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2017.09.19

9月19日(火) / ”秋” 朝の空と夕焼け小焼け・大根の種を植えたよ(年長)・ブロッコリー苗を植えたよ(年中)〔9/13(水)記録〕・絵画ひまわり🌻(年少)・絵画スイカ🍉・製作とんぼ(年長)〔9/12(火)記録〕・オオスカシバの幼虫がサナギになるよ🐛・園内通信


 秋の朝/ひつじ雲・うろこ雲

こちらは先週のとても爽やかな日に撮影した雲の様子です。

まるでフワフワとひつじの毛のような雲が早朝から広がり、思わずカメラを向けました。

[夕焼け] こちらは同日の夕刻。爽やかだった一日の締めくくりはあまりに鮮やかな夕焼け空。再び撮影。

[小焼け] 夕陽が沈み暗くなったあと10~15分ほどすると、再び明るく光る「小焼け」が見られます。

「夕やけこやけで 日が暮れて 山のお寺の鐘がなる
 お手々つないで みなかえろ からすといっしょに かえりましょ

 子供がかえった あとからは まあるい大きな お月さま
 小鳥が夢を 見るころは 空にはきらきら 金の星」

夕焼けやお月さまがとても美しい季節です。そして今、お山の夜は鈴の音が響く虫たちの大合唱に包まれています。
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大根の種を植えたよ(年長クラス)〔9/13(水)記録〕

今年は夏のお野菜きゅうりやトマト、スイカを植えて育て、7月、9月に実をみんなでいただく体験をしました。収穫後は絵に描いたり、いろんな素材を使って野菜を作ってみたり、生長の過程を思い出しながら表現活動を行いました。

さて、秋には何を育てましょうか😊 みんなは育てる気満々! で冬もできるお野菜は何がある?とみんなでいろいろと考えながら、年長クラスは冬に美味しい大根を植えよう!ということになりました。大根の種を植えるにあたり、みんなで収穫するにはさらに広い畑が必要でした。

放課後、ひみつの庭の土壌を先生達とシャベルで開墾し、自由あそびの時間には子ども達が土を手でほぐしたりスコップで土の塊があれば細かくする作業をしました。土の中に固い石や木の枝などがあると「また根」になり先が分かれてしまうようです。そして、植えつけ二週間前から天然貝の化石でできた有機石灰を施しました。石灰などアルカリ性資材を素の土に入れることで、多少酸性土であってもpH(水素イオン濃度)がアルカリ性に傾くよう調整ができます。畑の土のpHは「0(酸性)~7(中性)~14(アルカリ性)」のうち、pH測定器で6.0~6.5くらいになるよう目指しました。植え付け一週間前には有機堆肥やバーク堆肥などの肥料を加えつつ、水はけもまずまずといった土に改良することができ、みんなでニンマリ😊。いよいよ準備OKとなりました。畝も作り畑らしくなりました。

9月13日朝。青首大根の種を一人4粒ずつ先生から手の平にもらいまず観察です。赤っぽくて小さな種を初めて見た子がほとんどで、中には「小豆だ」という声もあったり😊

こんな種よ、と手の上に載せて見せています。      こんなに小さな種が大根になるのかなあ・・・😊

手の中の赤い種。小さくて可愛い。野菜の肥料も混ぜ込んだ畑の土に種を植えていきます。缶やペットボトルの底で約1㎝ほどの深さに穴を開け、その穴の四隅に一粒ずつ種を入れて上からそっと土をかけます。

一人一本ずつの大根を育てます。みんなはとても丁寧に植えています。

そっと土のお布団を種にかけてあげたかな。株間は25㎝ほどの等間隔で次々に種を入れていきました。

小さな種を蒔いたあと、みんなで畑をみて確認していきます。

大根畑にたくさんの大根が育ちますように。11月半ばから12月頃に収穫できるといいね。 子ども達の賑やかな声がしました。オオカマキリを見つけたようです。お腹が大きなお母さんカマキリかも知れません。

子ども達の足元は森行きのスタイル。この後、園庭続きの森へ出かけて過ごします。あら、足元をカマキリがのぼっています😊 今の時季、お母さんカマキリが産卵する姿があちこちで見られます。お父さんカマキリが一緒のこともあります。
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ブロッコリー苗を植えたよ(年中クラス)〔9/13(水)記録〕

