2011.12.09
12月9日(金) / リュウゼツランの花が咲いたよ!・アリジゴクのすみか!・園内通信
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<リュウゼツラン>(竜舌蘭)
リュウゼツラン科
学 名 Yucca gloriosa
英 名 Spanish dagger
原産地 メキシコ 北米南部
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私が知るこの約25年ほどの間に、咲いた姿は一度として見たことがなかった園内の「リュウゼツラン」。現在、株の中から見上げる高さで白い花が開花しているのが見られます。高さはおよそ3メートルほどあるでしょうか。
12月に入り、下の方の花は少しずつ枯れ落ち、お庭あそびのときに子どもたちが手にとって見ている姿も見られますが、上の方は今でも咲いています。
日本には明治初めに渡来したそうですが、成長が大変遅く滅多に咲くところに出会えないため、英名では「century plantセンチュリープラント(100年に一度咲く花の意味)」と呼ばれているそうです。実際には開花は60年に一度ほどだそうですが、いずれにしても今年は当たり年です。
別名「あつばきみがよらん (厚葉君が代蘭)」、「ユッカ」とも呼ばれ、白い花はメキシコでつくられるテキーラ(蒸留酒)の原料でもあります。花が伸びる前に収穫しデンプンが蓄えられた花茎を蒸し、できた液体を発酵したものがテキーラ酒として飲まれているそうです。
過日、園内で繰り広げられた“お買い物ごっこ”のときにも、青空の下、園庭の隅から子どもたちを見守るように美しく白く咲いていましたが、半世紀~100年に一度咲くというリュウゼツランの花。そう思うと、とても嬉しく幸運が訪れるようなワクワク感があります。
各クラスでも、この植物についてのお話が担任の先生からあったかも知れませんが、竜の舌のように細長い葉のリュウゼツラン。
子どもたちが大きくなった頃、幼稚園の隅に咲いたこの花のことがチラリとでも記憶の隅に残っているとすれば、いつも子どもたちと一緒に過ごしたリュウゼツランは何より嬉しく思うのではないかと思います。
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〔アリジゴクのすみか〕
この中に、すり鉢状になった小さな穴が見えますか? 少しずつ大きさも違います。
12月も半ば近く。いよいよ寒くなりましたが、お庭は相変わらず賑やかな毎日です。
落ち葉の下に隠れている虫を探したり、子孫に命を残して越冬するサナギや昆虫の卵を観察したり・・・。園の図鑑を片手に、また、重さも何のその!と、お家から手提げに入れて毎日持参している大型のmy昆虫図鑑を持ってかけ回るTくんたちの微笑ましい姿があります。
これは、園内の驚くような場所(ヒミツ)でウスバカゲロウの幼虫(アリジゴク)が獲物をとらえるためにつくった巣です。園内の他の場所にもこのようなアリジゴクの巣が存在し、それらを折に触れ観察を続けているのは年長児Hちゃんたち。寒くなったので好物のアリの姿もほとんど見られません。いったい何が捕獲できるのでしょうか。とても不思議ですね。
表向きには昆虫が姿を消す冬になりましたが、生き物はさまざま形で息づいて命をつなぐための工夫をしています。
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本日は、園内通信「お知らせ63」をお出ししました。
内容は、
◇ 「クラスお楽しみ会」で使用するお菓子について
◇ お招き会の送り迎えについて
◇ 子どもたちの健康について
◇ 有馬龍子バレエ団公演ご案内ついて(チラシあり)
◇ 第2回家庭教育セミナー開催のお知らせ(別紙あり)
◇ インフルエンザ予防について