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2014.10.28

10月28 日(火) / メキシカンセージ・ひみつの庭の“ママの日”だより・園内通信

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        <メキシカンセージ>  シソ科  学名 Salvia leucantha  原産地 メキシコ

秋に入った頃から長い間花を咲かせているメキシカンセージ。明るい紫色が美しく、ベルベット状の花が株立ちになって咲いています。こちらも昨年のママの日に小さな苗を皆さんで植えたものですが、一年後にこんなに大きくなりました。
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ひみつの庭の“ママの日”だより(本日)
さて、再スタートした本日午前中ママの日。庭は手入れをするほど輝きを放つものですが、夏以降放置していた(^^;)に近い庭に優しい手が入りました。
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まず、庭正面のアイアンゲート。雨のあとは砂が飛び上がり、ゲートの下部はいつも砂に覆われています。いつもはほうきでササっと砂を落とすのですが、実はあまりきれいに取れません。一度しなければと思いつつなかなかできなかったことの一つ、ホースリールでゲートにシャワーをかけた後、タオル地のダスターで拭いていただきました。
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外では年中,年長児がお庭あそびをしている声が響きます。「Yちゃんのお母さんなにしてるの~?」「今日はね、お庭を手入れするからきれいになるわよ〜」。私も近くにきた子ども達と話をしつつ手を動かします。扉の下部はやはり砂でザラザラ。いつもは無理ですが、時折このように拭き上げられると鉄も光ります。鉄製のカタツムリ、タマムシ、カマキリなどもピカピカに洗われて喜んでいるようです。
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正面のレンガやピンコロ石の目地にどうしても砂がいつも詰まります。予め、ほうきで目地に沿って掃いておくとザラザラ感がなくなりすっきりします。熊手とほうきを使い、抜けてきた芝生や落ち葉を整理します。入口サークルスペースの芝生も夏のグリーンの葉からいつの間にか枯れ色に変わり、今後季節は晩秋から冬へとすすみます。この間に、来年に向けていくつか準備をしたいと考えています。
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さあ、こちらはビオトープの際にあるミツバツツジの木。そこへ、蔓がからまり赤い実がたくさんなっています。これはヒヨドリジョウゴの実。その中に、よく見ると大きなスズメガ科の幼虫 “コエビガラスズメ” が二匹、葉を食べているのが見えますでしょうか。逆光で分かりづらいのですが、とても大きな幼虫です。明日水曜日の外あそびの途中、子ども達も見つけられるかな!
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築山の芝生も随分枯れ色になり葉が抜けてきています。そこを、優しくそっと熊手で集め、てみで落ち葉ボウルに入れるママ。横にあるカシの大木からは今年もたくさんのドングリが落ちてきています。それを集めて袋に集めて下さったママ。子ども達へ、とのこと。
アサギマダラはもう南の国へ旅立ちを済ませた模様。台風が去ったあとも、お昼間はひらひらと飛び交う姿がありましたが、20日頃からいよいよ姿が見られなくなりました。顔を近づけると、フジバカマのほんのりとよい香りがまだ残っていました。
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熊手を動かすとどんぐりがいっぱい集まります。毎年実をならせるカシですが、関西はアラカシが多く関東はシラカシが多いです。シラカシはアラカシに比べて色が薄くきれいな薄茶色をしたドングリです。園庭のおもちゃ倉庫のまわりには昨年新たにウバメガシを10本ほど植えました。こちらは大きくなると何とも言えないラグビーボールのようなユニークな変形の実がなります。楽しいので子ども達に是非見せたいと思っていましたところ、青い実ができる頃には目が早い子ども達にかかって?すでにほとんど実がありません(^^)
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夏場は僅かながらも水の流れを絶やさなかったためか、ビオトープの水が澄んできれいでした。きれいになったのはよいのですが、空からカラスのみならずサギまで訪れるようになりました。先日もサギが飛び立つ姿を見たと健哲先生談。もしかすると、夏に入水したゲンゴロウブナ十数匹がすっかり見られなくなったのはサギの影響?かも知れません。水産センターの方とお話すると、「近くにサギはいませんか?」とのこと。フナはタナゴと違って体が黒っぽいので、空からよく見えるそうです。水中に増える藻を食べてくれる草食性のゲンゴロウブナに期待して、滋賀の南郷水産センターで琵琶湖固有種のゲンゴロウブナをいただいたのですが(今年7月)、今ではほとんど姿が見られなくなってしまいました。子ども達がゲンゴロウブナやタナゴを夏休み前は水辺で観ていましたが、どうやら静かな夏休みの間に、鴨川方面から飛んできたサギが山の中の水辺の魚を見つけてしまったのではないかと思われます。比較的ゆっくりと泳いでいたタナゴも、いつからか何かから逃れるように、目にも留まらぬ速さで石の下や水草の中に隠れてしまう始末、その急な変化を不思議に思っていたのでした。ご近所の方のお話では、夕方に水辺でバシャバシャと大きな音がするので見に行くと、カラスが水の中で羽ばたいていたそうです。
さて、入口アイアンゲートもすっきりと乾き、久しぶりに黒くて艶やかなゲートに蘇りました。
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次は、ビオトープとウッドデッキの間の植え込みの手入れをしました。葉の美しいヒューケラなどの植物がそろそろ葉を枯らしはじめています。ミニ熊手と手で落ち葉を取り、ゆっくりお話しながら作業をしました。お子さんが演奏されている楽器の取り組みのことやピアノ練習のことなど・・。
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アサザや浮草が繁殖し何とも言えない水面をつくっています。毎夏訪れる軽井沢のレークガーデンにも見事に生息していた絶滅危惧種の水草アサザ。ビオトープも夏は可愛らしい黄色の花を咲かせてくれていました。
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ブーツで水に入り枝や藻を取る太郎先生。夏の朝の日課として、ゲンゴロウブナの餌をあげに来ていましたが、「日に日に魚(ゲンゴロウブナ)がいなくなってるようだ」と呟いていたのでした。いつも水辺にきて鳥から魚を見守っているわけにもいかず、疑問は残ったままではありますが。
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いつも水に入って下さるママ。もう水はひんやりするので入らないで下さいねと申しましたが、短い時間だから大丈夫とTママ。有難うございます。
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四人でしばらく(だいぶゆっくりと?)お話に花が咲きました。途中Sママも姿を見せて下さいました。通信紙有難うございます。途中から結構冷たい風が吹き抜けてきましたので、皆さまお風邪など召されませぬように。
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[左写真]ビオトープ横に伸びていた山帰来(さんきらい)ことサルトリイバラ。冬には赤い実がなり蔓ごと鑑賞できるのでお正月に飾ることもあります。
[右写真]はヒヨドリジョウゴの赤い実。漢方では「白毛藤」という生薬として使用されますが、実や葉にソラニンが含まれているため食べることはできません。
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夕暮のビオトープは夕陽が赤い実を美しく照らしていました。来週は、はや立冬が近づいてきます。冬に向けて駆け足しの日々ですが、いま暫く秋のよい季節を堪能したいと思うこの頃です。
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本日は、園内通信「お知らせ66」をお出ししました。
内容は、
◇ 月ぐみ 就学時健康診断日について
◇ 園児名簿について

