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2015.07.01

7月1日(水) / ミルテ・ひみつの庭の“ママの日”だより(6/30記録)

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<ミルテ(銀梅花)> フトモモ科
  
  原産地 地中海沿岸
          ~南ヨーロッパ
  学 名 Myrtus communis L.
  英 名 common myrtle
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幼木ながらも現在満開に花を咲かせているミルテの木。今年が初めての開花になり大変喜ばしく思っています。今日の突然の強雨にも負けず、すでに随分長い間小さく可憐な花を次々に咲かせています。

昨年のママの日(12/9開催)に、現在の年中児達(昨年度年少児)が苗のお運びなどを手伝ってくれたことを思い出します[ミルテの花]。

お花が咲いているのをみんなは気づいているかな?

そっと顔を近づけてみると花に強い香りはありませんが、葉を揉むと爽やかな芳香を放ちます。葉はマートルという名のハーブで有名。お料理にも使えるようです。ローズマリーのようにひと枝を使って、鶏肉や豚肉料理を試してみたいところです。

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   ミルテの白いつぼみ                           ひみつの庭前の植栽コーナー
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“ママの日”だより(6/30(火)一学期最終回記録)
この日、10時前頃から園内にお出で下さったAママ。早くからお出で下さり、初参加有難うございます。先に庭へ上がっていただき作業をお願いしました。何だかこの日はバタバタとしており(いつもですが^^;)、ひみつの森経由で沢へ行く年少クラスが気になりつつ、出発の報告に来られた先生を送り出しました(担任+りょうま先生引率)。11時半には戻る段取りで年少児が沢へスタート。年中児はクラスで絵画製作(クラスで羽化したアゲハチョウ)。年長児は当園初の試み、ダンボール片に絵を描きます(様子は後日アップ予定)。庭へ行く途中に石段を上がって来られたお母さま達と合流しひみつの庭へ。
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前日に年長児がきゅうりを収穫した後、高く伸びた苗には黄色の花がまだ咲いています。収穫すればまた次の実に栄養がまわります。Aママ、Yママ、Iママ。この辺りは毎日上に広がる大木から葉や枝が落ちてきます。 クローバーエリアをお手入れ中のGママ。そして芝生のお手入れと成長、ともに心配りをされるFママ。随分芝生が伸びてきましたが、部分的には土が流れ根がむき出しになっていて芝生が揃いにくいのが現状です。この日のママの日に到着予定だった野芝が間に合わなかったため、明日の夕方頃に調達した野芝のシートを植えるつもりでいます。
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皆さまのお陰でビオトープも維持できています。中の魚類も元気です。 壁泉のライオンは、近く子ども達の水あそびの賑わいを楽しみにしているでしょう。
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芝生の中は必ずと言っていいほどカシ(どんぐり)の実生が顔を出しています。またオオバコなど他の強い草もいつの間にか生えるため、草抜きは欠かせません。また、芝生の生育には太陽と水が不可欠なので、これから夏場の水やり(所要時間1時間ほど)も欠かせません。猛暑の真夏の水やりに芝生エリアのスプリンクラーと植栽エリアの灌水ホース設置を検討しています。
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今学期のママの日は、全回お休みなく活動することができました。太陽の下のお母さま方のお働きのお陰で、子ども達が自然の生き物と出会う庭、寝転がって青い空と大木を眺められる庭、また野菜の収穫を楽しめる庭が維持されています。庭の中のみならず外側エリアもお母さま方の目でご覧になり手入れをされています。
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レンガ丸窓の長椅子の下、ライラック並木(数十年先の将来の^^)の辺りもみて下さいます。Fnママ。
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ビオトープに入って下さるTママとAママ。水中の落ち葉、枝、また緑色ではない藻など取っておられます。
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Fママは築山の芝生をくまなく手入れ中。予定通り11時半頃、noriko先生を先頭に沢から戻って来た年少児の姿が見えました。小さなカニや赤ちゃんカエルがいたそうです。靴は結構濡れているので沢で随分あそんだ模様です^^。詳細は絵日記をご覧下さい。
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年少クラスが帰ってきた一つ上(右)の写真に、コンポストに小さく写っている男の子が見えるのですが、黙々と一人でコンポストを掘っているので声をかけてみると年中児Hくんでした。クワガタみたいなのがいる、というので見ると、なんとカブトムシの頭角(ツノ)がのぞいていました。どうやらコンポスト内で昨年より成長した幼虫がサナギから羽化して出てきたところの模様です。

