2016.07.06
7月5日(火) / 水生植物”コウホネ”・年中児水あそび&ひみつの庭の”ママの日”だより
<水生植物”コウホネ”> スイレン科 学名 Nuphar japonicum 分布 日本、朝鮮半島
沼や池に自生する水生植物の”コウホネ”。こちらはビオトープが完成した2013年にポット苗をいくつか水底に置いただけでしたが、数年後の今は水面が華やかになるくらいに株が広がり、魚類やカエルなどの潜む場所になっています。
[👇以下ウィキペディアより引用]
生育環境など
日本、朝鮮半島に分布する。浅い池によく見かけるが、流れの緩い小川に出現することもある。根茎が骨のように見え、コウホネ(河骨、川骨)の名の由来となっている。庭園の池で観賞用に栽培されることもある。沈水葉をアクアリウムで鑑賞する例もある。
生薬として
根茎を縦割りにしたものは川骨(センコツ)と言い、日本薬局方に収録された生薬である。調栄湯(ちょうえいとう)、治打撲一方(ちだぼくいっぽう)という解熱、鎮痛を目的とした漢方方剤に配合される。なお、含有される成分としては、例えばヌファリジンなどが知られている。
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ひみつの庭の”ママの日”だより(7/5(火)記録)
昨日は、一学期最終回のママの日でした。日中は最高気温が36度。天候に恵まれ梅雨明けした真夏日のような一日に。先週末に発表会を終えた週明け4日(月)は、年長、年少児がライオン壁泉プールを楽しみました(年中児は時間の都合でかんたん水あそびだけ)。再び昨日火曜日は、朝一番から水を溜めて10時半頃からやってくる年中児を待ちました。
たんぽぽぐみ前花壇のミニヒマワリが花を咲かせ、その後部の大型ヒマワリが見上げる高さに育っています。
第一園舎前の朝顔。こちらは“浜の混合”“浜の輝”などの計5種類ほどの日本朝顔をミックスして植えました。中には矮性種も混ざりどのように咲くのか楽しみです。 右上写真は昨年の年長児が植えたまだ小さなブッドレア。蝶の好む花です。
ひみつの庭ビオトープ周辺のピンク色のエキナセア。よく咲きました。
朝の自然の中、ライオン壁泉からの水音が心地よく響きます。勢いよく水を出すと約30分でほぼ満杯に溜められます。
10時半。ママ達が手入れを始めておられる姿があります。
ライオンのお口から水がザザー。 年中クラスが出てきました。園庭で準備運動をかねて体を動かしています。
それっ。ブランコのまわりをぐるり〜とかけっこ。 それでは入りましょう。
すでに水は溜まり太陽の光が水面を照らしています。上の大木クスノキは春に半端ではない落葉があるので大変ですが、夏にはほどよい木陰を演出してくれます。
順に体に水をかけてウッドデッキへ移動。 さあ、足をバタバタ~。水しぶきがあがります。
それでは、いち、にの、さんで水につかりますよ~。と次々にゆきぐみ、ほしぐみ合同で水の感覚を楽しんでいます。
さあ、自由にあそびましょう。思い思いの楽しい時間。tomomi先生、yoko先生も子ども達とともに水をエンジョイ。
7月1日より今年はセミが鳴き始めました。蒸し暑くて梅雨空だったのが嘘のように快晴になり嬉しい限り。とても水あそびを楽しみにしていました、とママの声も。
子ども達の歓声が空まで届くのではないかと思うくらい大きな声が響き渡っています。
とうとうキャップを脱いで水をすくっています。ザザー。
くったくのない笑顔で水と戯れる子ども達。
子ども達と飛び上がる水の粒が見えます。新しいカメラにしてよかったと思うこの頃。
子ども達が降る雪と戯れる冬のシーンと重なりますが、夏は水です。目の前のしぜんとありのままに戯れることのできる子ども達が素敵です。
はーい、それでは少し芝生で休憩しましょう。青々と成長した芝生の上を素足で入る子ども達。土、砂、そして草や芝生を素足で踏み込む感覚は大事です。この日は太陽で熱くなったウッドデッキや芝生、水の中の感触など靴をはいた時とは違う感覚を体験できました。お母さま方がコツコツと手入れを施して下さったお陰で芝生が見事に再生。皆さま有難うございました。太陽の光を浴びた芝生が子ども達を待っています。
寝転がったり、コロコロと芝の斜面を転がり下りたり。
思い思いに過ごす時間がしばらく流れました。みんな気持ちよかったかなあ。
私も仰向けに転がり高く空を仰ぐと・・、樫の木の上に広がる青い空が見え感激!空は海のようにも思えます。子どもの頃よりも今は感激が大きいかも知れません。
再び水で足元を流してプールへ。流れ落ちるライオン壁泉からの水流と戯れる姿を見ているとこちらも嬉しくなります。
みんな笑顔のひととき。子ども達はとてもフォトジェニック。
ご来園のママ達も子ども達の声に驚いておられるのでは?大きな歓声が響きます。
こちらは頭の上にとまったシオカラトンボ。この日はオニヤンマ、シオカラトンボ、ネキトンボ(アカトンボの種類)などの姿がありました。特にシオカラトンボは水が大好き!水場の子ども達の上を仲間に入れてほしいとばかりに飛び回っているので、昆虫好きの子には気になって仕方がないところです。レンガの壁や掛けているTシャツなど同じ場所に舞い戻って止まりにくるので更に面白いね。
続いてビオトープをみんなでみにいきましょう。水辺に植物や生き物がたくさん生息しているところです。みんなの目に見えるもの、見えないものがここにはありますが今日はなにに出会えるのかな?