さて、こちらは何の苗でしょうか😊 

元気な苗を前日の12日(火)に届けてもらいました。

年長クラスの大根畑の横につくった年中クラスの畑です。何を植えるのかなあ? どうやって植えるのかなあ?と土を眺めて見ています。

まずは、ほしぐみクラスが集合。畑を取り囲んで先生からのお話を聞いています。さてさて苗もやってきました。 

さあ、この苗はなんのお野菜だとみんなは思う?     次々にいろんなお野菜の名前が飛び出します。

緑色のお野菜よ! などと先生からヒントが出されたところで閃いたのはTくん。『ブロッコリー!』

苗からポットを外して白い根っこがあるところを見て、柔らかな土に手で穴を開けてブロッコリー苗を浅めに植えてあげましょう。

二人でペアになり力を合わせて植えていきます。そう、手はこんな風にして外すのだったね。よく見ていましたね。

土を手で触るのも平気です。中には土が手につくのが苦手な子もいましたが、お友だちと力を合わせます。苗の茎を指ではさみ、逆さにしてポットを外すよう説明しましたが、みんなとても上手にそっとできます。

二人で一緒に植えているところです。

予め植えるポイントを楊枝で示しています。ここに穴を開けよう。 手がこんなにまっ黒になったわ😊

水やりの説明は先生もまだしていませんでしたが、子ども達は前回のスイカの時のように自らピッチャーを取ってきて苗の株元にお水をあげ始めました。すごいね、みんなはちゃんと覚えていたようです。植えたらお水やり→土が乾いたらお水やり。植物は土の中で、太陽🌞と水をもらって育ちます。

一緒に植えようね。どれにする?            ぼくたちはどれにする?と相談中。

私たちはこれにしましょう! 決まったかな。      ゆきぐみクラスも時間差でやってきて植え方の説明をまず聞きます。

みんななかなか上手に植えているよ!          こうやって外していくよ。

僕たちはここに植えるんだね。             私達もブロッコリーを逆さまにして・・・、と。        

そっと土のお布団をかけてあげるよ。そっと、そっと・・・

「わたし、端っこのこれも植えたいな」と言ってしっかりした手つきでいつの間にか植えていたTちゃん。上手く植えられたね。

こんな風に畑の畝にブロッコリー苗がたくさん植えられました。

こちらも水遣りチームの男の子達。葉っぱの上からかけないことを子ども達はすでに身につけて覚えています😊

ぼくも水やり、こうしてそっとだったね。        見ていると水が土の中に吸い込まれていくね。飲んでる飲んでる。

大事に水遣りしています。               自分で植えたところを覚えていてしっかりお水をあげる子ども達。

たっぷり、た~ぷりあげようね、とお話しながら一緒にお水をあげます。

年中クラスのブロッコリーが植えられました。年長クラスの大根も年中クラスのブロッコリーも、新たにつくったこちらの大きめの畑と、向こう側の円形の畑に分けて、エッジで区切って植えることができました😊 ヤッター!!

絵画ひまわり🌻(年少クラス)〔9/12(火)~週末までの記録〕

こちらは12日(火)の年少クラスの様子です。5月に植えたヒマワリの種から発芽し夏の間に大きく生長した年少児さん達のヒマワリ。二学期はじめにたくさんできたヒマワリの種を各クラスみんなで種取りする時間がありました。

続いて先日来、ヒマワリの真ん中の種の部分を指に絵の具をつけて一つずつ描き、この日は花びらをスタンピングで製作しているところです。ダンボール片にペットボトルキャップを取り付けた先生手作りのお道具で取り組み中です。

しっかりとお皿の絵具を裏面につけて、自分で選んだ色画用紙にペタペタとスタンプしていきます。淡いピンク色の色画用紙に黄色や山吹色がかった絵具が素敵です。

こちらはブルーの画用紙にペタッと押してそっと外すと、嬉しい笑顔がこぼれました😊

ギューっと押さえてパッと離す、楽しいね~。あっちにもこっちにも、色を変えて画用紙一面のヒマワリの花が満開に咲いていきます🌻

スタンプのヒマワリの花びらが一枚ずつ重なって大きなヒマワリが完成します。机スペースとお道具の関係から、数名ずつがテーブルにきて作業をします。

とても楽しそうです😊 次々と自由にしたいところへスタンプしていく面白さが体感できます。

お隣で遊んで待ちながら、順番がきたらすぐに取り組みます。お友だちと隣り合わせで次々に素早いスタンピング。 私はこんなのよ、とお互いのお花を目で見ながら進めています。

ポンポンと軽やかに型押ししているところです。

真ん中の部分をめくってみると、ほうら😊 こんな素敵なヒマワリの花びら🌻

スタンプしていくのはとてもとても楽しいね。      嬉しくなるくらい😊

できた!! 達成感😊

どの色にする?とmika先生。ぼくはピンク色だな。    椅子に座ればすぐにスタンプスタート。

ポンポンポンと手際よく、みんなとても上手です。    黄色の画用紙を選びスタンプします。

ギューっと押してパッと離す。スタンプをくるくると回転させて押し、ほうらヒマワリの花。

私、待っている間に描いたのよ、私のヒマワリ、とHちゃんと絵。うわ〜、真ん中の濃い色が素敵! 座ったらすぐにスタンプにお皿の絵具をしっかりと浸して~

イメージしたところへポンポンとスタンピング。    あらっ、スタンプしてグイッと回してみたHちゃん。なかなかいいわね~、と言うとクルっ、クルっと手を回してみました。押したら回転させる技を発見!              

