2015.09.11
9月11日(金) / コナラの実・しぜんのお話(年長クラス)・“ひみつの庭の芝生再生!”・園内通信
<コナラ> ブナ科 原産地 北海道~九州,朝鮮半島
学名 Quercus serrata
ことりぐみ園舎の横にあって年々大きくなっていくコナラの木。ほどよく太陽の光を通してくれるので、真夏には涼やかな木陰をつくります。
9月に入り毎朝のこと。子ども達の登園を待つかのようにコナラの木の下に落ちているコナラの実のついた枝。登園した子ども達が気づいて、緑色のドングリを手にする様子が毎朝見られます。今週は年長クラスへ行き、子ども達を包む自然をテーマに年長児全員で考える時間を持ちました。
コナラの実が毎朝新しく落ちていることをよく知っている子ども達。でもそれはなぜだろう? コナラの枝をよく見るとどの切り口もきれいにかじったようにカットされていることと、またその実は必ず小さな穴が開いていること。二つの謎から、実物を示しながら昆虫ゾウムシについて考えてみました。
続くお話は、一学期にみんなで作ったお山の孟宗竹製のコップ。子ども達と作った私自身の竹コップから、時々聞こえてくる不思議な音。そのことについてお話しながら、不思議でしょう?なぜだと思う? と子ども達とともに考えてみました。コナラの切り落とされた枝について、また竹コップの不思議な音についてみんなで考えていると、なるほど!といった意見が子ども達から次々に出てきます。音の正体は「竹の中に産みつけられたベニカミキリの幼虫が竹の内部を食べている音」なのです。自然の不思議について子ども達と考えたり、普段はあまり考えないような切り口で話しかけ、子ども達の考えを聞くことができる時間を私自身も楽しんでいます。
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「ひみつの庭の芝生」
ひみつの庭の築山は、子ども達がコロコロと転がって遊んだり、空を見て寝そべったり、横にあるカシの大木から落ちるドングリを拾ったり、また紙芝居や絵本を先生から読んでもらうお楽しみの場所の一つです。芝生が生えにくくなった今年の春以降、“ママの日”にママ達と行ったエアレーションや施肥、そして芝生の播種などを試行錯誤しながら行い、それでも芝生が結果としてあまり生えなかった箇所には新たな芝生ターフを植え込む作業などを根気よく重ねつつ、ようやく美しい芝生地が再生した様子がこちらの写真です。まるで“ひみつの庭”が出来上がった時の新しい芝生地のようです。
猛暑の夏休み中は、芝生用のスプリンクラーで朝6時と夕方5時からそれぞれ約20分間、一日二回の水やりを行っていました。芝生は太陽と水が不可欠です。夏休み中にどんどん伸びる芝も、頻度を考慮しながら芝刈り機で刈り込んで下さったお陰で芝生が密に生えています。
こちらは今週作業中のFママ。ひみつの庭の入口サークルスペースです。御影石の間の芝に他の雑草が繁殖しはびこってしまったため、シャベルで掘り起こして新たな芝生を植え込む準備をされています。兵庫県から掘り出されたところの生き生きとしたロール芝約7㎡分が6日(日)に届きました。
芝地の管理プランをいつも念頭に、首尾よく作業を進められる姿はガーデナーそのもの。コツコツと向かわれる姿にただ感謝です。
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さてこちらはあくる日の記録写真。
ひみつの庭入口サークル右側の写真です。芝生の中に隙間が空いていた箇所に、昨日新たに部分的に芝を移植されました。次はいよいよ左半分にとりかかられます。土の部分はこれから新たに芝を植える箇所です(右上写真)。
古い芝を除いて、新たな目土、園庭の砂などをミックスされ水はけよく整地した基礎部分に、新鮮な芝が植わっていきます。ロール巻きで届いた芝は分厚く結構な重さがあります。ハサミでスペースにフィットするようにカットしていくのもとても根気のいる作業です。
仕事の合間をみて、芝が入った重たい箱を楽々と運んで下さるりょうま先生。こちらは植え終えた芝のアップ写真。芝の葉の合間に成長のために撒かれた目土が見えています。
こちらは台風到来直前に植え付け完了された様子。「何とか台風の雨が降る前に植え終えられてよかったです」とFママ。有難うございました。植えてから暫くは、芝生の根が活着するまで養生期間が必要です。根が定着したら生き生きとした緑の芝と御影石がきれいに生えるスペースも生まれ変わります。
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本日は、園内通信「お知らせ46」「お知らせ47」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ46」
◇お父さま方による運動会役員ご協力のお願い
◇お母さま方による誘導係ご協力のお願い
「お知らせ47」
◇ 保護者出場の競技説明と申込み