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2007.03.20

3月20日(火) / 卒園式・新入園児保護者会を終えて

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キリ,カイヅカイブキ,ウメの木  <お山の竹で作られたお庭スコップ>
製の手作り木のおもちゃ
17日(土)はお天気に恵まれて、平成18年度卒園式が無事終わりました。お父さまお母さま方が見守られる中、背筋を伸ばし一人一人が立派に保育証書を受けとりました。卒園後、他府県へお引っ越しをされるお友だちもありますが、お山の幼稚園で過ごした卒園児50名は共に同じ思い出を胸に巣立っていきます。折々に卒園アルバムを開けていただき、また卒園記念DVDを懐かしくご家族でご覧になりながら、雨の日も、暑い夏の日も、毎日歩いて通ったお山の石段を思い出して、力強く前を向いて歩んで行かれますよう応援しています。
この日の後半は、保護者の皆様方による「卒園謝恩会」を幼稚園園舎に於いて開催していただきました。お食事会終了後、お母さま方による劇(はらぺこあおむしが主人公),ピアノ,ハープ,打楽器,マンドリンなどによる演奏会や、幕の合間の楽しい出し物など、どれも手間暇かかったお心づくしの出し物で、子どもたちとともに心から楽しいひとときを過ごさせていただきました。最後に園庭で、お子さんお一人ずつと記念写真を撮していただきながら、大きくなられた未来の姿を思い浮かべておりました。
卒園記念品として、お山に生える孟宗竹でお作り下さった「お庭遊び用スコップ」もたくさん頂戴しました。それぞれのご家庭が一本ずつ、紙ヤスリで親子一緒に磨き上げて下さった皆さまの真心のこもったハンドメイドスコップ。早速春には、園庭のお砂遊びで大人気になることでしょう。
卒園式後に全員で撮影した記念写真は、4月に入りお手元にお届けする予定です。どうぞ皆さまお元気で、春にはピカピカの1年生になられることを楽しみにしております。

2007.03.16

3月16日(金) / ハクモクレン・3学期終了式・園内通信

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     <ハクモクレン>(白木蓮)   モクレン科 モクレン属
                         学名 Magnoria denudata
                         原産 中国
園庭のハクモクレンのつぼみが膨らんできた。卵形で真っ白なので、青空にとてもよく映える。ヨーロッパではマグノリア(学名)と呼ばれており、その名は18世紀のフランスの植物学者「Magnol」氏の名前が由来である。花には芳香があり、お昼間は半開きに開花し、夜には花びらを閉じる。
このお山の石段を上る途中に、大きなモクレンの木がもう一本ありますが、それは紫色の花びらの紫木蓮(シモクレン)。毎年4月に入ってから山ほどの花が咲きます。花が満開になった数年前の春、この山の上までモクレンを捜して上って来られた方がありました。「白川通りでバスに乗っていたところ、東の山の方を見ると大きなモクレンが見えたので、思わずバスを下りて見に来たのです」とのことでした。それは、ちょうど今日のような春の陽射しが嬉しく思える午後のことでした。その方の、春の自然を喜ばれるお気持ちは勿論共感するのですが、私が何より不思議に思ったのは、私自身がその時「モクレンの写真」を本の中に見ていたことでした。共にお仕事をしていた、りょうま先生,たろう先生とともに、思わず顔を見合わせたのを懐かしく思い出します。
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本日は、2部式で3学期終了式を行いました。お母さま方に見守られつつ入場する、年少児,年中児さんの会場入場の姿を見ながら、この1年間の一人一人の確かな成長を思い浮かべ心から嬉しく思いました。春から初めて幼稚園に来られる小さい組さんをお迎えすることで、また更に、お兄さんお姉さんに成長される4月を楽しみにしたいと思います。
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本日は、園内通信「お知らせ91」,平成19年度年間行事予定表をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 平成19年度1学期始業式の要領
◇ 新年度新クラスのお知らせ
  ・保育用品追加注文の申込用紙付き

2007.03.15

3月15日(木) / ミモザの花・クラスお別れ会・園内通信

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     <ミモザ>(銀葉アカシア)   マメ科 オトギリソウ属       
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                         樹高 5~15m
                         