押してはクルっ、押してはクルっ。なかなかダイナミックなヒマワリの花ができていきます😊

自分で思ったように、イメージしたように、また好きなようにお道具を使って色をのせていく楽しさを体感する年少児さん達。

なかなかダイナミックなヒマワリの花が完成。

お友だちと交替しながら意気揚々と楽しむ術を知っているような子ども達。これは大人も一緒に楽しめそうです。みんなで種を植え、お水をあげてお世話をしながらすくすく大きくなったヒマワリの花🌻。太陽を浴びて大きく育ったヒマワリに負けないくらい、みんなのヒマワリがお部屋の中にいくつも咲いていきました。

ひまわり🌻つづき~(年少クラス)〔9/15(金)記録〕

そしてこちらは12日の続きです🌻 クラスを訪れると作業が始まっていました。

ヒマワリの葉の色の和紙を用いて葉っぱづくりの保育シーンです。みんなお椅子に座り黙々と集中して作業に取り組でいる様子です。

葉っぱをつくるのはね、こうして手でやぶいていくでしょ。小さく千切って葉っぱを作っていきます。

クチャクチャ~と和紙を丸めて広げるとふんわりとした柔らかさになる和紙。たくさんの葉っぱができていますね。

ぼくはこうしてつくってる。              こつこつと二色の葉を準備しています。

ぼく、こんなにできたよ。ほら。            小さく千切った和紙の葉っぱと愛らしい手。

丁寧に取り組む女の子達。葉っぱの準備ができたら予めはさみでカットした色画用紙の葉に一枚ずつのりで貼っていきます。

おもしろいよ。こうしてクチャクチャクチャ~ってするでしょ、くるくると丸めてるでしょ。

こうして広げると紙が柔らかくなるでしょ。       ぼくはほら、こんなにできたよ。

のりを千切った葉っぱにつけて画用紙の葉に一つずつペタリ、ペタリとつけ、自分だけの葉っぱが出来上がります。

みんな集中して作業が続いています。思ったまま手で千切り、一枚ずつヒマワリの葉っぱを完成させていきます。

それぞれに葉の色合い、風合いが異なり自分だけの作品ができます。

それぞれのイメージで行う手作業、指の作業から形作られる一枚ずつのヒマワリの葉。小さな愛らしい子ども達の手が創造的に次々と作品を生みだしていきます。

本日19日はヒマワリの製作をほぼ完成させたところです。その様子はまた後ほどご報告致します😊

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絵画スイカ(年中クラス)🍉〔9/12(火)記録〕

こちらは12日(火)の年中クラスの様子です。

過日、みんなで育てた甘い小玉スイカをひみつの庭のウッドデッキでいただき、そのお味や色を思い出しながら残ったスイカを目前にして絵具と指で種を描いているところです。

スイカの色も人それぞれ。指でトントンと黒い種を描いていきます。スイカを切ったときの果肉がみんなは印象的なのでしょう。美味しそうなスイカの中身が表現されています。

甘かったスイカを前にして描いていると、絵の中のスイカもいよいよ美味しそうに色合いになってきます。

緑色の皮と赤いスイカ🍉の果肉に種が一つずつ、丁寧についています。種が多いとより甘く見えるようです。

こちらもなかなかいいスイカですね。切った蔓も描かれています。いい色合いです。

さあ、黒い種をいっぱい書いていくよ~。        種がずいぶん多くなり、ますます甘~いスイカ🍉になってきました😊
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製作とんぼを壁面へ(年長クラス)〔9/12(火)記録〕

こちらは12日(火)の年長クラスの様子です。何とかクラスに行ったときには作業が終盤の頃でした。

前日にお庭で落ち葉、枝を拾い、この日は葉っぱに絵の具で色付けをしました。色とりどりに色付けされた落ち葉。

こちらも丁寧に色を葉に載せてスタンプしてみています。

落ち葉と枝でとんぼを製作する予定の年長児。葉の色を裏返して画用紙に色がどのように反映できるか、一枚ずつスタンプの結果がどのようになるかが楽しみな作業です。出来上がったら壁面を飛ぶ予定です

作業を終えた子はお弁当前の自由あそびを楽しんでいました。

タマムシ出現です!

