姿は見られなくなります。カマキリの話題とともに、植栽は続きました。
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結構大きく成長しているパイナップルミント。触れるとよい香りがします。左隣の宿根草エリアにはフジバカマが今も咲いています。さすがに寒くなったのでアサギマダラの姿は11月初め頃から見られなくなりました。
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おおよその長さでウエーブエッジをはさみでカットして、半分以上を土に埋め込みます。
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「レモンバームが成長すると、バックに植栽してあるキンメツゲに当たりそうですね」とIママ。ママはいつも優しい気配りをされます。ツゲの枝を整理することにします。
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お話しながら手は動き続けています。ポットから苗をそっとはずして根を大切に土に植えていきます。植えたら強く押さえずそっと土をならします。今日は苗の数が多く本格的な植え付け作業日となりました。
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ほぼ、ハーブ苗の植栽完了。隅っこのエリアの下にはまたまた竹の根っこが存在しました。YママSママがシャベルで相当深く掘り起こして下さいましたが、古く大きな竹の地下茎ががっちりと石のように横たわっていました。やむなく断念することに。
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それでは本日の記念写真。Kちゃんも一緒にパチリ。皆さま今日も有り難うございました!
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一面に植え込まれたハーブ苗たち。上から眺めるとモザイクのようで綺麗です。せめてあと暫くの間、温かな陽射しがハーブに降り注いでくれますようにと願います。
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“ひみつの庭”の裏門辺りにゆるやかなカーブを描いたハーブエリア。左端からコモンセージ。ヨーロッパ地中海が原産で大きな株になると高さ70㎝ほどになり、春に花をつけます。葉はお料理、ハーブティーに利用。和名サルビア。英名コモンセージ。
確か英語のsausageは、香辛料のセージ(sage)が使われたことが由来。学名 Salvia officinalis。
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カラーリーフセージのゴールデンセージ。グリーンと黄緑とのコンビネーションが美しい。右はローズマリー“レックス”。聖母マリアがキリストの産着をローズマリーの茂みに干したという言い伝えがある尊い植物。この香りは脳の働きを活発にして記憶力を高めたりも、お肉、お魚料理に幅広く利用できます。レックスは立ち性で紫色の花が咲きます。
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ペパーミント。古くはギリシャ・ローマ時代から薬用として使われもっとも身近なハーブ。ミントの葉を摘みちぎってポットへ。お湯を注ぐだけで香りのよいフレッシュハーブティーのできあがり。右はパイナップルミント。本当にパイナップルのよい香り。
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レモンバームも放任で大株になります。ペパーミントとミックスしてお茶に、またサラダにも使えます。植栽中、レモンのよい香りが漂っていました。右はヨーロッパから海を渡ってきたご縁のセージ。大きく育ってくれますように!
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                   次回はこちらの球根たちをお庭に植える予定です!
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                   こちらは、卒園児Maママから譲り受けました。
                   フランス アミアンから届いたスノードロップの可愛い球根たち。
                   これも次回是非植えたいと思います。
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過日のママの日に植えたメキシカンセージとラベンダー。すくすく育ち、メキシカンセージはただ今満開でよい香りをたたえています。来年はさらに大きな株になって“ひみつの庭”の正面奥に明るい彩りをのぞかせてくれることでしょう。

2013.11.05

11月5日(火) / ひみつの庭の“ママの日”だより・ひみつの庭の子ども達(水曜外あそびの日10/30)

 <ROSES!>
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最近は、庭のバラの手入れができていないのを申し訳ないと思いつつ、遅い秋バラが今でも少しずつ返り咲いてくれるのを有り難く思うこの頃。
お昼間に園長室に戻ると思いがけないプレゼント・・・。
何種類かの愛らしいバラが、英字新聞に守られるようにキュッと包まれていて素敵なラッピング。
思わず顔を近づけました。感謝。
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今日はよいお天気になりました。各園舎では、送り迎えグループごとに交通安全教室が行われています。各グループ途上での注意事項を確認したり、クイズ形式などを取り入れて楽しく学んでいる様子がうかがえます。

