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2015.02.20

2月20日(金) / 2月の雪(先週末)・今朝のビジター!・園内通信

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2月初めの立春を過ぎ、いよいよ季節は雨水(うすい)に入りました。
雪が雨に代わって氷が融けて水になり、また草木の発芽が少しずつ見られる頃。

先日より、園長室の窓外の梅の木がたった一輪ですが可愛い花を咲かせています。いよいよ少しずつ少しずつ、春が近づいてくるのが感じられます。

写真はプレイルーム下の庭の雪景色。先週末の撮影ですが、夜から点けたままのライトの上やヤマボウシの木の枝に、雪が美しく積もった早朝でした。今年の冬はお山の上にも例年にないほどたくさんの雪が降り積もりましたが、こんな雪景色もそろそろ見納めになるかも知れません。

昨日、第三園舎にはお雛さまが飾られました。会場セッティングの都合から来週の発表会前には早々にお片付けをすることになりますが、今週初めより始まった各学年の子ども達の舞台練習(第三園舎)を、お雛様方総勢が応援しながらご覧になっているところです。
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“今朝のビジター!” シロハラ?ウグイス?
さて、こちらはお山の中に住んでいる野鳥です。今朝、子ども達を集合場所までお迎えに行く前にkaori先生が「第三園舎(月ぐみ園舎)の中に鳥が迷い込んでいまして・・・」と伝えに来られ、その足でお迎え場所に向かわれました。

第三園舎の位置は、なぜかお山の上から飛んできた夏のオニヤンマがスーッと気持ちよさそうに翅を広げて下りて来て、くるりと旋回しながら玄関から中に入って行ったり、春に姿を現す緑色のカナブンが同じく翅を広げてトンボと同じルートで園舎に旋回して入っていく姿を見かけます。目には見えない気流が生じているのでしょうか。なぜかなあ?面白いなあ?と思いながら何度も見かけることがありました。ところが、昆虫のみならず、野鳥も時折この園舎に入ったまま出口がわからなくなって、とうとう部屋の隅に隠れてしまうことがあります。数年前のちょうどこの時季にも野鳥が紛れ込んだことがありました。
「もしや、あの時と同じ鳥かも・・」と思いつつ、虫取り網を手にお部屋の中に入ってみたところ・・・、やはり数年前と同じく月Bぐみの窓際で同じ種類の鳥が隠れているのを見つけました。

こちらがその野鳥です。目のまわりが黄色くとても可愛らしい目をしています。月ぐみクラスの朝一番のお客さんです。是非子ども達にも見せてあげたいと思い、何度がトライしながら網と手でそっと捕まえました。
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毎朝、子ども達の到着を門のところでお迎えしていますが、気が付くともうお迎えの時間。急いで鳥図鑑をめくりながらお迎え場所に行ったのでした。さてこの鳥はなんという鳥なのでしょうか?

今年はまだウグイスの声は耳にしていませんが、大きさはウグイスにも似ています(ウグイスは実際には茶褐色で、メジロのような綺麗なウグイス色ではありません)。もう一つの候補として、ツグミの仲間シロハラという鳥の可能性があります。西日本に多く越冬する鳥、と図鑑に出ています。同じくツグミ科のアカハラはお腹が赤いのですが、シロハラはお腹が白いのが特徴とのこと。実際にはこの写真の色より羽根の色は薄めです。

ちょうど数日前より、カワセミを宝ヶ池で見たという年長クラスのSくんと、カワセミやヤマセミなど鳥の話をしていたところでした。すると隣にいた女の子が鴨川にもカワセミがいると教えてくれます。みんな鳥のこともよく見て知っているようです。日常的に、子ども達はお山の中に住む鳥の声を耳にしながら過ごしているのですが、間近で観察するチャンスは滅多にありません。少し怖がりさんの鳥のようなので、年長クラスがお庭に出て森に出かける前に全員で見て鳥を逃がしてあげることにしました。鳥が驚かないようにかけていた布をとると、目の前の子ども達から歓声が上がりました。Sくんいわく「お腹が白いからきっとシロハラだと思う」とのこと。