ほら、せんせい見て、と女の子がすでに死んでしまっていたタマムシを手の平にのせて見せてくれます。

ほんと、タマムシね、きれいな色。裏返すとお腹も全部ピカピカのタマムシ色ね。あまりにきれいなので持って帰りたくなった~、とつぶやくCちゃん。

時を同じくして、こちらは年長の男の子達。今度は生きているタマムシを見つけました。今年の園内では、恒例の7月にタマムシの姿が見られず残念に思っていたところ、ようやく9月になって姿を見せてくれたタマムシ達でした。タマムシの飛び方はカミキリムシと似ていて面白いね、とか、成虫のタマムシは何を食べるんだろう?など、一緒に観察しながらお話をしておりました。生きているからそろそろ自然に返してあげよう、じゃあ、いつもよくいるサクラの木に逃がしてあげよう、とSくんRくんと考えました。ここへ放してあげるといいんじゃないかな?とRくん。

桜の幹にそっと放してあげると、ゆっくりと木を登りだしたタマムシです。木に這い上がっているツタの中を潜りながらもゆっくりと更に登っています。途中、黄緑色のウンチをポロリとこぼしたのも見逃さないRくん。面白くて笑っています😊 同時にタマムシを入れていたケースの底にも小さなウンチの粒が数粒あるのに気づいた男の子達。きっとサクラの葉などを成虫のタマムシは食べるのだろうと推測できました。きれいな黄緑色のポロポロウンチはサクラの葉のウンチと思われます。

木を覆う緑色のツタの中にメタリックにキラッと光るタマムシをじっと見つめるRくんとSくん。画像の中に光るタマムシがいるのが見えると思います。Rくんの眼差しの先の方です。動きを見守るその一瞬、フワッと翅を広げて空中に飛び上がりそのまま空高くへ飛んでいきました。

瞬間、S君が大きな声で叫びました。『またね~~。またいっしょにあそぼうね~~💕』と。幼虫から育てて旅立ちを見送ったチョウも、お庭で出会ったタマムシも、子ども達にとっては共に時を過ごした友なのです。夏の昆虫はいよいよ姿が少なくなり、秋が深まっていくにつれ次は秋の昆虫がいろいろとお目見えしています。今日はナナフシ、ツユムシ、バッタなどが見られました。季節は廻ります。
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年長児Kくんが幼稚園に連れてきたオオスカシバの幼虫

過日の朝、年長児Kくんが艶やかな茶色の幼虫とともに登園しました。形からしてスズメガ科の幼虫のようでしたが幼虫図鑑の中に簡単には見当たりません。よくよく探すと図鑑に載っている緑色型の幼虫ではなく、褐色型であることが判りました。名前はオオスカシバです。オオスカシバは確かにスズメガの仲間ですが、他のガとは異なり昼間に花の蜜を吸ってチョウのように飛ぶガです。黄緑色の体に透明の翅をした姿がとても美しく、静止しながら長い口吻(こうふん)を出してホバリングする様子はオオスカシバ特有のものです。皆さまもご覧になったことがあるでしょう。このオオスカシバは子ども達が持っている小学館の昆虫図鑑P.144下欄にも詳しく掲載されています。

もしかするとKくんのお家(または近く)にクチナシやスイカズラの木があって、そこで育った幼虫が地面に落っこちていたのかも知れません。いろんな流れから、あとは私の手元で育てることになりました。さて、オオスカシバについてKくんと確認した後、幼虫の食草であるクチナシを早速虫かごに入れ、早めにサナギになるための土を飼育ケースに4㎝ほど入れました。すると、その日の子ども達のお帰りを見送ったあとに、直ぐに土に潜る姿がありました。その様子がこちらの写真です。

どんどん潜っていきあっという間に姿は見えなくなりました。土中で蛹化(ようか)しサナギで越冬後、成虫になるのは来春になると思われます。

スズメガ科の幼虫は今まで飼育ケースの中で育て何度か羽化を確認したことがありますが、羽化後の様子はチョウに負けず劣らず愛らしい姿をしています。Kくんやクラスの仲間がその後の幼虫の様子を思い出しては見にやってきますが、完全にサナギになった頃にはそっと土から出して観察することも可能です。今しばらくは幼虫から土の中で”変身中”のため、そっと動かさないように用心しているところです。来春が楽しみですね。

