2019.03.17
3月17日(日) / 第69回北白川幼稚園卒園式・お楽しみ会(謝恩会)を振り返って💐ひみつの庭の芝生張り替え・園庭に土入れなど
昨日16日(土)は第69回卒園式を無事執り行いました。この時季によくある不思議な天気の変化が訪れた一日であり、朝からは冷たい雨風と雷までもが聞こえましたが、卒園式が始まる頃には雲間から少しずつ青空が垣間見え、天候は快方に向かいました。
保護者席で大勢のお父様、お母様が着席される中いよいよ9時半。ピアノ伴奏で祝典行進曲を弾きはじめると、担任とともに凛々しく真っ直ぐに足を運び入場する子ども達。約1分ほどで全員が速やかに入場完了し着席。園歌を歌い終えると園長先生のお話が始まりました。
前をしっかりと見つめ、聞き漏らさぬようにと真剣な眼差しが胸を打ちます。続く保育証書授与で担任から名前を呼ばれると、一人ずつが大きなお声で返事をし、檀上で一人ひとりが保育証書を立派に受け取る姿に保護者席からお祝いの拍手が響きました。この日が年長児全員で斉唱する最後の日となりましたが、子ども達は一言ひとことを噛みしめるように「思い出のアルバム」「春の光」を歌い上げました。全員がこの日のようにしっかり前を見つめ、未来に向かって歩んでいかれますよう心より応援しています。
園長先生からのお話/園長日記より
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卒園式後のお楽しみ会(謝恩会)に向けて皆さまがご準備を始められた頃、数名のお母様がお手製の招待状を園長室にお届け下さいました。
近くの電気の光にかざすとこんな風にも浮かび上がりました。
ご招待メッセージに心温まるひと時。先生達分も預かりし、手作りの招待状がずらりと壮観に並びました。
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卒園式後は園庭に出て、クラスごとに10時半頃より記念写真撮影を行いました。この数日前に園庭に3tトラック6台分の土(鞍馬)と砂をミックスして入れていただいたので(ひみつの森経由で動力運搬)、雨上がりでしたが幸い排水がよくなったため水たまりはできず、しっとりとしたグランド上に一同で集うことができて幸いでした。記念写真は後日になりますが皆様にお送り致します☺️
その後、暫し室内で待機した後、11時45分頃より第三園舎を会場とした「お食事会~お楽しみ会」が始まりました。第三園舎に入場すると、今までに見たことがないような会場の空間が出来上がっていました。ここはどこ?と思えるとても新鮮なレイアウトで、大勢が第三園舎に会しているにもかかわらず落ち着いたホールに招いていただいた感があり、とても心地よく嬉しくなりました。そしてネームカードのある場所にはお寿司ランチがすでにセッティングされていました。私達先生陣の後部座席の後ろにはまだまだ余裕スペースがあり、とても上手く会場づくりをされていることに驚くとともに、大変爽やかなムードで圧迫感が感じられないような工夫がされていて思わずみな大感激! ん~~お上手💕
こちらはペーパー係のお母様方がご準備されたプログラムで終了後に写したものです。カットワークされた桜花のホルダーに包まれて何とも優しいムード。開けることもまた嬉しくなるくらいでした🌸
今まではお食事会は第一園舎、続く謝恩会は第三園舎に場所を移してされていましたが、今年は移動のロスをなくすため終始第三園舎内で皆で集う形をトライされました。子ども達、お母様方と先生が垣根を外し、皆が子ども達の卒園を喜びつつ楽しい時間を共有する参加型とも言える「お楽しみ会」。今までにない新しいスタイにル挑戦されました。
「手作りネームカード」クスノキの枝をスライスして切り目を入れ、ネームカードを作って立ててあります。切り口からクスノキの良い香りが漂います😊。フェルト製手作り四つ葉クローバと可愛いテントウムシ🐞も添えられていて。
私の娘が園児だった約25年ほど前までは、卒園式を行う第三園舎の卒園式に続いて謝恩会も行っていましたが、当時は年長児はつきA、B、Cと3クラスあり、さすがに人数がふくらみ会場セッティングや会場内の移動が困難だったため、その数年後の年からは昼食は第一園舎に場所を移す形に変更され、そのスタイルがそのまま昨年まで続いてきました。今回思い切ってこのようなスタイルにされるに当たり、代表のお母様と一緒に何度かお話を交わせたことは、今後のためにも大変よい土台づくりになったように振り返っています。
