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2017.04.17

4月17日(月) / ミツバツツジ・お外あそび・未就園児対象 子育て支援”親子登園”


     <三葉躑躅>  ツツジ科  原産地 日本  学名  Rhododendron dilatatum

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今年もまたミツバツツジが咲く時節となりました。ソメイヨシノの花びらがハラハラとたくさん散ってしまう毎年今頃、ビオトープの方向に目をやると、森へと続く道沿いに明るい色の花が満開になって咲いているのに気づきます。それがこのお山に昔から生きているミツバツツジです。”ひみつの庭”を造成したときにはこのミツバツツジを移植をせずにその場所で生かし、またお庭のフェンスの内側に位置するようにデザインしました。土が変わったり多少手が加えられたリしましたが、ウッドデッキ横で年々さらに株が大きくなっているようにも思います。

同じピンク色系統でもミツバツツジはソメイヨシノよりも色が濃く、近づいてよく見るとおしべとめしべが上向きにカールしているように見える、なんとも言えない小さくて愛らしい花です。また、ソメイヨシノと同じく、花が終われば葉が出てきます。

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本日は北白川幼稚園初となる親子登園はじまりの日でもありました。園庭開放は毎金曜日に以前より実施しておりますが、お山の幼稚園の中で一番下に位置する園舎プレイルームを春休み中に少し手を入れ、お山に登ってきて下さった親子に座って遊んでいただけるスペースにしました。

親子登園の様子は後ほど少しだけご紹介させていただきますが、終了後に、お子さんとともに上のお庭まで上がって来られたお母さまと、ミツバツツジを鑑賞しながら暫くお話を交わすひとときがありました。”ひみつの庭”の奥には、昨年、年中児さん達が植えたチューリップが今まさにこの時ぞ、と満開に咲いています🌷。

子ども達も何度か観察に訪れ、昨秋みんなで球根を植えたことを思い返していることでしょう。

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お外あそびのシーン

園庭に上がろうと思ったら、園長室前のテラコッタのウサギさん🐇に何やら施してあげている男の子たち。

ビワの葉を10枚ほどトランプのカードのように手にし、雨が降りそうだから恰好いいお帽子にしてあげよう、と二人でアレンジしている最中です。

「ほら、こうしとくね!」。 午前中は幸いにも雨も降らず、比較的風も通るような爽やかな気候のお蔭で、園内のあちらこちらで子ども達の声が響きます。こちらは年少たんぽぽぐみ前の花壇。昨年度の年少児達が植えたチューリップの球根が今満開の花盛りです。そっと中を見たり、どんな香りがするかお顔を近づけたり・・・、という子ども達の姿がよく見られます。

こちらは園庭下の植え込みにある小さなシモクレン。お山の中腹には見上げる巨大なシモクレンも今満開です。 女の子二人が不思議なものを見つけました。「アリ🐜さんがサクラの枯れた花びらをはこんでいるよ」。なかなかの観察力です。

少しアップですが、わかりますでしょうか。中央の枯れ色のベージュ色の花びらにアリ🐜がいます。また写真中央のあたり(枯れ葉の下)にも枯れた花びらを運ぶ様子があります。「なぜ、花びらの枯れたものをはこんでいるのかな?」「おうちにはこぶんじゃないかな?」「そうだ。🐜さんのお部屋で何かに使うんじゃない?」「そうだ!お部屋にはこんで花びらのベッドにするんだ」と、🐜の様子を見つめながら、なぜ?がたくさん出てきます。

紫や白、ピンクを含む多彩な花が咲くように球根を仕入れたはずでしたが、赤い花がたくさん咲きました。まだつぼみもあるのでこれからが楽しみですね。

「Yちゃんはどの色のチューリップが好き?」「このお花の中にあるのは何だろう?」

学年を越えて、女の子達が🌷を見ながら楽しくお話を交わしています。

「お花の蜜にアリさんがきてるのかな」  さて、こちらはリンゴ🍎ケーキをつくっていた年中児さん達。さあ、どうぞ、とお招きしてくれました。

お砂場のバケツの底にクスノキの葉+お砂を入れて、固めてひっくり返すと美味しそうなクスノキプリンの出来上がり。 園庭にはクスノキの大木が数本あり、掃いても掃いても上から落ちてくる春落ち葉の季節を迎えています。

あか、はだいろ、きみどり、みどり、おれんじ、など、色とりどりのクスノキの春落ち葉。手のツメで穴を開けたり、ちぎるととてもよい香りがするクスノキ科の葉。女の子はこの辺りの感性が敏感で、お鼻に葉を近づけては「ほんと、いいにおい💗」と言ってくれます。