夏の虫シロテンハナムグリ

こちらは先日園内で現れたいよいよ最後の夏の昆虫シロテンハナムグリです。年長児Aくんがお庭で見つけましたが、ご要望の簡単標本にして先日届けました。

そして今朝はヒラタクワガタ、ノコギリクワガタが届きました。すでにもう動きませんがとても立派な姿をしている大型のクワガタです。折をみてご要望の標本にする予定です😊
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本日は、園内通信「お知らせ49」をお出ししました。
内容は、
◇ 各種競技の再募集の結果ついて

2017.09.08

9月8日(金) / ヘクソカズラ・スイカ🍉おいしかったよ(年中児)・虫メガネで・朝顔で色水あそび(年中児)・おばけ屋敷👻(年長児)・園内通信


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   <ヘクソカズラ(屁糞葛)>
    アカネ科 分布 日本各地、東アジア
    学名 Paederia scandens
    英名 Skunk vine
    別名 ヤイトバナ、サオトメバナ
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夏から秋の気配が漂うようになった頃、お山の途中で今までに見たことのない愛らしい花があちこちに咲いているのに出会いました。皆さまご存知でしょうか?

「これは何の花?」と一緒にいた家族に聞かれ、知らなかったはずなのに”ヘクソカズラよ”と自然に口をついて出ていたのには自分自身が驚きました。実際、初めて目にした花なのでそれは不思議なことでしたが、調べてみるとやはりヘクソカズラでした。「屁糞葛」と何とも気の毒な字が充てられていました。理由は葉や茎をちぎるととても匂いがあるからだそうです。

蔓性の多年草で、学名のPaederia(パエデリア)はラテン語のpaidor(悪臭)が語源となっています。葉や茎に悪臭があることからそのような名前がついたようです。ヨーロッパにおいても人が同じような印象を持ち、やはり香りが好まれない花ということなのでしょう。英名でもSkunk vine(スカンクの蔓草)と名付けられていますが、この植物が身を守るための手段ともなっているようです。なので、これを食べる虫はほとんどいないのだそうです。

よい香りがして人間や虫が思わず近づけられてしまう花もあれば、このヘクソカズラのように生き物を遠ざけてしまう植物があるのがなぜなのでしょうか?不思議で興味深いところです。しかし匂いのある分、薬用植物としての役割を有しているようです。生の実をつぶし、汁をしもやけやあかぎれなどの外用としたり、また、乾燥した果実や全草が腎臓、下痢、黄疸などに対し薬効を発揮するそうです。

いずれ丸い実ができるのを楽しみにしているところです。
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スイカ🍉美味しかったよ🍉(年中児9/4(月)記録)

みんなで苗を植え、お世話をしてきたスイカに小さな実がなってきたのが一学期末。

中にはスイカ畑の中で、緑の葉に上手く隠れながらソフトボール大まで育った実もありました。大事な大事なスイカ🍉。夏休みの間にグングン大きくなっていきました。

雌花の元が膨らみ、まだ花もたくさんついていた夏休みに入った頃。子ども達の声がなく静まり返った日が続くと、やはりカラス🐦の来訪は否めません。葉の中に隠れているスイカすべてにネットを掛けていきましたが、いつの間にか突かれてしまったスイカも数個ありました。

夏休みの中の収穫🍉

小玉スイカの実が大きくなりそのままでは熟れて実が崩れてしまう時点で、一つずつ大事に収穫をして園の冷蔵庫で保管し始めたのが8月14日お盆前。子ども達と畑の中で収穫できたら何よりよかったのですがこればかりは仕方ありません。

15個ほどスイカが成りましたが、カラスと台風などの天候のコンディションにより10個収穫することができました😊 さて、子ども達がまた園にやってくる時まで熟れすぎないかどうか、など責任重大でしたが、どうやらその間にあま~いあま~い🍉になったようです✌

🍉スイカを食べたよ😊(9月4日(月)記録)

始業式明けの月曜日。いよいよスイカをご賞味することができました。

ひみつの庭のデッキで、先生に小さ目にカットしてもらった小玉スイカです。新聞紙を下に敷き、木製の小さな太刀型楊枝を手に種を取りながらお味見です!