さて、Sさんママの司会が始まり、影絵「おやまのポン太」が始まりました。影絵上映はつきBぐみ中ほどからつきAぐみ方向に向けて、全員がとても見えやすい位置に舞台が作られていました。
白川通り界隈が影絵で作られていて、向こう側からライトを照らすことにより幻想的な影絵の世界が浮かび上がりました。ちなみ先生率いる第5グループを先頭に、各グループが車両に注意しながら日々の送迎スタイルが繰り広げられ、影絵のお話にいつしか引き込まれていきます。子ども達も日常の通園風景を思い出して歓声を上げました。朝の登園時、車、バスが行き交う北白川の街の風景が浮かび上がり、叡山電車や飛行機も見える賑やかな場面から影絵劇場がはじまりました。
次の場面は、お山の石段に各グループが到着して上っている様子が再現されています。てっぺんには私の姿も作って下さいました。ふと横に目をやると、竹林に立っているのがタヌキ🐻のポン太だそうです。「ぼくも幼稚園に行ってみんなと一緒にあそびたい~」と勇気を出してレインコートを勝手に着て列がくるのを待っているのだそうです。ゆっくりとした口調で決して急がないナレーションによって、幻想的な世界に導かれていく思いでした。
素晴らしい紙のカットワーク。第三園舎風見鶏横にある木は桜のようてす。園舎の中では俳句の時間が始まっていますが、たぬきのポン太にはどうもお手上げのようです。
さあお昼です。みんなはお母さんの作って下さった手作りお弁当を出しています。それぞれ美味しそうな香りが漂ってきそうではありませんか。サンドイッチ弁当もあります。
子ども達の中に入り込んで幼稚園をエンジョイしていたはずのポン太でしたが、お弁当の中身が人間のものではなく、森の動物用の木の実やきのこ、木の葉入りのお弁当、それが見つかってしまったのでした。
見つかってしまった!と逃げてきたようです。
「あ〜どうしよう〜」とポン太は慌ててしまっています。細密な切り絵ワークがあまりに素晴らしく浮かび上がります。さあポン太は・・・。お山に棲んでいるたぬきのポン太がそっと影絵のお話に登場しましたが、お山の世界は何か見えないものがいるような、見えない何かで守られているようなそんな気がします。
グリーンの光が手の中から広がって・・・ ポン太のお弁当からはたくさんの木の実がこぼれ落ち・・・・
最後には色とりどりのお花がひみつの庭いっぱいに開花🌺🌸🌻🏵🥀、。やわらかく温かな色合いのライトに舞台が照らされ、お母様方による幻想的な影絵の世界に誘われたひと時でした。精密で豊かな感性に触れることができ感動ののちにお・し・ま・い💜👏
その後、先生からの出し物として全員で楽しめる昆虫太極拳やジャンケン列車など、体を動かして大いにお楽しみが続きました。ジャンケン列車では親子列車になってジャンケンで進んでいく設定でしたが、私が前で子、太郎先生が後ろで親、その後ろにりょうま先生と三両連結になってスタートしていったところ、とうとう最後までジャンケンで勝ち進んでしまったことは自分でも予想しない驚きとなりました😲。最終的に全員が大きな一つの輪となり拍手でお楽しみは終了となりました。全員参加の楽しい時間でした❤️
こちらは第三園舎会場の式花。珍しい八重のユリも。右には早咲きのケイオウザクラが長野県からはるばる仲間入りしてくれました。
私達先生それぞれを俳句にして表現された巻物も頂戴しました。どれも各先生の特徴をよく掴んで表現しておられるとともに、会場全員がなるほどと一致して感心する時間でもありました。私達全員を盛り上げていただき感謝です。最後にはお楽しみ会開催代表のOママより、子ども達を含む皆さんへのお礼と感謝、喜びの気持ちを述べられました。子ども達、保護者と園が一体になってその場に参加し、一人ひとりが体験者の意識が持てるお楽しみ会が実現したとともに、爽やかムードの中に始終みんなの笑顔の花が咲いている時間でした。素晴らしいひと時を作り上げて下さり有難うございました。感謝とともに嬉しく心地よい時間に包まれておりました。
卒園児親子からいただいたアルバムより〜
こちらはアルバム贈呈で、皆さまから頂戴した手作りアルバムです。子ども達が見事に描かれた表紙。
太郎先生と私の顔を子ども達みんなが描いてくれたページ。
幼稚園で楽しかったことはなに? みんなの言葉が風船🎈に乗って空へ飛び上がっていきます。
子ども達の発表会の劇「うさぎのゆうびんや」に因んで~
お庭であそぶ愛らしい子ども達の絵。子ども達の色が同じく水色で描かれていてなんて愛らしくほのぼのとした絵なのでしょう!
