2016.04.19
4月19日(火) / 西洋シャクナゲ”太陽”・お庭の子ども達(4/18)
<西洋シャクナゲ“太陽”> ツツジ科 原産地 ヨーロッパ、アジア、北アメリカ
学名 Rhododendron ‘Taiyo’
今日は朝から快晴に恵まれ、府立植物園へ春の親子遠足にまいりました。各クラスごとに写真撮影後、年中長児親子は里桜咲く桜林から「四季彩の丘」宿根草エリアを通過、水が流れる水車小屋から爽やかな緑が美しい「なからぎの森」へ、また年少児親子は正門近くのシャクナゲコーナー経由、くすのき並木をお散歩しながらシャクヤク園、北山門の噴水、球根ガーデンを通るコースを楽しみました。
思い返せば2013年、春の親子遠足解散後に訪れた西洋シャクナゲコーナーで、満開に咲いていたのが上の写真でご紹介するシャクナゲ”太陽”でした。シャクナゲは木陰に植える方がよいのですが、こちらの品種は真夏の直射日光にも強いため、ちょうど造成中だった”ひみつの庭”に植栽することに決めたのでした。今では株が年々大きくなり、現在たくさんの花を咲かせてくれています。
-------------------------
[お庭の様子と子ども達]4/18日記録
ただ今のひみつの庭には里桜”福禄寿””関山”が満開に花をつけています。その足元には昨秋~冬に子ども達が手植えした花が元気に咲いています。
球根花のムスカリがよく見える横で、ノースポールが繁殖しています。ガーデンシクラメンも冬を経て今も花を咲かせています。
ウッドデッキの隅にはチューリップが咲いて、斑入りツルニチニチソウも薄紫色の花を咲かせます。
夏の水遊びで活躍する壁泉のライオンくんも健在ですが、その向こう築山の上にはカナメモチ”レッドロビン”の赤い新芽が鮮やかに見えています。
こちらがレッドロビンの葉。落葉した春の葉はさらに赤味が増すようで、その真っ赤な葉を子ども達がよく手にしています。
[新葉の比較]左上はカナメモチのレッドロビン。右上は赤味がかったカシ(どんぐり)の新葉。隣り合わせにあるので子ども達と見てみました。よく似ていますが葉の厚み、葉脈などが違います。
昨年度、子ども達が好きな場所を見つけ花苗を自由に植えた日がありましたが、こちらのホースリール横の殺風景な場所を見つけ「ここにあるといい」と植えていたのは誰だったかな?そう言えばKちゃんだったっけ^^。元気に咲いています。右写真は西洋シャクナゲ”太陽”。まだこれから咲くつぼみもあります。
こちらはいま密かに咲いているダイオウグミの花。こちらも年々木が大きく成長しており、秋には真っ赤なグミの実ができます。
----------
<年長児クラス 階段リレー>(瞬発性、敏捷性)
朝、クラスで一連のお仕度ができたらすぐに園庭に出てきた年長児達。大階段を下りて集まり、みんなが慣れた石段を使ってリレーをしました。列に並び、前回はバトンなしで取組みましたがこの日はバトンを持って階段上のマーカーまで到着したらタッチしてUターン。次の人が待つ階下まで確実に戻ります。さすがに毎日歩いているから慣れた石段、どの子も上手に足を運ぶことができます。絶妙な足の動きと小刻みな歩幅で着実に石段を行き来することができます。 → → →
勝ちチームを発表して喜び合います。年長児ならではお山の石段を利用した体育あそびの一つです。
さてこの後、一人ずつ走って第三園舎まで戻りましょう。クラスに到着するところまで走ります。慣れたコースですが距離は結構あります(持久力)。
---------------
[年中児クラス 落ち葉あつめ~森の入口まで力を合わせて!]
同じ頃、上の園庭では年中児クラスが大木クスノキから風に乗ってシャワーのように舞い落ちてくる色とりどりの落ち葉を集めています。毎日朝から私達が熊手で集めた落ち葉の山ができますが、子ども達も自分の手、子どもホウキ、子ども熊手を使ってかき集めたクスの葉を森の入口まで運びます。いつも通る森の入口に堆積したクスの葉の山は、やがて発酵し、さまざまな土壌生物が土中に棲まい腐葉土へと分解の手助けをします。
みんなでワッショイ、と落ち葉入れを運んで戻ってきたら、きれいな落ち葉を選んで白い画用紙の上にのせてみているところです。土や石の上よりも、こうしてみると一段と鮮やかに色が映えて見えます。中には青虫が食べた丸い穴あきもあります。
第一園舎の上に広がるクスノキはもうすぐ白い花を咲かせるでしょう。鳥が啄んだ新芽とつぼみが落ちてきて、女の子達は好んでそれを集めています。いろんな色があるクスノキの葉っぱ。男の子Tくんは好みの色を選び集めて見せてくれました。真っ赤な色はカナメモチ レッドロビンの葉。子ども達はひみつの庭の中にあるその葉をすでに知っています。
作業をしていた中の一人Hちゃん、そっと紙を持ちあげグローブジャングルへと移動させました。手すりにセロテープ止めをして展示する考えのようです。ここで遊ぶお友だちが見られるようにというアイデアです!なんて素敵でしょう。今後、森の活動を含め、季節ごとのさまざまな自然にたくさん触れ、感性豊かな表現活動ができる機会を大切にしたいと思います。