私がようやく駆けつけた時、子ども達が美味しそうに食べている姿がありました😊

夏休みにはお家でたくさんのスイカを食べたことでしょう。みんなで育てたスイカを9月に入っていただくのもまた代え難い喜びかも知れません。子ども達にインタビューすると、甘くてとっても美味しいとのこと。よかったね😊 美味しそうなお顔で緑の皮のところまで上手く食べている子が大勢でした😊

私達もいただきました🍉。糖度が高く本当にとっても美味しい今年一番の小玉スイカでした。一度育てたかったスイカですが、まずまず上手くいったというところでしょう。本日はあと数個残しておいたスイカを前にしながら、みんなが育てたスイカの黄色い花や小さかった実を思い出しながら、絵の具を使ってスイカの絵を描きました。
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虫メガネで👀

9月に入り、ことりぐみ横にあるコナラの木から今年もお山で一番早いドングリが落ちてきています。落ちてくると言うよりゾウムシのお母さんがドングリに産卵した後、チョキンと切り落とすのです。

ドングリのお帽子の上からも穴が空いているのが見えます。ゾウムシは中の実を食べて育ち、自分で穴を開けて外へ出ます。その後土に潜ってサナギになるのです。

ほんと、みえるみえる、と順番に虫メガネを使って観察している様子です。そこへ、「せんせい、ハナムグリみつけた」とやってきたのは年中児Jくん。シロテンハナムグリです。もう涼しくなってきた頃なのにとても元気なハナムグリ。Jくんの指にしっかりしがみついています。Jくんがすきなのかな😊

まるで指輪のようです。Jくんはこのシロテンハナムグリがとても気に入って今も大事に育てています。

図鑑を一緒にめくってみると、ありました。9月に入り夏の昆虫はさすがに少なくなりましたが、砂場の辺りで見つけたそうです。JくんのTシャツも昆虫がずらりと並んでいます。幼稚園のお山で見られるものも描かれており頼もしいシャツです😊

そこへオオカマキリを見つけた子ども達が。早速虫かごに入れて観察です。足や手が細いからとても大事にしてあげようね、と言います。お母さんカマキリで卵を産むかも知れません。

Aちゃんが手にしているのはフジヤスデ。ヤスデの仲間でダンゴムシのように優しい虫です。太鼓のように丸くなるので私は小さな頃タイコムシと呼びました。やさし~く手の中を歩きます。痛くもかゆくもないね。

さっきのシロテンハナムグリ、JくんのTシャツの絵柄の一つになりました😊真ん中の左端。

こちらはアブラゼミの抜け殻。この日のお山のBGMはツクツクボウシの声。 さて、こちらの朝顔は夏の間に満開に咲いていました。網はお花が好きな生き物から守るために設置していました。

昨日9月7日(木)。色水づくりをしました。みんな少しずつ色が違うのがまた面白いところ。

きれいな色がでたね~。お花の色はピンク色と青色と紫色の朝顔でした。

このまま筆で絵を描いてもよし、和紙に色水を吸わせて乾かしても素敵な紙ができます。それで物づくりも。透明コップに入れてジュースごっこもできますね😊 本当にいい色です。

いい色でしょ! 三人並んで嬉しそう。ポーズ😊

ぼくも嬉しい。                    こんな色になったよ。

きれいね~、みてみて~💕               ぼくたちこんなになったよ😊     

年長クラスお化け屋敷の巻~~👻👻(9月7日(木)、本日8日(金)記録)

こわいよ~ こわいよ~👻 一学期中より年長児Aくんの発案でいつかお化け屋敷をみんなでしよう!という思いが叶って開催した年長つきぐみお化け屋敷です👻 👻 ・・・ にょろにょろおばけにひとつ目こぞうなど、たくさんの手作りおばけが出来上がったのが昨日7日。

何やら目玉ばかりの絵もぶら下げられています。

こちらは昨日、年長児で催されたお化け屋敷の様子です。つきAぐみのお部屋が真っ暗になり天井からぶら下げられたたくさんの👻👻。外は蒸し暑かったけれどお部屋の中は涼しくて何だかひんやりした空気が漂っています。

可愛いけどこわいね~ ボディーに切れ目も入っていてムードたっぷり👻 真っ暗な中でお化け屋敷を満喫した子ども達。私も思わず布をかぶって入場したら、誰かわからなかったようで少しこわかったかな~?でもすぐにばれてしまいました。昨日はtomomi先生も招かれ、一通り子ども達に案内してもらってお化け屋敷を堪能しましたとのこと。最後には水の流れるBGMが隣のお部屋から聞こえる中、こわ~い話を先生にしてもらいました。

そして、今日は年中、年少児さんを招いて二日連続のお化け屋敷ごっこ。こちらの写真映像は暗めになっていますが今日はあまり怖くない明るめのお部屋でのお化け屋敷となりました。お面をつけた子が近づいたり、歩くと赤くて長い紙に足が引っかかるしくみにもなっていました。私も思わず足が引っかかってしまいました~👻

