2011.05.31
5月31日(火) / スヴニール・ドゥ・ドクトール・ジャメイン・何の赤ちゃん?・園内通信
<スヴニール・ドゥ・ドクトール・ジャメイン> オールドローズ HP系
1865年フランスで作出
5月に入って少しずつ咲き始め今もなお咲いてくれている“スヴニール・ドゥ・ドクトール・ジャメイン”。
花弁はベルベットのような深紅のカップ咲きですが、少しずつブルーイングして日ごと紫色に変化していきます。
そうしてすでに咲いていた花と、今朝咲いたばかりの花色のグラデーションの変化を見るのも楽しみの一つ。香りはツーンとするほどの深いダマスク香があり大変魅力的なバラです。
ふと見ると、お山の中からゾウムシがやって来て、まだ固い蕾の部分に産卵しようとしています。
残念ながら上から手の平にぽとんと落として取り、お山にUターン!してもらいます。
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〔何の赤ちゃん?〕
この緑の植物はたんぽぽぐみ花壇の下に生えているのですが、チクチクとトゲが
たくさんあります。
さて、何の木でしょうか。
答えは〔からたち〕ですが、5月に入りこのトゲの中を子ども達とそっとのぞいて
見ると、「あっ、いるいる」たくさんの緑色の幼虫がいました。
少し前までは鳥の糞のような黒い2齢~3齢幼虫だったのが、このカラタチの葉を毎日モリモリと食べて大きくなった立派な終齢幼虫を何匹も見ることができました。
一昨日、幼虫の中には〔前踊ぜんよう〕といって、口からはいた糸を左右1本ずつ計2本で体を枝に固定して動かなくなったのものもいました。こうなると、あと2日ほどで脱皮してさなぎになり、その後10日前後でいよいよ羽化します。
さあ、もうおわかりでしょうか。
これは子ども達もよく知っていて、年少児も手の平に大事にのせて観察していた「アゲハチョウ」の赤ちゃんです。
今日、カラタチの中を見たところは一昨日に何匹もいた幼虫は見つかりませんでした。すでに葉と同じ色のさなぎに変化して見つからないように身を潜めているのかも知れません。
傍ら、午後の空の下、アゲハやクロアゲハがヒラヒラと風にのって舞い降りてはカラタチの中に卵を産み付けている様子も見られます。
昔から幼稚園にあるこの1本のカラタチの木は、毎年たくさんのアゲハのお母さんが訪れ産卵し、鳥などから守られて無事に大人のチョウになるまでを託される大切な木となっています。
一方、その経過を観察する子ども達は、「かわい~い!」と思わず声をかけて眺めています。
「カラスさんからアゲハチョウの赤ちゃんを守ってあげてね」と頼むと、手に載せたり虫かごに捕獲していた赤ちゃん幼虫を、またそっとカラタチの葉の中に返してあげる優しい姿があります。
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本日は、園内通信「お知らせ23」「お知らせ24」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ23」
◇ 父親参観のご案内
「お知らせ24」
◇ 家庭教育相談について
◇ 園児ついてのお知らせ
◇ 「お誕生ありがとう運動について」
◇ 未就園児さん対象“お山のミニミニ幼稚園”園庭開放“”について
(別紙ピンク色のミニミニ幼稚園ご案内参照)