2月終わり~3月一杯にかけて咲く、レモンイエローの花。そう言えば、ミモザのことを知ったのは小学生の頃です。
お風呂の中で、『このシャンプーは南フランスに咲くミモザの香りで・・・』と説明のついた容器の裏ラベルを読みながら、こんなに素敵な香りの花はどんな花だろう?とずっと憧れていたのでした。
南フランスでは、春の代名詞となるほどいたるところで黄色い花が咲き誇り、ボルム・レ・ミモザ市では春の到来を喜ぶ「ミモザ祭り」が行われます。ミモザの花で飾られたパレードがあり、町はミモザ一色となります。花は砂糖漬けにされ、ケーキのトッピングなどに使えます。一度試しましたが、なぜかとても固いのです。葉は食用、花からは精油が作られています。
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    本日、あるお母さまから届けられたお手製アレンジメントの素敵な花。
    とっても色鮮やかで辺りがぱっと明るくなりました。感激です。あらっ、ミモザも!
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今日は、年長クラスのお別れ会にお邪魔しました。一人ずつ袋詰めされたお菓子をいただきながら、ゆみ先生,のりこ先生お手製の、紙芝居大に作られた思い出のアルバムを見ました。みんな一緒に過ごしてきたこの一年を、大切に振り返る時間でした。最後の生活発表会で演じた“うさぎのゆうびんや”のページでは、流れてきた音楽とともに先生たちがダンス、そして子どもたち全員が手拍子で楽しみました。一番最後は、子どもたちのリクエストで決まった大好きな映画「ミッキーの大時計」「力たろう」の2本を園長先生に見せてもらいました。一人一人がそれぞれに思い出を噛みしめながら過ごした、あっという間のひと時でした。
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本日は、園内通信「お知らせ90」,歯科検診報告書(年長児のみ)をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 書道教室作品展のお知らせ
◇ 諸連絡
◇ 退園・転居の方のお知らせ
◇ 住所変更のお知らせ
◇ 絵本カードについて
◇ 山の下の駐車について

2007.03.14

3月14日(水) / ノグルミ(野胡桃)の実・園内通信

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     <ノグルミの果実>  クルミ科 ノグルミ属
                    学名 Platycarya strobilacea
                    別名 ノブノキ
ノグルミは、本州,四国,九州に分布する木。樹高は、5~10m。6,7月頃、しっぽのように細長い雄花雌花を咲かせ、秋には果実が軸ごと落下してくる。葉はクヌギの葉に似て細長く、縁に細かな鋸歯(きょし)がある。チクチクして可愛いこの実を、二つだけ拾った。長さ3~4㎝。
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園庭のハクモクレンのつぼみが膨らんできました。青空の下、いつもと変わらず元気に登園してきた子どもたち。にこにこ笑顔でやってきて、颯爽と園内を走り抜けていく。また、一歩一歩を噛みしめるように、静かに辺りを見回しながら歩いてくる女の子もいる。
「せんせーい」と抱きついてきたのは、週末卒園式を迎えるMちゃん。3年間も通ってきたこのお山の道も、あと残りわずかになりました。あしたもきっと、晴れますように・・。
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本日は、園内通信「お知らせ89」をお持ち帰りいただきました。(年長児のみ)
内容は、
◇ 卒園式のご案内
   日 時 3月17日(土) 10時~
   会 場 第3園舎

2007.03.09

3月9日(金) / フランスの松ぼっくり・園内通信

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     <多分!フランスカイガンショウの松ぼっくり>
<お尻からみた松ぼっくり>s-KICX5920.jpg
果鱗が渦のように整っていてきれい
これはフランス産松ぼっくり。セーヌ河を隔ててエッフェル塔の真向かい、シャイヨ宮(パリ博の際建築)横のベンチに腰掛けたときに気づいて拾ったもの。フランスカイガンショウ(フランス海岸松)は、ナポレオンがはじめフランス南西部の海岸に防風林として植えたのが始まりだそうです。そう言えば、すぐ隣は「海洋博物館」でした。そして、もしこれが海岸松だとすると、なんと!あの、カプラの木の松ぼっくりということになります。カプラは、無農薬で防腐剤やニスを一切使わないフランスの海洋松だけを使って作られていることはよく知られたお話。そう考えると、たった一個の松ぼっくりを見ても、何だか心が弾んでしまいます。そうか、カプラの松ぼっくりだったんだーって!
『カプラあそび』
今日午前中に、未就園の可愛いご兄弟が見学のために来園されました。近くにお引っ越しをして来られるとのこと。親子が年少児クラスとお庭見学をされるまでの暫くの間、“カプラ”を使って長い道路や高い塔を作って一緒に遊びました。初めての小さなお子さんでも、結構の時間を集中して遊べるカプラは、確かによく考えられた優れ物の積み木です。
そして午後。今年度最終となった放課後のカプラ教室は、36名の大賑わいでした。数人のグループになって、また一人で、着々と積み木に取り組んでいる姿はみんな真剣なもの。私は年少児のAちゃんと一緒に、ハートのお風呂を作りました。お風呂が出来上がると、Aちゃんは「ザザー」と中にお湯(これもカプラ)を入れていました。
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本日は、園内通信「お知らせ88」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ クラスお別れ会(木)に使用するお菓子について
◇ 3学期終了式について
◇ 体操服などのご注文について
◇ 春休みについて
◇ 今月の絵本貸し出しについて
◇ 3学期生活発表会写真のお持ち帰りについて
◇ その他