さて、年長児の男の子が春のキノコを見つけました。こちらも毎年この時季になると同じく石垣辺りにお目見えします。「毒キノコだ~」と歓声が上がっています。 そっと枝でつついてみています。

アップ写真。こちらは網のようなカサを持つ「アミガサダケ」です。フランス料理にも時折出てくる貴重な食材。勿論食べることができます。

階段のこちらは女の子達。なにを一緒に見ているのかというと、小さなハナバチでした。今はクマンバチが園庭の上を飛ぶことがありますがクマンバチは仲間と縄張りを主張して飛びますが刺さないので大丈夫です。これはあまりに小さくで可愛いハチだから「さわってもいいの?」と聞きます。小さくて可愛らしいけどまだ生きているから見るだけにしよう、と言って、葉の上にのせてから苔の中にのせてあげました。

滑り台で風を切る感覚を楽しんでいる年少児達。 アスレチック横の滑り台もみんなで順番に滑って遊びました。ちょっとこわい子も先生と一緒に滑ったり、勇気を出してシューッ、と滑り下ります。「はーい、おいで」と先に滑った子が手を広げてくれるのが嬉しいですね💕

ジャングルジム、グローブジャングルを次々に楽しむ年少児さん。高い場所も平気な女の子。しっかり鉄棒を手で持ってのぼります。決して急がずゆっくり、じっくりと自ら手堅く試しています。

ひみつの庭の北側奥に咲いている口紅水仙。赤い縁取りがまるで口紅のよう。 右写真は同じくひみつの庭のダイオウグミの白い花。秋には赤いグミの実がなります。

ひみつの庭の奥に昨秋に現年長児達が植えたチューリップ🌷が今満開です。陽の方を向いてとてもよく咲いています。「おはながわらった」をここでみんなで歌うなんて素敵かも!

ビオトープの水の中のカエルさん(石製)。色とりどりのクスノキの葉とミツバツツジに包まれて😊

花期が長い園庭の八重シダレザクラ。今しばらく楽しませてくれます。
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未就園児対象 子育て支援 “親子登園”スタート(2017.4.17月曜日)

お山の石段を下から登ってきていただくと、一番近くに見える第四園舎のプレイルーム。

春休みに入った4月22日(水)から大工さん、塗装屋さん、インテリアの方と順に打ち合わせを行い手入れをしました。小さな赤ちゃんが来られても横になっていただけるよう、また冬場もひんやりしないようにフロアをカーペット敷きにしました。

幼稚園に今あるおもちゃとは別に、春休みの間に子どものコーナーに何度か出向き、少しずつ園の仲間として連れてまいりました😊。窓からは下鴨神社方面や西山の景色が広がり、京都市街が見えます。

昔からこちらのプレイルームの備品として使用していた本棚、おもちゃ棚などをできるだけ再利用リフォームし、おもちゃ棚は下に適当な大きさのカゴを5個並べ、おもちゃの取り出し、お片づけがし易いようにしました。 子ども用品コーナーから連れてきたお人形は、ファネットとアデールという名前がついているフランスのお人形。フランスでは子供服の生地の端切れでお母さんやおばあちゃんが手作りでお人形やぬいぐるみを作られるのだそうです。そんな手作りイメージで優しい抱き心地がよいお人形。みんなに抱っこしてもらえますように。

こちらのネコちゃんも同じコーナーにいたもの。淡いパープルが優しく棚の上に鎮座しています。みんなに覚えてもらえますように。

ドールハウスはお部屋奥の古くて大きなドイツ製のものと二つあります。こちらはこの度新入りのドールハウス。


中に入っているものはなにかな😊 木製の汽車🚃、レール、おままごとの材料、ボーリング人形など・・・。

ある夕暮れ近い時。お部屋の奥から玄関方向を。

積木、シロフォン、木製おもちゃなど。音が鳴るものでみんなでお歌をうたいましょうか。

さて本日10時過ぎ。幸い雨がまだ降らず、窓を開けると爽やかな風が入ります。こののち、次々に親子でお山を登ってきて下さり約10組の親子が和やかに集って下さいました。じっくりと色んなおもちゃを手にしながら、集中して遊んでおられました。

最後には智美先生からの紙芝居がありましたが、こちらも皆さん集中してご覧になっておられました。

今日の夜の雨で、サクラ、ミツバツツジも大分花びらを落とすでしょう。新緑の爽やかな緑が少しずつ見られ、日に日に春の季節がすすんでいくお山の中です。明日はこの雨があがり、太陽の陽射しがきっと顔をのぞかせてくれますよう願っています。

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