週末「ひみつの庭」のビオトープを久しぶりにゆっくり眺めていました。緑色の藻がふんわりとなぜか綿のように集まっているところにオタマジャクシやヤゴが見え隠れしているのを微笑ましく見ていると、7月に放流したタナゴがすっかり大きくなって数匹で悠々とやってきて、二枚貝が生息しているあたりを気にしながら泳いでいるのに出会えました。小さかったタナゴはすっかり大きく長くなり、しなやかに泳ぎ回っていました。近くの水中の石の上には、嬉しいことにヨシノボリらしき魚がじっとしているのも見えました。
ヨシノボリが来たのならばと腕まくりして水中に二枚貝を探ってみると、これまた大きくなった二枚貝(ドブ貝)が健在でした。琵琶湖で採取した二枚貝は大方食欲旺盛なオタマジャクシの食料になっていましたが^^;、元気に砂泥に生きている二枚貝を確認しとても嬉しくなりました。
池の中の様子は陸上のように手に取るようには見えませんが、もし魚になって水中を探検することができたなら、驚くような発見がいくつもあるはずです。
11月に入って水温も低くなり、夏場に比べてビオトープの水もいくぶん澄んできました。一度も特別なエサをあげていませんが、メダカ、タナゴ、ヨシノボリたち魚も、水中に豊富にある食べ物を求めてスイスイ泳ぎとても元気です。
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さあ、今日はひみつの庭の外に植栽しているライラック(9本)の足元に、栄養補給と冬支度をかねて腐葉土を入れる作業をしました。お馴染みの園芸店さんから送っていただいたものです。
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久しぶりにお目にかかれたMママと一緒に、スコップで元の土をほぐしながらたっぷりと腐葉土を入れます。ライラックの足元には丈夫なフッキソウの植栽がありますが、どちらも元気に育ってほしいと願います。
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腐葉土でふかふかになったライラックの足元。ゲートの左側部分のフッキソウの植え込みも、シャベルで元土をほぐしお話しながらも手早く作業は進みます。
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ギンモクセイ側、ピンコロ石の縁もそっとほぐして柔らかくして空気と栄養を補給します。今年の春に植栽したこのギンモクセイは、キンモクセイよりも遅れて11月後半頃から12月にかけて上手くいけば花をつけてくれるかも知れません。ギンモクセイの香りはキンモクセイよりもたいへんささやかですがとても上品な香りです。小学生の頃、西の空の夕焼けをバックに庭の白いギンモクセイの花を、冷たくなった手をこすりながら眺めていた記憶があります。
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フッキソウの足元に敷き詰めた腐葉土。大きくなる植物なので密になりすぎると移植が必要かも知れないと話をしながら。大きなモチノキの足元も手入れをすることに。
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土はどうしても固く締まってきます。十分に水分と栄養が行き渡るようにスコップでほぐし腐葉土をすきこんでいきます。
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広葉樹からつくられた腐葉土。フッキソウが柔らかな腐葉土を得て喜んでいるようにも見えます。
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実をつけはじめたフッキソウ。よく茂るので繁栄の象徴として名付けられたフッキソウ(富貴草)。小さな白い花が春に咲きますが、秋になるのは乳白色の小さな実。後日、築山の横に植栽したクリスマスホーリーの足元にクロッカスを、またどこか隅にクチベニスイセンを植えたいと思い球根を購入しています。いずれも春を教えてくれる花。
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数本あるうちのなぜか一本だけ現在満開のベニバナトキワマンサクの花。キボシカミキリが夏場からずっと過ごしていたイチジクを確認。幹には産卵した跡が見られますが元気に下から新芽をのぞかせてくれました。「多いときには10匹ほどが群がっていましたよ」とけんてつ先生。
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ひみつの庭の北側、陽の当たりすぎない場所にハーブを植える予定です。今日の後半はハーブのための土壌づくりに時間を費やしました。
前回、メキシカンセージとラベンダーを別エリアに植えましたが、奥の門に近い場所をもう一つのハーブエリアとしました。ここには、誰もが知るフランスの某有名画家の庭からあるご縁でいただいたセージの苗があり、これは大切にしないと!と、ひみつの庭の隅で絶やさないように守り育てることにしました。
ミント各種、レモンバームなどは生のままポットに入れて熱湯を注ぐだけで新鮮なハーブティーが作れます。先日のママの集いより、ここはグリーンの葉が美しいキッチンガーデンにするアイデアが出ています。ハーブの種類によりどのように区切るかを検討しているところです(右上写真)。
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では、土づくり開始。週末に竹の根切りを庭師さんにお願いしたハーブエリアをシャベルで耕します。石、ガラス片、粘土土の塊などまだたくさん出てきます。とても手作業が優しく優雅なMママ。手つきも細やかで見る見る土も生まれ変わったようになめらかになっています。
ハーブに適した土にするには、たっぷりの腐葉土、ピートモス、そしてなるべく酸性にかたむかないように苦土石灰を後日入れます。苦土石灰はカルシウム補給、土壌pHの矯正、マグネシウムの補給などの役割。
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バラのこと、酵母のことなどつぎつぎにお話しながら取り組んでいます。まだまだ小さな陶器のかけらなどもありなるべく丁寧に取り去ります。
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腐葉土をたくさん投入します。つづいてひみつの庭の植栽に使用してきたピートモスの残りもすべて投入してミックスします。土の感触はとても気持ちがよいものです。触っていると癒される思いがします。     
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手で細かく土を混ぜ合わせ平たく敷き詰められたハーブ植栽の基礎となる土壌が完成しました。
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ご用事を終えて合流して下さったお母さま達。皆さん今日のお天気のようににこやかな笑顔で嬉しくなります。
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今日はご協力下さり有り難うございました。あっという間でしたが手足を動かしながら話し笑い、楽しい時間でした。
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お昼になりましたが少しの時間でも、と動いて下さるお母さま方。とても心強く感謝です。
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築山の上にもいつも落ち葉があります。熊手は落ち葉集めに本当に便利です。本日追加でたくさん調達しました。今後の森での活動の必需品でもあります。チョウの好きなブッドレアの花も11月の今も咲いてくれています。
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横の大きなカシの木から木漏れ日が射しています。今日は寒くもなく暑くもなくとても気持ちの良い一日でした。
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<前回水曜日半日お外あそび中の“ひみつの庭”の子ども達>
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「あっ、あれはなんだろう?」
子ども達の眼差しの先には、夏場から数ヶ月間もイチジクの木に住んでいる「キボシカミキリ」の家族がいます。
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カミキリとカマキリ。間違えそうだけどぜんぜん違う二つの昆虫を手にする年長児の男の子。どちらもかまれると痛いけれど、体の上から、後ろから、なかなか上手につかんでみています。右写真は帽子の中にそっといれたゾウムシの子ども達。幼虫はアベマキの実から穴を開けてでてきたようです。
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手の平にのせたゾウムシの赤ちゃん。土にもぐってサナギになり来年の夏に成虫になります。サンタさんのお帽子のようなクスノキの実も見つけました(右写真)。