今年の2月、夜間イノシシの来訪により、朝にはコンポストがブルドーザーで掘り返したように荒されてしまった日がありました。イノシシは春のタケノコのみならず、土中のミミズやカブトムシの幼虫が大好物です。それで現在のコンポストの柵を作ったのですが、食べられずに無事に羽化したカブトムシに出会うことができ、見つけてくれたHくんとともに感激しました。頭の上の胸角と頭角に指をはさまれると痛いから、と体の胴の部分を持ちますが、とても元気で力が強いので、持っていた子どもシャベルを掴ませます。みんなに見せてあげよう!と園庭に一緒に移動させているところです。
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一般的な日本カブトムシのオスですが、今までお山の中で見たカブトムシの中で一番と思えるくらい大きく艶やかなカブトムシです。栄養のある落ち葉コンポストの堆肥を食べて育ったせいかとても大型です。きっととても大きな幼虫だったと思われます。Cちゃんが見つけキラキラした目で追っています。すごいね。お友だちのSちゃんにも見せてあげようっと。
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階段を下り、下の方で遊んでいたクラスメイトと何だか賑やかに見ています。Hくんのお友だちのSくんも昆虫仲間です。Sくんはよく質問をするので微笑ましいです。『せんせい、ミミズはなにをたべる?』『せんせい、イモリはなにをたべる?』など、すれ違いざまに質問するのでこちらも楽しんでいます。「ミミズは土をたべるよ。そしていい土をだす。ちきゅうの土はぜんぶ(ほとんど)ミミズのおなかを通った土なんだって」と言うと『ミミズがとおったあとはどうなる?あながあいたままにならずにちゃんとうまるの?』と、ちきゅうにあながあちこち開いたイメージを連想して心配したと思われるSちゃんでした。 右上写真は椅子に張られた洗濯ひも。濡れた靴下が干してあります^^
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Wママ。ミルテの辺りの落ち葉などをコンポストに運ばれます。 築山を草抜き中のAママ。Fママは伸びすぎた芝生をご持参の鎌(カマ)で刈り込んで下さっています。芝生管理、育成、養生などの担当をお願いしたいところです<(_ _)>。
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12時。皆さまお疲れ様でした。 休む間なく動かれるママ達。この日は心ばかりの冷菓をどうぞ。
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そこへ、一学期最終回“ママの日”なのでと、年中クラスの子ども達がkaori先生asami先生とともにママのところへお礼を伝えに来てくれました。子ども達が見せてくれているのはみんなが見つけたというヤママユガ科の大型幼虫“クスサン”でした。その時にはヒメヤママユと言いましたが訂正。クスサンは白く長い毛に覆われて「白髪太郎」の呼び名があり、体の側面には青い紋があります。この蛾の幼虫は土にもぐらず木の枝などで網目状のサナギになります。食草はクヌギ、コナラ、カシワ、カシ、クリなど。園内ならあちこちにあります。とにかくお山では大型の幼虫が子ども達の前によく姿を現します。