鳥が動き出し、外に出たそうにしている雰囲気を察した子ども達が、「カゴに入っていて可哀想」「出してあげよう」ということでフタを開けたところ、目にも留まらぬ速さで一直線に森の方向に飛び去って行ったのでした。時間にして一瞬のことでしたが、みんなで鳥の後ろ姿を見守ることができました。どこか傷ついて飛べずにいた訳でもなく安心しました。毎日一生懸命発表会に向けて練習している子ども達へ、自然からのプレゼントだったようにも思えます。シロハラなら鳴き声は「キョロン、キョロン、ツィー」。オスかメスかもわかりません。
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本日は、園内通信「お知らせ83」をお出ししました。
内容は、
◇ 3学期生活発表会のご案内(第1部・第2部)

2015.02.13

2月13日(金) / 黄色スイセン・生活発表会に向けて・園内通信

                                                                 「植物園にて」
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   <黄色スイセン>  ヒガンバナ科  原産地 スペイン、ポルトガル、地中海沿岸地域、アフリカ北部
                学名 Narcissus

お山を上ってくる途中、白い日本スイセンが毎年花を咲かせているところがあります。1月末頃より早くも春の訪れを知らせてくれる花です。

先日植物園を訪れたところ、北山門から入った球根ガーデンにひときわ目を引く黄色スイセンが咲いていました。顔を近づけるととてもよい香りがし、その向こうには同じく春の到来を知らせるスノードロップの花も咲いていました。園の“ひみつの庭”のスノードロップも近ごろ少しずつ伸びてきました。まだまだ赤ちゃん株ですが、今年も可愛らしい花を咲かせてくれそうで楽しみです。
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生活発表会に向けて
いよいよ生活発表会が二週間後に近づいてきました。全学年とも毎日それぞれの課題に精いっぱい取り組んでいる最中です。昨日は年少クラス、本日は年中クラスに参りましたが、みんな楽しみながらも真剣に取り組んでいます。年少クラスは各クラス2グループずつお遊戯曲がありますが、音のリズムにのって思いっきり体を動かし全員でかけ声も発声します。お遊戯を見ていると一学期からの運動あそびとつながるように思える箇所もあり、動きの中に一年の大きな成長が見えるようで嬉しく思っています。音楽に体をのせて喜々として踊る様子がとても凛々しく、一人ひとりの笑顔が溢れるお遊戯です。

また、年中リズムバンドは各クラス二曲ずつお披露目します。一曲目は歌に続いてリズム演奏をしますが、歌は全員がしっかりと覚えて歌うことができるようになり、子ども達の合唱の声が一つになりクラス中に響きます。リズムバンドはクラスの壁一面に貼った表を見ながら何度も繰り返し練習を重ねている途中で、一人二種類の受け持ち楽器を大切に取扱いながら、両クラス合同で楽器別の練習も取り入れています。来週は、一曲目のおさらいとともに、二曲目を充実させるように先生達もいよいよ頑張りどころです。

年長児クラスからも元気のよい劇の声が聞こえてきます。繰り返しの練習で得られる自信とともに声もだんだん大きくなってきます。3学期に入り寒さがピークの日々でしたが、不思議とお休みする子も少なく全体としてとても元気に登園しています。

外に出て、朝から森の樹木が放つ酸素たっぷりの空気に触れることができるのは、子どもの健康にはとてもよいと思います。私自身も特に今年は冷たい空気がとても気持ちがよいくらいに感じています。どの学年のどのクラスも、練習が終われば園庭あそびやひみつの森に出かけ、冬のキリリとした新鮮な空気の中を、発表会を目標に毎日元気に過ごしています。
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本日は、園内通信「お知らせ82」をお出ししました。
内容は、
◇ 3学期生活発表会について
◇ 「生活発表会ビデオ」の撮影,製作について
◇ 今月末のお帳面のお預かりについて
◇ 園児の健康について