明日もまた、園庭とひみつの庭で過ごす水曜日。幸いお天気は晴れの予報です。お山の自然の中を所せましと心ゆくまで過ごせますように。

2013.10.29

10月29日(火) / 幼稚園 “mama’s day ~ママの日~スタート”

♡♡ mama’s day ~ママの日~スタート ♡♡
今年度10月からスタートした園の新たな取り組み、お母さま方によるゆるやかな集まり“ママの日”が本日より始まりました。さわやかな秋晴れの続く中の曇り空の一日ではありましたが、日に焼けないほどのガーデニング日和と言うことで^^;、ご参加下さった皆さま有り難うございました。
今日は、先週のフジバカマ植栽につづき毎年秋に美しく咲いてくれる宿根草「メキシカンセージ」と初夏と秋に咲く「ラベンダー」を植える取り組みをしました。
午前10時半~お昼頃までの間、途中ご用を済ませにお帰りの方や途中からご参加下さった方などもあり本当に出入りは自由です。
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おそうじと植栽が完了した達成感の笑顔を、まずママの日スタートの記念写真として思い切ってアップさせていただきました(撮影はtaro先生)。お写真の掲載にご協力ありがとうございました。
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さて、本日植えるラベンダー。とてもよい香りが漂っています。お庭の一番奥には、お母さま用のほうき、熊手、てみ、スコップ、シャベルなどを揃えました。
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変形バケツにスコップなど。お庭に入ったラウンドチェアにお荷物を置いて、いよいよおそうじ開始。キンメツゲのトピアリーに引っかかっている落ち葉は手で落として、集めたら落ち葉ボウル(ジャンピングバケツ)に入れます。
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築山の落ち葉やドングリを熊手でそっと集め、一人ひとつのてみに入れていきます。
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ウッドデッキの上には、頭上に広がる大木クスノキから毎日落ち葉が舞い下りてきます。落ち葉はほうきでプールの中へ落とし集めます。
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ひみつの庭の外のレンガ、ピンコロ石の上もおそうじします。目地が少し深いので目地に沿って集めます。植え込みの中に落ちている落ち葉、石などは手で取ります。
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熊手を使いながら芝生を見ているといろいろな生き物との出会いもあります。カエルの子どもがお散歩していることもあります。築山を向こうに下りると所々に盛り土をしたような跡があります。これはどうやらモグラのしわざのようです。土の中に隠れていることもあるようです。
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ママを見つけた年中児Nちゃん。「お母さん。」って、やっぱり懐かしくなります。お母さんありがとう。
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さて、おそうじ作業が一段落したら少し休憩したあと、いよいよ植栽予定エリアの土を耕していきます。もともとのお山の土はとてもよい土だそうですが(庭師さんいわく)、粘土質傾向があるので小石などを取りながらよくほぐして細かくします。先週にママたちが植えて下さったフジバカマエリアには、早、毎日アサギマダラがやってきて吸蜜しています。昨日はかわいいミツバチもたくさんきていました。
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シャベルで十分に掘り起こして柔らかくしていきます。その反対側には何と竹の根が外から侵入していて大変なことに・・・。
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このままでは竹林になってしまうので根切りが必要です。ryoma先生に連絡をしてノコギリで竹の地下茎をカットしていただきました。ひげ根がすごいです。バックにはメキシカンセージ、手前にはラベンダーを植えます。ピートモス、ハーブの土、ラベンダー専用の土を適宜加え従来の土にミックスします。
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日中ひらひらと舞うアサギマダラ。10月末~11月にも飛ぶ元気な蝶で寒くなると温かな国へと渡りをします。夜はどこで休んでいるのかな?満開のフジバカマの花の蜜で栄養をつけてくれますように。
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ハサミは腰にぶら下げていつでも使えるように。軽井沢の農園から取り寄せたメキシカンセージ約60株の箱。