ほうらみて、と年長児Rちゃん。導かれていくとそこにはのっぺらぼうの顔がぶら下がっていてこわ~い。お・ば・け・だ・ぞ~~👻~、と驚かされました😊

う・ら・め・し・や~~~。なかなかこわ~~い演出です。

まよいました たすけてください。と書かれています💦

年長児Kくん達。いや、ほんもののおばけ👻 昨日も今日もこのスタイルで、中からキラリと眼が光るのがなかなかこわ~いイメージでした。

年中、年少児達も楽しんでいました。手をつないでいたのは正解だったかも知れません👻。今日でお化け屋敷は終了しましたが、放課後カプラ教室の時に、お化け屋敷がもう片付けられていたのを残念がっていた年中、年少児さん達でもありました😊
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本日は園内通信「お知らせ45」「お知らせ46」「お知らせ47」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ45」
◇ 昨日の保護者会の内容について
◇ お忘れ物のご連絡
◇ バレーボール部員募集のご案内(幼稚園バレーボール部より)
「お知らせ46」
◇ お父さま運動会役員のご協力のお願い
◇ お母さま運動会誘導係のお願い
「お知らせ47」
◇ 保護者出場の各種競技についてのご説明

2017.09.01

9月1日(金) / ハナイカダ(花筏)・二学期スタート🌞・”ウラギンシジミチョウ”美術館にて(長野県)・園内通信


  <ハナイカダ(花筏)>  ハナイカダ科  分布 日本/北海道南部以南の森林に自生
              学名 Helwingia japonica  別名 嫁の涙

皆さま、こんな植物はご存知ですか😊 葉の真ん中にブドウのような黒っぽい実がなっています。春にはこの葉の上に小さな白い花が咲きます。なので、葉っぱをイカダにたとえて名前をハナイカダ(花筏)と呼ぶのでしょうか。こちらはこの夏に撮った写真ですが、随分前に信州で初めて見つけた時にはとても驚いたものです。

調べてみると「北海道南部~九州の、丘陵から山地の林内や湿り気のある沢筋に生える」とあります。そう言えば初めて目にしたのは軽井沢の涼しい川沿いのエリアでした。木の高さは2mくらいで、目の前にたくさん広がっていて目が点(*_*)になった記憶があります。

まるでエノキの葉の上にブルーベリーの実が乗っているようです。このような日本固有の古典植物は他にも案外身近に多く見られます。「日本の植物学の父」といわれる牧野富太郎さんの日本植物図鑑が手元にほしいところです。
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二学期スタート

今夏の猛暑は大変厳しく、且つ湿度が高くて曇り空が多く、昨年度よりもさらに過ごしづらく感じた夏でした。そんな中、8月最終週頃よりいくぶん凌ぎやすくなり、今朝などは一段と秋の来訪を思わせる嬉しい日でした。

子ども達を迎えるスタンバイをしながら動いていると、山の下辺りにに近づいてきた子ども達の声があちこちから聞こえてきます。

9時前。第1グループをはじめ、すべてのグループがほぼ同時に元気に到着しました。全員とご挨拶をするためその合間の撮影です。

陽に焼けた元気な笑顔がたくさん揃い、楽しかった夏休みのお話をいくつも聞かせてくれました。中にはこれからもお出かけのお楽しみが待っている子もいます。

二学期最初の各クラスお当番さんが早速活躍してくれました。『おはようございます。〇〇ぐみです。お願いします。』と二人で声を合わせます。年少児さんもこのお役目は一学期で随分慣れたものになりましたが、一学期と変わりなくキラキラした目でクラスからの大事なお荷物を届ける姿に確かな成長を感じます。夏休みを経て変わりない、ということは明らかに成長されている、ということにもなり得ます。

ためらいなく大きな声が出る、笑顔が出せる、思ったことは何でも言葉にすることができる。お当番バッチをつける日は、子ども達のそのような前向きで自発的な気持ちを沸き立たせる日でもある一方、クラスのお世話役の日として各クラス内でもいろいろと活躍しています。

始業式では全員が高らかに園歌を合唱し、園長先生からのお話もしっかりと頷きながら聞く姿勢がありました。終了後は、全園児が久しぶりのお庭のあちこちで思いっきり走り回って過ごしました。

虫かご、虫メガネは今日も常時売り切れで、子ども達が元気に行き交います。『アオマツムシみつけたよ』と見せにきてくれた年長児男の子Aくん。夜のお山の中は虫の大合唱が響きますが、その中でもひと際大きな声で鳴くアオマツムシ。リーーン、リーーンと体と同じく大きな声を出します。

