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2011.11.30

11月30日(水) / バラの葉の雫・ヒメヤママユの羽化・園内通信


          < 葉の雫 / イングリッシュローズ パットオースチン >

朝外にでると、パラの葉に透明のビーズのような水滴がついているのを娘と発見。すべての葉にこのような雫がついていたのに感動して、思わずカメラでパチリ。
根から吸い上げた水分が葉脈をとおって出てきたのでしょうか。
一粒ずつがとてもきれいに並んでいました。
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〔ヒメヤママユが羽化していたよ!〕
今年の初夏6月末頃のこと、お庭で月Bクラスのみんながサクラの木の下に落ちていたヒメヤママユ(大型のガ)の幼虫を見つけ、のりこ先生と一緒に大きなケースに落ち葉を敷いてサクラの葉を入れてクラスで育てることになりました。しかし、次の日には落ち葉の中で早々とサナギになってしまったのでした。

クラスでは、みんなで「まゆちゃん」と名前をつけて大切に見守っていたところ、サナギはなかなか羽化する気配がないまま9月10月が過ぎ、まゆちゃんが上手く大人になれずに残念だったね・・と、クラスの中でお話をしたこともありました。
そして、そのまま先生がケースを職員室に引き上げ預かっていた先週の11月25日金曜日・・・。ケースの中で何かが動いているのをまみ先生が気づき、見ると大きく立派なガに羽化していた「まゆちゃん」の姿があったそうです!

普通、チョウは二週間ほどで羽化しますが、ガは羽化に随分時間がかかるようです。まゆちゃんは約5ケ月のサナギ期間を過ごしたことになります。
片方の前ばねの長さは約5㎝ほどもあり、後ろばねを広げたらさらに大きくなり4つの紋が現れ、ヤママユガ属ではとても美しいと言われています。

    <ヒメヤママユ>  ヤママユガ科  学名 Saturnia jonasii

週末を経て早速子どもたちにのりこ先生がお披露目し、サナギのまゆちゃんが立派な大型のガに変身した姿をみんなで見ることが叶いました。子ども達は「よかったね」「お誕生日おめでとう」などと口々に声をかけながら、幼虫→サナギ→成虫へと変化する過程をクラスみんなで観察するよい経験となったようでした。
 
春から夏に見られるヒメヤママユの終齢幼虫の体は、きれいな黄緑色でふさふさしています。チョウと違ってガは土にもぐってサナギになるので、きっとまゆちゃんはそろそろサナギになるつもりで木から降りたところが土ではなくコンクリートの上だったのでしょう。

カラスなどに狙われることなく、運良く子どもたちに発見され守られながら羽化することができた幼虫。ヤママユガの仲間は、幼虫時代に葉をしっかり食べて栄養を蓄え、成虫になってからは何も食べずに過ごします。口が退化してなくなっているからだそうです。
そして、短い二週間の命の間に、オスとメスが出会い子孫を残します。

まゆちゃんは、クラスのみんなでつけた可愛い名前の通りヒメヤママユの女の子でした(オスは羽毛状の触角がついている)。
短い命を精一杯生きて、今頃、夜のお山の中を飛びながらたくさんの卵を産んでいるかも知れません(^_^)。
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本日は、園内通信「お知らせ61」「お知らせ62」をお出ししました。
内容は、
「お知らせ61」
◇ お招き会出演について
「お知らせ62」
◇ 園長先生との家庭教育相談について

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