睡蓮の葉の上には巻貝、トンボやカエルなどが休憩しています。子ども達の足元までおたまじゃくしが泳いできてじっとしています。水面がとても澄んでいるので水底に堆積した腐葉土までよく見えます。腐葉土の下には二枚貝をはじめ小さなドジョウ、ヨシノボリをはじめとする土壌生物などがたくさん息づいています。
オタマジャクシがたくさんいるね。手に届きそうなところまでやってくるお魚などを目で追いかけます。
シオカラトンボは案外素手でつかまえやすいトンボです。4枚の翅をたたんで一つにして上からそっとつかまえてごらん。目と足を動かしているね。翅がぬれると飛べなくなるかな。
枕木の間の雑草、モチノキの周りの草抜きなど、細かな部分まで手作業されます。
ハンディタイプの芝刈り機の音も心地よく響いてきます。最近ではひみつの庭外周の石畳の間やフェンス付近、またコンポスト近くを細やかに手入れされる姿があります。私達は落ち葉を集めるのがやっとの日々ですが、ママ達のお陰で今の庭は維持されています。
モチノキの足元に植えたミソハギがもうすぐピンク色の花を咲かせてくれる頃です。本来は水辺に生息する植物ですが、案外丈夫に根付いています。植え付け数年間は夜にやってくるシカがこの味を気に入ったようで、紫陽花、ライラックなどとともにこの辺りの植物の葉を食べつくしてしまいました。シカは何でも食べてしまいますが馬酔木、チューリップは食べませんでした。樹木や子ども達が植えた花壇の植物が被害を受けるため、夜中2時頃に起きて出没するシカを追いかけたことも今では懐かしい思い出になりました。現在は森のパトロールなど行政、地域の対策の方々が動いて下さるお陰と感謝しています。
さあ、水で流してサンダルをはいてクラスに戻りましょう。楽しい水あそびの時間でした。
エキナセアと矮性ホリホックが開花しています。どちらも昨年の年長児が好きなところを選んで植えた花です。
石畳の合間や端の方まで手入れのお陰で場所が光っています。
おもちゃ倉庫前をお掃除中されるママ達。
ママを見つけたかな😊 一緒に草抜きをやってみる? ビオトープの半円レンガのエリアは水辺の観察ができる場所。横のクリーピングタイムの植え込みの中は結構枯れ葉が落ち込んでいます。この辺りを細やかに取り除いて下さいます。またここは、オニヤンマが土壌に産卵する場所でもあります。もちろんカエルも隠れています🐸
丸窓の下を手入れ。オレンジ色のてみはすぐにいっぱいになりますが使いやすいサイズです。 芝生のサークルスペースエリアでは親子で活動中の姿が。Kちゃん親子の微笑ましい距離が見られます。
細やかに電動芝刈り機を使用中のママ。お陰で築山もサークルスペースも、青々とした芝が子ども達の足元に広がっています。 コンポストは実はいろいろな生き物がいる場所。昨年はここから羽化したカブトムシが出てきました。今年はどうでしょう?
ママに何かを見てもらっているのかな、Tくん。 おかたづけの鐘が鳴りました。一人ひとりがしっかり元の場所に戻しましょう。
気軽に水あそびを終えた年長クラスが庭から出てきました。 お母さんありがとう。
ママ達もそろそろ仕上げの頃でしょうか。私達は決して手が届かない草間の手入れを有難うございます。
ことりぐみの子ども達。元気に飛んでいるトンボを観ているのかな。お母さんいつも有難うございます! 真夏日の最中、大変お疲れ様でした。庭の北側エリアはわずかながら建物と樹木の日陰になります。ささやかですが冷菓、お茶をお召し上がり下さい。
子ども達がお花を見たり、花苗を植えたり、昆虫や水生生物たちの生き生きとした姿を観察できるビオトープガーデンは、お母さま方のご協力でもって現在支えられ守られています。そして庭を漂う空気に透明感があり、爽やかな意識が行き交う場所にもなっています。そんな中で子ども達が芝生の築山に仰向けになり空を眺めたり、野菜を育て収穫したり、壁泉プールで絵本や紙芝居を先生に読んでもらったり、また夏の水あそびで吹き抜ける風を仲間と感じたり、スイスイ泳ぐ魚類をいつまでも見つめられる自然の庭がひみつの庭です。
「子どもたちが出会う事実ひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒や豊かな感受性はこの種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代はこの土壌を耕すときです。」と述べているのはアメリカの海洋生物学者であり作家のレイチェル・カーソンです。自然を感じられる環境の中で、好奇心と豊かな感性が育まれることがまず大事です。
一学期の間、お母さま方にはご多用の中お力添えをいただきまして感謝しています。来る二学期も引き続きどうぞよろしくお願い致します。
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