2007.03.07

3月7日(水) / コウヨウザンの松ぼっくり・園内通信

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 <コウヨウザン(広葉杉)の松ぼっくり> スギ科 コウヨウザン属
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                          原産  中国南部地方 台湾 インドシナ
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      <学名プレート>        <樹高30m以上ありそうな高木>
松ぼっくりが枝についたまま沢山落ちていたのが面白いところ。名前のごとく、杉に比べて少し幅広の葉をしている。一粒は直径2.5㎝~3.5㎝くらいでとても愛らしい形をしています。木は、円錐形の樹形で大きな美しい木です。
木材としては香りがよく、シロアリの害にも強いことから、建築材,船舶材、マッチの軸などに使用されるとのこと。日本には、江戸時代末期に植えられるようになりました。
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園内のチューリップの芽が大分大きくなってきました。花壇の前を通る子が、「あっ」と気づいて振り返り、立ち止まって眺めている姿が見られます。子どもたちは見ていないようで実はとてもよく見ていて、特に物事の変化には敏感ですね。また、その違いの的確な指摘に驚くことさえあります。
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本日は、園内通信「お知らせ87」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
◇ 在園児の新年度保育用品代について
◇ 園児ご家庭の電話番号変更のお知らせ
◇ 大文字登山(年長児)についての補足

2007.03.05

3月5日(月) / アブラスギの松ぼっくり・園内通信

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  <アブラスギの松ぼっくり>  マツ科 アブラスギ属
                      学名  Keteleeria davidiana var.formosana
                      別名  ユサン,シマモミ
                      原産  台湾,中国西部
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      <学名プレート>         <下から見上げたところ>
このアブラスギの松ぼっくりは、4,5年前に京大構内で樹木の手入れをしていた方が下さったもの。すっかり乾燥して果鱗が反っていますが、水につけておくと数時間で元に戻ります。
先週末、同じ場所に立ち寄ったところ、今年も松ぼっくりがいくつか落っこちていました。高さは何メートルほどあるかしら。木の下に立って見上げてみると、てっぺんは遥か上、枝葉の隙間から遠く青空が見えました。
木に油成分が多いことからアブラスギと呼ばれます。京都府立植物園には有名な大木があるようなので、又今度、行ってみよう!
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本日は、園内通信「お知らせ85」「お知らせ86」をお持ち帰りいただきました。
内容は、
「お知らせ85」
◇ 退職される先生のお知らせ
◇ 平成19年度総合保障制度のご案内について
◇ 3月12日のひねもす教室について
「お知らせ86」
◇ 卒園記念大文字登山(年長クラス)実施要領について
*ほか、「山の学校」より、新年度会員募集のご案内をお持ち帰りいただきました。

2007.03.02

3月2日(金) / ダイオウショウの松ぼっくり・3学期生活発表会

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 <ダイオウショウ,コメツガの松ぼっくり> ダイオウショウ(大王松) 別名 ダイオウマツ
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                            原産 アメリカ東南部
高さ20㎝もある大きな松ぼっくりは、3葉松の「ダイオウショウ」のもの。近所を歩いていた時に、卒園児さんのお祖母さまが「珍しいわよ」と下さいました。確か、修学院離宮の松と仰っていた記憶があります。私が今までみた中で最大級の松ぼっくりでしたので、思わず驚きの声をあげてしまいました。
クロマツは2葉,ゴヨウマツは5葉ですが、このダイオウショウは3葉で、葉の長さは何と20㎝~60㎝もあります。日本には明治末期に入ってきて、東北以南の各地で庭木などとして植えられているようですが、この松ぼっくりが木からぶら下がっている様子はお目にかかったことがありません。
写真の下に転がっているのは、「コメツガ」の松ぼっくり。よく見かける、アカマツやクロマツの松ぼっくりなどよりはるかに小さく1.5㎝~2.5㎝ほどしかありません。このお山の奥で拾ったかなあ、御所で拾ったのだったかなあ、失念してしまいました。とても愛らしい松ぼっくりです。
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昨日、本日で、3学期生活発表会が無事終了しました。どのクラスのどのお子さんも、約1ヶ月間に渡る取り組みの過程でまた一段と成長されたご様子を、ご家族の皆さまには大きな感動とともにご覧いただけたことと思います。舞台上の子どもたちも、温かな手拍子,拍手を何より嬉しく受け止め、更に力のこもった今までで一番素晴らしい発表をされました。
春に花を咲かせるために、冬の間も休む間もなく力を蓄えている桜の木ように、日々の繰り返しで蓄積してきた力がなければ素晴らしい成果に至ることは困難でしょう。子どもたちは、毎日力を抜くことなく全力で園生活を過ごしておられます。自然の生き物にとっても養分や水分の補給が不可欠なように、力の限り活動して帰宅されたお子さんは、今度はご家庭がしっかりと受け止め愛情を注がれることで再び明日への力を充電されます。そしてまた、元気一杯の笑顔で登園する子どもたちを迎えながら、ご家庭の強力なバックアップ体制をとても心強く思います。これからも保護者の皆さまとともに、子どもたちの成長を、あせらず、じっくり見守り、楽しみに待つ日々を大切にしたいと思います。