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等間隔にポット苗を並べ仮置きします。生育旺盛な品種なので来年の秋には長い穂を伸ばして赤紫色のビロードのような花を咲かせてくれるでしょう。大株になるので楽しみです。いつか横浜の“港の見える丘公園”内のお庭で見事に咲いていたのを思い出しながら・・・。
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過日、おおよその数を見積もって仕入れたポット苗。要領よくつぎつぎに並べていくお母さま方。
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メキシカンセージをほぼ植え終えると次は手前にラベンダーを植えます。ラベンダーも多種類ありますが、これはイングリッシュラベンダーのセンティヴィアというよく咲く種類。約50株。年に二度ほど刈り込みが必要。これはメキシカンセージも同じく。
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ひみつの庭の門の方向には、作業をするお母さま方を見つけた子ども達(年少)の姿が。
「あ~!おかあさんみつけた」「おかあさん、なにかうえてくれてはる。なんだろうね~」
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「おかあさ~ん たくさんうえてくれて ありがとう~!!」大きな声がお庭の奥まで響きました。「こどもたちにそういってもらえると ほんとうにうれしいわね!」と花を手に持ちこぼれる笑顔のお母さま^^。
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やがて無事植栽完了。ラベンダーのよい香りが漂います。残った株はお母さまへプレゼント。キッチンに置いたり、乾燥させて枕元に置いても安眠効果のラベンダー。鉢や土におろしてもしっかり根付いてくれます。
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サイドから見るとこのように。左から中央はメキシカンセージ。右側(外側)はラベンダーのダブルパープルカラー。やがて正面からみて背景になるメキシカンセージの方が大きくなる予定です。
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ラベンダーのアップ(上写真左)。               メキシカンセージはまだ大方つぼみ(上写真右)
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庭の奥から見た北エリア。本日の植栽の向こうには先週植えたフジバカマが見えています。お天気のよい日にはお庭のお椅子に腰かけてお茶などいかがでしょうか!
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みなさんいろいろなご趣味をお持ちのお母さま方。少しずつ技をみんなで共有できたらとても楽しいでしょうね。新たな企画のアイデアが浮かんできます。
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終了後のひととき。今日の活動をふり返りながらさり気ないお話を交わすひととき。皆さまご用がおありの中をお越し下さり、少しずつ集いの輪が広がるようです。
明日は水曜日、午前一杯全園児が外あそびを楽しむ日。この庭の門も開け放ち、子ども達が自由にお花や蝶を眺めるひとときが待ち遠しいです。
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ひらひらと舞いフジバカマの蜜を吸うアサギマダラ。本当にふわりふわり、ひらりひらりと優しく舞う姿は他の蝶の飛び方とは違います。
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はねの焦げ茶色以外の部分のあさぎ色がとても美しい。ゆっくりはねを閉じたり開いたり。
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他の蝶のように鱗粉がないので手ではねを持っても大丈夫。はねにマジックでマークすることも可能らしく、幼稚園名などを記入してまた空に飛ばすと、渡りの途中に以前マーキングをした同じ場所に舞い戻ってきてくれるそうです。また、よそでマーキングがされたチョウが飛来することもあるそうです。アサギマダラについては研究途中で、まだまだたくさんの不思議が残る蝶だそうです。
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特徴のある体は幼虫時代と同じ柄の名残り。また来年もきっとここへ来てくれますように。

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