2014.10.15

10月15日(水) / 海を渡る蝶 “アサギマダラ” がきています!(10/7より飛来)・園内通信

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 <アサギマダラ> タテハチョウ科  学名 Parantica sita (Kollar, 1844)  英名 Chestnut Tiger
             分布 日本、朝鮮半島、中国、台湾、ヒマラヤ山脈

18号19号と二度の台風到来による運動会延期は過去には経験のないことでした。台風の雨風に追われるようにして運動会は実施できませんし、年に数回の大きな自然現象と私達園全体のご縁があったと言わざるを得ません。ご家庭でも落ち着かない日々をお過ごしになったことと思います。園内においても出場者の調整、業者さんへ依頼の取り消しと延期、来賓の方々へのご連絡などで大わらわでした。しかし明日の遠足、つづく運動会の天気はほぼ安定した晴天に与れる気配、これほど有難いことはありません。今も競技出場についてご家庭からご連絡をいただいている最中ですが、ご家庭と園が力を合わせ秋晴れの運動会が無事開催できることを心から願っています。

先ほど、観光バス会社の方と明日の配車確認をしましたところ、三台ともお見送りができるタイプ(透明ガラス)の車両とのことでした(特に年少児さんは毎年白川通りでお見送りされる方がいらっしゃいますので)。太郎先生と私は別の車(子ども達が掘ったおいもを運ぶため)で三台の出発を見届けた後、先回りで現地入りして農園でみんなを待ち受けるのが毎年のスタイルです。大人11名で園児全員を見守り、青空の下で紅色のおいもと子ども達の笑顔が溢れる一日となりますように。

