2014.03.18
3月18日(火) / 第64回卒園式をふり返って・課外教室からの卒園お祝いコーナー・卒園記念樹「ベニバナトチノキ」植樹(3月9日午前)
先週末の第64回幼稚園卒園式を終えて以来、年度末の途切れないスケジュールの合間にも、卒園式の日のあのシーンこのシーンが走馬燈のように浮かんでは消え、子ども達の明るく爽やかな笑顔が今も懐かしく想い出されます。
恵まれた春日和。思い出のアルバムの音楽とともに保育証書授与式に臨む子ども達の姿は背筋が伸びて凛々しく、お名前を呼ばれた一人ひとりが壇上に上がり立派に保育証書を受け取ることができました。
「北白川幼稚園園歌」「思い出のアルバム」「春の光」と、会場には子ども達の透き通った声が響き渡ります。ピアノ伴奏をしながら子ども達の新たな門出を会場の皆さまと共に祝福できる幸せを感じていました。後部座席に座られたお父さまお母さま方の穏やかな眼差し、そして月A月B両クラスの園児たちが立派に成長した晴れの姿がいつまでも脳裏に浮かんでいます。
式後、園庭に於いてクラスごとに親子全員で記念写真撮影をし、すぐ横の第一園舎でお母さま方の企画によりお食事会が催されました。有り難く入場、着席すると、手作りのプレースマットには四つ葉のクローバーが描かれ、職員一人ずつのネームプレートが添えられていました。
パステルカラーのおはながみで見事に作られた幾種類ものお花が、卓上や天井から飾られ思わずうっとり見とれてしまうほどでした。また、何種類もの食材から作られたお弁当を有り難く美味しくいただきながら、素敵ななBGMが流れる中を始終楽しく過ごさせていただきました。
お食事会後、場所を第三園舎に移しての謝恩会。「し・ん・け・ん」と書かれたプレートのごとく、有志のお母さま方が本格的なフラダンスを披露されました。フラダンスの手振り身振りには一つずつに大切な意味があるとのご説明で、2パターンを取り上げて会場全員で手の動きを実際に体験してみました。その後、さっと開いた扉の向こうにスタンバイした約10名ほどのダンサーのお母さまが見事にダンスを始められました。手と体の動きがとても優雅で美しく、子ども達もその様子を無言で見つめていました。すでにその場はハワイ。時間を縫って本格的に練習されたことが伝わってくるフラダンスは本当に素晴らしく、指の先にまで気持ちを込められた動きを見ているとお母さま方の真剣さがひしひしと伝わってきました。子ども達とともに引き込まれるように鑑賞しながら豊かな時間が流れていました。
ダンサーの両サイドにはハワイの楽器を演奏されるお母さまがおられ、その一つ、マラカスの取っ手が「椰子の実」でできていること、また赤く染められた華やかなお飾りは「鳥の羽根で作られた羽根飾り」であることなど後ほどクイズ形式でみんなで楽しく考えてみる時間もありました。
全教職員の似顔絵(お母さまの手描きが素晴らしい!)のお面をつけたお母さま方が一人ずつ現れ、それぞれへのメッセージが順に語られた時間。その後に続くお面をつけたダンスを引き込まれるように観ていると、私自身もお母さま方のメンバーの中に入って一緒にダンスを踊っているかのような錯覚に落ちるほどでした。非日常を思わせる楽しい企画が見事でとても幸せな気分になりました。
元お山の幼稚園の先生だったお母さまお一人は、卒園する子どもと園内の樹木との心の通い合いが表現された内容の紙芝居を、昔懐かしい透き通った声で語って下さいました。その場はしーんと静まり、優しい語りの声にみんながすっと引き込まれていくようでした。
花束、アルバム、そして長年に渡り三人のご兄弟を幼稚園に通わせられたお二人のお母さまそれぞれから温かな謝辞を頂戴しました。先代からのご縁のお話とともに幼稚園への有り難いお言葉をいただき心より感謝申し上げます。
最後に親子全員で作って下さった長い花道。お一人ずつと言葉と握手を交わし園舎の外に出ると、この日の謝恩会に流れていたムードと同じような爽やかな春の空気が漂い、この日のラストを演出するかのように夕陽が辺りを照らしていました。
首尾良くスマートに、またとても心地よく構成されたお心づくしの謝恩会を催して下さり本当に有り難うございました。真心のおもてなしに心より感謝しお礼申し上げます。