「あれまつむしが ないている、ちんちろちんちろ ちんちろりん・・・」という「むしのこえ」は日本古来のマツムシを歌にしたものですが、最近よく耳にするのはAくんが昼間に見つけたアオマツムシの声です。いつからか日本に棲むようになった外来種で、昔からの日本のマツムシは茶色っぽい色です。秋の夜は虫の音色の聞き分けをしてみるのも楽しいです。そんな話を暫くAくんとしていました。

また、その前に同じく秋の虫を手にして走ってきたのは年長児の女の子Kちゃん。「こんなのみつけたよ。うんていのよこのきのなかにいたの」と嬉しそうです。早速図鑑をめくってショウリョウバッタのオスだと判ります😊 この虫(バッタ)は鳴きませんが、飛ぶときにチキチキチキッ~と音を出して飛ぶよ、と言うと、早速に飛ばして確かめていました^^ これからどんな秋の虫が現れてくれるかとても楽しみですね。セミは辺りでツクツクボウシが頑張って鳴いていた本日でした😊

恵まれたお天気の中、元気いっぱいにあそんだ子ども達のお帰りの時。各グループが並んで出発するために幼稚園の門を開けて石段を下りていると、近くの石段の隙間から微妙に何やら揺れるものを目にしました。近づくとアブラゼミのハネが一枚、まるでチョウがゆっくり翅を動かすかのように小刻みに揺れ、小さな生き物が何やら頑張っている様子が想像できて微笑ましく、思わずカメラを向けました。そっとハネをつまみ上げてみると、下からアリが懸命に引っ張る姿がありました。アリとの引っ張り合いっこになりました。そんな生き物の様子をお庭で子ども達と発見することはお山の環境の中ではよくあることです。さて、この秋がまた楽しみになってきました😊

『さようなら』と一人ずつがご挨拶をしてお山を下ります。『さようなら、またあした』といつも口ぐせで言うのは年長児の女の子Yちゃん。Yちゃんは年少の時から『さようなら、またあした』が恒例のセリフです。そのYちゃんの本日のお帰りは、『さようなら、またあさって』でした😊。私も『さようなら、またあさって』と返しました^^/~
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“ウラギンシジミチョウ”美術館にて(長野県)

家族で今夏も信州に参りましたが、自然の中につくられたある美術館。

今夏は結構暑い信州でしたが、関西よりは幾分涼しくまた、カツラなどの樹木がとても美しく、池の中をカモが10匹近く幸せそうに過ごしていました。

美術館の中を川が流れ、園のビオトープにも植栽していた水生植物が繁茂し清々しい空気が漂う敷地です。

造成された水辺ではなく土手の上に草が生え、水中に潜っては何かを啄んでいるカモの様子に時間を忘れる私達。

人が少なくまるで貸切りのようです。館外に置かれた椅子に腰かけお茶をしていた時、どこからか真っ白のチョウが飛んできたかと思うと私の手にスッと止まりました。

口吻を伸ばしてツンツンと皮ふを触るので何ともくすぐったいのですがその様子が愛らしく、そのままずっと飛び立たずにお茶の間中、私の手の上で遊んでいた真っ白のチョウです。名前はウラギンシジミ(裏銀小灰)。裏翅が橙色がオス♂、白、または薄い青色がメス♀のようです。チラリとうかがえるのは中が黒っぽいのできっとオスだったかも知れません。

あまりに長居してくれるので、あとは隣にいる娘に面倒をみてもらいました。まったく人を恐れず、逃げる様子もなく手に止まるチョウはときどきひみつの庭にもやってきます。生き物を愛らしいと思うのはこのような出会いがあるからでしょう。レイチェルカーソン、牧野富太郎さんなど、館内に戻ると私の部屋の本棚と似た書籍コーナーがあり何だか嬉しくなりました。
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本日は園内通信「お知らせ42」「お知らせ43」「お知らせ44」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ42」
◇ 園児名簿関連
◇ お弁当について
◇ 手提げ袋について
◇ 保育料について
◇ 体操服について
◇ 体操服などの購入について
◇ 「水着セット」「置き靴」「森のお着替えセット」のお持たせ
◇ カプラ教室について
◇ 課外教室について
※本日、絵画教室より二学期予定表をお持ち帰りいただきましたが、二学期第1回は「お知らせ42」の通り9月13日(水)となります。週明けに絵画教室から訂正版をお持ち帰りいただきますのでお伝えまで。
◇ 悪天候時の降園について
◇ 未就園児対象”親子登園(月曜開催)””園庭開放(金曜開催)”について
◇ 平成30年度入園願書発行について
◇ 平成30年度園児募集ポスターについて
「お知らせ43」
◇ 保護者会のご案内
「お知らせ44」
◇ 第3回ふれあいサタデーのご案内