『ありがとうございました』と子ども達。ちょっとテーブル上のものに目が行ってるかな? みんなはこれからお待ちかねのお弁当が待っています!
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一学期最終回のこの日、大勢のお母さまがご参集下さいました。陽射しの強い中をご尽力下さり心よりお礼申し上げます。その後、子ども達のことなどでほのぼのとしたお話の花が咲いた後、散会となりました。
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年長児きゅうりの収穫(6/29(月)午前記録)
約二カ月前の4月30日(木)に年長児が植えたきゅうりが大きく成長しました。先週は発表会前で収穫をする時間が取れず、更に数日間でカラス除けを施したネットも外れるほど大きくなりました^^。
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こちらの時間的な事情により、先に収穫を終えていた月Bぐみの写真は残念ながら撮影できませんでした。後の月Aぐみの様子をご覧下さい。黄色い花をつけたあとに、小さなきゅうりの実がなり、やがて太陽と水、そして土の栄養を得てぐんぐんと大きくなりました。
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みんなで苗を植えたことを覚えているかな?葉っぱを見たり実がなっているのをよく観察しています。
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カラス除けのネットも外れてしまうくらいになりました。みんながお家で食べるきゅうりと同じかな。じっくりとよく観ています。
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みんなで植えて、みんなでお世話をしてきた野菜が上手く実をつけてくれましたね。
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まるで赤ちゃんを抱っこするような面持ち、何とも言えません。
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まだまだこれからきゅうりができるかな?また肥料をあげてたくさんできたら小さいぐみさんにもあげたいね。
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RちゃんKちゃん何だか嬉しそう。 tomomi先生のお話を聞いています。
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子ども達のビオトープガーデンで作る野菜は今年で二年目です。昨年はトマトを収穫しました。お陽さまさんさんで実ったきゅうり、みんなで手にして観察しましょう。
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はやく食べたいな~とYくん。Rくんはマヨネーズをつけて食べたいなって言ってたっけ。
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クラスまで戻る途中にも見せてくれました。Hちゃん大きいきゅうりだね。秋のおいも掘りもそうですが、子ども達は大きめのお野菜がお気に入りのようです。
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SちゃんFちゃんもいろいろお話してくれます。 さて、クラスに戻ったらお弁当までに早速きゅうりの絵を描きました。画板を下敷きに画用紙を広げています。テーブルだと一台に二人しか広げられないので、フロアで伸びやかに描きます。
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大きな画用紙にクレパスを使って収穫したきゅうりを見ながら描きます。HちゃんRちゃん、集中して描いています。
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これでいいかな?実物をみながら考えています。 あまりお話もせず、それぞれが真剣に取り組んでいる様子です。
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こちらは大好きなダンゴムシが登場しています。足がたくさんついて元気そうなダンゴムシ。黙々と下を向いて描きます。育ててきたから手に力が入るかな。
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収穫されたきゅうりが子ども達の真ん中に鎮座。
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みどり色ときみどり色が鮮やかに紙をすべります。きゅうりの花が咲いていた様子。
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よく観察していましたね。きゅうりがつるを伸ばして巻きついていたね。大きなきゅうりは黄色いところもありました。
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太陽が照り、じょうろでお水をあげました。太陽が二つ三つ。サービス!
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土から葉が出て茎が伸びて葉がたくさん茂り、実がなっていました。また花もついていました。手でクレパスでぬったところをのばすといい感じ。