切り株の上には秋の落ち葉がいっぱい。まさに秋の落葉の園内はこんな色合いかも・・🍂🍁
花束贈呈でいただいた素敵すぎるアレンジメント籠。何といっても斑入りの淡いパープルカラーのポピーは、園庭に咲いているジンチョウゲ(沈丁花)のような最高の芳香を漂わせています💕💕感謝。
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一年間の絵のアルバム/最近撮影した写真より
在園児は終了式、卒園児は卒園式に一年間に描いた絵をまとめてお持ち帰りいただきました。たくさんではち切れそうかも知れません。学期末に一人ずつの絵をまとめてセットし、チャック式袋にまとめて入れる先生達の様子です。表面には子どもの手形を押しました。
一枚ずつ頑張って描いてきた大切な絵画表現です。幼稚園時代の絵画としてお子さんが大きくなられるまで大切に保管なさって下さい。
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ひみつの庭の芝生張り替え・3/4スタート
2012年にひみつの庭が出来上がり、芝生の築山もフサフサと芝生が生えていましたが、どうしても土壌が固くなり、ママの日に皆さんで各種手入れにいそしんでも状況が改善しないほどになり、7年振りに手を入れていただくことになりました。
重機が入り、易々と土が掘り上げられます。
やはり、ひみつの森経由で土やノシバ(野芝)を入れていただきます。
こちらはある朝。雨上がりで固定鉄棒に水滴が付いているのを見つけたRちゃん。「きれ~い」と感激しています。
近づいて見ると本当にキラッと東の太陽がキラッと水滴に光っています。
お友だちもやってきて暫く眺めていた幸せなひと時がありました😊
運ばれてきたたくさんの土。随分築山が低くなっていたため少し盛り上げていただくことに。
貴重な土や砂。
今年夏には青々とした芝生が生え揃う予定です😊 子ども達も芝生の上に寝転がって空を見たり、コロコロと転がって行ったり・・・、楽しみです。
入口サークルスペースの石の間も芝生を張り替えていただきます。
3/5~
ひみつの森を通過して土を運んで来られました。これから園庭に入れていただきます。
こちらは京都鞍馬の土。前回入れた鞍馬の土と色が異なりオレンジっぽい色合いです。場所により色も変化するようです。
水はけのために鞍馬の土にさらに砂をミックスして園庭に敷き込みます。またとない土山で遊べるチャンスなので、子ども達が思いっきり遊んでから放課後に敷き込んでいただくことにしました😊
年少クラスがいち早くやってきて早速思いのまま遊びはじめます。
決まった遊具とはまた一味違い、ただの土山はそれだけで楽しいのです!
上に乗ってみる😊
あ~、おもしろい。
靴でペタペタ。
なんども行ったり、来たり・・・
レーキを持ち込んでよいしょ、よいしょ。
高いね~。トンネルもできるよ😊
ぼく達の影が写るね。
「なにしてるの~?」 教えてくれた?
バケツに土を入れてよいしょ、よいしょ。 シャベルで土を掘っています😊
なかなか腰が入って堂に入った作業姿ではありませんか。
バケツいっぱいになったよ。 土がフワフワして気持ちいい?
年中クラスの子ども達もやってきました~
「せんせい、いろみずしたいの~」 土の山があっても色水づくりも忘れない子ども達。いつも違った色ができるのもお楽しみです💗
そして夕方の園庭。ショベルカーで隅々まで伸ばしておられます。お山の上はどうしても土が下へ下へと流れてしまい、あっという間に園庭の土が痩せて少なくなってしまいます。
そして次の日。一雨ごとに土が締まって落ち着いていきます。卒園式後の写真撮影もお蔭で水たまりができず、無事に皆で撮影することができました。
入口も築山も芝生が張られるのを待っています。
落葉した樹木の合間からは吉田山方面が見えます⛰
3/9~
青空のこの日、前日に運び込まれた芝生のターフを敷き込んでいきます。左はライラック植樹スペース。新たな土を投入。
10時と15時はティータイム休憩されますので、園長室から出かけていくたびにハイスピードで芝生が張られていくのがわかります。
一面に張られた芝生築山に太陽の光が注いでいます☀
プールサイドも、ひみつのチェアースペースにも。
この日は4名で作業を進めて下さいました。若手の方、とてもお上手です😊
3/12~
こちらはピンコロ石。ライラックスペースに配置します。
外遊び中の子ども達。
こちらはお帰り前。オオツチハンミョウを見つけたTくん😊
ゆっくりしか動かないオオツチハンミョウ。色が紺色メタリックで綺麗。動きもおそく、少し不思議な昆虫なのです。お山の上には冬から今の時季によく見かけますが、なぜお山で見られて公園にはいないのか?などと話をしていました。なぜだろう~?
「ほら、みてごらん」とお友だちにもご紹介します。
お帰りまでの暫しの間、観察をして安全な場所に返してあげました。
なにつくってるんだろう~。
こちらにはライラックとムクゲを植栽する予定です。ライラックは土の水はけ、バランスのよい栄養具合、陽当たり過ぎても難しいのですが、再度挑戦! ピンコロ石が綺麗に並べられました。
元々の土、バーク堆肥、ピートモス、パーライト、肥料など。 過日、ハーデンベルギアを2鉢下さったママ。感謝です!欲しいと思っていた黄色のミモザの苗も植えて下さり感激💛
夕陽をうけて一日が終わる頃。
3/13~
ひみつの庭奥のナナミノキが昨年の台風でギザギサに折れてしまったままのところを、大木に上り少しずつ剪定を繰り返して下さいます。昨年の強い台風ではこのような大木ほど裂けたり折れたりしました。園内も細めの木は案外大丈夫ですが、カシやナラは折れたものが多くて大変でした。
固定鉄棒の向こうのシロバナジンチョウゲが素晴らしい芳香を放っています。
まるで卒園式後のお楽しみ会でいただいた、花束の中の一つポピーの香りと同じです。