<海を渡る蝶 “アサギマダラ” がきています!(10/7より飛来)>
運動会延期で右往左往した二週間でしたが、台風18号が去った頃から渡りをする蝶“アサギマダラ”がひみつの庭に訪れています! 昨秋のちょうど今頃、植栽する予定で園内に苗を置いていたところ、ちょうど「おいも掘り遠足」から戻るとそこへ一匹の見知らぬ蝶が飛来しているのを見つけ歓喜したのでした。
写真は先週の全学年外あそびの日(10/8)に撮ったものですが、本日水曜日も同じ場所(ひみつの庭奥のフジバカマ植栽エリア)で子ども達も自然とほぼ同じ顔触れが集っている形となり、何だか微笑ましく思いながら再び蝶を観察する時間を持ちました。
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フジバカマの赤花がだいぶ満開に。赤花フジバカマも白花フジバカマも、顔を近づけるとうっとりするほどの香りがします。
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昨年10月24日に植栽したフジバカマがこんなに大きく成長し群生しています。フジバカマ植栽“ママの日”
昨年“ママの日”で植栽をご一緒下さったお母さまは覚えておられますでょうか。10月中はフジバカマの上を乱舞しているのをご覧いただけるかと思います。是非お越しになって下さい。
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先生が手で示している先には私も今まで見たスズメガ科の中で一番大きな幼虫“コエビガラスズメ”の幼虫がいます。右写真は飛び回るアサギマダラを目で追っている様子です。
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こうしてそっと翅を押さえます。アサギマダラは他の蝶のように鱗粉がないのでこうしてつかむことができます。アサギマダラの持ち方は翅を持つ方法と胸を持つ方法がありますが、翅を持つ方が子ども達はつかみやすいようです。でもくれぐれそっと、翅を傷めないように優しく・・。年長児Kちゃんがトライ。
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水曜日の外あそびの時間は心ゆくまで全園児が自由に園内を行き来します。自然観察がしたい子はひみつの庭で大木から落ちてきたまだ青いドングリを拾ったり、芝生やクローバー植え込みの中に昆虫を探したりもします。
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年中児Hくんも自然の生き物が好きで好奇心旺盛。優しく手に載せて観察しています。Rくんもお隣でにっこりポーズ!アサギマダラは人間を怖がらない蝶です。今日も子ども達が見守る中をヒラヒラ、フワフワと飛び回っていました。
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「しばらくお花の蜜を吸わせてあげて、それからそっと翅をつかむことができるよ」と年長児Nちゃん。アサギマダラにはまだ解明されていない不思議な謎が多くあるそうです。「なぜ長距離の渡りをするのか」などをはじめ、春と秋に2000キロもの旅をし海を渡る世界にただ一種類の蝶“アサギマダラ”についてはこれから少しずつ調べてみたいと思います。
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体も黒色に白の水玉模様でとても鮮やか。幼虫の色の名残があります。普通の蝶とはだいぶ違いまるで鳥のようにも思えます。一見よわよわしく見える蝶ですが翅には張りがあり容易に破れることはないようです。何せ渡りをする蝶ですから翅の構造が他の蝶とは違うはずです。そう言えば、アサギマダラの幼虫を大型の幼虫図鑑で一緒に見ていたとき、年長児Kくんはお父さまがこの幼虫を手に入れて育てておられると確か言っていましたがさて。
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季節によって園内に飛ぶアゲハにしてもアオスジアゲハにしても、また萩の花にくるキチョウにしても、素手で観察することはなかなか不可能です。私達にそっと触らせてくれた後も、またふわりふわりと元気に飛んでいきます。年長児Aちゃんもそっと手にして観ています。
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前翅と後翅を一緒に持つと翅を傷めないでしょう。アサギマダラを初めて見たのは昨夏信州の高原でした。一瞬ゴマダラチョウかと思いましたが、白色の部分が緑色がかった薄い水色(浅葱色)でとても美しく、下山するなりすぐに調べたところ2000Km以上の旅をする蝶“アサギマダラ”とのことでした。
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手の平にのせたこちらのアサギマダラはオスです。後翅に「性標」とよばれる黒い部分があるのが特徴です。春から夏の間は本州の涼しい高原地帯で繁殖し、秋になると生活地を南方に求めて旅を開始します。京都へは9月から10月に通過し、南の国(九州,沖縄,台湾)へ海を越えて旅をしに飛んでいく途中にお庭に来てくれたのよ、と子ども達にはお話しています。
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こちらは少し後翅を傷めてしまった蝶です。11月になったら無事飛び立って長距離の渡りができるようにと祈ります。
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ひみつの庭の裏門近く、フジバカマの植え込みが一年後に群生するほどに成長しました。今日はヒメアカタテハやハチが、また先週はアゲハやキチョウ、ツマグロヒョウモンも訪れていました。子ども達が見つけた見たこともない蝶も混ざっていました。年長児Sくんはリュウキュウアサギマダラに会いたいと言います。きっと綺麗でしょうね。
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ご興味のある方は一度是非ご来園下さい。
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本日は園内通信「お知らせ59」をお出ししました。
内容は、
◇ 運動会振替休日について
◇ 運動会競技再募集について
◇ お引越しされるお友だちご紹介
*運動会競技再募集は先ほど無事メンバーが確定しました。
 明日、確認書をお持ち帰りいただきます。