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みんなちゃんと土を描いています。土を触って育てて楽しかったね。太陽、土、水。葉、茎、花、実。 みどり色に白クレパスも混ぜて微調整。色がとてもきれいです。土から花や野菜を育てた経験がない場合は土が描けません。地面から茎が宙に浮いた花が描かれた子どもの絵をどこかで見たことがあります。草花を育てた経験とともに、また大切に飼育している身近な生き物を観察しながら描くことも大切です。
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収穫している自分もいます。 ちょうちょも飛んで楽しい思い出の絵。
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ダンボールに絵を描こう!
さて、園には配送の際のダンボール箱がたくさんあります。大型のダンボール、特別の形をしたダンボールは時折山の学校のロボット工作などに提供しています。できれば園の子ども達が有効に使えないかと考え、ダンボールに描くことを思いつきました。
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普通の水彩絵具は色がダンボール板には色かのりのりにくいので、専用の絵具を調達しました。ためていたダンボールは大小さまざまな形になるよう予めりょうま先生にカットをお願いしました。勿論先生達も準備します。
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さまざまな形のダンボール片。アクセサリーだったり、食べ物だったり、新幹線だったり、飛行機だったり・・・、何かしらイメージが湧いてくるでしょうか。
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また馬毛製の絵筆はコシがあまりなく曲がったまま戻りにくいので使いにくいです。ナイロン製の平筆、丸筆を一人一本分ずつ製作してもらいました。できれば20号くらいのできるだけ太筆が望ましいですがこのサイズはほとんど市販されていません。私は小学生の頃で20号筆を絵を描くときに使っていました。やはりナイロン筆でコシがあって色を乗せやすかった記憶があります。また画家モネの絵のようにトントントンと色を画用紙に乗せて点で描くこともよくしました。ペンキ塗りのハケ塗りように平たく塗らずに。今回は16号筆ですが、様子をみて20号筆を製作してもらう考えです。うめばちパレットも一人一枚ずつ。筆洗いも一人一つずつ使用できるよう調達。子どもたちにとって手で描いて表現することはとても大切です。心の内の解放でもあります。色を混ぜる体験、好みの美しい色をつくりリズミカルに紙面に伸ばす感覚や微妙な色のにじみ具合を楽しむ体験もしたいです。実際の取り組み(昨日6/30実施済み)は後日アップ予定。
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サプライズ!!
放課後、先生と話す中で、過去には当園で実施しなかったバルーンあそびをしたいという話が上がりました。早速に練習用バルーンを購入。一人が左右一カ所ずつ取手を握りみんなで動きをあわせ、大きく膨らませたり、小さく閉じたり、また中に入ったり、などの動きができます。
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こちらは到着した時の写真ですが、右写真がバルーンの花が咲いている様子。大人も楽しめそうです。
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こちらはサンプル画像です。パラソルの大きさはさまざまありますが、まずは4色3mバルーン 持ち手16箇所タイプを調達しました。一人が両手で二カ所を持ち8名でバルーンあそびが可能です。みんなが上手になればより大きなものに挑戦していきましょう。現在少しずつまず年長クラスで試しているところです。
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竹ぽっくりならぬ “ポックリ キョロリむし!”
お山の竹製の手作り竹ぽっくりが数少なくなってきたこともあり、また市販の竹ぽっくりが幼児教材メーカーにたずねても、ネットで探してもよいものが手に入らなくなりました。昨年までは見られていたのですが。
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そこで、サンプルを取り寄せ先生達と相談の上調達したのがこちら“ポックリ キョロリむし”。年少児でも案外足を乗せやすく、プラスチック製品ですが頑丈のようです。乗るとおめめがクルクルと動くところが何とも言えず^^。年長児は少しずつ竹馬に挑戦し始めていますが、その前段階として年少児や年中児がこのポックリに乗ってバランスあそびを十分に楽しんでほしい。学年全員で一斉に乗れると楽しいでしょう。
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おまけ写真。
こちらはスズメガ科の大型幼虫“コエビガラスズメ”。つい先日、ことりぐみの子ども達が園庭の長椅子の辺りにいるのを発見し、先生とともに見せにきてくれました。現在クラスで育てています。その日の放課後にnoriko先生と食草のツツジやユキヤナギの葉を採って与えてみても食べる気配が見られず。いよいよ終齢幼虫になり土に潜りたいのかな?と柔らかい土を敷いてみたら・・・、大喜びで土と戯れていました。その様子がユニークで子ども達に見せたかったです。きっと今頃は早速サナギになっている頃でしょう。土の中からサナギを手に取って観察すると、とても面白いことが起こりますよ!お楽しみに。

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