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課外教室からの卒園お祝い
『ひねもす教室 コーナー』
「先生からのお祝いメッセージ」
「花束贈呈で卒園児女の子二人からいただいた花束」
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<卒園記念樹ベニバナトチノキ植樹 3/9(日)午前8時~>
ベニバナトチノキ 学名 Aesculus x carnea
英名 Red Horse-chestnut
今年度卒園記念樹として、皆さまから“ひみつの庭”のシンボルツリー「ベニバナトチノキ」をお贈りいただきましたのでご紹介させていただきます。第1号のベニバナトチノキは、昨春に植樹後上手く根付かず残念な結果でしたので、この度保護者の皆さまより温かなお気持ちを頂戴し再挑戦となりました。
サークルスペースのチェアが一旦移動され、ベニバナトチノキがひみつの森を通って搬入されました。枝先には嬉しいことに芽吹きが見られます。幼稚園“パパの日”でお馴染みの片石造園さんが植樹を担当して下さいます。
紐で結わえてありますが多くの枝の咲きに芽がついています。シャベルで土に空気を入れ耕していかれます。私が土質について心配をしていると、この園内に広がる土はとてもよい土だといつも仰います。
堆肥、パーライトなどをミックス。水はけのよい肥沃な土壌がベニバナトチノキには適しています。フランスの街路樹に使われているマロニエ(marronnier)は有名なセイヨウトチノキですが、このベニバナトチノキは北アメリカ原産のアカバナトチノキとヨーロッパ原産のセイヨウトチノキとの園芸種です。マロニエのように大きくなりすぎないくらいのベニバナトチノキが子ども達の“ひみつの庭”のシンボルツリーには適しているのでは、と昨年思い立った次第です。上手くいくと5月頃に枝先に円錐形のローズピンクの花を上向きにたくさんつけてくれるかも知れません。
よく混ぜ合わせられた大きな植え込みスペースに、いよいよ根巻きのままゆっくり移動。その後、周辺の土をしっかり詰めていかれます。
紐ははずし、根巻きの麻はそのまま崩れないように土に埋め込まれます。自然素材の麻はいずれそのまま土に帰ります。向こう側で堀り上げた土と新たな土を混ぜ合わせておられます。
いよいよ根もとに土を投入していきます。しっかりと棒で土を固めながら。
お二人のペアがタイミングよく作業を進めていかれます。ゲートの外から庭内部の様子を望む。
ベニバナトチノキの根本に水鉢スペースをつくり完成です。シャベルで土をそっと整えられます。そして水をたっぷりと。
チーク製のサークルチェアがシンボルツリーを囲むように元の場所に設置されました。子ども達の成長とともにぐんぐんのびて、やがて大きな木陰をつくってくれる大木に成長しますように・・・
ベニバナトチノキの成長については、またブログでご報告致します。有り難うございました。
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“ひみつの庭”の春の様子をお知らせします。
「スノードロップが咲きました!!」
この日3月9日、“ママの日”に植えたスノードロップが可愛いつぼみをつけていました(左上)。同じく“ママの日”のチューリップも芽を出していました。
今年度最終回“ママの日”(3/4)に枯れた茎を取り除いていただいたフジバカマの緑の新芽(左上)。口紅水仙も芽を出しました。
ビオトープ周りのカシワバアジサイの春の新芽とシャクナゲの花芽。
さて、こちらは本日撮影のベニバナトチノキの芽です。春の光を受けてわずかにふくらんできたようです。口紅水仙の芽も成長しました。今年はまだ花はつけないかと思われます。
本日3月18日撮影のスノードロップです!可憐な白い花をつけていました。フランスのお庭からいただいた小さな球根でしたが、植えた30箇所ほどに確かに可愛らしい花を咲かせています。
年々、株が大きくなってたくさんの花をあちこちで咲かせてほしいと願っています。